JPH10319295A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH10319295A
JPH10319295A JP14326097A JP14326097A JPH10319295A JP H10319295 A JPH10319295 A JP H10319295A JP 14326097 A JP14326097 A JP 14326097A JP 14326097 A JP14326097 A JP 14326097A JP H10319295 A JPH10319295 A JP H10319295A
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JP
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driving
optical device
force
torque
lens
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JP14326097A
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Haruhisa Yamamoto
晴久 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過負荷回転時の伝達トルクを磁力結合手段に
より制限する。 【解決手段】 電動モータから成る駆動手段からの駆動
力を操作リング33に伝達するための伝達力制限手段
は、所定の負荷トルクよりも大きな負荷トルクに対し
て、摩擦板39と摩擦板40との間でスリップするよう
に構成されている。また、必要とするトルクに応じて摩
擦板39と摩擦板40間でフリクショントルクを発生さ
せ、使用する。手動駆動の場合に操作リング33を回動
させると、摩擦板39と摩擦板40との間のスリップト
ルクにより、操作リング33から駆動手段へ伝達される
駆動力が制限される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン撮影
等に用いられる撮影レンズ等における光学手段を移動さ
せる際に好適な動力伝達機構を有する光学装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来からテレビジョン撮影等で用いられ
る撮影レンズ等の光学装置では、ズーミング、フォーカ
シング、アイリス調整、フィルタ挿脱等を行うため所定
の光学手段を駆動力により駆動している。
【0003】テレビジョン撮影用の撮影レンズを例にと
れば、一般にレンズ群の駆動は、レンズ群の外装面に設
け、レンズ群に直結している操作リングを回転駆動する
ことにより行っている。この操作リングはカメラマンが
撮影状態に応じて手動或いは電動で駆動している。操作
リングを電動駆動するために、レンズ鏡筒の一部には駆
動ユニットを設けている。
【0004】この駆動ユニットには各種スイッチ、電動
モータ及び電動モータをレンズ鏡筒の操作リングに連結
する動力伝達機構が内蔵されており、カメラマンのスイ
ッチ操作に伴い電動モータが駆動し、動力伝達機構を介
して操作リングが従動する構造となっている。また、所
定のレンズ群を手動で駆動する場合には、カメラマンの
手により直接に操作リングを回動操作するか、或いは操
作リング上に付設したレバーを操作して回転駆動する。
【0005】このように撮影レンズの操作リングは、手
動と電動の2つの方法で駆動されるため、駆動ユニット
内の動力伝達機構は2つの操作モードに応じて選択的に
切換え可能な構造とされている。
【0006】図6は従来の撮影レンズの外観図であり、
レンズ本体1、駆動ユニット2、フォーカスリング3、
ズームリング4、アイリスリング5により構成されてい
る。図7はこの種の撮影レンズを取り付けたテレビカメ
ラを示している。
【0007】図8は所定のレンズ群を駆動ユニット2内
の電動モータ10により駆動する場合の動力伝達経路を
示している。レンズ鏡筒、操作リング11以外の各要素
は駆動ユニット2の中に内蔵されている。レンズ駆動用
の操作リング11の外周面には、噛合歯11aが円周方
向に設けられている。電動モータ10には変速装置12
が一体的に設けられており、変速装置12の出力軸13
にはスリーブ14がピン15により固定されている。変
速装置12の出力歯車16は、スリーブ14に対して回
転自在に取り付けられていると共に、摺動ワッシャ17
を介してばね18によりスリーブ14側に押圧されてい
る。
【0008】この構造は所定の負荷トルクのもとでは、
出力歯車16と出力軸13は一体的に回転するが、負荷
トルクが過大になるとスリーブ14は出力歯車16に対
して滑り、歯面に作用する力を緩和して歯の欠損を防止
するトルクリミッタの役目を果たしている。このトルク
リミッタ機構は特にレンズ群を動作端まで高速駆動した
時に、停止面に歯面にかかる衝撃力を吸収することに効
果を発揮する。
【0009】出力歯車16と操作リング11の中間には
中間歯車19が設けられ、この中間歯車19は中間歯車
