JPH10322930A - 車両の電源供給方法及び車両用電源供給装置 - Google Patents

車両の電源供給方法及び車両用電源供給装置

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JPH10322930A
JPH10322930A JP9132299A JP13229997A JPH10322930A JP H10322930 A JPH10322930 A JP H10322930A JP 9132299 A JP9132299 A JP 9132299A JP 13229997 A JP13229997 A JP 13229997A JP H10322930 A JPH10322930 A JP H10322930A
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JP
Japan
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power supply
vehicle
battery
engine
load
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Withdrawn
Application number
JP9132299A
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English (en)
Inventor
Tomoyasu Terada
友康 寺田
Eiji Shimoji
映次 下地
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Publication of JPH10322930A publication Critical patent/JPH10322930A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源供給の遮断及び電源供給の復帰を的確な
タイミングでかつ容易に行うことができる車両用電源供
給装置を提案すること。 【解決手段】 バッテリ11と負荷40A〜40Xとを
接続する電源線16上に設けられ、閉成状態のときにバ
ッテリ11と負荷40A〜40Xとを電気的に導通する
と共に、開放状態のときにバッテリ11と負荷40A〜
40Xとを電気的に遮断する電源線開閉手段41と、エ
ンジンが動作状態にあるか否かを検出するエンジン動作
検出手段44と、エンジン動作検出手段44によりエン
ジンの動作が停止したことが検出されてから所定の期間
が経過したとき電源線開閉手段41を開放状態とすると
共に、エンジン動作検出手段44によりエンジンの動作
が開始したことが検出されたときに開放状態とされた電
源線開閉手段41を閉成状態に復帰させる開閉制御手段
43とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の電源供給方法
及び車両用電源供給装置に関し、例えば車両に異常があ
ったときやバッテリの電圧が所定の閾値以下となったと
きに電源線を強制的に遮断することにより、電源線の発
煙やバッテリ上がりを回避するようになされた車両の電
源供給方法及び車両用電源供給装置に適用して好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用電源供給装置の一
例として、特開平6−321027号公報により開示さ
れているようなものがある。この車両用電源供給装置
は、図6に示すように、電源線3上にヒュージブルリン
ク2を流れる電流の大きさを検出するための電流検出部
4を設けると共に、電源線3を介して電力の供給を受け
る電子機器(負荷)の使用電流値を算出する総電流算出
部8を設け、制御部9において電流検出部4で検出した
電流値と総電流算出部8で算出した総電流値を比較する
ことにより電源障害が発生したか否かを判定し、電源障
害が発生したと判定したときにはシリコン制御整流器
(SCR)5に制御電圧を出力するようになっている。
【0003】SCR5の制御端子に制御電圧が印加され
るとSCR5は導通状態となり、バッテリ1よりヒュー
ジブルリンク2及びSCR5を通って大電流が流れる。
大電流が流れるとヒュージブルリンク2は溶断して車両
の各負荷に対する電力の供給が停止され、車両の安全が
確保される。
【0004】なお図6における各部状態監視部7は車両
監視制御システム6より、各機器の運転状態すなわち機
器の電源が供給されているかの情報を取得監視し、この
情報を総電流算出部8に送出する。総電流算出部8には
予め各機器の電源が投入されているときの使用電流値が
記憶されており、総電流算出部8はこの記憶使用電流値
を参照して、各部状態監視部7から入力した電力が供給
されている機器の合計電流値を算出して制御部9に出力
する。
【0005】すなわち、図6の車両用電源供給装置は電
源系統に異常が生じたとき、電流検出部4が異常電流の
パルスを検知し、制御部9がそれが異常パルスであると
判断してSCR5に信号を送ることにより、ヒュージブ
ルリンク2を溶断させる構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うにヒュージブルリンク2を溶断させて負荷への電力供
給を遮断する構成では、電力供給を復帰させるためには
ヒュージブルリンクを交換しなければならないため、手
間がかかる問題があった。
【0007】ここでバッテリと負荷とを接続する電源線
上に開閉自在のスイッチを設け、例えば駐車時にバッテ
リの残量が少なくなったときに上記スイッチを強制的に
オフ制御することで上記スイッチより下流側の負荷への
電源供給を強制的に遮断することによりバッテリ上がり
を防止すると共に、運転を始めるときに上記スイッチを
オン状態に復帰させるようにした車両用電源供給装置が
提案されている。これによれば、バッテリ上がりを未然
