JPH10325605A - ガラスヒータ - Google Patents

ガラスヒータ

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Publication number
JPH10325605A
JPH10325605A JP13627897A JP13627897A JPH10325605A JP H10325605 A JPH10325605 A JP H10325605A JP 13627897 A JP13627897 A JP 13627897A JP 13627897 A JP13627897 A JP 13627897A JP H10325605 A JPH10325605 A JP H10325605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
glass
heater
heater body
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP13627897A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Hironaka
泰雅 弘中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP13627897A priority Critical patent/JPH10325605A/ja
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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラスヒータの加熱を均一且つ効果的に抑制
することにより、出力の向上を図る。 【構成】 ガラス板11の裏面に発熱抵抗体12が設け
られたヒータ本体10の裏面に放熱板20を接合する。
放熱板20の裏面に放熱フィン30,30・・を設け
る。ヒータ本体10の発熱温度分布に応じて、放熱フィ
ン30,30・・の表面積を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気暖房機等にお
ける発熱源として使用されるガラスヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】電気ヒータの一つとしてガラスヒータが
ある。このガラスヒータは、図6に示すように、ガラス
板1の裏面に発熱抵抗体2を線状に被覆すると共に、発
熱抵抗体2の保護及び絶縁を目的として、発熱抵抗体2
の上からガラス板1の裏面全体にシリコンゴム3を被覆
した構造になっている。
【0003】ガラスヒータは赤外線ランプといった他の
電気ヒータと比べて薄型であるため、パネルヒータやや
ぐらこたつの如き厚みを制限する必要がある電気暖房機
の発熱源として特に好適であるが、その反面、次のよう
な欠点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来一般の電気ヒータ
と比べて、耐熱温度が180℃程度と低い。そのため、
180℃以上の高い温度での使用ができず、これによる
出力の制限が加熱効率の低下の原因になる。
【0005】ガラスヒータでの耐熱温度が低いのは、発
熱抵抗体2の保護及び絶縁を目的としてガラス板1の裏
面に被覆されるシリコンゴム3の耐熱温度が180℃程
度と低いことによる。
【0006】シリコンゴム3の耐熱温度が低くても、そ
のゴム全体が均一に加熱される場合は、比較的効率的な
加熱が可能であるが、ガラスヒータが縦向きで使用され
る場合は、縦方向で加熱温度分布が不均一になり、局部
的な温度上昇のために、加熱効率の著しい低下を招く。
【0007】即ち、縦向きのガラスヒータを強制的に冷
却しないで使用する場合は、自然対流により上部ほど高
温になり、シリコンゴム3の最上部が局部的に限界温度
に達するため、他の部分が限界温度に至っていなにもか
かわらず、出力が制限されるるのである。
【0008】シリコンゴム3の冷却を促進するために、
ガラスヒータの裏面側に上から下へ冷却用の空気を流通
させる場合があるが、この場合は逆にシリコンゴム3の
下部ほど高温になるので、依然として加熱温度分布の不
均一が残り、これによる加熱効率の低下が問題になる。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、裏面側での放熱を促進することにより、シリ
コンゴムの温度上昇を防ぎ、加熱効率の向上を可能にす
るガラスヒータを提供することを目的とする。
【0010】本発明の他の目的は、温度分布の不均一を
解消することにより、加熱効率の更なる向上を可能にす
るガラスヒータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるガラスヒ
ータは、ガラス板の裏面に発熱抵抗体が設けられたヒー
タ本体と、ヒータ本体の裏面に接合された放熱板と、放
熱板の裏面に並列状に突設された複数の放熱フィンとを
具備することを特徴としている。
【0012】複数の放熱フィンは、その表面積をヒータ
本体の温度分布に応じて長手方向(空気移動方向)で変
化させることが可能である。
【0013】放熱板及び放熱フィンの材質としては、熱
伝導率の高い金属が好ましく、なかでも赤外線に対する
反射効率の高いアルミニウム系金属等の熱の良伝導材料
が好ましい。
【0014】本発明にかかるガラスヒータでは、ヒータ
本体の裏面に放熱板が接合されると共に、その放熱板の
裏面に複数の放熱フィンが並列状に突設されていること
により、裏面側での放熱が促進され、ヒータ本体の温度
が低下するので、その分、出力を上げることができる。
【0015】複数の放熱フィンの長手方向における表面
積を変化させる場合は、その変化により局部的な高温部
分が除去され、その温度分布が均一化されることによ
