JPH10321153A - カラー受像管 - Google Patents
カラー受像管Info
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- JPH10321153A JPH10321153A JP9129732A JP12973297A JPH10321153A JP H10321153 A JPH10321153 A JP H10321153A JP 9129732 A JP9129732 A JP 9129732A JP 12973297 A JP12973297 A JP 12973297A JP H10321153 A JPH10321153 A JP H10321153A
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- frame
- welding point
- mask frame
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- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/06—Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
- H01J29/07—Shadow masks for colour television tubes
- H01J29/073—Mounting arrangements associated with shadow masks
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- H—ELECTRICITY
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- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/07—Shadow masks
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- H01J2229/0788—Parameterised dimensions of aperture plate, e.g. relationships, polynomial expressions
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- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
ムホルダーの熱膨張により生ずるランディングずれを軽
減することを目的とする。 【解決手段】 ほぼ矩形状のパネル11の内側にほぼ矩形
状のシャドウマスク14がパネルの3側壁に設けられたス
タッドピン23とマスクフレーム21の3側辺に溶接された
フレームホルダー25とにより支持されてなるカラー受像
管において、カラー受像管動作時のフレームホルダーの
マスクフレーム溶接点からスタッドピン中心までの長さ
方向の熱膨張量と、フレームホルダーのマスクフレーム
溶接点からマスクフレームのマスク本体溶接点までの間
のマスクフレームの熱膨張量とがほぼ等しくなるように
した。
Description
係り、特に長時間動作時にマスクフレームやフレームホ
ルダーの熱膨張により生ずるビームランディングのずれ
を防止したカラー受像管に関する。
設けられたほぼ矩形状のパネルと漏斗状のファンネルか
らなる外囲器を有し、そのパネルの内面に形成された3
色蛍光体層からなる蛍光体スクリーンに対向して、その
内側にほぼ矩形状のシャドウマスクが配置されている。
そしてファンネルのネック内に配設された電子銃から放
出される電子ビームを偏向装置により偏向し、シャドウ
マスクにより選別して、蛍光体スクリーンを水平、垂直
走査することによりカラー画像を表示する構造に形成さ
れている。
と対向する面に多数の電子ビーム通過孔が形成されたほ
ぼ矩形状のマスク本体と、このマスク本体の周辺部に溶
接されたほぼ矩形状のマスクフレームとからなり、パネ
ルの側壁に設けられたスタッドピンと、マスクフレーム
に溶接され、上記スタッドピンに係止するフレームホル
ダーとにより、パネルの内側に支持されている。
取付け構造として、図4および図5に×印で示したよう
に、マスク本体2の各コーナー部の1点、および各側辺
の中央付近の1点または複数点で溶接されたもの多く用