に防止できると共にヒュージブルリンクを交換しなくて
も自動的に電源供給の復帰を行うことができる。
【0008】しかしこのような構成の場合、一般的に上
記スイッチのオンオフはイグニッションキースイッチの
操作に連動するようになされており、イグニッションキ
ースイッチの操作によってはバッテリ上がりを確実に防
止したり、エンジンの始動を開始することができなくな
る問題があった。
【0009】例えばイグニッションキースイッチがオフ
ポジションのときに駐車中であると判断して上記スイッ
チをオフさせて電源供給を遮断するものでは、イグニッ
ションキースイッチをアクセサリポジションの状態で放
置した場合には上記スイッチは遮断されずに、負荷スイ
ッチの切り忘れ等によるバッテリ上がりがおこることに
なる。
【0010】またイグニッションキースイッチがオンポ
ジションに操作されたときに上記スイッチをオンさせて
電源供給を復帰させるものでは、次にイグニッションキ
ースイッチをスタート位置に操作してエンジンを始動さ
せようとしたとき、他の負荷への電源供給がすでに行わ
れているためスタータモータに供給される電圧が不足し
てエンジンを始動できない場合がある。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、電源供給の遮断及び電源供給の復帰を的確なタイミ
ングでかつ容易に行うことができる車両用電源供給装置
を提案しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明により成された請求項1に記載の車両の電源供
給方法は、車両に搭載された負荷にバッテリからの電力
を供給する車両の電源供給方法において、エンジンが停
止してから所定の期間が経過した後、負荷のうち所定の
負荷への電源供給を停止し、エンジンが動作開始したこ
とを検出したときに、電源供給が停止された所定の負荷
への電源供給を復帰させるようにした。
【0013】この結果、エンジンの停止及び動作開始に
連動して電源供給の遮断及び復帰が行われるため、実質
上発電が行われているときのみ所定の負荷への電源供給
がなされる。かくしてバッテリ上がりが確実に防止され
ると共に、エンジン始動時には所定の負荷への電源供給
は未だ行われていないので特にバッテリ残量が少ないと
きの電圧不足によるエンジンの始動不能が抑制される。
またエンジン停止後の所定期間は電源供給が行われるこ
とにより、エンジン停止後のパワーウィンドウの開閉や
ドアミラーの操作等は有効に行うことができる。
【0014】また本発明により成された請求項2に記載
の車両の電源供給方法は、エンジンが停止しかつバッテ
リの電圧が所定の閾値未満となったとき、負荷のうち所
定の負荷への電源供給を停止し、エンジンが動作開始し
たことを検出したときに、電源供給が停止された所定の
負荷への電源供給を復帰させるようにした。
【0015】この結果、エンジンの停止及び動作開始に
連動して電源供給の遮断及び復帰が行われるため、実質
上発電が行われているときのみ所定の負荷への電源供給
がなされる。かくしてバッテリ上がりが確実に防止され
ると共に、エンジン始動時には所定の負荷への電源供給
は未だ行われていないので特にバッテリ残量が少ないと
きの電圧不足によるエンジンの始動不能が抑制される。
またエンジン停止後でもバッテリの電圧が所定の閾値未
満となるまでは電源供給は停止されないので、ユーザは
エンジン停止後でもバッテリ上がりにならないような範
囲内で各負荷を最大限利用することができるようにな
る。
【0016】また本発明により成された請求項3に記載
の車両の電源供給方法は、車両の衝突が検知されたとき
に、所定の負荷への電源供給を停止する。
【0017】この結果、衝突時に電源線や負荷が損傷し
たときの当該損傷箇所からの漏電が未然防止されるよう
になることにより、漏電に基づく車両火災を防止できる
ようになる。
【0018】また本発明により成された請求項4に記載
の車両の電源供給方法は、エンジンが停止してから所定
の期間が経過した後、又はエンジンが停止しかつバッテ
リの電圧が所定の閾値未満となったとき、若しくは車両
が衝突したことが検知されたときに、負荷のうち所定の
負荷への電源供給を停止し、エンジンが動作開始したこ
とを検出したときに、電源供給が停止された所定の負荷
への電源供給を復帰させる。
【0019】この結果、車両の駐車時、又はバッテリ残
量が少なくなったとき、若しくは電源線や負荷が損傷を
受けたときに、電源供給が遮断されることにより、負荷
スイッチの切り忘れや暗電流によるバッテリ上がりが未
然に防止されると共に衝突時の車両火災が未然に防止さ
れるようになる。またエンジン動作開始した後に電源供
給が復帰されるので、特にバッテリ残量が少ないときの
電圧不足によるエンジンの始動不能が抑制される。
【0020】また本発明により成された請求項5に記載
の車両の電源供給方法は、電源供給が停止される所定の
負荷は、ワイパーやヒータ等のように車両の緊急退避時
に必ずしも必要とされない負荷であるようにした。
【0021】この結果、ハザードランプ、ホーン、ヘッ
ドライト、スタータモータ等の緊急時に必要となる負荷
には常時電源供給が行われるようになるため、緊急時に
はこれらの負荷を用いて安全に退避することができる。
【0022】また本発明により成された請求項6に記載
の車両の電源供給方法は、請求項2において、エンジン
が停止しかつバッテリの電圧が所定の閾値未満となって
いる期間が所定期間以上継続したとき負荷への電源供給
を停止するようにした。
【0023】この結果、スタータモータの駆動時に瞬間
的にバッテリ電圧が下がっても、これを誤検出して電源
供給を遮断するといった事態を防ぐことができるように
なる。
【0024】また本発明により成された請求項7に記載
の車両の電源供給方法は、所定の負荷への電源供給を停
止したとき及び所定の負荷への電源供給を復帰させたと
き、当該電源供給を停止したこと及び電源供給を復帰さ
せたことを表示や音により運転者に知らせるようにし
