JPH1032163A - デバイス製造装置および方法 - Google Patents

デバイス製造装置および方法

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JPH1032163A
JPH1032163A JP8201054A JP20105496A JPH1032163A JP H1032163 A JPH1032163 A JP H1032163A JP 8201054 A JP8201054 A JP 8201054A JP 20105496 A JP20105496 A JP 20105496A JP H1032163 A JPH1032163 A JP H1032163A
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JP
Japan
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shot
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focus
focus measurement
pattern
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JP8201054A
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English (en)
Inventor
Yuji Yasufuku
祐次 安福
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカス測定の設定や変更を容易にする。
また、フォーカス測定精度を向上する。 【技術手段】 複数のフォーカスセンサによってフォー
カス計測する手段と、ウエハ上の所定の位置でフォーカ
ス計測が正しくできるかどうかの情報を記憶する手段
と、この情報を図形で表示する手段と、この図形の配置
を1個のフォーカスセンサまたは位置的に一かたまりに
配置してあるフォーカスセンサ群と他のフォーカスセン
サまたはフォーカスセンサ群との位置関係に対応させる
手段とを設ける。また、ショット内のパターン繰り返し
状態を検知し、正しくフォーカス計測できないショット
では、フォーカス計測位置またはショットを前記パター
ン繰り返しピッチを単位として移動する。ショットを移
動する場合は二重露光を防止するため一部を遮光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子や液晶素
子などのデバイスを製造するための装置および方法に関
する。このような装置および方法は、半導体製造装置、
特にウエハ上に回路パターンを焼きつける半導体露光装
置に特に好適に適用される。
【0002】
【従来の技術】ウエハ上に回路パターンを焼きつける場
合、照明系から出た光は集積回路パターンが形成された
レクチルを通り、レクチルに形成されたパターンを投影
光学系でウエハ上に投影露光する。
【0003】この場合、焦点が合うようにフォーカスを
取る必要があり、フォーカスセンサでフォーカスを取っ
ている。このフォーカスセンサはウエハを外れるとフォ
ーカスが取れないことは勿論であるが、フォーカスセン
サの下に在る前工程で焼き付けられたパターンの状態に
よって、フォーカスが正しく計測できない場合がある。
また、ステップ型の露光装置では、ウエハ上に一回で露
光するエリアが割合広いため、フォーカス計測位置を四
角形の4隅と中心など数箇所に配置している。一方、ス
キャン型の露光装置では、割合広い幅でスキャンするの
で、フォーカス計測位置をスキャン方向に垂直な位置関
係に数か所配置している。これらのセンサの位置関係は
変わらないでスキャンするようになっている。そして、
各露光エリア毎に各フォーカスセンサでフォーカス計測
できるかどうかの情報を画一に作成し、それに則ってフ
ォーカス計測している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フォーカス
計測の条件は、露光エリアがウエハの中心近くにある場
合とウエハの端に位置する場合とで異なって来る。その
ため、従来は、露光を開始する前にウエハ上の全露光エ
リアに対してフォーカスセンサの有効/無効の情報を作
成し、その後、必要に応じて一部露光エリアの一部フォ
ーカスセンサの情報を修正していた。その修正方法はセ
ンサ情報を表わす2進、10進または16進数を変える
ことによって行なっていた。
【0005】しかしながら、上記従来例では数字で表わ
された情報を修正する方法は実際のフォーカスセンサの
どこが有効になり、どこが無効になるかが明示的に分か
り難いとか、センサ情報の修正操作が難しいなどの欠点
があった。
【0006】本発明は、上述の従来例における問題点に
鑑みてなされたもので、その第1の目的は、フォーカス
センサのどこが有効でどこが無効であるかがすぐに分か
り、そのセンサ情報を修正する場合の修正操作が簡単な
デバイス製造装置および方法を提供することにある。
【0007】また、従来は、ショットレイアウトに多く
のTEGなどがある場合などには、フォーカスセンサの
全チャンネルで有効なフォーカス計測ができるショット
が少なく、D/D(ダイ・バイ・ダイ)チルト計測やフ
ォーカスセンサの各チャンネルのパターンによるだまさ
れ量を計測できないというような欠点があった。
【0008】本発明の第2の目的は、多くのTEGなど
があるショットレイアウトでも、フォーカス計測やだま
され量計測が可能なデバイス製造装置および方法を提供
することにある。
【0009】さらに、従来は、ウエハの端などでフォー
カス計測が正しくできないショットがあった場合、従来
は、正しくフォーカス計測できるフォーカスセンサのみ
を使ってフォーカス計測していた。そのため、フォーカ
ス計測位置が少なくなり、そのショットの傾きなど正確
なフォーカス計測ができない場合が生じるという欠点が
あった。
【0010】本発明の第3の目的は、有効なフォーカス
計測位置を多くしてショットの傾きなど、正確なフォー
カス計測ができ、もって、よりフォーカスが合ったパタ
ーンの焼き付けが可能なデバイス製造装置および方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】上記第1の目
的を達成するため、本発明の第1の態様に係るデバイス
製造装置は、複数のフォーカスセンサによってフォーカ
ス計測する手段と、ウエハ上の所定の位置ごとに各フォ
ーカスセンサによるフォーカス計測が正しくできるかど
うかを情報として持つ手段と、この情報を図形で表示す
る手段と、この図形の配置を1個のフォーカスセンサま
たは位置的に一かたまりに配置してあるフォーカスセン
サ群と他のフォーカスセンサまたはフォーカスセンサ群
との位置関係に対応させる手段とを設けたことを特徴と
する。
【0012】また、本発明の第1の態様に係るデバイス
製造方法は、複数のフォーカスセンサによってフォーカ
ス計測するステップと、ウエハ上の特定の位置でフォー
カス計測が正しくできるかどうかを情報として持つステ
ップと、この情報を図形で表示するステップと、この図
形の配置を1個のフォーカスセンサまたは位置的に一か
たまりに配置してあるフォーカスセンサ群と他のフォー
カスセンサまたはフォーカスセンサ群との位置関係に応
させるステップとを有することを特徴とする。
【0013】上記の構成により、フォーカスセンサのど
こが有効でどこが無効であるかが、すぐに分かり、その
センサ情報を修正する場合の修正操作が簡単にできる。
【0014】本発明の第1の実施の形態において、前記
図形は操作可能であり、所望の図形を操作、すなわちマ
ウス等で指定することによりその図形に対応する情報お
よびその図形を変更することができるようにしてある。
この構成により、フォーカスセンサの情報を容易に変更
することができる。