いられている。またシャドウマスク3の支持構造とし
て、マスクフレーム4の3側辺のほぼ中央付近に溶接さ
れた帯板状のフレームホルダー5で支持するものがあ
る。一般にこのようなシャドウマスク3およびその支持
構造では、マスク本体2の側辺でのマスクフレーム4の
溶接点(マスクフレームのマスク本体溶接点)は、マス
ク本体の各側辺の中央およびフレームホルダー5を避け
て、フレームホルダー5のスタッドピン係止側から少し
離れた位置で溶接されている。
から放出される電子ビームのうち、蛍光体スクリーンに
入射する電子ビームは、全体の30%以下であり、それ
以外の大部分の電子ビームは、シャドウマスクに衝突し
て加熱する。この加熱によりシャドウマスクは、熱膨張
し、3色蛍光体層に対する電子ビームのランディングが
ずれる。この電子ビームのランディングずれには、カラ
ー受像管の動作開始初期、主としてマスク本体が加熱さ
れ、熱膨張するために生ずるランディングずれと、カラ
ー受像管の長時間動作時、加熱されマスク本体の熱がマ
スクフレームやフレームホルダーに伝わり、マスク本体
のほか、マスクフレームやフレームホルダーが加熱され
て熱膨張するために生ずるランディングずれ(長時間ピ
ュリティドリフト)とがある。
ィングずれを軽減するために、通常の軟鋼からなるマス
ク本体の代わりに、低熱膨張のアンバー(鉄ニッケル合
金)でマスク本体を形成したものがある。
形状シャドウマスクのマスク本体に対するマスクフレー
ムの取付け構造として、マスク本体の各コーナー部の1
点、および各側辺の中央付近の1点または複数点で溶接
されたものがある。またシャドウマスクの支持構造とし
て、マスクフレームの3側辺のほぼ中央付近に溶接され
た帯板状のフレームホルダーを溶接し、これらフレーム
ホルダーをパネルの3側壁に設けられたスタッドピンに
係止することにより支持するものがある。
持構造のカラー受像管は、そのシャドウマスクの支持構
造の非対称性のために、長時間動作時のマスクフレーム
およびフレームホルダーの熱膨張により、マスク本体に
局部的に上下、左右、回転方向などの非対称な方向の変
位が生じ、3色蛍光体層に対する電子ビームのランディ
ングが上下、左右、回転方向などの非対称な方向にずれ
るという現象がおこる。
は、マスクフレームが取付けられない場合は、放射方向
に対称的に熱膨張するため、原理的には上下、左右、回
転方向などの非対称な方向のずれは生じない。このこと
から、上記した上下、左右、回転方向などの非対称な方
向のずれは、マスク本体に対するマスクフレームの取付
け構造およびシャドウマスクの支持構造により生ずるこ
とが推定される。
スクフレームが軟鋼、フレームホルダーがステンレス鋼
からなるシャドウマスクについて考えると、このマスク
本体の熱膨張は、マスクフレームの熱膨張の約1/10
と小さくなる。そのため、このシャドウマスクが熱膨張
すると、図6に示すように、マスク本体2は、マスクフ
レーム4の熱膨張により外側に引っ張られるが、このマ
スクフレーム4の熱膨張は、マスク本体2のスカート部
7で吸収され、実質的にマスク本体2の有効部8に影響
を及ぼさない。しかし図4に示したシャドウマスク3の
たとえば短辺でのマスクフレーム4のマスク本体溶接点
は、上下方向(Y軸方向)に動く。その結果、マスク本
体2の短辺周辺部は、上下方向に変位する。同様にマス
ク本体2の長辺周辺部は、左右方向(X軸方向)に変位
する。さらにこれら上下左右方向のずれにより、マスク
本体2の周辺部は、回転方向に変位する。
が構成されかつ支持されたカラー受像管については、3
色蛍光体層に対する電子ビームのランディングが画面の
上下、左右、回転方向などの非対称な方向にずれ、ホワ
イトユニフォーミティが劣化する。また一般にカラー受
像管は、あらかじめネックに装着されたピュリティ・コ
ンバーゼンス装置により、3色蛍光体層に対する電子ビ
ームのランディング調整がおこなわれるが、この場合、
長時間動作時のピュリティドリフトを考慮してランディ
ングを調整することは困難である。
なされたものであり、シャドウマスクのマスク本体に対
するマスクフレームの取付けおよびシャドウマスクの支
持構造が非対称なカラー受像管において、長時間動作時
のマスクフレームおよびフレームホルダーの熱膨張によ
り生ずる3色蛍光体層に対する電子ビームのランディン
グずれを軽減することを目的とする。
たほぼ矩形状のパネルの内側にほぼ矩形状のマスク本体
の周辺部にほぼ矩形状のマスクフレームがマスク本体の