た。
【0025】この結果、運転者は負荷への電源供給が自
動的に遮断又は復帰されたことを表示や音により知るこ
とができ、例えば負荷の故障により負荷が動作しないこ
ととを区別することができるようになる。
【0026】さらに本発明により成された請求項8に記
載の車両用電源供給装置は、図1の基本構成図に示すよ
うに、車両に搭載された負荷40A〜40Xに電源線1
6を介してバッテリ11からの電力を供給する車両用電
源供給装置において、バッテリ11と負荷40A〜40
Xとを接続する電源線16上に設けられ、閉成状態のと
きにバッテリ11と負荷40A〜40Xとを電気的に導
通すると共に、開放状態のときにバッテリ11と負荷4
0A〜40Xとを電気的に遮断する電源線開閉手段41
と、エンジンが動作状態にあるか否かを検出するエンジ
ン動作検出手段44と、エンジン動作検出手段44によ
りエンジンの動作が停止したことが検出されてから所定
の期間が経過したとき電源線開閉手段41を開放状態と
すると共に、エンジン動作検出手段44によりエンジン
の動作が開始したことが検出されたときに開放状態とさ
れた電源線開閉手段41を閉成状態に復帰させる開閉制
御手段43とを備えるようにした。
【0027】以上の構成において、開閉制御手段43
は、エンジンが停止状態になってから所定の期間が経過
すると、このことは車両が長期駐車状態にあると判断し
て電源線開閉手段41を開放状態として所定の負荷40
A〜40Xへの電源供給を遮断する。この結果、長期駐
車時の負荷スイッチの切り忘れ等によるバッテリ上がり
を防止することができる。また開閉制御手段43は、エ
ンジンの動作が開始すると電源線開閉手段41を閉成状
態にして所定の負荷40A〜40Xへの電源供給を復帰
させる。かくして、電源供給の遮断及び電源供給の復帰
を的確なタイミングでかつ容易に行うことができる車両
用電源供給装置を実現できるようになる。
【0028】さらに本発明により成された請求項9に記
載の車両用電源供給装置は、図1の基本構成図に示すよ
うに、車両に搭載された負荷40A〜40Xに電源線1
6を介してバッテリ11からの電力を供給する車両用電
源供給装置において、バッテリ11と負荷40A〜40
Xとを接続する電源線16上に設けられ、閉成状態のと
きにバッテリ11と負荷40A〜40Xとを電気的に導
通すると共に、開放状態のときにバッテリ11と負荷4
0A〜40Xとを電気的に遮断する電源線開閉手段41
と、エンジンが動作状態にあるか否かを検出するエンジ
ン動作検出手段44と、バッテリ11の電圧を検出する
電圧検出手段42と、エンジン動作検出手段44により
エンジンの動作が停止したことが検出されてから所定の
期間が経過したとき、またはエンジン動作検出手段44
によりエンジンの動作が停止したことが検出されかつ電
圧検出手段42により検出されたバッテリ電圧が所定の
閾値未満となったとき電源線開閉手段41を開放状態と
すると共に、エンジン動作検出手段44によりエンジン
の動作が開始したことが検出されたときに開放状態とさ
れた電源線開閉手段41を閉成状態に復帰させる開閉制
御手段43とを備えるようにした。
【0029】以上の構成において、開閉制御手段43
は、エンジンの動作が停止しかつバッテリ電圧が所定の
閾値未満となったとき、このことはそれ以上バッテリ電
圧が低下するとエンジンの始動ができなくなる状態にあ
ると判断して電源線開閉手段41を開放状態として所定
の負荷への電源供給を遮断する。この結果、エンジン停
止時の負荷スイッチの切り忘れや暗電流等によるバッテ
リ上がりを確実に防止することができる。また開閉制御
手段43は、エンジンの動作が開始すると電源線開閉手
段41を閉成状態にして所定の負荷40A〜40Xへの
電源供給を復帰させる。かくして、電源供給の遮断及び
電源供給の復帰を的確なタイミングでかつ容易に行うこ
とができる車両用電源供給装置を実現できるようにな
る。
【0030】さらに本発明により成された請求項10に
記載の車両用電源供給装置は、図1の基本構成図に示す
ように、車両に搭載された負荷に電源線を介してバッテ
リからの電力を供給する車両用電源供給装置において、
バッテリ11と負荷40A〜40Xとを接続する電源線
16上に設けられ、閉成状態のときにバッテリ11と負
荷40A〜40Xとを電気的に導通すると共に、開放状
態のときにバッテリ11と負荷40A〜40Xとを電気
的に遮断する電源線開閉手段41と、エンジンが動作状
態にあるか否かを検出するエンジン動作検出手段44
と、バッテリ11の電圧を検出する電圧検出手段42
と、エンジン動作検出手段44によりエンジンの動作が
停止したことが検出されてから所定の期間が経過したと
き、またはエンジン動作検出手段44によりエンジンの
動作が停止したことが検出されかつ電圧検出手段42に
より検出されたバッテリ電圧が所定の閾値未満となった
とき電源線開閉手段41を開放状態とすると共に、エン
ジン動作検出手段44によりエンジンの動作が開始した
ことが検出されたときに開放状態とされた電源線開閉手
段41を閉成状態に復帰させる開閉制御手段43とを備
えるようにした。
【0031】以上の構成において、開閉制御手段43
は、エンジンが停止状態になってから所定の期間が経過
すると、このことは車両が長期駐車状態にあると判断し
て電源線開閉手段41を開放状態として所定の負荷40
A〜40Xへの電源供給を遮断する。また開閉制御手段
43は、エンジンの動作が停止しかつバッテリ電圧が所
定の閾値未満となったとき、このことはそれ以上バッテ
リ電圧が低下するとエンジンの始動ができなくなる状態
にあると判断して電源線開閉手段41を開放状態として
所定の負荷40A〜40Xへの電源供給を遮断する。こ
の結果、長期駐車時の負荷スイッチの切り忘れや、エン
ジン停止時の暗電流等によるバッテリ上がりを防止する
ことができる。また開閉制御手段43は、エンジンの動
作が開始すると電源線開閉手段41を閉成状態にして所
定の負荷40A〜40Xへの電源供給を復帰させる。か
