JPH10320601A - 立体駐輪場 - Google Patents

立体駐輪場

Info

Publication number
JPH10320601A
JPH10320601A JP9147268A JP14726897A JPH10320601A JP H10320601 A JPH10320601 A JP H10320601A JP 9147268 A JP9147268 A JP 9147268A JP 14726897 A JP14726897 A JP 14726897A JP H10320601 A JPH10320601 A JP H10320601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
bicycle parking
card
prepaid card
parking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9147268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3174014B2 (ja
Inventor
Takahiro Tsubota
隆宏 坪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP14726897A priority Critical patent/JP3174014B2/ja
Publication of JPH10320601A publication Critical patent/JPH10320601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3174014B2 publication Critical patent/JP3174014B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体駐輪場の実効収容台数を約2倍にし、か
つ駐輪時間や駐輪場が利用者に提供したサービスに応じ
た公平な課金システムを提供する。 【構成】 プリペイドカードで立体駐輪場の駐輪権を提
供し、利用者毎の駐輪位置を固定せず、夜間駐輪型と昼
間駐輪型とで同じ駐輪位置を2回に使い分ける。また駐
輪時間に応じて課金し、かつ管理人不在の深夜時間は課
金対象から控除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は、自転車やバイク,オー
トバイ等の2輪車の立体駐輪場に関する。
【0002】
【従来技術】発明者は、自転車やバイク,オートバイ等
を数台程度ずつパレットに収容し、リフトで格納棚へと
搬送する立体駐輪場を提案した(特開平8−189,2
20号公報)。2輪車の搬送はパレット単位で行い、パ
レットには駐輪器を多数台設けて、例えばコンベアで駐
輪器の前輪受け台を前後進させる。このような立体駐輪
場はコンピュータ制御による全自動の立体駐輪場で、管
理人はトラブルの防止やユーザーの手助けを行う。また
ユーザーは入出庫通路から2輪車を入庫し、空きのある
パレットであればどのパレットに2輪車を入庫しても良
く、2輪車の入庫位置はイベントドリブンである。
【0003】次に発明者は、立体駐輪場の制御について
検討した。従来の立体駐輪場では、定期券等で利用権を
提供し、利用者毎に専用の駐輪スペースを提供するのが
普通である。この手法では1つの駐輪スペースには1人
の専用の利用者がおり、定期券の発行総数は駐輪スペー
スの数以下に限定される。即ち駐輪スペースと利用者は
1:1に対応し、駐輪スペースの2重化は不可能であ
る。
【0004】
【発明の課題】この発明の課題は、立体駐輪場の物理的
な収容台数を増加させずに、実効的な収容台数を増加さ
せることにある。またこの発明の課題は、上記に伴い、
公平で駐輪場が提供したサービスに応じた課金システム
を提供することにある。請求項2での課題は、深夜等の
管理人不在時を課金対象から控除し、立体駐輪場からの
出庫が不可能な時間帯を課金対象から控除し、より公平
な課金システムを提供することにある。請求項3での課
題は、立体駐輪場が常時プリペイドカードの所有者に駐
輪サービスを提供できるようにすることにある。
【0005】
【発明の構成】この発明は、2輪車を複数台収容するた
めのパレットを、リフトで入出庫フロアと格納棚との間
を搬送するようにした、コンピュータ管理で2輪車の入
庫格納パレットがイベントドリブンな立体駐輪場におい
て、立体駐輪場の利用権をプリペイドカードで利用者に
提供し、かつ各利用者の入庫時刻を記憶して、出庫時刻
と入庫時刻との差から前記プリペイドカードへの課金額
を決定するように構成したことを特徴とする。
【0006】好ましくは、深夜等に非課金時間帯を設け
て、前記出庫時刻と入庫時刻との差から求めた駐輪時間
から、非課金時間帯に属する時間を控除し、控除後の駐
輪時間から課金額を決定する。
