JPH10321402A - 抵抗器およびその製造方法 - Google Patents
抵抗器およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH10321402A JPH10321402A JP9129247A JP12924797A JPH10321402A JP H10321402 A JPH10321402 A JP H10321402A JP 9129247 A JP9129247 A JP 9129247A JP 12924797 A JP12924797 A JP 12924797A JP H10321402 A JPH10321402 A JP H10321402A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- upper electrode
- electrode layer
- substrate
- resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Details Of Resistors (AREA)
- Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
- Non-Adjustable Resistors (AREA)
Abstract
を低減できる抵抗器およびその製造方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 基板31の上面に設けられた上面電極層
32と、上面電極層32間に設けられた抵抗層33と、
抵抗層33の上面に設けられた保護層34と、基板31
の側面に設けられた一対の側面電極層35とから構成す
るものである。
Description
製造方法に関するものである。
板に使用される電子部品に対しても実装密度を上げるた
め、ますます小型化への要求が高まっている。抵抗器に
対しても、実装基板上の実装面積を縮小化するため、小
形かつ抵抗値許容差の高精度な抵抗器への要求が高まっ
てきている。
ついて、図面を参照しながら説明する。
ある。図において、1は96%アルミナを含有してなる
基板である。2,3は基板1の上面または下面の側部に
設けられた金等からなる一対の上面電極層または下面電
極層である。4は基板1の上面に上面電極層2と電気的
に接続するように設けられたニッケル−クロム等の薄膜
からなる抵抗層である。5は抵抗層4の上面に設けられ
た熱硬化性の樹脂等からなる保護層で、基板1の上面の
上面電極層2と隣り合う側部まで設けないものである。
6は基板1の側面に少なくとも上面電極層2と下面電極
層3と電気的に接続するように設けられた一対の側面電
極層である。7は少なくとも側面電極層6を覆うように
設けられたニッケルめっき層である。8は少なくともニ
ッケルめっき層7を覆うように設けられたはんだめっき
層である。
いて、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明す
る。
を示す工程図である。まず、図11(a)に示すよう
に、縦方向および横方向に分割溝11,12を有する9
6%アルミナを含有してなるシート基板13の横方向分
割溝を跨ぐように複数対の上面電極層14を形成する。
極層14(本図では図示せず)を形成した基板13全体
にスパッタ工法等によりニッケル−クロム等からなる薄
膜の全体抵抗体層15を形成する。
抗体層15をLSI等で一般的に行われているフォトリ
ソ法により、所望の抵抗体パターンとした抵抗層16を
形成し、この抵抗層16を安定な膜にするために、約3
00〜400℃の温度で熱処理を行う。
16の抵抗値を所定の値に修正するためにレーザートリ
ミング等によりトリミング溝17を施して抵抗値修正を
行う。
を修正した抵抗層16を保護するために、熱硬化性の樹
脂による保護膜18を形成する。この時、保護膜18は
縦方向分割溝11に接するまで設けないものである。
を分割して、図13(a)に示すように短冊基板19に
一次分割する。
板19の長手方向の側面に、上面電極層14(本図では
図示せず)および、または抵抗層16と電気的に接続す
るようにスパッタ等により、側面電極層20を形成す
る。
基板19を縦方向分割溝11で二次分割して、個片状の
基板21として、必要に応じてはんだ付け時の信頼性の
確保のため電極めっき層22を形成して、従来の抵抗器
を形成していた。
来の構成および製造方法による抵抗器では、実装基板に