くして、電源供給の遮断及び電源供給の復帰を的確なタ
イミングかつ容易に行うことができる車両用電源供給装
置を実現できるようになる。
【0032】さらに本発明により成された請求項11に
記載の車両用電源供給装置は、請求項9又は請求項10
の開閉制御手段43はタイマを有し、当該タイマによ
り、エンジン動作の動作が停止しかつバッテリ電圧が所
定の閾値未満の状態が所定期間以上継続したことが検出
されたとき電源線開閉手段41を開放状態とするように
した。
【0033】以上の構成において、スタータモータの駆
動時に瞬間的にバッテリ電圧が下がっても、これを誤検
出して電源供給を遮断するといった事態を防ぐことがで
きるようになり、一段と的確なタイミングで電源供給の
遮断及び電源供給の復帰を行うことができる車両用電源
供給装置を実現できるようになる。
【0034】さらに本発明により成された請求項12に
記載の車両用電源供給装置は、請求項8、請求項9、請
求項10又は請求項11の構成に加えて、車両の衝突を
検知する衝突検知手段45を設け、開閉制御手段43
は、衝突検知手段45により車両の衝突が検知されたと
き電源線開閉手段41を開放状態とするようにした。
【0035】以上の構成において、衝突時に電源線16
や負荷40A〜40Xが損傷したときの当該損傷箇所か
らの漏電が未然防止されるようになることにより、漏電
に基づく車両火災を防止できるようになる。
【0036】さらに本発明により成された請求項13に
記載の車両用電源供給装置は、請求項8、請求項9、請
求項10、請求項11又は請求項12の電源線開閉手段
41は、ワイパーやヒータ等のように車両の緊急退避時
に必ずしも必要とされない負荷40A〜40Xとバッテ
リ11とを接続している共通の電源線上に設けられてい
るようにした。
【0037】以上の構成において、ハザードランプ、ホ
ーン、ヘッドライト、スタータモータ等の緊急時に必要
となる負荷には常時電源供給が行われるようになるた
め、電源線開閉手段41が開放制御されている場合でも
緊急時にはこれらの負荷を用いて安全に退避することが
できる。また電源線開閉手段41は共通の電源線16上
に設けられているので、1つの電源線開閉手段41を動
作させれば一括して複数の負荷40A〜40Xへの電源
遮断及び復帰を行うことができるようになり、構成を簡
単化できる。
【0038】さらに本発明により成された請求項14に
記載の車両用電源供給装置は、請求項8、請求項9、請
求項10、請求項11、請求項12又は請求項13の電
源線開閉手段41は、複数の負荷40A〜40Xとバッ
テリ11とを接続している共通電源線16と、共通電源
線16に形成された断線箇所と、共通電源線16の断線
箇所を掛け渡すように共通電源線16に接触することに
より共通電源線16を閉成状態とする閉成位置と共通電
源線16から離間することにより共通電源線16を開放
状態とする開放位置との間で移動自在に設けられた導電
部材と、回転方向に応じて導通部材を、閉成位置と開放
位置との間で移動させるモータと備え、開閉制御手段4
3は、モータを正方向又は逆方向に回転させることによ
り電源線開閉手段41を開閉動作させるようにした。
【0039】以上の構成において、電源線開閉手段41
を開閉動作させるためには、モータに正電圧又は負電圧
を瞬間的に印加すればよいので、例えば電源線開閉手段
41をラッチングリレー構成としてコイルに常時電圧を
印加して開放状態及び閉成状態を維持する場合と比較し
て、開閉動作に要する電力量を格段に低減することがで
きる。
【0040】さらに本発明により成された請求項15に
記載の車両用電源供給装置は、請求項8、請求項9、請
求項10、請求項11、請求項12、請求項13又は請
求項14の構成に加えて、開閉制御手段43が電源線開
閉手段41を開放状態又は閉成状態にしたとき、このこ
とを表示や音により運転者に知らせる告知手段46を備
えるようにした。
【0041】以上の構成において、運転者は負荷への電
源供給が自動的に遮断又は復帰されたことを表示や音に
より知ることができ、例えば負荷40A〜40Xの故障
により負荷40A〜40Xが動作しないこととを区別す
ることができるようになる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施形態を説明する。
【0043】図2において、10は全体として車両用電
源供給装置を示し、バッテリ(BAT)11やオルタネ
ータ(ALT)12等の電源部で発生した電力を、エン
ジンルーム内に設けられたジャンクションボックス(電
気接続箱)15を介して分配して各負荷13A〜13
C、……、14A〜14C、……に供給するようになっ
ている。
【0044】具体的には、バッテリ11やオルタネータ
12が電源線16(実際にはジャンクションボックス内
の電源線はブスバーと呼ばれる金属板である)を介して
スタータモータ(ST)13A、ハザードランプ(HA
Z)13B、ホーン(HORN)13C、ワイパー駆動
モータ(WIP)14A、ウォッシャー液吐出モータ
(WSH)14B、ヒータ(HTR)14C、……等の
負荷に接続されている。
【0045】またジャンクションボックス15内には各
負荷13B、13C、14A、14B、14Cに対応し
てヒューズF1、F2、F3、F4、F5が設けられて
おり、これによりヒューズF1〜F5よりも下流側の電
源線がショートしたときなどにヒューズF1〜F5が溶
断することにより、電源線からの漏電が未然に回避され
るようになっている。
【0046】かかる構成に加えて、ワイパー駆動モータ
(WIP)14A、ウォッシャー液吐出モータ(WS
H)14B、ヒータ(HTR)14C、……等の負荷の
上流側の電源線16上には、電源線開閉手段として、電
源カットモータ17及び当該電源カットモータ17の回
転に応じて電源線16と接触した位置と矢印aで示す電
源線16から離間した位置に移動される導通部材が設け
られている。これにより導通部材18が図2に示すよう
