JPH103220A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH103220A
JPH103220A JP8175835A JP17583596A JPH103220A JP H103220 A JPH103220 A JP H103220A JP 8175835 A JP8175835 A JP 8175835A JP 17583596 A JP17583596 A JP 17583596A JP H103220 A JPH103220 A JP H103220A
Authority
JP
Japan
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carrier
latent image
developer
developing
developing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP8175835A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Ogiyama
宏美 荻山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH103220A publication Critical patent/JPH103220A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ブラシ式現像装置において、潜像担持体
回転方向における上記現像領域下流からのトナー飛散を
更に良好に防止する。 【解決手段】 現像ローラ2とキャリア回収ローラ6と
の間隙G2の幅を上記現像ローラ2と感光体ドラム1と
の間隙G1の幅よりも大きく設定し、上記現像ローラ2
とキャリア回収ローラ6と感光体ドラム1とで囲まれる
空間11から間隙G2を介して流れ出す気流の流量が上
記間隙G1を介して空間11に流れ込む気流の流量より
も大きくする。これにより、上記空間11の気圧が下が
り、上記間隙G3から空気を吸い込もうとするので、該
間隙G3には、上記空間11に向かう気流が生じること
となる。よって、現像器ケーシング開口部の下部から飛
散トナーが装置内外に流れ出るのを防止することができ

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に用いる現像装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の磁気ブラシ式現像装置で
は、現像器ケーシングの開口部に設けられた現像剤担持
体としての回転現像スリーブ(以下、現像スリーブとい
う)が内蔵する磁石によって形成する磁界により、トナ
ーとキャリアを含む現像剤で磁気ブラシを形成し、該磁
気ブラシを潜像担持体としての感光体ドラムと上記現像
スリーブとの隙間に搬送して上記感光体ドラム上の潜像
を現像する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
現像装置においては、動作中に現像装置内でトナーが撹
拌されたり搬送されたりすることによる圧力発生等のた
めに、上記現像スリーブが設けられた現像器ケーシング
の開口部から装置内のトナーが飛散し易い。そして、現
像装置の下方を中心に外部へ飛散したトナーは、画像形
成装置内を汚染して紙詰まりなどの処理時にオペレータ
ーの手を汚してしまったり、上記画像形成装置内で電気
部品に付着してノイズなどの原因となったり、像保持体
としての転写シートの搬送部分に付着して該転写シート
を汚してしまったりするという問題点があった。
【0004】上記飛散トナーが発生しやすいのは以下の
理由による。すなわち、上記現像スリーブ上に形成され
た磁気ブラシが上記感光体ドラム上の潜像を現像する現
像領域を通過することにより、現像領域の上流から下流
に向かう気流が発生する。そして、この気流による力と
現像スリーブの回転による遠心力との合力がトナーに働
くこととなり、現像領域下流にトナー飛散が発生しやす
くなる。特に、上記現像領域が現像スリーブの略水平方
向に位置し、かつ、上記現像スリーブ回転方向における
現像領域下流側が現像スリーブの下方に位置する現像装
置では、上記トナーに働く気流による力と遠心力との合
力にさらに重力が加わるので、トナー飛散が更に発生し
やすくなる。
【0005】ところで、感光体ドラム上に付着したキャ
リアを回収するために、感光体ドラム回転方向において
上記現像領域よりも下流側に、該感光体ドラム及び上記
現像剤担持体とそれぞれ所定間隔を隔ててキャリア回収
手段が設けられた現像装置が知られている(例えば、特
公平4−5388号公報参照)。このような現像装置に
おいて、上記キャリア回収手段が上記現像剤担持体回転
方向における上記現像領域よりも下流側に位置する場合
には、該下流側から飛散しようとするトナーが上記キャ
リア回収手段の表面に付着する結果、現像器ケーシング
の外に飛散するトナーを低減する効果がある。例えば、
上記キャリア回収手段としてキャリア回収ローラを用
い、キャリア回収ローラと上記現像スリーブとの最近接
点もしくは該最近接点よりも上記キャリア回収ローラ回
