JPH10320708A - 磁気テープ内蔵式記録再生装置 - Google Patents

磁気テープ内蔵式記録再生装置

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JPH10320708A
JPH10320708A JP12937097A JP12937097A JPH10320708A JP H10320708 A JPH10320708 A JP H10320708A JP 12937097 A JP12937097 A JP 12937097A JP 12937097 A JP12937097 A JP 12937097A JP H10320708 A JPH10320708 A JP H10320708A
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magnetic tape
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magnetic
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JP12937097A
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English (en)
Inventor
Kazuya Koseki
和哉 小関
Takao Hiramoto
隆夫 平本
Masahiro Kiyota
雅弘 清田
Yoshihisa Takayama
佳久 高山
Masaki Yoshizawa
正樹 吉沢
Mitsunori Sakama
満則 坂間
Katsumi Maekawa
克己 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本来リムーバルメディアとして使用されてい
た磁気テープを、ハードディスク等と同様に、互換性に
捕われることなく、固定式の記録メディアとして使用す
るようにした最新の磁気テープ内蔵式記録再生装置を提
供するに当って、磁気ヘッドの自動クリーニング機能を
内蔵させること。 【解決手段】 供給及び巻取リール3、4間に巻き付け
られた磁気テープ5と、その磁気テープ5を走行駆動す
る一対のリールモータ6、7及びキャプスタン8と、そ
の磁気テープ5に情報を記録、再生する回転ヘッドドラ
ム11等を1つの密封ケース2内に全て収納したもので
あって、しかも、磁気テープのトップ及び/又はエンド
にクリーニングテープエリア53T、53Eを接続し
て、これらのクリーニングテープエリア53T、53E
で回転ヘッドドラム11の磁気ヘッドを自動クリーニン
グするようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ(C
PU)のデジタル情報を記録、再生するテープストリー
マ、映像情報を記録、再生するテレピション受像機やビ
デオテープレコーダや飛行機における音声情報を記録、
再生するフライトレコーダ等の各種のデータを記録、再
生する各種の情報記憶装置に適用するのに最適な磁気テ
ープ内蔵式記録再生装置であって、磁気テープを固定式
の記録メディアとして使用するようにした最新の技術分
野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、テープストリーマやビデオテ
ープレコーダ等の磁気テープを記録メディアとして使用
する記録再生装置では、磁気テープの互換性が必要とさ
れていたために、磁気テープをテープカセット内に収納
し、カセットローディング機構によるテープカセットの
脱着と、テープローディング機構による磁気テープのロ
ーディング及びアンローディングとの複合動作によって
磁気テープの互換性を実現させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カセットロー
ディング機構によるテープカセットの脱着やテープロー
ディング機構による磁気テープのローディング及びアン
ローディングを行うためには、大きなスペースが必要と
なることから、テープカセットの大きさが制限され、磁
気テープの長さを長くとれないために、記録面積(記録
容量)が小さくなってしまう。また、カセットローディ
ング機構やテープローディング機構は摩耗部品が多く、
高耐久性に欠けることから、品質や信頼性を下げる要因
となっている。また、テープカセットの脱着や磁気テー
プのローディング及びアンローディングの動作中にテー
プダメージを受け易く、磁気テープの耐久性を下げる要
因となっている。
【0004】また、テープカセットの脱着の必要性があ
ることから、磁気テープの走行経路を完全密封するよう
な密封構造をとることができず、異物やダスト等の混入
による故障、ヘッドクロッグやスペーシングロス等によ
る記録、再生のミスや特性の劣化等を招き易い。また、
磁気テープの互換性が必要なためにフレキシブルに最新
技術を投入することができない等の問題があった。な
お、固定式の記録メディアとしてハードディスクを挙げ
ることができるが、ハードディスクは投影面積が同一サ
イズの磁気テープと比較すると、記録面積が明らかに劣
っており、記録容量においては、ハードディスクは磁気
テープに比べて不利である。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、本来リムーバルメディアとして使
用されていた磁気テープを、ハードディスク等と同様
に、互換性に補われることなく、固定式の記録メディア
として使用するようにした最新の磁気テープ内蔵式記録
再生装置を提供するものであるが、その際、クリーニン
グカセット等を全く用いることなく、磁気ヘッドのクリ
ーニングを迅速に行うことができる磁気テープ内蔵式記
録再生装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の磁気テープ内蔵式記録再生装置は、一対の
テープリールに巻き付けられた磁気テープと、その磁気
テープを走行駆動する走行駆動手段と、その磁気テープ
にデータを磁気記録、再生する磁気記録再生手段とを少
なくとも備え、これら磁気テープ、走行駆動手段及び記
録再生手段を1つのケース内に全て収納したものであ
り、しかも、磁気テープのデータ記録エリアのトップ及