【0015】また、本発明の第1の態様に係るマンマシ
ンインターフェース装置は、所定のアルゴリズムで複数
の情報を一つで代表する情報を作成する手段と、この複
数の情報を指定できない複数の図形として表示する手段
と、前記代表する情報を指定可能な図形で表示する手段
と、この代表する情報を示す図形に対する指定操作で前
記複数の情報を表示する手段とを有し、前記複数の情報
とそれを代表する情報の一組以上を有することを特徴と
している。または、所定のアルゴリズムで複数の情報を
一つで代表する情報を作成する手段と、この複数の情報
を指定可能な複数の図形で表示する手段と、前記代表す
る情報を指定可能な図形で表示する手段と、前記代表す
る情報を示す図形に対する指定操作で前記複数の情報を
示す図形を指定可能に切り替える手段と、前記複数の情
報を示す図形のいずれかを指定することによりその図形
に対応する情報を変更する手段と、それに伴ってその情
報を示す図形の表示を変更する手段と、前記情報の変更
に伴って前記アルゴリズムで代表する情報の再作成と前
記代表する情報を示す図形を再表示する手段とを有し、
前記複数の情報とそれを代表する情報の一組以上を有す
ることを特徴とする。
【0016】このようなマンマシンインターフェース装
置は、例えば複数のフォーカスセンサを持ったフォーカ
ス計測手段を備えたデバイス製造装置において、ウエハ
上の所定の位置ごとにフォーカス計測が正しくできるか
どうかの情報を設定または修正するために好適に用いら
れる。
【0017】また、本発明の第1の態様に係る情報表示
方法は、所定のアルゴリズムで複数の情報を一つで代表
する情報を作成するステップと、この複数の情報を指定
できない複数の図形として表示するステップと、前記代
表する情報を指定可能な図形で表示するステップと、こ
の代表する情報を示す図形に対する指定操作で前記複数
の情報を表示するステップとを有することを特徴とす
る。
【0018】さらに、本発明の第1の態様に係る情報変
更方法は、複数の情報を一定のアルゴリズムで一つで代
表する情報を作成するステップと、この複数の情報を指
定可能な複数の図形で表示するステップと、前記代表す
る情報を指定可能な図形で表示するステップと、前記代
表する情報を示す図形に対する指定操作で前記複数の情
報を示す図形を指定可能に切り替えるステップと、前記
複数の情報を示す図形を指定することによりその図形に
対応する情報を変更するステップと、それに伴って図形
の表示を変更するステップと、前記複数の変更に伴って
前記アルゴリズムで代表する情報の再作成と代表する情
報を示す図形を再表示するステップとを有することを特
徴とする。前記の変更する情報は、例えばウエハ上の特
定の位置でフォーカス計測が正しくできるかどうかを予
め決めている情報である。
【0019】上記第2の目的を達成するため、本発明の
第2の態様に係るデバイス製造装置は、各ショット毎に
フォーカス計測する手段と、各ショット内のパターンの
繰り返し状態を検知する手段と、各ショット毎のフォー
カス計測前にそのショットが全ショット共通のフォーカ
ス計測位置で正しくフォーカス計測できる通常のショッ
トであるか否かを判定する手段と、通常ショットでない
ショットについては、該ショットのフォーカス計測位置
として、前記通常ショットであれば前記共通フォーカス
計測位置にあるべきパターンと同じパタ−ンがある場所
の中で、正しくフォーカス計測でき、かつ該ショットに
関する前記共通フォーカス計測位置から最も近いフォー
カス計測位置を前記パターンの繰り返し状態に基づいて
選択する手段と、前記通常ショットは前記共通フォーカ
ス計測位置で、前記通常ショットでないショットは前記
選択手段で選択されたフォーカス計測位置で前記フォー
カス計測を実行させる手段とを具備することを特徴とす
る。
【0020】また、本発明の第2の態様に係るデバイス
製造方法は、ショット内のパターンの繰り返し状態を検
知するステップと、各ショット毎にフォーカス計測する
ステップと、各ショット毎のフォーカス計測前にそのシ
ョットが全ショット共通のフォーカス計測位置で正しく
フォーカス計測できる通常のショットであるか否かを判
定するステップと、通常ショットでないショットについ
ては、該ショットのフォーカス計測位置として、前記通
常ショットであれば前記共通フォーカス計測位置にある
べきパターンと同じパタ−ンがある場所の中で、正しく
フォーカス計測でき、かつ該ショットに関する前記共通
フォーカス計測位置から最も近いフォーカス計測位置を
前記パターンの繰り返し状態に基づいて選択するステッ
プと、前記通常ショットは前記共通フォーカス計測位置
で、前記通常ショットでないショットは前記選択ステッ
プで選択されたフォーカス計測位置で前記フォーカス計
測を実行させるステップとを具備することを特徴とす
る。
【0021】前記パターンの繰り返し状態は、例えばシ
ョットレイアウト内にある通常のショット配列からシフ
トしているショットおよびそのシフト量を知り、そのシ
フト量によってショット内パターンの繰り返しの状態を
検知するか、または装置を制御するパラメータに基づい
てショット内パターンの繰り返しの状態を検知すること
ができる。
【0022】前記のフォーカス計測は、ショット毎のチ
ルト補正をする際、および前記フォーカス計測位置の下
にあるパターンによるだまされ量を計測する際のフォー
カス計測として特に好適である。
【0023】この第2の態様の構成により、多くのTE
G等があるショットレイアウトでも、全ショット正しく
フォーカス計測ができる。
【0024】上記第3の目的を達成するため、本発明の
第3の態様に係るデバイス製造装置は、露光手段と、シ
ョット内のパターンの繰り返し状態を検知する手段と、
フォーカス計測する前に前記パターンの繰り返し状態に
基づいて各フォーカス計測予定位置で正しくフォーカス
計測できるか否かおよびショット毎に所定数以上のフォ
ーカス計測予定位置で正しくフォーカス計測できるか否
かを判定する手段と、所定数以上のフォーカス計測予定
位置では正しくフォーカス計測できないと判定されたシ
ョットについて、該ショットの有効パターン領域および
他のショット領域の一部を含み前記所定数以上のフォー
カス計測予定位置で正しくフォーカス計測できる仮のシ
ョット領域を設定する手段と、前記仮のショット領域で
露光する際に前記他のショット領域の部分を遮光する手
段とを具備することを特徴とする。
【0025】また、本発明の第3の態様に係るデバイス
製造方法は、ショット内のパターンの繰り返し状態を検
知するステップと、フォーカス計測する前に前記パター
ンの繰り返し状態に基づいて各フォーカス計測予定位置
で正しくフォーカス計測できるか否かおよびショット毎
に所定数以上のフォーカス計測予定位置で正しくフォー
カス計測できるか否かを判定するステップと、所定数以
上のフォーカス計測予定位置では正しくフォーカス計測
できないと判定されたショットについて、該ショットの
有効パターン領域および他のショット領域の一部を含み
前記所定数以上のフォーカス計測予定位置で正しくフォ
ーカス計測できる仮のショット領域を設定するステップ
と、前記仮のショット領域で露光する際に前記他のショ
ット領域の部分を遮光するステップとを具備することを
特徴とする。このような方法は、ショット領域内の複数
箇所でフォーカス計測するスキャン型の露光装置にも適
用可能である。
【0026】上記の構成により、ショット毎に有効なフ
ォーカス計測位置を多くして、そのショットの傾きなど
正確なフォーカス計測ができ、よりフォーカスが合った
パターンを焼き付けることができるようになる。
【0027】上記第3の目的を達成するため、本発明の
第4の態様に係るデバイス製造装置は、ショット内のパ
ターンの繰り返し状態を検知する手段と、前記繰り返し
状態に基づいてショット毎に有効に露光できないエリア
の有無を判定する手段と、有効に露光できないエリアを
有するショットについて、有効にパターンを形成できる
エリアが露光時のショット中心付近となるような位置で
