JPH10318789A - 光学式エンコーダ - Google Patents
光学式エンコーダInfo
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- JPH10318789A JPH10318789A JP12571197A JP12571197A JPH10318789A JP H10318789 A JPH10318789 A JP H10318789A JP 12571197 A JP12571197 A JP 12571197A JP 12571197 A JP12571197 A JP 12571197A JP H10318789 A JPH10318789 A JP H10318789A
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Abstract
間で完了するボンディングワイヤの保護を実現した光学
式エンコーダを提供する。 【解決手段】 受光素子4と、発光素子と、スリットが
開口された回転ディスクとを備える光学式エンコーダ1
において、受光素子4と基板2とをボンディングワイヤ
8で接続するとともに、ボンディングワイヤ8を保護カ
バー20により包囲したことを特徴とする光学式エンコ
ーダ1。
Description
をボンディングワイヤにて接続して構成された光学式エ
ンコーダに関し、特にボンディングワイヤを保護するた
めの保護カバーを備えた光学式エンコーダに関する。
されるように、基板2の表面にスペーサ3を介して載置
された受光素子4と、発光素子7とを対向配置するとと
もに、受光素子4と発光素子7との間にスリット5が開
口された回転ディスク6を介在して構成される。尚、ス
ペーサ3は受光素子4の高さ調整のために使用される部
材であり、受光素子4が基板2上に直接載置された構成
の光学式エンコーダ1もある。
るように、基板10上に、表面にスリットが形成された
フォトダイオード11a〜11d及び各フォトダイオー
ド11a〜11dが受光した信号を取り出すための外部
接続用電極12a〜12dが形成されたものである。各
フォトダイオード11a〜11dは対角線上に位置する
フォトダイオード同士、即ちフォトダイオード11aと
フォトダイオード11d、フォトダイオード11bとフ
ォトダイオード11cとが180°位相が異なる信号が
検出されるように、また隣接するフォトダイオード同
士、即ちフォトダイオード11aとフォトダイオード1
1c、フォトダイオード11bとフォトダイオード11
dとが90°位相が異なる信号が検出されるようにスリ
ットが配置されている。
ク6のスリット5を通過して受光素子4のフォトダイオ
ード11a〜11dに入り、スリット5の回転角度に比
例した信号が検出される。尚、上記の光学式エンコーダ
1に関して実開昭62−24315号公報を参照するこ
とができる。
と基板2との電気的接続は、図6に示されるように、受
光素子4のフォトダイオード11a〜11dに接続する
外部接続用電極12a〜12d(図5参照)と、図示は
省略される基板2側の回路とをボンディングワイヤ8で
接続することにより行われる。このボンディングワイヤ
8は、光学式エンコーダ1の組み立て時に加わえられる
外力等からの保護を目的としてエポキシ樹脂等からなる
充填材9が塗工されるのが一般的である、従って、光学
式エンコーダ1の組立工程において、必然的に充填材9
である樹脂の硬化のための時間が必要となり、生産性の
上で好ましくない。また、ボンディングワイヤ8は金属
(アルミニウムが主流)であり、充填材9は樹脂である
ことから、光学式エンコーダ1の周囲温度が変化する
と、両者の熱膨張率の違いによりボンディングワイヤ8
が断線することもある。更に、充填材9は樹脂が硬化し
たものであるため、剛性が高く、外力の吸収性能が十分
とはいえない。
ものであり、信頼性が高く、しかもそのための作業も短
時間で完了するボンディングワイヤの保護を実現した光
学式エンコーダを提供することを目的とする。
の、受光素子と、発光素子と、スリットが開口された回
転ディスクとを備える光学式エンコーダにおいて、受光
素子と基板とをボンディングワイヤで接続するととも
に、ボンディングワイヤを保護カバーにより包囲したこ
とを特徴とする光学式エンコーダにより達成される。上
記の構成によれば、ボンディングワイヤの保護のため
に、従来のように充填材を使用することがないため、光
学式エンコーダの組立工程において充填材の硬化に要す
る時間を削減でき、しかも保護カバーは基板に係止する
だけでよいから極めて短時間の内に作業が完了する。ま
た、ボンディングワイヤと保護カバーとは非接触もしく
は接触しても極く一部分であるため、従来のように熱膨
張率の違いによりボンディングワイヤが断線することも
ない。
を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の光
学式エンコーダの一実施形態を示す斜視図である。図示
されるように、光学式エンコーダ1は、基板2上にスペ
ーサ3を介して受光素子4を載置し、ボンディングワイ
ヤ8により基板2と受光素子4とを接続して構成され
る。また、スペーサ3を省略して受光素子4を基板2上
に直接載置した構成でも構わない。受光素子4は、例え
ば先に図5を参照して説明した如く基板10上に複数の
フォトダイオード11a〜11d同士が所定の位相角と
なるように配置して構成され、外部接続用電極12a〜
12dと基板2側の回路とをボンディングワイヤ8によ
り接続される。
従来の充填材に代えて(図6参照)保護カバー20によ
り包囲される。図2は、保護カバー20の一実施形態を
示す斜視図である。この保護カバー20は、基板2との
接触面となる底面及び一側面が開口した箱体であり、そ
の内部は隔壁21によりボンディングワイヤ8の数と同
数の収容室22に区画されている。また、保護カバー2
0は側壁23の底面側端部から外方に向かって延びる固
定片24が形成されており、固定片24の下面には基板
2への取り付けのための係止ピン25が突設されてい
る。
壁21は、図3(図2のAA’断面図)に示されるよう
に、保護カバー20の開口側から外壁26側に向かって
順次肉厚となるクサビ形状とすることが好ましい。これ
により、収容室22には保護カバー20の開口側から奥
(外壁26)に向かって順次狭窄する内部空間が形成さ
れ、保護カバー20を基板2に取り付ける際に、ボンデ
ィングワイヤ8の形状を矯正したり、平行に整列させる
ことができる。また、保護カバー20の取付時にボンデ
ィングワイヤ8は隔壁21の狭窄部で挟持された状態と
なり、隔壁方向の動きが規制されるため、ボンディング
ワイヤ8の揺動による検出信号へのノイズの混入が防止
される。
ばアクリル系樹脂やシリコン系樹脂を成形して得られ
る。また、適度な弾性を有することが有利であり、高弾
性のシリコン系樹脂を基材とする保護カバーを採用する
ことにより、外力を保護カバー20の隔壁21で吸収し
て耐振動特性も向上するという効果がある。
付けた時に受光素子4から基板2に至るボンディングワ
イヤ8が保護カバー20の収容室22に収容されるよう
に位置決めされた係止孔27が形成されており、保護カ
バー20の係止ピン25を嵌入することにより、保護カ
バー20は基板2上に位置決めされて固定される。
透過型で、回転型の光学式エンコーダを例にして説明し
たが、本発明は反射型の光学式エンコーダ、またリニア
型の光学式エンコーダにも適用できる。
ンコーダによれば、ボンディングワイヤを保護カバーに
より保護する構成としたため、従来のように充填材を使
用することがなく、光学式エンコーダの組立工程におい
て充填材の硬化に要する時間を削減でき、しかも保護カ
バーは基板に係止するだけでよいから極めて短時間の内
に作業が完了する。また、ボンディングワイヤと保護カ
バーとは非接触もしくは接触しても極く一部分であるた
め、従来のように熱膨張率の違いによりボンディングワ
イヤが断線することもない。
斜視図である。
バーを示す斜視図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 受光素子と、発光素子と、スリットが開
口された回転ディスクとを備える光学式エンコーダにお
いて、 受光素子と基板とをボンディングワイヤで接続するとと
もに、ボンディングワイヤを保護カバーにより包囲した
ことを特徴とする光学式エンコーダ。 - 【請求項2】 保護カバーの内部はボンディングワイヤ
数に応じた数のボンディングワイヤ収容室に区画されて
おり、ボンディングワイヤは個別に各収容室に収容され
ることを特徴とする請求項1に記載の光学式エンコー
ダ。 - 【請求項3】 保護カバーのボンディングワイヤ収容室
は、開口側から奥に向かって順次狭窄した内部空間が形
成されていることを特徴とする請求項2に記載の光学式
エンコーダ。 - 【請求項4】 保護カバーは、基板に形成された位置決
め孔に係合される係止片を具備することを特徴とする請
求項1乃至3の何れか一項に記載の光学式エンコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12571197A JP3712025B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 光学式エンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12571197A JP3712025B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 光学式エンコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10318789A true JPH10318789A (ja) | 1998-12-04 |
JP3712025B2 JP3712025B2 (ja) | 2005-11-02 |
Family
ID=14916859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12571197A Expired - Fee Related JP3712025B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 光学式エンコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3712025B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP12571197A patent/JP3712025B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3712025B2 (ja) | 2005-11-02 |
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