JPH10324579A - 断熱用透明多孔体とその製造方法及び製造装置 - Google Patents

断熱用透明多孔体とその製造方法及び製造装置

Info

Publication number
JPH10324579A
JPH10324579A JP9132502A JP13250297A JPH10324579A JP H10324579 A JPH10324579 A JP H10324579A JP 9132502 A JP9132502 A JP 9132502A JP 13250297 A JP13250297 A JP 13250297A JP H10324579 A JPH10324579 A JP H10324579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
resin
supercritical drying
porous body
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9132502A
Other languages
English (en)
Inventor
Moriyoshi Kanamaru
守賀 金丸
Makoto Ichinomiya
誠 一宮
Masahiro Yamagata
昌弘 山形
Ryuichi Fukusato
隆一 福里
Yoshiyuki Nagase
佳之 長瀬
Masayoshi Hiramatsu
正義 平松
Tomoko Kasuga
智子 春日
Tetsuya Hiraiwa
鉄也 平岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chubu Electric Power Co Inc, Kobe Steel Ltd filed Critical Chubu Electric Power Co Inc
Priority to JP9132502A priority Critical patent/JPH10324579A/ja
Publication of JPH10324579A publication Critical patent/JPH10324579A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S80/00Details, accessories or component parts of solar heat collectors not provided for in groups F24S10/00-F24S70/00
    • F24S80/50Elements for transmitting incoming solar rays and preventing outgoing heat radiation; Transparent coverings
    • F24S80/56Elements for transmitting incoming solar rays and preventing outgoing heat radiation; Transparent coverings characterised by means for preventing heat loss
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリカエアロゲルが有する優れた可視光線透
過率や断熱性を損なうことなく、その強度を改善してハ
ンドリングが可能な断熱用透明多孔体とその製造方法及
び製造装置を提供する。 【解決手段】 本発明の断熱用透明多孔体は、エアロゲ
ルからなる断熱用透明多孔体であって、超臨界乾燥に用
いる溶媒に可溶であると共に、可視光線透過率80%以
上で、熱伝導率が1W/m・K以下である樹脂を含有し
てなることを特徴とする。上記断熱用透明多孔体を製造
する方法としては、超臨界乾燥に用いる溶媒に、可視光
線透過率が80%以上で、熱伝導率が1W/m・K以下
である樹脂を溶解し、溶媒置換,エージング又は超臨界
乾燥の少なくともいずれかの工程中において、湿潤ゲル
中に上記樹脂を含有させ、上記樹脂の熱変性温度より低
い温度で超臨界乾燥を行う方法を採用すればよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可視光線透過性と
断熱性に優れる多孔体に関し、詳細には複合ガラスやソ
ーラーコレクター等に好適な断熱用透明多孔体とその製
造方法及び製造装置に関するものである。尚、本発明に
係る断熱用透明多孔体は、シリカエアロゲル等の透明か
つ多孔質なエアロゲルを意味するものであるが、以下で
はシリカエアロゲルを代表的に取りあげて本発明を説明
する。
【0002】
【従来の技術】シリカエアロゲルは、多量の空洞を有し
て熱伝導率が極めて低い(緻密なシリカガラスの約10
0分の1である)ことから、断熱性能に非常に優れた材
料として注目されている。しかもシリカエアロゲルは透
明であり可視光線透過率も高いので、住宅用の断熱ガラ
スの充填材や、ソーラーコレクターの窓材等への適用が
検討されている。
【0003】シリカエアロゲルを製造する方法として
は、図1に示す様に、金属アルコキシドであるアルコキ
