JPH10325328A - 2サイクルエンジンの排気制御弁構造 - Google Patents

2サイクルエンジンの排気制御弁構造

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JPH10325328A
JPH10325328A JP9150468A JP15046897A JPH10325328A JP H10325328 A JPH10325328 A JP H10325328A JP 9150468 A JP9150468 A JP 9150468A JP 15046897 A JP15046897 A JP 15046897A JP H10325328 A JPH10325328 A JP H10325328A
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control valve
exhaust control
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羊一 石橋
Masahiro Asai
正裕 浅井
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D13/00Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
    • F02D13/02Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
    • F02D13/028Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation for two-stroke engines
    • F02D13/0284Variable control of exhaust valves only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気制御弁機構を簡易な構造で構成してシリ
ンダブロックの小型化を実現し、排気の円滑な流れを実
現する。 【解決手段】 排気ポート39に連通する排気通路を、
排気ポート39の中心軸線と交叉する方向に延在する第
1通路部44と、排気ポート39と第1通路部44とを
連通する第2通路部43と、から構成し、排気制御弁4
0を第1通路部44内に設けて、排気制御弁40の回転
中心を第1通路部44の延在方向と平行としている。そ
して、排気制御弁40が回転変位することによって、第
1通路部44と第2通路部43とを連通させている連通
開口45の面積を可変とし、活性熱雰囲気燃焼による制
御や排気タイミングの制御等を行う。これにより、シリ
ンダブロックの排気ポート近傍に排気制御弁を設けるた
めの軸受部や窪み部等といった複雑な加工を施す必要は
なく、シリンダブロックを小型化できるとともに、排気
通路の内周面を平滑なものとすることができて排気を円
滑に流すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ポートに通じ
る排気通路の断面積を可変にする排気制御弁を備えた2
サイクルエンジンに関し、特に、2サイクルエンジンに
対して排気制御弁を合理的に設けるための構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】2サイクルエンジンは、構造や機構が比
較的単純である等といったことから、小型にして高出力
を得ることができるエンジンとして知られており、例え
ば自動二輪車や小型船舶の原動機として広く用いられて
いる。このような2サイクルエンジンでは、その排気ポ
ート部分に弁を設け、当該弁を開閉することにより排気
を制御し、エンジンを良好な状態で運転させる技術が知
られている。
【0003】例えば、特開平7−71279号公報、特
開平7−180556号公報、特公平7−35726号
公報に記載される2サイクルエンジンでは、排気ポート
の上縁付近の排気通路内壁に排気ポートを開閉する排気
制御弁を設け、エンジンの低速・低負荷運転時には、排
気制御弁で排気ポートを略全閉とすることにより、気筒
内圧力を適正に制御して燃焼室内に残留した既燃ガスの
熱エネルギーで燃焼室内の新気を活性化させて、自己着
火燃焼を行わせる活性熱雰囲気燃焼を実現し、これによ
って、エンジンの燃費の向上及び排気ガスの浄化を実現
している。
【0004】また、例えば特開昭56−56915号公
報や特開平3−156122号公報に記載される2サイ
クルエンジンでは、排気ポートの上縁付近の排気通路内
