JPH10318026A - 自動車のスロットル制御装置 - Google Patents

自動車のスロットル制御装置

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JPH10318026A
JPH10318026A JP9128917A JP12891797A JPH10318026A JP H10318026 A JPH10318026 A JP H10318026A JP 9128917 A JP9128917 A JP 9128917A JP 12891797 A JP12891797 A JP 12891797A JP H10318026 A JPH10318026 A JP H10318026A
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valve
opening
throttle valve
engine
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットル弁の全閉位置への固着判定の検出
精度を向上する。 【解決手段】 スロットル弁8の開度制御中において、
スロットル弁8が全閉位置付近に位置して動きが少な
く、スロットル弁の開度が目標スロットル開度より掛け
離れているという3つの条件が成立した場合に、制御部
12はスロットル弁8が全閉位置に固着した状態である
と判定する。スロットル弁8の動きの少なさに代えてエ
ンジン回転数の不安定さを使用するか、又は、スロット
ル弁8の動きの少なさとエンジン回転数の不安定さとを
使用すれば、制御部12での固着判定の検出精度がより
向上する。固着判定により退避走行バルブ19を開け
ば、バイパスパイプ20よりスロットル弁8を迂回して
エンジン4に吸気してエンジンストールの発生を阻止で
きる。又、固着判定により故障警報手段21でスロット
ル弁8の全閉位置への固着を乗員に知らせれば、緊急退
避を適切に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のエンジ
ンへの吸入空気量を調整するスロットル弁の開度を電気
的に制御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、特開平3−141841号公報
で開示されたスロットル制御装置を示す。図6におい
て、1はアクセルペダルであって、これは、乗員による
矢印W方向への操作により実線示の初期位置から同方向
へ回転動作し、乗員による矢印W方向への操作力が減少
することにより、図外のスプリングのばね力で矢印W方
向とは反対向きに回転動作し、乗員からの操作力がゼロ
となることにより、上記スプリングのばね力で初期位置
に復帰する。2はアクセル操作量検出手段であって、こ
れは、第1アクセルセンサ2aと第2アクセルセンサ2
bとを備える。第1・第2アクセルセンサ2a,2b
は、乗員によるアクセルペダル1の初期位置からの操作
量に相当する個別の信号をマイクロコンピュータが内蔵
された制御部12に出力する。3はアクセルスイッチを
示し、これはアクセルペダル1が操作さているか否かを
検出するもので、例えば、アクセルペダル1の位置が初
期位置より離れている間はオン動作してオン信号を制御
部12に出力し、アクセルペダル1の位置が初期位置に
存在する際にオフ動作してオフ信号を制御部12に出力
する。4は自動車に搭載されたエンジンである。5はエ
ンジン回転センサであって、これは、エンジン4の回転
数に相当する信号を制御部12に出力する。6は自動車
に搭載された車速センサであって、これは、これを搭載
した自動車の車速に相当する信号を制御部12に出力す
る。7は吸気パイプであって、これは、図外のエアーフ
ィルタで浄化された清浄な空気をエンジン4の吸気口に
導入する。8はスロットル弁であって、これは吸気パイ
プ7の所定位置の内部に設けられ、弁軸8aを中心とし
て、吸入吸気量がエンジンストールの生じるまでに絞り
込まれる実線示の全閉位置から吸入吸気量が最大となる
点線示の全開位置の方向へ回転し、又は、全開位置から
全閉位置の方向へ回転してエンジン4の吸入空気量を調
整する。9はスロットルアクチュエータであって、これ
は、吸気パイプ7の外部に設けられ、制御部12から出
力された信号に応じて、スロットル弁8を駆動して全閉
位置を基準とした回転角度に開度させる。10はスロッ
トル開度センサであって、これは、吸気パイプ7の外部
に設けられ、スロットル弁8の開度を検出し、その検出
開度に相当する信号を制御部12に出力する。11は自
動車に搭載されたメインスイッチであって、これは、図
外のキープレートが鍵穴11aに差し込まれてオフ位置
11bの側からAAC位置11cを経てIG位置11d
に回転操作されてIG位置11dのイグニションスイッ
チをオン動作することにより、自動車に搭載した図外の
スタータモータを図外のバッテリからの電力供給で回転
駆動し、エンジン4の駆動を開始する。制御部12は、
メインスイッチ11の鍵穴11aに差し込まれたキープ
レートのAAC位置11cへの到達でバッテリより動作