はんだ付けをした場合、図14(a)の実装状態の断面
図に示すように側面電極層(図示せず)と下面電極層
(図示せず)の双方ではんだ付けされ、フィレット23
が形成されるフィレット実装構造であり、図14(b)
の実装状態の上面図に示すように部品面積24に加えて
側面をはんだ付けする面積25が必要であり、これらを
合わせた実装面積26が必要となる。しかも、実装密度
を向上するため、部品外形寸法が小さくなるほど、実装
面積に対するはんだ付け面積の占める割合が大きくな
り、電子機器を小型化するための実装密度を向上するこ
とに限界が生ずるという課題を有していた。
で、実装基板に実装した際の実装面積に占めるはんだ付
け面積を低減できる抵抗器およびその製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
に本発明は、基板の上面の側部に設けられた一対の上面
電極層と、上面電極層に電気的に接続するように設けら
れた抵抗層と、上面電極層と電気的に接続するように基
板の側面の一部に設けられた側面電極層とを有するもの
である。
は、分割溝を有するシート基板の上面に分割溝を跨ぐこ
となく一対の上面電極層を設ける工程と、上面電極層間
を電気的に接続するように抵抗層を設ける工程と、隣り
合う上面電極層間の分割溝を跨ぎかつ上面電極層と電気
的に接続するように一対の側面電極層を設ける工程とを
有するものである。
は、基板と、前記基板の上面の側部に設けられた一対の
上面電極層と、前記上面電極層に電気的に接続するよう
に設けられた抵抗層と、少なくとも前記抵抗層を覆うよ
うに設けられた保護層と、前記上面電極層と電気的に接
続するように前記基板の側面の一部に設けられた側面電
極層とからなるものである。
前記基板の上面の側部に設けられた一対の第1の上面電
極層と、前記第1の上面電極層に電気的に接続するよう
に設けられた抵抗層と、少なくとも前記第1の上面電極
層の上面に設けられた第2の上面電極層と、少なくとも
前記抵抗層の上面を覆うように設けられた保護層と、前
記第1の上面電極層または前記第2の上面電極層と電気
的に接続するように前記基板の側面の一部に設けられた
側面電極層とからなるものである。
または2記載の基板の側面に有する側面電極層は、前記
基板の高さ方向の前記抵抗層側に設けられたものであ
る。
または2記載の基板の側面に有する側面電極層の面積
は、基板の側面の面積の半分以下であるものである。
記載の上面電極層および側面電極層は、めっき層に覆わ
れるとともに前記めっき層と保護層とは面一または前記
めっき層が高いものである。
記載の第1、第2の上面電極層および側面電極層は、め
っき層に覆われるとともに前記めっき層と保護層とは面
一または前記めっき層が高いものである。
記載の上面電極層は、銀または金系の導電粉体にガラス
を含有してなるかまたは金系の有機金属化合物を焼成し
てなるかのいずれかからなるものである。
記載の第1の上面電極層は、銀または金系の導電粉体に
ガラスを含有してなるかまたは金系の有機金属化合物を
焼成してなるかのいずれかからなるものである。
または8記載の保護層は、樹脂系またはガラス系のいず
れかからなるものである。
1記載の上面電極層は、ニッケル系または銅系または金
系のスパッタにて設けてなるものである。
2記載の第1の上面電極層は、ニッケル系または銅系ま
たは金系のスパッタにて設けてなるものである。
10または11記載の保護層は、樹脂系であるものであ
る。
10または11記載の抵抗層は、ニッケル−クロム系ま
たはクロム−シリコン系の薄膜であるものである。
10または11記載の抵抗層は、樹脂系であるものであ
る。
1または2記載のめっき層の稜線は、丸みを有するもの
である。
8記載の第2の上面電極層は、銀または金系の導電粉体
にガラスを含有してなり、保護層はガラス系からなるも
のである。
8記載の第2の上面電極層は、銀またはニッケル系の導
電粉体に樹脂を含有してなり、保護層は樹脂系からなる
ものである。
2記載の第1の上面電極層はニッケルまたは銅系または
金系のスパッタにて形成され、第2の上面電極層は銀ま
たはニッケル系の導電粉体に樹脂を含有してなり、保護
層は樹脂系からなるものである。
1または2記載の側面電極層は、ニッケル系または銅系
または金系のスパッタにて設けてなるものである。
を有するシート基板の上面に分割溝を跨ぐことなく一対
の上面電極層を設ける工程と、前記上面電極層間を電気
的に接続するように抵抗層を設ける工程と、少なくとも
抵抗層の上面を覆うように保護層を設ける工程と、隣り