壁に排気タイミングを変化させる排気制御弁を設け、エ
ンジンの高速運転時には排気制御弁を全開とし、排気ポ
ートが開き始める時期(排気タイミング)を進めて掃気
を促進させる一方、エンジンの低速運転時には排気制御
弁を若干閉め気味とし、排気タイミングを遅らせて新気
の吹き抜けを防止するようにしている。
【0005】上記のような2サイクルエンジンでは、排
気制御弁を枢軸で支持して排気ポートの上縁付近に設
け、排気制御弁を回転させることにより排気ポートの開
口面積を可変にしている。さらに、排気タイミングを制
御する場合には、特に、排気制御弁はその制御縁(すな
わち、排気ポートを開閉する縁部)が排気ポート内に臨
むようにできるだけ排気ポートに接近して設けることが
要求されることから、当該排気制御弁を支持する枢軸も
排気ポートの近傍に配設することが要求される。なお、
枢軸を排気ポートから離れた位置に配設する場合には、
排気制御弁の回転半径が大きくなって、可動部の剛性が
十分に得られないばかりか当該構造部分が大型化してし
まう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の2サイクルエンジンの排気制御弁構造にあ
っては、シリンダブロックの排気ポートの近傍位置に排
気制御弁を直接支持させているため、シリンダブロック
自体に軸受部等といった複雑な加工を施さなければなら
ず、また、排気制御弁の取付作業性も悪いという問題が
あった。また、シリンダブロック自体に軸受部や排気制
御弁を納めるための窪み部を形成しなれればならないた
め、シリンダブロックの大型化を招いていた。また、こ
れら軸受部や窪み部は、排気ポートに連なる排気通路に
臨んで設けられることから、当該排気通路の内周面が凸
凹となって、排気の円滑な流れを阻害し、また、排気脈
動効果を利用して排気効率を向上させようとする場合に
は、排気が円滑に流れないことによって所期の効果が得
られないという問題があった。
【0007】さらに、複数気筒のエンジンの場合には、
各気筒の排気制御弁を同期して駆動するために制御弁間
を連結させるが、各気筒の排気ポート近傍に各排気制御
弁が設けられていることから、当該連結機構が複雑な構
造となってしまうという問題があった。また、各気筒か
らの排気を排気マニホルドで集合させる場合には、排気
制御弁を設けているスペースによって、排気を集合させ
ることができる位置が排気ポートから離れた位置となっ
てしまうことから、排気マニホルドがシリンダブロック
から大きく張り出してパワーユニットが大型化してしま
うという問題があった。
【0008】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、排気制御弁を合理的な構造にて取り付けた2サイ
クルエンジンの排気制御弁構造を提供することを目的と
する。また、本発明は、排気制御弁の取付構造を単純化
し、製作性及び取付作業性等を向上させた2サイクルエ
ンジンの排気制御弁構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、複数の排気制御弁を一体物として構成
して上記の目的を達成し、また、排気制御弁の内部を排
気通路の一部に用いて、各気筒からの排気の集合を簡易
な構造にて実現する2サイクルエンジンの排気制御弁構
造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る2サイクル
エンジンの排気制御弁構造では、エンジンシリンダの壁
面に設けられた排気ポートに連通する排気通路に、当該
排気通路の断面積を可変にする排気制御弁を設けてい
る。そして、この排気通路を、排気ポートの中心軸線と
交叉する方向に延在する第1通路部と、排気ポートと第
1通路部とを連通する第2通路部と、から構成し、排気
制御弁を、第1通路部内に設けて、排気制御弁の回転中
心を当該第1通路部の延在方向と平行としている。すな
わち、本発明では、排気制御弁が回転変位することによ
って、第1通路部と第2通路部とを連通させている連通
開口の面積を可変とし、活性熱雰囲気燃焼による制御や
排気タイミングの制御等を行う。
【0010】したがって、シリンダブロックの排気ポー
ト近傍位置には排気制御弁を設けるための軸受部や窪み
部等といった複雑な加工を施す必要はなく、シリンダブ
ロックを小型化できるとともに、排気制御弁の取付作業
性が向上する。排気ポートに連なる排気通路の内周面を
平滑なものとすることができ、排気を円滑に流し、排気
脈動効果の利用効率を向上させることができる。