り、更なる出力アップが可能となる。
【0016】放熱板は、ヒータ本体の発熱抵抗体から裏
面側に放射された熱線を表面側へ反射させるレフレクタ
としても機能し、この点からも加熱効率の向上を図るこ
とができる。特に、この放熱板がアルミニウム系金属等
の熱の良伝導材料からなる場合は、その金属の熱伝導率
が高く、高い放熱性が得られる上に、赤外線に対する反
射率が高いので、前述したレフレクタ機能も高い。従っ
て、特に高い加熱効率が得られる。
【0017】ガラスヒータの裏面側にレフレクタを設け
た場合、そのレフレクタで反射される熱線によりガラス
ヒータが加熱され、逆にその加熱効率が低下するおそれ
があるが、放熱板の裏面に放熱フィンを設けた場合はそ
の懸念が取り除かれる。
【0018】なお、アルミニウム系金属とは、純アルミ
ニウム及びアルミニウム合金の両方を意味する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に
かかるガラスヒータの斜視図、図2は本発明の第1の実
施形態にかかるガラスヒータの側面図である。
【0020】第1の実施形態にかかるガラスヒータは、
図1及び図2に示されるように、薄板状のヒータ本体1
0と、ヒータ本体10の裏面全体に接合された放熱板2
0と、放熱板20の裏面に並列状に突設された複数の放
熱フィン30,30・・とを具備している。
【0021】ヒータ本体10は、ガラス板11と、ガラ
ス板11の裏面に被覆された線状の発熱抵抗体12と、
発熱抵抗体12を保護し且つ絶縁するために、発熱抵抗
体12の上からガラス板11の裏面全体に被覆された絶
縁保護層13とからなる。
【0022】線状の発熱抵抗体12は、隣接する2本の
線状部が平行となるように蛇行形状に設けられており、
その両端部は電極部になっている。絶縁保護層13はこ
こではシリコンゴムからなる。
【0023】ヒータ本体10の裏面に接合された放熱板
20は、ここではアルミニウム系金属板からなり、ヒー
タ本体10の絶縁保護層13上にシリコン系接着剤等の
耐熱性接着剤を用いて接着されている。
【0024】複数の放熱フィン30,30・・は、放熱
板20の縦方向に延びる複数の凸条を放熱板20の横方
向に等間隔で並べた構成であり、放熱板20の裏面には
ロウ付けにより接合されている。そして各放熱フィン3
0の、放熱板20の裏面からの突出量は、放熱フィン3
0の全長にわたって一定である。
【0025】第1の実施形態にかかるガラスヒータにお
いて、ヒータ本体10の発熱抵抗体12に通電を行う
と、その発熱抵抗体12からヒータ本体10の表面側及
び裏面側に熱線が放射される。
【0026】発熱抵抗体12からヒータ本体10の裏面
側に放射された熱線は、その裏面側に配置された絶縁保
護層13を加熱し、その温度を上昇させるが、絶縁保護
層13の裏面には放熱板20が接合され、且つ放熱板2
0の裏面には複数の放熱フィン30,30・・が突設さ
れているので、絶縁保護層13の裏面側への放熱が促進
され、その最高加熱温度が低下する。その結果、ヒータ
本体10の出力を従来より高めることが可能となり、こ
れにより加熱効率が向上する。
【0027】また、放熱板20は赤外線に対する反射率
の高いアルミニウム系金属等の熱の良伝導材料からなる
ので、発熱抵抗体12からヒータ本体10の裏面側に放
射された熱線は、放熱板20により正面側へ効率よく反
射される。そのため、正面側での熱線利用効率が上が
り、この点からも加熱効率が向上する。
【0028】図3及び図4は本発明の第2及び第3の実
施の形態にかかるガラスヒータの側面図である。
【0029】第2及び第3の実施形態にかかるガラスヒ
ータは、各放熱フィン30の、放熱板20の裏面からの
突出量が、長手方向において一定ではなく、長手方向の
一端から他端へ漸次増大する点が、第1の実施形態にか
かるガラスヒータと相違する。
【0030】即ち、図3に示された第2の実施形態にか
かるガラスヒータにおいては、そのガラスヒータが縦向
きに配置されると共に、各放熱フィン30の、放熱板2
0の裏面からの突出量が、ガラスヒータの下から上へ漸
次増大している。これにより、各放熱フィン30の表面
積は、ガラスヒータの上部ほど増大する。このようなガ
ラスヒータは、その裏面側を自然冷却する場合に特に有
効である。
【0031】なぜなら、縦向きに配置されたガラスヒー
タの裏面側を自然冷却する場合、ガラスヒータは対流に
より上部ほど高温になるが、第2の実施形態にかかるガ
ラスヒータにおいては、各放熱フィン30の表面積が上
部ほど増大し、その上部ほどガラスヒータの放熱が促進
され、上下方向における加熱温度分布が均一化されるか
らである。この均一化のため、局部的な高温による出力
制限が回避され、これによる出力増大も可能になる。
【0032】一方、図4に示された第3の実施形態にか
かるガラスヒータは、各放熱フィン30の、放熱板20
の裏面からの突出量が、縦向きに配置されたガラスヒー
タの上から下へ漸次増大する点が、第2の実施形態にか
かるガラスヒータと相違する。このようなガラスヒータ
は、その裏面側を上下方向に強制空冷する場合に特に有
効である。
【0033】即ち、縦向きに配置されたガラスヒータの
裏面側を強制空冷する場合、冷却用空気が上から下へ流
通されるため、ガラスヒータは下部ほど高温になるが、
第3の実施形態にかかるガラスヒータにおいては、各放
熱フィン30の表面積が下部ほど増大し、ガラスヒータ
の放熱が促進されるので、上下方向における加熱温度分
布が均一化される。従って、この場合も局部的な高温に
よる出力制限が回避され、これによる出力増大が可能に
なる。
【0034】図5は本発明の第4の実施形態にかかるガ
ラスヒータの側面図である。
【0035】第4の実施形態にかかるガラスヒータは、
放熱板20の裏面に突設された複数の放熱フィン30,
30・・の長手方向一部で、表面積が変化している点
が、上述したガラスヒータと相違する。このように構成
