JPH1031855A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH1031855A
JPH1031855A JP8175187A JP17518796A JPH1031855A JP H1031855 A JPH1031855 A JP H1031855A JP 8175187 A JP8175187 A JP 8175187A JP 17518796 A JP17518796 A JP 17518796A JP H1031855 A JPH1031855 A JP H1031855A
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Noriaki Tozaki
戸崎典昭
Yoshihiro Mukoda
向田佳弘
Hideaki Ezoe
江添秀明
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Panasonic Automotive Systems Malaysia Sdn Bhd
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Sanyo Automedia Sdn Bhd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンパクトディスクなどのディスク状記録媒
体に記録した記録情報を再生するディスク再生装置にお
いて、ディスク状記録媒体を適正にローディングおよび
アンローディングできる簡素な内部機構を提供する。 【解決手段】 シャーシ1をベース3とその上端に固定
される天板4とにより構成する。シャーシ1の内部には
ターンテーブルを備えた基板を設け、その基板には圧接
盤を備えた揺動アームを開閉自在に取り付ける。一方、
ベース3の両側面には弧状の案内孔32を形成し、その
案内孔32により送りローラRを昇降自在に支持する。
また、ベース3には、その側面に沿って摺動するスライ
ド板8と、これに連動する従動スライダを取り付ける。
スライド板8には斜孔83とラック部85を形成し、従
動スライダには加圧部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽情報などを記
録したディスク状記録媒体の再生に用いられるディスク
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音楽情報などを記録したディスク
状記録媒体として、CD(コンパクトディスク)やデジ
タルビデオディスク(DVD)などがあるが、それらの
記録情報を再生するCDプレーヤやDVDプレーヤとい
ったディスク再生装置には種々の機構が利用されてい
る。
【0003】例えば、送りローラを備えたベースと該ベ
ースの上端に固定される天板で成り一端面がディスク状
記録媒体を装填するための装填口として開口されている
シャーシの内部に、ディスク状記録媒体を回転させるタ
ーンテーブルを備えた基板を設け、その基板にターンテ
ーブルと対向する圧接盤を備えた揺動アームを開閉自在
に取り付けたディスク再生装置がよく知られている。そ
して、この種のディスク再生装置によれば、ディスク状
記録媒体を送りローラと天板とでクランクしながらシャ
ーシの中に引き込み、これが定位置までロードされたと
きに送りローラをディスク状記録媒体から離脱させると
ともに、ターンテーブルと圧接盤とでディスク状記録媒
体の中心をクランプしてその再生を行えるようになって
いる。
【0004】また、その種のディスク再生装置として、
シャーシの天板に大小2種類あるディスク状記録媒体の
大小を判別する判別機構を取り付け、その判別機構で大
小2種類のディスク状記録媒体をターンテーブル上に案
内できるようにしたものなどもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、何れの
装置もディスク状記録媒体を定位置まで移送するローデ
ィング機構や排出時のアンローディング機構など内部機
構が非常に煩雑であって小型化が困難であった。しか
も、部品点数が多くなるために組立時の作業効率が悪く
生産性に難点があった。
【0006】そこで、本発明は簡易構造でありながらデ
ィスク状記録媒体を定位置に適正に移送でき、その取り
出しも確実に行えるようなディスク再生装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、送りローラを備えたベースと該ベースの上端
に固定される天板で成り一端面がディスク状記録媒体を