転方向下流側にスクレーパーブレードを設け、該スクレ
ーパーブレードにより潜像担持体から捕集したキャリア
と共に上記キャリア回収ローラ表面に落下した上記飛散
トナーを清掃するように構成すれば、上記キャリア回収
ローラ表面に付着したトナーは上記現像器ケーシング内
に取り込まれる。これにより、現像器ケーシングの外に
飛散するトナーを低減することが可能であり、該飛散ト
ナーによる装置内部の汚染を防止する効果がある。しか
し、上記構成のみでは、現像剤担持体回転方向における
上記現像領域下流からの飛散トナーを十分に防止するの
は困難である。
【0006】本発明は以上の背景に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは現像剤担持体移動方向に
おける上記現像領域下流からのトナー飛散を更に良好に
防止できる現像装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、現像器ケーシングの開口部に一
部が露出するように設けられ、潜像担持体との対向部に
所定の磁界を形成する磁石が内部に固定配置され、該磁
石が形成する磁界によりトナー及び磁性キャリアからな
る現像剤で磁気ブラシを形成した状態で表面が移動して
潜像担持体に現像剤を供給し、該潜像担持体上の潜像を
現像する現像剤担持体と、上記潜像担持体上の潜像を現
像する現像領域よりも上記現像剤担持体移動方向下流側
で該現像剤担持体と間隔をおいて対向し、かつ、上記潜
像担持体と間隔をおいて、上記現像器ケーシングの開口
部に一部が露出するように設けられたキャリア回収手段
と、を有する現像装置であって、上記潜像担持体と上記
キャリア回収手段との間隙に現像装置外部から内部へ向
かう方向の気流を発生させる気流発生手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0008】この現像装置においては、上記気流発生手
段により、上記潜像担持体と上記キャリア回収手段との
間隙に現像装置外部から内部へ向かう方向の気流を発生
させる。
【0009】請求項2の発明は、現像器ケーシングの開
口部に一部が露出するように設けられ、潜像担持体との
対向部に所定の磁界を形成する磁石が内部に固定配置さ
れ、該磁石が形成する磁界によりトナー及び磁性キャリ
アからなる現像剤で磁気ブラシを形成した状態で表面が
移動して該潜像担持体に現像剤を供給し、該潜像担持体
上の潜像を現像する現像剤担持体と、上記潜像担持体上
の潜像を現像する現像領域よりも上記現像剤担持体移動
方向下流側で該現像剤担持体と間隔をおいて対向し、か
つ、上記潜像担持体と間隔をおいて、上記現像器ケーシ
ングの開口部に一部が露出するように設けられたキャリ
ア回収手段と、を有する現像装置であって、上記現像剤
担持体と上記キャリア回収手段との間隔を上記現像剤担
持体と上記潜像担持体との間隔よりも大きく設定したこ
とを特徴とするものである。
【0010】この現像装置においては、上記表面に磁気
ブラシが形成された状態で現像剤担持体が移動すること
で、上記現像剤担持体と上記潜像担持体との間隙に上記
現像剤担持体の移動方向下流側、すなわち、上記潜像担
持体と上記現像剤担持体と上記キャリア回収手段とで囲
まれた空間に向かう気流が生じる。また、上記現像剤担
持体と上記キャリア回収手段との間隙には上記現像剤担
持体の移動方向下流側、すなわち、上記潜像担持体と上
記現像剤担持体と上記キャリア回収手段とで囲まれた空
間から出ていく気流が生じる。また、上記現像剤担持体
と上記キャリア回収手段との間隔は上記現像剤担持体と
上記潜像担持体との間隔よりも大きい。これらのことか
ら、上記現像剤担持体と上記キャリア回収手段との間隙
に生じる気流の流量は上記現像剤担持体と上記潜像担持
体との間隙に生じる気流の流量よりも大きい。よって、
上記潜像担持体と上記現像剤担持体と上記キャリア回収
手段とで囲まれた空間から外側に出ていく気流の方が大
きくなる。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の現像装置で
あって、上記潜像担持体上のトナー像を乱さない程度に
上記キャリア回収手段を前記潜像担持体に近接して設け
たことを特徴とするものである。
【0012】この現像装置においては、上記潜像担持体
上のトナー像を乱さない程度に、上記キャリア回収手段
が上記潜像担持体に近接している。このため、上記キャ
リア回収手段と上記潜像担持体との間隔から上記潜像担
持体と上記現像剤担持体と上記キャリア回収手段とで囲
まれる空間に向かって流れる気流の単位面積当たりの流
量が、上記キャリア回収手段が上記潜像担持体に近接し
ない場合に比して大きくなる。
【0013】請求項4の発明は、現像器ケーシングの開
口部に一部が露出するように設けられ、潜像担持体との
対向部に所定の磁界を形成する磁石が内部に固定配置さ
れ、該磁石が形成する磁界によりトナー及び磁性キャリ
アからなる現像剤で磁気ブラシを形成した状態で表面が
移動して該潜像担持体に現像剤を供給し、該潜像担持体
上の潜像を現像する現像剤担持体と、上記潜像担持体上
の潜像を現像する現像領域よりも上記現像剤担持体移動
方向下流側で該現像剤担持体と間隔をおいて対向し、か