シシランを用いて加水分解・縮重合することにより、湿
潤ゲルを作製し、溶媒をアルコール等に置換してエージ
ングした後、超臨界乾燥を行うことにより得ることがで
きる。原料のアルコキシシランに、テトラメチルオルソ
シリケート(TMOS)を用いた方法としてはU.S.P.43
27065 やU.S.P.4432956があり、テトラエチルオルソシ
リケート(TEOS)を用いた方法としてはU.S.P.4610
863 がある。
【0004】しかしながら、シリカエアロゲルは非常に
多量の空隙を有していることから、断熱性に優れる反
面、抗折強度が0.1〜0.05MPaと極めて低く
[日本風力エネルギー協会合同研究発表会講演論文集
(日本太陽エネルギー学会)p237,1993年]、
これを断熱ガラスやソーラーコレクターに内装して利用
しようとしてもハンドリングの際に壊れやすく、実用化
されていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に着
目してなされたものであって、シリカエアロゲルが有す
る優れた可視光線透過率や断熱性を損なうことなく、そ
の強度を改善してハンドリングが可能な断熱用透明多孔
体とその製造方法及び製造装置を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の断熱用透明多孔体とは、エアロゲルからなる断熱用
透明多孔体であって、超臨界乾燥に用いる溶媒に可溶で
あると共に、可視光線透過率が80%以上で、熱伝導率
が1W/m・K以下である樹脂を含有してなることを要
旨とするものである。
【0007】尚、本発明において「超臨界乾燥に用いる
溶媒」とは、超臨界乾燥工程の前工程で行われる湿潤ゲ
ルの溶媒置換工程及び/又はエージング工程に用いられ
る溶媒(換言すれば、超臨界乾燥器内にセットするにあ
たり湿潤ゲルを浸漬させる溶媒)と、超臨界乾燥工程に
おいて超臨界状態を得る為に超臨界乾燥器内に充填され
る溶媒とを含むものであり、溶媒置換工程及び/又はエ
ージング工程と超臨界乾燥工程で用いられる溶媒は、夫
々同一の溶媒であっても良く、異なる溶媒であってもよ
い。但し、樹脂を溶かすことができる溶媒であると共
に、臨界温度が上記溶媒に可溶な樹脂の熱変性温度より
低いことが必要である。この様な溶媒としては、アルコ
ール,エーテル,CO2 又はこれらの混合物を用いるこ
とができる。
【0008】上記断熱用透明多孔体を製造する方法とし
ては、金属アルコキシドを加水分解・縮重合して得た湿
潤ゲルを溶媒置換及び/又はエージングした後、超臨界
乾燥することによりエアロゲルを製造する方法におい
て、超臨界乾燥に用いる溶媒に、可視光線透過率が80
%以上で、熱伝導率が1W/m・K以下である樹脂を溶
解し、上記溶媒置換,エージング又は超臨界乾燥の少な
くともいずれかの工程中において、上記湿潤ゲル中に上
記樹脂を含有させ、上記樹脂の熱変性温度より低い温度
で超臨界乾燥を行う方法を採用すればよく、前記溶媒と
しては、アルコール,エーテル,CO2 又はこれらの混
合物が挙げられる。上記湿潤ゲル中に樹脂を含有させる
にあたっては、溶媒置換工程,エージング工程又は超臨
界乾燥工程に用いる溶媒に予め樹脂を溶解させたものを
用いても良く、或いは樹脂を溶解させていない溶媒を用
いて溶媒置換工程,エージング工程又は超臨界乾燥工程
を行い、その工程中に樹脂を溶解させた同一または異な
る溶媒を加えてもよい。
【0009】また本発明において熱変成温度とは、樹脂
の可視光線透過率が80%以上で、熱伝導率1W/m・
K以下を維持できる最高温度を指すものである。本発明
に係る上記断熱用透明多孔体を内装すれば、より一層断
熱性に優れた複合ガラスやソーラーコレクターを得るこ
とができる。
【0010】更に、上記断熱用透明多孔体の製造に用い
る超臨界乾燥器としては、超臨界乾燥用溶媒と樹脂の混
合供給手段を有するものを用いることが推奨され、超臨
界乾燥用溶媒の供給ラインと超臨界乾燥器を有する超臨
界乾燥装置の場合には、上記超臨界乾燥用溶媒の供給ラ
インに、超臨界乾燥用溶媒と樹脂の混合供給手段を有す
るものを用いることが推奨される。尚、上記「超臨界乾
燥用溶媒」とは、前記した「超臨界乾燥に用いる溶媒」
と同じ意味である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、多孔体であるシリカエ
アロゲル中に、超臨界乾燥に用いる溶媒に可溶であると
共に、可視光線透過率が80%以上で、熱伝導率が1W
/m・K以下である樹脂を含有させることで、シリカエ
アロゲルの持つ優れた可視光線透過性や断熱性を劣化さ
せることなく、その強度を大幅に高めることができる。
【0012】本発明において超臨界乾燥に用いる溶媒と
しては、アルコール,エーテル,CO2 又はこれらの混
合物が好ましく、また本発明において用いる樹脂は、シ
リカエアロゲルに含有させられたとき、シリカエアロゲ
ルの有する優れた可視光線透過性や断熱性を劣化させな
いことが重要であり、可視光線透過率は80%以上で、
熱伝導率は1W/m・K以下であることが必要である。
【0013】尚、超臨界乾燥温度は、超臨界乾燥に用い
る溶媒の臨界温度以上の温度に設定されるが、臨界温度