19を保持する軸20に対して回転自在であると同時
に、軸20上を摺動可能な状態にある。中間歯車19の
外周面にある噛合歯19aは出力歯車16と操作リング
11の噛合歯11aの双方に係合している。
【0010】このような動力伝達機構において、カメラ
マンが駆動ユニット2に設けた所定の操作スイッチを操
作すると、駆動モータ10で発生した回転動力は、変速
装置12の出力歯車16、中間歯車19を介して操作リ
ング11に伝達され、操作リング11に連結しているレ
ンズ群が電動駆動される。
【0011】図9は操作リング11を手動で駆動する場
合の構成図を示している。この場合に、カメラマンは図
示しないクラッチレバーを操作することにより、クラッ
チ板21を回動させる。クラッチ板21に付設した切換
えピン22は図8に示すように中間歯車19と係合して
いるので、クラッチレバーの操作に伴い、中間歯車19
は軸20上を左方に摺動し、出力歯車16の噛み合いか
ら離脱する。レンズ群を手動操作する場合には、このよ
うにクラッチレバーを操作して駆動モータ10との動力
伝達経路を遮断し、手動で操作リング11を直接操作す
るか、或いは操作リング11上に付設したレバーを操作
してレンズ群を駆動する。
【0012】このようにレンズ群を駆動するために、電
動駆動と手動駆動とを選択的に切換える際には、出力歯
車16と操作リング11の中間に位置して双方に噛み合
う中間歯車19の位置を変位させ、噛合歯19aを係合
・離脱する方法が採られている。このときの噛合歯19
aは平歯車に代表されるように、外周面に設けている場
合が一般的である。
【0013】更に、歯の噛み合いで動力を伝達する動力
伝達部材と、過負荷回転時に伝達トルクを制限して歯面
の欠損を防止するトルクリミッタ部材は、駆動モータ1
0とレンズ群の操作リング11を連結する動力伝達機構
の中で、それぞれ別部材として独立的に設けられてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の動力伝達機構を有する光学装置においては、動力伝
達機構を持つ撮影レンズ中の所定のレンズ群を電動で駆
動する場合に、電動モータ10の出力歯車16と操作リ
ング11の中間に位置する中間歯車19は、電動モータ
10からの出力歯車16と操作リング11の2つの歯車
と噛み合うことになる。
【0015】一般に、歯車の噛合部にはバックラッシュ
が存在するため、電動モータ10を駆動し始めてから操
作リング11が従動するまでに時間遅れが発生する。電
動モータ10を高速駆動し、操作リング11を瞬時に回
転駆動する場合には、このときの時間遅れは実用上大き
な問題とはならないが、電動モータ10を低速で駆動す
るスローズーム或いは微小送りの時などでは、カメラマ
ンがレンズ群を駆動する指令を出してから、レンズ群が
動作し始めるまでの時間遅れは大きな問題となり、カメ
ラマンの意図した撮影画面が得られないことがあるとい
う問題点がある。
【0016】そのため、レンズ群を駆動する場合には、
電動モータ10から操作リング11までの歯車列が持つ
バックラッシュを極力抑えることが望まれている。ま
た、電動駆動と手動駆動とをクラッチレバーの操作によ
り選択的に切換えているため、切換えに時間を要すると
共に操作性も必ずしも良くない。更に、過負荷回転時に
伝達トルクを制限するトルクリミッタ部材と、歯車の噛
み合いにより動力を伝達する動力伝達部材とは、それぞ
れが別部材として独立的にレンズ鏡筒の周囲に構成され
ているため、多くの部品点数を要すると共に、駆動ユニ
ット内の空間を多く占有し、駆動ユニットが複雑化して
きて小型化・低価格化の障壁となっている。
【0017】本発明の目的は、手動で操作リングを駆動
させて筐体内に保持した光学手段を駆動させたり、又は
電動モータで発生した回転動力を光学手段に伝達するよ
うにした動力伝達機構を用いて駆動させるに際して、動
力伝達機構を適切に構成することによりバックラッシュ
を低減し、レンズ群が動作するまでの時間遅れを少なく
する光学装置を提供することにある。
【0018】また、本発明の他の目的は、従来のように
電動、手動駆動の切換えのための特別な操作を要さずに
レンズ群を手動及び電動で駆動でき、過負荷回転時に伝
達トルクを制限するトルクリミッタ機構の構造を簡略化
し、装置全体の小型化及び簡素化を図る光学装置を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る光学装置は、筐体内に保持した光学手段
に連結し手動により該光学手段を駆動するための手動操
作手段と、該手動操作手段に駆動手段からの駆動力を伝
達力制限手段を介して伝達して前記光学手段を駆動する
ための駆動系とを有する光学装置において、前記伝達力
制限手段は前記手動操作手段と前記駆動系とを所定の摩
擦力により一体的に結合させると共に、前記手動操作手
段から前記駆動系に伝達される駆動力は前記伝達力制限
手段により制限されるように構成したことを特徴とす
る。
【0020】また、上記目的を達成するための本発明に
係る光学装置は、筐体内に保持した被駆動部材に連結し
手動により該被駆動部材を駆動するための手動操作手段
