JPH10321498A - 投影露光装置及び該装置を使用した露光方法 - Google Patents

投影露光装置及び該装置を使用した露光方法

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JPH10321498A
JPH10321498A JP9125204A JP12520497A JPH10321498A JP H10321498 A JPH10321498 A JP H10321498A JP 9125204 A JP9125204 A JP 9125204A JP 12520497 A JP12520497 A JP 12520497A JP H10321498 A JPH10321498 A JP H10321498A
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projection
magnification
optical system
reticle
exposure apparatus
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JP9125204A
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Takechika Nishi
健爾 西
Masahiro Nei
正洋 根井
Kyoichi Suwa
恭一 諏訪
Shigeru Hirukawa
茂 蛭川
Shigeo Murakami
成郎 村上
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台で複数種類のレイヤへの露光が可能であ
ると共に、必要に応じてレチクル上のパターンの描画誤
差の影響を軽減できる投影露光装置を提供する。 【解決手段】 レチクルRのパターンを投影光学系PL
1を介して縮小してウエハW上に投影する。投影光学系
PL1の投影倍率を可変として、高い解像度が必要なレ
イヤでは投影倍率を小さくしてレチクルパターンの描画
誤差の影響を軽減する。それ程高い解像度が要求されな
いレイヤでは、投影倍率を大きくして、走査露光方式で
露光する場合のレチクル上での走査長を短くするか、又
はウエハW上での露光領域を拡大することによって高い
スループットで露光を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素
子、液晶表示素子、又は薄膜磁気ヘッド等を製造するた
めのリソグラフィ工程でマスクパターンを投影光学系を
介して縮小して感光性の基板上に転写するために使用さ
れる投影露光装置、及びこの投影露光装置を用いた露光
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等を製造する際に、マスクと
してのレチクルのパターンを投影光学系を介して縮小し
て、フォトレジストが塗布されたウエハ上に投影する一
括露光型(ステッパー等)、又はステップ・アンド・ス
キャン方式等の走査露光型の縮小投影型の投影露光装置
が使用されている。従来は、一般にこの種の投影露光装
置のレチクルからウエハへの投影倍率(縮小倍率)は一
定であった。この場合、投影倍率が小さい程、レチクル
上のパターンの描画誤差の影響は少なくなる。しかしな
がら、レチクル上のパターンはウエハ上のパターンに比
べてその投影倍率の逆数倍で拡大する必要があると共
に、ウエハ上に形成される1つのチップパターンの大き
さは所定の規格等によって規定されているため、投影倍
率をあまりに小さくすると、レチクルを大型化する必要
がある。
【0003】ところが、従来使用できるレチクルの大き
さは5インチ角、又は6インチ角であったため、従来の
投影倍率は1/4〜1/5倍に設定されていた。例えば
ウエハ上に形成されるチップパターンを20mm角とす
ると、一括露光型で投影倍率が1/5倍の場合のレチク
ル上での転写対象領域(照明領域)の大きさは100m
m角であり、一括露光型で投影倍率が1/4倍の場合の
レチクル上での転写対象領域の大きさは80mm角とな
り、何れの場合でも6インチ角のレチクルが使用でき
る。
【0004】また、一般に半導体素子はウエハ上に多層
の回路パターンを積み重ねて形成されると共に、ウエハ
上のレイヤには高い解像度と高い重ね合わせ精度とが要
求されるクリティカルレイヤ、中程度の解像度が必要と
される準クリティカルレイヤ、及び解像度と重ね合わせ
精度に対する要求が共にそれ程高くないラフレイヤ等が
ある。そのため、従来より互いに解像度の異なる複数の
投影露光装置をミックス・アンド・マッチ方式で使用す
ることも行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来の投影
露光装置では、投影倍率は1/4〜1/5倍に設定され
ていた。しかしながら、最近は半導体素子の集積度が益
々向上し、必要な解像度がより微細化しているため、投
影倍率が1/4〜1/5倍程度では、レチクル上のパタ
ーンの描画誤差によって必要な解像度及び重ね合わせ精
度が得られなくなりつつある。一方、単に投影倍率を1
/5倍より小さくしたのでは、現在広く使用されている
6インチ角のレチクルでは対応できなくなりつつある。
これに関して、従来例としては、投影倍率を1/10倍
以下とした例もあるが、投影倍率が1/10倍以下にな
ると、ウエハ上のチップパターンに比べてレチクルのパ
ターン領域を10倍以上にする必要があるため、使用で
きるマスクブランクの確保が困難となる。
【0006】また、種々のレイヤへの露光を行う場合、
従来は各投影露光装置の投影倍率が固定されていたた
め、複数の異なる投影露光装置をミックス・アンド・マ
ッチ方式で使用する必要があった。具体的に例えば、ク
リティカルレイヤ用の投影露光装置と準クリティカルレ
イヤ用の投影露光装置との組み合わせや、クリティカル
レイヤ用の投影露光装置とラフレイヤ用の投影露光装置
との組み合わせのように、少なくとも2種類の投影露光
装置の導入が必要となる。また、例えばクリティカルレ
イヤ用の投影露光装置を導入してある場合に、2台目の
投影露光装置として準クリティカルレイヤ又はラフレイ
ヤ用の何れの機種を選択するかによっては、回路設計に
制約を与えることにもなるという不都合があった。この
ため、最近はコストパフォーマンスを高めて、設備全体
の導入コストを抑制する観点より、できれば1台で複数
種類のレイヤへの露光が可能な投影露光装置も要求され
ている。
【0007】本発明は斯かる点に鑑み、1台で複数種類
