JPH10322523A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH10322523A
JPH10322523A JP9124321A JP12432197A JPH10322523A JP H10322523 A JPH10322523 A JP H10322523A JP 9124321 A JP9124321 A JP 9124321A JP 12432197 A JP12432197 A JP 12432197A JP H10322523 A JPH10322523 A JP H10322523A
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JP
Japan
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Withdrawn
Application number
JP9124321A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Maruyama
吉紀 丸山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Publication of JPH10322523A publication Critical patent/JPH10322523A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上向きに載置された原稿の画像を上方から読
み取る画像読取装置において、上向きに載置された原稿
の高さ限界を予備スキャン前の段階で検出し、警告を発
することができる画像読取装置を提供する。 【解決手段】 原稿を原稿台1上に上向きに載置し、原
稿の画像を上方から読み取る画像読取装置において、原
稿の画像を読み取るカメラ部2、原稿台1に載置された
原稿の高さが予め決められた限界高さ以下であるか否か
を、カメラ部2による画像読み取り動作前に検出する限
界高さ検出器30,31と、限界高さ検出器30,31
が原稿の高さが限界高さを越えていることを検出したと
きに警告を表示する警告表示パネル4と、を有すること
を特徴とする画像読取装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書籍など厚みのあ
る原稿を上向きに載置して上方から原稿の画像を読み取
る画像読取装置に関し、詳しくは、原稿の限界高さを検
出して警告を発する機能を有する画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】原稿画像の読取装置には、様々な形態の
ものがある。、例えば通常のコピー機のように、コピー
機の画像読み取りを行う撮影手段が内蔵された部分のプ
ラテンガラス上に、原稿面を下に向けて撮像素子により
画像を読み取るもの、また、原稿面を上に向けて、上方
から原稿を読み取るもの、などである。
【0003】このうち、原稿を上向きに載置して読み取
る装置(以下、フェイスアップスキャナと称する。な
お、ブック原稿読取装置とも称されている)は、原稿表
面をガラス面などに密着させる必要がないので、書籍類
など厚さのある原稿を読み取るのに適しており、例えば
前者の通常のコピー機では、厚みのある原稿の場合、原
稿面をガラス面に密着できないと、そのガラス面から浮
いている部分が黒くなって非常に見栄えの悪いものとな
る。その点、フェイスアップスキャナでは、原稿を上向
きに載置する、つまり原稿面の上方に空間があるように
して、その上方から原稿画像を読み取るため、原稿表面
が曲がっていても、その全面をほぼ均一に照明で照らす
ことができるので、通常のコピー機のように原稿の曲が
りなどによってその部分が黒くなったりするようなこと
がない。
【0004】このような厚みのある原稿を読み取るのに
適したフェイスアップスキャナであっても、原稿の厚さ
があまり厚い場合には読み取れないことがある。これ
は、このフェイスアップスキャナの光学系、特にそのレ
ンズの焦点距離範囲に限界があるため原稿があまり厚
く、原稿台上に原稿を載置した際の高さがレンズの焦点
距離範囲を越えた場合に、原稿表面に合焦することがで
きなくなるためである。
【0005】従来、例えば特開平8−97975号公報
には、このような原稿高さの限界を予備スキャン時にお
ける原稿高さの測定時に検出し、原稿高さが限界を越え
ている場合には警告を発して、その後の本スキャンを行
わないようにした装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の装置では、予備スキャンが終了するまで、原稿の高
さが限界を越えているか否か不明であるため、オペレー