【0007】さらに好ましくは、前記立体駐輪場の時間
帯別の稼動率と前記プリペイドカードの発行枚数とを記
憶して、それらの推移からプリペイドカードの発行を制
限するように警告する手段を設ける。
【0008】
【発明の作用と効果】この発明では、バイクや自転車等
の2輪車を複数台収容するためのパレットを、リフトで
入出庫フロアと格納棚との間で搬送する。原則としてリ
フトは複数台設け、また格納棚は各層毎にリフトの両側
に例えば一対ずつ設ける。そして利用者は入出庫フロア
で駐輪が可能なリフトに対して2輪車を駐輪することに
なる。このため利用者毎の駐輪位置は可変で、原則とし
て利用者がどのリフトから入庫するかで定まるイベント
ドリブンなものとなり、各利用者に対して固定の駐輪位
置を提供する必要はない。その結果、夜間等の駐輪時間
を主とする利用者と、昼間の駐輪時間を主とする利用者
の2種類に対して駐輪サービスを提供し、例えば1つの
駐輪スペースを夜間用と昼間用に2重化することができ
る。このため、物理的収容台数が同じでも、立体駐輪場
の実効的な収容台数を約2倍にすることができる。そし
て同じ物理的な設備で実効的な収容台数を増加させれ
ば、その分安価に駐輪サービスをユーザーに提供するこ
とができる。
【0009】さて従来の定期券方式は、物理的な駐輪ス
ペースを所定の期間、利用者の専用にすることに基づい
ている。しかしながらこの発明では、各利用者に対して
専用の駐輪スペースは提供していない。その結果、課金
自体も利用者の実際の駐輪時間に応じたものとすること
が公平である。このため例えば駐輪回数を単位とする利
用権を提供するプリペイドカードを設け、プリペイドカ
ードへの課金は駐輪回数単位とし、かつ駐輪回数は出庫
時刻と入庫時刻との差に基づいて決定するようにする。
即ち1回の駐輪回数に対して定めた上限の時間を超過し
た場合、2回あるいは3回等の駐輪として扱うのであ
る。このようにすれば、実際の駐輪回数と駐輪時間とに
応じて、公平な課金を行うことができる。
【0010】請求項2の発明では非課金時間帯を設け
る。この発明の立体駐輪場はリフト等の機構部分を備え
たものであり、安全上やトラブル処理上の見地から管理
人が必要である。そして一般に深夜等の時間帯には管理
人は不在で、この間は出庫が不能となる。出庫が不能と
なり、駐輪場が提供する駐輪サービスの質が低下してい
る時間帯に、他の時間帯と同様の課金を行うことは公平
ではない。そこで非課金時間帯に属する時間を駐輪時間
から控除し、控除後の駐輪時間に基づいて前記のプリペ
イドカードへの課金を行うようにする。なお非課金時間
帯に対する控除率は100%、即ち非課金時間帯は駐輪
時間から完全に控除する方式でもよく、あるいは非課金
時間帯でも入庫済みの2輪車を保管するというサービス
は提供しているので、この間の控除率を0と100%の
間の値、例えば50%としても良い。
【0011】さて立体駐輪場の運営者は、プリペイドカ
ードの保有者に対して駐輪サービスを提供する義務があ
る。この一方で、できる限り安価に駐輪サービスを提供
するためには、駐輪場の稼動率、即ち駐輪している2輪
車の台数と物理的な収容台数との比を増加させる必要が
ある。発行済みのプリペイドカードの枚数の推移が分か
れば、稼動率が今後増加するか減少するかを予測するこ
とができる。そこで昼間と夜間等の時間帯毎の稼動率の
推移とプリペイドカードの発行枚数の推移とを記憶する
と、将来の稼動率の予測ができ、これに基づいてプリペ
イドカードの発行を制限するように管理人に警告するこ
とができる。また稼動率は時間帯によって異なり、例え
ば夜間の時間帯では稼動率に余裕があるが、昼間の時間
帯には余裕が無いということがある。そのような場合に
は、プリペイドカードを全自動で発券機等で販売する場
合、発券機等で「昼間の時間帯は満車状態です」等の表
示をして販売する。あるいはプリペイドカードの販売に
管理人が介在し、連絡先等を確認してコンピュータに入
力しながら販売する場合、夜間に駐輪するか昼間に駐輪
するかを確認して販売する。このようにすれば、プリペ
イドカードを保有しながら駐輪できないという事態が生
じるのを防ぎながら、稼動率を最大に保つことができ
る。
【0012】
【実施例】図1〜図6に実施例を示す。図1〜図3にお
いて、01は自転車,オートバイ,バイク等の2輪車
で、2は立体駐輪場全体で、4は地上階の入出庫通路で
ある。入出庫通路の両側に好ましくは4〜8基程度のリ
フトスペース6があり、8はリフトで、地上階での通路
4の反対側と上層の両側には格納棚10,12が有り、
10−1〜10−3や12−1〜12−2等の個別の格
納位置がある。そしてリフト8はパレット14を格納棚
10,12に送り込み、あるいはこれらから受け取るこ
とが出来る。リフト8当たりの収容台数は例えば100
〜200台で、駐輪場2当たりの収容台数は例えば10
00台である。またパレット14当たりの駐輪器17