つ、上記潜像担持体と間隔をおいて、上記現像器ケーシ
ングの開口部に一部が露出するように設けられたキャリ
ア回収手段と、を有する現像装置であって、上記現像剤
担持体と上記キャリア回収手段との間隙において上記現
像剤担持体表面に生じる磁気ブラシを、その先端が上記
キャリア回収手段の表面に接触するように形成したこと
を特徴とするものである。
【0014】ここで、上記磁気ブラシの先端が上記キャ
リア回収手段の表面に接触するようにするには、例え
ば、上記キャリア回収手段との最近接部に位置するよう
に現像剤担持体の内部に磁極を設け、上記現像剤担持体
との最近接部に位置するように上記キャリア回収手段の
内部に上記磁極と逆極性の磁極を設ける。これにより、
上記各磁極により形成される磁力線が上記現像剤担持体
及び上記キャリア回収手段の双方の表面に対して略垂直
に生じることとなる。この場合、上記磁力線が上記現像
剤担持体及び上記キャリア回収手段の双方の表面に対し
て略垂直に生じない場合に比して上記磁気ブラシの長さ
が長くなるので、該先端が上記キャリア回収手段の表面
に接触することとなる。
【0015】この現像装置においては、上記現像剤担持
体及び上記キャリア回収手段との間隙において該現像担
持体表面の磁気ブラシの先端が上記キャリア回収手段の
表面に接触するので、該磁気ブラシの先端が上記キャリ
ア回収手段の表面に接触しない場合と異なり、所望の方
向と逆向きの気流、すなわち現像剤担持体回転方向と逆
向きの気流が発生することがない。よって、該現像剤担
持体と上記キャリア回収手段との間隙に上記磁気ブラシ
により強い気流が発生する。
【0016】請求項5の発明は、請求項2、3、又は4
の現像装置であって、上記現像器ケーシングの上壁の少
なくとも一部を空気は通すが現像剤は通さないフィルタ
ーで構成したことを特徴とするものである。
【0017】この現像装置においては、上記現像器ケー
シングの上壁の少なくとも一部を構成するフィルターに
より、この部分から現像剤を通すことなく現像装置内の
空気を放出することができる。
【0018】請求項6の発明は、現像器ケーシングの開
口部に一部が露出するように設けられ、潜像担持体との
対向部に所定の磁界を形成する磁石が内部に固定配置さ
れ、該磁石が形成する磁界によりトナー及び磁性キャリ
アからなる現像剤で磁気ブラシを形成した状態で表面が
移動して潜像担持体に現像剤を供給し、該潜像担持体上
の潜像を現像する現像剤担持体と、上記潜像担持体上の
潜像を現像する現像領域よりも上記現像剤担持体移動方
向下流側で該現像剤担持体と間隔をおいて対向し、か
つ、上記潜像担持体と間隔をおいて、上記現像器ケーシ
ングの開口部に一部が露出するように設けられたキャリ
ア回収手段と、を有する現像装置であって、上記現像器
ケーシングの上壁の少なくとも一部を空気は通すが現像
剤は通さないフィルターで構成し、該フィルターの外側
に現像器ケーシングの内部の空気を外に出す空気吸引手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0019】この現像装置においては、上記空気吸引手
段により上記現像器ケーシングの内部の空気を吸引し、
上記空気は通すが現像剤は通さないフィルターを介し
て、上記現像器ケーシングの内部の空気を外に出す。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という)の現像装置に
適用した一実施形態について説明する。図1は本実施形
態に係る複写機の概略構成図である。まず、この現像装
置の概略について説明する。本実施形態の現像装置にお
いては、現像器ケーシング3aの、図示しないモータな
どにより矢印方向に回転駆動される潜像担持体としての
感光体ドラム1に対向する部分が、開口部になってい
る。この開口部から一部が露出するように、固定磁石2
1〜磁石25を内蔵した現像剤担持体としての現像ロー
ラ2が上記感光体ドラム1と間隔をおいて回動可能に設
けられ、かつ二成分系現像剤を収容した現像器3と、該
現像器3に補給するトナーを収容したトナーホッパ4と
が設けられている。上記現像ローラ2は図示しないモー
タなどにより、上記感光体ドラム1と逆方向に回転駆動
される。また、上記感光体ドラム1との対向部よりも現
像ローラ2回転方向上流側において、該現像ローラ2の
表面に所定間隔をおいて対向するように現像剤規制部材
としてのドクターブレード5が設けられている。上記現
像ローラ2を備えた現像器3内には、上記現像ローラ2
と感光体ドラム1との対向部よりも上記現像ローラ2回
転方向下流側で該現像ローラ2と間隔をおいて対向し、
上記開口部に一部が露出するようにキャリア回収手段と
しての、固定磁石61、62を内蔵したキャリア回収ロ
ーラ6が設けられている。また、上記現像器内に収容さ
れた現像剤を撹拌して現像ローラ2に該現像剤を供給す
るパドルホイル7、上記ドクターブレード5よりも上記
現像ローラ2の回転方向上流側で該現像ローラに対向し
て設けられたセパレータ8などが設けられている。上記
キャリア回収ローラ6と上記感光体ドラム1とは間隔を
おいて対向している。また、上記キャリア回収ローラ6
は、図示しないモータなどにより、上記現像ローラ2と