タが原稿読み取りのためのスタート動作を行った後、予
備スキャンが終了するまでは、実際に原稿画像の読み取
りが行えるか否か判定されない。このためオペレータに
とっては実際には原稿読み取りが不能である場合でも予
備スキャン終了まで待たなくてはならず、その間の待ち
時間が無駄になるなど操作性が悪いと言った問題があっ
た。
【0007】そこで、本発明の目的は、上向きに載置さ
れた原稿の画像を上方から読み取る画像読取装置におい
て、上向きに載置された原稿の高さ限界を予備スキャン
前の段階で検出し、読み取り不能の場合には予備スキャ
ン動作前に、警告を発することができる画像読取装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、原稿を原稿台上に上向きに載置し、該原稿
の画像を上方から読み取る画像読取装置において、前記
原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と、前記原稿台
に載置された前記原稿の高さが予め決められた限界高さ
以下であるか否かを、前記画像読み取り手段による画像
読み取り動作前に検出する限界高さ検出手段と、前記限
界高さ検出手段が前記原稿の高さが前記限界高さを越え
ていることを検出したときに警告を発する警告手段と、
を有することを特徴とする画像読取装置。
【0009】この発明は、限界高さ検出手段により原稿
台上に載置された原稿の高さが限界高さを越えているか
否かを、原稿画像の読み取り動作に入る前に検出して、
限界高さを越えているときにはその旨を警告手段により
警告するものである。
【0010】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の構成において、前記画像読取装置はさらに、前記
限界高さ検出手段の検出結果に応じて、読み取り動作を
制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0011】この発明は、限界高さ検出手段の検出結果
に応じて、制御手段が読み取り動作を制御するものであ
り、例えば限界高さ検出手段が原稿の高さが限界を越え
ていることを検出したときには制御手段により原稿の読
み取り動作を行わないように制御する。
【0012】また、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の構成において、前記限界高さ検出手段は、直線状
の光を前記原稿台上方の予め決められた高さで前記原稿
台と平行に照射する発光手段と、この直線上の光を受光
する受光手段よりなり、該受光手段が前記発光手段から
の光を受光したか否かによって原稿高さが限界を越えて
いるか否かを検出することを特徴とする。
【0013】この発明は、直線状の光を原稿台上の予め
決められた位置で原稿台と平行に照射することにより、
もし、原稿の高さが限界を越えた場合にはこの直線状の
光が原稿により遮られるため、受光手段において、直線
状の光が受光されなくなるので、その場合に原稿高さが
限界を越えていると判断される。
【0014】さらに、請求項4記載の本発明は、原稿を
原稿台上に上向きに載置し、該原稿の画像を上方から読
み取る画像読取装置において、前記原稿台に載置された
前記原稿の高さの限界位置を示す指示手段を、設けたこ
とを特徴とする画像読取装置である。
【0015】この発明は原稿高さの限界位置を示す指示
手段によりオペレータに対して、原稿台上に載置した原
稿の高さが限界を越えているか否かを容易に分かるよう
にするものである。
【0016】また、請求項5記載の本発明は、前記請求
項4記載の構成において、前記指示手段は、直線状の光
を前記原稿台上方の予め決められた高さで前記原稿台と
平行に照射する発光手段であることを特徴とする。
【0017】この発明は、発光手段からの直線状の光に
よって、原稿の高さが高さ限界の位置を越えている場合
に原稿面に光が当たり、その光によって原稿面の一部が
照らし出されることによりオペレータに対して原稿の高
さが限界を越えていることを知らせるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の一実施の形態を説明する。
【0019】図1は、本発明を適用したフェイスアップ
スキャナの全体構成を説明するための斜視図であり、図
2は原稿台上にブック原稿を載置した様子を示す図面で
ある。このフェイスアップスキャナは、左右それぞれ個
別に上下動可能な原稿台1に、書籍やファイルなどのブ
ック原稿60を見開いた状態で載置して(図2参照)、
照明部3により原稿面が照明され、撮像カメラ部2にお
いて反射ミラー6及びレンズ7を介してCCDラインセ
ンサ8により画像を読み取る。この画像読み取りに際し