することにより、放熱フィン30,30・・・の表面積
が大きい部分ほど放熱が促進されるので、その部分の局
所的な高温による出力制限が回避され、これによる出力
増大が可能になる。
【0036】このガラスヒータのように、本発明にかか
るガラスヒータにおいては、ガラスヒータ10の温度分
布に応じて放熱フィン30,30・・の長手方向一部分
で表面積を変化させたり、更には放熱フィン30,30
・・のうちの一部フィンで表面積を変化させることが可
能である。
【0037】なお、上述した実施形態では、複数の放熱
フィン30,30・・をロウ付けにより放熱板20の裏
面に接合しているが、押し出し成形等により放熱フィン
30,30・・を放熱板20の裏面に一体的に形成する
ことも可能である。
【0038】逆に、放熱フィン30,30の表面積を変
化させることにより、一部の温度は高く、他の部分の温
度は低くするというように、不均一な加熱を行うことも
可能になる。
【0039】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明にかかるガ
ラスヒータによる場合には、ヒータ本体の裏面に放熱板
が接合されると共に、その放熱板の裏面に複数の放熱フ
ィンが並列状に突設されているので、裏面側での放熱が
促進され、ヒータ本体の温度が低下する。その結果、ヒ
ータ出力のアップが可能となる。また、ヒータ本体の発
熱抵抗体から裏面側に放射された熱線が放熱板により表
面側へ反射され、放熱板がフレクタとしても機能する。
これらのため、表面側での加熱効率が著しく向上する。
【0040】請求項2に記載のガラスヒータによる場合
には、複数の放熱フィンの長手方向における表面積が変
化することにより、局部的な高温部分が除去され、その
温度分布が均一化されることにより、ヒータ出力の更な
るアップが可能となる。
【0041】請求項3に記載のガラスヒータによる場合
には、放熱板及び放熱フィンがアルミニウム系金属等の
熱の良伝導材料からなり、その伝熱効率及び熱反射効率
が高いので、特に高い加熱効率が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるガラスヒータ
の概略的斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかるガラスヒータ
の概略的側面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態にかかるガラスヒータ
の概略的側面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態にかかるガラスヒータ
の概略的側面図である。
【図5】本発明の第4の実施形態にかかるガラスヒータ
の概略的側面図である。
【図6】従来のガラスヒータの概略的側面図である。
【符号の説明】
10 ガラスヒータ 11 ガラス板 12 発熱抵抗体 13 絶縁保護層 20 放熱板 30 放熱フィン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板の裏面に発熱抵抗体が設けられ
    たヒータ本体と、ヒータ本体の裏面に接合された放熱板
    と、放熱板の裏面に並列状に突設された複数の放熱フィ
    ンとを具備することを特徴とするガラスヒータ。
  2. 【請求項2】 前記放熱フィンは、その表面積が長手方
    向において変化することを特徴とする請求項1に記載の
    ガラスヒータ。
  3. 【請求項3】 前記放熱板及び放熱フィンは、アルミニ
    ウム系金属等の熱の良伝導材料からなることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のガラスヒータ。
JP13627897A 1997-05-27 1997-05-27 ガラスヒータ Pending JPH10325605A (ja)

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JP13627897A JPH10325605A (ja) 1997-05-27 1997-05-27 ガラスヒータ

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JP13627897A JPH10325605A (ja) 1997-05-27 1997-05-27 ガラスヒータ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1313352A2 (de) * 2001-11-14 2003-05-21 Lucht LHZ GmbH & Co. KG Beheizbares Flächenelement mit einem plattenförmige Wärmeträger und einem darin eingebetteten Heizleiter

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1313352A2 (de) * 2001-11-14 2003-05-21 Lucht LHZ GmbH & Co. KG Beheizbares Flächenelement mit einem plattenförmige Wärmeträger und einem darin eingebetteten Heizleiter
EP1313352A3 (de) * 2001-11-14 2005-04-13 Lucht LHZ GmbH & Co. KG Beheizbares Flächenelement mit einem plattenförmige Wärmeträger und einem darin eingebetteten Heizleiter

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