び/又はエンドにクリーニングテープエリアを接続した
ものである。
【0007】上記のように構成された本発明の磁気テー
プ内蔵式記録再生装置は、磁気テープ、走行駆動手段及
び磁気記録再生手段を1つのケース内に全て収納したの
で、磁気テープをハードディスク等と同様に、固定式の
記録メディアとして使用することが可能になった。しか
も、磁気テープのデータ記録エリアのトップ及び/又は
エンドにクリーニングテープエリアを接続したので、長
時間の使用によって磁気記録再生手段の磁気ヘッドに磁
性粉その他の異物が付着、堆積してデータの記録、再生
にエラーが発生した場合には、従来のように、クリーニ
ングカセット等を用いることなく、固定式の記録メディ
アとして使用している磁気テープを巻戻し及び/又は早
送りするだけで、その磁気テープに接続されているクリ
ーニングテープエリアで磁気ヘッドを迅速にクリーニン
グすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した磁気テー
プ内蔵式記録再生装置の実施の形態を図を参照して説明
する。
【0009】「磁気テープ内蔵式記録再生装置の第1の
実施形態」まず、図1、図9〜図11によって、磁気テ
ープ内蔵式記録再生装置1の第1の実施形態について説
明する。即ち、この磁気テープ内蔵式記録再生装置1に
は非磁性金属であるアルミニウム等の軽金属や耐熱合成
樹脂等によって形成されたケースである密封ケース2が
使用されている。そして、この密封ケース2はケース本
体2aの上部開口にパッキング2bを介して密着された
ケース蓋体2cを複数のビス2dによってケース本体2
aに固着することによって密封構造のケースに構成され
ている。
【0010】そして、密封ケース2内に一対のテープリ
ールである供給リール3及び巻取リール4に両端が係止
されて巻き付けられた磁気テープ5と、その磁気テープ
5を走行駆動する走行駆動手段を構成する一対のリール
モータである供給リールモータ6及び巻取リールモータ
7、キャプスタン8及びそのキャプスタン8に圧着、離
間自在のピンチローラ10と、磁気テープ5にデータを
ヘリカルスキャン方式によって磁気記録、再生する磁気
記録再生手段を構成する多チャンネルの回転ヘッドドラ
ム11と、磁気テープ5の走行ガイド手段を構成する回
転ヘッドドラム11の両側に配置された一対の傾斜ガイ
ドであるテープ入口ガイド13及びテープ出口ガイド1
4、供給リール3とテープ入口ガイド13との間及び巻
取リール4とテープ出口ガイド14との間にそれぞれ配
置された複数のテープ供給側ガイド15及びテープ巻取
側ガイド16と、走行中の磁気テープ5のテンションを
コントロールする手段であるテープ供給側及びテープ巻
取側テンションレギュレータ17、18等が収納されて
いる。
【0011】そして、密封ケース2のケース本体2aの
下部には板金等で構成されたシャーシ19が複数のビス
によって固着されていて、このシャーシ19にはキャプ
スタン18や回転ヘッドドラム11の回転制御、多チャ
ンネルヘッドによる記録、再生の制御、テープテンショ
ンのコントロールや各種の信号処理を行うためのメイン
回路基板20が水平(密封ケースと平行であること)に
ビス止めされている。そして、このメイン回路基板20
の端部には複数のインターフェース21が取り付けられ
ている。なお、供給リール3及び巻取リール4は供給リ
ールモータ6及び巻取リールモータ7のスピンドル6
a、7aにそれぞれ直結されていて、これら供給リール
3及び巻取リール4は供給リールモータ6及び巻取リー
ルモータ7によって吊下げられた構造に構成されてい
る。従って、密封ケース2内の上層位置に隔壁を構成し
ているモータ取付板兼用のモータ回路基板(板金に絶縁
層を介してプリント配線を施した基板)22が水平に架
設されていて、そのモータ回路基板22に供給リールモ
ータ6及び巻取リールモータ7が取り付けられている。
そして、このモータ回路基板22がフレキシブルプリン
ト基板等によって密封ケース2の密封性を損なうことな
くメイン回路基板18に接続されている。なお、回転ヘ
ッドドラム11はドラムモータ12に直結されている
が、キャプスタン8はドラムモータ12によって兼用し
て回転駆動されるように構成されている。しかし、キャ
プスタン8を独立して回転駆動するキャプスタンモータ
を設けることも可能である。
【0012】そして、この磁気テープ内蔵式記録再生装
置1は各種サイズを採用することが可能であるが、コン
ピュータ業界における3.5インチ・スタンダード・ハ
イト・サイズを考慮した場合には、例えば、磁気テープ
5の幅を8mmに設定し、磁気テープ内蔵式記録再生装
置1全体のサイズは、幅W=101.6mm、高さH=
4.2mm、奥行きD=146mm等に設定することが
可能である。そして、このサイズに設定した場合には、
ハードディスクに比べて磁気テープ5の記録面積(記録
容量)を大幅に増大することが可能となり、極めて長時
間の情報記録を行うことができる。
【0013】そして、この磁気テープ内蔵式記録再生装
置1は、後述するように、コンピュータ用のテープスト
リーマ、テンビジョン受像機やビデオテープレコーダ、
或いは飛行機用のフライトレコーダ等としてこれらのコ
ンピュータ、テレビジョン受像機や飛行機等の各種の情
報記憶装置に内蔵されて使用されるが、その際、この磁
気テープ内蔵式記録再生装置1はシャーシ19の側面及
び下面に形成されている複数のネジ止め用穴(ネジ立て
された穴)19aを利用してネジ止めされ、インターフ
ェース21によって所定の回路に接続される。従って、
この磁気テープ内蔵式記録再生装置1は、本来リムーバ
ルメディアとして使用されていた磁気テープ5を、ハー
ドディスク等と同様に、互換性に捕われることなく、固
定式の記録メディアとして使用するようにしたものであ
り、カセットローディング機構やテープローディング機
構等を省略することができる上に、磁気テープ5を密封
ケース2に内蔵しているので、防塵性も非常に高いもの
となっている。また、メイン回路基板20は密封ケース
2内に配置することも可能であるが、図2〜図4のよう
に、メイン回路基板20を密封ケース2の外部に配置す
ることによって、メイン回路基板20にマウントされて
いるLSI等の発熱部品を磁気テープ5や回転ヘッドド
ラム11等から隔絶することができて、熱影響による磁
気テープ5の劣化や回転ヘッドのヘッドクロッグ等を未