て、原稿台上の測距ミラー5に写ったブック原稿60の
側面形状が、CCDラインセンサ8によって読み取られ
て、原稿面の高さが検出される。そして、検出された原
稿面の高さに基づき撮像カメラ部2におけるピント合わ
せや読み取った画像の歪みを補正し、歪みのないブック
原稿画像を得るものである。
【0020】このフェイスアップスキャナの原稿台1上
には、ブック原稿60を見開いた状態を保つために両手
でブック原稿60の両辺を押さえたときでも原稿読み取
り動作を開始できるようにスタートキー9が設けられて
いる。また、各種設定を行うための操作パネル4が原稿
台1の奥に設けられている。
【0021】撮像カメラ部2内部に設けられているCC
Dラインセンサ8は、画像に対して装置手前から奥の方
にフォトセンサ(画素)が並ぶように配置(図1中矢印
A方向、主走査方向)されており、モータ(不図示)に
よって左右方向(図1中矢印B方向、(画像に対しては
図中B′で示す副走査方向))に移動する。このCCD
ラインセンサ8の移動により2次元平面としての画像読
み取りが行われ、その総画素数は約3000万〜400
0万素数となる。
【0022】この撮像カメラ部2は、図示するようにフ
ェイスアップスキャナの本体ハウジング20の後方の支
柱21によって原稿台1上に突き出すように片持ち支持
されている。これにより原稿表面上に解放空間が形成さ
れて、通常のコピー機に原稿を下向きに載置したときの
ように、原稿表面がプラテンガラスに押し当てられて局
所的に歪められたりすることなく、画像読み取りが行え
るようになっている。したがって、原稿に局所的な力が
加わることがないため原稿を不用意にいためることがな
い。
【0023】原稿台1は、図2に示したように原稿を見
開いて載置したときに、原稿の左右の頁の厚さの違いを
吸収して原稿表面がほぼ水平となるように原稿台1の左
右が独立して上下する。この原稿台1の表面はその上に
載置された原稿との境界が明確に読み取れるように暗色
に着色されている。原稿台1奥に設けられている測距ミ
ラー5は原稿台表面に対してある角度を有し、原稿台1
上に載置された原稿60の上端部を写し出し、撮像カメ
ラ部2によってその形状が撮影されるようになってい
る。また、測距ミラー5の上部には均一な白色シェーデ
ィング補正板10が設けられており、画像読み取りの際
の基準として用いられる。
【0024】そして、このフェイスアップスキャナには
原稿台1上に載置されたブック原稿60の限高さを検出
するための光学式の限界高さ検出手段が設けられてい
て、この限界高さ検出手段は直線的な光(ラインビーム
と称する)を発する発光ユニット30と、このラインビ
ームを受光する受光ユニット31よりなる。
【0025】この検出手段の動作は、発光ユニット30
からラインビームが受光ユニット31に向けて照射され
ており、このラインビームは図2中の点線で示すように
ブック原稿60上の解放空間を原稿台1表面と平行に通
り、受光ユニット31に受光される。そして、このライ
ンビームの通る位置は、レンズ7よって原稿面に合焦さ
れたとき、必要な解像度を得ることができる範囲の上限
面内を通るようになっている。したがって、受光ユニッ
ト31によってこのラインビームが受光できないときに
は、原稿表面の高さが読み取り限界を越えているものと
判断される。
【0026】発光ユニット30内には、発光ダイオード
または半導体レーザ素子などの光源が設けられており、
一方、受光素子にはフォトダイオード(またはフォトダ
イオードを含むフォトセンシングセルなど)などが設け
られていて、前記のように直線的なラインビームが発光
ユニット30から受光ユニット31に向けて発せられて
いる。なお、ラインビームは一つの直線に限らず、複数
発したり、また1つの光源からこれを原稿台と平行に走
査するように発してもよい。この場合もちろんその複数
の、または走査されたラインビームを受光できるように
複数のフォトダイオードなどを受光ユニット31に配置
しておく。
【0027】なお、本実施の形態では受光ユニット31
の側面にフェイスアップスキャナのメインスイッチ22
が設けられている。
【0028】図3は、このフェイスアップスキャナの制
御系のブロック図である。まず、CCDラインセンサ8
が読み取った画像は、A/Dコンバータ41で、例えば
8ビットのデジタルデータに変換される。そして、その
出力は、予備スキャン時においては、一時メモリ42に
記憶され、CPU43を経由して輝度検出部51に転送
される。輝度補正部51では、副走査方向の所定ライン
ごとに各画素の輝度を集計し輝度ヒストグラムを作成し
て、下地輝度および画像の有無を判別するためのしきい
値を算出する。ここで得られた輝度ヒスとグラムは、C
PU43を介して、さらに計数部52に送られ、計数部
