JPH10318605A - 温水装置およびそれを用いた人体局部洗浄装置 - Google Patents

温水装置およびそれを用いた人体局部洗浄装置

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JPH10318605A
JPH10318605A JP13076097A JP13076097A JPH10318605A JP H10318605 A JPH10318605 A JP H10318605A JP 13076097 A JP13076097 A JP 13076097A JP 13076097 A JP13076097 A JP 13076097A JP H10318605 A JPH10318605 A JP H10318605A
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Keisuke Ono
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は給湯用、暖房用、人体洗浄用などに
使用する瞬間加熱式の温水装置に関するものであり、温
水を長時間使用しても湯切れが生じないようにし、貯水
部をなくしてコンパクトで湯温の応答が速い温水装置を
実現する。 【解決手段】 本発明の温水装置は、平板状加熱手段2
の両面それぞれに熱的に接触して配され、入水口10と
出湯口11を連通し少なくとも1つ以上の屈曲部8を有
する蛇行水路9を備えたもので、伝熱面積を確保したま
ま流速を増大させ、熱伝達率を大きくすることができ、
貯水部がないので、高負荷化、コンパクト化が図れ、昇
温速度も速く、制御応答性も良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯用、暖房用等の
温水装置に関し、特に給水源から供給される水を所定温
度の適温水に短時間で加熱して人体の洗浄用などに使用
する、瞬間加熱式の温水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に知られている温水装置
としては、タンク内に定量貯溜した水をヒータにより常
時適温に加熱・保温する貯湯式のタイプと、給水された
水を瞬間的に加熱して適温の温水を供給する瞬間加熱式
のタイプとがある。前記貯湯式の温水装置としては、図
19に示す特公平2−3860号公報に記載されている
ようなものがあった。図19において、101は温水装
置102の貯湯タンクであり、その上部開口端には蓋体
103が、図示しない締着部材を用いて堅締固着されて
いる。104は蓋体103に止着した入水管であり、そ
の一方端は給水管105を介して図示しない給水源と接
続され、他方端は蓋体103を貫通して貯湯タンク10
1の底面付近まで伸出されている。106は蓋体103
に止着された出湯部であり、出湯ロ106aを貯湯タン
ク101内と連通させている。107は蓋体103を貫
通して貯湯タンク101内に挿入した温水加熱用のヒー
夕であり、また、108は加熱された温水の湯温を検出
する温度センサで、検温部108aを貯湯タンク101
内に挿入した状態で蓋体103に取付けられ、前記温度
センサ108によって検出した温水の温度に対応して、
ヒータ107の通電制御を行い、貯湯タンク101内の
温水を常に所定の設定温度(例えば約40℃)に維持す
るようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のような従来の貯湯式の温水装置では、貯湯量が限ら
れているので吐水量が貯湯量を超えるまでは設定温度の
温水が供給されるものの、貯湯量をこえた長時間使用す
ると、温水の温度が徐々に低下し始める。即ち、吐水量
が貯湯量をこえると、貯湯タンク101内にヒー夕10
7により加熱され貯湯された温水の大部分が貯湯タンク
101から吐出され、かわって温水の吐出開始後に貯湯
タンク101内に流入した流入水が吐出されるようにな
る結果、貯湯タンク101から吐出される温水の温度が
徐々に低下し始める。これは、温水使用開始直後に貯湯
タンク101内に流入した水は、ある程度設定温度近く
まで加熱されるものの、それ以降の流入水はほとんど加
熱されないまま吐出されるために発生するもので、これ
により設定温度よりも低い温度の温水が出湯されること
となる結果、人体洗浄時などにおいて使用者に不快感を
与えるおそれがあった。従って、貯湯式の温水装置10
2においては出湯時間の短い用途にしか使用できず、人
体洗浄時においては洗浄時間を短くし、かつ間欠的に使
用しないと、適温水にて満足に洗浄が行えないという課
題があった。
【0004】上記貯湯式温水装置102の貯湯タンク1
01を大きくできない場合、上記課題を解決するための
温水装置の構成として、例えば図20に示す実公平1−
42757号公報に記載されているような瞬間加熱式の
温水装置が採用されている。図20に示す温水装置10
9は、有底筒状に形成した金属製の加熱タンク110
と、中空筒状に形成した合成樹脂製の貯湯筒111から
なり、前記加熱タンク110は貯湯筒111内に、その
上部に貯湯部111aを有するように収納して前記加熱
タンク110の開口端側を貯湯筒111の一方の開口部
に嵌着し、この加熱タンク110の開口端側の周縁に開
口した通抜孔112を介して加熱タンク110と貯湯筒
111とを連通する。つづいて、表面または2層のセラ
ミック基板の間にプリントする等して形成した電気発熱
体を有する中空円筒状のセラミックヒータ113を図示
しない給水ラインと連通させて遊嵌したあと、前記貯湯
筒111の一方の開口部をセラミックヒータ113の鍔
部にて閉鎖し、この貯湯筒111の他方の開口部は、フ
ロートスイッチ114とバキュームスイッチ115とを
具備した函体116を用いて、該函体116と貯湯筒1
1とを連通させた状態で閉鎖することにより構成され、
函体116に止着した出湯管117から温水が出湯され
るようになっている。また加熱タンク110に開口した
通抜孔112の上方には、セラミックヒータ113によ
り加熱した温水の温度を検出する温度センサ118が取
付けられている。
【0005】そして、瞬間加熱式の温水装置109は、
セラミックヒータ113の内周面を通って加熱タンク1