な位置に移動されているときには負荷14A〜14Cに
電源が供給されるのに対して、導通部材18が矢印aで
示す方向に移動されたときには負荷14A〜14Cには
電源は供給されない。
【0047】このように車両用電源供給装置10では、
単に電源カットモータ17を回転させるだけで負荷14
A〜14Cへの電力の供給停止及び電力の供給再開を容
易に行うことができるようになされている。
【0048】ここで車両用電源供給装置10において
は、電源カットモータ17及び導通部材18の後段に
は、ワイパー駆動モータ(WIP)14A、ウォッシャ
ー液吐出モータ(WSH)14B、ヒータ(HTR)1
4C、……などのようにエンジンが停止したときなどの
緊急時に必ずしも必要でない負荷を接続し、スタータモ
ータ(ST)13A、ハザードランプ(HAZ)13
B、ホーン(HORN)13Cなどの緊急時に必要とな
る負荷には電源カットモータ17及び導通部材18を介
さずに直接バッテリ11からの電力が与えられるように
なされている。
【0049】電源カットモータ17はジャンクションボ
ックス19内の設けられた開閉制御手段としての制御論
理部20によって制御される。なおジャンクションボッ
クス19は例えばインストゥルメントパネル用のジャン
クションボックスであり、本来インストゥルメントパネ
ル内の各表示部に電源を分配して供給するためのもので
ある。
【0050】制御論理部20はエンジン動作検出手段と
してのタコメータ21からエンジン回転数信号S1を入
力すると共に、衝突検知手段としてエアバッグシステム
の加速度センサ(Gセンサ)22から加速度信号S2を
入力する。さらに制御論理部20はジャンクションボッ
クス15内のヒューズF6を介してバッテリ11の端子
電圧を入力する。そしてエンジン回転数信号S1、加速
度信号S2及びバッテリ端子電圧に基づいて電源カット
モータ17に制御電圧を与えると共に、表示部23に表
示信号S3を送出する。
【0051】制御論理部20は、図3に示すように構成
されている。制御論理部20は、エンジン回転数信号S
1を長期タイマ31及び短期タイマ32のリセット端子
にそれぞれ入力する。またエンジン回転数信号S1はイ
ンバータ30を介して、長期タイマ31のタイマスター
ト端子に入力されると共に論理積回路34に入力され
る。また論理積回路34にはバッテリ端子電圧Bと閾
値電圧THとを比較する比較回路33の出力が入力され
る。そして論理積回路34の出力が短期タイマ32のタ
イマスタート端子に入力される。
【0052】ここで長期タイマ31はタイマスタート端
子に正論理の信号が入力されてから3分後に正論理の信
号を出力するものであり、短期タイマ32はタイマスタ
ート端子に正論理の信号が入力されてから1分後に正論
理の信号を出力するものである。
【0053】この結果、長期タイマ31はエンジンの回
転が停止してから3分後に正論理の信号を出力すると共
に、短期タイマ32はエンジンの回転が停止しかつバッ
テリ11の電圧Bが閾値電圧THよりも低下してから
1分後に正論理の信号を出力する。
【0054】長期タイマ31及び短期タイマ32の出力
信号は論理和回路35に入力される。また論理和回路3
5には加速度信号S2が入力される。この結果論理和回
路35からは、エンジンが停止してから3分以上経った
とき、またはエンジンが停止しかつバッテリ11の電圧
Bが閾値電圧THよりも低下してから1分以上経った
とき、または車両が衝突したときに正論理の信号が出力
される。
【0055】論理和回路35の出力は正回転信号S4と
してモータドライブ回路38に与えられる。モータドラ
イブ回路38は正論理の正回転信号S4を入力すると、
電源カットモータ17に当該電源カットモータ17を正
回転させるための起電圧を与えることにより、導通部材
18を矢印aの方向に移動させて(すなわち電源線16
を開放する方向に移動させて)負荷14A〜14Cへの
電源供給を停止させる。すなわち車両用電源供給装置1
0においては、エンジンが停止してから3分以上経った
とき(すなわち長期駐車時等のとき)、またはエンジン
が停止しかつバッテリ11の電圧Bが閾値電圧THよ
りも低下してから1分以上経ったとき(すなわちバッテ
リ残量が少なくなったとき)、または車両の衝突が検知
されたときに電源線16を開放状態とすることにより、
緊急時に必ずしも必要とならない負荷14A〜14Cへ
の電源供給を停止するようになっている。
【0056】このように車両用電源供給装置10におい
ては、エンジンが停止してから3分以上経ったときに電
源供給を停止したことにより、駐車時の負荷スイッチの
切り忘れによる負荷14A〜14Cへの電源供給や暗電
流を遮断してバッテリ残量の低下を抑制することができ
る。またエンジンが停止しかつバッテリ11の電圧B
が閾値電圧THよりも低下してから1分以上経ったとき
に電源供給を停止したことにより、スタータモータ13
Aの駆動時に瞬間的にバッテリ電圧が下がっても、これ
を誤検出して電源供給を遮断するといった事態を回避し
て、実質上バッテリ残量が少なくなったときに有効に電
源を遮断できる。さらに車両の衝突が検知されたときに
電源供給を停止したことにより、衝突事故の際の電源線
や負荷の損傷部分からの漏電を防止することができる。
【0057】また論理和回路35から出力された正回転
信号S4及びエンジン回転数信号S1が論理積回路36
に入力される。この結果論理積回路36は、エンジンが
停止してから3分以上経ち、またはエンジンが停止しか
つバッテリ11の電圧Bが閾値電圧THよりも低下し
てから1分以上経ち、または車両が衝突した状態で、エ
ンジンが始動されると、正論理の信号を出力する。
【0058】論理積回路36の出力は逆回転信号S5と
してモータドライブ回路38に与えられる。モータドラ
イブ回路38は正論理の逆回転信号S5を入力すると、
電源カットモータ17に当該電源カットモータ17を逆
回転させるための電圧を与えることにより、導通部材1
8を矢印aと反対方向に移動させて(すなわち電源線1