【0011】好適な一例として、本発明では、排気タイ
ミングを制御する2サイクルエンジンに適用され、排気
制御弁は、その回転軸線をエンジンシリンダの軸線と略
直交する方向と平行に配して設けられるとともに、排気
ポートに接近して設けられる。そして、排気制御弁が排
気ポートの上縁側から閉動作を行うことにより、エンジ
ンの排気タイミングを可変にする。したがって、上記の
作用効果を奏しつつ、更に、排気制御弁を排気ポートの
接近させて設けたことにより、排気タイミング制御を精
度よく行うことができる。
【0012】また、好適な他の一例として、本発明で
は、排気制御弁は、円筒状の部材で構成されて断面円形
の第1通路内に回転可能に納められるとともに、第1通
路部と第2通路部との間の連通開口を開放させる切欠開
口が形成され、第1通路部分では排気が排気制御弁の内
部をその回転中心軸方向へ流れる。したがって、上記の
作用効果を奏しつつ、更に、複数気筒のエンジンの場合
には、円筒状の部材にそれぞれの切欠開口を形成するだ
けで各気筒の排気制御弁を構成することができ、これら
排気制御弁の同期駆動も当該円筒状部材を回転させるだ
けで行うことができる。また、排気制御弁が排気ポート
からの排気を外部へ導く排気経路の一部を構成している
ことから、複数気筒のエンジンの場合には、排気制御弁
(第1通路部)が排気マニホルドを構成することとな
り、あえて排気集合構造を設計しなくとも、シリンダブ
ロックから排気経路をさほど張り出させない状態で排気
集合を実現することができる。
【0013】なお、本発明は、排気制御弁を有した2サ
イクルエンジンであれば、単気筒であるか多気筒である
かを問わず、いずれの場合においても適用することがで
きる。また、本発明は、排気タイミングを変更するため
の排気制御弁を備えた2サイクルエンジンや、活性熱雰
囲気燃焼を行わせるための排気制御弁を備えた2サイク
ルエンジンのみならず、例えば触媒による排気の浄化性
能を向上させるために排気温度に応じて排気制御弁で排
気ポートの開口面積を変更させる2サイクルエンジン
(特開平7−97912号公報)等、排気ポート開口面
積を変更させるための排気制御弁を備えた2サイクルエ
ンジンに広く適用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態に係る並列3
気筒の2サイクルエンジンを図面を参照して説明する。
なお、本実施形態では、特開昭62−59194号公報
や特開平5−246385号公報に記載されるように、
乗員が船体上に跨って乗船し、船体内に収容したエンジ
ンの駆動力により船体を推進させる鞍乗り式のジェット
推進ボートに搭載した3気筒2サイクルエンジンを例に
とって説明する。図1には本実施形態に係る鞍乗り式の
ジェット推進ボートをその一部を破断して示し、図2に
はそのA−A矢視断面の構造を示してある。
【0015】図示のように、船体1には、その略中央部
に操舵ハンドル2が設けられ、この操舵ハンドル2の後
部に鞍型の座席部3が設けられている。すなわち、乗員
は座席部3上に跨って着座し(なお、図2に示すように
乗員はステップ部7に足を載せた状態となる。)、操舵
ハンドル2を操作することにより、当該ジェット推進ボ
ートを操縦する。船体1は強化プラスチック(FRP)
等から形成されたロアハルパネル4とアッパーハルパネ
ル5とを上下から接合させた構造であり、内部に空間6
が形成された浮力体構造となっている。なお、アッパー
ハルパネル5の座席部3の側部にあたる部分はステップ
部7に形成され、空間6のステップ部7の下方にあたる
部分には浮力体フロート8が充填されている。
【0016】船体1内の空間6にはエンジン9等から成
るパワーユニットが納められており、良好な操舵感を得
るための船体重心位置や船体の後端部に設けられるジェ
ット推進機10との配置関係等から、エンジン9は座席
部3の下部に形成されている比較的狭い空間6に配設さ
れている。ジェット推進機10は、船底に開口した取水
口11から船体後端に開口したジェットノズル12に至
る流路を形成して、当該流路内にインペラ13を回転自
在に収容し、このインペラ13をドライブシャフト14
を介してエンジン9のアウトプットシャフト15に接続
した構造である。なお、図1中に示す、16はドライブ
シャフト14を水密性をもって回転自在に支持するシー
ル部材である。したがって、エンジン9によりインペラ
13が回転駆動されると、取水口11から取り入れられ
た水がジェットノズル12から勢いよく噴出され、これ
によって船体1が前方へ推進される。
【0017】エンジン9は3つ気筒をクランクシャフト