電力が供給されて起動し、制御部12に内蔵された図外
のメモリに予め書き込まれたプログラムに従ってスロッ
トル弁8の開度を電気的に制御するスロットル開度制御
手段13と、同メモリに予め書き込まれたプログラムに
従ってスロットル弁8が全閉位置に固着したことを電気
的に判定する弁固着診断手段23とを備える。
【0003】次に、動作について説明する。メインスイ
ッチ11の鍵穴11aに差し込まれたキープレートの操
作により、乗員がアクセルペダル1を未操作で、スター
タモータが回転駆動した際に、スロットル開度制御手段
13が演算した目標スロットル開度によりスロットルア
クチュエータ9を介してスロットル弁8を全閉位置より
エンジン4の始動に必要な空気量がエンジン4に供給さ
れる位置に開度する。そして、エンジン4が駆動した状
態において、運転者がアクセルペダル1を踏み込み操作
すると、第1・第2アクセルセンサ2a,2bがアクセ
ルペダル1の操作量に応じた信号を制御部12に出力す
る。そして、スロットル開度制御手段13が第1・第2
アクセルセンサ2a,2bからのアクセルペダル1の操
作量の平均値を演算し、この平均値とエンジン回転セン
サ5からのエンジン回転数と車速センサ6からの車速及
びバッテリへの電気的な負荷量等の情報を、スロットル
開度制御手段13に予め設定された演算式に代入して目
標スロットル開度を演算し、この目標スロットル開度と
スロットル開度センサ10からの検出スロットル開度と
の偏差に応じて当該偏差をゼロにするような開度制御信
号をスロットルアクチュエータ9に出力する。これによ
り、スロットルアクチュエータ9が、バッテリから開度
制御信号に応じた電力の供給を受けて、スロットル弁8
を目標スロットル開度となるように開度制御する。この
ように、運転者の意志は、アクセルペダル1の操作量を
通じて第1・第2アクセルセンサ2a,2bでスロット
ル開度制御手段13に伝えられ、スロットルアクチュエ
ータ9によりスロットル弁8を目標スロットル開度とな
るように電気的に制御し、エンジン4の出力を調整す
る。又、アクセルスイッチ3がオン動作している状態に
おいて、スロットル開度センサ8からの検出スロットル
開度としての電圧検出値が弁固着診断手段23に予め設
定されたスロットル弁8の全閉位置に相当する電圧判定
値以下であると、弁固着診断手段23はスロットル弁8
が全閉位置に固着したものと判定する。そして、この固
着判定の結果により、弁固着診断手段23が、図外のス
プリングのばね力をスロットル弁8に作用させて、スロ
ットル弁8を中立開度位置まで戻していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のスロットル
制御装置では、検出スロットル開度が電圧判定値以下と
いう1つの判定条件でスロットル弁8の全閉位置への固
着を判定しているので、目標スロットル開度が小さく、
スロットル弁8が全閉位置付近に開度制御されるような
場合、当該制御中であるにも拘わらず、固着判定してし
まう等の問題があった。
【0005】そこで、この発明は、複数の判定条件によ
りスロットル弁の全閉位置への固着判定の検出精度を向
上することができる自動車のスロットル制御装置を提供
することを目的とする。又、スロットル弁の全閉位置へ
の固着判定により退避走行を継続することができる自動
車のスロットル制御装置を提供することを別の目的とす
る。又、スロットル弁の全閉位置への固着判定を乗員に
知らせることができる自動車のスロットル制御装置を提
供することを更に別の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の自動車のスロ
ットル制御装置は、アクセルペダルの操作量を含む情報
より演算した目標スロットル開度とスロットル弁の開度
を検出するスロットル弁開度検出手段からの検出スロッ
トル開度との偏差により、スロットル弁の開度が目標ス
ロットル開度となるようにスロットル弁を電気的に開度
制御してエンジンの吸入空気量を調整するスロットル開
度制御手段と、エンジンの吸入吸気量がエンジンストー
ルを生じるまでに絞り込まれる全閉位置にスロットル弁
が固着したことを電気的に判定する弁固着診断手段とを
備えた自動車のスロットル制御装置において、弁固着診
断手段を弁全閉判定手段と弁動作量判定手段と開度偏差
判定手段と弁故障検出手段とより構成し、弁全閉判定手
段で検出スロットル開度が全閉判定基準値以下か否かを
判定し、弁動作量判定手段で検出スロットル開度の所定
時間当たりの変化が動作判定基準値以下か否かを判定
し、開度偏差判定手段で検出スロットル開度と目標スロ
ットル開度との偏差が偏差判定基準値以上か否かを判定
し、弁故障検出手段で弁全閉判定手段での検出スロット
ル開度が全閉判定基準値以下である判定結果と弁動作量
判定手段での検出スロットル開度の所定時間当たりの変
化が動作判定基準値以下である判定結果と開度偏差判定
手段での検出スロットル開度と目標スロットル開度との
偏差が偏差判定基準値以上である判定結果との全部が成
立することによりスロットル弁が全閉位置に固着した状
態であることを推定して故障発生信号を出力することを
