JPH10322914A - 安定化電源回路 - Google Patents

安定化電源回路

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JPH10322914A
JPH10322914A JP9126760A JP12676097A JPH10322914A JP H10322914 A JPH10322914 A JP H10322914A JP 9126760 A JP9126760 A JP 9126760A JP 12676097 A JP12676097 A JP 12676097A JP H10322914 A JPH10322914 A JP H10322914A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力コンデンサの放電時間を短縮し、長い放
電時間のために生じる接続機器の誤動作をなくすように
した安定化電源回路を提供する。 【解決手段】 外部出力側に出力コンデンサCを接続
し、パワートランジスタTr1の下流側に、スイッチン
グ用トランジスタTr4を並列に接続し、そのベース端
子に負荷側への電源出力をオン/オフするための制御信
号が入力されるON/OFF端子をつなげる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、携帯電話
機等の小電力機器等に適用され、充電池等の入力電源の
電圧を安定化させるための安定化電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来からシリーズレギュレータ
等に用いられている安定化電源回路の一例であり、パワ
ートランジスタにPNPトランジスタを使用した低飽和
型の回路である。同図によると、入力電源V0として充
電池等がつながれた入力端子にパワートランジスタTr
1のエミッタ端子が接続され、負荷がつながれた出力端
子にそのコレクタ端子が接続されている。パワートラン
ジスタTr1のベース端子には、パワートランジスタTr
1を駆動させるためのトランジスタTr2が接続されて
いる。
【0003】トランジスタTr2のベース端子には、2
つの入力信号の差分値を反転増幅して出力するオペアン
プAmpの出力端子が接続されている。このオペアンプA
mpは、負荷出力側の電圧を分圧抵抗R1,R2で分圧し
た電圧(比較電圧)と基準電圧Vrefとを入力し、その
差分値を出力する。また、トランジスタTr2のベース
端子には、トランジスタTr3が接続されており、トラ
ンジスタTr3のベース端子は、この安定化電源回路の
負荷側への電源出力をオン/オフするための制御信号が
入力されるON/OFF端子につながれている。
【0004】そして、上記部品で構成される安定化電源
回路の外部出力には、電解コンデンサ等からなりフィル
ターとして機能する出力コンデンサCが並列に接続され
ている。
【0005】この安定化電源回路の動作を説明すると、
オペアンプAmpは、抵抗R1,R2によって分圧された
出力側の電圧と基準電圧Vrefとを入力し比較する。そ
して、その差分値を反転増幅してトランジスタTr2に
ベース電流として与える。トランジスタTr2は、この
ベース電流により制御され、これにより、パワートラン
ジスタTr1のベース端子に流れる電流を制御する。こ
の制御により、パワートランジスタTr1のコレクタ・
エミッタ電圧Vceが調整され、出力電圧が安定化され
る。
【0006】負荷側への電源出力のオン/オフは、パワ
ートランジスタTr1を駆動するトランジスタTr2のベ
ース端子をトランジスタTr3にて制御することによっ
て行う。すなわち、出力をオンするためには、ON/OFF端
子をLowにする。これにより、トランジスタTr3は動作
しないので、オペアンプAmpの出力はトランジスタTr
2のベース端子に与えられ、パワートランジスタTr1
が動作して出力はオンする。
【0007】一方、出力をオフするためには、ON/OFF端
子をHighにする。これにより、トランジスタTr3は動
作し、トランジスタTr2はオフになる。そのため、パ
ワートランジスタTr1も動作しないので、出力はオフ
になる。このように、ON/OFF端子がLowのときに出力は
オンになり、ON/OFF端子がHighのときに出力はオフにな
る。この場合、トランジスタTr3は出力制御手段とし
て機能する。
【0008】ところで、このような安定化電源回路を用