パターンの繰り返し分だけ離れた場所を仮のショット領
域として設定する手段と、前記仮のショット領域で露光
する際に前記仮のショット領域に新たに組み込んだ領域
を遮光する手段とを具備することを特徴とする。
【0028】また、本発明の第4の態様に係るデバイス
製造方法は、ショット内のパターンの繰り返し状態を検
知するステップと、前記繰り返し状態に基づいてショッ
ト毎に有効に露光できないエリアの有無を判定するステ
ップと、有効に露光できないエリアを有するショットに
ついて、有効にパターンを形成できるエリアが露光時の
ショット中心付近となるような位置でパターンの繰り返
し分だけ離れた場所を仮のショット領域として設定する
ステップと、前記仮のショット領域で露光する際に前記
仮のショット領域に新たに組み込んだ領域を遮光するス
テップとを具備することを特徴とする。このような方法
は、ショット領域内の複数箇所でフォーカス計測するス
キャン型の露光装置にも適用可能である。
【0029】上記の構成により、有効に露光できるエリ
アを露光するショットの中心付近に持って来てより正確
なフォーカス計測を行なうことができ、よりフォーカス
が合ったパターンを焼き付けることができる。
【0030】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。 [実施例1]図1は本発明の一実施例に係る半導体露光
装置の外観を示す斜視図である。同図に示すように、こ
の半導体露光装置は、装置本体の環境温度制御を行なう
温調チャンバ101、その内部に配置され、装置本体の
制御を行なうCPUを有するEWS本体106、ならび
に、装置における所定の情報を表示するEWS用ディス
プレイ装置102、装置本体において撮像手段を介して
得られる画像情報を表示するモニタTV105、装置に
対し所定の入力を行なうための操作パネル103、EW
S用キーボード104等を含むコンソール部を備えてい
る。図中、107はON−OFFスイッチ、108は非
常停止スイッチ、109は各種スイッチ、マウス等、1
10はLAN通信ケーブル、111はコンソール機能か
らの発熱の排気ダクト、そして112はチャンバの排気
装置である。半導体露光装置本体はチャンバ101の内
部に設置される。
【0031】EWS用ディスプレイ102は、EL、プ
ラズマ、液晶等の薄型フラットタイプのものであり、チ
ャンバ101前面に納められ、LANケーブル110に
よりEWS本体106と接続される。操作パネル10
3、キーボード104、モニタTV105等もチャンバ
101前面に設置し、チャンバ101前面から従来と同
様のコンソール操作が行なえるようにしてある。
【0032】図2は、図1の装置の内部構造を示す図で
ある。同図においては、半導体露光装置としてのステッ
パが示されている。図中、202はレチクル、203は
ウエハであり、光源装置204から出た光束が照明光学
系205を通ってレチクル202を照明するとき、投影
レンズ206によりレチクル202上のパターンをウエ
ハ203上の感光層に転写することができる。レチクル
202はレチクル202を保持、移動するためのレチク
ルステージ207により支持されている。ウエハ203
はウエハチャック291により真空吸着された状態で露
光される。ウエハチャック291はウエハステージ20
9により各軸方向に移動可能である。レチクル202の
上側にはレチクルの位置ずれ量を検出するためのレチク
ル光学系281が配置される。ウエハステージ209の
上方に、投影レンズ206に隣接してオフアクシス顕微
鏡282が配置されている。オフアクシス顕微鏡282
は内部の基準マークとウエハ203上のアライメントマ
ークとの相対位置検出を行なうのが主たる役割である。
また、これらステッパ本体に隣接して周辺装置であるレ
チクルライブラリ220やウエハキャリアエレベータ2
30が配置され、必要なレチクルやウエハはレチクル搬
送装置221およびウエハ搬送装置231によってステ
ッパ本体に搬送される。
【0033】チャンバ101は、主に空気の温度調節を
行なう空調機室210および微小異物を濾過し清浄空気
の均一な流れを形成するフィルタボックス213、また
装置環境を外部と遮断するブース214で構成されてい
る。チャンバ101内では、空調機室210内にある冷
却器215および再熱ヒーター216により温度調節さ
れた空気が、送風機217によりエアフィルタgを介し
てブース214内に供給される。このブース214に供
給された空気はリターン口raより再度空調機室210
に取り込まれチャンバ101内を循環する。通常、この
チャンバ101は厳密には完全な循環系ではなく、ブー
ス214内を常時陽圧に保つため循環空気量の約1割の
ブース214外の空気を空調機室210に設けられた外
気導入口oaより送風機を介して導入している。このよ
うにしてチャンバ101は本装置の置かれる環境温度を
一定に保ち、かつ空気を清浄に保つことを可能にしてい
る。また光源装置204には超高圧水銀灯の冷却やレー
ザ異常時の有毒ガス発生に備えて吸気口saと排気口e
aが設けられ、ブース214内の空気の一部が光源装置
204を経由し、空調機室210に備えられた専用の排
気ファンを介して工場設備に強制排気されている。ま
た、空気中の化学物質を除去するための化学吸着フィル
タcfを、空調機室210の外気導入口oaおよびリタ
ーン口raにそれぞれ接続して備えている。
【0034】図3は、図1の装置の電気回路構成を示す
ブロック図である。同図において、321は装置全体の
制御を司る、前記EWS本体106に内蔵された本体C
PUであり、マイクロコンピュータまたはミニコンピュ
ータ等の中央演算処理装置からなる。322はウエハス
テージ駆動装置、323は前記オフアクシス顕微鏡28
2等のアライメント検出系、324はレチクルステージ
駆動装置、325は前記光源装置204等の照明系、3
26はシャッタ駆動装置、327はフォーカス検出系、
328はZ駆動装置であり、これらは、本体CPU32
1により制御される。329は前記レチクル搬送装置2
21、ウエハ搬送装置231等の搬送系である。330
は前記ディスプレイ102、キーボード104等を有す
るコンソールユニットであり、本体CPU321にこの
露光装置の動作に関する各種のコマンドやパラメータを
与えるためのものである。すなわち、オペレータとの間
で情報の授受を行なうためのものである。331はコン
ソールCPU、332は各種ジョブのパラメータ等を記
憶する外部メモリである。ジョブパラメータには、使用
するマスク、マスキングブレードの開口、露光量、レイ
アウトデータ等が含まれる。
【0035】図4は図2には図示されていないが、投影
レンズ206の回りに配置されている複数個のフォーカ
スセンサの各々の計測位置を示す図である。これらのフ
ォーカスセンサはウエハ上の所望のショット位置で露光
するためにフォーカス計測するためのものである。
【0036】図5はウエハ上の或る位置についてのフォ
ーカスできるかどうかの情報を図4の各センサ群(一固
まりになったセンサ401〜405)毎にディスプレイ
102上にコンソールCPU331で操作できる図形と
して表現したものであり、図形501がセンサ群401
に対応し、図形502がセンサ群402に、図形503
がセンサ群403に、図形504がセンサ群404に、
図形505がセンサ群405にそれぞれ対応する。図形
501〜505は黒丸がフォーカス計測できるセンサ群
であることを示し、白丸がフォーカス計測出来ないセン
サ群であることを示す。図形501〜505を押す(す
なわち、コンソール部のキーボード104やマウス等で
指定する)ことにより、センサ群を形作っている各セン
サを修正するための図6の表示が現れるようにコンソー
ルCPU331で制御されている。
【0037】図6は図4のセンサ群402の各センサ4
06〜410がフォーカス計測できるかどうかの情報を
図5と同様にディスプレイ102上にコンソールCPU