のレイヤへの露光が可能な投影露光装置を提供すること
を第1の目的とする。更に本発明は、レチクル上のパタ
ーンの描画誤差の影響を軽減できる投影露光装置を提供
することを第2の目的とする。更に本発明は、そのよう
な投影露光装置を用いた効率的な露光方法を提供するこ
とを第3の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による投影露光装
置は、マスク(R)に形成されたパターンの像を投影光
学系を介して基板(W)上に投影露光する投影露光装置
において、その投影光学系としてマスク(R)から基板
(W)に対する投影倍率が切り換え自在である倍率可変
の投影光学系(17,16A,16B)を用い、この投
影光学系の投影倍率に応じて所定の結像特性を調整する
ための結像特性調整部材(13,14;15A,15
B;18A,18B)を設け、転写条件(解像度、スル
ープット等)に応じてその投影光学系の投影倍率を切り
換えると共に、切り換え後の投影倍率に応じてその結像
特性調整部材を介してその所定の結像特性を調整するも
のである。
【0009】斯かる本発明の投影露光装置によれば、例
えば高い解像度及び高い重ね合わせ精度が必要なレイヤ
では、マスクパターンの描画誤差の影響を軽減するため
に投影倍率を縮小倍率で、且つ最も小さく設定し、それ
程高い解像度が必要とされないレイヤでは、投影倍率を
より大きく設定する。基板上での露光領域が同程度で投
影倍率が大きい(縮小率が小さい)場合には、マスクパ
ターンは小さくできるため、走査露光方式で露光するも
のとして、走査速度がマスク側の移動速度で規定される
ものとすると、露光時間は短縮されて、露光工程のスル
ープットが向上する。一方、マスク上での転写対象領域
が同程度で投影倍率が小さい場合には、基板上で一度に
露光できる露光領域が大きくなるため、同様にスループ
ットが向上する。従って、解像度を重視する際には投影
倍率を小さくして、スループットを重視する際には投影
倍率を大きくすればよいことになり、これによって1台
で複数種類のレイヤへの露光が可能となり、異なるレイ
ヤ間のマッチング精度も向上する。
【0010】具体的に、クリティカルレイヤに露光する
際には、投影倍率を縮小倍率で、且つ最も小さく設定
し、準クリティカルレイヤ又はラフレイヤに露光する際
には投影倍率をそれより大きく設定すればよい。また、
例えば準クリティカルレイヤ用とラフレイヤ用とに切り
換えることも可能であり、この場合には準クリティカル
レイヤへの露光時には投影倍率を縮小倍率で、且つ最も
小さく設定し、ラフレイヤへの露光時には投影倍率をそ
れより大きく設定すればよい。
【0011】また、投影倍率の切り換えによってディス
トーション特性、コマ収差、若しくは非点収差が変化し
たり、又はマスクと基板との間の距離が変化したりする
ことがあるが、これらに対してはその結像特性調整部材
で対応すればよい。この場合、その倍率可変の投影光学
系によるそのマスクからその基板に対する投影倍率は、
1/5倍より小さく1/7倍以上の倍率αと、1/2倍
以下で1/5倍以上の倍率βとの間で切り換え自在であ
ることが望ましい。倍率αを選択した場合には、従来の
1/4〜1/5倍に比べて小さいと共に、マスクとして
は例えば9インチ角のマスクを使用することができるた
め、マスクパターンの描画誤差の影響が軽減されて、解
像度や重ね合わせ精度が向上する。一方、倍率βで露光
を行うものとすると、従来と同等の解像度等を得ること
ができると共に、高いスループットが得られる。
【0012】この場合、更に倍率αを1/6倍として、
倍率βを1/2〜1/4倍とすることが望ましい。現状
のウエハ上での1つのチップパターンの大きさは、例え
ば25×33mm2 であり、これに対して投影倍率1/
6で露光を行うものとすると、マスクパターンの大きさ
は6倍、即ち長手方向で198mmとなる。従って、ア
ライメントマーク等の余裕を持たせても9インチ(≒2
28mm)角のマスクであれば使用可能であり、且つマ
スクパターンの描画誤差の影響が軽減される。従って、
9インチ角のマスクを使用する場合には、特に投影倍率
を1/6倍とすることによって、高い解像度を得ること
ができると共に、そのマスクに現状及び将来的に必要と
されるパターンを描画することができる。
【0013】また、倍率βを倍率αの整数倍としてもよ
い。これは、倍率αを1/6にする場合には、倍率βを
2/6(=1/3)、又は3/6(=1/2)等に設定
することを意味する。この場合、マスク上での転写対象
領域の大きさが一定であるとすると、倍率の切り換えに
よって基板上での露光領域の大きさが整数倍の2乗で変
化し、一方、基板上での露光領域の大きさが一定である
とすると、倍率の切り換えによってマスクパターンの大
きさが整数倍に変化する。従って、倍率を整数倍にする
ことによって、1回で露光できるチップパターンの個数
を整数倍の2乗、又は整数倍にできるため、スループッ
トを大きく向上できる。
【0014】また、本発明において、その倍率可変の投
影光学系による基板上での投影領域の大きさを、この投
影光学系の投影倍率に依らずに一定としてもよい。この
場合には、一例として投影倍率を1/6倍と1/4倍と
に切り換えるとよい。投影倍率を1/6倍とすると、マ
スクパターンの描画誤差の影響が軽減され、投影倍率を
1/4倍とすると、マスクパターンが小さくて済むた
め、走査露光方式で露光する場合にはスループットが向
上する。
【0015】また、その倍率可変の投影光学系によるそ
のマスク上での転写対象領域の大きさを、この投影光学
系の投影倍率に依らずに一定としてもよい。この場合に
は、一例として投影倍率を1/6倍と2/6倍、又は3
/6倍との間で切り換えればよい。投影倍率を1/6倍
とするとマスクパターンの描画誤差の影響が軽減され、
投影倍率を2/6倍、又は3/6倍とすると、基板上で
一度に露光できる面積が広くなるためスループットが向
上する。
【0016】また、上記のようにその結像特性調整部材
の一例は、その投影光学系のディストーションを補正す
るディストーション補正部材(15A,15B)、又は
そのマスクのその投影光学系の光軸方向の位置を調整す
るマスク移動装置(13,14)である。次に、本発明
による露光方法は、上記の本発明による投影露光装置を
用いた露光方法であって、その基板上で高い解像度が必
要とされる第1のレイヤに対してはその投影光学系の投
影倍率を小さく設定し、その基板上でその第1のレイヤ
に比べて解像度が低くともよい第2のレイヤに対しては
その投影光学系の投影倍率を大きく設定するものであ