合う前記上面電極層間の分割溝を跨ぎかつ前記上面電極
層と電気的に接続するように一対の側面電極層を設ける
工程と、前記上面電極層を形成してなる前記シート基板
の分割溝で前記シート基板を短冊状基板に分割する工程
と、前記短冊状基板を個片に分割する工程とからなるも
のである。
を有するシート基板の上面に分割溝を跨ぐことなく一対
の第1の上面電極層を設ける工程と、前記上面電極層間
を電気的に接続するように抵抗層を設ける工程と、少な
くとも抵抗層の上面を覆うように保護層を設ける工程
と、少なくとも前記第1の上面電極層の上面を覆うよう
に第2の上面電極層を設ける工程と、隣り合う前記第1
の上面電極層間または第2の上面電極層間の分割溝を跨
ぎかつ前記第1の上面電極層または第2の上面電極層と
電気的に接続するように一対の側面電極層を設ける工程
と、前記上面電極層を形成してなる前記シート基板の分
割溝で前記シート基板を短冊状基板に分割する工程と、
前記短冊状基板を個片に分割する工程とからなるもので
ある。
態1における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
器の断面図である。図において、31は96%アルミナ
を含有したなる基板である。32は基板31の上面の側
部に設けられた金系の薄膜からなる一対の上面電極層で
ある。33は基板の上面に設けられたニッケル−クロム
系またはクロム−シリコン系の薄膜からなる抵抗層であ
る。34は抵抗層33の上面に設けられたエポキシ系樹
脂等からなる保護層である。35は基板31の側面に設
けられたニッケル系の薄膜からなる側面電極層である。
36,37は必要に応じてはんだ付け時の信頼性等の確
保のために設けられたニッケルめっき層、はんだめっき
層で、これらのニッケルめっき層36とはんだめっき層
37の稜線は丸みを有しており、また基板31の側面の
はんだめっき層37の面積は、基板31の側面の面積の
半分以下である。
形態における抵抗器について、以下にその製造方法を図
面を参照しながら説明する。
抵抗器の製造方法を示す工程図である。
工程で短冊状および個片状に分割するために設けた複数
の縦方向および横方向の分割溝38,39を有するとと
もに、耐熱性および絶縁性に優れた96%アルミナを含
有してなるシート状基板31の上面の横方向の分割溝3
9を跨ぐことなく、金等を主成分とする金属有機物等か
らなる電極ペーストをスクリーン印刷・乾燥した後、金
属有機物等からなる電極ペーストの有機成分だけを飛ば
し、金属成分だけを基板31上に焼き付けるために、ベ
ルト式連続焼成炉によって約850℃で、約45分のプ
ロファイルによって焼成し、薄膜からなる上面電極層3
2を形成する。
層32(本図では図示せず)を形成してなるシート状基
板31の上面全体にスパッタ工法によりニッケル−クロ
ム、クロム−シリコン等を着膜し、全体抵抗体層40を
形成する。
体層40をLSI等で一般的に行われているフォトリソ
法により、所望の抵抗体パターンとした抵抗層33を形
成し、この抵抗層33を安定な膜にするために、約30
0〜400℃の温度で熱処理を行う。
3の抵抗値を所定の値に修正するために、YAGレーザ
ーでトリミング溝41を施してトリミングを行う。この
時、抵抗値測定用のトリミングプローブは、上面電極層
32上にセットし、トリミングは、サーペンタインカッ
ト法(複数本のストレートカット)とすることにより、
低い抵抗値から高い抵抗値まで自在に調整することがで
きる。
正済みの抵抗層33を保護するために、個々の抵抗層に
対して個々の保護層印刷パターンを形成するように、エ
ポキシ系の樹脂ペーストをスクリーン印刷した後、基板
31上に強固に接着させるために、ベルト式連続硬化炉
によって約200℃で、約30分のプロファイルによっ
て熱硬化して保護層34を形成する。この際、横方向に
並ぶ複数の抵抗層33を縦方向の分割溝38を跨ぎ連続
して覆うように保護層印刷パターンを形成してもよい。
39を跨ぎ、上面電極層32と電気的に接続するように
スパッタによりニッケル−クロム系の薄膜からなる側面
電極層35を形成する。この時、あらかじめ側面電極層
を形成する部分以下にレジスト層を形成しておき、基板
全体にスパッタによりニッケル−クロム層を形成後、リ
フトオフ法によりレジスト除去と同時に側面電極層以外
のニッケル−クロム層を除去する。
基板31の横方向の分割溝39で分割して、短冊基板4
2に一次分割をする。この時、短冊基板42の長手方向
の側面には、側面電極層35が横方向の分割溝39の深
さまで形成された状態になっている。