と、前記手動操作手段に駆動手段からの駆動力を伝達し
て前記被駆動部材を駆動するための駆動系とを有する光
学装置において、前記駆動系に設けた第1の部材と、前
記手動操作手段に設け前記第1の部材と対向した第2の
部材と、これらの第1及び第2の部材を相互に接触させ
て前記第1及び第2の部材の間に摩擦力を付与するため
に押圧する押圧手段とを有し、前記駆動系を作動させた
ときには前記第1及び第2の部材が結合し合った状態で
前記被駆動部材が駆動し、前記手動操作手段を操作した
ときには前記第2の部材が前記第1の部材に対して摺動
して前記被駆動部材が駆動するように構成したことを特
徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図5に図示の実施
例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の構
成図であり、フォーカス部について伝達力制限手段とし
てのフリクション・クラッチとウォームギアと直流モー
タが用いられている。レンズベース31にはベース鏡筒
32がねじにより連結されており、ベース鏡筒32の外
周には手動で駆動する手動操作手段としてのフォーカス
用操作リングが設けられている。また、ベース鏡筒32
の内周にフォーカスレンズ34を保持するフォーカス鏡
筒35がヘリコイドねじ32b、35aを介して接合さ
れている。
【0022】手動操作手段としてのフォーカス用の操作
リング33は、ベース鏡筒32に嵌合部を持ち、自在に
回転できるようになっており、カメラマンはこの操作リ
ング33を介して手動操作する。また、操作リング33
にはエンコーダ又はポテンショメータから成る位置セン
サ36がギア33aを介して連結されている。
【0023】操作リング33の回転力をフォーカス鏡筒
35に伝えるための連結ピン37が、フォーカス鏡筒3
5に取り付けられており、この連結ピン37は操作リン
グ33に設けられたカム穴33bに嵌入されている。手
動又は電動による操作リング33の回転に応じて、フォ
ーカス鏡筒35はヘリコイドねじ32b、35aを介し
て、光軸方向に対して円滑な移動ができる。
【0024】レンズベース31、ベース鏡筒32に嵌合
部を有する出力筒38は伝達力制限手段の一部を支持
し、自在に回転できるようになっており、ウォームホイ
ール38aが付設されている。
【0025】操作リング33と出力筒38との間には、
伝達力駆動手段としての摩擦板39、40が対向して設
けられており、摩擦板40は出力筒38に対し光軸方向
に可動でかつ図2に示すように回転方向に規制を持ち出
力筒38と一体的に回転する支持板41により支持さ
れ、支持板41はフリクション力を発生させるため押圧
手段としてのスプリング42、スプリング42を支持し
スプリング長を決めているスプリング押え43、出力筒
38に設けられたねじ38bによって押し込まれてい
る。なお、44はスプリング押え43の位置を固定する
ためのナットであり、ダブルナットの役目をしている。
【0026】摩擦板39〜ナット44のそれぞれの構成
は筐体の周方向に延びた光軸と同軸のリング形状又は略
リング形状をしており、光軸を中心としたレンズベース
31の周上に配置されている。これにより空間の有効利
用を図り、装置全体の小型化を達成している。また、伝
達力制限手段の系をギア等を介さず直結としてバックラ
ッシュ等によるピク付き、時間遅れが発生しないように
されている。
【0027】伝達力制限手段は電動モータから成る駆動
手段に取り付けられたウォーム45からの駆動力を、ウ
ォームホイール38a、出力筒38を介して操作リング
33に伝達するために用いられている。そして、伝達力
制限手段は所定の負荷トルクよりも大きな負荷トルクに
対しては、摩擦板39と摩擦板40との間でスリップす
るように構成されている。スプリング42のスプリング
長を調整して、所定のフリクション(摩擦)トルクを発
生させることができるが、このフリクショントルクは摩
擦板39、40の摩擦係数、或いは材料の選定により決
定されている。
【0028】また、操作リング33の手動操作感を良く
するために、摩擦板39と摩擦板40との摺動部にグリ
ス等の粘性流体を塗布することもできる。
【0029】駆動手段によって操作リング33を駆動さ
せるときは、駆動源である電動モータとウォーム45か
らの出力が、ウォームホイール38a、出力筒38、伝
達力制限手段を介して操作リング33に伝達される。そ
して、操作リング33の回転がカム穴33bを貫通する
連結ピン37を介してフォーカス鏡筒35に伝達され
る。その結果、ヘリコイドねじ32b、35aによりフ
ォーカス鏡筒35は光軸方向に移動し、これによりピン
ト調整が行われる。
【0030】手動駆動の場合に操作リング33を回動さ
せると、摩擦板39に対して摩擦板40がスリップする
ことにより、操作リング33から駆動手段へ伝達される
駆動力が制限される。即ち、ウォーム45、ウォームホ
イール38aから成るウォームギアはバックドライブが
できないように設定されているため、摩擦板39と摩擦
板40との間でスリップし、手感の良いピント合わせ操
