JPH10323980A - インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド及びその製造方法

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JPH10323980A
JPH10323980A JP13843597A JP13843597A JPH10323980A JP H10323980 A JPH10323980 A JP H10323980A JP 13843597 A JP13843597 A JP 13843597A JP 13843597 A JP13843597 A JP 13843597A JP H10323980 A JPH10323980 A JP H10323980A
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JP
Japan
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recording head
ink jet
jet recording
top plate
thermoplastic resin
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JP13843597A
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Kiyomi Aono
清美 青野
Hiroshi Koizumi
寛 小泉
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出口の面積が均一で良好な印字品位が得ら
れるようにする。 【解決手段】 インクジェット記録ヘッドに用いる天板
200を有機フィラーを混入した熱可塑性樹脂で形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
ヘッド及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッドのインク吐出
口は、例えば特開平2−121842号,特開平2−1
87346号等の公報に記載されているように、樹脂製
の天板(ノズルプレート)にエキシマレーザ光を照射す
ることによって加工されている。また、インクジェット
記録ヘッドのインク流路も、例えば特開平2−1218
45号等の公報に記載されているように、樹脂製の天板
にエキシマレーザ光を照射することによって加工されて
いる。
【0003】エキシマレーザ光は、波長が短く、強度も
強いため樹脂(有機物)を構成している分子の結合エネ
ルギーより高いエネルギーの光子が多量に照射でき、樹
脂を構成している分子そのものを高速に効率よく切断で
きる。このため、エキシマレーザ光を使用すれば、天板
に微細な形状を有する吐出口やインク流路(溝)を高い
平滑性をもって精度よく加工することができる。
【0004】また、特開平5−286140号公報に
は、インクジェット記録ヘッドに用いる天板を金属酸化
物の繊維状物質あるいはウイスカーが混入された樹脂材
料で作り、これにエキシマレーザ光を照射して吐出口を
設ける方法が提案されている。
【0005】上記樹脂材料は、一般に繊維強化樹脂と呼
ばれるもので、ガラス繊維などの繊維状物質(強化剤)
と熱可塑性樹脂とを、例えば、2本ロールミルまたは押
出機中で混合して押し出し、得られた押し出し物を粉砕
してペレットとしたものである。天板は、このペレット
を成形することによって作られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記樹脂材料
は、繊維状物質の良好な分散を確保できないため、イン
クジェット記録ヘッドの天板のように微細な加工を要求
される用途には不適当である。また、ガラス繊維などの
無機物質は、エキシマレーザ光が透過するため、吐出口
やインク流路に上記物質が分解,飛散しないで残ってし
まうという問題もある。
【0007】また、インクジェット記録ヘッドを構成す
る長尺タイプの天板に微細な溝(インク流路)をレーザ
光で加工する場合、レーザ光の強度分布と加工領域の関
係上、一度に加工することはできず、数回に分割加工す
る必要がある。このような長尺タイプの天板を熱可塑性
樹脂で成形した場合、成形時の収縮の影響を受けて天板
に反りが発生する。
【0008】反りのある天板500の場合は、図6,7
に示すように、溝(インク流路)501は、天板500
のオリフィスプレート502の裏面よりある距離をもっ
て加工される。図7に示すx1 ,x2 がこの距離であ
り、加工単位503の中央部で合わせて加工される。先
にも述べたように、天板500には反りが生じているた
め、各加工単位503の境界においてx1 −x2 の差が
生じる(図7)。したがって、レーザ加工で吐出口50
4,505を加工すると、これにあるテーパー角がつ
く。このため、加工する距離の差(x1 −x2 )によ
り、図8,9に示すように、吐出口504,505の面
積に差が生じ、この面積の差によりインクの吐出量に差
が生じる。従来のインクジェット記録ヘッドに印字濃度