ている上面電極層32と側面電極層35にめっきを施す
ための準備工程として、短冊基板42を個片状の基板4
3に分割する二次分割を行い、露出している上面電極層
32と側面電極層35とのはんだ付け時の電極食われの
防止およびはんだ付け時の信頼性の確保のため、必要に
より電気めっきによって、ニッケルめっき層(図示せ
ず)を中間層とし、はんだめっき層(図示せず)を最外
層として形成して、抵抗器を製造するものである。
施の形態1における抵抗器を実装基板にはんだ付けをし
た。図5(a)の実装状態の断面図に示すように、保護
層を形成した面を下側にして実装し、上面電極層(図示
せず)と基板側面の抵抗層の部分との両方ではんだ付け
されるが、側面電極の形成されている面積が小さいた
め、わずかにフィレット44が形成されるのみとなる。
よって、図5(b)の実装状態の上面図に示すように、
部品面積45と側面をはんだ付けするために必要となる
面積46とを合わせた面積が実装面積47となる。0.
6×0.3mmサイズの角チップ抵抗器で、従来構造の
製品と実装面積を比較すると、約20%の縮小化を図る
ことができた。
側面電極の面積が小さいため、実装基板上ではんだ付け
のフィレットを形成するための面積が小さくてすみ、実
装面積を縮小化することができる。
することで、基板との密着強度が強く、また基板側面部
における基板31とはんだめっき層37の境界線に直線
性が得られ、外観上の品位が良好であるという効果も得
られる。
電極層35を形成しない方が、実装面積をさらに縮小化
できることは容易に考えられる。しかしながら、現状の
電子機器の製造工程においては、実装後のはんだ付け検
査を画像認識により行っているのが実状であり、側面電
極を形成しない場合、フィレットが全く形成されず、画
像認識による自動検査ができなくなってしまうという不
具合が生ずることになる。
んだめっき層37と保護層34とを面一またははんだめ
っき層37を高くすることにより、はんだめっき層37
と実装時のランドパターン46との隙間を生じにくく実
装品質をさらに向上させることができる。
よる上面電極層32と、抵抗層33と、保護層34との
組合せ以外でも、同様の効果が得られる。その組合せと
特徴について(表1)にまとめる。
態2における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
器の断面図である。図において、51は96%アルミナ
を含有してなる基板である。52は基板51の上面の側
部に設けられた金系の薄膜からなる一対の第1の上面電
極層である。53は上面電極層52間に設けられたニッ
ケル−クロム系またはクロム−シリコン系の薄膜からな
る抵抗層である。54は抵抗層53の上面に設けられた
エポキシ系樹脂等からなる保護層である。55は銀また
はニッケル系の導電粉体に樹脂を含有してなる一対の第
2の上面電極層である。56は基板51の側面に第1の
上面電極層52または第2の上面電極層55と接続する
ように設けられた側面電極層である。57,58は必要
に応じてはんだ付け時の信頼性等の確保のために設けら
れたニッケルめっき層、はんだめっき層で、これらのニ
ッケルめっき層57とはんだめっき層58の稜線は丸み
を有しており、また基板51の側面のはんだめっき層5
8の面積は、基板51の側面の面積の半分以下である。
形態における抵抗器について、以下にその製造方法を図
面を参照しながら説明する。
抵抗器の製造方法を示す工程図である。
工程で短冊状および個片状に分割するために設けた複数
の縦方向および横方向の分割溝59,60を有するとと
もに、耐熱性および絶縁性に優れた96%アルミナを含
有してなるシート状基板51の上面の横方向の分割溝6
0を跨ぐことなく、金等を主成分とする金属有機物等か
らなる電極ペーストをスクリーン印刷・乾燥した後、金
属有機物等からなる電極ペーストの有機成分だけを飛ば
し、金属成分だけを基板51上に焼き付けるために、ベ
ルト式連続焼成炉によって約850℃で、約45分のプ
ロファイルによって焼成し、薄膜からなる上面電極層5
2を形成する。
層52(本図では図示せず)を形成してなるシート状基
板51の上面全体にスパッタ工法によりニッケル−クロ
ム、クロム−シリコン等を着膜し、全体抵抗体層61を
形成する。
体層61をLSI等で一般的に行われているフォトリソ
法により、所望の抵抗体パターンとした抵抗層53を形
成し、この抵抗層53を安定な膜にするために、約30
0〜400℃の温度で熱処理を行う。
