JPH10324186A - アスファルトシ−ト貼着構造 - Google Patents

アスファルトシ−ト貼着構造

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JPH10324186A
JPH10324186A JP13848197A JP13848197A JPH10324186A JP H10324186 A JPH10324186 A JP H10324186A JP 13848197 A JP13848197 A JP 13848197A JP 13848197 A JP13848197 A JP 13848197A JP H10324186 A JPH10324186 A JP H10324186A
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JP
Japan
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asphalt sheet
stuck
asphalt
sheet
adhered
Prior art date
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Pending
Application number
JP13848197A
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English (en)
Inventor
Munenori Ishida
宗徳 石田
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的傾斜の大きな面にアスファルトシ−ト
を貼着するとき、所定の位置に確実にアスファルトシ−
トシ−トを貼着することが可能なアスファルトシ−ト貼
着構造を提供することを課題とする。 【解決手段】 アスファルトシ−ト貼着構造は、垂直も
しくは傾斜状の被貼着面に貼着された同シ−トを下方で
保持する保持部と、前記被貼着面に形成された複数の凸
部と、前記アスファルトシ−トにあけられて前記凸部を
挿入するための孔とを備えることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の振動、騒音
対策として車両のフロアパネル等に貼着されるアスファ
ルトシ−トの貼着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の振動、騒音対策として図5
に示すように車両のフロアパネル51の傾斜面52や平
坦面53等に、加熱、融着、乾燥の工程によりアスファ
ルトシ−ト54,55が貼着される。図5及び図6(図
5のA−A断面図)に示すように、上記アスファルトシ
−ト54は垂直に近い傾斜面52に貼着されるため、ア
スファルトシ−ト54を傾斜面52にセットする際、所
定の位置にアスファルトシ−ト54を接着し、ずれ落ち
を防止したうえ、加熱、融着、乾燥の工程によりアスフ
ァルトシ−ト54を貼着する。従って、アスファルトシ
−ト54はずれ落ちにくい接着タイプのものが用いられ
る。一方、アスファルトシ−ト55は平坦面53に貼着
されるため、接着剤を用いない通常のタイプのものであ
る。尚、アスファルトシ−ト54,55に形成されたス
リット(切り込み)56は傾斜面52や平坦面53が面
一になっていないために被貼着面とアスファルトシ−ト
54,55間に生じる空気溜まりの空気を抜いたり、被
貼着面が凹凸等による曲面状になっていてもアスファル
トシ−ト54,55が被貼着面に密着し易いようにする
ためのものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、比較的
傾斜の大きな面52にアスファルトシ−ト54を貼着す
る場合、前記接着タイプのものであっても十分な接着力
を得ることができないため、同シ−トの自重に起因する
「ずれ落ち」現象が発生する。また、前記空気溜まりの
空気を抜くためのスリット56が形成されているが、空
気が十分に抜けないため、傾斜面52に対する非密着性
からアスファルトシ−ト54が剥離する「倒れこみ」現
象が生じる。
【0004】そこで本発明では、比較的傾斜の大きな被
貼着面にアスファルトシ−トを貼着するとき、所定の位
置に確実にアスファルトシ−トを貼着することができる
アスファルトシ−ト貼着構造を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、垂直
もしくは傾斜状の被貼着面に貼着されたアスファルトシ
−トを下方で保持する保持部を備えることである。
【0006】請求項2の発明は、アスファルトシ−トが
貼着される垂直もしくは傾斜状の被貼着面に複数の凸部
を形成し、前記アスファルトシ−トに前記凸部が挿入さ
れる孔をあけることである。
【0007】請求項3の発明は、垂直もしくは傾斜状の
被貼着面に貼着されたアスファルトシ−トを下方で保持
する保持部と、前記被貼着面に形成された複数の凸部
と、前記アスファルトシ−トにあけられて前記凸部を挿
入するための孔とを備えることである。
【0008】請求項1の発明によれば、被貼着面に貼着
されたアスファルトシ−トが下方の保持部で保持される
ため、アスファルトシ−トの自重に起因する「ずれ落
ち」が防止される。
【0009】請求項2の発明によれば、アスファルトシ
−トを被貼着面にセットすると、それぞれの孔にそれぞ
れの凸部が挿入されるため、被貼着面に対するアスファ
ルトシ−トの位置決めができるとともに、空気溜まり等
によって十分な接着性が得られなくてもアスファルトシ
−トが凸部に引っ掛かり、同シ−トの「倒れこみ」が防
止される。
【0010】請求項3の発明によれば、被貼着面に貼着
されたアスファルトシ−トは同シ−トの自重に起因する
「ずれ落ち」と、空気溜まり等の発生に起因する「倒れ
こみ」とが防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、車両のフロアパネルに振動、騒音
対策としてのアスファルトシ−トを貼着したアスファル
トシ−ト貼着構造を示した斜視図である。また、図2は
図1のB−B断面図である。図1、図2に示すように、
車両のフロアパネル1の垂直に近い傾斜面がアスファル
トシ−ト2の被貼着面3となる。この被貼着面3のすぐ
下に棚部4が形成されており、被貼着面3に貼着された
アスファルトシ−ト2がこの棚部4により下方で保持さ
れるため、アスファルトシ−ト2の自重による「ずれ落
ち」が防止される。
【0012】上記被貼着面3に半球状の複数の凸部5が