然に防止することができる。そして、供給リールモータ
6及び巻取リールモータ7に直結された供給リール3及
び巻取リール4によって固定式の記録メディアである磁
気テープ5を走行駆動するので、例えば磁気テープの高
速走行から減速するタイミング等、テープ速度のコント
ロールを高精度に、かつ、容易に行える。
【0014】そして、デジタル情報、映像情報、音声情
報等の各種のデータの記録、再生時には、磁気テープ5
をピンチローラ10によってキャプスタン8に圧着し
て、そのキャプスタン8によって磁気テープ5を定速走
行させながら、一対のテンションレギュレータ17、1
8との共働作用によって供給リールモータ6及び巻取リ
ールモータ7で供給リール3及び巻取リール4を回転制
御することによって、磁気テープ5を定テンションで供
給リール3から繰り出し、かつ、巻取リール4で巻き取
るように走行させて、多チャンネルの回転ヘッドドラム
11によって各種の情報を磁気テープ5にヘリカルスキ
ャン方式で多重に記録し、再生することになる。この
際、供給リールモータ6及び巻取リールモータ7の回転
制御のみによって磁気テープ5を定テンションで定速走
行するように構成して、キャプスタン8及びピンチロー
ラ10を省略することができる。また、記録再生手段で
ある回転ヘッドドラム11は、多チャンネルの固定ヘッ
ドに置換することが可能である。更に、磁気テープ5の
早送りや巻戻し等の高速走行時に、多チャンネルの回転
ヘッドドラム11や固定ヘッドに対する磁気テープ5の
テンションを下げる必要が生じる場合には、テープ入口
ガイド13及びテープ出口ガイド14やこれらの両側の
テープ供給側ガイド15及びテープ巻取側ガイド16を
適宜移動させることが可能である。
【0015】なお、磁気テープ5、走行駆動手段、磁気
記録再生手段、回路基板等の全てを密封ケース2内に収
納し、インターフェース21のみを密封ケース2外に露
出させるように構成すれば、後述するコンピュータ、テ
レビジョン受像機やビデオテープレコーダ或いはフライ
トレコーダ等の各種の情報記憶装置に対してこの磁気テ
ープ内蔵式記録再生装置1を脱着可能に装着することが
できる。
【0016】「磁気テープ内蔵式記録再生装置の第2の
実施形態」次に、図12は磁気テープ内蔵式記録再生装
置1の第2の実施形態を示したものであり、この場合、
モニターテレビ40aを備えたパーソナルコンピュータ
や各種制御用コンピュータ等のホストコンピュータ40
の内部に高アクセス性を有する記録再生装置であるハー
ドディスクを用いるハードディスク装置62やMDやM
O等を用いる各種ディスク装置63等の各種情報記憶装
置と共に磁気テープ内蔵式記録再生装置1を内蔵して、
この磁気テープ内蔵式記録再生装置1をハードディスク
装置62等のバックアップ用の情報記憶装置やハードデ
ィスク装置62等と併用して使用するテープストリーマ
の実施形態を示したものである。この場合、図9〜図1
1に示したシャーシ19の複数のネジ止め用穴19aを
利用したネジ止め方式によって磁気テープ内蔵式記録再
生装置1をホストコンピュータ40の内部に固定して用
いる固定方式の使用と、脱着方式の磁気テープ内蔵式記
録再生装置1を用いて、この磁気テープ内蔵式記録再生
装置1をホストコンピュータ40に対して脱着可能に装
着する脱着方式の使用との両方を採用できる。また、こ
の場合、ホストコンピュータ40を載置するパソコンデ
ィスク64の脇等に設置される制御ボックス65の内部
に磁気テープ内蔵式記録再生装置1を1個〜複数個内蔵
して、ホストコンピュータ40の周辺機器として使用す
ることもできる。なおこの場合も、磁気テープ内蔵式記
録再生装置1を制御ボックス65に対して固定式と脱着
方式の両方を採用できる。そして、このように、磁気テ
ープ内蔵式記録再生装置1をハードディスク装置62等
のバックアップ用の情報処理装置やハードディスク装置
62等と併用して使用することにより、極めて大容量の
情報保存が可能なコンピュータ61を実現できる。
【0017】「磁気テープ内蔵式記録再生装置の第3の
実施形態」次に、図13は磁気テープ内蔵式記録再生装
置1の第3の実施形態を示したものであって、この場合
は、磁気テープ内蔵式記録再生装置1をテレビジョン受
像機66やビデオテープレコーダ67の内部に内蔵して
使用するヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置の実
施形態を示したものであり、この場合も、磁気テープ内
蔵式記録再生装置1をテレビジョン受像機66やビデオ
テープレコーダ67内に固定式や脱着方式で装着するこ
とができる。また、従来のカセット脱着式記録再生装置
68と併用することもできる。このように、磁気テープ
内蔵式記録再生装置1をテレビジョン受像機67やビデ
オテープレコーダ67に内蔵させることによって、大容
量の記録が可能となるので、従来のビデオテープレコー
ダのように時間(番組)を指定して予約録画しなくて
も、時間(番組)を指定せずに、全時間で、全番組を自
動録画しておき、後から見たい番組を選択して再生する
といった「過去録画機能」を実現することができる。
【0018】「磁気テープ内蔵式記録再生装置のヘッド
クリーニング装置に関する実施形態」次に、図1〜図8
によって、磁気テープ内蔵式記録再生装置の磁気記録再
生手段である多チャンネルの回転ヘッドドラム11の回
転ヘッドである複数の磁気ヘッド11bをクリーニング
するためのヘッドクリーニングに関する実施の形態につ
いて説明する。
【0019】「磁気テープの第1の実施形態」まず、図
2は、磁気テープ5の第1の実施形態を示したものであ
って、この磁気テープ5は、磁性粉が塗布されたデータ
記録エリア51のトップ51T及びエンド51Eにデー
タトップ認識エリア52T及びデータエンド認識エリア
52Eと、一対のクリーニングテープエリア53T、5
3Eと、絶対テープトップ認識エリア54T及び絶対テ
ープエンド認識エリア54Eを順次帯状に接続したもの
である。そして、絶対テープトップ/エンド認識エリア
54T、54Eの先端であるテープトップTT及びテー
プエンドTEが巻取リール4と供給リール3に固着され
ている。なお、データトップ及びデータエンド認識エリ
ア52T、52Eは透明テープで構成されていて、これ
らにはしま模様であるゼブラパターン56、57が形成
されている。なお、これらのゼブラパターン56、57
のピッチは同じでも良いが、互いに異なるピッチに構成
しても良い。そして、一対のクリーニングテープエリア
53には砥石等の研磨粉58が塗布されていて、この場
合の一対のクリーニングテープエリア53のクリーニン
グ力は互いに等しく構成されている。そして、絶対テー
プトップ/エンド認識エリア54T、54Eは透明なリ
ーダテープで構成されている。
【0020】「磁気テープの第2の実施形態」次に、図
3は、磁気テープ5の第2の実施形態を示したものであ
って、この場合の全体の構成は、図2に示した第1の実
施形態とほぼ等しく構成されているものの、一対のクリ
ーニングテープエリア53をクリーニング力が小さいク
リーニングテープエリア53Sとクリーニング力が大き
いクリーニングテープエリア53Bとの2種類のクリー
ニングテープエリアに構成したものである。なお、図2
及び図3に示した磁気テープ5は、絶対テープトップ/
エンド認識エリア54T、54Eとデータトップ/エン
ド認識エリア52T、52Eが、テープトップ/エンド
TT、TEから図1に示した後述するテープトップ/エ
ンドセンサ31T、31E間までの長さより長く構成さ
れている。
【0021】「磁気テープ内蔵式記録再生装置のヘッド
クリーニング装置の第1の実施形態」次に、図1及び図
4は、磁気テープ内蔵式記録再生装置のヘッドクリーニ
ング装置の第1の実施形態を示したものであって、密封
ケース2内の供給及び巻取リール3、4と、回転ヘッド
ドラム11との間のテープ供給側走行路SR及びテープ
巻取側走行路TRで、供給及び巻取リール3、4に近接
された位置には、光センサ等で構成されていて、磁気テ
ープ5のデータトップ/エンド認識エリア52T、52
E及び絶対テープトップ/エンド認識エリア54T、5
4Eを検出するテープトップセンサ31T及びテープエ
ンドセンサ31Eが内蔵されている。
【0022】次に、図4に示すヘッドクリーニング装置
の制御回路32は、供給及び巻取リール3、4と回転ヘ
ッドドラム11をそれぞれ回転駆動する供給及び巻取リ
ールモータ6、7とドラムモータ12はそれぞれ供給及
び巻取リールモータドライブ回路33、34とドラムモ
ータドライブ回路35に接続されていて、これら3つの
モータドライブ回路33、34、35がメカコントロー
ラ36を介して磁気テープ走行制御手段であるシステム
コントローラ37に接続されている。そして、これら3
つのモータ6、7、12にそれぞれ付設されている周波
数発生器(FG)6b、7b、12aもシステムコント
ローラ37に接続されている。そして、このシステムコ
ントローラ37にはエラーレート(Error rate)の検出
手段であるエラーカウンタ38も接続されている。そし
て、回転ヘッドドラム11の複数の磁気ヘッド11bに
データを送受信するデータ送受信回路はホストコンピュ
ータ40との間でデータの送受信を行うSCSIインタ
ーフェイス41、圧縮/伸長回路42、バッファコント
ローラ43、変調/復調回路44、RFアンプ45、バ
ッファメモリ46等によって構成されている。そして、
システムコントローラ37は、SCSIインターフェー
ス41、圧縮/伸長回路42、バッファコントローラ4
3、変調/復調回路44にそれぞれ接続されている。
【0023】「磁気テープへのデータの記録、再生動
作」次に、図4によって、磁気テープへのデータの記
録、再生動作を説明する。即ち、まず、磁気テープ5は
供給及び巻取リール3、4のほぼ中間位置で、回転ヘッ
ドドラム11の外周にヘリカル状で、ほぼM型にローデ
ィングされていて、この磁気テープ5はテープ巻取側走
行路TR上にてキャプスタン8にピンチローラ10で圧
着されている。そして、システムコントローラ37から
のコマンドによってメカコントローラ36及び3つのモ
ータドライブ回路33、34、35を介して供給及び巻
取リールモータ6、7とドラムモータ12を回転駆動す
ることにより、供給及び巻取リール3、4が回転駆動さ
れると共に、キャプスタン8及び回転ヘッドドラム11
が回転駆動されて、磁気テープ5が供給リール3から繰
り出されて巻取リール4に巻き取られるべく一定速度で
走行駆動される。そして、回転ヘッドドラム11の複数
の磁気ヘッド11bによるヘリカルスキャン方式によっ
て磁気テープ5へのデータの記録、再生が行われる。な
お、磁気テープ5の巻戻し及び早送りはピンチローラ1
0をキャプスタン8から離間させた状態で、供給及び巻
取リール3、4の回転制御によって行われる。この際、
各モータ6、7、12の周波数発生器(FG)6b、7
b、12aからそれぞれの回転速度に合った周波数のパ
ルスがシステムコントローラ37に出力されて、各モー
タ6、7、12の回転速度が制御される。
【0024】そして、この磁気テープ内蔵式記録再生装
置1においては、例えば、データ記録時には、ホストコ
ンピュータ40から、固定長のレコード(record)とい
う伝送データ単位によりSCSIインターフェース41
を介して逐次データが入力され、圧縮/伸長回路42に
供給される。なお、このような磁気テープ内蔵式記録再
生装置1においては、可変長のデータの集合単位によっ
てホストコンピュータ40よりデータが伝送されるモー
ドも存在するが、ここでは説明を省略する。
【0025】そして、圧縮/伸長回路42では、入力さ
れたデータについて必要があれば、所定方式によって圧
縮処理を施す。圧縮方式の一例として、例えばLZ符号
による圧縮方式を採用するのであれば、この方式では過
去に処理した文字列に対して専用のコードが割り与えら
れて辞書の形で格納される。そして、以降に入力される
文字列と辞書の内容とが比較されて、入力データの文字
列が辞書のコードと一致すればこの文字列データを辞書
のコードに置き換えるようにしていく。辞書と一致しな
かった入力文字列のデータは逐次新たなコードが与えら
れて辞書に登録されていく。このようにして、入力文字
列のデータを辞書に登録し、文字列データを辞書のコー
ドに置き換えていくことによりデータ圧縮が行われる。
【0026】なお、ホストコンピュータ40からデータ
が供給される段階においては、例えば、画像データ等に
ついて既に圧縮処理がなされている場合等は、特に、圧
縮/伸長回路42により圧縮処理を行う必要がないこと
から、この場合、圧縮/伸長回路42においては、入力