のムラが目立つのは、このためであった。
【0009】勿論、上述した天板の反りは、金型で補正
して対応することはできる。しかし、多数の補正データ
を加えて試鋳を行いながら金型を製作しなければならな
いので、期間と手間がかかり、製品コストが高くつく。
【0010】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、吐出口の面積が均一で良好な印字品位
が得られる低コストのインクジェット記録ヘッド及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明が提供するインク
ジェット記録ヘッドは、同ヘッドに用いる天板を有機フ
ィラーを混入した熱可塑性樹脂で形成したものである。
【0012】また、本発明が提供するインクジェット記
録ヘッドの製造方法は、同ヘッドに用いる天板を有機フ
ィラーを混入した熱可塑性樹脂で形成し、前記天板の加
工をレーザ光で行う方法である。
【0013】上記熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレ
ン(PP)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレン
テレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレー
ト(PBT)、ポリアミド(PA)、ポリビニルアセタ
ール(POM)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポ
リフェニレンオキサイド(PPO)、ポリサルフォン
(PSF)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリ
エーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(P
I)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミ
ド(PEI)、ポリアリルエーテルケトン(PEA
K)、ポリメタクリレート、ポリスチレン、アクリルニ
トリル/スチレン共重合体(AS)、スチレン/ブタジ
エン共重合体(SBS)、スチレン/マレイン酸(SB
S)、メタクリル酸/ポリスチレン共重合体(MS樹
脂)、ポリアリレート(PAR)、ポリメチルペンテン
(TPX)、ABS、液晶ポリマー(LCP)の熱可塑
性重合体及び共重合体を使用することができる。
【0014】エキシマレーザ光を使用して加工する際に
は、熱可塑性樹脂の中でも芳香族環を有するものが好ま
しい。上記熱可塑性樹脂の変性物及びまたは混合物も使
用可能であることはいうまでもない。
【0015】上記有機フィラーとしては、例えば、芳香
族ポリアミド系化合物(パラ型アミド:商品名ケブラ
ー,デュポン社、メタ型アミド:商品名ノーメックス,
デュポン社、コーネックス,帝人など)ポリフッ化エチ
レン系化合物(商品名テフロン)など耐熱性があり、エ
キシマレーザで加工する際、分子が高速に切断できるも
のを使用できる。有機フィラーの形状は、針状,粒状,
パウダー状等いずれでもよい。
【0016】上記熱可塑性樹脂には、安定剤,潤滑剤,
加工助剤,可塑剤,染料,顔料,耐衝撃性改良剤,充填
剤等の添加剤を配合することができる。
【0017】
【作用】本発明における天板を構成する熱可塑性樹脂に
は有機フィラーが混入されているので、成形体である天
板に反りが発生しない。これは、有機フィラーにより成
形体である天板の収縮が抑制され、その結果、反りが抑
えられるためである。
【0018】有機フィラーは、文字通り、有機物である
ため、レーザ光によって分解,飛散する。このため、レ
ーザ光による吐出口,インク流路等の加工部分を平滑性
をもって精度よく加工できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、実施例のインクジェット記
録ヘッドについて図面を用いて説明する。本実施例は、
インク吐出口の密度360dpi(70.5μm)のイ
ンクジェット記録ヘッドである。
【0020】図1,2において、ヒーターボード100
には、吐出エネルギー発生素子101が所定の位置に3
60dpiの密度で128個設けられている。また、同
ボード100には外部からの電気信号により任意のタイ
ミングで吐出エネルギー素子101を駆動する信号パッ
ド、その駆動のための電力等を供給するための電力パッ
ド等であるパッド102が複数設けられている。
【0021】ヒーターボード100は、金属やセラミッ
クスなどの材質で作られたベースプレート300の表面
に接着剤で接着固定されている。
【0022】ヒーターボーダ100は、隣り合うヒータ
ーボードの端部の吐出エネルギー発生素子101の間隔
(ピッチ)Pとヒーターボード100上における吐出エ
ネルギー発生素子101の間隔(ピッチ)Pが同じにな
るように、すなわち70.5μmとなるように精度よく
配置されている。なお、ヒーターボード100は、以上
のように複数個に分割されたものでなくてもよい。1枚
のボードで形成してもよい。