3の抵抗値を所定の値に修正するために、YAGレーザ
ーでトリミング溝62を施してトリミングを行う。この
時、抵抗値測定用のトリミングプローブは、上面電極層
52上にセットし、トリミングは、サーペンタインカッ
ト法(複数本のストレートカット)とすることにより、
低い抵抗値から高い抵抗値まで自在に調整することがで
きる。
正済みの抵抗層53を保護するために、個々の抵抗層5
3に対して個々の保護層印刷パターンを形成するよう
に、エポキシ系の樹脂ペーストをスクリーン印刷した
後、基板51上に強固に接着させるために、ベルト式連
続硬化炉によって約200℃で、約30分のプロファイ
ルによって熱硬化して保護層54を形成する。この際、
横方向に並ぶ複数の抵抗層53を縦方向の分割溝59を
跨ぎ連続して覆うように保護層印刷パターンを形成して
もよい。
を覆うように銀系またはニッケル系の導電粉体に樹脂を
含有してなる導電ペーストをスクリーン印刷した後、基
板51上に強固に接着させるために、ベルト式連続硬化
炉によって約200℃で、約30分のプロファイルによ
って熱硬化して第2の上面電極層55を形成する。
分割溝(図示せず)を跨ぎ、上面電極層52と電気的に
接続するようにスパッタによりニッケル−クロム系の薄
膜からなる側面電極層56を形成する。この時、あらか
じめ側面電極層を形成する部分以下にレジスト層を形成
しておき、基板全体にスパッタによりニッケル−クロム
層を形成後、リフトオフ法によりレジスト除去と同時に
側面電極層以外のニッケル−クロム層を除去する。
基板51の横方向の分割溝60で分割して、短冊基板6
3に一次分割をする。この時、短冊基板63の長手方向
の側面には、側面電極層56が横方向の分割溝60の深
さまで形成された状態になっている。
ている第2の上面電極層55と側面電極層56にめっき
を施すための準備工程として、短冊基板63を個片状の
基板64に分割する二次分割を行い、露出している第2
の上面電極層55と側面電極層56とのはんだ付け時の
電極食われの防止およびはんだ付け時の信頼性の確保の
ため、必要により電気めっきによって、ニッケルめっき
層(図示せず)を中間層とし、はんだめっき層(図示せ
ず)を最外層として形成して、抵抗器を製造するもので
ある。
施の形態2における抵抗器を実装基板にはんだ付けをし
た場合の効果については、前述の実施の形態1と同じで
あるため、説明を省略する。
る第1の上面電極層52と、第1の上面電極層55と、
抵抗層53と、保護層54との組合せ以外でも、同様の
効果が得られる。その組合せと特徴について(表2)に
まとめる。
の上面の側部の一部に設けられた側面電極ではんだ付け
されるため、はんだ付けのフィレットを形成するための
面積を小さくすることができ、実装基板上のはんだ付け
部を含む実装面積を低減することができる抵抗器および
その製造方法を提供できるものである。
Claims (21)
- 【請求項1】 基板と、前記基板の上面の側部に設けら
れた一対の上面電極層と、前記上面電極層に電気的に接
続するように設けられた抵抗層と、少なくとも前記抵抗
層を覆うように設けられた保護層と、前記上面電極層と
電気的に接続するように前記基板の側面の一部に設けら
れた側面電極層とからなる抵抗器。 - 【請求項2】 基板と、前記基板の上面の側部に設けら
れた一対の第1の上面電極層と、前記第1の上面電極層
に電気的に接続するように設けられた抵抗層と、少なく
とも前記第1の上面電極層の上面に設けられた第2の上
面電極層と、少なくとも前記抵抗層の上面を覆うように
設けられた保護層と、前記第1の上面電極層または前記
第2の上面電極層と電気的に接続するように前記基板の
側面の一部に設けられた側面電極層とからなる抵抗器。 - 【請求項3】 基板の側面に有する側面電極層は、前記
基板の高さ方向の前記抵抗層側に設けられた請求項1ま
たは2記載の抵抗器。 - 【請求項4】 基板の側面に有する側面電極層の面積
は、基板の側面の面積の半分以下であることを特徴とす
る請求項1または2記載の抵抗器。 - 【請求項5】 上面電極層および側面電極層は、めっき
層に覆われるとともに前記めっき層と保護層とは面一ま
たは前記めっき層が高い請求項1記載の抵抗器。 - 【請求項6】 第1、第2の上面電極層および側面電極
層は、めっき層に覆われるとともに前記めっき層と保護
層とは面一または前記めっき層が高い請求項2記載の抵
抗器。 - 【請求項7】 上面電極層は、銀または金系の導電粉体
にガラスを含有してなるかまたは金系の有機金属化合物
を焼成してなるかのいずれかからなる請求項1記載の抵