52において、前記しきい値以下の画素の個数がカウン
トされる。また、位置検出部53は、読み取った画像の
撮影面における走査位置を指し示す。そしてCPU43
では、得られた下地輝度、画像に対応した画素の度数、
および走査位置の3つのデータから原稿面の高さを算出
する。
【0029】一方、本スキャン時においては、予備スキ
ャン時に算出された原稿面の高さデータに基づきレンズ
駆動部44を制御して副走査方向における原稿面の高さ
ごとにレンズ7の合焦位置を制御して画像読み取りを行
う。CCDラインセンサ8によって読み取ったデータ
は、A/Dコンバータ41によりデジタルデータに変換
された画像データが画像処理部54に送られ、各種画像
補正処理が行われて外部の装置へ出力される。画像処理
部54において行われる補正処理は、例えば原稿面の湾
曲などに起因した画像の歪み補正、濃度補正、原稿を押
さえている手や指の画像の消去、などである。また、外
部装置としては、例えばプリンタやパソコンなどであ
り、プリンタの場合には画像データが用紙上に出力さ
れ、また、パソコンの場合にはパソコン内において画像
データとして記憶され、各種の加工処理に利用される。
また、CPU43を介してメモリ55を設けて、必要に
より読み取った画像データを記憶する。
【0030】CPU43は、このような画像系信号の処
理の他、照明部3の光量の制御、CCDラインセンサの
副走査方向の駆動制御を、それぞれランプ制御部45、
センサ駆動部46を介して制御する。また操作パネル4
やスタートキー9からの入力を受けて、画像読み取り動
作の開始、終了、出力条件(例えばプリンタが接続され
ている場合には出力用紙のサイズや画像倍率の制御な
ど)の設定など装置全体の制御、また操作パネル4上の
液晶表示板に高さ限界の警告など、各種メッセージの表
示を行う。
【0031】さらに、CPU43は、前記した発光ユニ
ット30および受光ユニット31を制御し、原稿面の限
界高さを検出して、高さ限界を越えている場合には操作
パネル4内の液晶表示板に警告を表示する。
【0032】ここで、実際の原稿読み取り動作について
説明する。図4は、上記したフェイスアップスキャナの
動作手順を示すフローチャートである。
【0033】このフェイスアップスキャナの動作の概略
は、前記した発光ユニット30および受光ユニット31
よりなる原稿の限界高さ検出手段によって原稿面の高さ
が読み取り範囲内であるか否かを判断して、読み取り可
能範囲内であれば予備スキャンと本スキャンの2回のス
キャンを行い、原稿画像の読み取りが行われる。
【0034】予備スキャン時においては、前記した制御
系の処理により原稿高さや原稿の大きさなどが求められ
る。図5は、原稿台1上にブック原稿60を載置したと
きの一例を示す図面で、図5(A)は原稿台1上にブッ
ク原稿を載置したときの様子を上方から見た図であり、
図5(B)はこの状態で画像読み取りを行ったときのC
CDラインセンサ8による読み取り範囲内の映像であ
る。
【0035】ブック原稿60は、図5(A)に示すよう
に、原稿台1上の基準位置マークPOにブック原稿60
の背の部分のほぼ中央が合うように、かつ測距ミラー5
の底部にブック原稿60を押し当てるようにして載置さ
れる。このようにブック原稿60を載置したときにCC
Dラインセンサ8によって読み取られる画像が図5
(B)である。
【0036】この図5(B)に示す読み取り画像G0
は、原稿60の読み取り対象面の像G1、原稿台1の像
G2、および測距ミラー5の像G5から構成されてい
る。このうち測距ミラーの像G5には、原稿上端部(書
籍においては「天」と称されている部分)の像G51お
よび52が測距ミラー5によって写し出されている。像
G5内の像G51およびG52以外の部分は測距ミラー
5に写った背景像であり、通常は原稿の上端部以外が測
距ミラー5に写ることはないので、この部分は暗い像と
なっている。また、原稿台の像G2も原稿台1自体暗い
色が着色されているため、原稿表面画像G1と比較して
暗い像となっている。
【0037】そして、測距ミラー5に写ったG51およ
び52から前記したように予備スキャン時において各画
素の出力値がしきい値以下の画素数がカウントされて、
その画素数から原稿表面の高さが算出される。また、原
稿の像G1の下地部分の出力値と原稿台の像G2の出力
値から原稿画像として読み取る範囲が検出される。
【0038】ここで、像G1の上端縁および下端縁が湾
曲しているのは、原稿面の高さが原稿表面で均一ではな
いためである。つまり、撮像面に近い被写体は遠くの被
写体よりも大きく撮像されるためにこのように湾曲して
見えているのである。このフェイスアップスキャナで
は、本スキャン時に、このような湾曲を取り去るため
に、前記したように予備スキャン時において算出された