装填するための装填口として開口されているシャーシの
内部に、前記ディスク状記録媒体を回転させるターンテ
ーブルを備えた基板を設け、その基板に前記ターンテー
ブルと対向する圧接盤を備えた揺動アームを開閉自在に
取り付けたディスク再生装置において、前記送りローラ
は前記ベースの両側面に形成した弧状の案内孔にて昇降
自在に支持されてディスク状記録媒体の装填時に前記天
板に近接した状態でディスク状記録媒体を定位置まで移
送し、また前記ベースにはその側面に沿って摺動するス
ライド板と該スライド板に連動する従動スライダを設
け、このうち前記スライド板は前記送りローラを正逆に
回転させるモータの動力が伝達される減速歯車列の一部
に噛合されるラック部と前記送りローラの一端が挿入さ
れる斜孔を有しディスク状記録媒体が定位置まで移送さ
れたとき前記ラック部と減速歯車列の一部との噛合によ
り前記装填口側へ向け移動して前記斜孔により前記送り
ローラを押し下げてディスク状記録媒体から離脱させ、
また前記従動スライダは前記揺動アームの一部に形成し
た脚部を加圧する加圧部を有しディスク状記録媒体が定
位置まで移送されたとき前記加圧部が脚部より離脱して
前記ターンテーブルと圧接盤とによりディスク状記録媒
体がクランプされるようにしたことを特徴とするディス
ク再生装置を提供するものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、ディスク状記録媒体の一部を
装填口よりシャーシの内部に装填すると、これが送りロ
ーラにてターンテーブル上まで移送される。すると、ス
ライド板が動作して送りローラを押し下げ、これをディ
スク状記録媒体から離脱させることになる。また、この
とき従動スライダがスライド板に連動し、加圧部による
揺動アームの脚部の加圧が解除される。これにより、揺
動アームが基板に対して閉じ、ターンテーブルと圧接盤
とによりディスク状記録媒体がクランプされて再生準備
が整うことになる。
【0009】一方、ディスク状記録媒体の取り出し時に
は、モータの逆転を以てスライド板が逆向きに動作し、
これにより送りローラがスライド板の斜孔にて押し上げ
られてディスク状記録媒体に接触し、これを装填口側に
向けて送り出すようになる。このとき、揺動アームは従
動スライダの加圧部にて脚部が加圧され押し上げられて
いる。このため、ディスク状記録媒体は解放された状態
にあり、送りローラにて円滑に移送されて外部に排出さ
れることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一例を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係わるデ
ィスク再生装置の一例として車載用CDプレーヤを示
す。図中、1は金属製のシャーシであり、その一端面に
は装填口2が開口してある。
【0011】そのシャーシ1は凹字形に形成したベース
3と、このベース3の上端に固定される天板4で成り、
その内部に大小2種類のディスク状記録媒体を収容でき
るようにしてある。D,dはディスク状記録媒体として
のコンパクトディスクであり、これは装填口2からシャ
ーシ1の中に装填され、また必要に応じて装填口2から
取り出せるようにしてある。
【0012】次に、図2はシャーシの内部を示した平面
概略図である。図2において、5は鋼板などを所定形状
に成形した基板であり、この基板5はベース3に固定し
たゴム製ダンパなどの緩衝器fにて3箇所を支持されて
いる。基板5には略中央にステッピングモータ51を固
定し、またそのステッピングモータ51に近接して開口
部52を形成してある。そして、ステッピングモータ5
1の駆動軸にターンテーブル53を取り付け、開口部5
2にはガイド軸54に沿って動作するピックアップ55
を設けている。なお、ピックアップ55はディスク状記
録媒体の記録情報を読み取る既存の電子部品であって、
これは基板5に固定した可逆モータ56の動力を受け、
ディスク状記録媒体の信号面に沿って平行移動するよう
にしてある。
【0013】また、6は鋼板などを所定形状に成形した
揺動アームであり、この揺動アーム6は基端両側を基板
5に枢着して先端部が基板5に対して揺動するようにし
てある。特に、その先端部にはターンテーブル53に対
向して圧接盤61を回転自在に取り付けている。ここ
で、ターンテーブル53と圧接盤61は通常の状態にあ
って一定の間隔をあけて近接しており、ディスク状記録
媒体が装填されたとき圧接盤61が下降し、この圧接盤
61とターンテーブル53とでディスク状記録媒体の中