10内に流入する水を、前記セラミッタヒータ113の
電気発熱体により瞬時に設定温度まで加熱することがで
きるので、長時間にわたって一定温度の温水を吐出でき
る利点がある。ところが、一般家庭には過電流保護用の
ブレーカが設置されており、ブレーカがトリップしない
ためにはヒーター容量をAC100Vで1200W程度
以下に設定する必要があり、例えば40℃の温水を使用
する場合、温水装置への入水温が低い冬季の場合を考慮
して水温を40度上昇させるには毎分約400cc以下
の吐水量となる。上記構成の瞬間加熱式の温水装置では
中空円筒状セラミックヒータ113の径を小さくすれば
する程製造が困難になり、伝熱面積も小さくなってしま
うので径寸法には限界があり、前記セラミックヒータ1
13の大きさに対応した容積の加熱タンク110や、貯
湯筒111等の水路部分に水の溜まる貯水部ができてし
まう。例えば、200cc程度であっても貯水部ができ
てしまうと熱容量が大きくなり、また毎分約400cc
以下の吐水量に対して小さくない貯水部に水が溜まって
いるので、昇温や温度制御応答に時間を要するばかりで
なく、上記吐水量に対してセラミックヒータ111内外
周の流路断面積が大きいので流速が小さくなり、熱伝達
率が悪くなるので温水装置の熱効率も悪くなるという課
題があった。
【0006】また、上記貯湯式の温水装置を用いた人体
局部洗浄装置においては、出湯時間に制限があるという
課題とともに、貯湯槽があるために装置のサイズが大き
くなってしまうという課題や、何時使用されるかわから
ないので昼夜通電しておかねばならず、貯湯による放熱
ロスが全消費電力の大きな部分を占めランニングコスト
が非常に高くなるという課題があった。一方、上記構成
の瞬間加熱式の温水装置を用いた人体局部洗浄装置にお
いては、中空円筒状セラミックヒータの寸法から加熱タ
ンクの容積が大きくなり、装置のコンパクト化が図りに
くく、また貯水部ができてしまうので制御応答性が悪
く、洗浄中の瞬時的な設定温度可変が困難であるという
課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、平板状加熱手段に熱的に接触して配され、
入水口と出湯口を連通し少なくとも1つ以上の屈曲部を
有する蛇行水路を備えたものである。
【0008】上記発明によれば、伝熱面積を確保したま
ま流速を増大させ、熱伝達率を大きくすることができる
ので、高負荷化、コンパクト化が図れる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は上記課題を解決するため
に以下の構成より成る。すなわち第1の構成としては、
平板状加熱手段と、入水するための入水口と、平板状加
熱手段により加熱された湯を出湯する出湯口と、前記入
水口と前記出湯口を連通し、前記平板状加熱手段に熱的
に接触して配された少なくとも1つ以上の屈曲部を有す
る蛇行水路を備えたものである。
【0010】そして、瞬間加熱式温水装置であるので長
時間にわたって一定温度の温水を吐出でき、また伝熱面
積を確保したまま蛇行水路の断面積を小さくして流速を
増大させ熱伝達率を大きくすることができるので、高い
熱効率、簡単構成で高負荷化、コンパクト化が図れる。
【0011】また第2の構成としては、平板状加熱手段
として、電力によりジュール熱を発生する発熱体をアル
ミナ等の一対のセラミック板により挟んで形成したセラ
ミックヒーターを備えたものである。
【0012】そして、平板状加熱手段として、絶縁体で
熱伝導率の大きいアルミナで構成された昇温速度の早い
セラミックヒーターを備えているので、温水の昇温およ
び温度制御応答を瞬時にできるとともに、水が直接セラ
ミックヒーターに接触する蛇行水路が構成可能となるの
で、更なる昇温速度と応答性の向上が図れ、熱効率の向
上も図ることができる。
【0013】また第3の構成としては、平板内に、炭化
水素燃料等の燃料を通過させる燃料通路と、燃料を酸化
し発熱させる触媒燃焼部とを有する平板状加熱手段を備
えたものである。
【0014】そして、炭化水素燃料等の燃料を用いたコ
ンパクトで構成の簡単な瞬間式温水装置が実現でき、触
媒燃焼を用いているので窒素酸化物等を発生しないクリ
ーンな温水装置となる。
【0015】また第4の構成としては、蛇行水路を有し
樹脂材料で形成した熱交換部を備えたものである。
【0016】そして、水路が熱容量の小さい樹脂材料で
形成されているので、温水装置全体の熱容量も増大せ
ず、温水の昇温速度および温度制御応答性を向上でき
る。
【0017】また第5の構成としては、入水口と出湯
口、および入水口近傍の流入路と出湯口近傍の流出路と
を隣接して設けた蛇行水路を備えたものである。
【0018】そして、流入路と流出路が隣接して構成さ
れているので、流入路と流出路の間の温度差でも熱交換
が生じ、蛇行水路の温度差が緩和され、平板状加熱手段
からの伝熱面の温度分布が均一に近づく結果、熱歪みに
よるセラミックヒーターの破断を防止することができ
る。
【0019】また第6の構成としては、平板状加熱手段
を略垂直に配し、その両面それぞれに入水口が略最下端
で出湯口が略最上端にある蛇行水路を備えたものであ
る。
【0020】そして、蛇行水路が入水口から出湯口まで
順次上方に向かうので、水温の上昇による溶存酸素の分
離等により気泡が発生しても浮力で出湯口まで流され吐
出されるので、気泡による出湯流の乱れが生じることな
く定常な出湯を維持し温水装置を安定に運転できるとと
もに、温水装置内の気泡による熱伝達率の低下と熱効率
の低下を防止できる。さらに、大径化および一体化した
気泡が蛇行水路中に止まり、その部分で急激に熱伝達率
が低下し局所的な熱衝撃が生じることもなくなり、温水
装置および平板状加熱手段の信頼性を向上させることが
できる。
【0021】また第7の構成としては、平板状加熱手段
の発熱部の端部より外側にまで、蛇行水路を設けたもの
である。
【0022】そして、平板状加熱手段の発熱部より広い
範囲に水路部分が存在するので、熱流が水に吸収されず
に温水装置構成部材に伝わり、温水装置端部など部分的
に異常高温になることを防ぎ、熱効率と安全性の向上を
図ることができる。
【0023】また第8の構成としては、蛇行水路の上流
に設けた分岐部と、蛇行水路の下流に設けた合流部を備
え、平板状加熱手段の両面の蛇行水路それぞれに並列に
水を流す構成としたものである。
【0024】そして、平板状加熱手段の両面に並列に水
を流すので、平板状加熱手段の両面間に温度勾配が生じ
ず、熱歪みによる平板状加熱手段の反りや破断を防止
し、信頼性を向上させることができる。
【0025】また第9の構成としては、平板状加熱手段
と蛇行水路との間に熱伝導率の大きい伝熱板を備えたも
のである。
【0026】そして、蛇行水路と伝熱板との間の平面に
おいて、水流により勾配のある温度分布が生じていて
も、平板状加熱手段表面に伝わるまでに熱伝導率の大き
い伝熱板により緩和されるので、平板状加熱手段表面の
温度分布が均一に近づき、熱歪みによるセラミックヒー
ターの破断を防止することができる。
【0027】また第10の構成としては、1枚の平板の
中に2回路またはそれ以上の電気ヒーターを並列に有す
る平板状加熱手段と、出湯温度を検知する温度検知手段
と、前記温度検知手段により前記電気ヒーターそれぞれ
への通電率を制御する制御部を備えたものである。
【0028】そして、電気ヒーターを並列に複数回路に
構成するので、1回路当りの電気ヒーターの電気容量が
小さくなる。その結果、容量の小さい1回路の通電率を
制御することになるので、制御分解能が飛躍的に向上し
て木目細かな温度制御が可能となり、ヒートショックも
小さくなるので電気ヒーターの寿命を延ばし信頼性を向
上させることができる。また、ある一定時間の制御周期
内でサイクル数を調整し、その制御周期を繰り返すこと
によって電気ヒーターへの通電率を制御するサイクル制
御方式の場合には、小さい電気容量ヒーターのサイクル
ON/OFFで済むので、電源ラインの電圧変動を小さ
く抑えることができ、結果として照明のちらつき等を防
止できるとともに、温水装置使用者に不快となる温度変
動の発生を抑えることができる。
【0029】また第11の構成としては、蛇行水路の中
に、乱流促進体を設けたものである。
【0030】そして、乱流促進体により平板状加熱手段
から水への熱伝達率を向上できるので伝熱面積を小さく
でき、熱容量密度の大きい平板状加熱手段を使用して高
負荷のコンパクトな温水装置を実現できる。
【0031】また第12の構成としては、平板状加熱手
段と、入水口と、出湯口と、前記入水口と前記出湯口を
連通し、前記平板状加熱手段に熱的に接触して配された
少なくとも1つ以上の屈曲部を有する蛇行水路と、入水
口に給水する給水部と、出湯口と連通する洗浄ノズルと
を備えた人体局部洗浄装置である。
【0032】そして、貯湯槽および貯水部がなく使用時
のみ通電すれば出湯が可能なので、貯湯時の放熱ロスが
なくなり省エネになるとともにコンパクトな人体局部洗
浄装置が実現できる。また、瞬間加熱式温水装置である
ので、湯量に制限なく長時間連続しての温水での局部洗
浄が可能になり、肛門部の血行が良くなって痔の予防と
治療の促進に効果がある。さらに、コンパクトで熱容量
の小さい温水装置を備えているので後沸きの発生等の問
題もなく、断続的に使用しても高温のお湯が出て火傷を
するといった心配がなく安全である。加えて、貯水部が
ないので制御応答性も良く、洗浄中の瞬時的な設定温度
可変が自在にできる。
【0033】また第13の構成としては、給水部から入
水口に供給される水の流量を検知する流量検知部と、前
記流量検知部の流量信号に基づき前記平板状加熱手段の
加熱量を可変する制御部を備えたものである。
【0034】そして、人体局部洗浄装置では使用者の好
みにより洗浄中に洗浄流量を変更することが多いが、流
量検知部の流量信号に基づき制御部で流量変化に応じて
瞬時に温水装置の加熱量を決定するので、出湯温度のオ
ーバーシュートやアンダーシュートを最小限に抑えるこ
とができ、低温の水が出て不快感を感じたり、高温のお
湯が出て火傷をするといった心配がなく安全である。
【0035】また第14の構成としては、平板状加熱手
段の加熱量を可変し、第1温度設定部および第2温度設
定部と、前記第1温度設定部に決定された第1設定温度
の洗浄水を第1設定時間だけ出湯する第1タイマ部と、
前記第2温度設定部に決定され第1設定温度より低温の
第2設定温度の洗浄水を第2設定時間だけ出湯する第2
タイマ部とを有する制御部を備えたものであるそして、
人体局部洗浄装置の洗浄水の温度を、それぞれの設定時
間毎に高温の第1設定温度と低温の第2設定温度とに自
動的に切換えるように温水装置の加熱量を制御し出湯で
きるので、被洗浄部に温めたり冷やしたりの刺激を与
え、肛門部のうっ血症状を緩和し痔の予防と治療の促進
を図ることができる。
【0036】以下、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の温水装置の概略
斜視図であり、図2は左側面断面図、図3は右側面断面
図である。図1〜図3において温水装置本体1は、略中
央に配された平板状加熱手段であるセラミックヒーター
2と、熱伝導をよくするため接触面にシリコン剤3が塗
布され、セラミックヒーター2を挟持するように配され
た一対の金属製の熱交換部4とで構成されている。セラ
ミックヒーター2は、電力を供給することによりジュー
ル熱を発生する金属製の発熱体5をアルミナ等の一対の
矩形セラミック板6により挟んで焼成し一体化したもの
で、発熱体5の両端部に接続されたリード線7を備えて
いる。また、それぞれの熱交換部4のセラミックヒータ
ー2と平行な略中央の断面には、複数の屈曲部8を有す
る蛇行水路9が形成され、熱交換部4の端面に開口され
た入水口10と出湯口11とを連通している。そして、
一方の熱交換部4の出湯口11と他方の入水口10とは
配管12により接続されている。
【0037】上記構成により、一方の熱交換部4の開口
した入水口10に水を導入し、セラミックヒーター2の
リード線7から電力を供給すると、発熱体5により発生
した熱がセラミック板6とシリコン剤3を経て熱交換部
4に伝わり、入水口10から流入した水に伝達され、水
は一方の熱交換部4の蛇行水路9から配管12を経て他
方の蛇行水路9に直列に流れる間に加熱され、温水装置
本体1を通過する短時間のうちに温水となり出湯口11
より流出される。したがって温水装置本体1は、入水口
10から水を連続的に供給してやると水を瞬間的に加熱