各辺の中央付近で溶接されてなるほぼ矩形状のシャドウ
マスクが配置され、このシャドウマスクがパネルの3側
壁に設けられた3個のスタッドピンとマスクフレームの
3側辺に溶接され各スタッドピンに係止する3個のフレ
ームホルダーとにより支持されてなるカラー受像管にお
いて、カラー受像管の長時間動作時に生ずるフレームホ
ルダーのマスクフレーム溶接点からスタッドピン中心ま
での長さ方向熱膨張量と、フレームホルダーのマスクフ
レーム溶接点からマスクフレームのマスク本体溶接点ま
での間の上記長さ方向と同方向のマスクフレームの熱膨
張量とがほぼ等しくなるようにフレームホルダーのマス
クフレーム溶接点およびマスクフレームのマスク本体溶
接点を設定した。
H 、マスクフレームの熱膨張係数をαF 、フレームホル
ダーのマスクフレーム溶接点からスタッドピン中心まで
の距離をlH 、フレームホルダーのマスクフレーム溶接
点からマスクフレームのマスク本体溶接点までの距離を
lF とするとき、 lF /lH =(0.75〜1.00)・αH /αF の関係を満たすようにフレームホルダーのマスクフレー
ム溶接点およびマスクフレームのマスク本体溶接点を設
定した。
ルダーがステンレス鋼からなるとき、 lF =(1.15〜1.45)・lH の関係を満たすようにフレームホルダーのマスクフレー
ム溶接点およびマスクフレームのマスク本体溶接点を設
定した。
ルダーがステンレス鋼からなり、このフレームホルダー
がバイメタル素子を介してマスクフレームに取付けられ
るとき、 lF =(0.90〜1.15)・lH の関係を満たすようにフレームホルダーのマスクフレー
ム溶接点およびマスクフレームのマスク本体溶接点を設
定した。
実施の形態について説明する。
す。このカラー受像管は、周辺部に側壁10が設けられ
たほぼ矩形状のパネル11と漏斗状のファンネル12か
らなる外囲器を有し、そのパネル11の内面に青、緑、
赤に発光する3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン1
3が形成され、この蛍光体スクリーン13に対向して、
その内側にほぼ矩形状のシャドウマスク14が配置され
ている。一方、ファンネル12のネック15内に3電子
ビーム16B ,16G ,16R を放出する電子銃17が
配設されている。そして、この電子銃17から放出され
る3電子ビームをファンネル12の外側に装着された偏
向装置18により偏向し、かつシャドウマスク14によ
り選別して、上記蛍光体スクリーン13を水平、垂直走
査することにより、カラー画像を表示する構造に形成さ
れている。
ーン13と対向する面に多数の電子ビーム通過孔が形成
されたマスク本体20と、このマスク本体20の周辺部
のスカート部に溶接されたほぼ矩形状のマスクフレーム
21とからなる。このマスク本体20に対するマスクフ
レーム21の溶接は、マスク本体20のスカート部をマ
スクフレーム21の内側にして、図2に×印22で示し
たように、マスク本体20の各コーナー部の1点、およ
び各側辺の中央付近で1点または複数点でおこなわれて
いる。そしてこのシャドウマスク14は、パネル11の
3側壁10に設けられた3個のスタッドピン23と、マ
スクフレーム21の3側辺のほぼ中央付近に●印24で
示した溶接点で溶接され、上記スタッドピン23に係止
する3個の帯板状のフレームホルダー25とにより支持
されている。上記マスク本体20の側辺でのマスクフレ
ーム21の溶接は、マスク本体20の側辺中央および上
記フレームホルダー25を避けて、フレームホルダー2
5のスタッドピン係止側から少し離れた位置で溶接され
ている。
像管の長時間動作時、加熱されたフレームホルダー25
のマスクフレーム溶接点からスタッドピン23の中心ま
での長さ方向の熱膨張量が、フレームホルダー25のマ
スクフレーム溶接点からマスクフレーム21のマスク本
体20の側辺溶接点までの間の上記長さ方向と同方向の
熱膨張量とほぼ等しくなるなるように、フレームホルダ
ー25のマスクフレーム溶接点およびマスクフレーム2
1のマスク本体20の側辺溶接点が設定されている。
マスクフレーム溶接点からスタッドピン23の中心まで
の距離をlH 、フレームホルダー25のマスクフレーム
溶接点からマスクフレーム21のマスク本体20の側辺
溶接点間での距離をlF 、フレームホルダー25の熱膨
張をαH 、マスクフレーム21の熱膨張をαF とすると