に対して並列に配した2サイクルエンジンであり、クラ
ンクシャフトを船体1の前後方向へ延設させて、座席部
3の下部に形成される断面略逆錐形の空間6内に各気筒
のシリンダ軸線を船底中央の逆錐形の頂部に指向する態
勢で配設されている。エンジン9は、クランクケース2
3の上方にシリンダブロック24とシリンダヘッド25
とが順次重ねて一体に結合されており、クランクケース
23をエンジンハンガ26に取り付け、エンジンハンガ
26をマウンティングブロック27を介してロアハルパ
ネル4に形成されたボス28に取り付けることにより、
船体1に取り付けられている。
【0018】図2及び図3に詳示すように、エンジン9
のシリンダブロック24に形成された3つのシリンダ孔
29にはそれぞれピストン30が摺動自在に嵌装されて
おり、各ピストン30はクランクシャフト31にコネク
ティングロッド32を介して連結されている。したがっ
て、ピストン30の昇降に伴ってクランクシャフト31
が回転駆動され、この回転駆動力がアウトプットシャフ
ト15から出力されてインペラ13が回転駆動される。
なお、図3に示すように、本例では、3気筒エンジン9
の各気筒の行程位相角を120度ずつずらせてあり、例
えば、中央の気筒のピストン30が最上位置であれば、
左側の気筒のピストン30が最下位置から少し上まで上
昇した位置、右側の気筒のピストン30が最下位置から
少し上まで下降した位置、といった行程位相角となる。
このように120度の行程位相角をもたせることによっ
て、排気チャンバを設けずとも、排気脈動効果を得るこ
とができる。
【0019】シリンダブロック24の一方の側面(図2
中の左側面)には各気筒に対応して吸気ポート33が設
けられており、これら吸気ポート33内にはそれぞれリ
ード弁34が設けられている。各吸気ポート33には吸
気マニホルド35を介してそれぞれ気化器36が接続さ
れており、気化器36の上流にはエアークリーナ37が
接続されている。なお、気化器36には燃料タンク38
からの燃料が供給されるようになっている。したがっ
て、操舵ハンドル2に付設されたスロットルレバー(図
示せず)を操作することにより気化器36のスロットル
弁開度が調整され、エアークリーナ37からの空気に気
化器36で燃料が混合され、当該混合気がリード弁34
及び吸気マニホルド35を介してクランクケース23内
に供給される。
【0020】図4及び図5に詳示するように、シリンダ
ブロック24の他方の側面(図2中の右側面)には各気
筒に対応して排気ポート39が設けられており、各気筒
の排気ポート39は、各気筒毎にシリンダブロック24
に形成された第2排気通路部43にそれぞれ連通してい
る。また、シリンダブロック24の側面部は若干膨出し
た形状となっており、当該膨出部41の内部には排気ポ
ート39の中心軸線と交叉する方向に延在する第1排気
通路部44が形成されている。この第1排気通路部44
にはその側面から各第2排気通路部43が連通してお
り、各気筒の排気ポート39からの排気がそれぞれ第2
排気通路部43を通して第1排気通路部44で集合され
るようになっている。すなわち、第1排気通路部44と
第2排気通路部43とにより、排気マニホルド構造が形
成されている。
【0021】ここで、第1排気通路部44と第2排気通
路部43との各連通部を連通開口45と称し、後述する
ように、これら連通開口45が排気制御弁で排気通路断
断面積を変更する際の制御対象位置となる。また、各第
2排気通路部43は一方が排気ポート39で他方が連通
開口45であり、各第2排気通路部43の形状は排気ポ
ート39の曲面と連通開口45の曲面とをつなぐ鞍型と
なっている。
【0022】第1排気通路部44は断面形状が円形の通
路であり、この第1排気通路部44内には円筒形状の部
材で構成された排気制御弁40が軸受46を介して回転
自在に納められている。また、排気制御弁40の円筒側
面部には各連通開口45に対応する3つの切欠開口47
が形成されており、第1排気通路部44と第2排気通路
部43とは連通開口45及び切欠開口47を通して連通
する。すなわち、第1排気通路部44と第2排気通路部
43で構成される排気マニホルドの一部の通路部分(集
合部)は、排気制御弁40の内部通路によって構成され
ている。
【0023】なお、排気制御弁40は後述するように駆
動されてその円筒軸(第1排気通路部44の延在方向と
平行な軸)を中心として回転し、切欠開口47の縁部
(制御縁部)が連通開口45を上方(すなわち、本例で
は排気ポート39の上方)側から塞ぐことにより、連通
開口45を全開させた状態と全閉させた状態の間でその