データの圧縮を行わずに、そのままデータを出力され
る。この圧縮処理を行うか否かの判断は、例えば、予め
ユーザにより可能とされていると共に、SCSIインタ
ーフェース41を介して入力されたデータをシステムコ
ントローラ37が参照して圧縮処理の是非を判別するよ
うにもされている。
【0027】そして、圧縮/伸長回路42の出力は、バ
ッファコントローラ43に供給されるが、バッファコン
トローラ43においてはその制御動作によって圧縮/伸
長回路42の出力をバッファメモリ46に一旦蓄積す
る。このバッファメモリ46に蓄積されたデータはバッ
ファコントローラ43の制御によって、最終的に後述す
るようにしてグループ(group )という磁気テープ5の
40トラック分に相当する固定長の単位としてデータを
扱うようにされ、このデータが変調/復調回路44に供
給される。
【0028】そして、変調/復調回路44では、磁気記
録に適合するように入力データについて変調を行ってR
Fアンプ45に供給する。RFアンプ45で増幅された
記録信号は磁気ヘッド11b中の記録ヘッドに供給され
ることにより磁気テープ5に対するデータの記録が行わ
れることになる。
【0029】また、データ再生動作について簡単に説明
すると、磁気テープ5の記録データが磁気ヘッド11b
中の再生ヘッドによりRF再生信号として再生され、そ
の再生出力はRFアンプ45を介して変調/復調回路4
4に供給されて復調処理が施される。また、この時に、
変調/復調回路44では、データのエラーレートをエラ
ーカウンタ38に出力していて、このエラーカウンタ3
8からホストコンピュータ40に出力されたエラーレー
トがホストコンピュータ40で算出されて、そのエラー
レートがあるしきい値よりも悪化したか否かの判別がホ
ストコンピュータ40によって判別される。
【0030】そして、変調/復調回路44の復調出力は
バッファコントローラ43の制御によってバッファメモ
リ46に一時蓄積され、ここから圧縮/伸長回路42に
供給される。そして、圧縮/伸長回路42では、システ
ムコントローラ37の判断に基づいて、記録時に圧縮/
伸長回路42により圧縮が施されたデータであれば、こ
こでデータ伸長処理を行い、非圧縮データであればデー
タ伸長処理を行わずにそのままパスして出力される。そ
して、圧縮/伸長回路42の出力データはSCSIイン
ターフェース41を介して再生データとしてホストコン
ピュータ40に出力される。
【0031】「ヘッドクリーニング動作の第1の実施形
態」次に、図2に示した磁気テープ5を用いて、回転ヘ
ッドドラム11の複数の磁気ヘッド11bをクリーニン
グするヘッドクリーニング動作の第1の実施形態を図5
のフローチャートによって図1、図2及び図4を参照し
て説明する。即ち、磁気テープ5へのデータの記録、再
生中において、複数の磁気ヘッド11bに磁性粉その他
の異物が付着、堆積して、ヘッドクロックによるデータ
の記録、再生にエラーが発生すると、エラーカウンタ3
8からの出力に基づいてホストコンピュータ40がその
エラーレートを算出する。そして、そのエラーレートが
あるしきい値より悪化した場合には、磁気テープ5とホ
ストコンピュータ40との間でのデータの転送を一時停
止した後に、磁気テープ5の現在位置を記憶して、その
磁気テープ5を一時停止する。
【0032】そして、この時点で、供給リール3と巻取
リール4の何れの側のテープ巻径が大きいか否かをホス
トコンピュータ40で算出する。この際、供給及び巻取
リール3、4のうちの一方のリールを定速回転駆動し
て、他方のリールの回転速度を周波数発生器6b、7b
からの出力によって検出することによりイニシャライズ
を行うことができる。
【0033】そして、供給リールテープ巻径>巻取リー
ルテープ巻径の場合には、供給リール4に磁気テープ5
を巻き取るように巻戻し、供給リールテープ巻径<巻取
リールテープ巻径の場合には、磁気テープ5を巻取リー
ル4に巻き取るように早送りする。そして、磁気テープ
5を磁気テープ5の絶対テープトップ/エンド認識エリ
ア54T、54Eまで磁気テープ5を巻戻し又は早送り
する。
【0034】すると、この間に、磁気テープ5のクリー
ニングテープエリア53T、53Eの何れか一方が回転
継続中の回転ヘッドドラム11の外周を通過する位置ま
で引き出されて、これらクリーニングテープエリア53
T、53Eの何れか一方によって、回転ヘッドドラム1
1の複数の磁気ヘッド11bが自動的にクリーニングさ
れる。
【0035】そこで、この自動ヘッドクリーニングの終
了後に、再び供給及び巻取リール3、4を回転制御し
て、磁気テープ5を前の現在位置まで戻した後、磁気テ
ープ5とホストコンピュータ40との間でのデータの転
送を再開し、磁気テープ5への元のデータの記録、再生
動作を再実行する。
【0036】なお、図6のフローチャートは、磁気テー
プ5の巻戻し又は早送り動作の詳細を示したものであっ
て、ヘッドクリーニングの要求があった場合に、システ
ムコントローラ37から供給及び巻取リールモータドラ
イブ回路33、34に磁気テープ5の巻戻し又は早送り
コマンドを発生して供給リール3又は巻取リール4を回
転制御する。そして、テープトップ/エンドセンサ31
T、31Eが磁気テープ5の絶対テープトップ/エンド
認識エリア54T、54Eのリーダパターン(無模様)
を検出できる位置まで磁気テープ5の巻戻し又は早送り
を行い、そのテープトップ/エンドセンサ31T、31
Eからの出力に基づいてシステムコントローラ37から
供給及び巻取リールモータドライブ回路33、34に停
止コマンドを発生して、磁気テープ5の巻戻し又は早送
りを停止する。
【0037】そして、1回目の自動ヘッドクリーニング
の終了後に、磁気テープ5への元のデータの記録、再生
動作を再実行したにも拘らず、データの記録、再生のエ
ラーが再発した時には、上記の自動ヘッドクリーニング
の動作を再度行うが、この場合には、回転ヘッドドラム
11の外周に引き出された何れか一方のクリーニングテ
ープエリア53T、53Eを回転継続中の回転ヘッドド
ラム11の外周で数回往復動させて、その複数の磁気ヘ
ッド11bを前回よりも強力にクリーニングする。
【0038】この際、図7に示すように、例えば、磁気
テープ5のテープトップTT側のクリーニングテープエ
リア53Tを使用して複数の磁気ヘッド11bをクリー
ニングする時には、テープトップセンサ31Tとテープ
