JPH10320483A - 一番人気投票券発行機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 真の一番人気の投票券を確実に購入すること
ができ、購入時の手順を簡単にすることができる一番人
気投票券発行機を提供する。 【解決手段】 投票券用紙を収容して繰り出す投票券用
紙ホルダ１４と、賭式、レース番号、および金額の所望
の申込み内容を入力する入力部１０と、入力された申込
み内容を表示する表示部１１および１２と、有効な賭
式、レース番号等を管理する上位システム２と前記申込
み内容の問い合わせ等を行う通信部１３と、上位システ
ム２との通信結果に基づいて、少なくとも前記入力され
た申込み内容を、投票券用紙ホルダ１４から繰り出され
る投票券用紙の所定の位置に印字して、該投票券用紙を
一番人気投票券として排出する印字部１５とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、競輪、競馬、競
艇、オートレース等の公営競技における一番人気の投票
券を発行するための新規な投票券発行機に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来、公営競技場において、入場者（以
下、ファンと言う）が所望レース番号の一番人気の投票
券を購入するにあたっては、表示媒体（モニタ、表示
盤）や印字媒体（オッズプリンタ出力用紙）におけるオ
ッズに基づいてその時点での一番人気の組番・番号を判
断し、以後は通常の投票券購入時と同様に、所定の申込
み内容（開催場、賭式、レース番号、組番・番号および
金額）を投票カードにマーキングし、投票券発行窓口に
現金を添えて申込むようにしている。また、窓口では、
投票券発行窓口係員（以下、従事員と言う）が、投票カ
ードを投票券発行機に挿入し、該投票券発行機におい
て、投票カードを読み取らせて申し込み内容に不備があ
るか否かを自動判定させ、不備がある場合は、ファンに
投票カードの訂正等の対応を行わせ、不備が無い場合
は、ファン用表示器に申し込み内容を表示させてファン
に確認を取ってから、該投票券発行機から投票券を発行
させるようにしている。その後、従事員は、投票券発行
機の表示部に表示された申し込み内容と投票券および現
金とを確認して、ファンに投票券を手渡すようにしてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】オッズ情報は、投票券
の発売期間中、時々刻々と変化するため、一番人気の組
番・番号を判断することは極めて困難である。最も確か
らしい一番人気の投票券を購入するためには、締切り時
間直前まで待たなければならない。しかしながら、特
に、初心者および高齢者のファンは投票カードのマーキ
ングが遅く、締切り時間直前まで待っていては、投票券
を買いそびれる恐れがある。また、従事員は、本来なら
賭式毎に一種類であるはずの一番人気の投票券の購入で
あるにも係わらず、他の申込みと同じように、投票券発
行機の表示部で該当投票券と照合しなければならない。

【０００４】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、簡単な手順で真の一番人気の投票券を発行できる
ように適切に構成した一番人気投票券発行機を提供する
ことを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、公営競技における一番人気の投票券を
発行する一番人気投票券発行機であって、投票券用紙を
収容して繰り出す投票券用紙ホルダと、賭式、レース番
号、および金額の所望の申込み内容を入力する入力部
と、入力された申込み内容を表示する表示部と、有効な
賭式、レース番号等を管理する上位システムと前記申込
み内容の問い合わせ等を行う通信部と、前記上位システ
ムとの通信結果に基づいて、少なくとも前記入力された
申込み内容を、前記投票券用紙ホルダから繰り出される
投票券用紙の所定の位置に印字して、該投票券用紙を一
番人気投票券として排出する印字部とを具えることを特
徴とするものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】図１は、本発明による一番人気投
票券発行機の一実施形態を示すブロック図である。この
一番人気投票券発行機１は、有効な賭式、レース番号等
を管理する上位システム２に電気的に接続されて各投票
券発行窓口にそれぞれ配置されるもので、申込み内容
（賭式、レース番号、金額）および発行指示を入力する
入力部１０と、前記申込み内容等を表示する従事員用表
示部１１およびファン用表示部１２と、上位システム２
と申込み内容の問い合わせ等の所要の通信を行うための
通信部１３と、投票券用紙を収容して繰り出す投票券用
紙ホルダ１４と、前記投票券用紙に前記申込み内容等を
印字して排出する印字部１５と、各部の動作を制御する
制御部１６とを具える。投票券用紙ホルダ１４は、例え
ば、ロール状態の投票券用紙を収容して繰り出すか、複
数枚の投票券用紙を収容して１枚ずつ繰り出すように構
成したものとする。なお、上位システム２は、締切り時
における一番人気の組番・番号に、一番人気投票券発行
機１によって発行された投票データも加えてオッズを計
算する。

【０００７】以下、この実施形態の動作を、図２に示す
フローチャートを参照しながら説明する。ステップ２１
でファンは、一番人気投票券を購入する旨と、所望の賭
式、レース番号および金額を従事員に告げ、現金を手渡
す。従事員は、賭式をステップ２２で入力し、レース番
号をステップ２３で入力し、金額をステップ２４で入力
する。ステップ２５において、従事員は、従事員用表示
部１１に表示される入力された申込み内容を確認すると
共に、ファンにファン用表示部１２に表示される前記申
込み内容を確認させ、その内容が正しい場合はステップ
２６に進み、間違っている場合はステップ２８において
訂正処理を行い、ステップ２５で再度確認する。ステッ
プ２６で従事員は、発行指示を入力し、通信部１３は、
前記申込み内容を上位システム２に送信し、発行許可を
受ける。ステップ２７において、印字部１５は、入力さ
れた申込み内容に基づいて、投票券用紙ホルダ１４から
繰り出される投票券用紙の所定の位置に印字し、一番人
気投票券として排出する。

【０００８】図３は、この実施形態によって発行される
一番人気投票券の一例を示すものであり、開催場、開催
回日、暦年、施行者、レース番号、賭式、購入金額、購
入枚数、および一番人気投票券であることを示す購入内
容が印字されている。なお、購入内容や開催場名、施行
者名は、前記投票券用紙に予め印字しておいても、図２
のステップ２７において前記申込み内容と共に印字して
もよい。

【０００９】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、賭式、
レース番号および金額の所望の申込み内容を入力するだ
けの簡単な手順で真の一番人気の投票券を発行すること
ができる。したがって、ファンは、一番人気の投票券を
購入するにあたって、一番人気の組番・番号を判断する
ために締切り時間直前まで待つことなく、確実に一番人
気の投票券を購入することができるので、締切り時間直
前の申込みが減り、窓口の混雑が緩和されると共に、組
番または番号の入力訂正や確認が不要となるので窓口効
率が向上する。また、当該レース締切りまで、一番人気
の投票券は賭式毎に一種類で限定されるため、ゲーム感
覚で投票するファンが増え、売上増が見込まれる。さら
に、初心者および高齢者のファンは、比較的一番人気の
投票券を購入する場合が多く、本発明による一番人気投
票券発行機では口頭で賭式、レース番号および金額を申
し込むため、投票カードにマーキングする必要がなくな
り、購入しやすくなると共に、投票カードのランニング
コストが低減する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る一番人気投票券発行機の一実施形
態を示すブロック図である。

【図２】図１に示す実施形態の動作を説明するためのフ
ローチャートである。

【図３】本発明に係る一番人気投票券から出力される一
番人気投票券の一例を示す図である。

【符号の説明】

１ 一番人気投票券発行機 ２ 上位システム １０ 入力部 １１ 従事員用表示部 １２ ファン用表示部 １３ 通信部 １４ 投票券用紙ホルダ １５ 印字部 １６ 制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 公営競技における一番人気の投票券を発
   行する一番人気投票券発行機であって、 投票券用紙を収容して繰り出す投票券用紙ホルダと、 賭式、レース番号、および金額の所望の申込み内容を入
   力する入力部と、 入力された申込み内容を表示する表示部と、 有効な賭式、レース番号等を管理する上位システムと前
   記申込み内容の問い合わせ等を行う通信部と、 前記上位システムとの通信結果に基づいて、少なくとも
   前記入力された申込み内容を、前記投票券用紙ホルダか
   ら繰り出される投票券用紙の所定の位置に印字して、該
   投票券用紙を一番人気投票券として排出する印字部とを
   具えることを特徴とする一番人気投票券発行機。