心をクランプするようになっている。なお、62は揺動
アーム6の一部を基板5側に向けて屈曲した止金、Rは
ディスク状記録媒体を移送する送りローラであり、Mは
その送りローラRを正逆に回転させるモータ、8はベー
ス3の側面に摺動自在に取り付けた合成樹脂製のスライ
ド板、9はベース3の底面に摺動自在に取り付けてスラ
イド板8に連動するようにした従動スライダである。
【0014】次に、図3は天板4の裏面に取り付けた判
別機構を示す。71,72は連動リンク、73はロック
プレート、74は直動リンク、75は揺動リンクであ
り、それぞれ合成樹脂や鋼板を所定形状に成形して成
る。判別機構はそれら数種の部品71〜75を天板4の
裏面に取り付けて成り、この判別機構によれば径の異な
る大小2種類のディスク状記録媒体として、例えば直径
12cmのコンパクトディスクと直径8cmのコンパク
トディスクを判別して各々定位置に案内することができ
る。
【0015】連動リンク71,72は、矢印Aで示すデ
ィスク状記録媒体の装填方向の両側にリベット71a,
72aで揺動自在に取り付けてあり、それぞれ一端を腕
部71b,72bとして装填口2側に延長し、他端には
ベース側に向けて垂下する突部71c,72cをそれぞ
れ形成している。特に、腕部71b,72bの一方に長
孔71dを開口し他方にはピン72dを突設している。
そして、その長孔71dとピン72dを係合して連動リ
ンク71,72の一端を連接し、その連動リンク71,
72がそれぞれリベット71a,72aの部分を回転中
心として連動するようにしている。71e,71f,7
1gはピンであり、それぞれ一方の連動リンク71の側
縁から上向きに突設してある。また、72eは他方の連
動リンク72に開口した穴である。この穴72eには捻
りばねS1の一端を係止し、その他端を天板4の一部に
係止している。
【0016】ロックプレート73は、連動リンク71の
上部側でリベット73aにて揺動自在に取り付けてあ
り、その一端を装填口2に向けて延ばして天板4の一部
と引張ばねS2で繋いでいる。73bは一端に突設した
解錠ピンであり、この解錠ピン73bは装填口2に近接
する状態でベース側に垂下されている。また、73cは
他端に突設したロック片であり、このロック片73cは
ベース側に垂下されてディスク状記録媒体の非装填時に
連動リンク71のピン71eと係合するようにしてあ
る。
【0017】直動リンク74は、連動リンク71とロッ
クプレート73の中間にあって、両端に設けたガイドピ
ン74aを天板4のガイド孔41に係合してディスク状
記録媒体の装填方向Aに向け可動とされている。また、
その一端にはピン74bを突設して該ピン74bを連動
リンク71の長孔71hと係合し、他端には揺動リンク
75をガイドピン74aにて揺動自在に取り付けてい
る。
【0018】揺動リンク75は、その一部を引張ばねS
3を介して直動リンク74と繋いである。また、その一
端には突起75aを設け、他端には係止ピン75bを突
設している。突起75aは突部71c,72cの中間に
位置してベース側に垂下されており、係止ピン75bは
ベースの側面に設けたスライド板8のフック81に係止
して引張ばねS3の作用による揺動を規制している。こ
こで、スライド板8はベースの内部に導入したフック8
2に引張ばねS4の一端を係止して揺動リンク75を引
張ばねS3のばね力に抗して図3の時計方向に付勢して
いる。
【0019】なお、図3において、L1,L2は天板4
に設けたセンサ、76aは後述するカバープレートに例
えば12cmの間隔で形成した突条である。
【0020】次に、図4はシャーシ1の側面を示す。3
1はベース3に形成したガイド溝であり、スライド板8
はそのガイド溝31に沿って摺動可能な状態に取り付け
られている。特に、スライド板8のフック81,82は
ベース3と天板4の間隙からシャーシ1の内部に導入せ
しめてある。32はベース3の両側面に形成した弧状の
案内孔であり、送りローラRはその案内孔32に両端を
係合せしめて昇降自在に支持している。
【0021】一方、スライド板8には送りローラRの一
端が挿入される略45度勾配の斜孔83が形成してあ
り、その斜孔83の側縁で送りローラRの一端を加圧し
て送りローラRを案内孔32に沿って昇降できるように
してある。更に、スライド板8には長手方向に向けて長
孔84を開口し、その長孔84の上縁をラック部85と
して形成している。そして、長孔84の一端側にはスラ
イド板8が装填口2に向けて移動したときにラック部8
5と噛合する後述のピニオンG4bを配設している。な