特徴としている。
【0007】請求項2の自動車のスロットル制御装置
は、アクセルペダルの操作量を含む情報より演算した目
標スロットル開度とスロットル弁の開度を検出するスロ
ットル弁開度検出手段からの検出スロットル開度との偏
差により、スロットル弁の開度が目標スロットル開度と
なるようにスロットル弁を電気的に開度制御してエンジ
ンの吸入空気量を調整するスロットル開度制御手段と、
エンジンの吸入吸気量がエンジンストールを生じるまで
に絞り込まれる全閉位置にスロットル弁が固着したこと
を電気的に判定する弁固着診断手段とを備えた自動車の
スロットル制御装置において、弁固着診断手段を弁全閉
判定手段とエンジン安定動作判定手段と開度偏差判定手
段と弁故障検出手段とより構成し、弁全閉判定手段で検
出スロットル開度が全閉判定基準値以下か否かを判定
し、エンジン安定動作判定手段でエンジン回転数が安定
動作判定基準値以下か否かを判定し、開度偏差判定手段
で検出スロットル開度と目標スロットル開度との偏差が
偏差判定基準値以上か否かを判定し、弁故障検出手段で
弁全閉判定手段での検出スロットル開度が全閉判定基準
値以下である判定結果とエンジン安定動作判定手段での
エンジン回転数が安定動作判定基準値以下である判定結
果と開度偏差判定手段での検出スロットル開度と目標ス
ロットル開度との偏差が偏差判定基準値以上である判定
結果との全部が成立することによりスロットル弁が全閉
位置に固着した状態であることを推定して故障発生信号
を出力することを特徴としている。
【0008】請求項3の自動車のスロットル制御装置
は、アクセルペダルの操作量を含む情報より演算した目
標スロットル開度とスロットル弁の開度を検出するスロ
ットル弁開度検出手段からの検出スロットル開度との偏
差により、スロットル弁の開度が目標スロットル開度と
なるようにスロットル弁を電気的に開度制御してエンジ
ンの吸入空気量を調整するスロットル開度制御手段と、
エンジンの吸入吸気量がエンジンストールを生じるまで
に絞り込まれる全閉位置にスロットル弁が固着したこと
を電気的に判定する弁固着診断手段とを備えた自動車の
スロットル制御装置において、弁固着診断手段を弁全閉
判定手段と弁動作量判定手段と開度偏差判定手段とエン
ジン安定動作判定手段と弁故障検出手段とより構成し、
弁全閉判定手段で検出スロットル開度が全閉判定基準値
以下か否かを判定し、弁動作量判定手段で検出スロット
ル開度の所定時間当たりの変化が動作判定基準値以下か
否かを判定し、開度偏差判定手段で検出スロットル開度
と目標スロットル開度との偏差が偏差判定基準値以上か
否かを判定し、エンジン安定動作判定手段でエンジン回
転数が安定動作判定基準値以下か否かを判定し、弁故障
検出手段で弁全閉判定手段での検出スロットル開度が全
閉判定基準値以下である判定結果と弁動作量判定手段で
の検出スロットル開度の所定時間当たりの変化が動作判
定基準値以下である判定結果と開度偏差判定手段での検
出スロットル開度と目標スロットル開度との偏差が偏差
判定基準値以上である判定結果とエンジン安定動作判定
手段でのエンジン回転数が安定動作判定基準値以下であ
る判定結果との全部が成立することによりスロットル弁
が全閉位置に固着した状態であることを推定して故障発
生信号を出力することを特徴としている。
【0009】請求項4の自動車のスロットル制御装置
は、請求項1〜3の何れかに記載の全閉判定基準値に、
エンジンが駆動を開始する前の検出スロットル開度を記
憶した全閉学習値を用いたことを特徴としている。
【0010】請求項5の自動車のスロットル制御装置
は、請求項1〜3の何れかに記載の全閉判定基準値とし
て、エンジンが駆動を開始する前の検出スロットル開度
を記憶した全閉学習値と予め設定された一定値との和を
用いたことを特徴としている。
【0011】請求項6の自動車のスロットル制御装置
は、請求項1〜3の何れかに記載のスロットル弁の周り
の吸気パイプにスロットル弁を迂回して空気をエンジン
の側に導入するバイパスパイプを設け、このバイパスパ
イプにバイパスパイプを閉じる退避走行バルブを設け、
この退避走行バルブを弁故障検出手段から出力された故
障発生信号で開弁動作させてバイパスパイプを開くよう
にしたことを特徴としている。
【0012】請求項7の自動車のスロットル制御装置
は、請求項1〜3の何れかに記載の弁故障検出手段から
出力された故障発生信号でスロットル弁が全閉位置に固
着したことを乗員に警報する故障警報手段を設けたこと
を特徴としている。
【0013】請求項8の自動車のスロットル制御装置
は、アクセルペダルの操作量を含む情報より演算した目
標スロットル開度とスロットル弁の開度を検出するスロ
ットル弁開度検出手段からの検出スロットル開度との偏
差により、スロットル弁の開度が目標スロットル開度と
なるようにスロットル弁を電気的に開度制御してエンジ
ンの吸入空気量を調整するスロットル開度制御手段と、
エンジンの吸入吸気量がエンジンストールを生じるまで
に絞り込まれる全閉位置にスロットル弁が固着したこと
を電気的に判定する弁固着診断手段とを備えた自動車の
スロットル制御装置において、スロットル弁の周りの吸