【0023】ベースプレート300には、ヒーターボー
ド100と同様に配線基板400が接着貼付されてい
る。このとき、ヒーターボード100上の複数のパッド
102と配線基板400上に設けられた信号・電力供給
用の複数のパッド401とがそれぞれ対応する位置関係
にて接着貼付されている。また、配線基板400には、
外部からの印字信号や駆動電力を供給するためのコネク
ター402が設けられている。
【0024】次に、天板200について図3を参照して
説明する。
【0025】図3において、天板200は、ヒーターボ
ード100上の吐出エネルギー発生素子101に対応し
て設けられた複数の流路202、各流路202に連通す
るとともに各流路202に対応してオリフィスプレート
207に設けられたインクを記録媒体に向けて吐出させ
るための吐出口(オリフィス)203、各流路202に
対してインクを供給するための各流路202に連通した
液室201、液室2001に対してインクタンク(図示
せず)から供給されたインクを流入させるためのインク
供給路を形成するインク供給パイプ205、及びインク
供給パイプ205より前記液室201にインクを供給す
るためのインク供給口206を備えている。天板200
は、ヒーターボード100を複数並べて設けられた吐出
エネルギー発生素子列上にほぼ覆いかぶさる長さを有し
ている。
【0026】天板200は、各流路202とベースプレ
ート300上に並べられたヒーターボード100上の各
吐出エネルギー発生素子101が対応する位置関係にな
るように、ヒーターボード100上に結合されている。
このような構成となっているので、吐出エネルギー発生
素子101に熱エネルギーが発生すると、同素子101
上のインクに膜沸騰が生じてインク流路202内に気泡
が形成される。そしてこの気泡の成長によって吐出口2
03からインク滴が吐出される。
【0027】ワークWである天板200の流路202
は、後述するレーザ加工装置Kのワークステーション1
1に取り付けて、図4に示すように、ヒーターボード1
00(図2参照)との接合面側からレーザ光(エキシマ
レーザ光)2を照射して加工されている。また、吐出口
203もレーザ加工装置Kで加工されている。なお、吐
出口203は流路202の加工前に加工してもよいし、
流路202の加工後に加工してもよい。
【0028】本実施例の天板200は、有機フィラーを
混入した熱可塑性樹脂で構成されている。本実施例で
は、熱可塑性樹脂としてポリサルフォン(PSF)を使
用し、有機フィラーとしてパラ型アミド(商品名:ケブ
ラー)を使用した。
【0029】ここで、上記レーザ加工装置Kを図5によ
って説明する。
【0030】このレーザ加工装置Kは、レーザ光2を発
するレーザ光源としてのレーザ発振器1と、レーザ発振
器1からのレーザ光によりワークWの加工を行う加工系
が設けられた装置フレーム6と、ワークWの加工に関す
る情報処理および制御を行う情報処理・制御系7とを有
する。
【0031】レーザ発振器1から発したレーザ光2は、
その一部がビームスプリッター3に反射され、パワーデ
ィテクター4によってモニターされる。一方、ビームス
プリッター3を透過したレーザ光2は2つの45°全反
射ミラー5で反射されて装置フレーム6に入射される。
ビームスプリッター3としては、合成石英の平行平面板
を用い、表面反射のみでレーザ光2の一部を分離してい
る。
【0032】装置フレーム6は、光学系8と、ワークW
の位置を観察および測定する観察・測定系9と、マスク
部10と、ワークWを移動させるためのワークステーシ
ョン11とを有する。光学系8は、装置フレーム6に入
射されるレーザ光2の光軸a上に配置されたビーム整形
光学系およびケラー照明光学系8aと、マスク部10の
像をワークWの加工面に結像させる投影光学系8bとを
有し、ビーム整形光学系およびケラー照明光学系8aと
投影光学系8bとの間にマスク部10が配置されてい
る。なお、投影光学系8bには、マスク部10の耐久性
を考慮し、縮小光学系を用いるとよい。本実施例では、
4分の1倍縮小の投影光学系8bを用いた。
【0033】上記光軸aに対するワークWの傾きを調整
するために、ワークステーション11は、適宜な調整手
段を備えるとよい。例えば、互いに直交する3軸と、2
つの軸回りの回転の5軸について自由度を持つステージ
の組合せでワークステーション11を構成してもよい。
回転調整のための中心をワークWの加工中心に合わせる
構成とすることで、調整手段の制御を簡素化することが
できる。
【0034】ワークステーション11上でのワークWの
位置決めのために、ワークWをワークステーション11
に取り付ける治具11aには、ワークステーション11
上に配置したワークWに突き当てる複数の基準ピンが設
けられているとよい。また、治具11a上に、上記突き
当て機構の他に、エアー吸引などによるクランプ機構を
設けて、これをオートハンドと一体化し、ワークステー
ション11へのワークWの自動供給を可能にするとよ
い。また、ワークWを複数個同時にワークステーション
11にセットすることで、とりおき時間を短縮するよう
にしてもよい。ただし、この場合には、調整手段の回転
方向の1軸については、これをワークWの中心に位置で