エンドセンサ31Eが絶対テープトップ認識エリア54
Tのリーダパターン(無模様)と、テープエンドセンサ
31Eがデータトップ認識エリア52Tのゼブラパター
ン56とを交互に検出するように磁気テープ5を数回往
復運動(巻戻し−早送り)させれば良い。なお、通常の
磁気テープ5の巻戻し及び早送り時には、テープトップ
/エンドセンサ31T、31Eがデータトップ/エンド
認識エリア52T、52Eのゼブラパターン56、5を
検出した時点で、その磁気テープ5の巻戻し及び早送り
を停止させる。
【0039】また、自動ヘッドクリーニング動作は、ク
リーニングテープエリア53T、53Eの何れか一方を
回転ヘッドドラム11の外周に引き出した状態で、回転
ヘッドドラム11を数秒間回転させるようにして行うこ
ともでき、その際、1回目のヘッドクリーニング時に比
べて2回目のヘッドクリーニング時には、回転ヘッドド
ラム11の回転継続時間を長くして、2回目のヘッドク
リーニングを1回目より強力に行うようにすることもで
きる。
【0040】「ヘッドクリーニング動作の第2の実施形
態」次に、図3に示した磁気テープ5を用いて、回転ヘ
ッドドラム11の複数の磁気ヘッド11bをクリーニン
グするヘッドクリーニング動作の第2の実施形態を図8
のフローチャートによって、図1、図3及び図4を参照
して説明する。即ち、この場合は、磁気テープ5へのデ
ータの記録、再生中にエラーレートが悪化した場合、そ
のエラーレートをエラーカウンタ38でカウント(n=
n+1)するが、この際、エラーレートが設定値(n≧
N)よりも下回った範囲で悪化した場合には、磁気テー
プ5の巻戻し(又は早送り)を行って、クリーニング力
が小さいクリーニングテープエリア53Sを回転ヘッド
ドラム11の外周へ引き出して、その複数の磁気ヘッド
11bを軽くクリーニングする。
【0041】そして、エラーレートが設定値(n≧N)
よりも上回った範囲で悪化した場合には、磁気テープ5
の早送り(又は巻戻し)を行って、クリーニング力が大
きいクリーニングテープエリア53Bを回転ヘッドドラ
ム11の外周に引き出して、その複数の磁気ヘッド11
bを強力にクリーニングする。
【0042】そして、クリーニング力が大きいクリーニ
クリーニングテープエリア53Bで複数の磁気ヘッド1
1bを強力にクリーニングした後に、磁気テープ5への
元の記録、再生を再実行した後のエラーレートをエラー
カウンタ38でカウント(k=k+1)し、そのエラー
レートが限界設定値(k≧K)を越えた場合には、NG
信号を発生して、回転ヘッドドラム11の修理が必要で
あることをユーザに知らせることになる。
【0043】以上、本発明の実施の形態に付き説明した
が、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、本発明はコンピュータのデジタル情報を
記録、再生するテープストリーマ、テレビジョン受像機
の映像情報を記録、再生するビデオテープレコーダや飛
行機における音声情報等を記録、再生するフライトレコ
ーダその他の各種のデータを記録、再生する情報記憶装
置に使用することが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の磁気テ
ープ内蔵式記録再生装置は、次のような効果を奏する。
【0045】請求項1は、磁気テープ、走行駆動手段及
び記録再生手段を1つのケース内に全て収納して、磁気
テープをハードディスク等と同様に、固定式の記録メデ
ィアとして使用することを可能にしたので、従来のよう
にテープカセットを脱着していたものと異なり、磁気テ
ープの長さを著しく長くすることが可能であり、記録面
積(記録容量)の大幅な増大によって大容量の記録再生
装置を実現することができる。また、テープカセットの
脱着や磁気テープのローディング及びアンローディング
の必要性がなくなることから、テープダメージを殆んど
受けず、磁気テープの寿命を大幅に増大することができ
て、例えば、15万シャトルの使用にも耐え得る等、極
めて長日月に亘る高耐久の記録再生装置を実現すること
ができる。また、磁気テープ、走行駆動手段及び記録再
生手段をケース内に収納したことによって、異物やダス
ト等の混入による故障、ヘッドクロッグやスペーシング
ロス等による記録、再生のミスや特性の劣化を未然に防
止することができて、高精度、高性能の記録再生装置を
実現できる。
【0046】請求項1の磁気テープ内蔵式記録再生装置
は、磁気テープのデータ記録エリアのトップ及び/又は
エンドにクリーニングテープエリアを接続して、長時間
の使用によって磁気記録再生手段の磁気ヘッドに磁性粉
その他の異物が付着、堆積してデータの記録、再生にエ
ラーが発生した場合には、従来のように、クリーニング
カセット等を用いることなく、固定式の記録メディアと
して使用している磁気テープを巻戻し及び/又は早送り
するだけで、その磁気テープに接続されているクリーニ
ングテープエリアで磁気ヘッドを迅速にクリーニングす
ることができるようにしたので、磁気テープを完全な固
定式の記録メディアとして有効に使用することができる
と共に、従来のクリーニングカセットを用いるものに比
べて、磁気ヘッドのクリーニング作業を大幅に短縮する
ことができ、かつ、その磁気テープ内蔵式記録再生装置
の耐久性を飛躍的に向上することができる。従って、磁
気ヘッドの自動クリーニング機能を備えた最新の磁気テ
ープ内蔵式記録再生装置を実現することができる。
【0047】請求項2の磁気テープ内蔵式記録再生装置
は、磁気テープのデータ記録エリアのトップ及び/又は
エンドに、そのデータ記録エリアのトップ及び/又はエ
ンドを認識させるデータトップ認識エリア及び/又はデ
ータエンド認識エリアと、クリーニングテープエリア
と、絶対テープトップ認識エリア及び/又は絶対テープ
エンド認識エリアとを順次接続したので、磁気ヘッドの
クリーニングを行うためのクリーニングテープエリアの
引き出しや磁気テープの往復運動等を正確、かつ、容易
に行うことができる。
【0048】請求項3及び請求項7の磁気テープ内蔵式
記録再生装置は、磁気テープの供給側及び/又は巻取側
に配置され、データトップ認識エリア及び/又はデータ
エンド認識エリアと、絶対テープトップ認識エリア及び
/又は絶対テープエンド認識エリアを検出するテープト
ップセンサ及び/又はテープエンドセンサを設けたの
