JPH1032103A - アキシャル型ガラス封入サーミスタ - Google Patents

アキシャル型ガラス封入サーミスタ

Info

Publication number
JPH1032103A
JPH1032103A JP8187155A JP18715596A JPH1032103A JP H1032103 A JPH1032103 A JP H1032103A JP 8187155 A JP8187155 A JP 8187155A JP 18715596 A JP18715596 A JP 18715596A JP H1032103 A JPH1032103 A JP H1032103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermistor element
electrode
thermistor
glass tube
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8187155A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Ouchi
実 大内
Hidefumi Sasaki
英文 佐々木
Etsuro Habata
悦朗 幅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8187155A priority Critical patent/JPH1032103A/ja
Publication of JPH1032103A publication Critical patent/JPH1032103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性不良の発生がなく、自動組立ラインの構
築が容易な生産性に優れたアキシャル型ガラス封入サー
ミスタを提供することを目的とする。 【解決手段】 サーミスタ素子11の電極12面とこれ
に接した何れの面とも、その交わる角度θを、90°>
θ>45°か、もしくは90°<θ<135°の値に加
工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度検出および温
度制御等に使用されるアキシャル型ガラス封入サーミス
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来のアキシャル型ガラス封入
サーミスタについて説明する。
【0003】図3は、従来のアキシャル型ガラス封入サ
ーミスタの断面図である。図3において、1は直方体に
加工されたチップ型のサーミスタ素子で、その両主平面
に形成された電極2に、リード線5が溶接されたジュメ
ット線3が、ガラス管4の圧縮応力により圧接されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記構成では、サーミ
スタ素子1の電極2に、リード線5を溶接したジュメッ
ト線3を、ガラス管4の圧縮応力で圧接させる際に、電
極2面以外の面で圧接されるもの、つまりチップ立ちに
よる特性不良が発生するという問題点を有していた。こ
の特性不良を解消するために、ガラス管4にサーミスタ
素子1を挿入した際に、チップ立ちしたサーミスタ素子
1を倒すという手直しが必要になり、自動組立ラインを
構築する上で障害になっていた。
【0005】本発明は、チップ立ちをなくし、自動組立
が容易で生産性に優れたアキシャル型ガラス封入サーミ
スタを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、サーミスタ素子の主平面に形成した電極
面と、これに交わる何れの面とも、その交わる角度θ
を、90°<θ<135°か、もしくは90°>θ>4
5°とし、チップ立ちを解消するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、両主平面に電極が形成した板状サーミスタ素子の厚
さを、前記電極を形成した主平面の二辺の何れの長さよ
り短く、尚かつその電極面と交わる何れの面とも、その
交わる角度θを90°<θ<135°か、もしくは90
°>θ>45°となるように加工し、このサーミスタ素
子の両電極面に、リード線を溶接したジュメット線をガ
ラス管の圧縮応力により圧接する構造とするものであ
る。これにより、ガラス管に前記サーミスタ素子を挿入
した際に、電極面以外でジュメット線と接触しているサ
ーミスタ素子があったとしても、そのサーミスタ素子は
傾いているため、ガラス管を軽く振動させるだけで容易
にサーミスタ素子を倒すことができる。その結果、確実
にサーミスタ素子の電極面とジュメット線の面が接触
し、ガラス管で封入したとき特性不良の発生がなく、こ
れにより自動組立ラインの構築が容易となり、アキシャ
ル型ガラス封入サーミスタの生産性向上を図ることがで
きるものである。
【0008】以下、本発明の一実施形態について、図
1,図2を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形
態のアキシャル型ガラス封入サーミスタの断面図、図2
は組み立て方法の概念を示す断面図である。図1におい
て、11は主平面に形成した電極12面と、これに交わ
る何れの面とも交わる角度θを90°<θ<135°
か、もしくは90°>θ>45°となるように加工した
板状のサーミスタ素子である。図2において6はガラス
封止治具である。その他の構成部品は従来例と基本的に
同じであるため同一番号を付して説明を簡略化した。
【0009】まず幅0.5mm、長さ0.5mmの主平面に
電極12を形成した、厚さ0.2mmで、θ1を75°及
びθ2を115°に加工したサーミスタ素子11と、両
主平面に電極2を形成した、幅0.5mm、長さ0.5m
m、厚さ0.2mmでθ1,θ2が90°の直方体形状の
従来のサーミスタ素子1とを各々100個作成した。次
に、図2に示すグラファイト製のガラス封止治具6に直
径0.4mmφのリード線5を溶接した直径0.75mmφ