いる場合には、負荷側への出力の発振を防止して出力を
より安定化させるために、図5に示すように、出力コン
デンサCを出力端子に並列接続する。この出力コンデン
サCの容量は、実際には、数μF〜数百μFであるが、
負荷電流が大きくなればなるほど、あるいは負荷電流の
変動が大きくなればなるほど大きくしなければならな
い。。
【0009】また、ON/OFF端子をHighにして出力をオフ
にすると、パワートランジスタTr1はオフになるた
め、出力コンデンサCに蓄えられた電荷は、負荷を通し
て、または安定化電源回路内の分圧抵抗R1,R2を通
して放電される(図5の矢印参照)。特に、無負荷(出
力側がオープン)の状態では、出力コンデンサCの電荷
は全て安定化電源回路内の分圧抵抗R1,R2を通して
放電されることになる。
【0010】携帯電話機や電子手帳等の小電力用機器で
は、充電池を入力電源として使用している場合が多く、
これらの機器の動作時間を長くするためには、安定化電
源回路の動作電流をできるだけ少なくして、消費電力を
抑える必要がある。そのため、安定化電源回路では、分
圧抵抗R1,R2を可能な限り大きい値にしなければな
らない。具体的には、通常、抵抗R1の値を数kΩ程度
に設定しているが、回路の動作電流を抑えたものでは、
抵抗R1の値を数十kΩ〜数百kΩ程度に設定してい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、分圧抵抗R
1,R2の値を大きくすると、無負荷状態あるいは軽負
荷状態では出力をオフした場合、出力コンデンサCの放
電時間が長くなる。そのため、出力コンデンサCの放電
時間だけ、オフ応答が悪くなり、負荷側に接続された機
器の誤動作を生じさせるおそれがある。
【0012】ところで、パワートランジスタTr1にP
NPトランジスタを用いている安定化電源回路では、図
6に示すように、入力側が接触不良等の原因で瞬間的に
短絡した場合、出力コンデンサCの電荷がパワートラン
ジスタTr1を通して入力側へ流れ、パワートランジス
タTr1やその周辺の回路素子を破壊するおそれがあ
る。
【0013】そこで、上記回路素子を保護するために、
図7に示すように、パワートランジスタTr1の両端に
ダイオードDを接続して、出力側の電荷を入力側に強制
的に流すようにしている。ところが、この回路素子保護
用のダイオードDは、パワートランジスタTr1の両端
に接続するので大容量のものを用いる必要がある。その
ため、ダイオ−ドDの大きさが大きくなり、安定化電源
回路の外部に装着しなければならず、部品コストの増加
および装置の拡大化を招いていた。
【0014】本発明の目的は、上記に鑑み、出力コンデ
ンサの放電時間を短縮し、長い放電時間のために生じる
接続機器の誤動作をなくすようにした安定化電源回路を
提供することである。
【0015】また、本発明の他の目的は、入力側が短絡
した場合、簡易な構成で回路素子を保護できる安定化電
源回路を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、出力側に出力安定用のコンデンサが接続され、出
力を制御するための出力制御素子と、出力制御素子をオ
ン/オフするための出力制御手段とを備えた安定化電源
回路において、出力をオフした際にコンデンサに蓄えら
れた電荷を瞬時に放電させるための放電手段を備えたも
のである。
【0017】具体的には、放電手段は、出力制御素子の
下流側に並列接続されたスイッチングトランジスタで構
成され、出力をオフした際にスイッチングトランジスタ
が動作して、これを介して瞬時にコンデンサに蓄えられ
た電荷が放電されるので、長い放電時間のために生じる
接続機器の誤動作を防止することができる。
【0018】また、放電手段に、出力をオフした際の放
電手段による放電の開始を遅らすための遅延手段が接続
されていてもよい。これによれば、出力をオフした際の
放電時間の開始が早すぎるために生じる入力側の短絡を
防止することができる。
【0019】本発明による他の課題解決手段は、出力側
に出力安定用のコンデンサが接続され、出力を制御する
ための出力制御素子を備えた安定化電源回路において、
入力側が短絡することによって流れる逆電流を防止する
ための保護手段と、該保護手段が作動することによりコ
ンデンサに蓄えられた電荷を瞬時に放電させるための放
電手段とを備えたものである。
【0020】具体的には、保護手段は、出力制御素子の
上流側に並列接続された保護用スイッチングトランジス
