JPH10319912A - 液晶ディスプレイユニットの消費電力低減装置 - Google Patents

液晶ディスプレイユニットの消費電力低減装置

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JPH10319912A
JPH10319912A JP7012797A JP7012797A JPH10319912A JP H10319912 A JPH10319912 A JP H10319912A JP 7012797 A JP7012797 A JP 7012797A JP 7012797 A JP7012797 A JP 7012797A JP H10319912 A JPH10319912 A JP H10319912A
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JP
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signal
circuit
video signal
liquid crystal
input
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JP7012797A
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Masaki Ono
正貴 小野
Jiyunrou Yonemitsu
潤郎 米光
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Nanao Corp
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Nanao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックライト16の耐用寿命を短くすること
なく、不使用時の無駄な消費電力を最少に抑える。 【解決手段】 外部からの入力ビデオ信号Sj (j=
1、2)の有無を検出する入力検出回路21と、第1、
第2の制御信号Sc1、Sc2を出力する制御回路22とを
設ける。制御回路22は、入力ビデオ信号Sj の消失時
間が短いときは、第1の制御信号Sc1を介し、ビデオ信
号回路12の電源を遮断するとともにバックライト16
を減光させ、消失時間が長いときは、第2の制御信号S
c2を介し、液晶パネル14の駆動電源14a、バックラ
イト16のインバータ16aの電源を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてコンピ
ュータシステムのビデオモニタとして使用する液晶ディ
スプレイユニットにおいて、不使用時の無駄な消費電力
を最少に抑えるための液晶ディスプレイユニットの消費
電力低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外部からの入力ビデオ信号が消失する
と、その時点からの経過時間が所定時間を超えたことを
検出してバックライトの電源を遮断するコンピュータシ
ステム用の液晶表示装置が提案されている(特開平5−
165410号公報)。ただし、ここでいうバックライ
トとは、液晶パネルの表示画面を背後から照光し、表示
画面に所定の明るさを与えるための補助照明をいう。ま
た、入力ビデオ信号とは、映像信号と同期信号とを総称
していうものとし、このときの同期信号は、映像信号と
同一ライン上に複合されていてもよく、映像信号と別ラ
イン上に分離されていてもよい。
【0003】このものは、入力ビデオ信号の有無を検出
する検出回路と、検出回路の出力によって作動するタイ
マと、タイマからの出力信号によって開閉制御する電源
スイッチとを備えており、電源スイッチは、バックライ
トの電源ラインに挿入されている。そこで、このもの
は、外部からの入力ビデオ信号が消失すると、検出回路
を介してタイマを起動させ、タイマに設定する設定時間
の経過によって電源スイッチを開き、バックライトを消
灯させて無駄な消費電力を少なくし、バックライトの耐
用寿命を長くすることができるという。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、バックライトの電源は、外部からの入力ビデオ