は溶媒ごとに異なり、例えばエタノールは243℃,エ
ーテルは127℃,CO2 は31℃である。また超臨界
乾燥温度が樹脂の熱変成温度より高いと、樹脂が変色し
可視光線透過性や断熱性を劣化させてしまう。従って、
超臨界乾燥に用いる溶媒の臨界温度と、上記溶媒に溶解
させる樹脂の熱変成温度を比較して、溶媒と樹脂の組合
わせを選択することが必要である。
【0014】可視光線透過率が80%以上で、熱伝導率
が1W/m・K以下という条件を満足した上で、アルコ
ールに溶解する樹脂であり、しかもその熱変性温度がア
ルコールの臨界温度よりも高い樹脂としては、ヒドロキ
シプロピルセルロース(HPC),ポリビニルブチラー
ル(PVB),エチルセルロース(EC)等が挙げられ
る(尚、PVB及びECはアルコールに可溶で水には不
溶)。溶媒にエーテルを採用する場合には樹脂として塩
素系ポリエチレン等を選択し、またCO2 を溶媒として
採用する場合にはHPC等を選択することが望ましい。
【0015】上記の様な溶媒と樹脂の組合わせを選択し
た上で、超臨界乾燥のときに断熱用透明多孔体に含有さ
せる樹脂の熱変性温度より低く、溶媒の臨界温度以上
で、超臨界乾燥を行うことが必要である。
【0016】尚、特開平5−49910号公報には、ア
ルコキシシランの加水分解・縮重合の際に、水溶性高分
子等を添加することにより、湿潤ゲル内に上記水溶性高
分子等を存在させ、乾燥後のエアロゲルの強度を向上さ
せる技術が提案されている。但し、この方法では湿潤ゲ
ルの溶媒置換及び/又はエージングの際に、エタノール
等の溶媒中へ上記水溶性高分子が溶出したり、或いは溶
媒中に分散して、湿潤ゲル内に十分な水溶性高分子が残
存せず、満足できる程度に強度を上昇できない恐れがあ
った。
【0017】本発明の断熱用透明多孔体の場合、超臨界
乾燥することによりエアロゲルを製造するにあたり、可
視光線透過率が80%以上で、熱伝導率1W/m・K以
下の条件を満足する樹脂を溶解したアルコール,エーテ
ルまたはCO2 (以下、樹脂含有溶媒ということがあ
る)を用いており、上記樹脂含有溶媒を金属アルコキシ
ドの加水分解・縮重合工程ではなく、湿潤ゲルの溶媒置
換工程及び/又はエージング工程に用いて上記湿潤ゲル
の内部に上記樹脂を存在させたまま超臨界乾燥を行うこ
とにより、或いは前記樹脂含有溶媒を超臨界乾燥工程に
用いることにより、シリカネットワークの間隙に上記樹
脂を均一に含有させ、エアロゲルの強度を大幅に高める
ことができる。
【0018】尚、本発明において樹脂の含有量は、シリ
カエアロゲルの強度を十分に高める上で、シリカエアロ
ゲルに対する重量比で1%以上であると好ましく、10
%以上であるとより好ましい。但し、樹脂含有量が多過
ぎると、シリカエアロゲルが有する断熱性が損なわれる
ので、50%以下であることが好ましい。
【0019】本発明の製造方法においては、溶媒置換後
に速やかに超臨界乾燥を行っても良いが、湿潤ゲルの強
化のために溶媒置換後で超臨界乾燥の前にエージングを
行うことが推奨され、エージングを行う場合には、この
エージング工程で溶媒中に上記樹脂を添加して前記湿潤
ゲル中に上記樹脂を含有させるようにすれば良い。ま
た、溶媒置換工程は加水分解で用いられる水の臨界温度
が高いことから、水が残存することのない様に臨界温度
の低い溶媒に置き換える工程であるが、製造条件によっ
ては溶媒置換工程を省略することができるので、その場
合には溶媒置換工程を行うことなく樹脂含有溶媒を用い
て湿潤ゲルのエージングや超臨界乾燥を行っても良い。
【0020】図2は、超臨界乾燥装置の代表例を示す概
略説明図である。図2において、1は超臨界乾燥用溶媒
の貯槽タンク,2は中間槽,3は凝縮用熱交換器,4は
昇圧ポンプ,5は加熱用熱交換器,6は超臨界乾燥器,
7は減圧弁,8は加熱用熱交換器,9は分離器,10は
凝縮用熱交換器を夫々示す。
【0021】上記超臨界乾燥装置を用いてエアロゲルを
製造するにあたっては、アルコール等の溶媒に浸漬され
たままの湿潤ゲルを超臨界乾燥器6に装入し、内部を超
臨界状態にすればよい。超臨界状態の形成に用いられる
CO2 等の超臨界乾燥用溶媒は、上記溶媒が充填された
貯槽タンク1から供給され、中間槽2を通って熱交換器
3で冷却・凝縮され、昇圧ポンプ4で加圧されると共
に、熱交換器5で加熱された後、超臨界乾燥器6に導入
され、その内部を超臨界状態とする。超臨界乾燥器6か
ら排出された超臨界乾燥用溶媒は減圧弁7で減圧されて
熱交換器8で加熱された後、分離器9に導入される。例
えば、湿潤ゲルの浸漬用溶媒にアルコールを用い、超臨
界乾燥用溶媒にCO2 を用いる場合には、アルコールは
分離器9から系外に排出され、一方CO2 は熱交換器1
0により冷却・凝縮されて中間槽2に戻され、再利用さ
れる。この様にして超臨界状態を所定時間保持すること
により上記湿潤ゲルからエアロゲルが製造される。その
後、超臨界乾燥器内は大気圧まで減圧され、製造された
エアロゲルが取り出される。
【0022】本発明においては、超臨界乾燥に用いる溶
媒に、特定の条件を満足する樹脂を溶解させるものであ
るが、溶媒置換やエージングに用いる溶媒に樹脂を溶解
させても良く、超臨界状態を形成するのに用いる溶媒に