気パイプにスロットル弁を迂回して空気をエンジンの側
に導入するバイパスパイプを設け、このバイパスパイプ
にバイパスパイプを閉じる退避走行バルブを設け、この
退避走行バルブを弁固着診断手段でのスロットル弁の全
閉位置への固着判定の結果により開弁動作させてバイパ
スパイプを開くようにしたことを特徴としている。
【0014】請求項9の自動車のスロットル制御装置
は、アクセルペダルの操作量を含む情報より演算した目
標スロットル開度とスロットル弁の開度を検出するスロ
ットル弁開度検出手段からの検出スロットル開度との偏
差により、スロットル弁の開度が目標スロットル開度と
なるようにスロットル弁を電気的に開度制御してエンジ
ンの吸入空気量を調整するスロットル開度制御手段と、
エンジンの吸入吸気量がエンジンストールを生じるまで
に絞り込まれる全閉位置にスロットル弁が固着したこと
を電気的に判定する弁固着診断手段とを備えた自動車の
スロットル制御装置において、弁固着診断手段でのスロ
ットル弁の全閉位置への固着判定の結果によりスロット
ル弁の全閉位置への固着を乗員に警報する故障警報手段
を備えたことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面と共に前記従来例と同一部分に同一符号を付して説明
する。
【0016】実施の形態1.図1は実施の形態1のスロ
ットル制御装置の全体を示し、図2は実施の形態1のス
ロットル弁の固着判定のフローチャートを示す。
【0017】図1において、運転者がメインスイッチ1
1の鍵穴11aに差し込んだキープレートを操作し、乗
員がアクセルペダル1を未操作で、スタータモータが回
転駆動した際に、スロットル開度制御手段13が、演算
した目標スロットル開度により、スロットルアクチュエ
ータ9を介してスロットル弁8を、全閉位置より、エン
ジン4の始動に必要な空気量がエンジン4に供給される
位置に開度する。そして、エンジン4が駆動した状態に
おいて、運転者がアクセルペダル1を踏み込み操作する
と、アクセル操作量検出手段2の第1・第2アクセルセ
ンサ2a,2bがアクセルペダル1の操作量に応じた信
号を制御部12のスロットル開度制御手段13に出力す
る。そして、スロットル開度制御手段13が第1・第2
アクセルセンサ2a,2bからの操作量の平均値を演算
し、この平均値とエンジン回転センサ5からのエンジン
回転数と車速センサ6からの車速及びバッテリへの電気
的な負荷量等の情報を、スロットル開度制御手段13に
予め設定された演算式に代入して目標スロットル開度を
演算し、この目標スロットル開度とスロットル開度セン
サ10からの検出スロットル開度との偏差に応じて当該
偏差をゼロにするような開度制御信号をスロットルアク
チュエータ9に出力する。これにより、スロットルアク
チュエータ9が、バッテリから上記開度制御信号に応じ
た電力の供給を受け、スロットル弁8を目標スロットル
開度となるように制御してエンジン4の出力を調整す
る。
【0018】この実施の形態1の場合、制御部12の弁
固着診断手段14が弁全閉判定手段15と弁動作量判定
手段16と開度偏差判定手段17と弁故障検出手段18
とを備える。
【0019】弁全閉判定手段15は、検出スロットル開
度が弁全閉判定手段15に記憶された全閉学習値+Δx
1からなる全閉判定基準値X1以下か否かを判定するこ
とにより、スロットル弁8が全閉位置付近に位置するか
否かを判定する。即ち、弁全閉判定手段15は、検出ス
ロットル開度が全閉判定基準値X1以下であれば、スロ
ットル弁8が全閉位置付近に位置すると判定し、検出ス
ロットル開度が全閉判定基準値X1より高ければ、スロ
ットル弁8が全閉位置付近より全開位置の側に離れてい
ると判定する。全閉学習値は、キープレートがメインス
イッチ11のOFF位置11bの側よりACC位置11
cに到達して、制御部12が起動しかつアクセルスイッ
チ3からのオフ信号を受け取っている状態で、エンジン
4が駆動を開始する前の検出スロットル開度をスロット
ル弁8の全閉位置として弁全閉判定手段15に記憶した
ものである。Δx1は弁全閉判定手段15に予め設定し
た一定値である。
【0020】弁動作量判定手段16は、検出スロットル
開度の所定時間Tmsec当たりの変化が弁動作量判定
手段16に予め一定値として設定された動作判定基準値
X2以下か否かを判定することにより、スロットル弁8
の動きが少ないか否かを判定する。即ち、弁動作量判定
手段16は、検出スロットル開度の所定時間Tmsec
当たりの変化が動作判定基準値X2以下であれば、スロ
ットル弁8の動きが少ないと判定し、検出スロットル開
度の所定時間Tmsec当たりの変化が動作判定基準値
X2より高ければスロットル弁8の動きが大きいと判定
する。
【0021】開度偏差判定手段17は、目標スロットル
開度と検出スロットル開度との偏差が開度偏差判定手段
17に一定値として予め設定された偏差判定基準値X3
以上か否かを判定することにより、目標スロットル開度
と検出スロットル開度との偏差が大きいか否かを判定す
る。
【0022】弁故障検出手段18は、弁全閉判定手段1