で、磁気ヘッドのクリーニングを行うためのクリーニン
グテープエリアの引き出しや磁気テープの往復運動等を
正確、かつ、容易に行える。
【0049】請求項4の磁気テープ内蔵式記録再生装置
は、磁気テープの走行に伴い、データ記録エリアへのデ
ータの記録、再生中に、そのデータのエラーレートを検
出するエラーレート検出手段と、エラーレートが一定値
以上に達した時に、データの記録、再生を中止して、磁
気テープを絶対テープエンド認識エリア又は絶対テープ
トップ認識エリアまで巻戻し又は早送りし、その間に、
クリーニングテープエリアによって上記磁気記録再生手
段の磁気ヘッドを自動クリーニングするようにした磁気
テープ走行制御手段とを備えたので、磁気テープへのデ
ータの記録、再生中に、データの記録、再生のエラーが
発生した場合に、磁気ヘッドを自動クリーニングするこ
とができる。
【0050】請求項5の磁気テープ内蔵式記録再生装置
は、磁気テープのデータ記録エリアのトップ及びエンド
にクリーニング力が互いに異なる2種類のクリーニンク
グテープエリアを接続したので、エラーレートが少ない
間は、クリーニング力の小さいクリーニングテープエリ
アによって磁気ヘッドを軽くクリーニングするようにし
て、磁気ヘッドの必要以上の摩耗を防止する一方、エラ
ーレートが多くなった時には、クリーニング力の大きい
クリーニングテープエリアによって磁気ヘッドを強力に
クリーニングすることができて、磁気ヘッドの汚れの程
度に対応させた高効率のヘッドクリーニングを行える。
【0051】請求項6の磁気テープ内蔵式記録再生装置
は、磁気テープのデータ記録エリアのトップ及びエンド
に、そのデータ記録エリアのトップ及びエンドを認識さ
せるデータトップ認識エリア及びデータエンド認識エリ
アと、クリーニング力が互いに異なる2種類のクリーニ
ングテープエリアと、絶対テープトップ認識エリア及び
絶対テープエンド認識エリアとを順次接続したので、磁
気ヘッドのクリーニングを行うための2種類のクリーニ
ングテープエリアの選択的な引き出しや磁気テープの往
復運動等を正確、かつ、容易に行える。
【0052】請求項8の磁気テープ内蔵式記録再生装置
は、エラーレートが一定値以上に上昇した時に、データ
の記録、再生を中止して、2種類のクリーニングテープ
エリアのうちのクリーニング力が弱い方を引き出すべく
磁気テープを絶対テープエンド認識エリア又は絶対テー
プトップ認識エリアまで巻戻し又は早送りし、その間
に、クリーニング力の弱いクリーニングテープエリアに
よって磁気記録再生手段の磁気ヘッドを1回目に自動ク
リーニングするようにし、1回目の自動クリーニングが
終了した磁気テープのデータ記録エリアへのデータの記
録、再生を再開して、そのデータのエラーレートをエラ
ーレート検出手段によって再度検出して、そのエラーレ
ートが一定値以下に下降していない時には、データの記
録、再生を再度中止して、2種類のクリーニングテープ
エリアのうちのクリーニング力が強い方を引き出すべく
磁気テープを絶対テープトップ認識エリア又は絶対テー
プエンド認識エリアまで早送り又は巻戻しし、その間
に、クリーニング力の強いクリーニングテープエリアに
よって磁気記録再生手段の磁気ヘッドを2回目に自動ク
リーニングするようにした磁気テープ走行制御手段を備
えたので、磁気テープへのデータの記録、再生中に、デ
ータの記録、再生のエラーが発生した場合に、クリーニ
ング力が互いに異なる2種類のクリーニングテープエリ
アを使い分けながら、磁気ヘッドを高効率に自動クリー
ニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気テープ内蔵式記録再生装
置の実施の形態における第1の実施形態を説明する一部
切欠き平面図である。
【図2】同上の磁気テープ内蔵式記録再生装置に使用さ
れる磁気テープの第1の実施形態を示した図面である。
【図3】同上の磁気テープ内蔵式記録再生装置に使用さ
れる磁気テープの第3の実施形態を示した図面である。
【図4】同上の磁気テープ内蔵式記録再生装置に組込ま
れたヘッドクリーニングのための制御回路を示したブロ
ック図である。
【図5】同上の磁気テープ内蔵式記録再生装置における
ヘッドクリーニング動作の第1の実施形態を説明するフ
ローチャートである。
【図6】図5のフローチャートの一部の詳細を示したフ
ローチャートである。
【図7】図5のフローチャートの他の一部の詳細を示し
たフローチャートである。
【図8】同上の磁気テープ内蔵式記録再生装置における
ヘッドクリーニング動作の第2の実施形態を説明するフ
ローチャートである。
【図9】図1を下方から見た一部切欠き側面図である。
【図10】図1を右方向から見た一部切欠き側面図であ
る。
【図11】図1の背面図である。
【図12】同上の磁気テープ内蔵式記録再生装置におけ
る第2の実施形態を説明する斜視図である。
【図13】同上の磁気テープ内蔵式記録再生装置におけ
る第3の実施形態を説明する斜視図である。
【符号の説明】 1は磁気テープ内蔵式記録再生装置、2はケースである
密封ケース、3はテープリールである供給リール、4は
テープリールである巻取リール、5は磁気テープ、6、
7及び8は走行駆動手段であるリールモータ及びキャプ
スタン、11は磁気記録再生手段である回転ヘッドドラ
ム、11bは磁気ヘッド、51はデータ記録エリア、5
2T、52Eはデータトップ/エンド認識エリア、53
T、53Eはクリーニングテープエリア、53S、53
Bはクリーニング力が異なる2種類のクリーニングテー
プエリア、54T、54Eは絶対テープトップ/エンド
認識エリア、56、57はゼブラパターン、31T、3
1Eはテープトップ/エンドセンサ、32は制御回路、
37は磁気テープ走行制御手段であるシステムコントロ
ーラ、38はエラーレート検出手段であるエラーカウン
タ、40はホストコンピュータである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高山 佳久 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 吉沢 正樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 坂間 満則 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 前川 克己 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースと、 一対のテープリールに巻き付けられて上記ケース内に収