形成されている。また、アスファルトシ−ト2には上記
凸部5が挿入される孔6が形成されている。尚、孔6は
図3に示すように真円状のものと楕円状のものから成
り、真円状の孔6はアスファルトシ−ト2を被貼着面3
にセットするときの位置決めの基準の孔となり、2か所
程にあけられる一方、楕円状の孔6Aはアスファルトシ
−ト2を被貼着面3にセットするときの凸部5に対する
位置的な誤差を吸収する。尚、上記凸部5の被貼着面3
からの高さはアスファルトシ−ト2の厚みより小さくし
ているため凸部5の先端部分がアスファルトシ−ト2の
表面より突出しない。
【0013】図3に示すように、上記それぞれの孔6の
周りにスリット(切り込み)7が形成されており、被貼
着面3が曲面等に形成されていてもアスファルトシ−ト
2が被貼着面3に密着し易くなっている。尚、それぞれ
の孔6の周りのスリット7以外のスリット(切り込み)
8は、前記従来の技術の欄で説明したスリット56と同
様にアスファルトシ−ト2と被貼着面3間の空気溜まり
の空気を抜いたり、被貼着面3が凹凸等による曲面状に
なっていてもアスファルトシ−ト2が被貼着面3に密着
し易いようにする作用を有する。
【0014】以上のように構成されたアスファルトシ−
ト貼着構造において、被貼着面3にアスファルトシ−ト
2をセットすると、アスファルトシ−ト2にあけられた
孔6,6Aに被貼着面3に形成された凸部5が挿入さ
れ、アスファルトシ−ト2が被貼着面3に対して位置決
めされ、そのあとの加熱、融着、乾燥工程で貼着される
と、アスファルトシ−ト2が下方で棚部4により保持さ
れる。また、それぞれの孔6,6Aの周りに形成された
スリット7により、被貼着面3が曲面であってもアスフ
ァルトシ−ト2が被貼着面3に追従し、密着し易くな
る。尚、前記スリット8と同様に上記孔6とスリット7
から空気溜まりの空気を抜くことができる。
【0015】アスファルトシ−ト2が被貼着面3にセッ
トされ,貼着されるとき、アスファルトシ−ト2は自重
により、少し、下方にずれることがあるが、下端部が棚
部4で保持されるため、ずれ落ちることはない。また、
アスファルトシ−ト2が、少し剥離しても、被貼着面3
に形成された凸部5にアスファルトシ−ト2の孔6,6
Aが引っ掛かるためアスファルトシ−ト2が倒れこむこ
とはない。
【0016】尚、図4は、前記棚部4の表面とアスファ
ルトシ−ト2の表面とフロアパネル1の表面9とを面一
にしたことを示した断面図である。これは、被貼着面3
にアスファルトシ−ト2が貼着された状態で、その部分
をフロアカ−ペット等で覆うような場合、棚部4の表面
とアスファルトシ−ト2の表面とフロアパネル1の表面
9とを面一にすることが望ましいためである。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、被貼着面に貼
着されたアスファルトシ−トが下方の保持部で保持され
るため、同シ−トの自重に起因する「ずれ落ち」を防止
することができる。
【0018】請求項2の発明によれば、アスファルトシ
−トを被貼着面にセットすると、それぞれの孔にそれぞ
れの凸部が入るため、被貼着面に対するアスファルトシ
−トの位置決めができるとともに、空気溜まり等によっ
て十分な接着性が得られなくてもアスファルトシ−トが
凸部に引っ掛かり、同シ−トの「倒れこみ」を防止する
ことができる。
【0019】請求項3の発明によれば、被貼着面に貼着
されたアスファルトシ−トは同シ−トの自重に起因する
「ずれ落ち」と、空気溜まり等に起因する同シ−トの
「倒れこみ」とを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アスファルトシ−ト貼着構造の構成を示した斜
視図である。
【図2】図1のB−B断面図である。
【図3】図1、図2の部分拡大図である。
【図4】アスファルトシ−ト貼着構造の変形例を示した
断面図である。
【図5】従来のアスファルトシ−ト貼着構造の構成を示
した斜視図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】従来のアスファルトシ−ト貼着構造の問題点を
示した断面図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 アスファルトシ−ト 3 被貼着面 4 棚部 5 凸部 6,6A 孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直もしくは傾斜状の被貼着面に貼着さ
    れたアスファルトシ−トを下方で保持する保持部を備え
    たアスファルトシ−ト貼着構造。
  2. 【請求項2】 アスファルトシ−トが貼着される垂直も
    しくは傾斜状の被貼着面に複数の凸部を形成し、前記ア
    スファルトシ−トに前記凸部が挿入される孔をあけたア
    スファルトシ−ト貼着構造。
  3. 【請求項3】 垂直もしくは傾斜状の被貼着面に貼着さ
    れたアスファルトシ−トを下方で保持する保持部と、前
    記被貼着面に形成された複数の凸部と、前記アスファル
    トシ−トにあけられて前記凸部を挿入するための孔とを
    備えたアスファルトシ−ト貼着構造。
JP13848197A 1997-05-28 1997-05-28 アスファルトシ−ト貼着構造 Pending JPH10324186A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160102269A (ko) 2014-02-03 2016-08-29 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 수송 기기용 부품 및 패널 부재

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160102269A (ko) 2014-02-03 2016-08-29 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 수송 기기용 부품 및 패널 부재
US9978353B2 (en) 2014-02-03 2018-05-22 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Transportation vehicle part and panel member therefor

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