樹脂を溶解させても良い。
【0023】前者の場合には、例えば図3に示す様に、
超臨界乾燥用溶媒と樹脂の混合供給手段として混合器1
1を有する超臨界乾燥器6を用いることが推奨される。
上記混合器としては、撹拌手段を有する通常のミキサー
を用いることができ、樹脂を所定量計量して供給するホ
ッパーや、溶媒用タンクが配設されたものを用いても良
い。
【0024】尚、超臨界乾燥用溶媒と樹脂の混合器11
は、超臨界乾燥器に直接配設する以外にも、図4に示す
様に、昇圧ポンプ12を介して、超臨界乾燥用溶媒の供
給ラインL3に接続してもよい。この場合には、CO2
等の超臨界乾燥用溶媒により超臨界乾燥器内が高圧にな
った状態でも、樹脂を溶解させた溶媒を供給できエアロ
ゲル内に樹脂をより均一に添加することができる。
【0025】また、超臨界状態を形成するのに用いる溶
媒に樹脂を溶解させる場合には、図5に示すような混合
容器21を用いることができる。即ち、フィルター2
2,24により容器内に樹脂充填部23が形成された混
合手段であり、或いは内部容器と外部容器からなり内部
容器の一部をフィルターで構成した樹脂充填部とした混
合容器を採用してもよい。上記フィルターとしては、樹
脂を充填することができると共に、溶媒を通過させるこ
とができるものを適宜選択して採用すれば良いが、複数
枚の金網を積層して焼結したフィルターが例示できる。
また、超臨界状態を形成するのに用いるCO2 等の溶媒
に樹脂を溶解させる場合には、図5に示す様に、樹脂を
混合する溶媒供給ラインL3に並列して、バイパスL4
を設けることが好ましい。
【0026】さらに、上記混合容器21は、熱交換器5
と超臨界乾燥器6の間の溶媒供給ラインL3に限らず、
熱交換器3と昇圧ポンプ4の間の溶媒供給ラインL1
(図2参照)や昇圧ポンプ4と熱交換器5の間の溶媒供
給ラインL2に配設しても良い。上記混合容器21を溶
媒供給ラインL1やL2に設ける場合であっても、バイ
パスラインを並設することが推奨される。
【0027】また、いずれの溶媒供給ラインであっても
樹脂が溶解した溶媒が通過するライン内にラインミキサ
ーを介設すれば、より確実に樹脂を溶解することができ
るので望ましい。
【0028】本発明の断熱用透明多孔体は、エアロゲル
の有する断熱性及び透明性を確保したままで、強度の向
上が図られているので、複合ガラスやソーラーコレクタ
ーに内装して用いることができ、熱効率の大幅な向上を
期待できる。本発明の断熱用透明多孔体を複合ガラスに
用いる場合には、本発明の断熱用透明多孔体を一対のガ
ラスの間に介装すれば良く、ソーラーコレクターに用い
る場合には防護板(強化ガラス)の裏に配設すれば良
い。
【0029】以下、本発明を実施例によって更に詳細に
説明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもの
ではなく、前・後記の主旨に徴して設計変更することは
いずれも本発明の技術的範囲内に含まれるものである。
【0030】
【実施例】まず従来例を示し、次に本発明を完成するま
での経過の実験を参考例として示た後、本発明の実施例
と比較例を示す。
【0031】<従来例>TMOSを原料として、加水分
解法で縮重合させ湿潤ゲル(アルコゲル状のシリカ)を
作製した。これをエタノール中常温で溶媒置換し、エー
ジングした。次いでエタノールを媒体にして、上記湿潤
ゲルを280℃で超臨界乾燥し、シリカエアロゲルを得
た。
【0032】このシリカエアロゲルの抗折強度を測定し
たところ、0.05MPaであり、手で軽く触るだけで
微少な割れが生じた。また普通にハンドリングできず、
ソーラーコレクターや複合ガラスに組み込むことができ
なかった。
【0033】尚、本発明において抗折強度は三点曲げ試
験により以下の条件で測定した。 試験片サイズ:10×10×80mm スパン長 :50mm ロードセル :100gfフルスケール 荷重印加速度:5mm/min
【0034】<参考例1>液状の不飽和ポリエステルに
硬化剤を添加し、速やかに従来例で得られたシリカエア
ロゲル上に塗布した。その後、室温において2時間硬化
させたところ、樹脂は硬化中にシリカエアロゲル中に浸
透し、樹脂の表面は白濁してしまった。白濁した原因と
して、樹脂が硬化中にシリカエアロゲル中の微細な空隙
に浸透し、その時の表面張力でシリカエアロゲルが収縮
し、キセロゲル化して白濁したものと考えられる。
【0035】<参考例2>エタノール中にHPCを溶解
させた溶液を、シリカエアロゲル表面に塗布し、室温に
て真空中で12時間乾燥させた。ところが、この材料も
参考例1と同様表面が白濁してしまい、シリカエアロゲ
ルの有する透光性を著しく劣化させる結果となった。こ
の場合も参考例1と同様、液体が空隙に浸透し、表面張
力によってキセロゲル化したためと考えられる。
【0036】<参考例3>上記参考例1及び2の結果に
基づき、シリカエアロゲル中の空隙に樹脂を浸透させる
のではなく、樹脂を塗布して、シリカエアロゲルの表面
に保護皮膜を形成すればよいのではないかと考え、本参
考例を行った。即ち、シリカエアロゲルの表面は強い疎
水性を有していることから、水溶性樹脂を塗布して、乾
燥すれば白濁化(キセロゲル化)の問題なく樹脂層をシ