6を閉成する方向に移動させて)負荷14A〜14Cへ
の電源供給を復帰させる。
【0059】このように車両用電源供給装置10におい
ては、負荷14A〜14Cへの電源の遮断及び復帰を電
源遮断モータ17とこのモータの回転により移動する導
通部材18によって行うようにしたことにより、負荷1
4A〜14Cへの電源を遮断する際には正回転信号S4
が入力されたときに導通部材18が電源線16の断線部
分から離間するまで電源遮断モータ17に瞬間的に駆動
電圧を印加し、電源を復帰させる際には逆回転信号S5
が入力されたときに導通部材18が電源線16に接触す
るまで電源遮断モータ17に瞬間的に駆動電圧を印加す
ればよくなる。この結果例えばラッチングリレー等で電
源の遮断及び復帰を行う場合と比較して、遮断状態及び
復帰状態を維持するための消費電力を抑制することがで
きる。
【0060】また制御論理部20は正回転信号S4及び
逆回転信号S5を論理和回路37に入力し、当該論理和
回路37の出力を表示信号S3としてインストゥルメン
トパネルに配置された表示器23に送出する。この結
果、表示器23は負荷への電源供給が遮断されたとき及
び電源供給が復帰されたときに点灯するようになってい
る。これにより運転者は、制御論理部20によって自動
的に電源が遮断され、または復帰されたことを表示器2
3を見ることにより容易に確認することができ、例えば
負荷の故障により負荷が動作しないこととを区別するこ
とができるようになる。
【0061】ここで図4において、車両用電源供給装置
10による電源遮断及び復帰の動作を、特にエンジン回
転及びバッテリ電圧に着目して(すなわち車両の衝突が
なかった場合について)説明する。車両用電源供給装置
10は、時点t1でエンジンの回転が停止すると(図4
(A))、バッテリ11の端子電圧Bが下がっていき
やがて時点t2で閾値電圧THよりも小さくなる(図4
(B))。
【0062】そしてこの時点t2において短期タイマ3
2が起動され、時点t2から1分後の時点t3において短
期タイマ32から正論理の信号が出力されるようになる
(図4(C))。すると論理和回路35から正論理の正
回転信号S4がモータドライブ回路38に送出されるこ
とにより、電源カットモータ17は時点t3から瞬間的
に正転する(図4(D))。この結果、導通部材18が
電源線16から離間することにより、負荷14A〜14
Cへの電源供給が遮断される。
【0063】次に時点t4においてエンジンが始動され
ると、論理積回路36から正論理の逆回転信号S5がモ
ータドライブ回路38に送出されることにより、電源カ
ットモータ17は時点t4から瞬間的に逆転する。この
結果、導通部材18が電源線16に接触することによ
り、負荷14A〜14Cへの電源供給が復帰される。因
みに、図からも明らかなように、時点t4においてバッ
テリの端子電圧Bはスタータモータ13Aへの電源供
給により瞬間的に低い値となるが、この実施形態の車両
用電源供給装置10では、短期タイマ32を設けること
により、スタータモータ始動時のバッテリ電圧の低下を
誤検知して電源を遮断するといった不都合を回避して、
実質上バッテリ残量が少なくなったときに有効に電源を
遮断できるようになっている。
【0064】ここで車両用電源供給装置10の負荷14
A〜14Cへの電源遮断から電源の復帰までの動作を、
図5を用いて説明する。車両用電源供給装置10は、エ
ンジンが停止してから3分以上経ったとき、またはエン
ジンが停止しかつバッテリ11の電圧Bが閾値電圧T
Hよりも低下してから1分以上経ったとき、または車両
の衝突が検知されたときに、ステップSP1において電
源カットモータ17を正転させて負荷14A〜14Cへ
の電源供給を遮断する。
【0065】これにより車両用電源供給装置10におい
ては、駐車時のスイッチの切り忘れやバッテリ残量が少
ないときの暗電流に起因するバッテリ上がりを有効に防
止できると共に衝突事故の際の電源線16や負荷14A
〜14Cの損傷部分からの漏電を防止することができ
る。
【0066】次に車両用電源供給装置10はステップS
P2においてエンジンの回転があると判断すると、ステ
ップSP3に移って短期タイマ32及び長期タイマ31
をリセットし、続くステップSP4において制御論理部
20から電源カットモータ17に逆電圧を印加すること
により電源カットモータ17を逆転させて電源の供給を
復帰させる。
【0067】かくして以上の構成によれば、電源供給の
遮断及び電源供給の復帰を的確なタイミングでかつ容易
に行うことができる車両用電源供給装置10を実現する
ことができる。
【0068】なお上述の実施形態においては、短期タイ
マ32として1分タイマを設け、バッテリ11の電圧
Bが所定の閾値TH未満となっている期間が1分以上継
続したとき負荷14A〜14Cへの電源供給を停止する
ようにした場合について述べたが、この期間は1分に限
らない。同様に上述の実施形態においては、長期タイマ
31として3分タイマを設け、エンジンが停止してから
所定の3分が経過した後、負荷14A〜14Cへの電源
供給を停止する場合について述べたが、この期間は3分
に限らない。
【0069】また上述の実施形態においては、エンジン
動作検出手段としてタコメータ21を用いるようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要はエ
ンジンが動作しているか否かを検出できるようなもので
あればどのようなものであってもよい。
【0070】さらに上述の実施形態においては、告知手
段として表示器23を用いるようにした場合について述
べたが、告知手段はこれに限らず、例えば音によって電
源の遮断及び復帰を知らせるようにしてもよい。
【0071】
【発明の効果】上述のように請求項1又は請求項8に記
載の発明によれば、長期駐車時に所定の負荷への電源供
給を遮断すると共にエンジンが動作開始したとき電源供
給を復帰させたことにより、電源供給の遮断及び電源供