331で操作できる図形として表現したものである。図
形601がセンサ406に対応し、図形602がセンサ
407に、図形603がセンサ408に、図形604が
センサ409に、図形605がセンサ410にそれぞれ
対応する。図形601〜605は黒丸がフォーカス計測
できるセンサであることを示し、白丸がフォーカス計測
出来ないセンサであることを示す。図形606は図形で
表したボタンであり、フォーカス計測できるかどうかの
情報の修正が終ったことをこのボタンを押す(コンソー
ル部のキーボード104やマウス等で指定する)ことに
よって示す。
【0038】図7は、コンソールCPU331でディス
プレイ102上に表示されたウエハ上の或る位置でのフ
ォーカス計測できるかどうかの情報を図形にした図5お
よび図6を使って、フォーカス計測できるかどうかの情
報を修正する場合のフローチャートである。
【0039】次に図7のフローに従って、ある露光位置
(ショット)についてフォーカス計測できるかどうかの
情報(以下でセンサ情報と呼ぶ)を修正するシーケンス
を説明する。また、以下で各センサ群がフォーカス計測
できるかどうかの情報を代表センサ情報と呼ぶ。センサ
情報を修正するエディタの実行中に、フォーカス計測す
るショット上の場所を指定するとこのシーケンスが実行
される。これ以前に必要な場所のセンサ情報は、装置の
制御パラメータ等に基づいて計算されているものとす
る。以下で説明するシーケンスはコンソールCPU33
1で制御される。
【0040】ステップ701では複数のセンサ情報から
代表センサ情報を決められたアルゴリズムで作成する。
本実施例では25個のセンサ情報から5個の代表センサ
情報を作成する。ここでは代表センサ情報を作るアルゴ
リズムを『各センサ群に在るセンサが1個でもフォーカ
ス計測できれば、そのセンサ群は計測できる。つまり、
代表センサ情報を計測できることにする。』ことにす
る。
【0041】ステップ702では、ステップ701で作
った代表センサ情報をディスプレイ102上に図5のよ
うに表示する。代表センサ情報を示す図形501と50
3と504はフォーカス計測できないことを白丸で示
し、代表センサ情報を示す図形502と505はフォー
カスできることを黒丸で示している。
【0042】ステップ703では、このセンサ修正シー
ケンスの終りが前記エディタで指示されたかどうかを調
べ、終りならこのシーケンスを終了する。終りでなけれ
ばステップ704に進む。
【0043】ステップ704では、代表センサ情報を示
す図形が押されたかどうかを調べる。押されていなけれ
ばステップ703から繰り返す。押されていなければス
テップ705に進む。
【0044】ステップ705では、各センサ情報をディ
スプレイ102上に図6のように表示する。この例はセ
ンサ群402の代表センサ情報に対応する図形502が
押された場合を示す。センサ406、407、408お
よび410のセンサ情報を示す図形601、602、6
03および605はこれらのセンサが計測できないこと
を白丸で示し、センサ409のセンサ情報を示す図形6
04はセンサ409が計測できることを黒丸で示す。セ
ンサ情報を示す図形604が黒なので、上記アルゴリズ
ムに従って、センサ群402の代表センサ情報を示す図
形502も黒丸になっている。
【0045】ステップ706でセンサ情報を示す図形6
01〜605のどれかが押されたかどうか調べる。押さ
れていればステップ707に進み、押されていなければ
ステップ708に進む。
【0046】ステップ707では、押された図形に対応
したセンサ情報のフォーカス計測できる/できないを反
転し、押された図形の白丸/黒丸を反転する。例えばセ
ンサ409のセンサ情報を示す図形604の黒丸が押さ
れた場合、センサ409のセンサ情報をフォーカス計測
できるからできないに変え、そのセンサ情報を示す図形
604は白丸に変える。これによってセンサ群402の
代表センサ情報を示す図形502も、後で実行されるス
テップ701でフォーカス計測できないに変わり、ステ
ップ702で白丸に変わる。
【0047】ステップ707の処理が終るとステップ7
06から繰り返し、また、センサ情報が修正できるよう
にする。
【0048】ステップ708では、ボタンの図形606
が押されたかどうか、すなわちセンサ情報の修正が終わ
ったか否かを調べる。押されていなかったらステップ7
06に戻る。押されていればステップ701に戻り、修
正されたセンサ情報によって、代表センサ情報を作り、
前記ステップ701以下のシーケンスを繰り返す。
【0049】本実施例のようにすることによって、フォ
ーカス計測できるかどうかが、一目でわかり、1個1個
のフォーカスセンサについても、どこにあるセンサが有
効でどこが無効であるかが、すぐにわかり、そのセンサ
情報を修正する場合の修正操作が簡単にできる。また、
センサ情報を示す図形を階層的にすることによって図形
を操作し易い大きさにでき、操作をより簡単にできる。
【0050】なお、本実施例ではセンサ情報を変更でき
るように構成したが、センサ情報は表示のみ行ない、変
更できないようにすることもできる。
【0051】また、本実施例では複数のセンサ情報に対
する操作の終了を示す操作によって、代表する情報を作
り変えているが、複数のセンサ情報の一つを操作するた
びに、代表する情報を作り変えるようにしてもよい。
【0052】また、本実施例では複数のセンサ情報から
一つの代表する情報を作り、階層的に情報を扱うように
なっているが、センサ情報がそれほど多くない場合、例
えば図5のみで全センサ情報を表せる場合等のように、
1階層で表示、変更できる場合もある。
【0053】また、本実施例ではフォーカス計測できる
/できないの情報であったが、計測できる/部分的に計
測できる/計測できないなど複数の状態がある場合でも
同様に表示および変更するように構成することができ
る。
【0054】また、各センサ情報から代表センサ情報を
作るアルゴリズムを特定のセンサ群について、またはセ
ンサ群毎に異ならせてもよい。例えば、図4のセンサ群
のうち1群(例えばセンサ群403)のみは『全センサ
が計測できなければ、代表センサ情報は計測できないと
する』のようにすることもできる。
【0055】以上説明したように、本実施例によれば、
フォーカスセンサのどこが有効でどこが無効であるか
が、すぐに分かり、そのセンサ情報を修正する場合の修
正操作が簡単にできるようできる効果がある。
【0056】[実施例2]図8は、TEGの入っている
ショットレイアウトで従来の方法によりフォーカス計測
する状態を表した図である。同図において、801は通
常のショットであり、802はTEGによってシフトし
ているショットである。803はTEGであり、通常の
ショットが焼かれない場所である。804は5個のフォ
ーカスセンサ(またはセンサ群)の計測位置と各センサ
の状態のイメージをショットレイアウト上に表した図で
ある。804のイメージ図は左の2個が通常のパターン
がない場所であり、正しくフォーカス計測できない(白
丸)ことを、他の3個は通常のパターンがある場所であ
り、正しくフォーカス計測できる(黒丸)ことを示して
いる。805は通常位置にフォーカスセンサの各計測位
置が来る場合で、5個のセンサの状態は全部フォーカス
計測できる(黒丸)ことを示している。
【0057】図9は、本発明の第2の実施例に係るフォ
ーカス計測の状態を表す図である。同図は、図8と同じ
ショットレイアウトで本実施例の方法によりフォーカス
計測する状態を表しており、901はシフトしているシ
ョットでフォーカス計測する場合のフォーカスセンサの
5個の計測位置とセンサの状態のイメージをショットレ
イアウト上に表した図である。この場合5個のセンサの
状態は全部フォーカス計測できることを示している。
【0058】図10はTEGがあり、通常の方法ではD
/D(ダイ・バイ・ダイ)チルトのためのフォーカス計
測ができないショットを含むショットレイアウトでも、