リカエアロゲル表面上に形成できると考えた。そこで、
ポリビニルアルコール(PVA)を純水に溶解して得ら
れた水溶液をシリカエアロゲル上に塗布し、50℃にて
真空中で12時間乾燥させた。しかしながら、乾燥中に
シリカエアロゲルから樹脂が剥離し、保護皮膜として形
成することができなかった。
【0037】<実施例1>TMOSを原料として加水分
解法で縮重合させて湿潤ゲルを作製した。次に、可視光
線透過率97%、熱伝導率0.5W/m・KであるHP
Cをエタノール中に3%添加して溶解させ、この溶液中
に上記湿潤ゲルを常温で2日間浸漬して溶媒置換及びエ
ージングを行った。
【0038】その後、臨界温度が31℃であるCO2
溶媒にして、HPC樹脂の熱変成温度より低い超臨界乾
燥温度である80℃で超臨界乾燥を行い(圧力は160
kgf/cm2)、HPC樹脂で強化された本発明のシリカエア
ロゲルを得た。このシリカエアロゲル中に含有されてい
る樹脂の定量分析を行うため、大気中600℃で熱処理
したところ、樹脂の分解に伴う重量減少は約18%であ
った。
【0039】上記方法により得られた本発明のシリカエ
アロゲルの抗折強度は0.84MPaであり、樹脂を添
加していないシリカエアロゲル(従来例)に比べ約17
倍の強度が得られた。従来例のシリカエアロゲルが手で
軽く触るだけで微少な割れが生じたのに対し、本発明の
シリカエアロゲルは普通にハンドリングでき、複合ガラ
ス及びソーラーコレクターに組み込むことができた。
【0040】<比較例>実施例と同様の処理でHPCを
含浸させたシリカエアロゲルを作製し、その後、エタノ
ール(臨界温度:243℃)を溶媒にしてHPCの熱変
性温度より高い温度である280℃で超臨界乾燥した。
しかしながら、乾燥後のシリカエアロゲルは黒色化し、
可視光線透過率が極端に劣化してしまった。これは、超
臨界乾燥温度がHPCの変性温度より高かった為に、樹
脂の熱変性による変色が原因と考えられる。このよう
な、シリカエアロゲルはソーラーコレクター等シリカエ
アロゲルの特性を生かした用途には全く使用できない。
また、HPC以外にもPVB,EC等のアルコールに可
溶な樹脂を検討したが、超臨界乾燥処理でいすれも黒色
化し、所望のシリカエアロゲルは得られなかった。
【0041】以上の従来例,参考例,実施例,比較例で
得られたシリカエアロゲルに関して、可視光線透過率及
び熱伝導率を調べた。結果は抗析強度及び樹脂含有量と
共に表1にまとめて示す。
【0042】尚、可視光線透過率の測定は、透過率測定
装置(島津製作所製,UV-240)を用いて、硫酸バリウム
の白色粉末に、入射光を通過させた時の透過率を0%と
し、試料なし(空気)の場合の透過率を100%とし、
試料に入射光を通過させたときの透過度の強度を波長ス
キャンさせながら測定した。また熱伝導率の測定は、非
定常細線加熱法(JIS R 2619)に基づき行っ
た。
【0043】
【表1】
【0044】本発明のシリカエアロゲルは、可視光線透
過率及び断熱性を従来例よりほとんど低下させることな
く、強度を大幅に向上させることが可能であることが分
かる。
【0045】<実施例2>TMOSを原料として加水分
解法で縮重合させて湿潤ゲルを作製した。次に、透過率
98%、熱伝導率0.3W/m・Kであるポリエチレン
グリコール(PEG)をエタノール中に3%添加して溶
解させ、この溶液中に上記湿潤ゲルを常温で2日間浸漬
して溶媒置換及びエージングを行った。
【0046】その後、臨界温度が243℃であるエタノ
ールを溶媒にして、PEGの変性温度より低い温度であ
る280℃で超臨界乾燥を行い、PEG樹脂で強化され
た本発明のシリカエアロゲルを得た。
【0047】<実施例3>TMOSを原料として加水分
解法で縮重合させて湿潤ゲルを作製した。次に、透過率
98%、熱伝導率0.2W/m・Kである塩素系ポリエ
チレン(日本製紙製HE510)をエーテル中に3%添
加して溶解させ、この溶液中に上記湿潤ゲルを常温で2
日間浸漬して溶媒置換及びエージングを行った。
【0048】その後、臨界温度が127℃であるエーテ
ルを溶媒にして、上記塩素系ポリエチレンの変性温度よ
り低い150℃で超臨界乾燥し、塩素系ポリエチレンで
強化された本発明のシリカエアロゲルを得た。
【0049】<実施例4>TMOSを原料として加水分
解法で縮重合させて湿潤ゲルを作製した。上記湿潤ゲル
をCO2 (臨界温度:31℃)を溶媒にして、HPC樹
脂の熱変成温度より低い80℃で超臨界乾燥させる際、
あらかじめ透過率97%、熱伝導率0.5W/m・Kあ
るHPCが充填された混合容器にCO2 を通すことによ
り、HPCが溶解されたCO2 を用いて超臨界乾燥し、
HPC樹脂で強化されたシリカエアロゲルを得た。
【0050】上記実施例2〜4で得られたシリカエアロ
ゲルを用いて、実施例1と同様にして抗折強度,可視光
透過率及び熱伝導率を測定したところ、実施例1と同程
度の結果が得られた。
【0051】また、従来例のシリカエアロゲルが手で軽
く触るだけで微少な割れが生じたのに対し、上記実施例
2〜4で得られたシリカエアロゲルは普通にハンドリン
グでき、複合ガラス及びソーラーコレクターに組み込む