(図2参照)は自転車の場合例えば6台で、バイクの場
合例えば3台である。実施例では6台として説明する。
18は扉で、リフト8当たり6枚有り、個々の駐輪器毎
に個別の扉がある。なお立体駐輪場は自転車用とバイク
用とを併設することが好ましく、これは自転車とバイク
とではパレット14等の規格が異なるからである。
【0013】リフト8は、格納棚10,12との間でパ
レット14を横送りする機構を備え、リフトスペース6
の床面にはコンベア20と駆動モータ22とがあり、例
えばクラッチでモータ22の接続を切り替え、扉18の
開閉とコンベア20の動作とを1台のモータ22で行
う。駐輪器17は凹状の部材で、その中を前輪受け台1
6が走行でき、後輪は凹部の中に保持する。
【0014】歩行者通路4にはリフト8毎の仕切りがあ
り、またリフト8毎の表示、例えば図のA,B,Cがあ
る。そして扉18毎の入庫可能ランプ30(青),出庫
ランプ32(赤)がある。ランプに替えて他の表示を用
いても良く、扉18の2枚毎に各1個の表示30,32
を設けても良い。34はプリペイドカードのカードリー
ドライターで、駐輪場のプリペイドカード(磁気または
IC)を読み取って、入庫や出庫のスイッチ(カードリ
ードライター34に設ける)からの入力で、入庫と出庫
とを受け付ける。カードリードライター34は扉18の
2枚毎に設ける。
【0015】入庫時の手順を示すと、図4−1に示すよ
うにプリペイドカードを入れると扉18が開き、この時
前輪受け台16は通路4側で待機している。図4−2に
示すように、2輪車を前輪受け台16へ差込み軽く押す
と、図示しないセンサが受け台16への荷重を検出して
モータ22を起動し、コンベア20が受け台16を駐輪
器17の奥へ送るように動作する。そして前輪受け台1
6は図示しないキーなどによりコンベア20と係合さ
れ、図4−3のように駐輪器17の奥へと進む。そして
図4−4のように受け台16が駐輪器17の奥へ進み終
ると、コンベア20が停止し、扉18が降り、6台分の
入庫が終ると、図4−5のようにリフト8が上昇し、格
納棚10,12へパレット14を移す。
【0016】出庫時の手順は上記のほぼ逆で、プリペイ
ドカードをリードライター34に入れると、リフト8は
該当2輪車を載せたパレット14を格納棚10,12か
ら受け取り、入出庫通路4に面した位置まで下降する。
次いでコンベア20のキーが前輪受け台16に係合し、
扉18が開いた後にコンベア20が動作して2輪車を通
路4へ送り出す。この時、例えば後輪が通路4へ出た時
点でコンベア20は停止し、サドルを掴んで手前に引く
と2輪車は通路4へ出、同時に受け台16は扉口で停止
する。そして完全に2輪車が通路に出ると、受け台16
への荷重が変わり、これを図示しないセンサで検出し、
扉18が閉まる。
【0017】図5,図6に立体駐輪場の制御を示す。図
5において、34は前記のカードリードライターで、プ
リペイドカードのデータを読み取り、かつ出庫後に課金
を行って駐輪時間で定まる駐輪回数分の利用権を引き落
とす。40はプリペイドカードの発券機で、管理人室の
側等に設け、例えば駐輪回数10回分と50回分の2種
類を発行する。発券機40には図示しない表示画面があ
り、プリペイドカードの案内や、カードの発行を制限す
る場合の表示等を行う。立体駐輪場の場所に応じて、プ
リペイドカード以外に1回毎の駐輪を認めても良い。駐
輪券50回分はほぼ1カ月の通勤通学型の利用に対応
し、10回分は買物等の非定期的な利用での1カ月分の
利用に対応する。そこで50回券の残発行枚数は、今後
1カ月程度の駐輪台数に対応し、この間ほぼ毎日昼間あ
るいは夜間に駐輪が行われるものと期待して良い。また
10回型のプリペイドカードの残発行枚数は、今後1カ
月程度の期間に、不定期に、例えば1日当たりの利用率
が0.3程度で利用される駐輪台数と対応する。そこで
プリペイドカードの残有効発行枚数が分かれば、今後の
立体駐輪場の稼動率を予測することができる。
【0018】42は管理人室で、管理人が常駐して立体
駐輪場を運営し、特に利用者が入庫や出庫を行う際に必
要であれば手助けを行い、また苦情を処理するものとす
る。44は管理人用のキーボードで、46はCRT等の
表示部である。そしてキーボード44からの入力は優先
権を持ち、かつCRT46には立体駐輪場に関する任意
の情報を出力することができ、例えば入庫時刻から2輪
車を検索することや、プリペイドカードの発行日から駐
輪している2輪車を検索すること等ができる。そしてキ
ーボード44はトラブルの復旧等を目的とするので、カ
ードを紛失した利用者等に対して、駐輪している任意の
2輪車を出庫することができる。
【0019】50は制御システムのバスで、52は通信
I/Oで各カードリードライターとバス50とを接続す
る。制御システムの処理部をバス50の右側に示すと、
54はパレット管理部で、56はパレット毎のカードで
あり、各パレットの固有の番号並びに空き数、即ちその