き、 [数1] lF /lH =(0.75〜1.00)・αH /αF の関係を満たすように、フレームホルダー25のマスク
フレーム溶接点および上記マスクフレーム21のマスク
本体20の側辺溶接点が設定されている。
ームホルダー25がステンレス鋼からなるとき、 [数2] lF =(1.15〜1.45)・lH の関係を満たすように、フレームホルダー25のマスク
フレーム溶接点およびマスクフレーム21のマスク本体
20の側辺溶接点が設定されている。
フレームホルダー25がステンレス鋼からなり、このフ
レームホルダー25がバイメタル素子を介してマスクフ
レーム21に取付けられるとき、 [数3] lF =(0.90〜1.15)・lH の関係を満たすように、フレームホルダー25のマスク
フレーム溶接点およびマスクフレーム21のマスク本体
20の側辺溶接点が設定されている。
支持構造を構成すると、カラー受像管の長時間動作時、
電子ビーム16B ,16G ,16R の衝突により加熱さ
れたマスク本体20の熱がマスクフレーム21やフレー
ムホルダー25に伝わり、これらマスクフレーム21お
よびフレームホルダー25が熱膨張したとき、マスクフ
レーム21のマスク本体20の側辺溶接点が上下方向
(Y軸方向)、左右方向(X軸方向)に動くために生ず
る3色蛍光体層に対する電子ビーム16B ,16G ,1
6R の画面上下、左右、回転方向などの非対称な方向の
ランディングずれを軽減することができ、ホワイトユニ
フォーミティの良好、かつランディング調整容易なカラ
ー受像管とすることができる。
マスクフレーム21の温度がΔtF、フレームホルダー
25の温度がΔtH 上昇し、そのマスクフレーム21の
温度上昇により、フレームホルダー25のマスクフレー
ム溶接点からマスクフレーム21のマスク本体20の側
辺溶接点間の距離lF がΔlF 膨張し、フレームホルダ
ー25の温度上昇により、フレームホルダー25のマス
クフレーム溶接点からスタッドピン23の中心までの距
離lH がΔlH 膨張したとすると、上記非対称な方向の
ランディングずれをなくすためには、膨張によるマスク
フレーム21の側辺溶接点の上下、左右方向に動きを、 ΔlF =ΔlH と同じにすればよく、 ΔlF =lF ・αF ・ΔtF ΔlH =lH ・αH ・ΔtH の関係から、 lF ・αF ・ΔtF =lH ・αH ・ΔtH lF /lH =(ΔtH /ΔtF )・(αH /αF ) が成立する。このうち、ΔtH /ΔtF は、カラー受像
管の長時間動作時の輝度や、マスクフレーム21とフレ
ームホルダー25との溶接状態などによる熱伝導率など
により変化し、一般的には、 ΔtH /ΔtF =0,75〜1.00 である。したがって lF /lH =(0,75〜1.00)・αH /αF とすることにより、マスクフレーム21の側辺溶接点の
上下、左右方向に動きをなくして、電子ビーム16B ,
16G ,16R の非対称な方向のランディングずれをな
くすことができる。
その支持構造を説明する。
がステンレス鋼からなり、マスクフレームのマスク本体
の側辺溶接点がそれぞれ1点であるほぼ矩形状のシャド
ウマスクを図2に示したように支持したカラー受像管に
おいて、フレームホルダーのマスクフレーム溶接点から
スタツドピンの中心までの距離lH を、 lH =36.0mm とし、フレームホルダーのマスクフレーム溶接点および
マスクフレームのマスク本体の側辺溶接点を種々変え
て、カラー受像管を長時間動作させたときの3色蛍光体
層に対する電子ビームのランディングずれを測定した。
図3(a)は、マスクフレームの短辺に溶接されたフレ
ームホルダーのマスクフレーム溶接点からマスクフレー
ムのマスク本体の側辺溶接点までの距離lF と画面上下
方向のランディングのずれ量(ピュリティ移動量)との
関係を、画面上方向の移動を+方向の移動として示した
ものである。また図3(b)は、マスクフレームの長辺
に溶接されたフレームホルダーのマスクフレーム溶接点
からマスクフレームのマスク本体の側辺溶接点までの距
離lF と画面左右方向のランディングのずれ量(ピュリ
ティ移動量)との関係を、画面左方向の移動を+方向の
移動として示したものである。これら図3(a)および
(b)に示した実線27a と破線27b および実線28
a と破線28b の傾斜の相違は、シャドウマスクの仕様
およびカラー受像管動作時のカソード電流の相違などに
よるものである。
28a と破線28b の交点からわかるように、画面上