ことができた。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、シリカエアロゲルが有する優れた可視光線透過率や
断熱性を損なうことなく、強度を改善してハンドリング
が可能な断熱用透明多孔体とその製造方法及び製造装置
が提供できることとなり、これまで実用化されていなか
った複合ガラス及びソーラーコレクターに適用すること
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアロゲルの製造方法を示す説明チャートであ
る。
【図2】超臨界乾燥装置の代表例を示す概略説明図であ
る。
【図3】本発明に係る超臨界乾燥器を示す概略説明図で
ある。
【図4】本発明に係る超臨界乾燥装置の一部を示す概略
説明図である。
【図5】本発明に係る超臨界乾燥装置の一部を示す概略
説明図である。
【符号の説明】
1 貯槽タンク 2 中間槽 3 凝縮用熱交換器 4 昇圧ポンプ 5 加熱用熱交換器 6 超臨界乾燥器 7 減圧弁 8 加熱用熱交換器 9 分離器 10 凝縮用熱交換器 11 混合器 12 昇圧ポンプ 21 混合容器 22 フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山形 昌弘 大阪市中央区備後町4丁目1番3号 株式 会社神戸製鋼所大阪支社内 (72)発明者 福里 隆一 大阪市中央区備後町4丁目1番3号 株式 会社神戸製鋼所大阪支社内 (72)発明者 長瀬 佳之 大阪市中央区備後町4丁目1番3号 株式 会社神戸製鋼所大阪支社内 (72)発明者 平松 正義 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番地 の1 中部電力株式会社電気利用技術研究 所内 (72)発明者 春日 智子 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番地 の1 中部電力株式会社電気利用技術研究 所内 (72)発明者 平岩 鉄也 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番地 の1 中部電力株式会社電気利用技術研究 所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアロゲルからなる断熱用透明多孔体で
    あって、 超臨界乾燥に用いる溶媒に可溶であると共に、可視光線
    透過率が80%以上で、熱伝導率が1W/m・K以下で
    ある樹脂を含有してなることを特徴とする断熱用透明多
    孔体。
  2. 【請求項2】 前記溶媒が、アルコール,エーテル,C
    2 又はこれらの混合物である請求項1に記載の断熱用
    透明多孔体。
  3. 【請求項3】 金属アルコキシドを加水分解・縮重合し
    て得た湿潤ゲルを溶媒置換及び/又はエージングした
    後、超臨界乾燥することによりエアロゲルを製造する方
    法において、 超臨界乾燥に用いる溶媒に、可視光線透過率が80%以
    上で、熱伝導率が1W/m・K以下である樹脂を溶解
    し、上記溶媒置換,エージング又は超臨界乾燥の少なく
    ともいずれかの工程中において、上記湿潤ゲル中に上記
    樹脂を含有させ、該樹脂の熱変性温度より低い温度で超
    臨界乾燥を行うことを特徴とする断熱用透明多孔体の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記溶媒が、アルコール,エーテル,C
    2 又はこれらの混合物である請求項3に記載の断熱用
    透明多孔体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の断熱用透明多
    孔体を内装してなることを特徴とする複合ガラス。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載の断熱用透明多
    孔体を内装してなることを特徴とするソーラーコレクタ
    ー。
  7. 【請求項7】 断熱用透明多孔体の製造に用いる超臨界
    乾燥器であって、 超臨界乾燥用溶媒と樹脂の混合供給手段を有してなるこ
    とを特徴とする超臨界乾燥器。
  8. 【請求項8】 超臨界乾燥用溶媒の供給ラインと超臨界
    乾燥器を有する超臨界乾燥装置であって、 上記超臨界乾燥用溶媒の供給ラインに、超臨界乾燥用溶
    媒と樹脂の混合供給手段を有してなることを特徴とする
    超臨界乾燥装置。