給の復帰を的確なタイミングでかつ容易に行うことがで
きる車両の電源供給方法及び車両用電源供給装置を実現
できるようになる。
【0072】また請求項2又は請求項9に記載の発明に
よれば、それ以上バッテリ電圧が低下するとエンジンの
始動ができなくなる状態にある場合に電源供給を遮断す
ると共にエンジンが動作開始したとき電源供給を復帰さ
せたことにより、電源供給の遮断及び電源供給の復帰を
的確なタイミングでかつ容易に行うことができる車両の
電源供給方法及び車両用電源供給装置を実現できるよう
になる。
【0073】また請求項3、請求項4又は請求項12に
記載の発明によれば、衝突時に電源線や負荷が損傷した
ときの当該損傷箇所からの漏電を未然防止できるように
なるので、漏電に基づく車両火災を防止できるようにな
る。
【0074】また請求項5又は請求項13に記載の発明
によれば、ハザードランプ、ホーン、ヘッドライト、ス
タータモータ等の緊急時に必要となる負荷には常時電源
供給が行われるようになるため、緊急時にはこれらの負
荷を用いて安全に退避することができるようになる。
【0075】また請求項6又は請求項11に記載の発明
によれば、スタータモータの駆動時に瞬間的にバッテリ
電圧が下がっても、これを誤検出して電源供給を遮断す
るといった事態を防ぐことができるようになり、一段と
的確なタイミングで電源供給の遮断及び電源供給の復帰
を行うことができる車両用電源供給装置を実現できるよ
うになる。
【0076】また請求項7又は請求項15に記載の発明
によれば、運転者は負荷への電源供給が自動的に遮断さ
れたり復帰されたことを表示や音により知ることがで
き、例えば負荷の故障により負荷が動作しないこととを
区別することができるようになる。
【0077】また請求項10に記載の発明によれば、電
源供給の遮断及び電源供給の復帰を的確なタイミングで
おこなって、長期駐車時の負荷スイッチの切り忘れや、
エンジン停止時の暗電流等によるバッテリ上がりを確実
に防止し得る車両用電源供給装置を実現できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用電源供給装置の基本構成を
示すブロック図である。
【図2】実施の形態による車両用電源供給装置の構成を
示す接続図である。
【図3】制御論理部の構成を示す回路図である。
【図4】電源供給の停止及び復帰の説明に供するタイミ
ングチャートである。
【図5】実施の形態による車両用電源供給装置の動作の
説明に供するフローチャートである。
【図6】従来の車両用電源供給装置による電源遮断の一
例を示す接続図である。
【符号の説明】
11 バッテリ 16 電源線 41(17、18) 電源線開閉手段(電源カットモ
ータ、導電部材) 42(33) 電圧検出手段(比較回路) 43(20) 開閉制御手段(制御論理部) 44(21) エンジン動作検出手段(タコメ
ータ) 45(22) 衝突検知手段(Gセンサ) 46(23) 告知手段(表示器) 40A〜40X(14A〜14C) 負荷

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された負荷にバッテリからの
    電力を供給する車両の電源供給方法において、 エンジンが停止してから所定の期間が経過した後、前記
    負荷のうち所定の負荷への電源供給を停止し、 前記エンジンが動作開始したことを検出したときに、電
    源供給が停止された前記所定の負荷への電源供給を復帰
    させることを特徴とする車両の電源供給方法。
  2. 【請求項2】 車両に搭載された負荷にバッテリからの
    電力を供給する車両の電源供給方法において、 エンジンが停止しかつ前記バッテリの電圧が所定の閾値
    未満となったとき、前記負荷のうち所定の負荷への電源
    供給を停止し、 前記エンジンが動作開始したことを検出したときに、電
    源供給が停止された前記所定の負荷への電源供給を復帰
    させることを特徴とする車両の電源供給方法。
  3. 【請求項3】 車両の衝突が検知されたときに、前記所
    定の負荷への電源供給を停止することを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の車両の電源供給方法。
  4. 【請求項4】 車両に搭載された負荷にバッテリからの
    電力を供給する車両の電源供給方法において、 エンジンが停止してから所定の期間が経過した後、又は
    エンジンが停止しかつ前記バッテリの電圧が所定の閾値
    未満となったとき、若しくは車両が衝突したことが検知
    されたときに、前記負荷のうち所定の負荷への電源供給
    を停止し、 前記エンジンが動作開始したことを検出したときに、電
    源供給が停止された前記所定の負荷への電源供給を復帰
    させることを特徴とする車両の電源供給方法。
  5. 【請求項5】 電源供給が停止される前記所定の負荷
    は、ワイパーやヒータ等のように車両の緊急退避時に必
    ずしも必要とされない負荷であることを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車両の
    電源供給方法。
  6. 【請求項6】 エンジンが停止しかつ前記バッテリの電
    圧が所定の閾値未満となっている期間が所定期間以上継
    続したとき前記負荷への電源供給を停止することを特徴
    とする請求項2に記載の車両の電源供給方法。
  7. 【請求項7】 前記所定の負荷への電源供給を停止した
    とき及び前記所定の負荷への電源供給を復帰させたと
    き、当該電源供給を停止したこと及び電源供給を復帰さ
    せたことを表示や音により運転者に知らせるようにした
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5又は請求項6に記載の車両の電源供給方
    法。
  8. 【請求項8】 車両に搭載された負荷に電源線を介して