タで構成され、放電手段は、出力制御素子の下流側に並
列接続された放電用スイッチングトランジスタで構成さ
れる。
【0021】上記構成によれば、例えば、接触不良等の
原因で入力側が短絡した際に保護用スイッチングトラン
ジスタの動作によって放電用スイッチングトランジスタ
が動作し、これを介して放電されるので、入出力端子の
間に直接接続された回路素子には逆電流は流れない。そ
のため、これらの回路素子を保護することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0023】<第1実施形態>図1は、本発明の第1実
施形態に係る安定化電源回路図である。この安定化電源
回路は、例えば、携帯電話機等の小電力機器等に適用さ
れ、充電池等から供給される入力電圧の変動を抑え、安
定した電圧を負荷に供給するための回路である。なお、
図1に示す回路の基本的な部分は「従来の技術」で説明
した図5と同様であるためその説明を省略し、以下では
特徴部分を中心に説明する。また、図5と同じ機能部分
については同一符号を用いる。
【0024】図1によると、パワートランジスタTr1
の下流側に、詳細には分圧抵抗R1の下流側に、電流制
限用抵抗R3を介して放電手段としてのスイッチング用
トランジスタTr4が並列に接続され、そのスイッチン
グ用トランジスタTr4のベース端子がON/OFF端子につ
ながれている。
【0025】この構成により、ON/OFF端子からHigh信号
が入力され、トランジスタTr3が動作して負荷側出力
がオフされ、それとほぼ同時にスイッチング用トランジ
スタTr4が動作する。これにより、出力コンデンサC
に蓄えられた電荷は、抵抗R3およびスイッチング用ト
ランジスタTr4を経由してGNDに流れ瞬時に放電さ
れる(図1の矢印参照)。
【0026】すなわち、従来のように、分圧抵抗R1,
R2の抵抗値を高くして、出力コンデンサCの放電時間
が長くなっていたものが、出力をオフした際にスイッチ
ング用トランジスタTr4を介して出力側をGNDに短
絡させることにより、出力コンデンサCの放電時間を大
幅に短縮し、出力のオフ時の応答性を上げることができ
る。そのため、出力コンデンサCの長い放電時間のため
に生じていた、出力側に接続された機器の誤動作を防止
することができる。
【0027】なお、この回路におけるスイッチング用ト
ランジスタTr4の接続は、図1に示すように、出力コ
ンデンサCに蓄えられた電荷の放電を考慮して、出力コ
ンデンサCへの出力端子に最も近い位置に接続されるの
が最も好ましい。
【0028】図2は、安定化電源回路の変形例を示す図
である。同図に示すように、トランジスタTr3のベー
ス端子を電源電圧Vccおよびスイッチング用トランジス
タTr4のベース端子に接続し、トランジスタTr3のベ
ース端子とGNDと間にトランジスタTr5を挿入し
て、トランジスタTr5のベース端子をON/OFF端子につ
なげるようにしてもよい。
【0029】こうすることにより、ON/OFF端子をLowに
すると、トランジスタTr5は動作しないが、電源電圧
VccによってトランジスタTr3は動作するので、出力
はオフになる。このとき、スイッチング用トランジスタ
Tr4はオンする。一方、ON/OFF端子をHighにすれば、
トランジスタTr5が動作し、トランジスタTr3のベー
ス端子はLowになり、トランジスタTr3は動作しない。
したがって、出力はオンになる。このとき、スイッチン
グ用トランジスタTr4はオンしない。
【0030】すなわち、ON/OFF端子がHighのときに出力
はオフ、ON/OFF端子がLowのときに出力はオンになって
いたものが、図2に示す構成により、ON/OFF端子がHigh
のときに出力はオン、ON/OFF端子がLowのときに出力は
オフになる。つまり、ON/OFF端子における制御信号の論
理を反転させることができる。したがって、ON/OFF端子
における制御信号の論理を反転させたいときには、図2
に示す構成の安定化電源回路を用いればよい。これによ
り、この安定化電源回路の汎用性を広げることができ
る。なお、図中、R4は電流制限用抵抗である。
【0031】ところで、図1または図2に示した安定化
電源回路では、出力のオフと同時にスイッチング用トラ
ンジスタTr4によって放電させるようにしているが、
回路素子の応答性等によりパワートランジスタTr1の
オフがスイッチング用トランジスタTr4による放電よ
り遅れる場合がある。パワートランジスタTr1のオフ