信号が消失してから設定時間の経過後に遮断されるか
ら、バックライトの点滅頻度が過大となり、その耐用寿
命を却って短くしてしまうことがあるという問題があっ
た。また、この問題を回避するために、タイマの設定時
間を長くすれば、バックライトが点灯し続けることによ
る無駄な消費電力を有効に削減することができなくなっ
てしまう。なお、このような点滅頻度による耐用寿命の
短縮は、バックライトが冷陰極蛍光放電管である場合に
殊に顕著である。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、ビデオ信号回路、液晶パネルの電源遮
断制御と、バックライトの減光制御、電源遮断制御とを
組み合わせることによって、バックライトの耐用寿命を
不当に短くすることなく、全体としての無駄な消費電力
を効果的に低減させることができる液晶ディスプレイユ
ニットの消費電力低減装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、入力ビデオ信号
の有無を検出する入力検出回路と、入力検出回路からの
入力検出信号に基づき、入力ビデオ信号の消失時間(入
力ビデオ信号の消失時点からの経過時間をいう、以下同
じ)によって第1、第2の制御信号を出力する制御回路
とを備えてなり、制御回路は、第1の制御信号により、
ビデオ信号回路の電源を遮断するとともに液晶パネルの
バックライトを減光させ、第2の制御信号により、液晶
パネル、バックライトの電源を遮断することをその要旨
とする。
【0007】なお、入力検出回路は、同期信号または映
像信号の有無によって入力ビデオ信号の有無を検出する
ことができる。
【0008】第2発明の構成は、入力ビデオ信号の同期
信号の有無を検出して第1、第2の制御信号を出力する
制御回路を備えてなり、制御回路は、第1の制御信号に
より、ビデオ信号回路の電源を遮断するとともに液晶パ
ネルのバックライトを減光させ、第2の制御信号によ
り、液晶パネル、バックライトの電源を遮断することを
その要旨とする。
【0009】なお、第1発明、第2発明において、制御
回路は、第1の制御信号により、液晶パネルに黒信号を
入力させることができ、さらに、バックライトに給電す
るインバータのデューティ制御をすることができる。
【0010】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、入力検出
回路は、入力ビデオ信号の有無を検出し、制御回路は、
入力ビデオ信号の消失時間によって第1、第2の制御信
号を出力する。そこで、制御回路は、入力ビデオ信号の
消失時間が短いときは、第1の制御信号を介してビデオ
信号回路の電源を遮断するとともにバックライトを減光
させることにより、第1段階の電力低減動作を実現し、
入力ビデオ信号の消失時間が長いときは、第2の制御信
号を介して液晶パネル、バックライトの各電源を遮断す
ることにより、第2段階の電力低減動作を実現すること
ができる。なお、ビデオ信号回路は、第2段階において
も、第1段階に引き続いて、その電源が当然に遮断され
ているものとする。また、入力検出回路が入力ビデオ信
号の復帰を検出すると、制御回路は、第1、第2の制御
信号の双方をリセットし、ビデオ信号回路、液晶パネ
ル、バックライトの全部を元の正常な作動状態に復帰さ
せる。
【0011】入力検出回路を介し、同期信号の有無によ
って入力ビデオ信号の有無を検出すれば、制御回路は、
第1の制御信号を介し、初段のビデオ増幅器を含むビデ
オ信号回路の全体の電源を遮断することができる。一般
に、同期信号は、入力ビデオ信号が複合ビデオ信号(映
像信号と同期信号とが同一ライン上に複合されているビ
デオ信号をいう、以下同じ)であっても、ビデオ増幅器
を介することなく、ビデオ入力端子に分岐接続する同期
分離回路によって抽出することができるからである。ま
た、映像信号の有無によって入力ビデオ信号の有無を検
出すれば、入力検出回路の構成を簡単にすることができ
る。
【0012】第2発明の構成によるときは、制御回路
は、入力ビデオ信号の同期信号の有無を検出して第1、
第2の制御信号を出力し、第1、第2の制御信号を介
し、第1発明と同等の第1、第2段階の電力低減動作を
実現することができる。ただし、このときの入力ビデオ
信号の同期信号は、ディスプレイユニットを接続するコ
ンピュータ側において、たとえばマウス、キーボード、
モデム等の入力機器の不動作時間を監視し、不動作時間
の長短によって、第1の制御信号に対応する第1段階、
第2の制御信号に対応する第2段階に応じて、それぞれ
水平同期信号、垂直同期信号の一方を消失させ、また
は、これらの双方を消失させるものとする。なお、コン
ピュータ側の電源を遮断すれば、水平同期信号、垂直同
期信号の双方が消失し、制御回路は、第2の制御信号を
介して第2段階の電力低減動作を当然に実現することが
できる。
【0013】第1発明、第2発明において、第1の制御
信号により、制御回路が液晶パネルに黒信号を入力させ
ると、液晶パネルは、黒画面を表示し、バックライトか
らの光を前面に全く放出させることがなく、使用者に違
和感を与えることがない。このときの液晶パネルは、第
1段階の電力低減動作の状態にあり、入力ビデオ信号が
ないために何らの画像をも表示しないのが自然であっ
て、それにも拘らずバックライトの光が前面に放出され
ると、極めて奇異な感じを与えることが否めないからで
ある。
【0014】第1の制御信号によりインバータをデュー
ティ制御すれば、バックライトが冷陰極蛍光放電管であ
っても、減光時のちらつき等を生じるおそれがなく、大
幅な減光制御を安定に実現することができる。ただし、
ここでいうデューティ制御とは、バックライトの駆動用
電源として高周波インバータを使用し、所定の周期ごと
にインバータの作動時間幅を所定のデューティ比に設定
する制御形式をいう。たとえば、冷陰極蛍光放電管に給
電するインバータの作動周波数を数10kHzに設定
し、数mSの周期ごとにデューティ比約10〜100%
の減光制御をするとき、有害なちらつきは全く発生しな
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0016】液晶ディスプレイユニットの消費電力低減
装置は、入力検出回路21、制御回路22を備えてなる
(図1)。
【0017】液晶ディスプレイユニットは、ビデオ入力
端子VTj (j=1、2)に接続する入力選択回路11
に対し、ビデオ信号回路12、ゲートアレイ回路13、
液晶パネル14を縦続するとともに、ビデオ入力端子V
Tj に分岐接続する同期分離回路15と、液晶パネル1
4を照光するバックライト16とを備えて構成されてい
る。同期分離回路15の出力は、ゲートアレイ回路13
に接続されている。また、液晶パネル14には、駆動電
源14aが付設されており、冷陰極蛍光放電管からなる
バックライト16には、駆動電源としてのインバータ1
6aが付設されている。
【0018】ビデオ入力端子VTj には、図示しないコ
ンピュータからの入力ビデオ信号Sj (j=1、2)が
入力されるものとする。ただし、入力ビデオ信号Sj
は、それぞれの映像信号と同期信号とがあらかじめ分離
されていてもよく、両者が複合された複合ビデオ信号で
あってもよい。入力選択回路11は、自動または手動に
よって外部からの入力ビデオ信号Sj の一方を選択し、
各色の映像信号Sr 、Sg 、Sb をビデオ信号回路12
に出力することができる。また、同期分離回路15は、
入力選択回路11によって選択された入力ビデオ信号S
j の同期信号Ssj(j=1、2)を抽出して出力するこ
とができる。
【0019】ビデオ信号回路12は、映像信号Sr 、S
g 、Sb ごとに、ビデオ増幅器12ai (i=1、2、
3)、A/Dコンバータ12bi (i=1、2、3)、
ビデオメモリ12ci (i=1、2、3)を縦続して構
成されている。そこで、ゲートアレイ回路13は、同期
分離回路15からの同期信号Ssjに従ってビデオメモリ
12ci の内容を読み出し、液晶パネル14の所定位置
の画素に対応させることにより、液晶パネル14上に、
映像信号Sr 、Sg 、Sb によるカラー画像を表示させ
ることができる。ただし、同期信号Ssjには、水平同期
信号、垂直同期信号が含まれるものとし、ビデオメモリ
12ci には、液晶パネル14の各色の画素ごとに対応
して、映像信号Sr 、Sg 、Sb に基づく映像情報が記
憶されるものとする。
【0020】入力検出回路21には、同期分離回路15
からの同期信号Ssjが分岐入力されている。また、入力