のジュメット線3の面が、電極12面または電極2面と
接触するように面を上に向けて挿入し、前記ジュメット
線3の外周に接するように外径1.57mmφ、内径0.
80mmφ、長さ2.5mmのガラス管4を挿入する。次に
前記サーミスタ素子11またはサーミスタ素子1をガラ
ス管4の内部に挿入し、次いでガラス封止治具6および
ガラス管4を軽く振動させる。次にリード線5を溶接し
たジュメット線3の面を下に向けガラス管4の内面に沿
って挿入する。その後、ガラス封止治具6を窒素雰囲気
炉に入れ630℃の温度で3分間加熱しガラス管4を溶
融軟化させサーミスタ素子11、またはサーミスタ素子
1とジュメット線3の封止を行う。封止後の冷却でガラ
ス管4が冷却硬化し、この圧縮応力によりサーミスタ素
子11またはサーミスタ素子1の電極12面または電極
2面がジュメット線3と圧接されたアキシャル型ガラス
封入サーミスタが得られた。この様にして得られたアキ
シャル型ガラス封入サーミスタの特性を評価し、その特
性不良の発生状況を(表1)に示した。尚、特性不良と
はチップ立ちによる電極12または電極2面間の短絡、
またはオープン不良のことである。
【0010】
【表1】
【0011】(表1)から明らかなように本発明のサー
ミスタ素子11を使用したものの中から特性不良が発生
していなかったのに対し、従来のサーミスタ素子1を用
いたものの中からは8%の特性不良が発生している。こ
れは本発明のサーミスタ素子11は電極12面と交わる
面の交わる角度θ1,θ2を、それぞれ75°および1
15°としているため、ガラス管4にサーミスタ素子1
1を挿入したとき、電極12面以外の面でジュメット線
3と接触しているサーミスタ素子11は傾いているた
め、ガラス封止治具6をガラス管4とともに軽く振動さ
せるだけでサーミスタ素子11が容易に倒れ、ジュメッ
ト線3面と電極12面を正しく接触させることができる
ことによるものである。これに対し従来のサーミスタ素
子1の場合は、電極2面と交わる面の交わる角度がほぼ
直角なため、サーミスタ素子1をガラス管4の内部に挿
入した後に、ガラス封止治具6を軽く振動させても倒れ
にくく、前記のような特性不良が発生した。これを防止
するため、従来は作業者が目視でピンセット等を用いて
電極2面が正しくジュメット線3の面に接するように修
正する必要があった。しかしながらピンセット等でサー
ミスタ素子1の電極2面の方向修正を行っても不良の発
生を完全にゼロに抑えることは困難であった。したがっ
て、本発明のように、サーミスタ素子11の電極12面
とこれに交わる何れの面とも、その交わる角度を90°
より大きいか、または小さい値に加工することが重要
で、ガラス封止治具6に軽い振動を与えるだけで、サー
ミスタ素子11が容易に倒れ特性不良の発生を防止する
ことができる。これにより、自動組立ラインの構築が容
易になり、生産性の優れたアキシャル型ガラス封入サー
ミスタが得られる。またサーミスタ素子1を直方体形状
に切断加工後にバレル研磨等で角を丸くし、倒れやすく
する方法も考えられるが、この方法ではサーミスタ素子
1の電極2面に傷を付けたり、電極2を剥離させたりし
てサーミスタ素子1の性能に影響を与えるために好まし
くない。尚、本実施の形態では、サーミスタ素子11の
電極12面と交わる面の交わる角度θ1を75°及びθ
2を115°で、断面が平行四辺形形状に加工したが、
電極12面と交わる何れの面とも、その交わる角度θを
90°より小さいか、または90°より大きくすること
により本発明の目的を達成することができる。
【0012】
【発明の効果】以上、本発明はサーミスタ素子の電極が
形成された面と、これに接する何れの面とも、その交わ
る角度を90°以外の角度にすることにより、封止治具
にサーミスタ素子を挿入した後に軽く振動を加えること
でサーミスタ素子が確実に倒れ、ガラス管を溶融軟化さ
せて封止したとき、サーミスタ素子の電極面とジュメッ
ト線の面が正しく接した状態で圧接でき、特性不良の発
生がなく、自動組立ラインの構築を容易にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるアキシャル型ガラ
ス封入サーミスタの断面図
【図2】同、アキシャル型ガラス封入サーミスタの製造
方法の概念を示す断面図
【図3】従来のアキシャル型ガラス封入サーミスタの断
面図
【符号の説明】
3 ジュメット線 4 ガラス管 5 リード線 11 サーミスタ素子 12 電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両主平面に電極が形成された板状の素子
    で、その厚みが前記主平面の二辺の長さより短く、また
    電極が形成された面とこれに交わる何れの面とも、その
    交わる角度θが90°<θ<135°か、もしくは90
    °>θ>45°となるように加工されたチップ型サーミ
    スタ素子の両電極にジュメット線をガラス管の圧縮応力
    により圧接した構造のアキシャル型ガラス封入サーミス
    タ。
JP8187155A 1996-07-17 1996-07-17 アキシャル型ガラス封入サーミスタ Pending JPH1032103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8187155A JPH1032103A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 アキシャル型ガラス封入サーミスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8187155A JPH1032103A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 アキシャル型ガラス封入サーミスタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1032103A true JPH1032103A (ja) 1998-02-03