下、左右方向のランディングのずれ量が0となるフレー
ムホルダーのマスクフレーム溶接点からマスクフレーム
のマスク本体の側辺溶接点までの距離lF は、 lF =46mm〜50mm である。
の温度上昇ΔtH 、マスクフレームの温度上昇ΔtF の
比ΔtH /ΔtF は、 ΔtH /ΔtF =0.87〜0.95 であるから、 lF /lH =(0.87〜0.95)・αH /αF lF =(1.28〜1.39)・lH となり、 lF =(1.28〜1.39)×36.0 =46.1mm〜50.0mm となる。
すものとなる。
がステンレス鋼からなり、マスクフレームのマスク本体
の側辺溶接点がそれぞれ2点であるほぼ矩形状のシャド
ウマスクを図2に示したように支持した。このカラー受
像管において、フレームホルダーのマスクフレーム溶接
点からマスクフレームのマスク本体の2点の側辺溶接点
の中央までを、フレームホルダーのマスクフレーム溶接
点からマスクフレームのマスク本体の側辺溶接点までの
距離として、ランディングのずれ量を評価した。その結
果、図3(a)および(b)に○印30,31で示した
ように、ほぼ破線27b ,28b 上に位置することがわ
かった。このことから、マスクフレームのマスク本体の
側辺溶接点が複数点の場合は、その複数点の中央を溶接
点として、フレームホルダーのマスクフレーム溶接点と
マスクフレームのマスク本体の側辺溶接点との関係を決
定することができる。
ランディングずれを補正するために、軟鋼からなるマス
クフレームにバイメタル素子を介してステンレス鋼から
なるフレームホルダー(バイメタルホルダー)が取付け
られたカラー受像管がある。
るバイメタル素子は、一般に低熱膨張係数のアンバーと
高熱膨張係数のステンレス鋼を貼合わせた構造となって
いる。したがってこのバイメタル素子を構成する低熱膨
張材ーの熱膨張係数をαa 、高熱膨張材の熱膨張係数を
αb とすると、 αa <αH <αb となり、フレームホルダーが数2の関係を満たさず、長
時間動作時のランディングのずれ量(PD−2)は、 [数4] (PD−2)=lF ・αF ・ΔtF −lH ・αH ・Δt
H となる。
ない、画面上下方向のランディングのずれ量を例にとる
と、ΔtH およびΔtF は、図3の破線をもとに求めら
れ、 ΔtH =33℃ ΔtF =30℃ となる。
のランディングずれ評価の条件、すなわち、 lF =54.5mm lH =42.5mm αF =11.6×10-6/℃ (PD−2)=3.9μm から、αH を求めると、 αH =13.3×10-6/℃ となり、バイメタルホルダーの熱膨張係数は、ステンレ
ス鋼からなるフレームホルダーの熱膨張係数の約80%
程度となる。
に溶接されたバイメタルホルダーによりシャドウマスク
を支持するカラー受像管においては、数2の係数を約
0.8倍した関係式 lF =(0.90〜1.15)・lH により、長時間動作時の上下、左右方向のランディング
ずれを軽減することができる。
パネルの内側にほぼ矩形状のマスク本体の周辺部にほぼ
矩形状のマスクフレームがマスク本体の各辺の中央付近
で溶接されてなるほぼ矩形状のシャドウマスクが配置さ
れ、このシャドウマスクがパネルの3側壁に設けられた
3個のスタッドピンとマスクフレームの3側辺に溶接さ
れ各スタッドピンに係止する3個のフレームホルダーと
により支持されてなるカラー受像管において、カラー受
像管の長時間動作時に生ずるフレームホルダーのマスク
フレーム溶接点からスタッドピン中心までの長さ方向熱
膨張量と、フレームホルダーのマスクフレーム溶接点か
らマスクフレームのマスク本体溶接点までの間の上記長
さ方向と同方向のマスクフレームの熱膨張量とがほぼ等
しくなるようにフレームホルダーのマスクフレーム溶接
点およびマスクフレームのマスク本体溶接点を設定し、
また、フレームホルダーの熱膨張係数をαH 、マスクフ
レームの熱膨張係数をαF 、フレームホルダーのマスク
フレーム溶接点からスタッドピン係止点までの間隔をl
H 、フレームホルダーのマスクフレーム溶接点からマス
クフレームのマスク本体溶接点までの間隔をlF とする
とき、 lF /lH =(0.75〜1.00)・αH /αF の関係を満たすようにフレームホルダーのマスクフレー
ム溶接点およびマスクフレームのマスク本体溶接点を設
定することにより、カラー受像管の長時間動作時に生ず
る3色蛍光層に対する電子ビームのランディングずれの
上下、左右、回転成分を軽減でき、長時間動作時のホワ