5でのスロットル弁8が全閉位置付近に位置する判定結
果と、弁動作量判定手段16でのスロットル弁8の動き
が少ない判定結果と、開度偏差判定手段17での目標ス
ロットル開度と検出スロットル開度との偏差が大きい判
定結果との全部が成立すると、スロットル弁8が全閉位
置に固着した状態であることを推定して故障発生信号を
退避走行バルブ19と故障警報手段21とに出力する。
【0023】退避走行バルブ19は、スロットル弁8の
周りの吸気パイプ7にスロットル弁8を迂回して清浄な
空気をエンジン4の吸気口の側に導くように接続したバ
イパスパイプ20に設けられ、スロットル弁8が正常に
動作している間はバイパスパイプ20を閉じるように閉
弁動作しており、弁故障検出手段18からの故障発生信
号によりバイパスパイプ20を開くように開弁動作す
る。即ち、スロットル弁8の正常な動作中は退避走行バ
ルブ19が閉じ、スロットル弁8が全閉位置に固着した
場合に退避走行バルブ19が開き、この退避走行バルブ
19の開動作により清浄な空気が吸気パイプ7からスロ
ットル弁8を迂回するバイパスパイプ20を経由してエ
ンジン4の吸気口に吸入される。
【0024】故障警報手段21は、ブザー、ランプ、表
示器又は発声器等の1つ又は複数により形成され、弁故
障検出手段18からの故障発生信号により、音、光、声
又は表示等でスロットル弁8が全閉位置に固着したこと
を乗員に知らせる。
【0025】この実施の形態1によれば、メインスイッ
チ11の鍵穴11aに差し込まれたキープレートの操作
により、エンジン4が駆動し、スロットル弁8がスロッ
トル開度制御手段13により開度制御されている状態に
おいて、弁固着診断手段14がマイクロコンピュータの
処理の1周期毎に、図2のフローチャートを実行してス
ロットル弁8の全閉位置への固着の有無を診断する。即
ち、図2のステップ201〜203に示すように、検出
スロットル開度が全閉判定基準値X1以下であることか
ら、スロットル弁8が全閉位置付近に位置する場合で、
かつ、検出スロットル開度の所定時間Tmsec当たり
の変化が動作判定基準値X2以下であることから、スロ
ットル弁8の動きが少ない場合で、更に、目標スロット
ル開度と検出スロットル開度との偏差が偏差判定基準値
X3以上であることから、目標スロットル開度と検出ス
ロットル開度との偏差が大きい場合には、ステップ20
4において、スロットル弁8が全閉位置に固着したと判
定する(スロットル弁8の全閉位置への固着を検出す
る)。
【0026】要するに、この実施の形態1では、スロッ
トル弁8が全閉位置付近で動きが少なく、スロットル弁
8の開度が目標スロットル開度より掛け離れているとい
う3つの判定条件が成立した場合に、スロットル弁8の
全閉位置への固着を判定するので、検出スロットル開度
がスロットル弁8の全閉位置に相当する判定基準値以下
という1つの判定条件でスロットル弁8の全閉位置への
固着を判定する場合に比べて、スロットル弁8の全閉位
置への固着判定の検出精度を向上することができる。
【0027】又、ステップ204のスロットル弁8の全
閉位置固着検出により、弁故障検出手段18が退避走行
バルブ19を開弁動作してバイパスパイプ20を開くの
で、清浄な空気を吸気パイプ7からスロットル弁8を迂
回するバイパスパイプ20を経由してエンジン4の吸気
口に吸入することができる。よって、スロットル弁8が
全閉位置に固着しても、エンジンストールの発生を阻止
して、自動車を通常走行より退避走行へ緊急避難するこ
とができる。
【0028】しかも、弁故障検出手段18が故障警報手
段21を警報動作してスロットル弁8の全閉位置への固
着を乗員に知らせるので、乗員が自動車を通常走行から
緊急避難のための退避走行への移行操作を適切に行うこ
とができる。
【0029】実施の形態2.図3は実施の形態2のスロ
ットル制御装置の全体を示し、図4は実施の形態2のス
ロットル弁の固着判定のフローチャートを示す。
【0030】図3に示すように、この実施の形態2で
は、弁固着判定手段14に、実施の形態1の弁動作量判
定手段16に代えて、エンジン安定動作判定手段22を
設け、このエンジン安定動作判定手段22により、エン
ジン回転センサ5からのエンジン回転数がエンジン安定
動作判定手段22に一定値として予め設定された安定動
作判定基準値Nx以上か否かを判定することにより、エ
ンジン回転数が安定動作判定基準値Nxより高く、エン
ジン4がエンジンストールを発生しない場合か否かを判
定する。
【0031】即ち、前記実施の形態1では、ステップ2
02で検出スロットル開弁の所定時間Tmsec当たり
の変化が動作判定基準値X2以下である場合、スロット
ル弁8の動きが少ないと判定しているが、検出スロット
ル開度と目標スロットル開度との偏差が少なければ、ス
ロットル弁8の動きが実質的に少ないので、目標スロッ
トル開度が全閉位置付近に設定され、かつ、スロットル
弁8の動きが実質的に少なければ、スロットル弁8が全
閉位置に固着したと誤判定する場合が想定される。
【0032】そこで、エンジン回転数が安定動作判定基
準値Nxより高くエンジンストールが発生しない場合