パレットに現在収容可能な2輪車の数、パレットの状
態、即ち格納棚に固定されている、リフトで下降中であ
る、入出庫フロアで入出庫の待機中である、リフトで上
昇中である、の4種類の状態を記憶する。また各パレッ
トには6個の駐輪器があり、各駐輪器毎に駐輪の有無を
記憶している。58はリフト制御部で、59は個々のリ
フト毎のカードであり、リフトの番号並びに現在搬送し
ているパレットの番号及びリフトの状態、即ち待機中、
下降中、入出庫フロアで入出庫作業中、上昇中の4つの
状態を記憶する。リフトの制御ではこれ以外に扉や表示
の制御、前輪受け台16の制御が必要であり、これらは
図1〜図4に示したように行われる。
【0020】60は入庫管理部で、62は個々のカード
毎のレコードを示し、各カード番号と入庫時刻並びに格
納したパレット番号とパレット内アドレスを記憶してい
る。64は課金処理部で、入庫管理部60でカード毎に
記憶した入庫時刻と、カードリードライター34から出
庫指令を受け付けた時点で定まる出庫時刻との差により
駐輪時間を求め、これを例えば6時間や5時間等の1回
分の駐輪時間で割って、課金すべき駐輪回数を決定す
る。なお6時間以下を例えば1回とする課金システムの
場合、7時間の駐輪に対しては駐輪回数を2回分として
課金する。即ち余りは切上げである。立体駐輪場は深夜
には管理人が不在で、出庫作業が不可能となる。これは
管理人不在での出庫により事故等が生じることを防止す
るためである。そこでこの間の時間帯に対しては課金対
象から100%控除し、深夜の時間帯以外の時間帯を課
金対象とする。
【0021】66はカード管理部で、68はカード毎の
レコードであり、カード番号,発行日,残額(残回数)
が記憶されている。そして前記の課金処理部64は、カ
ード管理部66を介して各カードに対し駐輪回数を引き
落とす。プリペイドカードの発行枚数はカード処理部が
記憶し、所定回数使用して使用し終った枚数を発行枚数
から引算する。またカード処理部は、各日毎のプリペイ
ドカードの発行枚数を記憶している。
【0022】70は稼動率管理部で、例えば昼間レコー
ド72と夜間レコード74を作成し、解析警告部76で
これらを解析して、CRT46を介して警告し、発券器
40は使用済みのカードと交換で新たなカードを発行す
るように動作を制限される。昼間レコード72には例え
ば過去3カ月での昼間の稼動率と、1カ月毎に発行した
カードの枚数(カード処理部から転送)が記憶されてい
る。同様に夜間レコード74には過去3カ月の夜間の稼
動率と1カ月毎のカードの発行枚数が記憶されている。
【0023】さて前記のように50回型のプリペイドカ
ードは、発行後約1カ月間昼間あるいは夜間に毎日駐輪
が行われることを予測させる。また10回型のプリペイ
ドカードでは、発行後1カ月程度の間、3日に1回程度
の駐輪が期待される。また過去の総発行枚数が問題なの
ではなく、使用が完了したプリペイドカードや数カ月以
上前に発行され最近使用されていないプリペイドカード
等は重要ではない。解析警告部76では過去3カ月程度
の範囲でのカードの発行枚数の推移を調べ、発行枚数が
増加基調にあるか、減少基調にあるかを判断する。これ
が増加基調にあれば翌月の稼動率は現状よりも増加する
はずである。また昼間と夜間との稼動率の推移をレコー
ド72,74で調べているので、来月の稼動率は、今月
の稼動率にカードの発行枚数が増加しつつあるか減少し
つつあるかを加えれば、予測することができる。
【0024】そして解析警告部76は稼動率の上限とし
て例えば90%との値を持ち、来月の予想稼動率が昼間
あるいは夜間のいずれかでこの値を超過する場合、CR
T46にその旨の警告を行う。この警告は、例えば早朝
に立体駐輪場がスタートする時点で、CRTへの表示と
して行われる。発券機40は例えば管理人室42に接し
て配置されており、上記の警告が行われると、プリペイ
ドカードの発行を制限する。例えば、利用者が保有して
いるプリペイドカードと交換でしか、新しいプリペイド
カードを発行しなくする。即ち稼動率が超過する恐れが
あるとの警告がなされると、発券機40に対して現在保
有しているプリペイドカードを差し込み、それと引き換
えに新たなプリペイドカードが発行され、発行機40は
使用済みのプリペイドカードを返却しない状態に入る。
あるいは夜間の稼動率には余裕があるが、昼間の稼動率
には余裕が無い等の場合、発券機40の画面に「昼間は
満車状態です」等の警告を行って、プリペイドカードは
通常通りに発売する。このようにしても、なおかつ昼間
利用型等の2輪車に対して夜間利用を前提にプリペイド
カードが販売される可能性がある。しかしそのような2
輪車の台数は少ないはずであり、例えば1時貸し等の駐
輪スペースを割り当てることや、臨時の駐輪用のスペー
ス等を割り当てることで対処できる。このようにすれば
プリペイドカードの発行超過によるトラブルを防止する
ことができる。
【0025】図6に、出庫作業を例に立体駐輪場の制御