逆方向に回転駆動され、上記現像ローラ2との近接点よ
りも前記キャリア回収ローラ6回転方向下流側には該キ
ャリア回収ローラ6表面に回収されたキャリアを掻き取
るスクレーパーブレード9が設けられている。
【0021】この現像装置においては、パドルホイル7
の回転により現像器内底部に溜まっている現像剤を撹拌
すると共に上記現像ローラ2に汲み上げて供給する。現
像ローラ2に供給された現像剤は、上記現像ローラ2に
内蔵された固定磁石21による磁力に引かれて前記現像
ローラ2表面に層状に引き寄せられたまま、該現像ロー
ラ2の回転により上記ドクターブレード5の位置に搬送
される。そして、該ドクターブレード5により過剰な現
像剤が掻き取られて一定量の現像剤層にされた後に、感
光体ドラム1と現像ローラ2との最近接点の現像領域に
搬送される。一方、ドクターブレード5で掻き取られた
現像剤は、セパレータ8上部で現像ローラ2の回転軸方
向に沿った横方向に撹拌されながら、パドルホイル7上
に落下する。そして、該パドルホイル7上に落下した現
像剤は、該パドルホイル7により撹拌された後に現像ロ
ーラ2に汲み上げられる。また、現像領域を通過した後
に現像ローラ2上に残留した現像剤は、キャリア回収ロ
ーラ6と現像ローラ2との間を通過して、上記現像ロー
ラ2に内蔵されている固定磁石22及び上記キャリア回
収ローラ6に内蔵されている固定磁石61の磁力が働か
なくなるか、非常に弱くなるところで前記磁力の束縛か
ら離れる。そして、スクレーパブレード9及び現像器ケ
ーシング3aの底面に沿って重力により滑り落ち、上記
パドルホイル7に再び撹拌される。
【0022】上記現像により現像剤中のトナーが消費さ
れ、トナー濃度が低下したことが図示しないトナー濃度
センサにより検知されると、上記トナーホッパ4出口部
に設けられたトナー供給ローラ4aが回転し、上記トナ
ーホッパ4内のトナーを現像器3内に供給する。これに
より、常に良好なトナー像濃度を得ることができる。な
お、トナー濃度の低下を検知する方法としては、感光体
ドラム1に現像されたトナー像の濃度を例えばフォトセ
ンサなどで検知する方法を採用してもよい。上記トナー
ホッパ4より供給されたトナーは撹拌部材10、及び上
記パドルホイル7により撹拌されて現像に用いられる。 (以下、余白)
【0023】ここで、上記現像により感光体ドラム1表
面にキャリアが付着することがある。該感光体ドラム1
表面にキャリアが付着すると転写紙への転写時にトナー
像が部分的に転写されず、白抜けなどの不具合を生じる
原因となる。上記キャリア回収ローラ6は感光体ドラム
1表面に付着したキャリアを固定磁石62の磁力により
回収してこのような不具合を防止するものである。ま
た、該キャリア回収ローラ6は上記現像領域よりも上記
現像ローラ2回転方向下流側に位置しているので、現像
領域付近で生じ、自重により落下する飛散トナーの一部
を回収する役割も果たす。そして、該キャリア回収ロー
ラ6の固定磁石62の磁力により回収されたキャリア
と、上記キャリア回収ローラ6表面に付着した飛散トナ
ーとは、キャリア回収ローラ6の回転によって上記キャ
リア回収ローラ6と現像ローラ2との対向部付近で上記
現像後の現像剤と合流する。そして、該現像剤と共にス
クレーパブレード9及び現像器ケーシング3aの底面に
沿って重力により滑り落ち、上記パドルホイル7に再び
撹拌される。なお、図示の例では現像ローラ2とキャリ
ア回収ローラ6との近接点において、キャリア回収ロー
ラ6に内蔵されている固定磁石22の磁力がほとんど及
ばず、現像ローラ2に内蔵されている固定磁石61の磁
力のみがやや及ぶように上記固定磁石22及び固定磁石
61を配置している。これにより、スクレーパーブレー
ド9を設けない場合でも現像剤及びキャリアは現像ロー
ラ2に引きつけられてキャリア回収ローラ6に残留する
ことはない。しかしながら、非磁性のトナーがキャリア
回収ローラ6表面に残留したり、万が一現像剤がキャリ
ア回収ローラ6表面に残留したりすると、感光体ドラム
1とキャリア回収ローラ6との近接点よりも該キャリア
回収ローラ6回転方向上流側に位置する、現像器ケーシ
ング縁部Cから上記トナーや現像剤が飛散する恐れがあ
るので、上記スクレーパーブレード9を設ける方が望ま
しい。
【0024】この現像装置においては、現像器ケーシン
グ3aの開口部で発生した飛散トナーを上記キャリア回
収ローラ6で更に良好に回収し、上記現像ローラ2回転
方向における上記現像領域の下流側の現像器ケーシング
縁部Cと感光体ドラム1との間隙から上記飛散トナーが
装置内外に飛散するのを防止するために、上記感光体ド
ラム1と上記キャリア回収ローラ6との間隙において現
像器3外部から内部に向かう気流が発生するような構成
を採用している。ここで、上記感光体ドラム1と上記キ
ャリア回収ローラ6との間隙周辺の気流について説明す
る。上記感光体ドラム1と上記現像ローラ2と上記キャ
リア回収ローラとで囲まれた空間11において、空気の
出入口は感光体ドラム1と現像ローラ2との間隙G1、
現像ローラ2とキャリア回収ローラ6との間隙G2、キ
ャリア回収ローラ6と感光体ドラム1との間隙G3の3
カ所である。ここで、上記間隙G1及び間隙G2におい