作を行うことができる。
【0031】また、電動駆動中に操作リング33に外部
から力が加わった場合も、伝達力制限手段が所定の負荷
トルクを越える負荷トルクを伝達しないため、機構系に
無理が加わることはない。これにより、本実施例では電
動駆動、手動駆動の切換えのための機構を必要とせず
に、機構の簡素化を図りながらフォーカスレンズ34を
手動又は電動で選択的に駆動させることができる。
【0032】また本実施例では、伝達力制限手段からフ
ォーカスレンズ34までの部材を駆動するために要する
トルクをTL 、伝達力制限手段が伝達できる限界トルク
をTF とし、TL <TF を満足するように各要素を設定
すると共に、ウォーム45とウォームホイール38aか
ら成るウォームギアは、ウォームホイール38a側から
回転できないように構成されている。ウォームホイール
38a側から回転させようとした場合に、ウォームギア
が停止状態を保持できる限界トルクをTM としたとき、
M をTF より大きく、又は無限大に設定することがで
きる。
【0033】なお、トルクTL が環境条件や手動操作手
段の回転速度等の条件の変動により変動し、トルクTF
及びTM が環境条件等の条件の変動により変動する場合
には、これらの条件変動の所定範囲に渡って先の不等式
が成立するように、各要素を設定することが必要であ
る。これによって、手動と電動との間の駆動切換えを特
別な切換え操作なしに行うことができる。なお、手動の
ときはTL +TF の作動トルクによって操作リング33
を回動操作している。
【0034】このように第1の実施例によれば、操作リ
ング33を電動駆動させる場合に、駆動手段の回転トル
クを従動側に確実に伝達することができ、また手動駆動
させる場合に、例えばウォームギア等のバックドライブ
が不可能な機構を用いることにより、操作リング33の
操作トルクは伝達力制限手段により発生するフリクショ
ントルクの回転トルクと、フォーカスレンズ34のレン
ズ移動に伴う作動トルクによって決定される。
【0035】その結果、伝達力制限手段の安定した回転
トルクが得られるばかりでなく、スプリング42のスプ
リング長を変えることによって所望の回転トルクが得ら
れる。また、従動側の過負荷、逆駆動に対しても、駆動
手段を保護することができる。構造においても、非常に
簡素でスペースを多く必要としないため操作リング33
の近傍に配置でき、小型、低価格化に役立つ。また、ウ
ォームギアを用いることにより、歯車列を用いる場合に
比し、スペースを有効に使うことができると共に、バッ
クラッシュを極力減らすことができ、応答性も非常に良
い等の効果が得られる。
【0036】上述の実施例では、逆転防止にウォームギ
アを用いた場合について説明したが、他の方法として、
例えば遊星歯車、平歯車等を多段にして高減速比とした
減速機、ギア同志に付勢力を与え、バックラッシュを零
にするか或いは極力減らした減速機、或いは差動機構を
有する減速機等、結果的に逆転トルクが非常に大きい減
速機を用いることもできる。
【0037】図3は第2の実施例を示し、フォーカス部
において伝達力制限手段と超音波モータを用いている。
なお、第1の実施例と同一の符号は同一の部材を示して
いる。レンズベース51、ベース鏡筒52の外周に光軸
に平行な3本の直線カム52aが設けられ、この直線カ
ム52aに手動操作手段としてのフォーカス用操作リン
グ53が係合されている。フォーカスレンズ34はフォ
ーカス鏡筒54により保持され、フォーカス鏡筒54は
その外周でベース鏡筒52の直線カム52aと係合し、
更に3個の直結ピン55を介して操作リング53の曲線
カム53aと係合している。そして、フォーカス鏡筒5
4は手動又は電動による操作リング53の回転に応じ、
連結ピン55、ベース鏡筒52のカム52a、操作リン
グ53の曲線カム53aにより、光軸方向に対して円滑
な移動ができるようになっている。
【0038】駆動ユニットベース56には、ステータ5
7、ロータ58から成る超音波モータが設けられ、回転
力を発生させるようになっている。ステータ57とロー
タ58の間に皿ばね59が配置されており、ステータ5
7とロータ58との間に適当な摩擦力を発生させてい
る。また、ステータ57と皿ばね59の間に介在した緩
衝用ゴム60により、ロータ58の振動が駆動伝達系に
伝達しないようにされている。
【0039】更に、駆動ユニットベース56に皿ばね5
9による押圧力が伝達系に影響しないように、出力筒6
1はボールレース62を用いて滑らかに回転できるよう
に取り付けられ、操作リング53はベース鏡筒52にボ
ールレース63を用いて滑らかに回転できるように取り
付けられていると共に、ベース鏡筒52、レンズベース
51に緩い嵌合部を持っている。
【0040】また、図1の実施例と同様に、伝達系とし
て摩擦板39、摩擦板40、フリクション力を発生させ
るためのスプリング42から成る伝達力制限手段が用い
られている。摩擦板40を設けた伝達力制限手段への出
力部材64は、摩擦板39と摩擦板40の面をフィット
させるため、出力筒61に嵌入し回転方向をピン65を
用いて規制している。振動波を利用した駆動手段により
出力部材64が回転して、操作リング53が伝達力制限
手段を介して回転する。この回転は連結ピン55を介し
てフォーカス鏡筒54に伝えられ、フォーカスレンズ3
4が移動する。なお、位置センサ36はギア53bを介
して操作リング53に連結されている。
【0041】超音波モータを構成するステータ57は、
断面が台形状となっているリング形状部材の底面に、電
圧を印加する一方向に延び縮みする性質を備えている圧
電セラミックスが接着され、上部は極めて規則正しい突
起を備えている。また、ロータ58はステータ57との
接触部がばね性を有するフランジ形状を有するリングに
より、ステータ57に或る力で押し付けられている。
【0042】本実施例では、弾性体であるステータ57
の表面に振動を発生させ、その振動エネルギによりステ
ータ57に加圧接触させたロータ58を連続的に回転さ
せている。この駆動手段の特徴としては構造が極めて簡
素であり、起動、停止の応答性、制御性が高く、更に作
動音が非常に静かであり、また停止時に停止状態を保持
する保持トルクが大きいことが挙げられる。
【0043】なお、皿ばね59によりステータ57にロ
ータ58を加圧接触させるための押圧力を発生している
が、この力を相殺するためにボールレース62が設けら
れ、これにより伝達系に影響が及ぼさないようにしてい
る。支持方法はこの他にも、特に図示していないが、ス
ラストベアリング、ラジアルベアリングを用いた構造も
適用できる。ここで、振動波モータの皿ばね59を伝達
力制限手段の一部である押圧手段に利用することも考え
られる。
【0044】手動駆動の場合に操作リング53を回動さ
せると、摩擦板39と摩擦板40との間のスリップトル
クにより操作リング53から駆動手段へ伝達される駆動
力が制限される。振動波を利用した駆動手段はバックド
ライブに要するトルクが大きいため、伝達力制限手段の
摩擦板39が摩擦板40に対してスリップし、手ざわり
の良いピント合わせ操作が行われる。
【0045】また、電動駆動中に操作リング53に外部
から力が加わった場合も、伝達力制限手段が所定の負荷
トルクを越える負荷トルクを伝達しないため、機構系に
無理が加わることはない。これにより、本実施例では電
動、手動駆動の切換え機構を必要とせずに、機構の簡素
化を図りながら、フォーカスレンズ34を手動又は電動
で選択的に駆動させることができる。
【0046】また本実施例では、伝達力制御手段からフ
ォーカスレンズ34までの部材を駆動するために要する
トルクをTL 、伝達力制限手段が伝達できる限界トルク
をTF 、前記駆動手段を含む駆動系がその出力側からの
駆動力に対して停止状態を維持できる限界トルクをTM
としたとき、TL <TF <TM を満足するように各要素
を設定している。振動波駆動手段を用いる場合には、前
述した超音波モータの大きな保持トルクが限界トルクT
M に大きく寄与するように設定できるため、駆動手段を
含む駆動系に特別な逆転規制手段、即ち出力側から駆動
系が回転されることを規制する手段を付加する必要がな
いという利点がある。
【0047】なお、トルクTL が環境条件や手動操作手
段の回転速度等の条件の変動により変動し、トルクTF
及びトルクTM が環境条件等の条件の変動により変動す
る場合には、これらの条件変動の所定範囲に渡って先の
不等式が成立するように各要素を設定することが必要で
ある。これによって、手動と電動との間の駆動切換えを
特別な切換え操作なしに行うことができる。なお、手動
のときは、トルクTL+トルクTF の作動トルクによっ
て操作リング53を回動操作している。
【0048】このように本実施例によれば、操作リング
53を電動駆動させる場合に駆動手段の回転トルクを従
動側に確実に伝達することができ、また手動駆動させる
場合に、例えば駆動手段に超音波モータ等のバックドラ
イブに要するトルクの大きなものを用いることにより、
操作リング53の操作トルクは、伝達力制限手段により
発生するフリクショントルクの回転トルクと、フォーカ
スレンズ34のレンズ移動に伴う作動トルクによって決
定される。
【0049】また、従来では撮影レンズが傾くとフォー
カスレンズ34が自重により移動してしまうということ
が起こり得たが、先の実施例のようにバックドライブ不
可能なウォームギアを用いたり、本実施例のように超音
波モータ等のバックドライブに要するトルクが大きな駆
動手段等を用いることにより、この自重移動を防止又は
低減することができる。
【0050】図3は第3の実施例の構成図を示し、先の
実施例と同一の符号は同一の部材を表している。ズーム
部について伝達力制限手段とウォームギアと直流モータ
が用いられており、レンズベース31の外周に手動操作
手段としてのズーム用操作リング71が設けられてお
り、この操作リング71はレンズベース31に嵌合部を
持ち、自在に回転できるようになっている。
【0051】操作リング71の回転力をカム環72に伝
達するために、直結ピン73が設けられ、この直結ピン
73はカム環72に取り付けられると共に操作リング7
1に設けられたカム穴71aに嵌入されている。カム環
72は手動又は電動による操作リング71の回転に応じ