する瞬間加熱式温水装置であるので、長時間にわたって
一定温度の温水を途切れることなく吐出できる。また、
蛇行水路9の壁が熱伝達面であるので、その長さに沿っ
て広く伝熱面積を確保でき、蛇行水路9の断面積を小さ
くして流速を増大させることができるので熱伝達率を大
きくすることが可能となり、高い熱効率、簡単構成で高
負荷化、コンパクト化が図れる。さらに貯水部がなく水
の熱容量がわずかになるので、温水装置使用開始から実
際に適温の温水が出湯されるまでの昇温速度も速く、使
用者が出湯温を変えたい場合や流量を変えたい場合など
の制御部を設けて調節する場合の制御応答性も良くな
る。
【0038】なお、本実施例においては、平板状加熱手
段として平板状のセラミックヒータを用いたが、シーズ
ヒータやマイカヒータ等、様々な応用が考えられる。
【0039】(実施例2)図4は本発明の実施例2の温
水装置の概略斜視図であり、図1〜図3と同符号のもの
は相当する構成要素であり、詳細な説明は省略する。図
において、一対の熱交換部4はそれぞれ樹脂材料で形成
され、蛇行水路9はセラミックヒーター2側の面が開口
されて水が直接セラミックヒーター2に接触するように
構成されているとともに、熱交換部4に設けられたOリ
ング13により密閉されて水が漏れないように構成され
ている。
【0040】上記構成により、入水口10に水を導入し
セラミックヒーター2に電力を供給すると、平板状加熱
手段であるセラミックヒーター2が絶縁体で熱伝導率の
大きいアルミナで構成されているので加熱手段自身の昇
温速度も早く、その結果温水の昇温および温度制御応答
を瞬時にできるとともに、入水口10から流入した水
は、蛇行水路9中で直接セラミックヒーター2に接触す
るので、更なる昇温速度と応答性の向上が図れ、熱効率
の向上も図ることができる。このとき、水と発熱体5と
は絶縁されているので、漏電や短絡心配なく運転するこ
とができる。
【0041】(実施例3)図5は本発明の実施例3の温
水装置の概略斜視図であり、図6は平面断面図である。
図1〜図4と同符号のものは相当する構成要素であり、
詳細な説明は省略する。図において、14は平板状加熱
手段として設けた触媒燃焼バーナーであり、プロパンや
ブタンあるいはメタノールなどの炭化水素燃料を供給す
る燃料管15と、燃料管15から供給された燃料を均一
に流すために容積部16と、内部に波板状に折り曲げら
れた2枚の金属板17を備え触媒燃焼バーナー14下方
の容積部16から上方へ板状に伸びる扁平な燃料通路1
8と、金属板17上に触媒(図示せず)を塗布して形成
した触媒燃焼部19と、燃焼排ガスを排出する排気口2
0とで構成されている。燃料通路18の両側には、一対
の金属製の熱交換部4が燃料通路18に熱を伝えやすい
ように接着されて温水装置が構成されている。
【0042】上記構成により、燃料管15から供給され
た燃料は容積部16を経て一対の熱交換部4に挟まれた
燃料通路18に入る。燃料通路18に入った燃料は、金
属板17の隙間を通過する途中で触媒燃焼部19に接触
し、触媒の作用により空気中の酸素と酸化反応し発熱し
て、排気口20から燃焼排ガスとして排気される。この
とき触媒燃焼部19で生じた熱は、金属板17や燃料通
路18の壁面を経て熱交換部4に伝わり、入水口10か
ら導入された水が熱交換部4の略中央に設けられた蛇行
水路9を流れる間に伝達されて、水は適温の温水となり
出湯口11から出湯されるので、炭化水素燃料等の燃料
を用いたコンパクトで構成の簡単な瞬間式温水装置が実
現できる。また、触媒燃焼を用いているので酸化反応が
あまり高温にならずに進行し、高温で窒素酸化物等が生
成されることなく、燃焼排ガスのクリーンな温水装置と
なる。
【0043】(実施例4)図7は本発明の実施例4の温
水装置の概略斜視図であり、図8は左側面断面図、図9
は右側面断面図である。図1〜図6と同符号のものは相
当する構成要素であり、詳細な説明は省略する。図にお
いて、図示しない給水源と一対の樹脂製熱交換部4それ
ぞれの入水口10とは分岐部21を有する給水管22に
接続され、2つの出湯口11は合流部23を有する出湯
管24に接続されている。熱交換部4それぞれの入水口
10と出湯口11とは近接して設けられているととも
に、連通する蛇行水路9はセラミックヒーター2側の面
が開口し、入水口10近傍の流入路25と出湯口11近
傍の流出路26とが隣接して並行に進んだ後、屈曲部8
を経て接続する形状に構成されている。この開口した蛇
行水路9はOリング13を介して伝熱板である銅板27
により水漏れのないように一体に密閉固着され、銅板2
7と一体化した一対の熱交換部4により、蛇行水路9よ
り面積の一回り小さいセラミックヒーター2を、熱伝導
性に優れた薄いゴムシート28を介して圧接し挟持して
温水装置を構成している。
【0044】上記構成により、給水管22に供給された
水は分岐部21においてほぼ均等に分流し、2つの入水
口10に流入する。そして、流入路25を通り複数の屈
曲部8を経る間にセラミックヒーター2の発熱により加
熱された温水は、蛇行水路9の流出路26において隣接
した流入路25の水との間でも温度差により熱交換する
ので、蛇行水路9に入った低温の水は早期に温められる
ことになり、蛇行水路9内の温度差は緩和される。この
小さくなっている温度差は、非常に熱伝導率の大きい銅
板27でその断面方向に熱が拡散することにより更に緩
和され、その結果セラミックヒーター2表面の温度分布
が均一になるので、熱歪みによるセラミックヒーターの
破断を防止することができる。また、セラミックヒータ
ー2の発熱部である発熱体5がセラミックヒーター2の
端部一杯まで形成されていても、蛇行水路9がセラミッ
クヒーター2を覆い隠すように一回り大きい面積部に形
成されているので、熱流が水に吸収されずに熱交換部4
等の温水装置構成部材に伝わり、温水装置端部などが部
分的に異常高温になることを防ぎ、熱効率と安全性の向
上を図ることができる。さらに、蛇行水路9の上流の給
水管22に設けた分岐部21で供給水を分流しているの
で、一対の熱交換部4それぞれにほぼ均等に水を流すこ
とができ、セラミックヒーター2の両面の熱的条件が等
しくなるので両面間に温度勾配が生じず、熱歪みによる
セラミックヒーター2破断を防止し、信頼性を向上させ
ることができる。また、平板状加熱手段に図5に示した
触媒バーナー14などを用いた金属製である場合は熱歪
みによる反りが発生するが、これも防止することができ
る。
【0045】(実施例5)図10は本発明の実施例5の
温水装置の概略斜視図であり、図11は平面断面図、図
12は右側面断面図である。図1〜図9と同符号のもの
は相当する構成要素であり、詳細な説明は省略する。図
において、温水装置本体1は、一組の入水口10と出湯
口11を有する1つの樹脂製熱交換部4と、熱交換部4
の略中央にリード線7を有する端部だけが突き出た形で
水密に挿入された平板状加熱手段であるセラミックヒー
ター2とで構成され、熱交換部4の内部には入水口10
からセラミックヒーター2の端部を通る流入路25と、
流入路25の下流に設けられ水路をセラミックヒーター
2の両面に分岐する分岐部21と、セラミックヒーター
2の両面に配されセラミックヒーター2側の面が開口さ
れて水が直接セラミックヒーター2に接触するように形
成された一対の蛇行水路9と、この2つの蛇行水路9の
終端で2つを合流させる合流部23と、セラミックヒー
ター2の流入路25と対向する端部に設けられ合流部2
3から出湯口11に温水を導く流出路26とを備えてい
る。そして、温水装置本体1はセラミックヒーター2が
略垂直になるよう固定されているとともに、入水口10
が最下端で、流入路25、分岐部21、蛇行水路9、合
流部23、流出路26と上流に向かうにつれて上方に位
置し、出湯口11が最上端に配され、蛇行水路9も下流
側が下方に向かうことがないように構成されている。
【0046】上記構成により、絶縁体で熱伝導率の大き
いアルミナで構成された昇温速度の早いセラミックヒー
ター2に直接水が接触しながら熱伝達されるので、温水
の昇温および温度制御応答を瞬時にできるとともに、熱
効率の向上も図ることができる。また、水流が入水口1
0から蛇行水路9を通り出湯口11まで順次上方に向か
うので、水温の上昇による溶存酸素の分離等により気泡
が発生しても浮力で出湯口11まで流され吐出されるの
で、気泡による出湯流の乱れが生じることなく定常な出
湯を維持し温水装置を安定に運転できるとともに、熱交
換部4内の気泡による熱伝達率の低下と熱効率の低下を
防止できる。さらに、大径化および一体化した気泡が蛇
行水路9中に止まり、その部分で急激に熱伝達率が低下
し局所的な熱衝撃が生じることもなくなり、セラミック
ヒーター2が破断するなどの寿命が著しく低下すること
を防止し、平板状加熱手段の信頼性を向上させることが
できる。さらに、セラミックヒーター2の両面に並列に
水を流すので、セラミックヒーター2の両面間に温度勾
配が生じず熱歪みによる破断を防止し、平板状加熱手段
の信頼性を向上させることができる。
【0047】(実施例6)図13は本発明の実施例6の
温水装置の概略斜視図であり、図14は概略構成図であ
る。図1〜図12と同符号のものは相当する構成要素で
あり、詳細な説明は省略する。図において、図示しない
給水源と一対の樹脂製熱交換部4それぞれの入水口10
とは分岐部21を有する給水管22に接続され、2つの
出湯口11は合流部23を有する出湯管24に接続さ
れ、合流部23下流の出湯管24には出湯温度を検知す
るサーミスタ29を備えている。温水装置本体1はセラ
ミックヒーター2が略垂直になるよう配されているとと
もに,それぞれの熱交換部4の入水口10と出湯口11
を連通する蛇行水路9は入水口10から出湯口11まで
順次上方に向かうように形成され、入水口10は温水装
置本体1の略最下端に、出湯口11は略最上端に設けら
れた構成となっている。そして、セラミックヒーター2
内部の発熱体は略同容量の電気ヒーター2回路になるよ
うに並列に発熱体30aと発熱体30bとが2回路形成
されて,一方の端部は2回路とも1本の共通リード線3
1に接続され、他方の端部は2回路それぞれ別のリード
線32a、リード線32bに接続されている。共通リー
ド線31およびリード線32a、リード線32bは2回
路の発熱体30aと発熱体30bのそれぞれへの通電率
を制御する制御部33に接続されている。
【0048】上記構成により、入水口10から出湯口1
1まで順次上方に向かう蛇行水路9を備えているので、
気泡が発生しても出湯口11まで流され吐出されるの
で、定常な出湯を維持し温水装置を安定に運転できると
ともに、熱交換部4内の気泡による熱伝達率の低下と熱
効率の低下を防止できる。また、大径化および一体化し
た気泡による局所的な熱衝撃が生じることもなくなり、
セラミックヒーター2が破断を防止し、平板状加熱手段
の信頼性を向上させることができる。さらに、セラミッ
クヒーター2の両面に並列に水を流すので、熱歪みによ
る破断を防止し、平板状加熱手段の信頼性を向上させる
ことができる。さらに、同じ容量の電気ヒーターとして
発熱体30aと発熱体30bとを並列に2回路構成して
いるので、1回路当りの電気ヒーターの電気容量が必要
総電気容量に対し、回路数の逆数で小さくなる。その結
果、容量の小さい1回路の通電率を制御することになる
ので、制御分解能が飛躍的に向上して木目細かな温度制
御が可能となり、ヒートショックも小さくなるので電気
ヒーターの寿命を延ばし信頼性を向上させることができ
る。また、ある一定時間の制御周期内でサイクル数を調
整し、その制御周期を繰り返すことによって電気ヒータ
ーへの通電率を制御するサイクル制御方式の場合には、
小さい電気容量ヒーターのサイクルON/OFFで済む
ので、電源ラインの電圧変動を小さく抑えることがで
き、結果として照明のちらつき等を防止できるととも
に、温水装置使用者に不快となる温度変動の発生を抑え
ることができる。
【0049】なお、ここでは同容量の電気ヒーター2回
路になるように構成しているが、それ以上の回路数にす
れば更に分解能が向上するので同様の効果が得られる。
また、略同容量の電気ヒーターにしなくても、制御方法
により同様の効果が得られることは、明らかである。
【0050】(実施例7)図15は本発明の実施例7の
温水装置の要部拡大断面図である。図において、9は矩
形断面の蛇行水路の一部であり、その内部にねじり板3
4が乱流促進体として挿入されている。
【0051】上記構成において、蛇行水路9を流れてき
た水流はねじり板34の作用により、その主流が旋回し
蛇行水路9壁面から水への熱伝達率が向上するので伝熱
面積を小さくでき、熱容量密度の大きい平板状加熱手段
を使用して高負荷のコンパクトな温水装置を実現でき
る。
【0052】(実施例8)図16は本発明の実施例8の
温水装置の要部拡大断面図である。図において、9は矩
形断面の蛇行水路の一部であり、その内部に矩形に巻か
れたコイル状の針金35が乱流促進体として挿入されて
いる。
【0053】上記構成において、蛇行水路9を流れてき
た水流は針金35の作用により、伝熱面近傍の流れがか
く乱させられ蛇行水路9壁面から水への熱伝達率が向上
するので伝熱面積を小さくでき、熱容量密度の大きい平
板状加熱手段を使用して高負荷のコンパクトな温水装置
を実現できる。
【0054】なお、ここでは乱流促進体としてねじり板
34と針金35を用いたが、伝熱面近傍の流れをかく乱
させるために伝熱面に設ける突起体(四角形、台形、鋸
刃型、三角形)や、主流を旋回させるための螺旋羽根、
主流をかく乱させるために管路に一定の間隔で並べた円
板や円環でもよい。
【0055】(実施例9)図17は本発明の実施例9の
温水装置を用いた人体局部洗浄装置の概略構成図であ
る。図1〜図16と同符号のものは相当する構成要素で
あり、詳細な説明は省略する。図において36は、セラ
ミックヒーター2の両面それぞれに熱的に接触して配さ
れた複数の屈曲部8を有する蛇行水路9を備えた瞬間式
の温水装置本体1と、給水部37と、洗浄ノズル38と
を備えた人体局部洗浄装置であり、給水部37と温水装
置本体1とは供給される水の流量を検知する流量検知部
39を有する給水管22により接続され、温水装置本体
1と洗浄ノズル38とは出湯管24により接続されてい
る。そして、制御部40と流量検知部39は流量信号線
41により接続され、制御部40で流量検知部39の流
量信号に基づき温水装置本体1のセラミックヒーター2
への通電量を可変することができるようになっている。
【0056】上記構成により、給水管37から連続的に
水を供給し、セラミックヒーター2のリード線7から電
力を供給すると、温水装置本体1に流入した水は蛇行水
路9を流れる間に加熱され、瞬時に適温の温水となり出
湯管24を経て洗浄ノズル38より噴射されるので、貯
湯槽および貯水部が不要で使用時のみ通電すれば出湯が
可能になり、その結果貯湯時の放熱ロスがなくなり省エ
ネになるとともにコンパクトな人体局部洗浄装置36が
実現できる。また、瞬間加熱式温水装置であるので、湯
量に制限なく長時間連続しての温水での局部洗浄が可能
になり、肛門部の血行が良くなって痔の予防と治療の促
進に効果がある。さらに、コンパクトで熱容量の小さい
温水装置を備えているので後沸きの発生等の問題もな
く、断続的に使用しても高温のお湯が出て火傷をすると
いった心配がなく安全である。加えて、貯水部がないの
で制御応答性も良く、洗浄中の瞬時的な設定温度可変が
自在にできる。そして、流量検知部39と、流量信号に
基づき温水装置本体1の加熱量である通電量を可変する
制御部40を備えているので、人体局部洗浄装置では使
用者の好みにより洗浄中に洗浄流量を変更することが多
いが、流量検知部の流量信号に基づき制御部で流量変化
に応じて瞬時に温水装置の加熱量を決定するので、出湯
温度のオーバーシュートやアンダーシュートを最小限に
抑えることができ、低温の水が出て不快感を感じたり、
高温のお湯が出て火傷をするといった心配がなく安全で
ある。
【0057】(実施例10)図18は本発明の実施例1
0の温水装置を用いた人体局部洗浄装置の概略構成図で
ある。図1〜図17と同符号のものは相当する構成要素
であり、詳細な説明は省略する。図において、制御部4
0には第1温度設定部42と、第2温度設定部43と、
第1タイマ部44と、第2タイマ部45とを備え、温水
装置の加熱量であるセラミックヒーター2への通電量を
可変し、第1温度設定部42に決定された第1設定温度
の洗浄水を第1タイマ部44に決定された第1設定時間
だけ出湯することと、第2温度設定部43に決定された
第2設定温度の洗浄水を第2タイマ部45に決定された
第2設定時間だけ出湯することができる構成になってい
る。
【0058】上記構成により、人体局部洗浄装置36の
洗浄水の温度を、それぞれの設定時間毎に高温の第1設
定温度と低温の第2設定温度とに自動的に切換えるよう
に温水装置の加熱量であるセラミックヒーター2への通
電量を制御し出湯できるので、被洗浄部に温めたり冷や
したりの刺激を与え、肛門部のうっ血症状を緩和し痔の
予防と治療の促進を図ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電源装置
は、以下に述べる効果を有するものである。
【0060】すなわち、第1の構成の平板状加熱手段
と、入水するための入水口と、平板状加熱手段により加
熱された湯を出湯する出湯口と、前記入水口と前記出湯
口を連通し、前記平板状加熱手段に熱的に接触して配さ
れた少なくとも一つ以上の屈曲部を有する蛇行水路を備
えた構成としているので、瞬間加熱式温水装置として長
時間にわたって一定温度の温水を吐出でき、また伝熱面
積を確保したまま蛇行水路の断面積を小さくして流速を
増大させ熱伝達率を大きくすることができるので、高い
熱効率、簡単構成で高負荷化、コンパクト化が図れる。
さらに貯水部がないので昇温速度も速く、制御応答性も
良くなる。
【0061】また第2の構成の、平板状加熱手段とし
て、電力によりジュール熱を発生する発熱体をアルミナ
等の一対のセラミック板により挟んで形成したセラミッ
クヒーターを備えた構成としているので、セラミックヒ
ーターが絶縁体で熱伝導率の大きいアルミナで構成され
ているので平板状加熱手段自身の昇温速度も早く、その
結果温水の昇温および温度制御応答を瞬時にできるとと
もに、水が直接セラミックヒーターに接触する蛇行水路
が構成可能となるので、更なる昇温速度と応答性の向上
が図れ、熱効率の向上も図ることができる。
【0062】また第3の構成の、平板内に、炭化水素燃
料等の燃料を通過させる燃料通路と、燃料を酸化し発熱
させる触媒燃焼部とを有する平板状加熱手段を備えた構
成としているので、炭化水素燃料等の燃料を用いたコン
パクトで構成の簡単な瞬間式温水装置が実現でき、触媒
燃焼を用いているので窒素酸化物等を発生しないクリー
ンな温水装置となる。
【0063】また第4の構成の、蛇行水路を有し樹脂材
料で形成した熱交換部を備えた構成としているので、熱
交換部の熱容量が小さくなり、温水装置全体の熱容量も
増大せず、温水の昇温速度および温度制御応答性を向上
できる。
【0064】また第5の構成の、入水口と出湯口、およ
び入水口近傍の流入路と出湯口近傍の流出路とを隣接し
て設けた蛇行水路を備えた構成としているので、流入路
と流出路の間の温度差でも熱交換が生じ、蛇行水路の温
度差が緩和され、平板状加熱手段からの伝熱面の温度分
布が均一に近づく結果、熱歪みによるセラミックヒータ
ーの破断を防止することができる。
【0065】また第6の構成の、平板状加熱手段を略垂
直に配し、その両面それぞれに入水口が略最下端で出湯
口が略最上端にある蛇行水路を備えた構成としているの
で、蛇行水路が入水口から出湯口まで順次上方に向かう
ことにより、水温の上昇による溶存酸素の分離等により
気泡が発生しても浮力で出湯口まで流され吐出されるの
で、気泡による出湯流の乱れが生じることなく定常な出
湯を維持し温水装置を安定に運転できるとともに、温水
装置内の気泡による熱伝達率の低下と熱効率の低下を防
止できる。さらに、大径化および一体化した気泡が蛇行
水路中に止まり、その部分で急激に熱伝達率が低下し局
所的な熱衝撃が生じることもなくなり、平板状加熱手段
の信頼性を向上させることができる。
【0066】また第7の構成の、平板状加熱手段の発熱
部の端部より外側にまで、蛇行水路を設けた構成として
いるので、平板状加熱手段の発熱部より広い範囲に水路
部分が存在することになり、熱流が水に吸収されずに温
水装置構成部材に伝わり、温水装置端部など部分的に異
常高温になることを防ぎ、熱効率と安全性の向上を図る
ことができる。
【0067】また第8の構成の、蛇行水路の上流に設け
た分岐部と、蛇行水路の下流に設けた合流部を備え、平
板状加熱手段の両面の蛇行水路それぞれに並列に水を流
す構成としているので、平板状加熱手段の両面間に温度
勾配が生じず、熱歪みによる平板状加熱手段の反りや破
断を防止し、信頼性を向上させることができる。
【0068】また第9の構成の、平板状加熱手段と蛇行
水路との間に熱伝導率の大きい伝熱板を備えた構成とし
ているので、蛇行水路と伝熱板との間の平面において、
水流により勾配のある温度分布が生じていても、平板状
加熱手段表面に伝わるまでに熱伝導率の大きい伝熱板に
より緩和されるので、平板状加熱手段表面の温度分布が
均一に近づき、熱歪みによるセラミックヒーターの破断
を防止することができる。
【0069】また第10の構成の、一枚の平板の中に二
回路またはそれ以上の電気ヒーターを並列に有する平板
状加熱手段と、出湯温度を検知する温度検知手段と、前
記温度検知手段により前記電気ヒーターそれぞれへの通
電率を制御する制御部を備えた構成としているので、電
気ヒーターが並列に複数回路構成されて一回路当りの電
気ヒーターの電気容量が小さくなる。その結果、容量の
小さい一回路の通電率を制御することになるので、制御
分解能が飛躍的に向上して木目細かな温度制御が可能と
なり、ヒートショックも小さくなるので電気ヒーターの
寿命を延ばし信頼性を向上させることができる。また、
ある一定時間の制御周期内でサイクル数を調整し、その
制御周期を繰り返すことによって電気ヒーターへの通電
率を制御するサイクル制御方式の場合には、小さい電気
容量ヒーターのサイクルON/OFFで済むので、電源
ラインの電圧変動を小さく抑えることができ、結果とし
て照明のちらつき等を防止できるとともに、温水装置使
用者に不快となる温度変動の発生を抑えることができ
る。
【0070】また第11の構成の、蛇行水路の中に乱流
促進体を設けた構成としているので、乱流促進体により
平板状加熱手段から水への熱伝達率を向上できるので伝
熱面積を小さくでき、熱容量密度の大きい平板状加熱手
段を使用して高負荷のコンパクトな温水装置を実現でき
る。
【0071】また第12の構成の、平板状加熱手段に熱
的に接触して配された少なくとも一つ以上の屈曲部を有
する蛇行水路と、入水口に給水する給水部と、出湯口と
連通する洗浄ノズルとを備えた構成としているので、貯
湯槽および貯水部がなく使用時のみ通電すれば出湯が可
能になり、貯湯時の放熱ロスがなくなり省エネになると
ともにコンパクトな人体局部洗浄装置が実現できる。ま
た、瞬間加熱式温水装置であるので、湯量に制限なく長
時間連続しての温水での局部洗浄が可能になり、肛門部
の血行が良くなって痔の予防と治療の促進に効果があ
る。さらに、コンパクトで熱容量の小さい温水装置を備
えているので後沸きの発生等の問題もなく、断続的に使
用しても高温のお湯が出て火傷をするといった心配がな
く安全である。加えて、貯水部がないので制御応答性も
良く、洗浄中の瞬時的な設定温度可変が自在にできる。
【0072】また第13の構成の、給水部から入水口に
供給される水の流量を検知する流量検知部と、前記流量
検知部の流量信号に基づき前記平板状加熱手段の加熱量
を可変する制御部を備えた構成としているので、人体局
部洗浄装置では使用者の好みにより洗浄中に洗浄流量を
変更することが多いが、流量検知部の流量信号に基づき
制御部で流量変化に応じて瞬時に温水装置の加熱量を決
定し、出湯温度のオーバーシュートやアンダーシュート
を最小限に抑えることができ、低温の水が出て不快感を
感じたり、高温のお湯が出て火傷をするといった心配が
なく安全である。
【0073】また第14の構成の、平板状加熱手段の加
熱量を可変し、第1温度設定部および第2温度設定部
と、前記第1温度設定部に決定された第1設定温度の洗
浄水を第1設定時間だけ出湯する第1タイマ部と、前記
第2温度設定部に決定され第1設定温度より低温の第2
設定温度の洗浄水を第2設定時間だけ出湯する第2タイ
マ部とを有する制御部を備えた構成としているので、人
体局部洗浄装置の洗浄水の温度を、それぞれの設定時間
毎に高温の第1設定温度と低温の第2設定温度とに自動
的に切換えるように温水装置の加熱量を制御し出湯し、
被洗浄部に温めたり冷やしたりの刺激を与え、肛門部の
うっ血症状を緩和し痔の予防と治療の促進を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における温水装置の概略斜視
【図2】同温水装置の左側面断面図
【図3】同温水装置の右側面断面図
【図4】本発明の実施例2における温水装置の概略斜視
【図5】本発明の実施例3における温水装置の概略斜視
【図6】同温水装置の平面断面図
【図7】本発明の実施例4における温水装置の概略斜視
【図8】同温水装置の左側面断面図
【図9】同温水装置の右側面断面図
【図10】本発明の実施例5における温水装置の概略斜
視図
【図11】同温水装置の平面断面図
【図12】同温水装置の右側面断面図
【図13】本発明の実施例6における温水装置の概略斜
視図
【図14】同温水装置の概略構成図
【図15】本発明の実施例7の温水装置の要部拡大断面
【図16】本発明の実施例8の温水装置の要部拡大断面
【図17】本発明の実施例9の温水装置を用いた人体局
部洗浄装置の概略構成図
【図18】本発明の実施例9の温水装置を用いた人体局
部洗浄装置の概略構成図
【図19】従来の人体局部洗浄装置における概略構成図
【図20】従来の人体局部洗浄装置における概略構成図
【符号の説明】
1 温水装置本体 2 セラミックヒーター(平板状加熱手段) 4 熱交換部 5 発熱体(発熱部) 6 セラミック板 8 屈曲部 9 蛇行水路 10 入水口 11 出湯口 14 触媒燃焼バーナー(平板状加熱手段) 18 燃料通路 19 触媒燃焼部 21 分岐部 23 合流部 25 流入路 26 流出路 27 銅板(伝熱板) 29 サーミスタ(温度検知手段) 30a、30b 発熱体(電気ヒーター) 33 制御部 34 ねじり板(乱流促進体) 37 給水部 38 洗浄ノズル 39 流量検知部 40 制御部 42 第1温度設定部 43 第2温度設定部 44 第1タイマ部 45 第2タイマ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠田 英穂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小野 圭介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 丸山 真一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状加熱手段と、入水するための入水口
    と、平板状加熱手段により加熱された湯を出湯する出湯
    口と、前記入水口と前記出湯口を連通し、前記平板状加
    熱手段に熱的に接触して配された少なくとも1つ以上の
    屈曲部を有する蛇行水路を備えた温水装置。
  2. 【請求項2】平板状加熱手段として、電力によりジュー
    ル熱を発生する発熱体をアルミナ等の一対のセラミック
    板により挟んで形成したセラミックヒーターを備えた請
    求項1記載の温水装置。
  3. 【請求項3】平板内に、炭化水素燃料等の燃料を通過さ
    せる燃料通路と、燃料を酸化し発熱させる触媒燃焼部と
    を有する平板状加熱手段を備えた請求項1記載の温水装
    置。
  4. 【請求項4】蛇行水路を有し樹脂材料で形成した熱交換
    部を備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載の温水装
    置。
  5. 【請求項5】入水口と出湯口、および入水口近傍の流入
    路と出湯口近傍の流出路とを隣接して設けた蛇行水路を
    備えた請求項2または請求項4記載の温水装置。
  6. 【請求項6】平板状加熱手段を略垂直に配し、その両面
    それぞれに入水口が略最下端で出湯口が略最上端にある
    蛇行水路を備えた請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載の温水装置。
  7. 【請求項7】平板状加熱手段の発熱部の端部より外側に
    まで、蛇行水路を設けた請求項1ないし6のいずれか1
    項に記載の温水装置。
  8. 【請求項8】蛇行水路の上流に設けた分岐部と、蛇行水
    路の下流に設けた合流部を備え、平板状加熱手段の両面
    の蛇行水路それぞれに並列に水を流す構成とした請求項
    1ないし7のいずれか1項に記載の温水装置。
  9. 【請求項9】平板状加熱手段と蛇行水路との間に熱伝導
    率の大きい伝熱板を備えた請求項1ないし8のいずれか
    1項に記載の温水装置。
  10. 【請求項10】1枚の平板の中に2回路またはそれ以上
    の電気ヒーターを並列に有する平板状加熱手段と、出湯
    温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段によ
    り前記電気ヒーターそれぞれへの通電率を制御する制御
    部を備えた請求項1ないし9のいずれか1項に記載の温
    水装置。
  11. 【請求項11】蛇行水路の中に、乱流促進体を設けた請
    求項1ないし10のいずれか1項に記載の温水装置。
  12. 【請求項12】平板状加熱手段と、入水するための入水
    口と、平板状加熱手段により加熱された湯を出湯する出
    湯口と、前記入水口と前記出湯口を連通し、前記平板状
    加熱手段に熱的に接触して配された少なくとも1つ以上
    の屈曲部を有する蛇行水路と、入水口に給水する給水部
    と、出湯口と連通する洗浄ノズルとを備えた人体局部洗
    浄装置。
  13. 【請求項13】給水部から入水口に供給される水の流量
    を検知する流量検知部と、前記流量検知部の流量信号に
    基づき前記平板状加熱手段の加熱量を可変する制御部を
    備えた請求項12記載の人体局部洗浄装置。
  14. 【請求項14】平板状加熱手段の加熱量を可変し、第1
    温度設定部および第2温度設定部と、前記第1温度設定
    部に決定された第1設定温度の洗浄水を第1設定時間だ
    け出湯する第1タイマ部と、前記第2温度設定部に決定
    され第1設定温度より低温の第2設定温度の洗浄水を第
    2設定時間だけ出湯する第2タイマ部とを有する制御部
    を備えた請求項12または13記載の人体局部洗浄装
    置。
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