る。即ち、解像度を重視するレイヤでは投影倍率を小さ
くしてマスクパターンの描画誤差の影響を軽減し、スル
ープットを重視するレイヤでは投影倍率を大きくするこ
とで、種々のレイヤへの露光に対応できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
につき図1〜図3を参照して説明する。本例は、ステッ
プ・アンド・スキャン方式で縮小投影型の投影露光装置
に本発明を適用したものである。図1は本例の投影露光
装置を示し、この図1において、上部に照明光学系の光
源系1が配置されている。光源系1内で、KrFエキシ
マレーザ光源よりなる露光光源2から射出された波長2
48nmのレーザビームよりなる露光光ILは、レンズ
3A及び3Bよりなるビーム整形光学系によって断面形
状が拡大された後、ミラー4で反射されて、可変NDフ
ィルタ板等からなる光量制御部材5を経てフライアイレ
ンズ6に入射する。フライアイレンズ6の射出面には可
変の照明系開口絞り(σ絞り)7が配置されており、フ
ライアイレンズ6を通過して照明系開口絞り7を通過し
た露光光ILは、光源系1の外部の第1照明系8A、又
は第2照明系8Bに入射する。なお、露光光としては、
KrFエキシマレーザ光以外にArFエキシマレーザ
光、若しくはYAGレーザの高調波、又は水銀ランプの
i線やg線等の輝線等を使用することができる。
【0018】本例では、後述のように投影光学系の投影
倍率が切り換えられるように構成されており、その投影
倍率の切り換えに応じて第1照明系8A、又は第2照明
系8Bの何れかが露光光ILの光路上に設定される。照
明系8A及び8Bは照明系切り換えガイド9に沿って移
動自在に配置され、倍率切り換え制御系11が照明系8
A及び8Bを照明系切り換えガイド9に沿って駆動する
ことによって、指定された照明系8A,8Bが露光光I
Lの光路上に配置される。倍率切り換え制御系11に
は、装置全体の動作を統轄制御するコンピュータよりな
る主制御系10から投影倍率の情報等が供給される。
【0019】照明系8A及び8Bは、それぞれリレーレ
ンズ系、可変視野絞り(レチクルブラインド)、露光量
制御用の光量計測系、及びコンデンサレンズ等より構成
されている。図1では露光光ILの光路上に第1照明系
8Aが設定された状態が示されている。照明系8A又は
8Bを通過した露光光ILは、レチクルRのパターン面
(下面)の転写対象領域としての矩形の照明領域を均一
な照度分布で照明する。本例では、レチクルRとして外
形が9インチ角のレチクル(9インチレチクル)が使用
されている。レチクルRを通過した露光光ILは、両
側、又はウエハ側に片側テレセントリックな投影光学系
PL1を経て、フォトレジストが塗布されたウエハWの
表面の矩形の露光領域にレチクルRの照明領域内のパタ
ーンの縮小像を形成する。ウエハWはその表面が投影光
学系PL1の像面に合致するように保持されている。
【0020】本例の投影光学系PL1は、レチクルRか
らウエハWに対する投影倍率(縮小倍率)を小さい所定
の倍率αとそれより大きい所定の倍率βとの何れかに切
り換えられるように構成されている。本例では一例とし
て、倍率αは1/6倍で、倍率βは1/4倍である。こ
の場合、投影光学系PL1中で中央の共通結像系17は
動かないように固定されており、何れの倍率でも共通に
使用される。また、共通結像系17に対してレチクルR
側に、第1の変倍光学系16A及び第2の変倍光学系1
6Bが結像系切り換えガイド19に沿って移動自在に配
置され、投影倍率を倍率αにする場合には第1の変倍光
学系16Aが共通結像系17の上部に配置され、投影倍
率を倍率βにする場合には第2の変倍光学系16Bが共
通結像系17の上部に配置される。変倍光学系16A,
16Bの駆動も倍率切り換え制御系11によって制御さ
れている。また、照明光学系側では、投影倍率を倍率α
に設定する場合には第1照明系8Aが露光光ILの光路
上に設定され、倍率βに設定する場合には第2照明系8
Bが露光光ILの光路上に設定される。更に、投影倍率
を切り換える際には、光源系1内の照明系開口絞り7に
よって設定されるコヒーレンスファクタ等の調整等も行
われる。
【0021】また、投影倍率を切り換えるとディストー
ション、コマ収差、及び非点収差等の状態も変化するた
め、それらを補正するために、先ず変倍光学系16A及
び16Bとそれぞれ一体的にディストーション補正板1
5A及び15Bが組み込まれており、倍率αに設定され
る際にはディストーション補正板15AがレチクルRの
下方に設置され、倍率βに設定される際にはディストー
ション15BがレチクルRの下方に設置される。更に、
共通結像系17のウエハW側の面にはコマ収差、及び非
点収差を補正するためのコマ非点収差補正板18A及び
18Bが回転装置20によって切り換え自在に配置され
ている。回転装置20の動作も倍率切り換え制御系11
によって制御されており、投影倍率を倍率αに設定する
場合にはコマ非点収差補正板18Aが共通結像系17の
ウエハ側に設定され、倍率βに設定する場合にはコマ非
点収差補正板18Bが共通結像系17のウエハ側に設定
される。更に、本例では投影倍率を切り換えると、レチ
クルRのパターン面とウエハWの表面とを共役にするた
めの間隔が変化するため、投影倍率の切り換えに応じて
倍率切り換え制御系11がレチクルRの高さを調整でき
るように構成されている。
【0022】なお、照明系8A,8Bの切り換え、変倍
光学系16A,16Bの切り換え、及びコマ非点収差補
正板18A,18Bの切り換え時の位置決めはμmオー
ダの精度で制御する必要がある。そのため、それらの光
学系はそれぞれレーザ干渉計、高精度なリニアエンコー
ダ、又はロータリエンコーダ等の位置検出系を介して高
い再現性で高精度に位置決めされている。
【0023】また、大気圧の変化や露光光の照射による
熱変形等によって投影倍率やディストーション等の結像
特性が変化する恐れもあるため、共通結像系17内には
例えば所定の気密室内の気体圧力を制御する倍率補正機
構が組み込まれ、変倍光学系16A及び16Bにはそれ
ぞれ所定のレンズを光軸方向に微動したり傾斜させたり
するディストーション補正機構が組み込まれている。主
制御系11が不図示の環境センサを介して大気圧変化等
をモニタすると共に、照明系8A,8B内の光量計測系
を介して積算露光エネルギーをモニタし、これらの計測
結果に応じて結像特性制御系29を介して、共通結像系
17内の倍率補正機構、及び変倍光学系16A,16B
内のディストーション補正機構の駆動量を制御する。こ
れによって、大気圧変化等があっても結像特性が一定に