が遅れると、入力側からパワートランジスタTr1およ
びスイッチング用トランジスタTr4を介して電流が流
れ、入力側がGNDと短絡するときがある。
【0032】そこで、図3に示すように、ON/OFF端子か
ら入力される制御信号を若干遅らせてスイッチング用ト
ランジスタTr4に与えるようにする遅延手段を設けれ
ばよい。このようにすれば、パワートランジスタTr1
のオフより早くスイッチング用トランジスタTr4によ
って放電されることがなくなり、入力側がGNDと短絡
することがなくなる。
【0033】具体的には、スイッチング用トランジスタ
Tr4のベース端子とGNDと間に遅延手段としてのト
ランジスタTr6,Tr7を直列に接続する。これによ
り、ON/OFF端子から入力される制御信号は、トランジス
タTr6,Tr7のオン/オフの応答時間によって、スイ
ッチング用トランジスタTr4に遅れて与えられ、スイ
ッチング用トランジスタTr4が動作するタイミングを
遅らせることができる。したがって、出力コンデンサC
に蓄えられた電荷の放電の開始を遅らせることができ、
上述したような入力側がGNDと短絡するような不具合
を解消することができる。なお、図中、R5,R6は電
流制限用抵抗である。
【0034】<第2実施形態>図4は、本発明の第2実
施形態に係る安定化電源回路図である。この第2実施形
態の特徴は、パワートランジスタTr1の上流側に入力
側が短絡したことによって流れる逆電流を防止するため
の保護手段が設けられ、この保護手段の作動により出力
コンデンサCに蓄えられた電荷を放電させるための放電
手段が設けられた点にある。
【0035】例えば、接触不良等の原因で入力側が瞬間
的に短絡したときに出力コンデンサCの電荷がすぐに放
電されないと、入力側の電圧より出力側の電圧が高くな
って、出力側から入力側に逆電流が流れる場合がある。
詳細には、出力コンデンサCの電荷による電流が、パワ
ートランジスタTr1を介して入力側に逆に流れ、パワ
ートランジスタTr1やその周辺の回路素子を破壊する
おそれがある。
【0036】そこで、パワートランジスタTr1の上流
側に、保護手段としてのスイッチング用トランジスタT
r8を並列接続し、スイッチング用トランジスタTr8の
コレクタ端子を放電手段としてのスイッチング用トラン
ジスタTr4のベース端子に接続する。その他の構成は
第1実施形態と同様である。
【0037】このようにすれば、入力側が短絡した際
に、スイッチング用トランジスタTr8が動作し、これ
に伴いスイッチング用トランジスタTr4も動作する。
よって、出力コンデンサCに蓄えられた電荷がスイッチ
ング用トランジスタTr4を介して放電される(図4の
矢印参照)。したがって、パワートランジスタTr1や
その周辺の回路素子等には逆電流が流れることがないの
で、入力側が短絡してもそれらの回路素子を保護するこ
とができる。
【0038】しかも、従来のように回路素子保護用の大
型のダイオードを安定化電源回路に外付けしなくともよ
く、小型のスイッチング用トランジスタTr4,Tr8を
用いて簡単に保護回路を構成することができる。そのた
め、回路構成の簡素化、小型化を実現でき、コストの削
減を図ることができる。
【0039】また、図4によると、スイッチング用トラ
ンジスタTr4のベース端子は、ON/OFF端子に接続され
ているため、第1実施形態で説明したように、スイッチ
ング用トランジスタTr4は、出力オフ時の放電用トラ
ンジスタとしても機能することになる。したがって、ス
イッチング用トランジスタTr4は、出力オフ時の放電
機能と入力短絡時の放電機能とを合わせもち、より一層
回路の簡素化を図ることができる。
【0040】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることができる。例えば、こ
の安定化電源回路は小電力機器に限らず、プリンター、
ファクシミリまたは複写装置等の事務用機器の他、あら
ゆる電気機器の電源部に適用されてもよい。
【0041】また、図1では、パワートランジスタTr
1にPNPトランジスタを使用した低飽和型のシリーズ
レギュレータについて説明したが、パワートランジスタ
Tr1にNPNトランジスタを使用した汎用のシリーズ
レギュレータおよびスイッチングタイプのレギュレータ
等に上記回路が適用されてもよい。
【0042】また、スイッチング用トランジスタの代わ
りに汎用のリレーが用いられてもよい。また、図3に示