ては、磁気ブラシが、現像ローラ2表面に立ち上がった
状態で該現像ローラ2の回転に伴い通過する。このとき
該磁気ブラシの1本1本は細い小さなプロペラのように
働き、該磁気ブラシの通過により該磁気ブラシを形成す
る現像剤の間の空気は磁気ブラシに追随して移動する。
これにより、間隙G1及び間隙G2には現像ローラ2回
転方向に強い気流が発生する。一方、間隙G3において
は、現像剤は固定磁石62によって捉えられたキャリア
程度しか存在しないのでキャリア回収ローラ6及び感光
体ドラム1のそれぞれの回転に追随する空気は少なく、
該回転によって生じる気流は弱い。従って、上記感光体
ドラム1と上記キャリア回収ローラ6との間隙G3にお
ける気流は上記間隙G1及び間隙G2に生じる気流によ
って従属的にほぼ決められる。具体的には、上記間隙G
1を介して空間11に流れ込む気流の流量と上記空間1
1から間隙G2を介して流れ出す気流の流量との流量差
が、上記G3に生じる気流の流量となる。
【0025】そして、本実施形態の現像装置において
は、上記現像ローラ2と上記キャリア回収ローラ6との
間隙G2の幅を上記現像ローラ2と上記感光体ドラム1
との間隙G1の幅よりも大きく設定している。これによ
り、上記空間11から間隙G2を介して流れ出す気流の
流量が上記間隙G1を介して空間11に流れ込む気流の
流量よりも大きくなるので、上記空間11の気圧が下が
り、上記間隙G3から空気を吸い込もうとする。よっ
て、該間隙G3には、上記空間11に向かう気流が生じ
ることとなる。このため、現像領域付近で生じた飛散ト
ナーが上記間隙G3に向かって重力などにより落下して
いくと現像領域よりも下方にある上記間隙G3に生じる
気流により空間11に向かって戻されることとなる。こ
れにより、感光体ドラム1の開口部からの出口の現像器
ケーシング縁部Cから飛散トナーが装置内外に流れ出る
のを防止することができる。
【0026】ここで、磁気ブラシの密度のばらつき、各
間隙の幅の現像ローラ2軸方向のばらつき、などの要因
で、各間隙における気流の流量には部分的にばらつきが
ある。さらに、上記間隙G3の気流は間隙G1及び間隙
G2の気流によって生じる従属的なものなので、特にム
ラになりやすい。このため、上記構成を採用した場合で
あっても上記空間11から間隙G2を介して流れ出す気
流の流量が上記間隙G1を介して空間11に流れ込む気
流の流量よりもあまり大きくなかったり、上記間隙G3
が広かったりするために、上記空間11の気圧があまり
下がらないと、間隙G3に部分的に逆向きの気流が発生
してその部分から飛散トナーが装置内外に飛散してしま
う恐れがある。そこで、本実施形態における現像装置で
は、キャリア回収手段としての上記キャリア回収ローラ
6と潜像担持体としての上記感光体ドラム1との間隔を
感光体ドラム1上のトナー像を乱さない程度に小さく設
定している。例えば、上記キャリア回収ローラ6と感光
体ドラム1との間隔を上記感光体ドラムと現像担持体と
しての上記現像ローラ2との間隔よりも小さくなるよう
に設定する。具体的には、0.2mm〜0.8mm程度が良
く、特に、0.3mm〜0.5mm程度に設定するのが望ま
しい。このように上記間隙G3の幅を小さく設定するこ
とによって、該間隙G3に流れる単位面積当たりの流量
が大きくなり、部分的な逆流が発生しにくくなる。従っ
て、トナー飛散を更に良好に防止することができる。
【0027】また、上記現像ローラ2とキャリア回収ロ
ーラ6との間隙G2における気流の流量を大きくするこ
とにより、上記空間11の気圧を下げることができる。
上記間隙G2の気流を大きくするためには、間隙G2の
幅を広くすればよいが、これにより磁気ブラシの先端が
上記キャリア回収ローラ6に接触しなくなると、磁気ブ
ラシと上記キャリア回収ローラ6との隙間に逆流が生じ
やすくなり、間隙G2全体の気流の流量の総和としては
小さくなってしまう。
【0028】そこで、本実施形態の現像装置においては
対向する現像ローラ2に内蔵された固定磁石22を上記
キャリア回収ローラ6との最近接部に設け、上記現像ロ
ーラ2と対向するキャリア回収ローラ6に内蔵された固
定磁石61を現像ローラ2との最近接部のわずかに上流
に設け、互いに逆極性にしている。この構成により、上
記磁石により形成される磁力線の多くは上記固定磁石2
2と固定磁石61との対向する面同士を結ぶ線上を通る
こととなる。この線は、やや上流側に傾きを持ってお
り、現像ローラ表面に対し正確には垂直にならないが、
略垂直になるといえる。このように上記現像ローラ及び
上記キャリア回収ローラとの間隙に、磁力線が前記現像
ローラ及び前記キャリア回収ローラの双方の表面に対し
て略垂直に生じるように、上記現像ローラ及び上記キャ
リア回収ローラの少なくとも一方に磁極あるいは磁石を
配置することにより、上記現像ローラ2表面に形成され
る磁気ブラシの長さが長くなるので、上記間隙G2にお
いて磁気ブラシが上記キャリア回収ローラ6表面に接触
しやすい状態となる。また、磁気ブラシが該キャリア回
収ローラ6表面に接触した状態で上記間隙G2を広く設
定することができる。そして、このように磁極あるいは
磁石を配置した構成で上記現像剤担持体表面に生じる磁