は、スロットル弁8の全閉位置への固着判定を行う必要
がないので、この実施の形態2では、図4のステップ4
02に示すように、エンジン回転数がエンジン回転数が
安定動作判定基準値Nxより高い場合は、スロットル弁
8の全閉位置での固着判定を回避して、スロットル弁8
の全閉位置への固着の誤判定を防止することができる。
【0033】実施の形態3.図5は実施の形態3のスロ
ットル弁の固着判定のフローチャートを示し、この実施
の形態3は実施の形態1と実施の形態2とを組み合わ
せ、ステップ502でスロットル弁8の動きが少ないか
否かを判定し、ステップ504でエンジン回転数が安定
動作判定基準値Nx以上か否かを判定することにより、
エンジン回転数が安定動作判定基準値Nxより低い場合
のみ、スロットル弁8の全閉位置への固着の判定を行う
ようにすれば、スロットル弁8の全閉位置への固着の判
定の感度を上げて、スロットル弁8の全閉位置への固着
の誤判定を防止することができる。
【0034】この実施の形態3では構成図を省略した
が、図1の弁固着診断手段14に、図3のエンジン安定
動作判定手段22を付加した形態になる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、スロットル弁
が全閉位置又はその付近に位置して動きが少なく、スロ
ットル弁の開度が目標スロットル開度より掛け離れてい
るという3つの判定条件が成立した場合に、スロットル
弁の全閉位置への固着を判定しているので、検出スロッ
トル開度がスロットル弁の全閉位置に相当する判定基準
値以下という1つの判定条件でスロットル弁の全閉位置
への固着を判定する場合に比べて、スロットル弁の全閉
位置への固着判定の検出精度を向上することができる。
【0036】請求項2の発明によれば、スロットル弁が
全閉位置又はその付近に位置し、エンジンがエンジンス
トールを発生し得る不安定な回転数で、スロットル弁の
開度が目標スロットル開度より掛け離れているという3
つの判定条件が成立した場合に、スロットル弁の全閉位
置への固着を判定しているので、検出スロットル開度が
スロットル弁の全閉位置に相当する判定基準値以下とい
う1つの判定条件でスロットル弁の全閉位置への固着を
判定する場合に比べて、スロットル弁の全閉位置への固
着判定の検出精度を向上することができる。換言すれ
ば、エンジン回転数が安定動作判定基準値より高くエン
ジンストールが発生しない場合は、スロットル弁の全閉
位置への固着判定を行う必要がないので、エンジン回転
数が安定動作判定基準値より高い場合は、スロットル弁
の全閉位置での固着判定を回避して、スロットル弁の全
閉位置への固着の誤判定を防止することができる。
【0037】請求項3の発明によれば、スロットル弁が
全閉位置又はその付近に位置して動きが少なく、エンジ
ンがエンジンストールを発生し得る不安定な回転で、ス
ロットル弁の開度が目標スロットル開度より掛け離れて
いるという4つの判定条件が成立した場合に、スロット
ル弁の全閉位置への固着を判定しているので、検出スロ
ットル開度がスロットル弁の全閉位置に相当する判定基
準値以下という1つの判定条件でスロットル弁の全閉位
置への固着を判定する場合に比べて、スロットル弁の全
閉位置への固着判定の検出精度を向上することができ
る。換言すれば、スロットル弁が全閉位置又はその付近
の位置で動きが少なく、エンジン回転数が安定動作判定
基準値より低い場合のみ、スロットル弁の全閉位置への
固着の判定を行うようにすれば、スロットル弁の全閉位
置への固着の判定の感度を上げて、スロットル弁の全閉
位置への固着の誤判定を防止することができる。
【0038】請求項4の発明によれば、全閉判定基準値
に全閉学習値を用いるので、実際のスロットル弁の全閉
状態を加味した固着判定を行うことができる。
【0039】請求項5の発明によれば、全閉判定基準値
として全閉学習値と一定値との和を用いるので、実際の
スロットル弁が全閉位置付近である状態を加味した固着
判定を行うことができる。
【0040】請求項6の発明によれば、スロットル弁の
全閉位置固着検出により、退避走行バルブを開弁動作し
てバイパスパイプを開くので、清浄な空気を吸気パイプ
からスロットル弁を迂回するバイパスパイプを経由して
エンジンに吸入し、エンジンストールの発生を阻止し
て、自動車を通常走行より退避走行へ緊急避難すること
ができる。
【0041】請求項7の発明によれば、スロットル弁の
全閉位置固着検出により、故障警報手段を警報動作して
スロットル弁の全閉位置への固着を乗員に知らせるの
で、乗員が自動車を通常走行から緊急避難のための退避
走行への移行操作を適切に行うことができる。
【0042】請求項8の発明によれば、スロットル弁が
全閉位置に固着したという判定により、退避走行バルブ
を開弁動作してバイパスパイプを開くので、清浄な空気
を吸気パイプからスロットル弁を迂回するバイパスパイ
プを経由してエンジンに吸入し、エンジンストールの発
生を阻止して、自動車を通常走行より退避走行へ緊急避
難することができる。
【0043】請求項9の発明によれば、スロットル弁が
全閉位置に固着したという判定により、故障警報手段で
スロットル弁の全閉位置への固着を乗員に知らせるの
で、乗員が自動車を通常走行から緊急避難のための退避
走行への移行操作を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図2】 同実施の形態1の固着判定のフローチャート
である。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す構成図であ
る。
【図4】 同実施の形態2の固着判定のフローチャート
である。
【図5】 この発明の実施の形態3の固着判定のフロー
チャートである。
【図6】 従来の自動車のスロットル制御装置を示す構
成図である。
【符号の説明】
1 アクセルペダル、2 アクセル開度検出手段、4
エンジン 5 エンジン回転センサ、8 スロットル
弁、10 スロットル開度センサ、12 制御部、13
スロットル開度制御手段、14 弁固着診断手段、1
5 弁全閉判定手段、16 弁動作量判定手段、17
開度偏差判定手段、18 弁故障検出手段、19 退避
走行バルブ、20 バイパスパイプ、22 エンジン安
定動作判定手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 41/14 320 F02D 41/14 320C 45/00 345 45/00 345Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルペダルの操作量を含む情報より
    演算した目標スロットル開度とスロットル弁の開度を検
    出するスロットル弁開度検出手段からの検出スロットル
    開度との偏差により、スロットル弁の開度が目標スロッ
    トル開度となるようにスロットル弁を電気的に開度制御
    してエンジンの吸入空気量を調整するスロットル開度制
    御手段と、エンジンの吸入吸気量がエンジンストールを
    生じるまでに絞り込まれる全閉位置にスロットル弁が固
    着したことを電気的に判定する弁固着診断手段とを備え
    た自動車のスロットル制御装置において、 弁固着診断手段を、 検出スロットル開度が全閉判定基準値以下か否かを判定
    する弁全閉判定手段と、 検出スロットル開度の所定時間当たりの変化が動作判定
    基準値以下か否かを判定する弁動作量判定手段と、 検出スロットル開度と目標スロットル開度との偏差が偏
    差判定基準値以上か否かを判定する開度偏差判定手段
    と、 弁全閉判定手段での検出スロットル開度が全閉判定基準
    値以下である判定結果と弁動作量判定手段での検出スロ
    ットル開度の所定時間当たりの変化が動作判定基準値以
    下である判定結果と開度偏差判定手段での検出スロット
    ル開度と目標スロットル開度との偏差が偏差判定基準値
    以上である判定結果との全部が成立することによりスロ
    ットル弁が全閉位置に固着した状態であることを推定し
    て故障発生信号を出力する弁故障検出手段と、 より構成したことを特徴とする自動車のスロットル制御
    装置。
  2. 【請求項2】 アクセルペダルの操作量を含む情報より
    演算した目標スロットル開度とスロットル弁の開度を検
    出するスロットル弁開度検出手段からの検出スロットル
    開度との偏差により、スロットル弁の開度が目標スロッ
    トル開度となるようにスロットル弁を電気的に開度制御
    してエンジンの吸入空気量を調整するスロットル開度制
    御手段と、エンジンの吸入吸気量がエンジンストールを
    生じるまでに絞り込まれる全閉位置にスロットル弁が固
    着したことを電気的に判定する弁固着診断手段とを備え
    た自動車のスロットル制御装置において、 弁固着診断手段を、 検出スロットル開度が全閉判定基準値以下か否かを判定
    する弁全閉判定手段と、 エンジン回転数が安定動作判定基準値以下か否かを判定
    するエンジン安定動作判定手段と、 検出スロットル開度と目標スロットル開度との偏差が偏
    差判定基準値以上か否かを判定する開度偏差判定手段
    と、 弁全閉判定手段での検出スロットル開度が全閉判定基準
    値以下である判定結果とエンジン安定動作判定手段での
    エンジン回転数が安定動作判定基準値以下である判定結
    果と開度偏差判定手段での検出スロットル開度と目標ス
    ロットル開度との偏差が偏差判定基準値以上である判定
    結果との全部が成立することによりスロットル弁が全閉
    位置に固着した状態であることを推定して故障発生信号
    を出力する弁故障検出手段と、 より構成したことを特徴とする自動車のスロットル制御
    装置。
  3. 【請求項3】 アクセルペダルの操作量を含む情報より
    演算した目標スロットル開度とスロットル弁の開度を検
    出するスロットル弁開度検出手段からの検出スロットル
    開度との偏差により、スロットル弁の開度が目標スロッ
    トル開度となるようにスロットル弁を電気的に開度制御
    してエンジンの吸入空気量を調整するスロットル開度制