原稿高さからレンズ7の合焦制御を行うとともに画像の
補正を行って、出力される画像データとしては湾曲のな
い画像データとしている。
【0039】以下、図4を参照して動作全体の流れを説
明する。まず、メインスイッチが入れられると、発光ユ
ニット30からラインビームが照射されて、載置した原
稿の高さが限界以下か否かが判断される(S1)。ここ
で限界高さを越えている場合、すなわち、受光ユニット
31でラインビームが受光できなくなると、警告のメッ
セージを操作パネル4の液晶表示板に表示して(S2
0)、ステップS1へ戻る。したがって、原稿高さが限
界を越えている場合には後述のステップS2によるスタ
ートキーの入力待ちに入る前にすべての画像読み取り動
作が禁止されることとなる。
【0040】前記ステップS1において、限界高さ以下
であると判断されれば、ついで、スタートキー9の入力
待ちとなる(S2)。スタートキー9が入力されると
(S2においてYes)、照明部3内のランプを点灯
(S3)し、予備スキャンを開始する(S4)。そし
て、予備スキャンデータから原稿高さの算出や原稿画像
の読み取り範囲の決定が行われる(S5)。
【0041】続いて、すべての副走査方向への移動が終
了して予備スキャンが終了したか否かを判断して(S
6)、終了すると、本スキャンを開始する(S7)。そ
して、本スキャンデータを予備スキャン時に求めた原稿
高さデータなどにより補正処理して出力する(S9)。
続いて本スキャンがすべて終了したか否かを判断し(S
9)、終了すればランプを消灯して(S10)、画像読
み取りを終了する。
【0042】以上により、このフェイスアップスキャナ
では、原稿の高さが限界以上である場合には、予備スキ
ャンに入る前にこれを検出して警告を発するため、予備
スキャン動作を待たずに、書籍やファイルなどのブック
原稿を原稿台に載置しただけで、ただちに原稿読み取り
が可能であるか否かが分かるようになる。
【0043】また本実施形態では、原稿高さが限界を越
えた場合には、原稿面に光が当たるので、限界高さを越
えている位置が分かるため、原稿に当たる光を見て、オ
ペレータがブック原稿の左右に頁を押さえている力加減
を変えることで原稿台1の左右の高さを調整することに
より、限界高さを越えないように原稿をセッティングし
直すことができる。
【0044】なお、ここで示した動作手順はあくまでも
本発明を適用した一実施の形態に過ぎず、本発明はこの
ような動作手順によって実施される装置に限られるもの
ではなく、例えば原稿高さが限界を越えていると判断さ
れた場合であっても画像読み取り動作自体は禁止せず、
ただ、原稿高さが限界を越えているために適性画像が得
られない(合焦動作が行えない)旨の警告表示のみ行う
ようにしたり、また、さらにこのような表示の後、読み
取り動作を実行するか否かを選択できるようにするなど
様々な実施形態が可能である。
【0045】また、上記動作手順でスタートキーを押す
前に警告を表示するようにしたが、スタートキーを押し
たと同時に警告を表示するようにしてもよいし、さらに
は、スタートキーからの動作開始の入力があった後、発
光ユニットから光を照射して高さ限界を検出するように
してもよい。
【0046】さらに、本発明の実施形態として、前述の
実施形態とは異なり、受光手段である受光ユニット31
を持たず、単に原稿台からある一定の高さ(限界高さ)
で原稿台と平行に直線上の光を照射する発光手段である
発光ユニット30のみを設けて、この発光手段からの光
によって原稿の限界高さを示し(指示手段となる)、原
稿が限界高さを越えているときには原稿面に光が当たる
ことにより、オペレータに原稿の高さが限界を越えてい
ると認識できるようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、請求項ご
とに以下のような効果を奏する。
【0048】請求項1記載の本発明によれば、原稿高さ
の限界を画像読み取り動作前に検出して警告を発するこ
ととしたので、オペレータが、原稿画像の読み取り動作
前に画像読み取りが適性に行われないことが分かるよう
になり、画像読み取りの失敗による用紙の無駄や作業時
間の無駄がなくなり作業性が向上する。
【0049】請求項2記載の本発明によれば、原稿高さ
が高さ限界を越えている場合には画像読み取り動作を行
わないように制御できるので、画像読み取りの失敗によ
る用紙の無駄や作業時間の無駄がなくなり作業性が向上
する。
【0050】請求項3記載の本発明によれば、原稿台上
に直線上の光を照射してこれを受けることで原稿の高さ
が高さ限界を越えているか否かを検出することとしたの
で、原稿に直接接するものがなく、原稿自体を圧迫した
り、傷付けたりせずに高さ限界を検出することができ
る。
【0051】請求項4記載の本発明によれば、原稿の高