D/Dチルトのためのフォーカス計測して露光する本実
施例の方法の概略のシーケンスを示すフローチャートで
ある。次に図10のフローにしたがって、D/Dチルト
を行なって露光するシーケンスを説明する。以下で説明
するシーケンスはコンソールCPU331と本体CPU
321によって制御されている。
【0059】ステップ1001で、ショットレイアウト
の各ショットの通常フォーカス位置でフォーカス計測で
きるかどうかの情報を作成する。
【0060】ステップ1002で、このショットレイア
ウトでシフトショットがあるかどうかを調べる。シフト
ショットがあればステップ1003に進み、なければス
テップ1005に進む。
【0061】ステップ1003では、各シフトショット
のシフト量を算出する。本実施例ではシフトショットは
X軸方向にXステップサイズの1/2シフトしている。
【0062】ステップ1004で、ステップサイズとス
テップ1003で算出した一番小さいシフト量を比べ、
スクライブラインの位置を算出して、各ショット内で同
じパターンが何個繰り返されているかを調べる。この例
ではX軸方向にXステップサイズの1/2のサイズでパ
ターンが2個繰り返されていることがわかる。
【0063】ステップ1005では、まだ、露光されて
いないショットがあるかどうかを調べる。あれば、ステ
ップ1006に進み、なければ、このシーケンスを終了
する。
【0064】ステップ1006では、次のショットのフ
ォーカス計測位置を算出する。目的のショットがステッ
プ1001で計算したセンサ情報で全センサでフォーカ
ス計測できるようになっていれば、通常の位置でフォー
カス計測する。なっていなければ、ステップ1004で
計測した結果を使って、通常のフォーカス計測位置と同
じパターンのある位置の内、フォーカス計測できて、通
常のフォーカス位置に近い位置を新たなフォーカス計測
位置として計算する。
【0065】ステップ1007で、ステップ1006で
計算した位置へ移動する。ステップ1008で、フォ−
カス計測する。ステップ1009で、D/Dチルト補正
をして、今対象になっているショットを、投影レンズ2
06の像面に合わせる。
【0066】ステップ1010で、対象ショットを露光
位置に持って来る。通常のショットではフォーカス計測
した位置であり、移動はない。ステップ1011で、対
象のショットを露光する。次にステップ1005に戻
り、まだ、露光されていないショットを同様に露光して
行く。
【0067】従来まではフォーカスセンサの一部が使え
なかった場合、使えるセンサのみでフォーカス計測して
いたため、正しくD/Dチルト補正ができなかったが、
本実施例のようにすることによって、フォーカスセンサ
を全部使ってフォーカス計測出来、正確なD/Dチルト
補正ができる効果がある。
【0068】本実施例ではD/Dチルト補正のためのフ
ォーカス計測に本発明を適用した例について説明した
が、本発明は、ウエハ上に焼かれているパターンによる
各センサ(本実施例では5個)のフォーカスのだまされ
量を測定するためにも有効な手段である。このパターン
によるフォーカスのだまされ量を計測するためには基準
のセンサ(本実施例では真中のセンサ)に対する他のセ
ンサのだまされ量を計測する必要がある。それには全セ
ンサでフォーカスできる複数のショットを選びフォーカ
ス計測して、各センサの平均値の差をパターンによるだ
まされ量とする。そのため、全センサがフォーカス計測
できるショットが少ないと精度の高いだまされ量を算出
できない。このため本発明により全センサでフォーカス
計測できるショットが増えることはこの場合も大変有効
である。
【0069】また、本実施例ではシフトショットのシフ
ト量によってパターンの繰り返しを算出しているが、チ
ップサイズや焼き付けられているレイアウトのステップ
サイズ等の装置の制御用のパラメータでパターンの繰り
返しの状態を入力するようにすることもできる。。
【0070】以上説明したように、本実施例によれば、
ショット内のパターンの繰り返しの状態を知り、通常の
ショットがフォーカス計測する場所でフォーカス計測で
きないショットについては、上記パターンの繰り返しの
状態を知る手段によって知った他の通常のショットでフ
ォーカス計測する場所と同じパターンがある場所の中
で、他の通常のショットでフォーカス計測するショット
内の場所から近くて、フォーカス計測できる場所を選ん
でフォーカス計測する手段を設けることにより、多くの
TEGなどがあるショットレイアウトでも、フォ−カス
計測できる効果がある。
【0071】[実施例3]図11は、ウエハ203と、
そのウエハ203にこれから焼き付けようとしているシ
ョットと、既に焼き付けられているチップ単位(ダイシ
ングマシンで切断する単位)のレイアウト図である。同
図において、太線1102はこれから焼き付けようとし
ているショットのレイアウトであり、細線1103が既
に焼き付けられているチップのレイアウトを表してい
る。ここでチップのサイズも他のパラメータと同様にパ
ラメータとして入力する場合もある。太線で囲まれたチ
ップ9個分の矩形1104が本実施例で説明に使うウエ
ハ周辺の1ショットである。
【0072】図12は、ステップ型の露光装置において
本実施例によるフォーカス計測を行なって露光する状態
を示した図であり、図11のウエハ周辺の1ショット1
104を抜き出した図である。図12(a)は従来のフ
ォーカス計測と露光場所を示している。
【0073】フォーカス計測はフォーカス計測位置の下
のパターンによって、計測値が異なるため、ショットの
傾きなどを知るためには、各センサ毎にパターンによる
補正値を持っている。そのため、フォーカス計測する場
合、通常のショットのフォーカス計測と同じパターンが
5計測点になければ、正しい計測ができない。
【0074】図12において、黒丸と白丸はフォーカス
計測する位置を示す。また、黒丸は正しくフォーカス計
測できることを示し、白丸は正しくフォーカス計測でき
ないことを示している。白丸の位置ではチップが焼き付
けられていないため正しく計測できない。図12(a)
のショット位置では2点しか有効でなく正しくショット
1104の傾きを計測することはできない。図12
(b)はショット1104の露光に際して、5点のフォ
ーカス点が全部有効な位置を投影レンズ206の下に持
って来て露光するようにしている。太線で囲まれたエリ
アにショットをシフトして、他のショットと重複する斜
線の部分はマスキングブレードで遮光して、他のショッ
トを露光しないようにしたものである。5点が有効なた
めショットの露光に際しては傾き補正ができる。実際に
露光するエリアは下の3チップである。
【0075】図12(c)は図12(b)と同様である
が、実際に露光するチップを投影レンズの中心に持って
来て、フォーカス計測、露光するようにしたものであ
る。但し、フォーカス計測、傾き補正は3点で行なうこ
とになる。
【0076】図13は、スキャン型の露光装置で本実施
例でのフォーカス計測し、露光する場合のショット位置
を示した図であり、図11のウエハ周辺の1ショット1
104を抜き出した図である。図13(a)は従来のフ
ォーカス計測と露光の場所を示している。スキャン型の
露光装置は露光エリアを一度に露光するものでなく、長
方形の窓からレチクルの一部を照明して、レチクルを長
方形の窓の短い側の方向に端から端までスキャンして露
光し、それと同期してウエハもスキャンし、1ショット
露光するものである。同時にフォーカス計測点もスキャ
ンする。この例ではフォーカス計測点は3点である。
【0077】フォーカス計測はステップ型と同じく、フ
ォーカス計測位置の下のパターンによって、計測値が異
なるため、ショットの傾きなどを知るためには、各セン
サ毎にパターンによる補正値を持っている。そのため、
フォーカス計測する場合、通常のショットのフォーカス
計測と同じパターンが3計測点になければ、正しい計測
ができない。
【0078】図13において、黒丸と白丸はフォーカス