気ブラシの先端が上記キャリア回収ローラの表面に接触
するように上記現像ローラと上記キャリア回収ローラと
の間隔G2を設定することにより、該間隙G2において
磁気ブラシが上記キャリア回収ローラ6に接触した状態
で該間隙G2を最も広く設定できるので、該間隙G2の
気流の流量を最も大きくすることができる。これによ
り、上記空間11から間隙G2を介して流れ出す気流の
流量が大きくなり、前記空間11の気圧が低下する。よ
って、間隙G3から空間11に向かう気流を発生しやす
くなり、良好にトナー飛散を防止することができる。な
お、上記現像ローラ上の磁気ブラシを長く生じさせるた
めには、上記現像ローラ2に担持させる現像剤の量を増
加させたり、上記現像ローラ2に内蔵された固定磁石2
2の磁力を強めたりするような構成を採用してもよい。
【0029】ここで、図示の例のように、現像器ケーシ
ングの開口部が現像領域の前後のみであり、現像器3の
空気の出入口が上記感光体ドラムの開口部への入り口部
及び該開口部からの出口部のみであるような現像装置の
場合、感光体ドラム1と上記現像ローラ2との間隙G1
での気流及び感光体ドラム1とキャリア回収ローラ6と
の間隙の気流の双方が上記空間11の外側から内側へ向
かう向きとなると、現像器3内部の空気は行き場がなく
なってしまう。この結果、従来は感光体ドラム1回転方
向において現像領域の下流側、すなわち、現像領域の下
方にトナーが飛散していたのが、今度は現像領域の上流
側、すなわち、現像領域の上方からトナーが飛散してし
まうこととなる。これを防止するために、本実施形態の
現像装置においては上記現像ローラ2により現像を行う
部分よりも上記感光ドラム1回転方向の上流側に、上記
現像器ケーシング3aと上記潜像担持体との間をシール
するシール部材12を設けている。該シール部材12
は、感光体ドラム1表面を傷つけることのない柔らかさ
と、感光体ドラム上の静電潜像を乱すことのない電気抵
抗を兼ね備えて持つ、例えば、ポリウレタンゴムのよう
な材質で構成することができる。そして、該シール部材
12は上記現像器ケーシングの長手方向に上記感光体ド
ラム1に低圧で接触させるか、僅かな隙間を持つように
現像器ケーシング3aに張り付けるなどして取り付け
る。ここで、該シール部材12を接触させて取り付ける
場合には特に、図示のように上記シール部材12と感光
体ドラム1との接点における感光体ドラム1の上流側へ
の接線方向に対して45度以下の角度を持つように該シ
ール部材12を傾けて取り付けることで感光体ドラム1
との接触圧を小さくし、感光体ドラム1への影響を少な
くするのが望ましい。このようにシール部材12を設け
ることにより、上記開口部上部からトナーが飛散するの
を防止することができる。
【0030】また、上記間隙G3から流れ込んだ空気が
現像器3内で行き場が無くなると、密閉度の弱いところ
から漏れてしまったり、密閉度の弱いところがない場合
に上記間隙G3の気流自体が生じなくなってしまったり
する恐れがある。そこで、これを防止するために本実施
形態の現像装置においては現像器ケーシング3aの上部
に開口部を設け、この開口部にフィルターケース13に
支持された空気は通すが現像剤は通さないフィルター1
4を上記フィルターケース13ごと脱着可能に取り付け
ることにより、現像器3内の空気の出口を形成してい
る。上記フィルター14の交換時には上記フィルターケ
ース13ごと交換すればよいので、メンテナンスも容易
である。ここで、上記フィルター14は、現像器内で現
像剤が多く飛散しているところに設けると、目詰まりを
起こして空気の通りを阻害したり、フィルターの寿命が
短くなったりする恐れがある。これを防止するには、現
像装置を機械本体に設置した後に、現像装置の停止時で
あろうが駆動時であろうがあまり現像剤が接触しないと
ころに設けるのが望ましい。このフィルターを設けるこ
とにより、現像剤が飛散することなく現像器3内の空気
が良好に放出されるので、現像器3内の空気が密閉度の
弱いところから飛散トナーと共に漏れて複写機内外を汚
染してしまったり、密閉度の弱いところがない場合に上
記間隙G3の気流自体が生じなくなってしまったりする
ことがない。
【0031】次に他の実施形態に係る現像装置について
説明する。図2は、他の実施形態に係る現像装置の概略
構成図である。この現像装置においては、現像器ケーシ
ング3aの上部に開口部を設け、この開口部にフィルタ
ーケース13に支持された空気は通すが現像剤は通さな
いフィルター14を上記フィルターケース13ごと脱着
可能に取り付け、さらに該フィルターの外側に空気吸引
手段としてのファン15を設けている。そして、該ファ
ン15により現像器内の空気を吸引し、キャリア回収ロ
ーラ6と感光体ドラム1との間隙G3に現像器内に向か
う気流を発生させる。これにより、トナー飛散を防止す
ることができる。この構成によれば、上記現像ローラ2
と上記キャリア回収ローラ6との間隙G2の幅と上記現
像ローラ2と上記感光体ドラムとの間隙G1の幅との関
係に関わらず、上記間隙G3に外側から内側に向かう気
流を発生させることができるので、上記間隙G1及び間
隙G2の設計の余裕度が増す。
【0032】なお、図示の例は上記ファン15を現像器