    納された磁気テープと、 上記ケース内に収納されて上記磁気テープを走行駆動す
    る走行駆動手段と、 上記ケース内に収納されて上記磁気テープにデータを磁
    気記録、再生する磁気記録再生手段と、 上記磁気テープのデータ記録エリアのトップ及び/又は
    エンドにクリーニングテープエリアを接続したことを特
    徴とする磁気テープ内蔵式記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記磁気テープのデータ記録エリアのトッ
    プ及び/又はエンドに、そのデータ記録エリアのトップ
    及び/又はエンドを認識させるデータトップ認識エリア
    及び/又はデータエンド認識エリアと、クリーニングテ
    ープエリアと、絶対テープトップ認識エリア及び/又は
    絶対テープエンド認識エリアとを順次接続したことを特
    徴とする請求項1記載の磁気テープ内蔵式記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】上記磁気テープの供給側及び/又は巻取側
    に配置され、上記データトップ認識エリア及び/又はデ
    ータエンド認識エリアと、上記絶対テープトップ認識エ
    リア及び/又は絶対テープエンド認識エリアを検出する
    テープトップセンサ及び/又はテープエンドセンサを設
    けたことを特徴とする請求項2記載の磁気テープ内蔵式
    記録再生装置。
  4. 【請求項4】上記磁気テープの走行に伴い、上記データ
    記録エリアへのデータの記録、再生中に、そのデータの
    エラーレートを検出するエラーレート検出手段と、 上記エラーレートが一定値以上に達した時に、上記デー
    タの記録、再生を中止して、上記磁気テープを絶対テー
    プエンド認識エリア又は絶対テープトップ認識エリアま
    で巻戻し又は早送りし、その間に、上記クリーニングテ
    ープエリアによって上記磁気記録再生手段の磁気ヘッド
    を自動クリーニングするようにした磁気テープ走行制御
    手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載の磁気テ
    ープ内蔵式記録再生装置。
  5. 【請求項5】ケースと、 一対のテープリールに巻き付けられて上記ケース内に収
    納された磁気テープと、 上記ケース内に収納されて上記磁気テープを走行駆動す
    る走行駆動手段と、 上記ケース内に収納されて上記磁気テープにデータを磁
    気記録、再生する磁気記録再生手段と、 上記磁気テープのデータ記録エリアのトップ及びエンド
    にクリーニング力が互いに異なる2種類のクリーニンク
    グテープエリアを接続したことを特徴とする磁気テープ
    内蔵式記録再生装置。
  6. 【請求項6】上記磁気テープのデータ記録エリアのトッ
    プ及びエンドに、そのデータ記録エリアのトップ及びエ
    ンドを認識させるデータトップ認識エリア及びデータエ
    ンド認識エリアと、上記クリーニング力が互いに異なる
    2種類のクリーニングテープエリアと、絶対テープトッ
    プ認識エリア及び絶対テープエンド認識エリアとを順次
    接続したことを特徴とする請求項5記載の磁気テープ内
    蔵式記録再生装置。
  7. 【請求項7】上記磁気テープの供給側及び巻取側の2箇
    所に配置され、上記データトップ認識エリア及びデータ
    エンド認識エリアと、上記絶対テープトップ認識エリア
    及び絶対テープエンド認識エリアを検出するテープトッ
    プセンサ及びテープエンドセンサを設けたことを特徴と
    する請求項6記載の磁気テープ内蔵式記録再生装置。
  8. 【請求項8】上記磁気テープの走行に伴い、上記データ
    記録エリアへのデータの記録、再生中に、そのデータの
    エラーレートを検出するエラーレート検出手段と、 上記エラーレートが一定値以上に上昇した時に、上記デ
    ータの記録、再生を中止して、上記2種類のクリーニン
    グテープエリアのうちのクリーニング力が弱い方を引き
    出すべく上記磁気テープを絶対テープエンド認識エリア
    又は絶対テープトップ認識エリアまで巻戻し又は早送り
    し、その間に、上記クリーニング力の弱いクリーニング
    テープエリアによって上記磁気記録再生手段の磁気ヘッ
    ドを1回目に自動クリーニングするようにし、 上記1回目の自動クリーニングが終了した上記磁気テー
    プのデータ記録エリアへのデータの記録、再生を再開し
    て、そのデータのエラーレートを上記エラーレート検出
    手段によって再度検出して、そのエラーレートが一定値
    以下に下降していない時には、上記データの記録、再生
    を再度中止して、上記2種類のクリーニングテープエリ
    アのうちのクリーニング力が強い方を引き出すべく上記
    磁気テープを絶対テープトップ認識エリア又は絶対テー
    プエンド認識エリアまで早送り又は巻戻しし、その間
    に、上記クリーニング力の強いクリーニングテープエリ
    アによって上記磁気記録再生手段の磁気ヘッドを2回目
    に自動クリーニングするようにした磁気テープ走行制御
    手段を備えたことを特徴とする請求項7記載の磁気テー
    プ内蔵式記録再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287910A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Sony Corp 記録媒体、記録再生装置及び記録再生方法
JP2012174289A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Fujifilm Corp テープ記録媒体、情報記録システム、及び記録テープカートリッジ

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