を示す。カードリードライター34に出庫の要求がある
とカード番号からパレット番号を特定し、リフトはパレ
ットを入出庫エリアへ搬送し、該当する駐輪器に対応す
る扉が開き、前輪受け台が扉側へ移動して、2輪車を通
路側へ出庫する。これと同時に課金処理部64は、出庫
時刻から入庫時刻を引算して駐輪時間を求め、この間に
深夜の無料時間帯(非課金時間)が含まれている場合、
無料駐輪時間を100%控除し、控除後の駐輪時間が6
時間超か、6時間以下かを求める。そして駐輪時間が6
時間以下の場合、駐輪回数を1回とし、6時間超で12
時間以下の場合2回とし、以下同様に6時間毎に1回の
駐輪回数とする。そしてこの駐輪回数をプリペイドカー
ドから引き落とす。これで1回分の出庫作業が終了し、
次の出庫要求があればそれの処理に移る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の立体駐輪場の断面図
【図2】 実施例での前輪台車や扉の駆動系を示す斜
視図
【図3】 実施例の立体駐輪場の入出庫通路を示す斜
視図
【図4】 実施例での2輪車の入庫作業を示す図
【図5】 実施例の立体駐輪場の制御系の構成を示す
【図6】 実施例立体駐輪場での出庫の制御アルゴリ
ズムを示す図
【符号の説明】
01 2輪車 2 立体駐輪場 4 入出庫通路 6 リフトスペース 8 リフト 10,12 格納棚 14 パレット 16 前輪受け台 17 駐輪器 18 扉 20 コンベア 22 モータ 30 入庫可能ランプ 32 出庫ランプ 34 カードリードライター 40 発券機 42 管理人室 44 キーボード 46 CRT 50 バス 52 通信I/O 54 パレット管理部 56 パレットカード 58 リフト制御部 59 リフトカード 60 入庫管理部 62 入庫レコード 64 課金処理部 66 カード管理部 68 カードレコード 70 稼動率管理部 72 昼間レコード 74 夜間レコード 76 解析警告部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2輪車を複数台収容するためのパレット
    を、リフトで入出庫フロアと格納棚との間を搬送するよ
    うにした、コンピュータ管理で2輪車の入庫パレットが
    イベントドリブンな立体駐輪場において、 立体駐輪場の利用権をプリペイドカードで利用者に提供
    し、かつ各利用者の入庫時刻を記憶して、出庫時刻と入
    庫時刻との差から前記プリペイドカードへの課金額を決
    定するように構成したことを特徴とする、立体駐輪場。
  2. 【請求項2】 非課金時間帯を設けて、前記出庫時刻と
    入庫時刻との差から求めた駐輪時間から、非課金時間帯
    に属する時間を控除し、控除後の駐輪時間から課金額を
    決定するようにしたことを特徴とする、請求項1の立体
    駐輪場。
  3. 【請求項3】 前記立体駐輪場の時間帯別の稼動率と前
    記プリペイドカードの発行枚数とを記憶して、それらの
    推移からプリペイドカードの発行を制限するように警告
    する手段を設けたことを特徴とする、請求項2の立体駐
    輪場。
JP14726897A 1997-05-20 1997-05-20 立体駐輪場 Expired - Fee Related JP3174014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14726897A JP3174014B2 (ja) 1997-05-20 1997-05-20 立体駐輪場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14726897A JP3174014B2 (ja) 1997-05-20 1997-05-20 立体駐輪場

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10320601A true JPH10320601A (ja) 1998-12-04
JP3174014B2 JP3174014B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=15426386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14726897A Expired - Fee Related JP3174014B2 (ja) 1997-05-20 1997-05-20 立体駐輪場

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3174014B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006059208A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Amano Corp 駐車場用定期券システム及び定期券を使用する駐車場管理システム