て、バリエータレンズ部、コンペンセータレンズ部から
成るレンズ群74を光軸方向に円滑に移動できるように
なっている。また、駆動源である直流モータはウォーム
75、ウォームホイール76から成るウォームギアを介
して、第1、第2の実施例と同様の伝達力制限手段に連
結されている。この伝達力制限手段はウォームホイール
76と操作リング71の間に設けられており、第1、第
2の実施例と同様に所定の負荷トルクよりも大きな負荷
トルクに対してスリップするように構成されている。更
に、操作リング71にはギア71bを介して位置センサ
77が連結されている。
【0052】上記の構成で、駆動手段により操作リング
71を駆動させる場合には、駆動源である直流モータと
ウォーム75からの出力がウォームホイール76の回転
力として伝達力制限手段を介して操作リング71へと伝
達され、その回転が連結ピン73を介してカム環72に
伝えられる。その結果、レンズベース31に設けられた
直線カムとカム環72に設けられた曲線カムとに係合す
る係合部材を有するレンズ群74は光軸方向に移動し、
変倍調整が行われる。
【0053】手動駆動の場合に操作リング71を回動さ
せると、ウォームギアを用いた伝達機構をバックドライ
ブができないように構成することにより、伝達力制限手
段においてスリップが生ずる。操作リング71の回転は
電動の場合と同様にレンズ群74を駆動しズーム調整を
行う。また、電動駆動中に操作リング71に外部から力
が加わった場合も、所定のトルクを越えると伝達力制限
手段においてスリップが生じ、機構系に無理が加わるこ
とはない。これにより本実施例では、電動、手動の切換
え機構を必要とせずに、機構の簡素化を図りながら、レ
ンズ群74を手動又は電動で選択的に駆動させることが
できる。
【0054】このように第3の実施例によれば、操作リ
ング71を電動駆動させる場合に、駆動手段の回転トル
クを従動側に確実に伝達することができ、また手動駆動
させる場合に、例えば駆動手段の回転トルクの伝達手段
としてウォームギア等、バックドライブが不可能なもの
を用いると、操作リング71の操作トルクは伝達力制限
手段により発生する回転トルクと、レンズ群74のレン
ズ移動に伴う作動トルクとによって決定される。
【0055】図5は第4の実施例の構成図であり、ズー
ム部について伝達力制限手段と超音波モータが用いられ
ている。なお、先の実施例と同一の符号は同一の部材を
示している。レンズベース51の外周に手動操作手段と
してのズーム用操作リング81が設けられており、操作
リング81はレンズベース51に嵌合部を有し、自在に
回転できるようになっている。
【0056】操作リング81の回転力をカム環72に伝
えるために直結ピン82が設けられ、この直結ピン82
はカム環72に取り付けられると共に、操作リング81
に設けられたカム穴81aに嵌入されている。カム環7
2は手動又は電動による操作リング81の回転に応じ、
レンズ群74を光軸方向に円滑に移動できるようになっ
ている。また、超音波モータの回転を規制するために規
制ピン83が設けられ、全体はカバー84、85により
覆われている。
【0057】超音波モータの出力部材86と操作リング
81間に、先の実施例と同様の伝達力制限手段が介在さ
れ、所定の負荷トルクよりも大きな負荷トルクに対して
スリップするように構成されている。また、ギア81b
を介して操作リング81に位置センサ77が連結されて
いる。
【0058】このような構成により、駆動手段によって
操作リング81を駆動させる場合には、駆動源であるス
テータ57、ロータ58から成る超音波モータからの出
力が、出力部材86の回転力として伝達力制限手段を介
して操作リング81に伝達される。そして、その回転が
直結ピン82を介してカム環72に伝えられ、レンズベ
ース51に設けられた直線カムとカム環72に設けられ
た曲線カムとに係合する係合部材を有するレンズ群74
は光軸方向に移動し、ズーム調整が行われる。
【0059】手動によるズーム調整のために操作リング
81を回動させると、超音波モータはバックドライブに
要するトルクが大きいため、伝達力制限手段においてス
リップが生ずる。また、電動駆動中に操作リング81に
外部から力が加わっても、所定のトルクを越えると伝達
力制限手段においてスリップが生じ、機構系に無理が加
わることはない。これにより、本実施例では電動、手動
の切換え機構を必要とせずに機構の簡素化を図りなが
ら、レンズ群74を手動又は電動で選択的に駆動させる
ことができる。
【0060】このように、この第4の実施例によれば操
作リング81を電動駆動させる場合に、駆動手段の回転
トルクを従動側に確実に伝達することができ、また手動
駆動させる場合に、例えば駆動手段に超音波モータ等の
バックドライブに要するトルクが大きいものを用いるこ
とにより、操作リング81の操作トルクは、磁力結合手
段により発生する回転トルクと、レンズ群74のレンズ
移動に伴う作動トルクによって決定される。
【0061】図1〜図5ではフリクション力を発生させ
るための押圧手段としてスプリングを例として説明した
が、スポンジゴム、ネオプレーンゴム(Oリングやリッ