きないので、測定時とワークWの移動時とで、基準値の
変換を行う必要がある。
【0035】観察・測定系9は、対物レンズを備えた鏡
筒9aと、鏡筒9aに組み込まれた落射照明光源9b
と、鏡筒9aに接続されたCCDカメラセンサ9cとか
らなる1対の観測器、および光軸a上に配置された2面
のミラー9dにより構成されている。各測定器およびミ
ラー9dは、投影光学系8bとワークステーション11
との間に配置されており、レーザ照射時にはミラー9d
は光軸aから外れ、測定時にのみ光軸a上に移動するよ
うにしてある。本実施例では、ミラー9dの移動を、エ
アシリンダ機構により制御している。
【0036】観察・測定系9からのワークWの位置デー
タ、およびパワーディテクター4からのビームパワーの
データは、情報処理・制御系7にフィードバックされ
る。すなわち、まず、観察・測定系9による測定結果
が、各測定器ごとに画像処理系7aにもたらされ、信号
処理の結果を制御系7bに与える。制御系7bでは上記
測定結果に基づいてワークWの移動距離を算出し、ワー
クステーション11におけるステージ移動を移動手段7
cで行わせる。そして、観察・測定系9の値が一定値に
なると移動手段7cによる位置調整を終了し、ミラー9
dを光軸aからずらし、レーザ発振器1に対してレーザ
光2の発光を行わせる信号を一定時間あるいは一定パル
ス数、与える。また、パワーディテクター4からのビー
ムパワー情報は、制御系7bにフィードバックされ、イ
ンターフェース7dを介してレーザ発振器1に与える出
力の調整を行う。
【0037】レーザ加工装置Kを使用するレーザ発振器
1としては、YAGレーザ発振器や、CO2 レーザ発振
器や、エキシマレーザ発振器や、N2 レーザ発振器等、
高出力のものを使用できる。本実施例では、上述のよう
に、ワークW、すなわち天板200の材質としてポリマ
ー樹脂の一種であるポリサルフォンを用いており、レー
ザ発振器としては、本実施例では、以下に述べる理由に
より、エキシマレーザ発振器、その中でも特にKr−F
エキシマレーザ発振器を用いている。
【0038】エキシマレーザは、紫外光を発振できるレ
ーザであり、高強度のエネルギーを出力でき、単色性に
優れ、指向性がよく、短パルス発振ができるだけでな
く、レンズで集光することによりエネルギー密度を大き
くできる利点がある。すなわち、エキシマレーザ発振器
は希ガスとハロゲンの混合気体を放電励起することで、
短パルス(15〜35ns)の紫外光を発振でき、Kr
−F、Xe−Cl、Ar−Fレーザ等がよく用いられ
る。これらの発振エネルギー数は100mJ/パルス、
パルスの繰返し周波数は30〜100Hzである。この
ように、高輝度の短パルス紫外光をポリマー樹脂の表面
に照射すると、照射部分が瞬間的にプラズマ発光と衝突
音を伴って分解,飛散する。いわゆる、“ABLATIVE PHO
TODECOMPOSITION(APD)”過程を生じ、これによってポリ
マー樹脂の加工ができる。これは、他のレーザ、例えば
赤外線であるCO2 レーザによる孔明けの場合と明らか
な差を生じる。例えば、ポリイミド(PI)フィルムに
エキシマレーザ(Kr−Fレーザ)を用いてレーザ光を
照射すると、PIフィルムの光吸収波長がUV領域にあ
るため、きれいな孔を明けることができるが、UV領域
にないYAGレーザでは孔のエッジが荒れ、CO2 レー
ザでは孔の周囲にクレータができる。
【0039】このように、紫外光を発振できるレーザは
ポリマー樹脂の加工性に優れている。紫外光を発振でき
るレーザとして、エキシマレーザの他にも、YAGレー
ザの4次高調波、YAGレーザの基本波と2次高調波と
のミキシング光、N2 レーザを挙げることができる。こ
れらも本発明では使用できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
天板の材料として有機フィラー入り樹脂材料を使用する
ので、成型時の収縮の影響を少なくし反りを抑えること
ができる。また、レーザ光による加工を精度よく行うこ
とができる。
【0041】このため、吐出口の面積が均一で良好な印
字品位が得られる安価なインクジェット記録ヘッドを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 レーザ加工装置で微細加工を行った実施例の
インクジェット記録ヘッドの斜視図
【図2】 図1の要部分解斜視図
【図3】 図2に示した天板の断面図及び側面図
【図4】 図3に示した天板の加工要領を示す断面図
【図5】 レーザ加工装置の概略構成図
【図6】 従来の天板に対する溝加工の要領を示す模式
【図7】 図6の要部拡大図
【図8】 吐出口の列と吐出口の面積の関係を示すグラ
【図9】 溝加工位置による吐出口の大きさの変化を示
す図
【符号の説明】
100 ヒーターボード 101 吐出エネルギー発生素子 102 パッド 200 天板 202 流路 203 吐出口 207 オリフィスプレート 300 ベースプレート 400 配線基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録ヘッドに用いる天板
    を有機フィラーを混入した熱可塑性樹脂で形成したこと