開口面積を変更する。すなわち、後述するシリンダ装置
によって船速に応じて揺動駆動され、船艇の運転状況に
応じた最適な排気開口率となるように排気制御弁40が
排気通路の開口面積を制御し、低速・低負荷運転時に排
気通路(実質的には排気ポート)を略閉塞させて活性熱
雰囲気燃焼を行わせ、燃費の向上や排気の清浄化を実現
する。
【0024】上記のような構造で排気制御弁40を設け
たことにより、排気ポート39の近傍部分に排気制御弁
を設けるための窪み部や軸受部を設けることがなくなる
ため、これらを設けることによって生じていたシリンダ
ブロック24の大型化を回避し、また、排気の流れの阻
害を防止することができる。すなわち、第2排気通路部
43は、少なくとも、シリンダ孔の内周面に沿った排気
ポート39の曲面と第1排気通路部44の内周面に沿っ
た連通開口45の曲面を吸収するための空間として構成
されることから、この最低限の要求を満たすように第2
排気通路部43の長さを極力短くして、シリンダブロッ
ク24を小型化することができるとともに、排気の流れ
を阻害することなく排気制御弁40の制御縁部47を排
気ポート39の至近位置に設けることができる。さら
に、本例のように多気筒エンジンとした場合にあって
も、従来のように個々の排気制御弁を連結する必要がな
くなり、エンジン回りの構造を簡素化して、パワーユニ
ットの小型化を実現することができる。
【0025】本例では、図4に示すように、第2排気通
路部43内に当該排気通路43を比較的断面積が大きい
上側通路部43aと比較的断面積が小さい下側通路部4
3bとに二分するリブ69を設けており、排気制御弁4
0を回転変位させることにより、切欠開口47で連通開
口45を完全に解放して上側通路部43aと下側通路部
43bとが開通した全開状態、切欠開口47の制御縁部
をリブ69まで降ろして下側通路部43bだけが開通し
た中間状態、切欠開口47の制御縁部を更に降ろして上
側通路部43aと下側通路部43bとが閉塞された全閉
状態、が得られる。
【0026】上記した第1排気通路部44はその一端で
シリンダブロック24に形成した開口48を介して排気
チャンバ42に接続されている。また、排気チャンバ4
2は船体後端部に設けられたサイレンサ(図示せず)に
接続されており、排気ポート39からの排気が第2排気
通路部43、第1排気通路部44(排気制御弁40の内
部通路)、排気チャンバ42、サイレンサを介して図外
の排気口から船体1の外部へ排出されるようになってい
る。すなわち、第1排気通路部44では排気が排気制御
弁40の内部をその回転中心軸方向へ流れて排出され
る。なお、本例では、シリンダブロック24への加工が
容易なように、第1排気通路部44は膨出部41を貫通
する筒状に形成してあるが、排気制御弁40を底板40
aを有した有底な円筒管とし、この底板40aによって
第1排気通路部44の他端に形成されている開口48a
を閉塞している。
【0027】また、図4に示すように、排気マニホルド
の構成部分となるシリンダブロックの膨出部41には冷
却水を流通させるウオータジャケット50が形成され、
シリンダブロック24にも当該ウオータジャケット50
に連通して冷却水を流通させるウオータジャケット52
が形成されている。これによって、排気制御弁の軸受4
6や排気制御弁40が極度に加熱されることが防止され
ている。また、各シリンダ孔29の上部には5つの掃気
ポート53が形成されており、各掃気ポート53はシリ
ンダブロック24を縦方向に貫く掃気通路54を介して
クランクケース23内に連通している。したがって、ク
ランクケース23内に供給された混合気がピストン30
の下降によって圧縮され、掃気通路54及び掃気ポート
53を介してシリンダ内の燃焼室に圧送されるといった
2サイクルエンジンにおける掃気動作が行われる。
【0028】図5に示すように、シリンダブロック24
の外側壁には排気制御弁の駆動アクチュエータとなるシ
リンダ装置55が取り付けられており、このシリンダ装
置55のピストンロッド56はその先端で排気制御弁4
0に連結されている。図6に詳示するように、シリンダ
装置55は、シリンダ本体57内にダイアフラム58を
介してピストン59を摺動自在に収容し、このピストン
59にシリンダ本体57から突出するピストンロッド5
6を取り付けたものである。
【0029】そして、シリンダ本体57にはピストン5
9の受圧面が臨む圧力室60に流体を供給する流入ポー
ト61と、圧力室から流体を排出する流出ポート62と
が形成されており、また、圧力室60からの水圧に抗す