JP9132502A 1997-05-22 1997-05-22 断熱用透明多孔体とその製造方法及び製造装置 Pending JPH10324579A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9132502A JPH10324579A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 断熱用透明多孔体とその製造方法及び製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9132502A JPH10324579A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 断熱用透明多孔体とその製造方法及び製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10324579A true JPH10324579A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15082872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9132502A Pending JPH10324579A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 断熱用透明多孔体とその製造方法及び製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10324579A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001034382A1 (en) * 1999-11-10 2001-05-17 Matsushita Electric Works, Ltd. Aerogel substrate and method for preparing the same
JP2007524739A (ja) * 2004-01-06 2007-08-30 アスペン エアロゲルズ,インコーポレイティド ケイ素結合線状ポリマーを含有するオルモシルエーロゲル
US7390474B2 (en) 2002-09-30 2008-06-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Porous material and method for manufacturing same, and electrochemical element made using this porous material
JP2009286685A (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 Renaissance Energy Investment:Kk 複層ガラス
JP2014501396A (ja) * 2010-12-16 2014-01-20 エシロール アンテルナシオナル (コンパニー ジェネラル ドプティック) 割れ目の無いエアロゲルを備える光学素子
JP2017536456A (ja) * 2014-11-20 2017-12-07 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 多孔性無機粉末の製造方法
CN108803184A (zh) * 2018-04-18 2018-11-13 南通繁华新材料科技有限公司 一种夹胶电致变色器件及其制备方法
WO2019044669A1 (ja) * 2017-09-01 2019-03-07 Agc株式会社 湿潤ゲル、キセロゲルの製造方法
CN110052229A (zh) * 2019-04-30 2019-07-26 江戴玉 一种高隔热型夹胶玻璃用隔热凝胶材料的制备方法
JP2021196129A (ja) * 2020-06-16 2021-12-27 株式会社豊田中央研究所 吸着式ヒートポンプシステム及び冷熱生成方法
WO2023132572A1 (ko) * 2022-01-05 2023-07-13 한양대학교 산학협력단 복사 냉각 특성을 갖는 메타물질 조성물 및 이를 이용하여 제조된 메타물질 필름
JP2023101429A (ja) * 2022-01-08 2023-07-21 台湾気凝膠科技材料開発股▲分▼有限公司 低誘電率エアロゲル及びその調製方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001034382A1 (en) * 1999-11-10 2001-05-17 Matsushita Electric Works, Ltd. Aerogel substrate and method for preparing the same
US6740416B1 (en) 1999-11-10 2004-05-25 Matsushita Electric Works, Ltd. Aerogel substrate and method for preparing the same
US7390474B2 (en) 2002-09-30 2008-06-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Porous material and method for manufacturing same, and electrochemical element made using this porous material
JP2007524739A (ja) * 2004-01-06 2007-08-30 アスペン エアロゲルズ,インコーポレイティド ケイ素結合線状ポリマーを含有するオルモシルエーロゲル