計測する位置を示す。また、黒丸は正しくフォーカス計
測できることを示し、白丸は正しくフォーカス計測でき
ないことを示している。ここではチップが焼き付けられ
ていないため正しく計測できない。矢印(→)はスキャ
ン方向を示している。
【0079】図13(a)では1点しか有効でなく正し
いショットの傾きを計測することはできない。図13
(b)はショット1104の露光に際して、3点のフォ
ーカス点が全部有効な位置を投影レンズ206の下に持
って来て露光するようにしている。太線で囲まれたエリ
アにショットをシフトして、斜線の部分はマスキングブ
レードで遮光して、他のショットを露光しないようにし
たものである。3点が有効なためショットの露光に際し
ては傾き補正ができる。
【0080】実際に露光するエリアは下の3チップであ
る。フォーカス計測、傾き補正はスキャンしながら、シ
ョット全面に対して細かくできる。実際に露光するエリ
アは下の3チップである。
【0081】図13(c)は図13(b)と同様である
が、実際に露光するチップを投影レンズの中心に持って
来て、フォーカス計測、露光するようにしたものであ
る。但し、フォーカス、傾き補正は2点で行なうことに
なる。
【0082】図14は有効にパターンを形成できないエ
リアを含むショットで、通常フォーカス計測する場所で
正しくフォーカス計測できないショットについて、有効
にパターンを形成できるエリアを露光するショットの中
に入るようにパターンの繰り返し分だけはなれたフォー
カス計測できる位置に持って来て、フォーカス計測、露
光するステップ型露光装置でのシーケンスのフローチャ
ートである。
【0083】次に、図14のフローにしたがって、ウエ
ハ上のショットをフォーカス計測し、露光する本実施例
のシーケンスを説明する。ここで、レチクルのパターン
とウエハ上に焼き付けられているパターンの合わせは、
ここでは説明しないアライメント機構によって行なわれ
る。以下で説明するシーケンスはコンソールCPU33
1と本体CPU321によって制御されている。
【0084】ステップ1401では、次に露光対象にな
るショットの調査をする。ステップ1402では、有効
にパターンを形成できないエリアを含むショットで、通
常のフォーカス計測位置で正しくフォーカス計測出来る
ショットかどうかを調べる。正しくフォーカス計測でき
るショットである場合、ステップ1403に進む。正し
く計測できない場合ステップ1404に進む。
【0085】ステップ1403では、通常のフォーカス
位置でフォーカス計測し、通常の露光位置で露光する。
ステップ1404では、通常フォーカスする位置と同じ
パターンがある位置で、露光すべきエリアが全部ショッ
トのサイズの中に入る位置を算出する。この例では図1
2の(b)の位置である。
【0086】ステップ1405では、そのショットを露
光するとき他のショットを露光しないように、他のショ
ットにかかるエリアは遮光することのできるマスキング
ブレード(不図示)の位置を算出する。図12の(b)
では斜線の部分を遮光する位置を算出する。
【0087】ステップ1406では、ステップ1404
で算出したショット位置が露光エリアに来るようにす
る。そのために、図2において、ウエハ203の露光す
るエリアを投影レンズ206の下に移動するためにウエ
ハ203を乗せて固定するウエハチャック291、そし
て、ウエハチャック291を移動するウエハステージ2
09が使われる。前記不図示のマスキングブレードは、
照明光学系205内に設けられている。
【0088】ステップ1407では、フォーカス計測
し、傾きを含めて露光するためのフォーカスを合わせ
る。図12の(b)では5点でフォーカス計測してい
る。ステップ1408では、ステップ1405で算出し
た位置に前記マスキングブレードを移動する。ステップ
1409では、露光する。図12の(b)では露光エリ
ア内のショットの最下行の3チップのみが露光される。
【0089】ステップ1410では、露光したショット
が最後のショットかどうかを調べ、最後のショットなら
このシーケンスを終了し、最後のショットでなければ、
ステップ1401からシーケンスを繰り返す。
【0090】本実施例のように構成することによって、
露光ショットのフォーカス計測位置が多くでき、そのシ
ョットの傾きなど正確なフォーカス計測ができるように
なり、フォーカスの合ったパターンをデバイスに焼き付
けることができる効果がある。
【0091】本実施例では全フォーカス計測点でフォー
カス計測できる位置へショットをシフトしているが、図
12(c)や図13(c)のように、実際に露光する部
分をショットの中心に持って来るようにしてもよい。
【0092】また、本実施例は既にパターンが露光され
ているウエハを露光する場合の1例を示したが、パター
ンが焼き付けられていないウエハに最初のパターンを露
光する場合も、図11のショット1104のように、ウ
エハの周辺でフォーカス計測点の一部がウエハ上でない
場合などに、有効である。
【0093】また、本実施例で説明したシーケンスはス
テップ型の露光装置に本発明を適用した場合のものであ
るが、スキャン型の露光装置では常にフォーカス計測し
ながら、細かくフォーカス合わせをして露光でき、より
有効である。
【0094】また、他のショットを露光しないように遮
光するために時間がかかるような場合、遮光の位置を一
定方向に移動できるように露光するショットの順番を変
える必要も出てくる。
【0095】以上説明したように、本実施例によれば、
有効にパターンを形成できないエリアを含むショットで
通常フォーカス計測する場所で正しくフォーカス計測で
きないショットについて、有効にパターンを形成できる
エリアが露光するショットの中に入る位置でパターンの
繰り返し分だけ離れたフォーカス計測できる位置へショ
ットを持って来て、フォーカス計測する手段と、その場
所で露光する手段と、その場所を露光するとき他のショ
ットを露光しないように、他のショットにかかるエリア
は遮光する手段とを設けることにより、有効なフォーカ
ス計測位置を多くして、そのショットの傾きなど正確な
フォーカス計測ができ、フォーカスが合ったパターンを
焼き付けることができるようにしている。また、有効に
パターンを形成できるエリアが露光するショットの中心
付近になる位置でパターンの繰り返し分だけ離れた場所
にショットを持って来て、露光する手段と、その場所を
露光するとき他のショットを露光しないように、他のシ
ョットにかかるエリアは遮光する手段とを設けることに
より、有効に露光できるエリアが露光するショットの中
心付近に持って来て露光できるようにできる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る半導体露光装置の外
観を示す斜視図である。
【図2】 図1の装置の内部構造を示す図である。
【図3】 図1の装置の電気回路構成を示すブロック図
である。
【図4】 図1の装置においてフォーカス計測するため
に使用されるフォーカスセンサおよびフォーカスセンサ
群の配置例を示す図である。
【図5】 図4の各フォーカスセンサ群がフォーカス計
測できるかどうかを図1のディスプレイ装置に操作でき
る図形で表示した図である。
【図6】 図4の或るフォーカスセンサ群の各フォーカ
スセンサがフォーカス計測できるかどうかをディスプレ
イ装置102に操作できる図形で表示した図である。
【図7】 図5および6の図形を使ってフォーカス計測
できるかどうかの情報を変更するシーケンスを示すフロ
ーチャートである。
【図8】 本発明の第2の実施例に係る、TEGの入っ
ているショットレイアウト、および従来法によるフォー
カス計測状態を示す図である。
【図9】 図9のショットレイアウトにおいて本発明の
第2の実施例によりフォーカス計測する状態を示す図で
ある。
【図10】 本発明の第2の実施例に係るフォーカス計
測方法を用いて露光する概略のシーケンスを示すフロー
チャートである。