る方向へピストン59を常に付勢するリターンスプリン
グ63が設けられている。したがって、圧力室60に或
る一定以上の水圧がかかると、ピストン59はリターン
スプリング63に抗して移動し、ピストンロッド56を
突出させる一方、当該水圧が或る一定未満に減少すると
リターンスプリング63による復帰力でピストンロッド
56を引込める動作を行う。
【0030】図5に示すように、排気制御弁40には外
部へ回動可能に突出するレバー66が取り付けられ、ま
た、ピストンロッド56の先端に取り付けたピン64
が、レバー66に形成した長孔65に係合しており、こ
の連結構造によって、ピストンロッド56の移動によっ
てレバー66と共に排気制御弁40がその中心軸回りに
回転するようになっている。すなわち、圧力室60に或
る一定以上の高水圧がかかってピストンロッド56が突
出すると、レバー66が回転して排気制御弁40が排気
通路の連通開口45を100%の開口率にする一方、当
該水圧が減少すると、ピストンロッド56が引込んでレ
バー66が反対方向へ回転し、遂には、排気制御弁40
が連通開口45を全閉にして排気通路を閉塞する。そし
て、この全開状態と全閉状態との間の水圧では、ピスト
ンロッド56の突出量が中間となって、第2排気通路部
43の下側通路部43bだけが通じた中間状態となる。
【0031】ここで、本実施形態では図7に示すよう
に、シリンダ装置55の圧力室60にはジェット推進機
10によって加圧された水流が供給されており、インペ
ラ13の回転数が上昇して当該水流の圧力が上昇するこ
とにより、排気制御弁40が開方向へ駆動されて排気通
路面積を100%の開口率にする。一方、インペラ13
の回転数があまり高くない状態(すなわち、低速・低負
荷時運転の状態)では、圧力室60に導かれる水流の圧
力がかなり低い状態となり、リターンスプリング63の
付勢力によって排気制御弁40が閉方向へ駆動され、排
気通路面積を略全閉にして活性熱雰囲気燃焼の状態にす
る。そして、これらの中間的な運転状態では、圧力室6
0に導かれる水流の圧力とリターンスプリング63の付
勢力とのバランスによって、排気制御弁40が上側通路
部43aだけを閉塞して、排気を或る程度制限した燃焼
状態にする。なお、同図中の、67はサーモケースであ
り、68は冷却水を船外へ排出するドレインプラグであ
る。
【0032】また、図3に示すように、本実施形態のエ
ンジン9は分離給油方式の2サイクルエンジンであり、
そのクランクシャフト31の先端部にオイルポンプ70
を設け、このオイルポンプ70をクランクシャフト31
の回転で駆動することにより、シリンダブロック24等
に設けられた油路71等を介して、潤滑油タンク72か
らエンジン9の各所に潤滑オイルを圧送給油する。な
お、油路71は掃気通路54からオイルシール71aの
内側にあるクランクシャフト31の軸受部へ通じてお
り、エンジン内に供給された潤滑油の一部が掃気通路5
4を戻る時に油路71内に入り込んでクランクシャフト
軸受部を潤滑する。なお、図2中における73は潤滑油
タンク72へ潤滑オイルを補給するためのオイルリッド
であり、図1中における74は燃料タンク38へ燃料を
補給するためのフューエルリッドである。また、図1乃
至図3に示す75は各気筒毎に設けられた点火プラグで
あり、これによって燃焼室内の圧縮気を点火する。
【0033】上記構成のジェット推進ボートは、ステッ
プ部7に足を乗せて座席部3に跨って着座した乗員が操
舵ハンドル2を操作することにより操縦される。そし
て、高速運転の状態では、排気制御弁40は連通開口4
5を全開状態としており、吸気ポート33からクランク
ケース23内に供給された混合気をピストン30の下降
に伴って掃気通路54を介して掃気ポート53から燃焼
室内に供給し、ピストン30の上昇によって混合気を圧
縮して点火プラグ75により点火燃焼させ、再びピスト
ン30の下降によって既燃ガスを排気ポート39から排
気するとともに掃気を行うといった通常の2サイクル行
程を繰り返し行い、インペラ13を高速回転させる。
【0034】一方、本実施形態では活性熱雰囲気燃焼を
行わせることから、インペラ13の回転速度が低速とな
る低負荷運転の状態では、排気制御弁40が連通開口4
5を全閉状態とし、エンジン9に活性熱雰囲気燃焼で運
転を維持させ、低速・低負荷運転における燃費の向上及
び排気の浄化を実現する。また、このような高速運転状
態と低速運転状態との間の或る運転状態では、排気制御
弁40が連通開口45を上側通路部43aの部分だけで
閉状態とし、エンジン9からの排気を或る程度制限し
て、当該運転状態における燃費の向上及び排気の浄化を