した遅延用トランジスタTr6,Tr7の代わりに、抵抗
およびコンデンサで構成されるRC遅延回路を設けても
よい。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、負荷
側への電源出力をオフした際にスイッチングトランジス
タが動作してコンデンサに蓄えられた電荷を瞬時に放電
させることができるので、出力のオフ時の応答性を上げ
ることができ、例えば、コンデンサの長い放電時間のた
めに生じる接続機器の誤動作を防止することができる。
そのため、信頼性の高い安定化電源回路を提供すること
ができる。
【0044】また、出力をオフした際の放電の開始を遅
延させるための遅延手段を備えることにより、放電時間
の開始が早すぎるために生じる入力側の短絡を防止する
ことができる。
【0045】また、保護手段を設けることにより、例え
ば、接触不良等で入力側が短絡した際に、保護用スイッ
チングトランジスタの動作によって放電用スイッチング
トランジスタが動作してそれを介してコンデンサで蓄え
られた電荷が放電されるので、入力端子と出力端子との
間に直接接続された回路素子には逆電流が流れない。そ
のため、入力側が短絡してもそれらの回路素子を保護す
ることのできる安定化電源回路を提供することができ
る。
【0046】しかも、従来のように回路素子保護用に大
型ダイオードを用いなくても、小型のスイッチングトラ
ンジスタで保護回路を構成することができるので、回路
構成の簡易化、小型化を実現でき、コストの削減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る安定化電源回路図
【図2】第1実施形態の変形例を示す安定化電源回路図
【図3】第1実施形態の他の変形例を示す安定化電源回
路図
【図4】第2実施形態に係る安定化電源回路図
【図5】従来の安定化電源回路図
【図6】同じく入力側が短絡した場合の安定化電源回路
【図7】同じくダイオードが外付けされた安定化電源回
路図
【符号の説明】
C 出力コンデンサ Tr1 パワートランジスタ Tr3,Tr6,Tr7 トランジスタ Tr4 スイッチング用トランジスタ(放電用トランジ
スタ) Tr8 スイッチング用トランジスタ(保護用トランジ
スタ)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力側に出力安定用のコンデンサが接続
    され、出力を制御するための出力制御素子と、該出力制
    御素子をオン/オフするための出力制御手段とを備えた
    安定化電源回路において、出力をオフした際に前記コン
    デンサに蓄えられた電荷を瞬時に放電させるための放電
    手段を備えたことを特徴とする安定化電源回路。
  2. 【請求項2】 前記放電手段は、前記出力制御素子の下
    流側に並列接続されたスイッチングトランジスタで構成
    され、出力をオフした際に前記スイッチングトランジス
    タが動作して放電させることを特徴とする請求項1記載
    の安定化電源回路。
  3. 【請求項3】 前記放電手段に、出力をオフした際に前
    記放電手段による放電の開始を遅らすための遅延手段が
    接続されたことを特徴とする請求項1または2記載の安
    定化電源回路。
  4. 【請求項4】 出力側に出力安定用のコンデンサが接続
    され、出力を制御するための出力制御素子を備えた安定
    化電源回路において、入力側が短絡したことによって流
    れる逆電流を防止するための保護手段と、該保護手段が
    作動することにより前記コンデンサに蓄えられた電荷を
    瞬時に放電させるための放電手段とを備えたことを特徴
    とする安定化電源回路。
  5. 【請求項5】 前記保護手段は、前記出力制御素子の上
    流側に並列接続された保護用スイッチングトランジスタ
    で構成され、前記放電手段は、前記出力制御素子の下流
    側に並列接続された放電用スイッチングトランジスタで
    構成され、入力側が短絡した際に保護用スイッチングト
    ランジスタが動作することにより、放電用スイッチング
    トランジスタが動作して放電させることを特徴とする請
    求項4記載の安定化電源回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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