イトユニフォーミティを良好にすることができ、かつラ
ンディング調整の容易なカラー受像管を構成することが
できる。
ムホルダーがステンレス鋼からなるカラー受像管につい
ては、 lF =(1.15〜1.45)・lH の関係を満たすようにフレームホルダーのマスクフレー
ム溶接点およびマスクフレームのマスク本体溶接点を設
定することにより、同様の効果をもつカラー受像管とす
ることができる。
ルダーがステンレス鋼からなり、このフレームホルダー
がバイメタル素子を介してマスクフレームに取付けられ
るカラー受像管については、 lF =(0.90〜1.15)・lH の関係を満たすようにフレームホルダーのマスクフレー
ム溶接点およびマスクフレームのマスク本体溶接点を設
定することにより、同様の効果をもつカラー受像管とす
ることができる。
構成を示す図である。
ある。
ムホルダーのマスクフレーム溶接点からマスクフレーム
のマスク本体側辺溶接点までの距離と長時間動作時に生
ずるピュリティ移動量との関係を示す図、図3(b)マ
スクフレームの長辺でのフレームホルダーのマスクフレ
ーム溶接点からマスクフレームのマスク本体側辺溶接点
までの距離と長時間動作時に生ずるピュリティ移動量と
の関係を示す図である。
持構造を示す図である。
本体の構成を示す図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 周辺部に側壁が設けられたほぼ矩形状の
パネルの内側にほぼ矩形状のマスク本体の周辺部にほぼ
矩形状のマスクフレームが上記マスク本体の各辺の中央
付近で溶接されてなるほぼ矩形状のシャドウマスクが配
置され、このシャドウマスクが上記パネルの3側壁に設
けられた3個のスタッドピンと上記マスクフレームの3
側辺に溶接され上記各スタッドピンに係止する3個のフ
レームホルダーとにより支持されてなるカラー受像管に
おいて、 カラー受像管の長時間動作時に生ずる上記フレームホル
ダーのマスクフレーム溶接点からスタッドピン中心まで
の長さ方向熱膨張量と、上記フレームホルダーのマスク
フレーム溶接点から上記マスクフレームのマスク本体溶
接点までの上記長さ方向と同方向のマスクフレームの熱
膨張量とがほぼ等しくなるように上記フレームホルダー
のマスクフレーム溶接点および上記マスクフレームのマ
スク本体溶接点が設定されていることを特徴とするカラ
ー受像管。 - 【請求項2】 フレームホルダーの熱膨張係数をαH 、
マスクフレームの熱膨張係数をαF 、上記フレームホル
ダーのマスクフレーム溶接点からスタッドピン中心まで
の距離をlH 、上記フレームホルダーのマスクフレーム
溶接点から上記マスクフレームのマスク本体溶接点まで
の距離をlF とするとき、 lF /lH =(0.75〜1.00)・αH /αF の関係を満たすように上記フレームホルダーのマスクフ
レーム溶接点および上記マスクフレームのマスク本体溶
接点が設定されていることを特徴とする請求項1記載の
カラー受像管。 - 【請求項3】 マスクフレームが軟鋼、フレームホルダ
ーがステンレス鋼からなり、 lF =(1.15〜1.45)・lH の関係を満たすように上記フレームホルダーのマスクフ
レーム溶接点および上記マスクフレームのマスク本体溶
接点が設定されていることを特徴とする請求項1記載の
カラー受像管。 - 【請求項4】 マスクフレームが軟鋼、フレームホルダ
ーがステンレス鋼からなり、このフレームホルダーがバ
イメタル素子を介して上記マスクフレームに取付けら
れ、 lF =(0.90〜1.15)・lH の関係を満たすように上記フレームホルダーのマスクフ
レーム溶接点および上記マスクフレームのマスク本体溶
接点が設定されていることを特徴とする請求項1記載の
カラー受像管。
Priority Applications (8)
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP9129732A Pending JPH10321153A (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | カラー受像管 |
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JP (1) | JPH10321153A (ja) |
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