Family

ID=16201094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8187155A Pending JPH1032103A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 アキシャル型ガラス封入サーミスタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1032103A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102789857A (zh) * 2012-08-01 2012-11-21 孝感华工高理电子有限公司 一种小型玻封二极管结构ntc热敏电阻及其制备方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102789857A (zh) * 2012-08-01 2012-11-21 孝感华工高理电子有限公司 一种小型玻封二极管结构ntc热敏电阻及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4507907A (en) Expendable heater sealing process
KR100541506B1 (ko) 글래스내에서의몰리부덴박막밀봉부와이러한몰리부덴박막밀봉부를가지는전기램프
JPH1032103A (ja) アキシャル型ガラス封入サーミスタ
US5321307A (en) Hermetically sealed metal stem or header for semiconductor device
JP2001267190A5 (ja)
JPH0252425B2 (ja)
JPH0590433A (ja) 電子部品用パツケージのメタル壁形成方法
US20090167116A1 (en) Metal base for crystal unit and crystal unit using the same
US3319818A (en) Manufacture of cathode ray tubes for color television
JP3105588B2 (ja) 管球用ステムの製造方法
KR830002462Y1 (ko) 기밀단자(氣密端子)
JP2000097782A (ja) サーミスタ素子とその製造方法及びそれを用いたガラス封入サーミスタ
JPS6018845Y2 (ja) Dhdガラス封止ダイオ−ド
JP2002270734A (ja) 半導体素子封止用ガラス管
JPS5914238A (ja) ガス放電パネル
JPS6290952A (ja) 半導体装置
JPS59186231A (ja) 螢光表示管の製造方法
JP2551141B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0244454Y2 (ja)
JP2021163818A (ja) 半導体パッケージ
JPH03165006A (ja) ガラス封止形サーミスタの製造方法
JPS6020873B2 (ja) 気密端子の製造方法
JPS60241243A (ja) リ−ドフレ−ム
JPH0222542B2 (ja)
JPH07201524A (ja) ガラス封入形サーミスタ