JP2010523439A (ja) * 2007-04-12 2010-07-15 ヘーネル アンド カンパニー 複数のラックユニット及び搬送室を含む収納ラックにおける収納物の収納方法並びにそのような収納ラック
JP2010536687A (ja) * 2007-08-29 2010-12-02 ヘーネル アンド カンパニー 搬送装置を備えた収納ラック
NL2009242C2 (nl) * 2012-07-27 2014-01-28 W A Benecke Beheer B V Opslag voor het ondergronds opslaan van fietsen.

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210355608A1 (en) 2018-09-25 2021-11-18 The Pilot Ink Co., Ltd. Reversibly thermochromic composite fiber

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006059208A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Amano Corp 駐車場用定期券システム及び定期券を使用する駐車場管理システム
JP2010523439A (ja) * 2007-04-12 2010-07-15 ヘーネル アンド カンパニー 複数のラックユニット及び搬送室を含む収納ラックにおける収納物の収納方法並びにそのような収納ラック
JP2010536687A (ja) * 2007-08-29 2010-12-02 ヘーネル アンド カンパニー 搬送装置を備えた収納ラック
US8920098B2 (en) 2007-08-29 2014-12-30 Hänel & Co. Storage rack having transport device
NL2009242C2 (nl) * 2012-07-27 2014-01-28 W A Benecke Beheer B V Opslag voor het ondergronds opslaan van fietsen.
WO2014017919A1 (en) * 2012-07-27 2014-01-30 W.A. Benecke Beheer B.V. Storage for storing bicycles
CN104661905A (zh) * 2012-07-27 2015-05-27 W.A.贝奈克管理公司 用于存放自行车的仓库

Also Published As

Publication number Publication date
JP3174014B2 (ja) 2001-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3541308A (en) Automated parking facility
EP0212842B1 (en) Control system
JP3174014B2 (ja) 立体駐輪場
JP3206803B2 (ja) 共用車両管理システム
US6230971B1 (en) Transaction-oriented electronic accommodation system
JP3394883B2 (ja) 車両共用システムにおける駐車場管理システムおよび管理方法
JPH07296207A (ja) 駐車料金精算システム
JP2003331395A (ja) 駐車管理システム
KR20000008554A (ko) 입체 주륜장
JPS6139181A (ja) 改札装置
JP2004060194A (ja) 駐車場管理システム及び駐車場管理方法
JP2958279B2 (ja) 立体駐輪場
JP2690166B2 (ja) 自動券売システム
JPH0675272B2 (ja) タクシ−のカ−ド化システム
JPS6351312B2 (ja)
JP4103464B2 (ja) 駐車場入庫管理機
JP3083122B2 (ja) 自動改札機
JPH0290390A (ja) 自動改札装置
JP2003041793A (ja) 機械式駐車装置とその運用方法及び運用制御プログラム
JP2003090139A (ja) 駐輪装置の入出庫装置
JP3033659U (ja) 駐車システム管理装置
JPS6319864Y2 (ja)
JPS5853663Y2 (ja) 自動精算機
EP0921502A2 (en) A charging system of a parking space
JP2536818B2 (ja) タクシ−用プリペイカ−ド方式

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees