JPH075427A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH075427A
JPH075427A JP17116393A JP17116393A JPH075427A JP H075427 A JPH075427 A JP H075427A JP 17116393 A JP17116393 A JP 17116393A JP 17116393 A JP17116393 A JP 17116393A JP H075427 A JPH075427 A JP H075427A
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JP
Japan
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liquid crystal
power
backlight
turned
crystal panel
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Application number
JP17116393A
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English (en)
Inventor
Toshio Kimura
敏雄 木村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラッシュ電流を分散することができると共に
乱れた映像が視認可能に表示されるのを防止することが
できる液晶表示装置を提供する。 【構成】 背面から液晶パネル3を照光するバックライ
ト4を有する液晶表示装置に、電源供給ユニット1から
バックライト4への電力供給タイミングを、電源供給ユ
ニット1から液晶パネル3駆動用の駆動回路2への電力
供給タイミングより所定時間遅延させる遅延回路6を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、背面から液晶パネルを
照射するバックライトを有する液晶表示装置に関するも
のであり、特に、電源投入時の画像ミュート方式の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置における液晶パネルは、映
像回路からの映像信号によって各ドットが励起され画像
を表示するが、それ自体発光しない。このため、液晶表
示装置では一般に、背面から液晶パネルをバックライト
により照光している。
【0003】ところで従来の液晶表示装置は、電源スイ
ッチの投入に応じて、映像回路を含む液晶パネル駆動用
の回路の電源とバックライトの電源とを同時に立ち上
げ、かつ、電源スイッチの投入後、液晶パネル駆動用の
回路により駆動された液晶パネルの表示動作が安定する
までの間、乱れた映像が視認可能に表示されるのを防止
するために、液晶パネル駆動用の回路側で映像信号の出
力にミュート(制止)をかけていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来装置
においては、液晶パネル駆動用の回路とバックライトと
に同時に電力が供給され、ラッシュ電流が一度に流れる
ため、一時的に大幅な電圧降下が生じ、乾電池駆動方式
の液晶パネルTVなどでは装置のパワーオンができなく
なるおそれがあった。また、液晶パネル駆動用の回路側
で映像信号の出力ミュートをかけても、バックライトが
点灯されると液晶パネルの画面が、例えば玉虫色にうす
く光ってしまい、ブラウン管TVにおける映像信号出力
のミュート時のような綺麗なミュート画面表示にはなら
ないという不具合があった。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ラッシュ電流を分散する
ことができると共に乱れた映像が視認可能に表示される
のを防止することができる液晶表示装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、液晶パネルと、前記液晶パネルを駆動する
駆動回路と、背面から前記液晶パネルを照光するバック
ライトと、電源スイッチと、前記電源スイッチの投入に
応じて前記駆動回路及びバックライトに電力を供給する
電源供給ユニットとを有する液晶表示装置において、前
記電源スイッチの投入時に、前記電源供給ユニットから
前記バックライトへの電力供給タイミングを、該電源供
給ユニットから前記駆動回路への電力供給タイミングよ
りも所定時間遅延させる遅延手段を設けたことを特徴と
するものである。
【0007】また、本発明は、前記遅延手段が、前記電
源供給ユニット内に設けられた遅延回路によって構成さ
れているものとした。さらに、本発明は、前記バックラ
イトが、外部から入力される点灯及び消灯制御信号に応
じて点灯及び消灯可能に構成され、前記遅延手段は、前
記電源スイッチの投入時に、前記バックライトに前記所
定時間だけ前記消灯制御信号を出力するマイクロコンピ
ュータで構成されているものとした。また、本発明は、
前記所定時間が、前記電源スイッチの投入から、前記駆
動回路により駆動された前記液晶パネルの表示動作が安
定するまでの時間であるものとした。
【0008】
【作用】本発明では、遅延回路あるいはミュート出力を
持ったマイクロコンピュータにより構成される遅延手段
を用い、電源立ち上げ時にバックライト点灯を所定時間
遅延させることにより、ラッシュ電流の分散を図ると共
に、駆動回路に電力供給されて液晶表示パネルが表示駆
動された時に、乱れた映像が視認可能に液晶パネルに表
示されるのを防止している。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例に係るパワーオン時のタイ
ミングチャートである。本発明ではタイミングt1で電
源がパワーオンされ、後述する回路に電力が供給された
後、遅延時間Tの経過後、タイミングt2で後述するバ
ックライトに電力が供給される。言い換えると、電源立
ち上げ時に回路よりもバックライトへの電力供給を遅延
させる。遅延時間Tとしては、回路によって異なるが、
電源投入後、回路が安定するまでの時間が必要で、通常
0.5〜1.5秒程度である。
【0010】図2は本発明により2分割されたラッシュ
電流を示す波形図である。本発明では前述したように、
電源立ち上げ時にバックライト点灯を遅延させるように
しているため、この図に示すように、電源オン時のラッ
シュ電流が2分割され、一度に大電流が流れることがな
くなる。
【0011】図3は第1の実施例に係る液晶表示装置の
ブロック図である。図において、1は電源供給ユニッ
ト、2は不図示の電源スイッチの投入時に電源供給ユニ
ット1から電力を供給される液晶パネル駆動用の駆動回
路、3は多数の液晶ドットをマトリクス状に配列した液
晶パネル、4は前記不図示の電源スイッチの投入に伴っ
て電源供給ユニット1から電力を供給されて点灯するバ
ックライトであり、このバックライト4により液晶パネ
ル3はその背面から照光される。電源供給ユニット1は
2系統の出力を有するものであり、通常端子(非遅延端
子)5は駆動回路2と電気的に接続されており、また、
内部に設けた遅延回路6の出力端子でもある遅延端子7
はバックライト4と電気的に接続されている。
【0012】このような構成において、前記電源スイッ
チの投入に伴い電源供給ユニット1がパワーオンする
と、図1に示すように、駆動回路2には前記電源スイッ
チの投入と同時に電力が供給されるが、バックライト4
には、遅延回路6の働きにより、前記電源スイッチの投
入から図1に示す遅延時間Tが経過した後に、遅延端子
7を介して電力が供給される。
【0013】図4は第2の実施例に係る液晶表示装置の
ブロック図である。図3と同一個所には同一符号を付し
てある。この実施例においては、バックライト4が、外
部から入力される点灯及び消灯制御信号に応じて点灯及
び消灯可能に構成されており、これに対応して、前記電
源スイッチの投入に伴いミュート端子9からミュート信
号を出力できるマイクロコンピュータ8を利用してい
る。マイクロコンピュータ8は、ミュート端子9からミ
ュート信号を出力するミュート時間即ち、バックライト
4の遅延時間をカウントするタイマ(図示せず)を内蔵
している。10はマイクロコンピュータ8との間で各種
のデータの授受を行うメモリである。
【0014】電源供給ユニット1に対して、駆動回路
2、バックライト4、マイクロコンピュータ8は並列に
接続してあり、またマイクロコンピュータ8のミュート
端子9はバックライト4と電気的に接続されている。な
お、本実施例ではミュート端子9からミュート信号が出
力されている状態が、消灯制御信号の出力状態に相当
し、ミュート信号が出力されていない状態が、点灯制御
信号の出力状態に相当する。
【0015】図5はマイクロコンピュータ8の動作を示
すフローチャートである。前記電源スイッチの投入に伴
い電源供給ユニット1がパワーオンすると、駆動回路
2、マイクロコンピュータ8は同時に立ち上げられる
が、マイクロコンピュータ8からはバックライト4にミ
ュート信号が出力されるため、バックライト4は電源が
オフされ点灯しない。ここで、マイクロコンピュータ8
では前記不図示のタイマによりタイムカウントがなされ
(S1)、図1に示す遅延時間T経過後にミュート信号
出力の解除がなされる(S2)。これによって、バック
ライト4は電源オンの状態となり、電源供給ユニット1
から供給される電力で点灯される。すなわち、バックラ
イト4は駆動回路2の立ち上がりから遅延時間Tだけ遅
れて点灯される。
【0016】上述した各実施例の液晶表示装置によれば
いずれも、バックライト4が、駆動回路2への電力供給
の開始時点から所定時間Tだけ遅れて点灯されるため、
駆動回路2の立ち上がりによるラッシュ電流と、バック
ライト4の点灯によるラッシュ電流とが同時に発生せ
ず、時間を置いて分散して発生するため、極端な電圧降
下の発生を防止でき、例えば乾電池駆動方式の液晶パネ
ルTVなどで装置のパワーオンができなくなるといった
不具合が生じるのを防止できる。
【0017】また、バックライト4が、駆動回路2への
電力供給の開始時点から所定時間Tだけ遅れて点灯され
るため、電源スイッチの投入後、駆動回路2により駆動
された液晶パネル3の表示動作が安定するまでの間はバ
ックライト4が点灯されず、これにより、その間に液晶
パネル3の画面が例えば玉虫色にうすく光って乱れた映
像が視認可能に表示されるのを防止することができ、ブ
ラウン管TVにおける映像信号出力のミュート時のよう
な綺麗なミュート画面表示を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ックライトへの電力供給を液晶パネル駆動用の駆動回路
よりも遅延させるようにしたので、電源オン時のラッシ
ュ電流を分散させることができ、ラッシュによる極端な
電圧降下を防止して、乾電池駆動方式の液晶パネルTV
などにおいても確実にパワーオンさせることができる。
また、駆動回路による液晶パネルの表示動作が安定する
までの間、バックライトが消灯状態とされるので、乱れ
た映像が液晶パネルに視認可能に表示されるのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパワーオン時のタイミン
グチャートである。
【図2】本発明により2分割されたラッシュ電流を示す
波形図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る液晶表示装置のブ
ロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る液晶表示装置のブ
ロック図である。
【図5】図4に示すマイクロコンピュータの処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電源供給ユニット 2 回路 3 液晶パネル 4 バックライト 6 遅延回路 7 遅延端子 8 マイクロコンピュータ 9 ミュート端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶パネルと、 前記液晶パネルを駆動する駆動回路と、 背面から前記液晶パネルを照光するバックライトと、 電源スイッチと、 前記電源スイッチの投入に応じて前記駆動回路及びバッ
    クライトに電力を供給する電源供給ユニットと、 を有する液晶表示装置において、 前記電源スイッチの投入時に、前記電源供給ユニットか
    ら前記バックライトへの電力供給タイミングを、該電源
    供給ユニットから前記駆動回路への電力供給タイミング
    よりも所定時間遅延させる遅延手段を設けた、 ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記遅延手段は、前記電源供給ユニット
    内に設けられた遅延回路によって構成されている請求項
    1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記バックライトは、外部から入力され
    る点灯及び消灯制御信号に応じて点灯及び消灯可能に構
    成され、前記遅延手段は、前記電源スイッチの投入時
    に、前記バックライトに前記所定時間だけ前記消灯制御
    信号を出力するマイクロコンピュータで構成されている
    請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記所定時間は、前記電源スイッチの投
    入から、前記駆動回路により駆動された前記液晶パネル
    の表示動作が安定するまでの時間である請求項1、2又
    は3記載の液晶表示装置。
JP17116393A 1993-06-16 1993-06-16 液晶表示装置 Pending JPH075427A (ja)

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