検出回路21の出力は、制御回路22に接続されてい
る。制御回路22の出力は、第1の制御信号Sc1とし
て、ビデオ信号回路12の図示しない電源ユニットと、
ゲートアレイ回路13、液晶パネル14の間に挿入する
切換スイッチSW1 と、バックライト16に付設するイ
ンバータ16aとに導かれている。また、制御回路22
の別の出力は、第2の制御信号Sc2として電源スイッチ
SW2 に導かれており、電源スイッチSW2 は、電源A
Cと、液晶パネル14の駆動電源14a、バックライト
16に給電するインバータ16aとの間に挿入されてい
る。ただし、切換スイッチSW1 は、液晶パネル14を
ゲートアレイ回路13側、黒信号発生器23側に切り換
えて接続することができる。また、電源スイッチSW2
は、駆動電源14a、インバータ16aの電源ラインを
開閉することができる。
【0021】入力検出回路21は、同期分離回路15か
らの同期信号Ssjの有無を判別し、入力検出信号Sd を
制御回路22に出力することができる。ただし、入力検
出回路21は、たとえば、同期信号Ssjの水平同期信
号、垂直同期信号の双方が存在するとき、ビデオ入力端
子VTj に入力される入力ビデオ信号Sj の一方または
双方が存在するものとして入力検出信号Sd を出力し、
同期信号Ssjの水平同期信号、垂直同期信号の双方が存
在せず、または、いずれか一方しか存在しないときは、
入力ビデオ信号Sj が存在しないものとして、入力検出
信号Sd を出力しないものとする。
【0022】一方、制御回路22は、入力検出信号Sd
の有無が変化するごとに、たとえば図2のフローチャー
トに従って、図3のように作動する。
【0023】すなわち、制御回路22は、ビデオ入力端
子VTj の一方または双方に入力ビデオ信号Sj が入力
され、入力検出信号Sd が無から有に変化したときは、
それをチェックして(図2のプログラムステップ
(1)、以下、単に(1)のように記す)、第1の制御
信号Sc1、第2の制御信号Sc2の双方をリセットする
(2)。そこで、このときのビデオ信号回路12は、正
常に電源が供給され、切換スイッチSW1 は、液晶パネ
ル14をゲートアレイ回路13側に接続し、電源スイッ
チSW2 は、駆動電源14a、インバータ16aを電源
ACに接続して作動させる。よって、液晶ディスプレイ
ユニットは、ビデオ入力端子VTj に入力され、入力選
択回路11を介して選択される入力ビデオ信号Sj によ
るカラー画像を液晶パネル14上に正常に表示すること
ができる(図3の時刻t<to )。また、このとき、液
晶ディスプレイユニットの消費電力Pは、P=Po =1
00%である。
【0024】ビデオ入力端子VTj に入力される入力ビ
デオ信号Sj の双方が消失し(図3の時刻t=to )、
入力検出回路21からの入力検出信号Sd が消失する
と、制御回路22は、それをチェックし(1)、経過時
間T1 の経過を待って(3)、第1の制御信号Sc1を出
力する((4)、図3の時刻t=t1 )。ただし、経過
時間T1 は、入力ビデオ信号Sj の消失時間に対して設
定する所定の設定時間である。
【0025】そこで、このときの制御回路22は、第1
の制御信号Sc1を介し、ビデオ増幅器12ai からビデ
オメモリ12ci に至るビデオ信号回路12の電源を遮
断するとともに、切換スイッチSW1 によって液晶パネ
ル14を黒信号発生器23側に切り換え、さらに、イン
バータ16aを介してバックライト16を減光させる。
すなわち、このときの液晶ディスプレイユニットは、黒
信号発生器23からの黒信号Sk により液晶パネル14
の画面全体が黒画面になるとともに、ビデオ信号回路1
2の電源が遮断され、バックライト16が減光されるこ
とにより、消費電力PをP=P1 ≒50%に低減し、第
1段階の電力低減動作を実現することができる(図3の
時刻t1 ≦t<t2 )。
【0026】制御回路22は、さらに経過時間T2 の経
過を待って((5)、図3の時刻t=t2 )、第2の制
御信号Sc2を出力する(6)。そこで、このときの制御
回路22は、第2の制御信号Sc2を介して電源スイッチ
SW2 を開き、液晶パネル14の駆動電源14a、バッ
クライト16のインバータ16aの各電源を遮断するこ
とにより、液晶ディスプレイユニットの消費電力PをP