抗器。 - 【請求項8】 第1の上面電極層は、銀または金系の導
電粉体にガラスを含有してなるかまたは金系の有機金属
化合物を焼成してなるかのいずれかからなる請求項2記
載の抵抗器。 - 【請求項9】 保護層は、樹脂系またはガラス系のいず
れかからなる請求項7または8記載の抵抗器。 - 【請求項10】 上面電極層は、ニッケル系または銅系
または金系のスパッタにて設けてなる請求項1記載の抵
抗器。 - 【請求項11】 第1の上面電極層は、ニッケル系また
は銅系または金系のスパッタにて設けてなる請求項2記
載の抵抗器。 - 【請求項12】 保護層は、樹脂系である請求項10ま
たは11記載の抵抗器。 - 【請求項13】 抵抗層は、ニッケル−クロム系または
クロム−シリコン系の薄膜である請求項10または11
記載の抵抗器。 - 【請求項14】 抵抗層は、樹脂系である請求項10ま
たは11記載の抵抗器。 - 【請求項15】 めっき層の稜線は、丸みを有する請求
項1または2記載の抵抗器。 - 【請求項16】 第2の上面電極層は、銀または金系の
導電粉体にガラスを含有してなり、保護層はガラス系か
らなる請求項8記載の抵抗器。 - 【請求項17】 第2の上面電極層は、銀またはニッケ
ル系の導電粉体に樹脂を含有してなり、保護層は樹脂系
からなる請求項8記載の抵抗器。 - 【請求項18】 第1の上面電極層はニッケルまたは銅
系または金系のスパッタにて形成され、第2の上面電極
層は銀またはニッケル系の導電粉体に樹脂を含有してな
り、保護層は樹脂系からなる請求項2記載の抵抗器。 - 【請求項19】 側面電極層は、ニッケル系または銅系
または金系のスパッタにて設けてなる請求項1または2
記載の抵抗器。 - 【請求項20】 分割溝を有するシート基板の上面に分
割溝を跨ぐことなく一対の上面電極層を設ける工程と、
前記上面電極層間を電気的に接続するように抵抗層を設
ける工程と、少なくとも抵抗層の上面を覆うように保護
層を設ける工程と、隣り合う前記上面電極層間の分割溝
を跨ぎかつ前記上面電極層と電気的に接続するように一
対の側面電極層を設ける工程と、前記上面電極層を形成
してなる前記シート基板の分割溝で前記シート基板を短
冊状基板に分割する工程と、前記短冊状基板を個片に分
割する工程とからなる抵抗器の製造方法。 - 【請求項21】 分割溝を有するシート基板の上面に分
割溝を跨ぐことなく一対の第1の上面電極層を設ける工
程と、前記上面電極層間を電気的に接続するように抵抗
層を設ける工程と、少なくとも抵抗層の上面を覆うよう
に保護層を設ける工程と、少なくとも前記第1の上面電
極層の上面を覆うように第2の上面電極層を設ける工程
と、隣り合う前記第1の上面電極層間または第2の上面
電極層間の分割溝を跨ぎかつ前記第1の上面電極層また
は第2の上面電極層と電気的に接続するように一対の側
面電極層を設ける工程と、前記上面電極層を形成してな
る前記シート基板の分割溝で前記シート基板を短冊状基
板に分割する工程と、前記短冊状基板を個片に分割する
工程とからなる抵抗器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12924797A JP3767084B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 抵抗器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12924797A JP3767084B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 抵抗器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10321402A true JPH10321402A (ja) | 1998-12-04 |
JP3767084B2 JP3767084B2 (ja) | 2006-04-19 |
Family