維持される。
【0024】以下、共通結像系17の光軸AXに平行に
Z軸を取り、Z軸に垂直な平面内で図1の紙面に平行に
X軸を取り、図1の紙面に垂直にY軸を取って説明す
る。このとき、レチクルRはレチクルステージ12上に
真空吸着によって保持され、レチクルステージ12は空
気軸受け(エアガイド)を介してレチクルベース13上
に載置され、レチクルステージ12はリニアモータ等に
よってレチクルベース13に沿ってY方向(走査方向)
に一定速度で移動できると共に、X方向、Y方向、回転
方向に微動できるように構成されている。レチクルステ
ージ12の位置は不図示のレーザ干渉計によって高精度
に計測され、計測結果が主制御系10に供給され、主制
御系10は計測結果に基づいてレチクルステージ駆動系
23を介してレチクルステージ12の動作を制御する。
また、レチクルベース13は、スライド装置14によっ
てZ方向に移動できるように支持され、レチクルベース
13のZ方向の位置は倍率切り換え制御系11によって
設定される。
【0025】一方、ウエハWは不図示のウエハホルダを
介してウエハステージ21上に載置されている。ウエハ
ステージ21は、ウエハWのZ方向の位置や傾斜角を制
御するZチルトステージ、及びXYステージより構成さ
れ、このXYステージが空気軸受けを介して定盤上に載
置されている。そのXYステージはその定盤上でリニア
モータ等によってY方向に一定速度で移動できると共
に、X方向及びY方向にステップ移動できるように構成
されている。ウエハステージ21の位置も不図示のレー
ザ干渉計によって計測され、計測結果が主制御系10に
供給され、主制御系10はその計測結果に基づいてウエ
ハステージ駆動系24を介してウエハステージ21の動
作を制御する。走査露光時には、レチクルステージ12
を介してレチクルRが+Y方向(又は−Y方向)に速度
VRで走査されるのと同期して、ウエハステージ21を
介してウエハWが−Y方向(又は+Y方向)に速度γ・
VRで走査される。γはそのときの投影光学系PL1の
投影倍率である。
【0026】また、本例の投影光学系PL1の走査方向
の前後には、斜入射方式でウエハWの表面の複数の計測
点でZ方向の位置(フォーカス位置)を先読みするため
の多点の焦点位置検出系(以下、「AFセンサ」と呼
ぶ)が設置されている。図1では、手前側の照射光学系
27、及び受光光学系28よりなるAFセンサ27,2
8が示されている。例えばウエハWを+Y方向(図1の
紙面に対して向こう側)に走査する場合には、照射光学
系27からウエハW上の露光領域に対して−Y方向にあ
る複数の計測点に、光軸AXに対して斜めにスリット像
が投影され、スリット像からの反射光が受光光学系28
で受光され、受光光学系28ではそれらの計測点でのデ
フォーカス量に対応したフォーカス信号を主制御系10
に供給する。主制御系10では、先読みされたデフォー
カス量に基づいてウエハステージ21内のZチルトステ
ージを駆動することによって、走査露光中にウエハWの
表面を投影光学系PL1の像面にオートフォーカス方式
で合焦させる。一方、ウエハWが−Y方向に走査される
場合には、投影光学系PL1に対して+Y方向に有るA
Fセンサの計測結果に基づいてウエハWの表面が合焦さ
れる。
【0027】また、ウエハステージ21上のウエハWの
近傍にはアライメント用の種々の基準マークが形成され
た基準マーク部材22が取り付けられている。更に、レ
チクルRのパターン領域の近傍にもアライメントマーク
(不図示)が形成されており、これらのアライメントマ
ークに対応してレチクルRの上方の−X方向に退避自在
のミラーを介してレチクルアライメント顕微鏡(以下、
「RA顕微鏡」と呼ぶ)26Aが配置され、レチクルR
の上方の+X方向にも同様のRA顕微鏡26B(図3参
照)が配置され、これらのRA顕微鏡26A,26Bの
計測結果が主制御系10に供給されている。主制御系1
0は、RA顕微鏡26A,26Bの計測結果に基づいて
レチクルRのウエハステージ21に対するアライメント
を行う。また、投影光学系PL1の共通結像系17の側
面にはオフ・アクシス方式のアライメントセンサ25が
配置され、アライメントセンサ25の計測結果も主制御
系10に供給され、その計測結果に基づいてウエハWの
アライメントが行われる。
【0028】次に、本例の投影光学系PL1の投影倍率
の切り換え時の動作につき図2を参照して説明する。図
2(a)は本例の投影光学系PL1を倍率α(以下、1
/6倍とする)に設定した状態、図2(c)は図2
(a)に対応するレチクルR上の照明領域を示してい
る。また、図2(b)はその投影光学系PL1を倍率β
(以下、1/4倍とする)に設定した状態、図2(d)
は図2(b)に対応するレチクルR上の照明領域を示し
ている。なお、図2(a),(b)において、図1のデ
ィストーション補正板15A,15B等は省略してい
る。
【0029】図2(a)及び(b)に示すように、投影
光学系PL1の投影倍率を1/6倍から1/4倍に切り
換える際に、変倍光学系16Aが変倍光学系16Bに交
換されて、レチクルRはZ1だけ低く設定されている。
また、本例では投影光学系PL1の投影倍率を切り換え
た場合でも、ウエハW上での矩形の露光領域34の大き
さは一定であり、露光領域34のX方向(非走査方向)
の幅は共にD1である。また、レチクルRのパターン面
での照明領域はその露光領域34を投影倍率の逆数倍で
拡大した領域であるため、本例では図2(c)に示すよ
うに、投影倍率が1/6倍の場合のレチクルR上の照明
領域33Aは露光領域34に対して6倍に拡大され、図
2(d)に示すように、投影倍率が1/4倍の場合のレ
チクルR上の照明領域33Bは露光領域34に対して4
倍に拡大されている。即ち、図2(c),(d)におい
て、照明領域33Aは、投影光学系PL1の有効照明領
域32Aにほぼ内接するX方向(非走査方向)の幅D2
(=6・D1)の矩形領域であり、照明領域33Bは、
投影光学系PL1の有効照明領域32Bにほぼ内接する
X方向の幅D3(=4・D1)の矩形領域である。そし
て、照明領域33AとレチクルRとをY方向に相対走査
することによって、レチクルR上の大きな矩形のパター
ン領域31A内のパターンがウエハ上に転写され、照明
領域33BとレチクルRとをY方向に相対走査すること
によって、レチクルR上の小さな矩形のパターン領域3
1B内のパターンがウエハ上に転写される。
【0030】具体的に、ウエハW上に形成するチップパ
ターンの大きさを25×33mm2として、その長手方
向に走査を行うものとすると、図2(a),(b)のウ
エハW上の露光領域34のX方向の幅D1は25mmと
なる。そして、図2(c)の投影倍率が1/6倍でのレ
チクルR上のパターン領域31Aの大きさはほぼ150
(=25×6)×198(=33×6)mm2 となり、
パターン領域31Aの近傍にアライメントマークを設け
る幅を考慮しても、9インチ(≒228mm)角のレチ
クルRであればパターン領域31Aを設けることができ
る。これに対して、従来の6インチ(≒152mm)角
のレチクルでは、そのパターン領域31Aを形成するこ
とはできない。また、図2(d)の投影倍率が1/4倍
でのレチクルR上のパターン領域31Bの大きさはほぼ
100×132mm2 となり、9インチ角のレチクルR
上にはそのパターン領域31Bをかなりの余裕を持って
形成できる。この意味で、投影倍率を1/4倍にすると
きには、6インチ角のレチクルを使用するようにしても
よい。但し、6インチ角のレチクルを使用する際にはレ
チクルステージ12のレチクル支持機構を切り換える必
要がある。
【0031】本例においては露光領域34は一定である
ため、投影倍率を1/6倍にする場合には、レチクルR
に描画されるパターンの描画誤差はウエハW上では投影
倍率が1/4倍の場合に比べて2/3に縮小される。従
って、本例ではクリティカルレイヤのように高い解像度
及び高い重ね合わせ精度が要求される用途では、投影倍
率を1/6倍にする。これによって、レチクル上のパタ
ーンの描画誤差の影響が少なくなる。
【0032】一方、投影倍率を1/4倍にする場合に
は、レチクルR上のパターン領域31Bの走査方向の長
さは投影倍率が1/6倍の場合に比べて2/3になる。
縮小倍率で走査露光を行うときには、レチクルステージ
12の走査速度はウエハステージ21の走査速度に比べ
て投影倍率の逆数倍(ここでは6倍、又は4倍)である
ため、走査速度の上限はレチクルステージ12の機構に
よってほぼ決定される。従って、投影倍率に依らずにレ
チクルステージ12の走査速度が同じ(最高速度)であ
るとすると、1回の走査露光に要する時間はレチクルR
のパターン領域の走査方向の長さにほぼ比例するため、
投影倍率を1/4倍にする場合の露光時間は投影倍率が
1/6倍の場合に比べてほぼ2/3になり、露光工程の
スループットは向上する。従って、本例では準クリティ
カルレイヤやラフレイヤのようにそれ程高い解像度や重
ね合わせ精度が必要とされない用途では、投影倍率を1
/4倍にしてスループットを高めることとしている。
【0033】また、1GビットDRAMの第2世代のチ
ップパターンの大きさの規格は、例えば27×13.5
mm2 と言われている。この場合、チップパターン間の
ストリートラインを考慮すると、2つの短辺方向に隣接
するチップパターンの全体の大きさはほぼ27×30m
2 になる。そこで、投影倍率を1/6倍にした場合に
は、本例の9インチ角のレチクルR上にその1Gビット
DRAMの第2世代のチップパターンの2個取りの原版
パターンを形成することができるため、その第2世代の
チップパターンをレチクルの描画誤差の影響を低減した
上で、効率的に製造できることになる。
【0034】なお、本例では露光光源1としてパルス光
源であるエキシマレーザ光源が使用されているため、投
影光学系PL1の投影倍率を切り換える場合には、照明
系8A,8Bの切り換えや照明系開口絞り7の切り換え
の他に、ウエハWに対する露光量を制御するために、投
影倍率に応じて露光光ILのパルスエネルギーやパルス
周波数の制御も行う必要がある。
【0035】また、本例では投影倍率を切り換えた場合
でもウエハW上での露光領域34の大きさを一定とし
て、レチクルR上のパターン領域31A,31Bの大き
さを切り換えている。このようにレチクルR上のパター
ン領域31A,31Bの大きさが変わる場合、それらの
パターン領域の近傍に形成されるアライメントマークの
位置も変化することになる。そこで、投影倍率を切り換
えた場合には、図1のRA顕微鏡26A等による検出位
置も図3に示すように切り換える必要がある。
【0036】図3(a)はレチクルR上のアライメント
マークを示す平面図、図3(b)はそのレチクルRの周
辺の部材を示す正面図であり、図3(b)に示すよう
に、投影倍率が1/6倍の場合にはレチクルRの両端部
のアライメントマーク36A及び36Bが使用され、投
影倍率が1/4倍の場合にはレチクルRの中央に近い点
線で示すアライメントマーク37A及び37Bが使用さ
れる。図3(a)に示すように、アライメントマーク3
6A,36Bは投影倍率が1/6倍の場合の大きな照明
領域33Aの両端部で、且つ有効照明領域32A内に形
成され、アライメントマーク37A,37Bは投影倍率
が1/4倍の場合の小さな照明領域33Bの両端部で、
且つ有効照明領域32B内に形成されている。そして、
投影倍率を1/6倍としてアライメントマーク36A,
36Bの位置を検出する場合には、アライメントマーク
36A及び36B上に退避自在なミラー35A及び35
Bが設定され、ミラー35Aに対向するようにRA顕微
鏡26Aが配置され、ミラー35Bに対向するようにR
A顕微鏡26Bが配置される。即ち、図3(a)に示す
ように、アライメントマーク36A及び36Bを囲む領
域にそれぞれRA顕微鏡26A及び26Bの観察視野2
6Aa及び26Baが設定される。
【0037】その後、図1のウエハステージ21を駆動
することによって、基準マーク部材22上の2つの所定
の基準マークの中心が共通結像系17の光軸AX付近に
設定され、例えばそれらの基準マークが底面側から露光
光ILと同じ波長域の照明光で照明される。その照明光
は、図3(b)において、投影光学系を介してアライメ
ントマーク36A及び36Bを照明し、アライメントマ
ーク36A,36Bを通過した照明光がそれぞれミラー
35A,35Bを経てRA顕微鏡26A,26Bに入射
し、RA顕微鏡26A及び26Bではそれぞれアライメ
ントマーク36A及び36Bの対応する基準マーク像か
らの位置ずれ量を検出し、検出結果を図1の主制御系1
0に供給する。主制御系10では、例えば2つの基準マ
ーク像に対してアライメントマーク36A及び36Bが
対称に重なるようにレチクルのアライメントを行う。
【0038】一方、投影倍率を1/4倍として内側のア
ライメントマーク37A,37Bの位置を検出する場合
には、アライメントマーク37A,37B上の位置A
1,A2にミラー35A及び35Bが移動され、図3
(a)に示すようにアライメントマーク37A及び37
Bを囲む位置B1及びB2にそれぞれRA顕微鏡26A