    御手段と、エンジンの吸入吸気量がエンジンストールを
    生じるまでに絞り込まれる全閉位置にスロットル弁が固
    着したことを電気的に判定する弁固着診断手段とを備え
    た自動車のスロットル制御装置において、 弁固着診断手段を、 検出スロットル開度が全閉判定基準値以下か否かを判定
    する弁全閉判定手段と、 検出スロットル開度の所定時間当たりの変化が動作判定
    基準値以下か否かを判定する弁動作量判定手段と、 検出スロットル開度と目標スロットル開度との偏差が偏
    差判定基準値以上か否かを判定する開度偏差判定手段
    と、 エンジン回転数が安定動作判定基準値以下か否かを判定
    するエンジン安定動作判定手段と、 弁全閉判定手段での検出スロットル開度が全閉判定基準
    値以下である判定結果と弁動作量判定手段での検出スロ
    ットル開度の所定時間当たりの変化が動作判定基準値以
    下である判定結果と開度偏差判定手段での検出スロット
    ル開度と目標スロットル開度との偏差が偏差判定基準値
    以上である判定結果とエンジン安定動作判定手段でのエ
    ンジン回転数が安定動作判定基準値以下である判定結果
    との全部が成立することによりスロットル弁が全閉位置
    に固着した状態であることを推定して故障発生信号を出
    力する弁故障検出手段と、 より構成したことを特徴とする自動車のスロットル制御
    装置。
  4. 【請求項4】 全閉判定基準値に、アクセルペダルが未
    操作でかつエンジンが駆動を開始する前の検出スロット
    ル開度を記憶した全閉学習値を用いたことを特徴とする
    請求項1〜3の何れかに記載の自動車のスロットル制御
    装置。
  5. 【請求項5】 全閉判定基準値として、アクセルペダル
    が未操作でかつエンジンが駆動を開始する前の検出スロ
    ットル開度を記憶した全閉学習値と予め設定された一定
    値との和を用いたことを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かに記載の自動車のスロットル制御装置。
  6. 【請求項6】 スロットル弁の周りの吸気パイプにスロ
    ットル弁を迂回して空気をエンジンの側に導入するバイ
    パスパイプを設け、このバイパスパイプにバイパスパイ
    プを閉じる退避走行バルブを設け、この退避走行バルブ
    を弁故障検出手段から出力された故障発生信号で開弁動
    作させてバイパスパイプを開くようにしたことを特徴と
    する請求項1〜3の何れかに記載の自動車のスロットル
    制御装置。
  7. 【請求項7】 弁故障検出手段から出力された故障発生
    信号でスロットル弁が全閉位置に固着したことを乗員に
    警報する故障警報手段を設けたことを特徴とする請求項
    1〜3の何れかに記載の自動車のスロットル制御装置。
  8. 【請求項8】 アクセルペダルの操作量を含む情報より
    演算した目標スロットル開度とスロットル弁の開度を検
    出するスロットル弁開度検出手段からの検出スロットル
    開度との偏差により、スロットル弁の開度が目標スロッ
    トル開度となるようにスロットル弁を電気的に開度制御
    してエンジンの吸入空気量を調整するスロットル開度制
    御手段と、エンジンの吸入吸気量がエンジンストールを
    生じるまでに絞り込まれる全閉位置にスロットル弁が固
    着したことを電気的に判定する弁固着診断手段とを備え
    た自動車のスロットル制御装置において、スロットル弁
    の周りの吸気パイプにスロットル弁を迂回して空気をエ
    ンジンの側に導入するバイパスパイプを設け、このバイ
    パスパイプにバイパスパイプを閉じる退避走行バルブを
    設け、この退避走行バルブを弁固着診断手段でのスロッ
    トル弁の全閉位置への固着判定の結果により開弁動作さ
    せてバイパスパイプを開くようにしたことを特徴とする
    自動車のスロットル制御装置。
  9. 【請求項9】 アクセルペダルの操作量を含む情報より
    演算した目標スロットル開度とスロットル弁の開度を検
    出するスロットル弁開度検出手段からの検出スロットル
    開度との偏差により、スロットル弁の開度が目標スロッ
    トル開度となるようにスロットル弁を電気的に開度制御
    してエンジンの吸入空気量を調整するスロットル開度制
    御手段と、エンジンの吸入吸気量がエンジンストールを
    生じるまでに絞り込まれる全閉位置にスロットル弁が固
    着したことを電気的に判定する弁固着診断手段とを備え
    た自動車のスロットル制御装置において、弁固着診断手
    段でのスロットル弁の全閉位置への固着判定の結果によ
    りスロットル弁の全閉位置への固着を乗員に警報する故
    障警報手段を備えたことを特徴とする自動車のスロット
    ル制御装置。
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