【図11】 本発明の第3の実施例に係るチップおよび
ショットレイアウトを示す図である。
【図12】 本発明の第3の実施例に係るフォーカス計
測方法を用いてステップ型の露光装置でウエハ周辺のシ
ョットをフォーカス計測し、露光する場合の説明図であ
る。
【図13】 本発明の第3の実施例に係るフォーカス計
測方法を用いてスキャン型の露光装置でウエハ周辺のシ
ョットをフォーカス計測し、露光する場合の説明図であ
る。
【図14】 本発明の第3の実施例に係るフォーカス計
測方法を用いてステップ型の露光装置でフォーカス計測
し、露光するシーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
101:温調チャンバ、102:EWS用ディスプレイ
装置、103:操作パネル、104:EWS用キーボー
ド、105:モニタTV、106:EWS本体、10
7:ON−OFFスイッチ、108:非常停止スイッ
チ、109:各種スイッチ、マウス等、110:LAN
通信ケーブル、111:排気ダクト、112:排気装
置、202:レチクル、203:ウエハ、204:光源
装置、205:照明光学系、206:投影レンズ、20
7:レチクルステージ、209:ウエハステージ、28
1:レチクル顕微鏡、282:オフアクシス顕微鏡、2
10:空調機室、213:フィルタボックス、214:
ブース、217:送風機、g:エアフィルタ、cf:化
学吸着フィルタ、oa:外気導入口、ra:リターン
口、321:本体CPU、330:コンソール、33
1:コンソールCPU、332:外部メモリ、401〜
405:フォーカスセンサ群、406〜410:フォー
カスセンサ、501〜505:フォーカスセンサ群の使
用可不可表示図形、601〜605:フォーカスセンサ
の使用可不可表示図形、606:終了ポタンの表示図
形、801:通常のショット、802:シフトショッ
ト、803:TEG、804:シフトショットにおける
フォーカスセンサの計測位置と状態のイメージ、80
5:通常ショットにおけるフォーカスセンサの計測位置
と状態のイメージ、901:本発明によるシフトショッ
トにおけるフォーカスセンサの計測位置と状態のイメー
ジ、1102:ショット、1103:チップ、110
4:ウエハ周辺のショット。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフォーカスセンサによってフォー
    カス計測する手段と、 ウエハ上の所定の位置でフォーカス計測が正しくできる
    かどうかの情報を記憶する手段と、 この情報を図形で表示する手段と、 この図形の配置を1個のフォーカスセンサまたは位置的
    に一かたまりに配置してあるフォーカスセンサ群と他の
    フォーカスセンサまたはフォーカスセンサ群との位置関
    係に対応させる手段とを有することを特徴とするデバイ
    ス製造装置。
  2. 【請求項2】 前記図形を指定する手段と、指定された
    図形に対応して前記記憶された情報を変更する手段と、
    変更した情報に伴って図形の表示を変更する手段とをさ
    らに有する請求項1記載のデバイス製造装置。
  3. 【請求項3】 複数のフォーカスセンサによってフォー
    カス計測するステップと、 ウエハ上の特定の位置でフォーカス計測が正しくできる
    かどうかを情報として記憶するステップと、 この情報を図形で表示するステップと、 この図形の配置を1個のフォーカスセンサまたは位置的
    に一かたまりとしてあるフォーカスセンサ群と、他のフ
    ォーカスセンサまたはフォーカスセンサ群との位置関係
    に応させるステップとを有することを特徴とするフォー
    カスセンサ情報表示方法。
  4. 【請求項4】 請求項3のフォーカスセンサ情報表示方
    法において、情報を表示した図形を指定するステップ
    と、指定された図形に対応して前記情報を変更するステ
    ップと、変更した情報に伴って図形の表示を変更するス
    テップとをさらに設けたことを特徴とするフォーカスセ
    ンサ情報変更方法。
  5. 【請求項5】 所定のアルゴリズムにより複数の情報を
    一つで代表する情報を作成する手段と、 前記複数の情報を指定できない複数の図形として表示す
    る手段と、 前記代表する情報を指定可能な図形で表示する手段と、 前記代表する情報を示す図形に対する指定操作で前記複
    数の情報を表示する手段とを有し、前記複数の情報とそ
    れを代表する情報の一組以上を有することを特徴とする
    マンマシンインターフェース装置。
  6. 【請求項6】 所定のアルゴリズムにより複数の情報を
    一つで代表する情報を作成する手段と、 前記複数の情報を指定可能な複数の図形で表示する手段
    と、 前記代表する情報を指定可能な図形で表示する手段と、 前記代表する情報を示す図形に対する指定操作で前記複
    数の情報を示す図形を指定可能に切り替える手段と、 前記複数の情報を示す図形のいずれかを指定することに
    よりそれに対応する情報を変更する手段と、 それに伴ってその情報に対応する図形の表示を変更する
    手段と、 前記情報の変更に伴って前記アルゴリズムで代表する情
    報の再作成と前記代表する情報を示す図形を再表示する
    手段とを有し、 前記複数の情報とそれを代表する情報の一組以上を有す
    ることを特徴とするマンマシンインターフェース装置。
  7. 【請求項7】 複数のフォーカスセンサを持ったフォー
    カス計測手段と、請求項5または6記載のマンマシンイ
    ンターフェース装置を備えたデバイス製造装置におい
    て、前記複数の情報がウエハ上の所定の位置でフォーカ
    ス計測が正しくできるかどうかの情報であることを特徴
    とするデバイス製造装置。
  8. 【請求項8】 所定のアルゴリズムで複数の情報を一つ
    で代表する情報を作成するステップと、 この複数の情報を指定できない複数の図形として表示す
    るステップと、 前記代表する情報を指定可能な図形で表示するステップ
    と、 この代表する情報を示す図形に対する指定操作で前記複
    数の情報を表示するステップとを有することを特徴とす
    る情報表示方法。
  9. 【請求項9】 所定のアルゴリズムで複数の情報を一つ
    で代表する情報を作成するステップと、 この複数の情報を指定可能な複数の図形で表示するステ
    ップと、 前記代表する情報を指定可能な図形で表示するステップ
    と、 前記代表する情報を示す図形に対する指定操作で前記複
    数の情報を示す図形を指定可能に切り替えるステップ
    と、 前記複数の情報を示す図形のいずれかを指定することに
    よりそれに対応する情報を変更するステップと、 それに伴って図形の表示を変更するステップと、 前記情報の変更に伴って前記アルゴリズムで代表する情
    報の再作成と代表する情報を示す図形を再表示するステ
    ップとを有することを特徴とする情報変更方法。
  10. 【請求項10】 前記の変更する情報がウエハ上の所定
    の位置でフォーカス計測が正しくできるかどうかの情報
    である請求項8または9記載の情報変更方法。
  11. 【請求項11】 各ショット毎にフォーカス計測する手
    段と、 各ショット内のパターンの繰り返し状態を検知する手段
    と、 各ショット毎のフォーカス計測前にそのショットが全シ
    ョット共通のフォーカス計測位置で正しくフォーカス計
    測できる通常のショットであるか否かを判定する手段
    と、 通常ショットでないショットについては、該ショットの
    フォーカス計測位置として、前記通常ショットであれば
    前記共通フォーカス計測位置にあるべきパターンと同じ
    パタ−ンがある場所の中で、正しくフォーカス計測で
    き、かつ該ショットに関する前記共通フォーカス計測位