    を特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性樹脂は、ポリプロピレン
    (PP)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテ
    レフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート
    (PBT)、ポリアミド(PA)、ポリビニルアセター
    ル(POM)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリ
    フェニレンオキサイド(PPO)、ポリサルフォン(P
    SF)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエー
    テルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(P
    I)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミ
    ド(PEI)、ポリアリルエーテルケトン(PEA
    K)、ポリメタクリレート、ポリスチレン、アクリルニ
    トリル/スチレン共重合体(AS)、スチレン/ブタジ
    エン共重合体(SBS)、スチレン/マレイン酸(SB
    S)、メタクリル酸/ポリスチレン共重合体(MS樹
    脂)、ポリアリレート(PAR)、ポリメチルペンテン
    (TPX)、ABS、液晶ポリマー(LCP)の熱可塑
    性重合体及び共重合体である請求項1記載のインクジェ
    ット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記有機フィラーは、芳香族ポリアミド
    系化合物、またはポリフッ化エチレン系化合物である請
    求項1または2記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性樹脂は、安定剤、潤滑剤、
    加工助剤、可塑剤、染料、顔料、耐衝撃性改良剤、充填
    剤等の添加剤を含有している請求項1,2または3記載
    のインクジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 インクジェット記録ヘッドに用いる天板
    を有機フィラーを混入した熱可塑性樹脂で形成し、前記
    天板の加工をレーザ光で行うことを特徴とするインクジ
    ェット記録ヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記熱可塑性樹脂は、ポリプロピレン
    (PP)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテ
    レフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート
    (PBT)、ポリアミド(PA)、ポリビニルアセター
    ル(POM)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリ
    フェニレンオキサイド(PPO)、ポリサルフォン(P
    SF)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエー
    テルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(P
    I)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミ
    ド(PEI)、ポリアリルエーテルケトン(PEA
    K)、ポリメタクリレート、ポリスチレン、アクリルニ
    トリル/スチレン共重合体(AS)、スチレン/ブタジ
    エン共重合体(SBS)、スチレン/マレイン酸(SB
    S)、メタクリル酸/ポリスチレン共重合体(MS樹
    脂)、ポリアリレート(PAR)、ポリメチルペンテン
    (TPX)、ABS、液晶ポリマー(LCP)の熱可塑
    性重合体及び共重合体である請求項5記載のインクジェ
    ット記録ヘッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記有機フィラーは、芳香族ポリアミド
    系化合物、またはポリフッ化エチレン系化合物である請
    求項5または6記載のインクジェット記録ヘッドの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記熱可塑性樹脂は、安定剤、潤滑剤、
    加工助剤、可塑剤、染料、顔料、耐衝撃性改良剤、充填
    剤等の添加剤を含有している請求項5,6または7記載
    のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
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