3に近接して設けた例であるが、上記フィルター14の
外側にダクトを設け、該ダクトの終点にファンなどの空
気吸引手段を設けて該ダクトを通してファンで吸引する
ような構成を採用してもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上記気流発生
手段により、上記潜像担持体と上記キャリア回収手段と
の間隙に現像装置外部から内部へ向かう方向の気流を発
生させるので、上記キャリア回収手段によって回収され
なかった現像剤が上記間隙から現像装置外部に飛散する
のを防止することができる。これにより、上記キャリア
回収手段と潜像担持体との間隙からの該現像剤の飛散を
防止することができる。よって、現像剤担持体移動方向
における上記現像領域下流側からのトナー飛散による装
置内外の汚染を良好に防止することができるという優れ
た効果がある。
【0034】請求項2、3、5及び6の発明によれば、
上記現像剤担持体と上記キャリア回収手段との間隔に生
じる気流の流量が上記現像剤担持体と上記潜像担持体と
の間隔に生じる気流の流量よりも大きいので、上記潜像
担持体と上記現像剤担持体と上記キャリア回収手段とで
囲まれた空間から外側に出ていく気流の方が大きくな
る。よって、該空間の気圧が低下し、上記キャリア回収
手段と上記潜像担持体との間隔に外側から上記空間に向
かう気流が発生するので、上記キャリア回収手段によっ
て回収されなかった現像剤が上記間隔から現像装置外部
に飛散するのを防止することができる。これにより、上
記キャリア回収手段と潜像担持体との間隙からの該現像
剤の飛散を防止することができる。よって、現像剤担持
体回転方向における上記現像領域下流側からのトナー飛
散による装置内外の汚染を良好に防止することができる
という優れた効果がある。
【0035】また、請求項3、5及び6の発明によれ
ば、上記キャリア回収手段と上記潜像担持体との間隙か
ら上記潜像担持体と上記現像剤担持体と上記キャリア回
収手段とで囲まれる空間に向かって流れる気流の単位面
積当たりの流量が、上記キャリア回収手段が上記潜像担
持体に近接しない場合に比して大きくなるので、該気流
に部分的なムラがあったとしても、上記間隙において部
分的に逆向きの気流が発生するのを防止することができ
る。よって、更に良好にトナー飛散を防止することがで
きるという優れた効果がある。
【0036】請求項4の発明によれば、上記現像剤担持
体及び上記キャリア回収手段との間隙において、上記現
像剤担持体表面の磁気ブラシの先端が上記キャリア回収
手段の表面に接触するので、該磁気ブラシの先端が上記
キャリア回収手段の表面に接触しない場合に比して上記
間隙に強い気流が発生し、該間隙における気流の流量を
大きくすることができる。これにより、上記潜像担持体
と上記現像剤担持体と上記キャリア回収手段とで囲まれ
る空間から出ていく空気の量が増加するので該空間にお
ける気圧が低下し、上記キャリア回収手段と上記潜像担
持体との間隙に外側から上記空間に向かう気流が発生し
やすくなる。したがって、上記キャリア回収手段によっ
て回収されなかった現像剤の上記キャリア回収手段と上
記潜像担持体との間隙からの現像装置外部への飛散によ
る装置内外の汚染を良好に防止することができるという
優れた効果がある。
【0037】特に、請求項5の発明によれば、上記現像
器ケーシングの上壁の少なくとも一部を構成するフィル
ターにより、この部分から現像剤を通すことなく現像装
置内の空気を放出することができるので、現像装置内の
空気が密閉度の弱いところから飛散トナーと共に漏れて
画像形成装置内外を汚染してしまったり、密閉度の弱い
ところがない場合に上記キャリア回収手段と上記潜像担
持体との間隔の気流自体が生じなくなってしまったりす
ることがない。従って、トナー飛散をより良好に防止す
ることができるという優れた効果がある。
【0038】請求項7の発明によれば、上記空気吸引手
段により上記現像器ケーシングの内部の空気を吸引し、
上記空気は通すが現像剤は通さないフィルターを介し
て、上記現像器ケーシングの内部の空気を外に出す。こ
れにより、現像装置内の気圧が低下し、キャリア回収手
段と潜像担持体との間隔に現像装置内に向かう気流を発
生させることができるので、上記キャリア回収手段によ
って回収されなかった現像剤が上記間隔から現像装置外
部に飛散するのを防止することができる。よって、該現
像剤の飛散による装置内外の汚染を良好に防止すること
ができるという優れた効果がある。また、上記現像剤担
持体と上記キャリア回収手段との間隔と上記現像剤担持
体と上記潜像担持体との間隔との関係に関わらず、上記
キャリア回収手段と潜像担持体との間隔に外側から内側
に向かう気流を発生させることができるので、上記現像
剤担持体と上記キャリア回収手段との間隔と上記現像剤
担持体と上記潜像担持体との間隔の設計の余裕度が増す
という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る現像装置の概略構成を示す正面
図。
【図2】他の実施形態に係る現像装置の概略構成を示す
正面図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 現像ローラ 3 現像器 4 トナーホッパ 5 ドクターブレード 6 キャリア回収ローラ 7 パドルホイル 8 セパレータ 9 スクレーパブレード 10 撹拌部材 11 感光体ドラムとキャリア回収ローラと現像ロー
ラとで囲まれた空間 12 シール部材 13 フィルターケース 14 フィルター 15 ファン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像器ケーシングの開口部に一部が露出す
    るように設けられ、潜像担持体との対向部に所定の磁界
    を形成する磁石が内部に固定配置され、該磁石が形成す
    る磁界によりトナー及び磁性キャリアからなる現像剤で
    磁気ブラシを形成した状態で表面が移動して潜像担持体
    に現像剤を供給し、該潜像担持体上の潜像を現像する現
    像剤担持体と、上記潜像担持体上の潜像を現像する現像
    領域よりも上記現像剤担持体移動方向下流側で該現像剤
    担持体と間隔をおいて対向し、かつ、上記潜像担持体と
    間隔をおいて、上記現像器ケーシングの開口部に一部が
    露出するように設けられたキャリア回収手段と、を有す
    る現像装置であって、上記潜像担持体と上記キャリア回
    収手段との間隙に現像装置外部から内部へ向かう方向の
    気流を発生させる気流発生手段を設けたことを特徴とす
    る現像装置。
  2. 【請求項2】現像器ケーシングの開口部に一部が露出す
    るように設けられ、潜像担持体との対向部に所定の磁界
    を形成する磁石が内部に固定配置され、該磁石が形成す
    る磁界によりトナー及び磁性キャリアからなる現像剤で
    磁気ブラシを形成した状態で表面が移動して該潜像担持
    体に現像剤を供給し、該潜像担持体上の潜像を現像する
    現像剤担持体と、上記潜像担持体上の潜像を現像する現
    像領域よりも上記現像剤担持体移動方向下流側で該現像
    剤担持体と間隔をおいて対向し、かつ、上記潜像担持体
    と間隔をおいて、上記現像器ケーシングの開口部に一部
    が露出するように設けられたキャリア回収手段と、を有
    する現像装置であって、上記現像剤担持体と上記キャリ
    ア回収手段との間隔を上記現像剤担持体と上記潜像担持
    体との間隔よりも大きく設定したことを特徴とする現像
    装置。
  3. 【請求項3】請求項2の現像装置であって、上記潜像担
    持体上のトナー像を乱さない程度に上記キャリア回収手
    段を前記潜像担持体に近接して設けたことを特徴とする
    現像装置。
  4. 【請求項4】現像器ケーシングの開口部に一部が露出す
    るように設けられ、潜像担持体との対向部に所定の磁界
    を形成する磁石が内部に固定配置され、該磁石が形成す
    る磁界によりトナー及び磁性キャリアからなる現像剤で
    磁気ブラシを形成した状態で表面が移動して該潜像担持
    体に現像剤を供給し、該潜像担持体上の潜像を現像する
    現像剤担持体と、上記潜像担持体上の潜像を現像する現
    像領域よりも上記現像剤担持体移動方向下流側で該現像
    剤担持体と間隔をおいて対向し、かつ、上記潜像担持体
    と間隔をおいて、上記現像器ケーシングの開口部に一部
    が露出するように設けられたキャリア回収手段と、を有
    する現像装置であって、上記現像剤担持体と上記キャリ
    ア回収手段との間隙において上記現像剤担持体表面に生
    じる磁気ブラシを、その先端が上記キャリア回収手段の
    表面に接触するように形成したことを特徴とする現像装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2、3、又は4の現像装置であっ
    て、上記現像器ケーシングの上壁の少なくとも一部を空
    気は通すが現像剤は通さないフィルターで構成したこと
    を特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】現像器ケーシングの開口部に一部が露出す
    るように設けられ、潜像担持体との対向部に所定の磁界
    を形成する磁石が内部に固定配置され、該磁石が形成す
    る磁界によりトナー及び磁性キャリアからなる現像剤で
    磁気ブラシを形成した状態で表面が移動して潜像担持体
    に現像剤を供給し、該潜像担持体上の潜像を現像する現
    像剤担持体と、上記潜像担持体上の潜像を現像する現像
    領域よりも上記現像剤担持体移動方向下流側で該現像剤
    担持体と間隔をおいて対向し、かつ、上記潜像担持体と
    間隔をおいて、上記現像器ケーシングの開口部に一部が
    露出するように設けられたキャリア回収手段と、を有す
    る現像装置であって、上記現像器ケーシングの上壁の少
    なくとも一部を空気は通すが現像剤は通さないフィルタ
    ーで構成し、該フィルターの外側に現像器ケーシングの
    内部の空気を外に出す空気吸引手段を設けたことを特徴
    とする現像装置。
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