=P2 ≒16%にまで低減させ、第2段階の電力低減動
作を実現する。
【0027】なお、制御回路22は、図2のプログラム
ステップ(3)、(5)において、経過時間T1 、T2
の経過を待っている場合においても、ビデオ入力端子V
Tjに入力ビデオ信号Sj が入力され、入力検出信号Sd
が無から有に変化したときは、経過時間T1 、T2 を
計測する内蔵のタイマをリセットするとともに、図2の
プログラムステップ(1)、(2)を実行し、液晶ディ
スプレイユニットの全体を直ちに正常動作に復帰させる
ことができる。一方、制御回路22に設定する経過時間
T1 、T2 は、それぞれ3〜180秒程度、3〜60分
程度の範囲内において、自在に可変設定可能であるもの
とする。なお、第1、第2段階の各電力低減動作におけ
る消費電力P1 、P2 の値は、単なる代表値である。消
費電力P1 、P2 の値は、液晶ディスプレイユニットの
具体的な回路構成や、そこに使用される部品の特性等に
よっても、大きく変動する余地があるからである。
【0028】バックライト16に給電するインバータ1
6aは、たとえば図4のように構成されており、デュー
ティ制御により、バックライト16を減光制御すること
ができる。すなわち、インバータ16aは、主回路用の
スイッチングユニット16a1 に対し、発振器16a2
、デューティ設定回路16a3 、ゲート回路16a4を
付設して構成されている。また、制御回路22からの第
1の制御信号Sc1は、デューティ設定回路16a3 に入
力されており、デューティ設定回路16a3 には、設定
器Rが付設されている。スイッチングユニット16a1
は、たとえば、整流用のダイオードユニットD1 と、サ
イリスタ、トライアック、トランジスタ等のスイッチン
グユニットD2 とを縦続接続して構成されており、ゲー
ト回路16a4 は、スイッチングユニットD2 をゲート
制御することができる。
【0029】発振器16a2 は、たとえば周波数f≒5
0kHzにより連続発振している(図5(A))。一
方、デューティ設定回路16a3 は、第1の制御信号S
c1がないときは、所定の周期Tfo≒1mSごとに、設定
器Rによって規定される作動時間幅Tf1≦Tfoの間だ
け、発振器16a2 の出力をゲート回路16a4 に送出
することができる(同図(B))。そこで、このときの
インバータ16aは、周期Tfoのうち、作動時間幅Tf1
の間だけ、発振器16a2 の周波数fに等しい高周波電
圧をバックライト16に供給することができ(同図
(C))、設定器Rを介して作動時間幅Tf1を調整し、
デューティ比DR1 =Tf1/Tfoを設定することによ
り、バックライト16の照度を自在に手動設定すること
ができる。
【0030】一方、第1の制御信号Sc1が発生すると、
デューティ設定回路16a3 は、設定器Rの設定値に拘
らず、たとえば作動時間幅Tf2≒0.1Tfoとし、デュ
ーティ比DR2 =Tf2/Tfo≪DR1 とすることにより
(図5(D))、バックライト16を極端に減光させる
ことができる。
【0031】以上の説明において、入力検出回路21
は、同期分離回路15からの同期信号Ssjに基づき、ビ
デオ入力端子VTj に入力される入力ビデオ信号Sj の
有無を判別するに代えて、入力ビデオ信号Sj を直接入
力し、その有無を直接判別して入力検出信号Sd を出力
するようにしてもよい。また、入力検出回路21は、入
力選択回路11からの映像信号Sr 、Sg 、Sb を分岐
入力し、それに基づいて入力ビデオ信号Sj の有無を判
別してもよい。なお、入力検出回路21は、図示しない
モード切換スイッチを介し、入力ビデオ信号Sj の有無
を判別する信号源を同期信号Ssj、入力ビデオ信号Sj
、映像信号Sr 、Sg 、Sb のいずれかに切換え可能
としてもよい。
【0032】一方、液晶パネル14がノーマリホワイト
ではなく、ノーマリブラックであるときは、黒信号発生
器23、切換スイッチSW1 は、これらを削除すること
ができる。ノーマリブラックの液晶パネル14は、ビデ
オ信号回路12の電源を遮断し、ビデオ信号回路12か
らの出力が消失することにより、全画面が自動的に黒画
面を表示するからである。
【0033】また、第1の制御信号Sc1によって電源を
遮断するビデオ信号回路12の範囲は、消費電力低減効
果を一層高めるために、前段の入力選択回路11、後段
のゲートアレイ回路13の一方または双方を含んでもよ
い。ただし、この場合であっても、外部からの入力ビデ
オ信号Sj が復帰したとき、液晶ディスプレイユニット
を正常動作に自動復帰させるための最少限の機能部品
は、その電源が確保されているものとする。
【0034】
【他の実施の形態】制御回路22は、液晶ディスプレイ
ユニットを接続するコンピュータ40からの入力ビデオ
信号Sj の同期信号Ssjの有無を検出して第1、第2の
制御信号Sc1、Sc2を出力することができる(図6)。
【0035】コンピュータ40は、演算ユニット41、
グラフィックボード42を備えており、演算ユニット4
1には、マウス43a、キーボード43b、モデム43
cなどの入力機器43が接続されている。また、コンピ
ュータ40には、入力機器43のそれぞれの不作動状態
を監視する監視回路44が付設されており、監視回路4
4の出力は、グラフィックボード42に接続されてい
る。
【0036】演算ユニット41は、入力機器43からの
指示情報に対応して所定のアプリケーションプログラム
を実行し、グラフィックボード42を介して出力情報を
液晶ディスプレイユニットに対する入力ビデオ信号Sj
として出力することができる。すなわち、グラフィック
ボード42は、演算ユニット41からの出力情報に応じ
て入力ビデオ信号Sj を生成し、液晶ディスプレイユニ
ットの液晶パネル14にカラー画像を表示させることが
できる。なお、入力ビデオ信号Sj には、映像信号Sr
、Sg 、Sb 、同期信号Ssjが含まれており、同期信
号Ssjには、水平同期信号、垂直同期信号が含まれてい
る。
【0037】一方、監視回路44は、入力機器43のい
ずれもが所定の設定時間T1 の間不動作状態であったこ
とを検出すると、グラフィックボード42に対し、同期
信号Ssjのうちの水平同期信号、垂直同期信号のいずれ
か一方を出力しないように指令することができる。そこ
で、このときの制御回路22は、同期分離回路15から
の同期信号Ssjのうちの水平同期信号、垂直同期信号の
一方が消失したことを検出して第1の制御信号Sc1を出
力し、液晶ディスプレイユニットの第1段階の電力低減
動作を実現することができる。
【0038】また、監視回路44は、入力機器43のい
ずれもが設定時間T2 >T1 の間不動作状態であったこ
とを検出すると、グラフィックボード42に対し、水平
同期信号、垂直同期信号の双方の出力を停止させる。そ
こで、このときの制御回路22は、同期信号Ssj の水
平同期信号、垂直同期信号の双方の消失を検出して第2
の制御信号Sc2を出力し、第2段階の消費電力低減動作
を実現することができる。
【0039】なお、演算ユニット41は、入力機器43
を介して与えられる手動指令に呼応して、監視回路44
に対し、入力機器43の監視動作の要否を指令し、設定
時間T1 、T2 を設定することができる。ただし、ここ
でいう設定時間T1 、T2 は、それぞれ図2の経過時間
T1 、T1 +T2 に対応しており、経過時間T1 、T1
+T2 と同程度に設定するものとする。
【0040】また、コンピュータ40の電源が遮断され
ると、グラフィックボード42は、水平同期信号、垂直
同期信号のいずれをも当然に出力することがない。そこ
で、このときの制御回路22は、直ちに第2の制御信号
Sc2を出力し、液晶ディスプレイユニットを第2の消費
電力低減動作に移行させることができる。また、コンピ
ュータ40の電源が復帰し、グラフィックボード42か
らの入力ビデオ信号Sj に水平同期信号、垂直同期信号
の双方が正常に含まれるようになると、制御回路22
は、これを検出して第1、第2の制御信号Sc1、Sc2の
双方をリセットさせ、液晶ディスプレイユニットの全体
を正常に復帰させることができる。
【0041】以上の説明において、監視回路44は、入
力機器43のいずれもが不動作状態にあることを監視す
るに代えて、入力機器43の特定のもののみの不動作状
態を監視するようにしてもよい。また、監視回路44
は、入力機器43を監視するに代えて、または、入力機
器43を監視するに加えて、たとえば演算ユニット4
1、グラフィックボード42を含むコンピュータ40の
任意の構成部材における異常発生を監視するようにして
もよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、入力検出回路と、第1、第2の制御信
号を出力する制御回路とを設けることによって、制御回
路は、入力ビデオ信号の消失時間が短いときは、第1の
制御信号を介し、ビデオ信号回路の電源を遮断するとと
もに液晶パネルのバックライトを減光させ、消失時間が
長いときは、第2の制御信号を介し、液晶パネル、バッ
クライトの各電源を遮断することができるから、バック
ライトの点滅頻度が過大となったり、それによってバッ
クライトの耐用寿命が不当に短くなったりするおそれが
なく、全体としての無駄な消費電力を効果的に低減させ
ることができるという優れた効果がある。
【0043】第2発明によれば、制御回路は、入力ビデ
オ信号の同期信号の有無を検出することにより、コンピ
ュータ側に設ける監視回路によって検出する異常状態を
検出して第1、第2の制御信号を出力し、第1発明にお
けると同等の消費電力低減動作を簡単に実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成ブロック系統図
【図2】 プログラムフローチャート
【図3】 動作説明線図(1)
【図4】 要部ブロック系統図
【図5】 動作説明線図(2)
【図6】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
【符号の説明】
Sj (j=1、2)…入力ビデオ信号 Ssj(j=1、2)…同期信号 Sc1、Sc2…第1、第2の制御信号 Sd …入力検出信号 Sk …黒信号 12…ビデオ信号回路 14…液晶パネル 16…バックライト 21…入力検出回路 22…制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ビデオ信号の有無を検出する入力検
    出回路と、該入力検出回路からの入力検出信号に基づ
    き、入力ビデオ信号の消失時間によって第1、第2の制
    御信号を出力する制御回路とを備えてなり、該制御回路
    は、第1の制御信号により、ビデオ信号回路の電源を遮
    断するとともに液晶パネルのバックライトを減光させ、
    第2の制御信号により、液晶パネル、バックライトの電
    源を遮断することを特徴とする液晶ディスプレイユニッ
    トの消費電力低減装置。
  2. 【請求項2】 前記入力検出回路は、同期信号の有無に
    よって入力ビデオ信号の有無を検出することを特徴とす
    る請求項1記載の液晶ディスプレイユニットの消費電力
    低減装置。
  3. 【請求項3】 前記入力検出回路は、映像信号の有無に
    よって入力ビデオ信号の有無を検出することを特徴とす
    る請求項1記載の液晶ディスプレイユニットの消費電力
    低減装置。
  4. 【請求項4】 入力ビデオ信号の同期信号の有無を検出
    して第1、第2の制御信号を出力する制御回路を備えて
    なり、該制御回路は、第1の制御信号により、ビデオ信
    号回路の電源を遮断するとともに液晶パネルのバックラ
    イトを減光させ、第2の制御信号により、液晶パネル、
    バックライトの電源を遮断することを特徴とする液晶デ
    ィスプレイユニットの消費電力低減装置。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は、第1の制御信号によ
    り、液晶パネルに黒信号を入力させることを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれか記載の液晶ディスプ
    レイユニットの消費電力低減装置。
  6. 【請求項6】 前記制御回路は、第1の制御信号によ
    り、バックライトに給電するインバータのデューティ制
    御をすることを特徴とする請求項1ないし請求項5のい
    ずれか記載の液晶ディスプレイユニットの消費電力低減
    装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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