    置から最も近いフォーカス計測位置を前記パターンの繰
    り返し状態に基づいて選択する手段と、 前記通常ショットは前記共通フォーカス計測位置で、前
    記通常ショットでないショットは前記選択手段で選択さ
    れたフォーカス計測位置で前記フォーカス計測を実行さ
    せる手段とを具備することを特徴とするデバイス製造装
    置。
  12. 【請求項12】 前記パターンの繰り返し状態を検知す
    る手段が、ショットレイアウト内にある通常のショット
    配列からシフトしているショットおよびそのシフト量を
    検知する手段を備え、そのシフト量によってショット内
    パターンの繰り返しの状態を検知するものである請求項
    11記載のデバイス製造装置。
  13. 【請求項13】 前記パターンの繰り返し状態を検知す
    る手段が、装置を制御するパラメータに基づいてショッ
    ト内パターンの繰り返しの状態を検知するものである請
    求項11記載のデバイス製造装置。
  14. 【請求項14】 前記フォーカス計測が、ショット毎の
    チルト補正をする際のフォーカス計測である請求項11
    〜13のいずれかに記載のデバイス製造装置。
  15. 【請求項15】 前記フォーカス計測が、前記フォーカ
    ス計測位置の下にあるパターンによるだまされ量を計測
    する際のフォーカス計測である請求項11〜13のいず
    れかに記載のデバイス製造装置。
  16. 【請求項16】 ショット内のパターンの繰り返し状態
    を検知するステップと、 各ショット毎にフォーカス計測するステップと、 各ショット毎のフォーカス計測前にそのショットが全シ
    ョット共通のフォーカス計測位置で正しくフォーカス計
    測できる通常のショットであるか否かを判定するステッ
    プと、 通常ショットでないショットについては、該ショットの
    フォーカス計測位置として、前記通常ショットであれば
    前記共通フォーカス計測位置にあるべきパターンと同じ
    パタ−ンがある場所の中で、正しくフォーカス計測で
    き、かつ該ショットに関する前記共通フォーカス計測位
    置から最も近いフォーカス計測位置を前記パターンの繰
    り返し状態に基づいて選択するステップと、 前記通常ショットは前記共通フォーカス計測位置で、前
    記通常ショットでないショットは前記選択ステップで選
    択されたフォーカス計測位置で前記フォーカス計測を実
    行させるステップとを具備することを特徴とするデバイ
    ス製造方法。
  17. 【請求項17】 前記パターンの繰り返し状態を検知す
    るステップが、ショットレイアウト内にある通常のショ
    ット配列からシフトしているショットおよびそのシフト
    量を検知するステップを備え、そのシフト量によってシ
    ョット内パターンの繰り返しの状態を検知するものであ
    る請求項16記載のデバイス製造方法。
  18. 【請求項18】 前記パターンの繰り返し状態を検知す
    るステップが、装置を制御するパラメータに基づいてシ
    ョット内パターンの繰り返しの状態を検知するものであ
    る請求項16記載のデバイス製造方法。
  19. 【請求項19】 前記フォーカス計測が、ショット毎の
    チルト補正をする際のフォーカス計測である請求項16
    〜18のいずれかに記載のデバイス製造方法。
  20. 【請求項20】 前記フォーカス計測が、前記フォーカ
    ス計測位置の下にあるパターンによるだまされ量を計測
    する際のフォーカス計測である請求項16〜18のいず
    れかに記載のデバイス製造方法。
  21. 【請求項21】 露光手段と、 ショット内のパターンの繰り返し状態を検知する手段
    と、 フォーカス計測する前に前記パターンの繰り返し状態に
    基づいて各フォーカス計測予定位置で正しくフォーカス
    計測できるか否かおよびショット毎に所定数以上のフォ
    ーカス計測予定位置で正しくフォーカス計測できるか否
    かを判定する手段と、 所定数以上のフォーカス計測予定位置では正しくフォー
    カス計測できないと判定されたショットについて、該シ
    ョットの有効パターン領域および他のショット領域の一
    部を含み前記所定数以上のフォーカス計測予定位置で正
    しくフォーカス計測できる仮のショット領域を設定する
    手段と、 前記仮のショット領域で露光する際に前記他のショット
    領域の部分を遮光する手段と を具備することを特徴とするデバイス製造装置。
  22. 【請求項22】 ショット内のパターンの繰り返し状態
    を検知する手段と、 前記繰り返し状態に基づいてショット毎に有効に露光で
    きないエリアの有無を判定する手段と、 有効に露光できないエリアを有するショットについて、
    有効にパターンを形成できるエリアが露光時のショット
    中心付近となるような位置でパターンの繰り返し分だけ
    離れた場所を仮のショット領域として設定する手段と、 前記仮のショット領域で露光する際に前記仮のショット
    領域に新たに組み込んだ領域を遮光する手段とを具備す
    ることを特徴とするデバイス製造装置。
  23. 【請求項23】 前記仮のショット領域内の複数箇所で
    フォーカス計測することを特徴とするスキャン型の露光
    装置である請求項21または22のデバイス製造装置。
  24. 【請求項24】 ショット内のパターンの繰り返し状態
    を検知するステップと、 フォーカス計測する前に前記パターンの繰り返し状態に
    基づいて各フォーカス計測予定位置で正しくフォーカス
    計測できるか否かおよびショット毎に所定数以上のフォ
    ーカス計測予定位置で正しくフォーカス計測できるか否
    かを判定するステップと、 所定数以上のフォーカス計測予定位置では正しくフォー
    カス計測できないと判定されたショットについて、該シ
    ョットの有効パターン領域および他のショット領域の一
    部を含み前記所定数以上のフォーカス計測予定位置で正
    しくフォーカス計測できる仮のショット領域を設定する
    ステップと、 前記仮のショット領域で露光する際に前記他のショット
    領域の部分を遮光するステップとを具備することを特徴
    とするデバイス製造方法。
  25. 【請求項25】 ショット内のパターンの繰り返し状態
    を検知するステップと、 前記繰り返し状態に基づいてショット毎に有効に露光で
    きないエリアの有無を判定するステップと、 有効に露光できないエリアを有するショットについて、
    有効にパターンを形成できるエリアが露光時のショット
    中心付近となるような位置でパターンの繰り返し分だけ
    離れた場所を仮のショット領域として設定するステップ
    と、 前記仮のショット領域で露光する際に前記仮のショット
    領域に新たに組み込んだ領域を遮光するステップとを具
    備することを特徴とするデバイス製造方法。
  26. 【請求項26】 前記仮のショット領域内の複数箇所で
    フォーカス計測することを特徴とするスキャン型の露光
    方法である請求項24または25のデバイス製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101826454A (zh) * 2009-02-06 2010-09-08 精工电子有限公司 半导体装置的制造方法
US10386736B2 (en) 2017-09-14 2019-08-20 Toshiba Memory Corporation Exposure apparatus and method

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