実現する。
【0035】このようなエンジン9の運転状態におい
て、排気ポート39から排出される排気は、円滑な内周
面で連続する第2排気通路部43及び第1排気通路部4
4を通して外部へ排出されるため、排気の流れが円滑と
なって、排気チャンバ42による所期の排気脈動効果を
得ることができる。
【0036】ここで、本発明では、排気脈動効果を得る
ための排気チャンバは必須ではないが、排気脈動効果を
得るための排気チャンバと、排気を流すための経路と排
気脈動を得るための経路とを分離した排気系構造として
もよい。すなわち、図5中に仮想線で示すように、底板
40aを廃止して排気制御弁40の他端開口に排気脈動
効果を得るための排気チャンバ142を接続するととも
に、排気を流すための経路中に設けられていた排気チャ
ンバ42を廃止し、排気チャンバ142で得られる排気
脈動効果によって、排気開口48からの排気効率を向上
させるようにしてもよい。そして、本発明の構造によれ
ば第2排気通路部43を極力短くすることができるた
め、このような排気チャンバ142内に設けられる排気
触媒を排気ポート39に接近させて配置することがで
き、高温な排気を触媒に接触させて排気浄化効率を向上
させることができるとともに、触媒反応熱による排気ガ
ス温度の変化がもたらす排気チャンバ適合のズレ、か
つ、触媒本体によるチャンバ反射波の減衰を最少におさ
える事ができ、高出力が得られる。
【0037】図8には、本発明を単気筒の2サイクルエ
ンジンに適用し、また、排気制御弁40を排気ポート3
9に極力接近させて配置した他の一実施形態を示してあ
る。なお、上記した実施形態と同一な機能部分には同一
符号を付して、重複する説明は割愛する。本例では、排
気制御弁40を、単純な円筒形状ではなく、切欠開口部
47を形成する部分がシリンダ孔29の内周面に沿った
コマ型の形状にした有底40aな円筒形状としている。
【0038】そして、切欠開口47が排気ポート39に
接するように、排気制御弁40は排気ポート39に接近
して中心軸回りに回転自在に配置されている。すなわ
ち、排気制御弁40が回転することによって、切欠開口
47の制御縁がなぞる連通開口45の一部(同図に示す
断面位置の部分)が排気ポート39に接しており、排気
ポート39と連通開口45との間に形成される第2排気
通路部43は当該接触部分では長さを有しない鞍型の形
状となっている。なお、同図に示す断面位置では表れて
いないが、上記した実施形態と同様に、この排気制御弁
40にも回転駆動させるためのレバーが取り付けられて
おり、当該レバーにはシリンダ機構55と同様なアクチ
ュエータが連結されている。
【0039】本例のように、排気制御弁40を配置する
ことにより、排気ポート39を直接的に上縁側から閉じ
て、排気ポート39が開口する上縁位置をピストン行程
の下方側へ変更することができる。したがって、2サイ
クルエンジンの運転状況に応じて排気制御弁40を回転
変位させることにより、排気タイミングを変更すること
ができ、エンジンを効率よく運転させることができる。
【0040】なお、上記した各実施形態では、シリンダ
ブロック24の膨出部41に排気制御弁を納めるように
したが、この膨出部41はシリンダブロック24とは別
体の部品として形成して、シリンダブロック24に取り
付けるようにしてもよい。また、上記した各実施形態で
は円筒形状の排気制御弁40を示したが、排気制御弁は
円筒形状でなくとも円筒の一部を成すような湾曲した板
体であってもよい。また、排気制御弁40の切欠開口4
7の形状或いは連通開口45の形状は、排気制御弁40
の回転角度に対して変化する形状にすることもでき、こ
のようにすることによって、容易に排気通路面積を非線
形に変化させることができる。
【0041】また、上記した実施形態では、排気制御弁
40を水圧によって動作するシリンダ機構55により駆
動するようにしたが、エンジンの回転数、エンジン負
荷、スロットル開度等に応じて動作するサーボモータや
ソレノイド等の種々なアクチュエータで駆動するように
してもよい。また、上記した実施形態では鞍乗り式小型
船舶を示したが、本発明は自動二輪車等の車両に搭載さ
れる2サイクルエンジンに広く適用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
排気通路を、排気ポートの中心軸線と交叉する方向に延
在する第1通路部と、排気ポートと第1通路部とを連通
する第2通路部と、から構成し、排気制御弁を、第1通
路部内に回転自在に設けて、排気制御弁が回転変位する