お、86はスライド板8に形成した窓部であり、その窓
部86には図2に示した従動スライダ9のピン91を係
合してある。従って、スライド板8がベース3の側面に
沿って摺動するとき、従動スライダ9もこれに連動して
同方向に摺動することになる。
【0022】なお、そのピン91はベース3の側面に沿
って形成した図示せぬスリットを貫通して窓部86に係
合させている。また、従動スライダ9には図2に示すよ
うに水平軸状の加圧部92があり、ディスク状記録媒体
の装填時にはその加圧部92が後述する脚部を加圧して
揺動アーム6を基板5に対して開放するようにしてあ
る。
【0023】次に、図5はシャーシ1の内部構造を示し
た側面図である。76は合成樹脂などで成る平滑なカバ
ープレートであり、このカバープレート76は装填口2
側にあって天板4の裏面に固定されており、判別機構の
一部がそのカバープレート76にて覆われるようにして
いる。そして、装填口2から装填されるコンパクトディ
スクD,dが送りローラRとカバープレート76とで挟
み込まれた状態で移送されるようにしてある。
【0024】G1は送りローラRの一端に固定した歯
車、G2〜G4はベース3の内側面に取り付けた歯車、
G5はモータMの駆動軸に装着したウォームであり、そ
れら減速歯車列はモータMの動力が伝達されて相互に回
転するようにしてある。ここで、歯車G2はウォーム軸
G2aと小歯車G2bと大歯車G2cを有する三段構成
であり、このうちウォーム軸G2aがモータMのウォー
ムG5に噛合している。また、歯車G3,G4は二段構
成とされており、このうち歯車G3の大歯車G3aが歯
車G2の小歯車G2bと噛合し、その小歯車G3bが歯
車G4の大歯車G4aと噛合している。なお、歯車G4
の一部は前述のラック部85と噛合するピニオンG4b
として形成し、そのピニオンG4bをベース3の側面か
ら外部に突出させてラック部85に臨めている。
【0025】ここで、基板5と揺動アーム6は引張ばね
S5で繋がれており、その引張ばねS5でターンテーブ
ル53と圧接盤61を閉じ方向に付勢している。一方、
揺動アーム6には下方に向けて脚部63を形成し、その
脚部63を通じてターンテーブル53と圧接盤61を開
放できるようにしている。すなわち、コンパクトディス
クの非装填時には従動スライダ9の加圧部92が脚部6
3の下端にあって揺動アーム6を加圧して押し上げてお
り、このときターンテーブル53と圧接盤61が開放し
ていて装填されるコンパクトディスクD,dを相互間に
受け入れられる状態で待機している。そして、コンパク
トディスクD,dの中心が判別機構にてターンテーブル
53上に案内されたとき、従動スライダ9の摺動をもっ
て加圧部92が脚部63から離脱し、これによりコンパ
クトディスクD,dの中心がターンテーブル53と圧接
盤61とでクランプされることになる。
【0026】次に、図6と図7に基づいて一連の動作を
説明する。図6は小径のディスク状記録媒体として直径
8cmのコンパクトディスクdを装填するときの動作を
示し、図7は大径のディスク状記録媒体として直径12
cmのコンパクトディスクDを装填するときの動作を示
してある。
【0027】図6において、(1)は初期状態であり、
この状態にあってコンパクトディスクdは突条76aの
間でどこからでも装填することができる。そこで、コン
パクトディスクdを装填口2より装填すると、これをセ
ンサL1が検出して送りローラRを回転させる。そうす
ると、コンパクトディスクdは(2)に示すように送り
ローラRでシャーシの内部に移送されるようになる。こ
こで、d′,d″で示すように装填口2の両側から装填
されたコンパクトディスクd′,d″は、端面が突部7
1c,72cの一方に衝突するようになる。
【0028】このとき、連動リンク71,72はリベッ
ト71a,72aを中心として突部71c,72cの開
き方向へ揺動しようとするが、その揺動はロック片73
cが連動リンク71のピン71eに係合していることに
よって規制される。特に、コンパクトディスクd″では
装填時にその端面で解錠ピン73bを加圧してロック片
73cによる連動リンク71,72の揺動規制を一時的
に解除することとなるが、その端面が突部71cに衝突
する頃には解錠ピン73bがコンパクトディスクd″か
ら解放され、ロックプレート73が引張ばねS2の作用
で初期状態に復帰してロック片73cが連動リンク71
のピン71eに係合することとなる。このため、コンパ
クトディスクdはどの位置から装填しても突部71c,
72cにて進行を阻害されて定位置に停止される。
【0029】(3)に示すように、コンパクトディスク