JP2009286685A (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 Renaissance Energy Investment:Kk 複層ガラス
JP2014501396A (ja) * 2010-12-16 2014-01-20 エシロール アンテルナシオナル (コンパニー ジェネラル ドプティック) 割れ目の無いエアロゲルを備える光学素子
JP2017536456A (ja) * 2014-11-20 2017-12-07 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 多孔性無機粉末の製造方法
WO2019044669A1 (ja) * 2017-09-01 2019-03-07 Agc株式会社 湿潤ゲル、キセロゲルの製造方法
CN111051386A (zh) * 2017-09-01 2020-04-21 Agc株式会社 湿凝胶和干凝胶的制造方法
JPWO2019044669A1 (ja) * 2017-09-01 2020-10-29 Agc株式会社 湿潤ゲル、キセロゲルの製造方法
EP3677618A4 (en) * 2017-09-01 2021-05-26 AGC Inc. WET GEL AND XEROGEL PRODUCTION PROCESSES
CN111051386B (zh) * 2017-09-01 2022-05-03 Agc株式会社 湿凝胶和干凝胶的制造方法
US11498043B2 (en) 2017-09-01 2022-11-15 AGC Inc. Methods for producing wet gel and xerogel
CN108803184A (zh) * 2018-04-18 2018-11-13 南通繁华新材料科技有限公司 一种夹胶电致变色器件及其制备方法
CN110052229A (zh) * 2019-04-30 2019-07-26 江戴玉 一种高隔热型夹胶玻璃用隔热凝胶材料的制备方法
JP2021196129A (ja) * 2020-06-16 2021-12-27 株式会社豊田中央研究所 吸着式ヒートポンプシステム及び冷熱生成方法
WO2023132572A1 (ko) * 2022-01-05 2023-07-13 한양대학교 산학협력단 복사 냉각 특성을 갖는 메타물질 조성물 및 이를 이용하여 제조된 메타물질 필름
JP2023101429A (ja) * 2022-01-08 2023-07-21 台湾気凝膠科技材料開発股▲分▼有限公司 低誘電率エアロゲル及びその調製方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10324579A (ja) 断熱用透明多孔体とその製造方法及び製造装置
Venkateswara Rao et al. Effect of solvents and catalysts on monolithicity and physical properties of silica aerogels
WO2018133260A1 (zh) 一种超疏水性硅铝锆复合材料及其制备方法
CN110552199A (zh) 一种辐射制冷复合光子结构薄膜及其制备方法
WO2018121215A1 (zh) 液体光学硅胶组合物、光学硅胶和双玻光伏组件及其制备方法
CN110565366B (zh) 一种硅气凝胶复合材料的制备方法
CN107117625A (zh) 一种高透光率二氧化硅气凝胶的制备方法
JPH10324585A (ja) 断熱用透明多孔体とその製造方法
CN115197477A (zh) 一种透明辐射冷却材料的制备方法
CN113337080A (zh) 一种环氧树脂基轻质浮力材料的制备方法
CN113912903A (zh) 一种大尺寸透明二氧化硅气凝胶块体的制备方法
JP2005154195A (ja) エアロゲル材、及びこのエアロゲル材にて形成される物品
CN116535788B (zh) 一种ptfe复合介质材料及其制备方法与应用
CN111048235B (zh) 一种基于石墨烯/银纳米线/壳聚糖的柔性透明导电薄膜
CN108003604B (zh) 一种光热效应型自修复电缆绝缘材料及制备方法
JP5609109B2 (ja) 反射増強膜の製造方法、反射増強膜及び反射増強膜形成用塗料
CN111876044A (zh) 一种长久防雾薄膜的涂布液及其制备方法
JP2002321910A (ja) エアロゲル薄膜の形成方法
CN116143132A (zh) 一种基于冷冻干燥制备完整块状二氧化硅-氧化铝复合气凝胶的方法
CN113637361A (zh) 一种应用于露天线缆的炭黑色浆
CN117886584A (zh) 一种骨架增强型防掉粉二氧化硅复合气凝胶制备方法
CN115583829B (zh) 一种低导热系数纤维复合气凝胶湿法毡及其制备方法
CN114165929B (zh) 一种具有一体化透光保温层的平板型太阳能集热器吸热体及其制备方法
CN115724595B (zh) 一种石英制品的修复方法和石英制品
CN103045172B (zh) 癸酸凝胶固固相变材料及其方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070724