ことによって、第1通路部と第2通路部とを連通させて
いる連通開口の面積を可変とし、活性熱雰囲気燃焼によ
る制御や排気タイミングの制御等を行うようにしたた
め、シリンダブロックの排気ポート近傍位置に排気制御
弁を納めるための窪み部や排気制御弁を支持するための
軸受部を設ける必要がなくなり、シリンダブロックの小
型化、排気通路の内周面の円滑化による排気の円滑な流
れを実現することができ、排気脈動効果を利用した排気
効率の向上も実現することができる。
【0043】さらに、複数気筒のエンジンの場合にあっ
ても、各気筒の排気制御弁を一体部品として構成するこ
とができることから、各排気制御弁を連結させるための
特別な機構が不要となり、また、この排気制御弁(第1
排気通路部)を利用して排気を集合化することができる
ことから、排気ポートの近傍位置で排気を集合させるこ
とができて排気マニホルド構造をシリンダブロックから
あまり張り出さずに構成することができ、総じて、エン
ジン回りの構造の簡素化によりパワーユニットを小型化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るジェット推進ボート
を一部破断して示す側面図である。
【図2】図1中のA−A矢視断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る2サイクルエンジン
を示す縦断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る2サイクルエンジン
の要部を示す縦断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る2サイクルエンジン
を横断面して示す平面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る排気制御弁の駆動機
構を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る冷却水の供給系路を
説明する図である。
【図8】本発明の他の一実施形態に係る2サイクルエン
ジンを横断面して示す平面図である。
【符号の説明】
9・・・2サイクルエンジン、 24・・・シリンダブ
ロック、39・・・排気ポート、 40・・・排気制御
弁、 41・・・膨出部、43・・・第2排気通路部、
44・・・第1排気通路部、45・・・連通開口、
47・・・切欠開口、 55・・・シリンダ機構、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンシリンダの壁面に設けられた排
    気ポートに連通する排気通路に対して、当該排気通路の
    断面積を可変にする排気制御弁を備えた2サイクルエン
    ジンの排気制御弁構造であって、 前記排気通路は、前記排気ポートの中心軸線と交叉する
    方向に延在する第1通路部と、前記排気ポートと前記第
    1通路部とを連通する第2通路部と、から成り、 前記排気制御弁は、前記第1通路部の延在方向と平行な
    軸を回転中心として当該第1通路部内に設けられ、当該
    第1通路部と前記第2通路部とを連通させている連通開
    口の面積を当該排気制御弁が回転変位することにより可
    変とすることを特徴とする2サイクルエンジンの排気制
    御弁構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の2サイクルエンジンの
    排気制御弁構造において、 前記排気制御弁は、その回転軸線をエンジンシリンダの
    軸線と略直交する方向と平行に配して設けられるととも
    に、前記排気ポートに接近して設けられ、 当該排気制御弁が当該排気ポートの上縁側から閉動作を
    行うことにより、エンジンの排気タイミングを可変にす
    ることを特徴とする2サイクルエンジンの排気制御弁構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の2サイク
    ルエンジンの排気制御弁構造において、 前記排気制御弁は、前記連通開口を開放させる切欠開口
    が形成された円筒状の部材で構成されて、断面円形の第
    1通路内に回転可能に納められており、 当該第1通路部分では、当該切欠開口を通して流入した
    排気が当該排気制御弁の内部をその回転中心軸方向へ流
    れることを特徴とする2サイクルエンジンの排気制御弁
    構造。
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