プ形状をしたもの等)、板ばね等の他の弾性部材を用い
ることもできる。また、弾性を持たない部材により押圧
するように構成してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光学装
置によれば、手動により操作リングを駆動して筐体内に
保持した光学手段を駆動させたり、又は電動モータで発
生した回転力を光学手段に伝達するようにした動力伝達
機構を用いて駆動させるに際して、電動、手動駆動の切
換えのための特別な操作を要さずに、光学手段を手動及
び電動で駆動でき、またバックラッシュを低減し、レン
ズが動作するまでの時間遅れを低減し、更には過負荷回
転時に伝達トルクを制限するトルクリミッタ機構の構造
を簡略化し、装置全体の小型化及び簡素化を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の要部断面図である。
【図2】出力筒と支持板との嵌合状態の断面図である。
【図3】第2の実施例の要部断面図である。
【図3】第3の実施例の要部断面図である。
【図5】第4の実施例の要部断面図である。
【図6】従来の撮影レンズの外観図である。
【図7】撮影レンズを取り付けたビデオカメラの構成図
である。
【図8】レンズ鏡筒の要部構成図である。
【図9】レンズ鏡筒の要部構成図である。
【符号の説明】
31、51 レンズベース 32、52 ベース鏡筒 33、53 フォーカス用操作リング 34 フォーカスレンズ 35、54 フォーカス鏡筒 36、77 位置センサ 38、61 出力筒 38a、76 ウォームホイール 39、40 摩擦板 42 スプリング 45、75 ウォーム 56 駆動ユニットベース 57 ステータ 58 ロータ 64 出力部材 74 レンズ群 71、81 ズーム用操作リング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の要部断面図である。
【図2】出力筒と支持板との嵌合状態の断面図である。
【図3】第2の実施例の要部断面図である。
【図4】第3の実施例の要部断面図である。
【図5】第4の実施例の要部断面図である。
【図6】従来の撮影レンズの外観図である。
【図7】撮影レンズを取り付けたビデオカメラの構成図
である。
【図8】レンズ鏡筒の要部構成図である。
【図9】レンズ鏡筒の要部構成図である。
【符号の説明】 31、51 レンズベース 32、52 ベース鏡筒 33、53 フォーカス用操作リング 34 フォーカスレンズ 35、54 フォーカス鏡筒 36、77 位置センサ 38、61 出力筒 38a、76 ウォームホイール 39、40 摩擦板 42 スプリング 45、75 ウォーム 56 駆動ユニットベース 57 ステータ 58 ロータ 64 出力部材 74 レンズ群 71、81 ズーム用操作リング

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に保持した光学手段に連結し手動
    により該光学手段を駆動するための手動操作手段と、該
    手動操作手段に駆動手段からの駆動力を伝達力制限手段
    を介して伝達して前記光学手段を駆動するための駆動系
    とを有する光学装置において、前記伝達力制限手段は前
    記手動操作手段と前記駆動系とを所定の摩擦力により一
    体的に結合させると共に、前記手動操作手段から前記駆
    動系に伝達される駆動力は前記伝達力制限手段により制
    限されるように構成したことを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記伝達力制限手段は相互に対向する1
    組の対向部材と、該1組の対向部材を相互に接触させて
    該1組の対向部材の間に摩擦力を付与するために押圧す
    る押圧手段とを有する請求項1に記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 前記1組の対向部材は環状とした請求項
    2に記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 前記1組の対向部材は光軸と同軸の環状
    とした請求項2に記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 前記1組の対向部材の間に粘性流体を介
    在させた請求項2〜4の何れか1つの請求項に記載の光
    学装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段は振動波駆動手段である請
    求項1〜5の何れか1つの請求項に記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動系は前記駆動手段からの駆動力
    を前記伝達力制限手段に伝達すると共に、前記手動操作
    手段側から前記伝達力制限手段を介して伝達される駆動
    力では駆動され得ない駆動力伝達手段を有する請求項1
    〜5の何れか1つの請求項に記載の光学装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動力伝達手段はウォーム及びウォ
    ームホイールから成るウォームギアを有する請求項7に
    記載の光学装置。
  9. 【請求項9】 前記ウォームホイールは前記駆動手段側
    の前記対向部材に結合した請求項8に記載の光学装置。
  10. 【請求項10】 前記伝達力制限手段を含まず前記伝達
    力手段により前記光学手段側の部材を駆動するために要
    するトルクをTL 、前記伝達力制限手段が伝達できる限
    界トルクをTF 、前記駆動系がその出力側からの駆動力
    に対して停止状態を保持できる限界トルクをTM とした
    とき、 TL <TF <TM を満足するように各要素を設定した請求項1〜9の何れ
    か1つの請求項に記載の光学装置。
  11. 【請求項11】 前記光学装置はレンズ鏡筒とした請求
    項1〜10の何れか1つの請求項に記載の光学装置。
  12. 【請求項12】 前記光学手段はレンズとした請求項1
    〜11の何れか1つの請求項に記載の光学装置。
  13. 【請求項13】 前記レンズは光軸に沿って可動とした
    請求項12に記載の光学装置。
  14. 【請求項14】 前記レンズはフォーカスレンズとした
    請求項12に記載の光学装置。
  15. 【請求項15】 前記レンズは変倍レンズとした請求項
    12に記載の光学装置。
  16. 【請求項16】 筐体内に保持した被駆動部材に連結し
    手動により該被駆動部材を駆動するための手動操作手段
    と、前記手動操作手段に駆動手段からの駆動力を伝達し
    て前記被駆動部材を駆動するための駆動系とを有する光
    学装置において、前記駆動系に設けた第1の部材と、前
    記手動操作手段に設け前記第1の部材と対向した第2の
    部材と、これらの第1及び第2の部材を相互に接触させ
    て前記第1及び第2の部材の間に摩擦力を付与するため
    に押圧する押圧手段とを有し、前記駆動系を作動させた
    ときには前記第1及び第2の部材が結合し合った状態で
    前記被駆動部材が駆動し、前記手動操作手段を操作した
    ときには前記第2の部材が前記第1の部材に対して摺動
    して前記被駆動部材が駆動するように構成したことを特
    徴とする光学装置。
JP14326097A 1997-05-16 1997-05-16 光学装置 Pending JPH10319295A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14326097A JPH10319295A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 光学装置
US09/075,667 US6025964A (en) 1997-05-16 1998-05-11 Optical apparatus
EP98303764A EP0878724B1 (en) 1997-05-16 1998-05-13 Electrically driven optical element with manual operation member
DE69807977T DE69807977T2 (de) 1997-05-16 1998-05-13 Elektrisch verstellbares optisches Bauteil mit Vorrichtung zur manuellen Bedienung

Applications Claiming Priority (1)

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JP14326097A JPH10319295A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 光学装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010169929A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Hoya Corp レンズ鏡筒
JP2012049581A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Nec Engineering Ltd 固体撮像素子の位置調整機構
WO2019244442A1 (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 ソニー株式会社 交換レンズ、撮像装置及び回転検出装置

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JPWO2019244442A1 (ja) * 2018-06-22 2021-07-08 ソニーグループ株式会社 交換レンズ、撮像装置及び回転検出装置

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