    バッテリからの電力を供給する車両用電源供給装置にお
    いて、 前記バッテリと前記負荷とを接続する前記電源線上に設
    けられ、閉成状態のときに前記バッテリと前記負荷とを
    電気的に導通すると共に、開放状態のときに前記バッテ
    リと前記負荷とを電気的に遮断する電源線開閉手段と、 エンジンが動作状態にあるか否かを検出するエンジン動
    作検出手段と、 前記エンジン動作検出手段により前記エンジンの動作が
    停止したことが検出されてから所定の期間が経過したと
    き前記電源線開閉手段を開放状態とすると共に、前記エ
    ンジン動作検出手段により前記エンジンの動作が開始し
    たことが検出されたときに開放状態とされた前記電源線
    開閉手段を閉成状態に復帰させる開閉制御手段とを具え
    ることを特徴とする車両用電源供給装置。
  9. 【請求項9】 車両に搭載された負荷に電源線を介して
    バッテリからの電力を供給する車両用電源供給装置にお
    いて、 前記バッテリと前記負荷とを接続する前記電源線上に設
    けられ、閉成状態のときに前記バッテリと前記負荷とを
    電気的に導通すると共に、開放状態のときに前記バッテ
    リと前記負荷とを電気的に遮断する電源線開閉手段と、 エンジンが動作状態にあるか否かを検出するエンジン動
    作検出手段と、 前記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段と、 前記エンジン動作検出手段により前記エンジンの動作が
    停止したことが検出されかつ前記電圧検出手段により検
    出されたバッテリ電圧が所定の閾値未満となったとき前
    記電源線開閉手段を開放状態とすると共に、前記エンジ
    ン動作検出手段により前記エンジンの動作が開始したこ
    とが検出されたときに開放状態とされた前記電源線開閉
    手段を閉成状態に復帰させる開閉制御手段とを具えるこ
    とを特徴とする車両用電源供給装置。
  10. 【請求項10】 車両に搭載された負荷に電源線を介し
    てバッテリからの電力を供給する車両用電源供給装置に
    おいて、 前記バッテリと前記負荷とを接続する前記電源線上に設
    けられ、閉成状態のときに前記バッテリと前記負荷とを
    電気的に導通すると共に、開放状態のときに前記バッテ
    リと前記負荷とを電気的に遮断する電源線開閉手段と、 エンジンが動作状態にあるか否かを検出するエンジン動
    作検出手段と、 前記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段と、 前記エンジン動作検出手段により前記エンジンの動作が
    停止したことが検出されてから所定の期間が経過したと
    き、または前記エンジン動作検出手段により前記エンジ
    ンの動作が停止したことが検出されかつ前記電圧検出手
    段により検出されたバッテリ電圧が所定の閾値未満とな
    ったとき前記電源線開閉手段を開放状態とすると共に、
    前記エンジン動作検出手段により前記エンジンの動作が
    開始したことが検出されたときに開放状態とされた前記
    電源線開閉手段を閉成状態に復帰させる開閉制御手段と
    を具えることを特徴とする車両用電源供給装置。
  11. 【請求項11】 前記開閉制御手段はタイマを有し、当
    該タイマにより、前記エンジン動作の動作が停止しかつ
    前記バッテリ電圧が所定の閾値未満の状態が所定期間以
    上継続したことが検出されたとき前記電源線開閉手段を
    開放状態とすることを特徴とする請求項9又は請求項1
    0に記載の車両用電源供給装置。
  12. 【請求項12】 前記車両用電源供給装置は、車両の衝
    突を検知する衝突検知手段を具え、 前記開閉制御手段は、前記衝突検知手段により車両の衝
    突が検知されたとき前記電源線開閉手段を開放状態とす
    ることを特徴とする請求項8、請求項9、請求項10又
    は請求項11に記載の車両用電源供給装置。
  13. 【請求項13】 前記電源線開閉手段は、ワイパーやヒ
    ータ等のように車両の緊急退避時に必ずしも必要とされ
    ない負荷と前記バッテリとを接続している共通の電源線
    上に設けられていることを特徴とする請求項8、請求項
    9、請求項10、請求項11又は請求項12に記載の車
    両用電源供給装置。
  14. 【請求項14】 前記電源線開閉手段は、 複数の前記負荷と前記バッテリとを接続している共通電
    源線と、 前記共通電源線に形成された断線箇所と、 前記共通電源線の前記断線箇所を掛け渡すように前記共
    通電源線に接触することにより前記共通電源線を閉成状
    態とする閉成位置と、前記共通電源線から離間すること
    により前記共通電源線を開放状態とする開放位置との間
    で移動自在に設けられた導電部材と、 回転方向に応じて前記導通部材を、前記閉成位置と前記
    開放位置との間で移動させるモータとを具え、 前記開閉制御手段は、前記モータを正方向又は逆方向に
    回転させることにより前記電源線開閉手段を開閉動作さ
    せることを特徴とする請求項8、請求項9、請求項1
    0、請求項11、請求項12又は請求項13に記載の車
    両用電源供給装置。
  15. 【請求項15】 前記車両用電源供給装置は、さらに、 前記開閉制御手段が前記電源線開閉手段を開放状態又は
    閉成状態にしたとき、このことを表示や音により運転者
    に知らせる告知手段を具えることを特徴とする請求項
    8、請求項9、請求項10、請求項11、請求項12、
    請求項13又は請求項14に記載の車両用電源供給装
    置。
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