dが定位置に停止される直前、その端面は揺動リンク7
5の一端に設けた突起75aを加圧する。そうすると、
揺動リンク75は図6の反時計方向に回転し、他端に設
けた係止ピン75bでスライド板8を引張ばねS4のば
ね力に抗して装填口2側に移動させるようになる。する
と、図4に示すラック部85と減速歯車列の一部である
ピニオンG4bが噛合し、モータMの動力にてスライド
板8の移動が継続されることとなる。スライド板8が移
動を始めると、その斜孔83でコンパクトディスクdを
移送していた送りローラRが押し下げられ、その送りロ
ーラRがコンパクトディスクdから充分に離れた頃には
スライド板8が図示せぬスイッチを押してモータMが停
止されることとなる。
【0030】一方、スライド板8の移動時において、
(4)に示すようにスライド板8のフック81がロック
プレート73の末端を加圧してロックプレート73を図
6の時計方向に回転させる。すると、ロック片73cが
ピン71eから外れ、その直後にロックプレート73の
側縁がピン71fを加圧して連動リンク71,72を突
部71c,72cの開き方向に揺動させることとなる。
このため、突部71c,72cがコンパクトディスクd
の端面から離脱し、また揺動リンク75ではスライド板
8による係止ピン75bの押さえが無くなって突起75
aが引張ばねS3の作用でコンパクトディスクdの端面
から離脱するようになる。
【0031】また、このとき従動スライダがスライド板
8に連動し、その加圧部92が図5に示すように実線の
位置から想像線の位置へと移動されることとなる。この
ため、加圧部92で押し上げられていた揺動アーム6は
引張ばねS5の作用で引き下げられるようになり、この
とき定位置に停止しているコンパクトディスクdの中心
がターンテーブル53と圧接盤61とでクランプされて
再生準備が整えられる。
【0032】なお、コンパクトディスクdの装填完了時
にはピン71fがロックプレート73の側縁に接触し、
またピン71gがスライド板8のフック82に接触する
ことにより振動などによる連動リンク71,72のぶら
つきが防止される。
【0033】次に、図7において、コンパクトディスク
Dは(1)に示すように突条76aで案内されながら送
りローラRにてシャーシの内部に移送される。特に、コ
ンパクトディスクDはその端面で解錠ピン73bを加圧
しながら進行し、やがて突部71c,72cに衝突する
ようになる。その状態が(2)であり、このときロック
片73cとピン71eとの係合状態が解かれていて、連
動リンク71,72は突部71c,72cの開き方向に
揺動可能な状態にある。このため、コンパクトディスク
Dは突部71c,72cを押し広げながら進行を続け
る。ここで、突部71c,72cの間隔が大きく開くと
連動リンク71,72は捻りばねS1の作用で突部71
c,72cが全開する状態まで揺動するようになり、ま
た揺動リンク75は直動リンク74を通じて後方へ押し
やられるようになる。そして、コンパクトディスクDが
止金62にて定位置に停止される直面に、その端面が
(3)に示すように揺動リンク75の突起75aを加圧
することとなる。
【0034】そうすると、後はコンパクトディスクdの
時と同様で、スライド板8の移動にて突起75aがコン
パクトディスクDの端面から離脱するとともに、ターン
テーブル53と圧接盤61で定位置にあるコンパクトデ
ィスクDの中心がクランプされて再生準備が整うことと
なる。ここで、止金62はコンパクトディスクDのクラ
ンプ時における揺動アーム6の動作にてコンパクトディ
スクDの端面から離脱し、あるいはコンパクトディスク
Dがクランプ時にテーパ状のターンテーブル53にてや
や前方へ移動されることによりコンパクトディスクDの
端面から離脱することとなる。なお、(4)に示すコン
パクトディスクDの装填完了時には、スライド板8のフ
ック82がピン71gと咬み合って振動などによる連動
リンク71,72のぶらつきを防止する。
【0035】以上、本発明の好適な一例を説明したが、
本発明によれば大小2種類のディスク状記録媒体の再生
機能を備える必要はなく、一種のディスク状記録媒体の
再生専用としてもよい。また、これに関連して、スライ
ド板のラック部を減速歯車列の一部に噛合させる手段は
天板に取り付けた判別機構によらず、リンク機構や電磁
ソレノイドなどを利用した種々の機構を採用可能であ
る。更に、本発明のディスク再生装置によれば、コンパ
クトディスクを再生するCDプレーヤの他、DVDプレ
ーヤなどにも応用できることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、送りローラを正逆に回転させるモータの動力を