さ限界の位置を示す指示手段を設けたことで、オペレー
タが原稿高さが限界を越えていると容易に認識できるよ
うになり、画像読み取りの失敗をなくすことができる。
【0052】請求項5記載の本発明によれば、指示手段
を直線的な光を発する発光手段としたことで、原稿の高
さが限界を越えた場合には、この光が原稿面に当たって
原稿面の一部が照らされるため、原稿の高さが限界を越
えていることが容易に認識できるようになり、画像読み
取りの失敗をなくすことができる。また、発光手段を設
けるのみで、従来からある画像読取装置自体の制御系や
その他の構成、機能に変更を加えることなく、原稿の高
さが限界を越えているか否かを容易に検出できるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したフェイスアップスキャナの
全体構成を示す斜視図である。
【図2】 上記フェイスアップスキャナの原稿台上にブ
ック原稿を載置した様子を示す図面である。
【図3】 上記フェイスアップスキャナの制御系のブロ
ック図である。。
【図4】 上記フェイスアップスキャナの動作手順を示
すフローチャートである。
【図5】 上記フェイスアップスキャナによる画像読み
取りの一例を示す図面である。
【符号の説明】
1…原稿台、 2…撮像カメラ部、 3…照明部、 5…測距ミラー、 6…ミラー、 7…レンズ、 8…CCDラインセンサ、 30…発光ユニット、 31…受光ユニット、 43…CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/10 G06F 15/64 325J 1/107 H04N 1/10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を原稿台上に上向きに載置し、該原
    稿の画像を上方から読み取る画像読取装置において、 前記原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と、 前記原稿台に載置された前記原稿の高さが予め決められ
    た限界高さ以下であるか否かを、前記画像読み取り手段
    による画像読み取り動作前に検出する限界高さ検出手段
    と、 前記限界高さ検出手段が前記原稿の高さが前記限界高さ
    を越えていることを検出したときに警告を発する警告手
    段と、を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記画像読取装置はさらに、前記限界高
    さ検出手段の検出結果に応じて、読み取り動作を制御す
    る制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の画
    像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記限界高さ検出手段は、直線状の光を
    前記原稿台上方の予め決められた高さで前記原稿台と平
    行に照射する発光手段と、この直線上の光を受光する受
    光手段よりなり、該受光手段が前記発光手段からの光を
    受光したか否かによって原稿高さが限界を越えているか
    否かを検出することを特徴とする請求項1記載の画像読
    取装置。
  4. 【請求項4】 原稿を原稿台上に上向きに載置し、該原
    稿の画像を上方から読み取る画像読取装置において、 前記原稿台に載置された前記原稿の高さの限界位置を示
    す指示手段を、設けたことを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記指示手段は、直線状の光を前記原稿
    台上方の予め決められた高さで前記原稿台と平行に照射
    する発光手段であることを特徴とする請求項4記載の画
    像読取装置。
JP9124321A 1997-05-14 1997-05-14 画像読取装置 Withdrawn JPH10322523A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006031551A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Sony Corp 画像入力装置及び欠陥検査方法

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JP2006031551A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Sony Corp 画像入力装置及び欠陥検査方法

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