及び26Bの観察視野26Aa及び26Baが設定され
る。この場合にも、投影倍率が1/6倍の場合と同じ基
準マークを使用することによって、それらの基準マーク
像に対するアライメントマーク37A,37Bの位置ず
れ量に基づいてレチクルのアライメントが行われる。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態につき図
4〜図6を参照して説明する。本例でも図1の投影露光
装置と同様のステップ・アンド・スキャン方式の投影露
光装置を使用する。本例で使用される投影光学系も投影
倍率可変であるが、図1の投影光学系PL1とは異なっ
て、投影倍率を切り換えた場合でもレチクル上での照明
領域は一定となっている。また、本例では投影光学系の
投影倍率を倍率αから倍率βに切り換えるものとして、
倍率αは1/6倍であるが、倍率βは2/6(=1/
3)倍、又は3/6(=1/2)倍とされている。以
下、本例において、第1の実施の形態と異なる部分につ
き詳細に説明する。
【0040】図4(a)は本例の投影光学系PL2を倍
率α(以下、1/6倍とする)に設定した状態、図4
(c)は図4(a)に対応するウエハW上の露光領域3
4Aを示している。また、図4(b)はその投影光学系
PL2を倍率β(以下、2/6倍とする)に設定した状
態、図4(d)は図4(b)に対応するウエハW上の露
光領域34Bを示している。本例で、投影倍率を1/6
倍に設定する際には、共通結像系17上に第1の変倍光
学系16Cが配置され、投影倍率を2/6倍に設定する
際には、共通結像系17上に第2の変倍光学系16Dが
配置されると共に、投影倍率を1/6倍から2/6倍に
切り換える際にレチクルRのZ方向の位置(共通結像系
17の光軸AX方向の位置)はZ2だけ低く設定されて
いる。なお、本例でも投影倍率の切り換えに応じてディ
ストーション補正板やコマ非点収差補正板を切り換える
必要があるが、これらは省略されている。
【0041】図4(a),(b)に示すように、本例で
は投影光学系PL2の投影倍率を切り換えた場合でも、
レチクルR上での矩形の照明領域33の大きさは一定で
あり、照明領域33のX方向(非走査方向)の幅は共に
E1である。また、ウエハW上での露光領域はその照明
領域33を投影倍率で縮小した領域であるため、本例で
は図4(c)に示すように、投影倍率が1/6倍の場合
のウエハW上の露光領域34Aは照明領域33に対して
1/6倍に縮小され、図4(d)に示すように、投影倍
率が2/6倍の場合のウエハW上の露光領域34Bは照
明領域33に対して2/6倍に縮小されている。即ち、
図4(c),(d)において、露光領域34Aは非走査
方向(X方向)の幅E2(=E1/6)の矩形領域であ
り、露光領域34Bは非走査方向の幅E3(=2・E1
/6)の矩形領域であり、露光領域34Bの非走査方向
の幅E3は露光領域34Aの幅E2に比べて2倍となっ
ている。本例でも、照明領域33に対してレチクルRを
Y方向に走査するのに同期して、露光領域34A、又は
34Bに対してウエハWをY方向に走査することによっ
て、それぞれウエハW上の幅E2のショット領域40、
又は幅E3のショット領域41にレチクルR上のパター
ン像が転写される。
【0042】この際に、投影倍率に依らずに、レチクル
R上でのパターン領域の走査方向の幅も一定であるとす
ると、投影倍率が1/6倍の場合のショット領域40に
対して、投影倍率が2/6倍の場合のショット領域41
の大きさはX方向、Y方向共に2倍である。従って、シ
ョット領域40内に1つのチップパターンを形成するも
のとすると、ショット領域41に対しては同じ大きさの
チップパターンを4つ形成することができる。
【0043】具体的に、本例でも9インチ(≒228m
m)角のレチクルRが使用されているため、レチクルR
上にX方向の幅E1が180mmの原版パターンを描画
するものとする。この場合、図4(c)の投影倍率が1
/6倍でのウエハW上でのショット領域40のX方向の
幅E2は30mmとなり、図4(d)の投影倍率が2/
6倍でのウエハW上でのショット領域41のX方向の幅
E3は60mmとなり、ショット領域41内には30m
m角のチップパターンを4個形成できる。
【0044】本例においても、投影倍率を1/6倍にす
る場合には、レチクルRに描画されるパターンの描画誤
差はウエハW上では投影倍率が2/6倍の場合に比べて
1/2に縮小される。従って、本例ではクリティカルレ
イヤのように高い解像度及び高い重ね合わせ精度が要求
される用途では、投影倍率を1/6倍にする。これによ
って、レチクル上のパターンの描画誤差の影響が少なく
なる。
【0045】一方、投影倍率を2/6倍にする場合に
は、レチクルR上のパターン領域は同一であるため、1
回の走査露光に要する時間は投影倍率が1/6倍の場合
と同じである。ところが、投影倍率を2/6倍にする場
合には、ウエハW上でのショット領域の大きさが4倍に
なるため、1枚のウエハWに対する走査露光の回数がほ
ぼ1/4に減少し、結果として全体の露光時間が投影倍
率が1/6倍の場合に比べてほぼ1/4に大きく減少す
る。即ち、露光工程のスループットは大幅に向上する。
従って、本例では準クリティカルレイヤやラフレイヤの
ようにそれ程高い解像度や重ね合わせ精度が必要とされ
ない用途では、投影倍率を2/6倍にしてスループット
を高めることとしている。
【0046】なお、上記の実施の形態では投影光学系P
L2の倍率βは2/6倍とされているが、その倍率βを
3/6倍としてもよい。レチクルR上でのパターン領域
の大きさを共通にして、そのように投影倍率を3/6倍
にすると、ウエハW上でのショット領域の大きさは投影
倍率が1/6倍の場合に比べて縦横共に3倍となり、面
積では9倍となる。従って、露光時間がほぼ1/9とな
り、スループットは大幅に向上する。
【0047】なお、この第2の実施の形態では、投影倍
率を切り換えた際に、レチクルR上のパターン領域の幅
は一定であるが、ウエハW上での露光領域の幅は変化す
る。そこで、レチクルのアライメント時に投影倍率の切
り換えに応じて、図1の基準マーク部材22上で使用す
る基準マークを切り換える必要がある。図5(a)は本
例で使用する基準マーク部材22を示す平面図、図5
(b)はその基準マーク部材22の周辺の投影露光装置
を示す正面図であり、図5(a)に示すように、基準マ
ーク部材22上のX方向の両端部に2つの基準マーク3
8A,38Bが形成されており、中央部にも2つの基準
マーク39A,39Bが形成されている。投影倍率を1
/6倍から2/6倍に切り換える場合には、基準マーク
39A,39BのX方向の間隔は基準マーク38A,3
8BのX方向の間隔の1/2に設定されている。レチク
ルのアライメント時に、投影倍率が1/6倍のときに
は、図5(b)に示すように、共通結像系17の下部に
第1のコマ非点収差補正板18Cが配置されると共に、
ウエハステージ21を駆動することによって基準マーク
部材22上の両端の基準マーク38A,38Bの中心が
共通結像系17の光軸付近に設定される。そして、基準
マーク38A,38Bの底部から露光光と同じ波長域の
照明光ALが照射されて、レチクルのアライメントが行
われる。次に、投影倍率が2/6倍のときには、共通結
像系17の下部に第2のコマ非点収差補正板18Dが配
置されると共に、ウエハステージ21を駆動することに
よって基準マーク部材22上の中程の基準マーク39
A,39Bの中心が共通結像系17の光軸付近に設定さ
れる。そして、基準マーク39A,39Bの底部から露
光光と同じ波長域の照明光ALが照射されて、レチクル
のアライメントが行われる。
【0048】更に、このように投影倍率によってウエハ
W上での露光領域の大きさが変化する実施の形態では、
図1の斜入射方式のAFセンサ27,28等の計測点も
変える必要がある。図6(a),(b)はウエハW上で
の露光領域34B,34AとAFセンサ27,28等に
よるフォーカス位置の計測点との関係の一例を示し、先
ず図6(a)に示すように、投影倍率が2/6倍の場合
の大きな露光領域34Bに対してウエハWを+Y方向に
走査する場合には、図1のAFセンサ27,28から露
光領域34Bに対して−Y方向側の先読み領域43内で
X方向に一列に配列された計測点45A〜45Fに対し
てスリット像が投影されて、それぞれフォーカス位置の
先読みが行われる。同様に、露光領域34Bに対してウ
エハWを−Y方向に走査する場合には、別のAFセンサ
から露光領域34Bに対して+Y方向側の先読み領域4
2内でX方向に一列に配列された計測点44A〜44F
に対してスリット像が投影されて、それぞれフォーカス
位置の先読みが行われる。この場合、露光領域34Bに
対して先読み領域42,43のX方向の幅はほぼ等しく
設定されているため、先読み領域42,43内の全部の
計測点44A〜44F及び45A〜45Fのフォーカス
位置の情報が利用される。
【0049】一方、図6(b)に示すように、投影倍率
が1/6倍の場合の小さな露光領域34Aに対してウエ
ハWを+Y方向に走査する場合、又は露光領域34Aに
対してウエハWを−Y方向に走査する場合には、露光領
域34AのX方向の幅は先読み領域42,43の幅に比
べて狭いため、全部の計測点でのフォーカス位置の情報
を利用する必要はない。露光領域34Aの幅内に存在す
る計測点を計測点44B〜44E、及び計測点45B〜
45Eとすると、投影倍率が1/6倍の場合には計測点
44B〜44E、又は計測点45B〜45Eでのフォー
カス位置の情報を用いればよい。なお、露光領域34
A,34B内にもフォーカス位置の計測点を設けて、こ
れらの計測点でのデフォーカス量に基づいてウエハの高
さや傾斜角の補正量を制御するようにしてもよい。
【0050】なお、上記の実施の形態では、クリティカ
ルレイヤを投影倍率を1/6とした投影光学系を用いて
露光しているが、例えば中程度の解像度が要求されてい
る準クリティカルレイヤを、9インチ角のレチクルを使
用して、且つ投影倍率がこれに対して最適となる1/6
倍で露光してもよい。この場合にも、レチクル描画誤差
の影響が軽減される。そして、この場合には、投影倍率
を1/4倍、2/6倍、又は3/6倍に設定してラフレ
イヤへの露光を行えばよい。
【0051】これに関して、従来はラフレイヤ等への露
光は主に例えば水銀ランプのi線を露光光とする投影露
光装置で露光されており、ラフレイヤ等への露光をエキ
シマレーザ光を露光光とする投影露光装置で露光する場
合には、ランニングコストを低下させるために、例えば
1枚のウエハに対するエキシマレーザ光源のパルス発光
数を少なくする等の対策を施すことが望ましい。
【0052】また、上記の実施の形態では投影光学系P
L1,PL2として屈折系が用いられているが、投影光
学系PL1,PL2として反射屈折系等を用いてもよ
い。そして、例えば投影倍率を1/6倍と2/6倍(又
は3/6倍)とに切り換える場合には、反射屈折系より
なる投影光学系を用いると共に、ミラー等を用いてその
投影光学系を投影倍率が1/6倍の第1投影光学系と、
投影倍率が2倍(又は3倍)の第2投影光学系とに分割
し、投影倍率が1/6倍のときには第1投影光学系のみ
を使用し、投影倍率が2/6倍(又は3/6倍)のとき
には第1投影光学系及び第2投影光学系の合成系を使用
するようにしてもよい。
【0053】また、上記の実施の形態では、投影光学系
の投影倍率は倍率αと倍率βとの間で切り換えられると
共に、倍率αは1/6倍で、倍率βは1/4倍、2/6
倍、又は3/6倍に設定されている。しかしながら、倍
率αを1/5>α≧1/7の範囲で設定してもよく、倍
率βを1/2≧β>1/5の範囲で設定してもよい。倍
率αを1/5>α≧1/7の範囲で設定することによっ
て、レチクルの描画誤差の影響が軽減されると共に、レ
チクルがそれ程大型化することがない。一方、倍率βを
1/2≧β>1/5の範囲で設定することによって、そ
れ程高い解像度が必要とされないレイヤに対して高いス
ループットで露光を行うことができる。
【0054】また、上記の実施の形態は本発明をステッ
プ・アンド・スキャン方式の投影露光装置に適用したも
のであるが、本発明を一括露光型(ステッパー型)の投
影露光装置に適用して、一括露光型の投影露光装置で投
影倍率を切り換えられるようにしてもよい。このよう
に、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。
【0055】
【発明の効果】本発明の投影露光装置によれば、解像度
を重視するレイヤでは投影倍率を小さくして、スループ
ットを重視するレイヤでは投影倍率を大きく設定するこ
とによって、1台で複数種類のレイヤへの露光ができる
利点がある。また、投影倍率の切り換えに伴う結像特性
の変化は結像特性調整部材によって補正できる。
【0056】また、倍率可変の投影光学系によるマスク
から基板に対する投影倍率を、1/5倍より小さく1/
7倍以上の倍率αと、1/2倍以下で1/5倍以上の倍
率βとの間で切り換え自在とした場合、倍率αを選択す
ることによって従来例よりもマスクパターンが大きくで
きるため、マスクパターンの描画誤差の影響が軽減でき
る。また、倍率βを選択することによって、高いスルー
プットが得られる。特に、倍率αを1/6倍とした場合
には、9インチ角のマスクを用いることによって高い解
像度が得られると共に、現状及び近い将来必要なマスク
パターンをそのマスク内に描画することができる。
【0057】また、倍率βは倍率αの整数倍であるとき
には、倍率βを選択したときのスループットを整数倍、
又は整数倍の2乗等にできるため、特にスループットを
重視する用途で有効である。また、その倍率可変の投影
光学系による基板上での投影領域の大きさは、この投影
光学系の投影倍率に依らずに一定である場合には、投影
倍率を小さくした場合にマスクパターンが大きくなるた
め、特にマスクパターンの描画誤差の影響が少なくな
る。
【0058】一方、その倍率可変の投影光学系によるマ
スク上での転写対象領域の大きさは、この投影光学系の
投影倍率に依らずに一定である場合には、投影倍率を大
きくしたときに基板上での露光領域がその2乗で大きく
なるため、特にスループットを高めることができる。ま
た、その結像特性調整部材は、その投影光学系のディス
トーションを補正するディストーション補正部材、又は
マスクのその投影光学系の光軸方向の位置を調整するマ
スク移動装置であるときには、投影倍率を切り換えた場
合でもディストーションの劣化を防止できると共に、マ
スクと基板との共役関係を維持できる。
【0059】また、本発明の露光方法によれば、本発明
の投影露光装置を用いた場合に、高い解像度が必要なレ
イヤではマスクパターンの描画誤差の影響が低減され、
それ程高い解像度が必要とされないレイヤでは高いスル
ープットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態で使用される投影露
光装置を示す概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態で投影光学系の投影倍率を切
り換える場合の動作説明に供する図である。
【図3】(a)は図1のレチクルRのアライメントマー
クを示す平面図、(b)はそのレチクルRの周辺の構成
を示す正面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態で投影光学系の投影
倍率を切り換える場合の動作説明に供する図である。
【図5】(a)は第2の実施の形態における基準マーク
部材22の基準マークを示す平面図、(b)はその基準
マーク部材22の周辺の投影露光装置の構成を示す正面
図である。
【図6】第2の実施の形態における露光領域とフォーカ
ス位置の計測点との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 光源系 8A,8B 照明系 R レチクル PL1,PL2 投影光学系 W ウエハ 10 主制御系 11 倍率切り換え制御系 12 レチクルステージ 13 レチクルベース 14 スライド装置 15A,15B ディストーション補正板 16A,16B 変倍光学系 17 共通結像系 18A,18B コマ非点収差補正板 21 ウエハステージ 22 基準マーク部材 26A,26B レチクルアライメント顕微鏡(RA顕
微鏡) 33A,33B 照明領域 34 露光領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蛭川 茂 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 (72)発明者 村上 成郎 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクに形成されたパターンの像を投影
    光学系を介して基板上に投影露光する投影露光装置にお
    いて、 前記投影光学系として前記マスクから前記基板に対する
    投影倍率が切り換え自在である倍率可変の投影光学系を
    用い、 該投影光学系の投影倍率に応じて所定の結像特性を調整
    するための結像特性調整部材を設け、 転写条件に応じて前記投影光学系の投影倍率を切り換え
    ると共に、切り換え後の投影倍率に応じて前記結像特性
    調整部材を介して前記所定の結像特性を調整することを
    特徴とする投影露光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の投影露光装置であって、 前記倍率可変の投影光学系による前記マスクから前記基
    板に対する投影倍率は、1/5倍より小さく1/7倍以
    上の倍率αと1/2倍以下で1/5倍以上の倍率βとの
    間で切り換え自在であることを特徴とする投影露光装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の投影露光装置であって、 前記倍率βは前記倍率αの整数倍であることを特徴とす
    る投影露光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の投影露光装置
    であって、 前記倍率可変の投影光学系による前記基板上での投影領
    域の大きさは、該投影光学系の投影倍率に依らずに一定
    であることを特徴とする投影露光装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の投影露光装置
    であって、 前記倍率可変の投影光学系による前記マスク上での転写
    対象領域の大きさは、該投影光学系の投影倍率に依らず
    に一定であることを特徴とする投影露光装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一項記載の投影露
    光装置であって、 前記結像特性調整部材は、前記投影光学系のディストー
    ションを補正するディストーション補正部材、又は前記
    マスクの前記投影光学系の光軸方向の位置を調整するマ
    スク移動装置であることを特徴とする投影露光装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか一項記載の投影露
    光装置を用いた露光方法であって、 前記基板上で高い解像度が必要とされる第1のレイヤに
    対しては前記投影光学系の投影倍率を小さく設定し、 前記基板上で前記第1のレイヤに比べて解像度が低くと
    もよい第2のレイヤに対しては前記投影光学系の投影倍
    率を大きく設定することを特徴とする露光方法。
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