利用してスライド板をベースの側面に沿って摺動させる
ようにしたためスライド板の動作が確実であり、特にデ
ィスク状記録媒体の装填時には、ディスク状記録媒体が
定位置まで移送されたときにスライド板が動作して送り
ローラをディスク状記録媒体から離脱させるため、再生
時におけるディスク状記録媒体の回転が阻害されず、し
かもディスク状記録媒体の取り出し時にはモータの逆転
により送りローラとスライド板とが逆向きに動作するか
ら、その取り出しを適正に行うことができる。
【0037】また、スライド板はベースの側面に沿って
動作するようにしているから、その取り付けに多くの領
域を必要とせずコンパクトになり、組立作業も容易にな
って生産性が上がる。
【0038】更に、ベースに従動スライダを取り付けて
基板に対する揺動アームの開閉動作を行えるようにして
いるから、ターンテーブルと圧接盤とによるディスク状
記録媒体のクランプ及びその解放を適正に行うことがで
き、特に従動スライダをスライド板に連動させるように
しているから送りローラの昇降動作と揺動アームの開閉
動作とのタイミング調整が容易であり、相互の動作を確
実に行え得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるディスク再生装置を示す斜視図
【図2】そのディスク再生装置におけるシャーシの内部
を示す平面概略図
【図3】天板に取り付けたディスク状記録媒体の判別機
構を示す平面図
【図4】シャーシを示す側面図
【図5】シャーシの内部を示す側面概略図
【図6】小径のディスク状記録媒体の装填時における判
別機構の動作を示す平面図
【図7】大径のディスク状記録媒体の装填時における判
別機構の動作を示す平面図
【符号の説明】
1 シャーシ 2 装填口 3 ベース 32 案内孔 4 天板 5 基板 53 ターンテーブル 6 揺動アーム 61 圧接盤 63 脚部 8 スライド板 83 斜孔 85 ラック部 9 従動スライダ 92 加圧部 D,d コンパクトディスク R 送りローラ M モータ G4b ピニオン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向田佳弘 群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号 エフ・エム・エス・オーディオ・センディ リアン・バハド内 (72)発明者 江添秀明 群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号 エフ・エム・エス・オーディオ・センディ リアン・バハド内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送りローラを備えたベースと該ベースの
    上端に固定される天板で成り一端面がディスク状記録媒
    体を装填するための装填口として開口されているシャー
    シの内部に、前記ディスク状記録媒体を回転させるター
    ンテーブルを備えた基板を設け、その基板に前記ターン
    テーブルと対向する圧接盤を備えた揺動アームを開閉自
    在に取り付けたディスク再生装置において、前記送りロ
    ーラは前記ベースの両側面に形成した弧状の案内孔にて
    昇降自在に支持されてディスク状記録媒体の装填時に前
    記天板に近接した状態でディスク状記録媒体を定位置ま
    で移送し、また前記ベースにはその側面に沿って摺動す
    るスライド板と該スライド板に連動する従動スライダを
    設け、このうち前記スライド板は前記送りローラを正逆
    に回転させるモータの動力が伝達される減速歯車列の一
    部に噛合されるラック部と前記送りローラの一端が挿入
    される斜孔を有しディスク状記録媒体が定位置まで移送
    されたとき前記ラック部と減速歯車列の一部との噛合に
    より前記装填口側へ向け移動して前記斜孔により前記送
    りローラを押し下げてディスク状記録媒体から離脱さ
    せ、また前記従動スライダは前記揺動アームの一部に形
    成した脚部を加圧する加圧部を有しディスク状記録媒体
    が定位置まで移送されたとき前記加圧部が脚部より離脱
    して前記ターンテーブルと圧接盤とによりディスク状記
    録媒体がクランプされるようにしたことを特徴とするデ
    ィスク再生装置。
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