ID=15004852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12924797A Expired - Fee Related JP3767084B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 抵抗器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3767084B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020047910A (ja) * | 2018-09-17 | 2020-03-26 | サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. | 電子部品及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-05-20 JP JP12924797A patent/JP3767084B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020047910A (ja) * | 2018-09-17 | 2020-03-26 | サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. | 電子部品及びその製造方法 |
US10861625B2 (en) | 2018-09-17 | 2020-12-08 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | Electronic component and manufacturing method thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3767084B2 (ja) | 2006-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7782173B2 (en) | Chip resistor | |
JP4722318B2 (ja) | チップ抵抗器 | |
US7782174B2 (en) | Chip resistor | |
US6636143B1 (en) | Resistor and method of manufacturing the same | |
JP2000306711A (ja) | 多連チップ抵抗器およびその製造方法 | |
JPH11204315A (ja) | 抵抗器の製造方法 | |
JP3129170B2 (ja) | 角形薄膜チップ抵抗器の製造方法 | |
JPH10321402A (ja) | 抵抗器およびその製造方法 | |
JP3567144B2 (ja) | チップ形抵抗器およびその製造方法 | |
JP2000138102A (ja) | 抵抗器およびその製造方法 | |
JP4081873B2 (ja) | 抵抗器およびその製造方法 | |
JPH0963805A (ja) | 角形チップ抵抗器 | |
JPH10321404A (ja) | 抵抗器およびその製造方法 | |
JP3353037B2 (ja) | チップ抵抗器 | |
JPH1126203A (ja) | 抵抗器およびその製造方法 | |
JP2000340413A5 (ja) | ||
JPH1092601A (ja) | 表面実装型電子部品の端子電極とその製造方法 | |
JP2000299213A (ja) | 多連チップ抵抗器およびその製造方法 | |
JP2000294402A (ja) | 多連チップ抵抗器およびその製造方法 | |
JP2000306701A (ja) | 多連チップ抵抗器およびその製造方法 | |
JPH10321401A (ja) | 抵抗器およびその製造方法 | |
JP2000188204A (ja) | 抵抗器およびその製造方法 | |
US20220399140A1 (en) | Chip component | |
JP2003272901A (ja) | 厚膜抵抗器およびその製造方法 | |
JPH11204303A (ja) | 抵抗器およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040114 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050623 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051003 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051011 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060123 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |