JPH11229943A - 電制スロットル装置の診断装置 - Google Patents

電制スロットル装置の診断装置

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JPH11229943A
JPH11229943A JP10030809A JP3080998A JPH11229943A JP H11229943 A JPH11229943 A JP H11229943A JP 10030809 A JP10030809 A JP 10030809A JP 3080998 A JP3080998 A JP 3080998A JP H11229943 A JPH11229943 A JP H11229943A
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JP
Japan
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opening
diagnostic
throttle valve
elastic body
diagnosis
Prior art date
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Application number
JP10030809A
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English (en)
Inventor
Manabu Sekine
学 関根
Keisuke Wakabayashi
啓祐 若林
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電制スロットル装置を構成するリターンスプリ
ングの異常を、雰囲気温度に影響されることなく精度良
く診断できるようにする。 【解決手段】イグニッションスイッチがOFFされると
(S1)、モータによってスロットル弁の開度を診断用
の目標開度にまで開き(S4)、目標開度になったとき
にモータを停止させ(S5→S6)、前記目標開度から
リターンスプリングの付勢力によってデフォルト開度ま
で機械的に戻すようにする。このときに、スライスレベ
ル開度S/Lを横切るまでの時間tを計測させると共に
(S7)、基準時間tcをそのときの雰囲気温度に応じ
て可変に設定する(S8)。そして、前記時間tが基準
時間tcを越えたときには、リターンスプリングの異常
を診断する(S12→S14)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電制スロットル装置
の診断装置に関し、詳しくは、電制スロットル装置にお
いてスロットル弁を基準開度に向けて付勢する弾性体の
異常を診断する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、モータ等のアクチュエータに
よってスロットル弁を開閉駆動する構成の電制スロット
ル装置において、機関の停止時(モータへの非通電時)
やモータの故障時に、スロットル弁をリターンスプリン
グ(弾性体)の付勢力によって機械的に所定の中間開度
(基準開度)にまで復帰させる構成が知られている(特
許出願公表 平2−500677号等参照)。
【0003】また、前記リターンスプリングによる付勢
力が正規に作用しているか否かを診断する技術として、
イグニッションスイッチがOFFされた後でスロットル
弁を診断用の目標開度にまでモータで駆動し、前記診断
用の目標開度になったときにモータへの通電を遮断し
て、リターンスプリングによって基準開度にまで戻るよ
うにし、このときに一定の開度変化に要する時間が長い
場合に、リターンスプリングの異常を診断する方法があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
診断方法によると、診断時の雰囲気温度によってリター
ンスプリングのバネ定数が変化することで、リターンス
プリングの異常の有無とは関係なく前記時間が変化し、
リターンスプリングの異常を誤診断する可能性があっ
た。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、雰囲気温度の違いに影響されることなく、スロッ
トル弁を付勢する弾性体の異常を精度良く診断できる電
制スロットル装置の診断装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1記載
の発明では、内燃機関のスロットル弁を基準開度に向け
て付勢する弾性体と、該弾性体の付勢力に抗して前記ス
ロットル弁を開閉駆動するアクチュエータとを備えてな
る電制スロットル装置において、前記アクチュエータに
よって前記スロットル弁を開閉駆動して診断用の目標開
度に制御している状態から、スロットル弁の開度が前記
弾性体による付勢力によって前記基準開度に戻るときの
応答性に基づき、前記弾性体における異常の有無を診断
するよう構成すると共に、そのときの環境条件に応じて
前記診断の基準を変更する構成とした。
【0007】かかる構成によると、弾性体による付勢力
によってスロットル弁開度が診断用の目標開度から基準
開度にまで戻るときの応答性に基づいて、前記弾性体が
正規に機能しているか否かを診断するが、診断の基準を
固定とするのではなく、弾性体の環境条件、即ち、弾性
体の異常とは無関係に前記応答性に影響を及ぼす条件に
応じて診断基準を変更する。
【0008】請求項2記載の発明は、図1に示すように
構成される。図1において、電制スロットル装置は、内
燃機関のスロットル弁を基準開度に向けて付勢する弾性
体と、該弾性体の付勢力に抗して前記スロットル弁を開
閉駆動するアクチュエータとを備えてなる装置である。
また、診断用開度制御手段は、前記アクチュエータによ
って前記スロットル弁の開度を診断用の目標開度に駆動
した後、前記アクチュエータによる駆動を停止させて、
前記スロットル弁の開度を前記診断用の目標開度から前
記基準開度にまで戻す制御を行う。
【0009】ここで、応答性検出手段は、診断用開度制
御手段によってスロットル弁の開度が前記診断用の目標
開度から前記基準開度にまで戻るときの応答性を検出す
る。そして、診断手段は、応答性検出手段で検出された
応答性に基づいて前記弾性体における異常の有無を診断
する。一方、診断基準変更手段は、環境条件に応じて前
記診断用開度制御手段及び/又は前記診断手段における
診断の基準を変更する。
【0010】かかる構成によると、診断用開度制御手段
によってスロットル弁の開度を診断用の目標開度から基
準開度にまで弾性体の付勢力によって戻すようにし、こ
のときのスロットル弁開度変化の応答性を応答性検出手
段が検出し、前記検出された応答性に従って診断手段が
弾性体の診断を行うが、診断基準変更手段は、環境条件
に応じて前記診断用開度制御手段及び/又は前記診断手
段における診断の基準を変更する。
【0011】ここで、診断用開度制御手段における診断
基準の変更とは、応答性を検出させるときの開度制御特
性の変更を示し、また、診断手段における診断基準の変
更とは、検出された応答性に基づく異常判断の基準を変
更することを示す。請求項3記載の発明では、前記診断
基準変更手段における環境条件を、前記弾性体の雰囲気
温度とする構成とした。
【0012】かかる構成によると、弾性体の雰囲気温度
の変化、換言すれば、雰囲気温度の変化に伴う弾性体の
バネ定数の変化に応じて診断の基準が変更される。請求
項4記載の発明では、前記応答性検出手段が、前記アク
チュエータによる駆動を停止させてからスロットル弁の
開度が所定のスライスレベルを横切るまでの時間を、応
答性を示すパラメータとして計測する構成とした。
【0013】かかる構成によると、スロットル弁が弾性
体の付勢力によって診断用の目標開度から基準開度にま
で戻ろうとするときに、スロットル弁開度が基準開度に
向けて動き出してから、途中のスライスレベルを横切る
までの時間(換言すればスロットル開度変化の速度)が
応答性を示すパラメータとして検出され、この時間と正
常時の時間とを比較することで、弾性体における異常の
有無を診断する。
【0014】請求項5記載の発明では、前記診断手段
が、前記計測された時間と基準時間とを比較して、前記
弾性体における異常の有無を診断する構成であり、前記
診断基準変更手段が、診断基準としての前記基準時間を
環境条件に応じて変更する構成とした。かかる構成によ
ると、前記応答性を示す時間と基準時間との比較によっ
て、時間計測値の異常の有無、延いては、弾性体の異常
の有無を診断する構成において、前記基準時間を環境条
件によって変更して、同じ時間が計測されても、そのと
きの環境条件によっては診断結果が異なるようにする。
【0015】請求項6記載の発明では、前記診断基準変
更手段が、診断基準としての前記診断用の目標開度を環
境条件に応じて変更する構成とした。かかる構成による
と、弾性体の付勢力によって基準開度にまで戻すときの
初期開度を変更することで、開度変化に要する時間を応
答性として検出させる構成の場合に、時間を計測させる
開度変化幅を環境条件に応じて変化させることになり、
これにより、環境条件による時間変化を吸収する。
【0016】尚、上記請求項1〜6記載の発明におい
て、前記弾性体による付勢力によってスロットル弁開度
を診断用の目標開度から基準開度にまで戻す制御は、機
関の運転に影響を与えない時期、例えば、イグニッショ
ンスイッチがOFFされた後で行わせることが好まし
い。
【0017】
【発明の効果】請求項1,2記載の発明によると、スロ
ットル弁を弾性体の付勢力によって開度変化させたとき
の応答性に基づき弾性体の診断を行う構成において、環
境条件の変化に対応して診断基準が変更され、環境条件
が変化しても精度良く診断が行えるという効果がある。
【0018】請求項3記載の発明によると、弾性体の雰
囲気温度の変化によって弾性体のバネ定数が変化して
も、これに影響されて弾性体の異常が誤診断されること
を回避できるという効果がある。請求項4記載の発明に
よると、スロットル弁開度が所定の開度幅だけ変化する
のに要した時間から、環境条件の変化があっても弾性体
の異常を精度良く診断できるという効果がある。
【0019】請求項5記載の発明によると、スロットル
弁開度が所定の開度幅だけ変化するのに要した時間と比
較させる基準時間を環境条件に応じて変更することで、
環境条件に影響された時間の変化によって異常が誤診断
されることを回避できるという効果がある。請求項6記
載の発明によると、環境条件に応じてスロットル弁開度
を変化させる開度幅を変更することで、環境条件に影響
された結果として開度変化に要する時間が変動すること
を回避して、環境条件の変化があっても一定の基準時間
と比較させて精度の良い診断が行えるという効果があ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図2は、実施の形態における車両用の内燃機関1
を示すものであり、吸気マニホールド2の上流側の吸気
ダクト3に、アクチュエータとしてのモータ4で開閉駆
動されるスロットル弁5が介装されており、このスロッ
トル弁5によって内燃機関1の吸入空気量が調整され
る。
【0021】また、スロットル弁5を所定のデフォルト
開度(基準開度)に向けて付勢するリターンスプリング
6(弾性体)が設けられており、モータ4による開閉駆
動力が作用しないときには、前記リターンスプリング6
の付勢力によって機械的に前記デフォルト開度に復帰す
るようにしてあり、モータ4は前記リターンスプリング
6の付勢力に抗してスロットル弁5の開度を変化させ
る。
【0022】尚、前記デフォルト開度は、スロットル弁
5の中間開度であっても良いし、また、ストッパで規制
される最大又は最小開度であっても良く、更に、リター
ンスプリング6として2つ以上のスプリングを組み合わ
せて用いる構成であっても良い。前記モータ4は、マイ
クロコンピュータを内蔵したコントロールユニット7か
らの制御信号によって制御される。前記コントロールユ
ニット7は、運転条件に応じて前記スロットル弁5の目
標開度を決定し、スロットルセンサ8で検出される実際
の開度が前記目標開度になるように、前記モータ4への
制御信号を出力する。
【0023】前記目標開度の設定は、例えば運転者によ
って操作されるアクセルペダルの開度(踏み込み量)を
検出するアクセル開度センサ9からの検出信号等に基づ
いて行われる。また、コントロールユニット7には、前
記リターンスプリング6の異常診断を行うプログラムが
予め記憶されており、前記スロットルセンサ8の他、イ
グニッションスイッチ(IGN/SW)10,エンジンル
ーム内の気温を検出する温度センサ11等からの信号に基
づき、図3のフローチャートに示すようにして前記異常
診断を行う。
【0024】図3のフローチャートにおいて、まず、S
1では、イグニッションスイッチ10がONからOFFに
切り換えられたか否かを判別する。イグニッションスイ
ッチ10のON状態であると判別されたときには、S2へ
進み、スロットル弁5の開度がアクセルペダルの開度等
に応じた目標開度になるようにモータ4を制御する通常
制御を実行させる。
【0025】一方、イグニッションスイッチ10がONか
らOFFに切り換えられたことが判別されると、S3へ
進み、前記リターンスプリング6の異常診断を行う条件
が成立しているか否かを判別する。前記診断条件とし
て、モータ4の駆動が禁止されていないこと、スロット
ルセンサ8の異常診断がなされていないことなどを判断
するようにすると良い。
【0026】診断条件が成立していないときには、診断
を実行することなく、S15へ進んで、コントロールユニ
ット7の電源を自己遮断させて終了させるが、診断条件
が成立しているときには、S4へ進み、スロットル弁5
の目標開度として、予め記憶された診断用の目標開度を
セットし、該診断用の目標開度になるようにモータ4を
駆動制御させる(図4参照)。
【0027】尚、前記診断用の目標開度は、前記デフォ
ルト開度とは同一ではなく、かつ、前記デフォルト開度
との開度差が、一定値以上になる開度として設定するこ
とが好ましい。S5では、スロットルセンサ8で検出さ
れる実際の開度が、前記診断用の目標開度に略一致する
ようになったか否かを判別する。
【0028】そして、スロットル弁5の開度が診断用の
目標開度に到達すると、S5からS6へ進み、モータ4
への通電を遮断し、スロットル弁5が前記リターンスプ
リング6の付勢力によって、前記診断用の目標開度から
デフォルト開度にまで機械的に戻るようにする(図4参
照)。上記S1〜S6の機能が、診断用開度制御手段に
相当する。
【0029】S7では、モータ4への通電を遮断して、
スロットル弁5がデフォルト開度にまで戻るべく動き始
めてから後述するスライスレベル開度S/Lを横切るよ
うになるまでの時間tを計測するためのタイマーをスタ
ートさせる。前記タイマーにより計測される時間tが、
開度変化の応答性を示すパラメータであり、この時間t
の計測機能が、応答性検出手段に相当する。
【0030】また、次のS8では、前記時間tと比較す
る診断基準としての基準時間tc を、温度センサ11で検
出されるエンジンルーム内の気温に基づいて可変に設定
する。このS8の機能が、診断基準変更手段に相当す
る。前記エンジンルーム内の気温は、前記リターンスプ
リング6の環境条件である雰囲気温度に相当するもので
あり、この雰囲気温度に対応してリターンスプリング6
の温度が変化し、以て、リターンスプリング6のバネ定
数が変化し、前記時間tを変化させることになる。そこ
で、この温度変化(バネ定数変化)による時間tの変化
が診断に影響しないように、温度変化(バネ定数変化)
により時間tが延びる場合には前記基準時間tc をより
長くし、逆に、温度変化(バネ定数変化)により時間t
が短縮される場合には前記基準時間tc をより短くし、
温度変化(バネ定数変化)が診断に影響しないようにし
てある。
【0031】尚、リターンスプリング6の雰囲気温度を
温度センサ11で検出させる代わりに、機関1の冷却水温
度を検出する水温センサの検出結果を、前記雰囲気温度
に相関するパラメータとして用い、冷却水温度に応じて
前記基準時間tc を変更させても良い。S9では、スロ
ットルセンサ8で検出されるスロットル弁5の開度が、
前記診断用目標開度とデフォルト開度との中間開度に設
定されるスライスレベル開度S/L(図4参照)を横切
ったか否かを判別する。
【0032】S9で、未だスライスレベル開度S/Lを
横切っていないと判別されると、S10へ進み、前記時間
t(タイマー値)が基準時間tc を越えたか否かを判別
する。リターンスプリング6に異常が発生すると、スラ
イスレベル開度S/Lを横切るようになるまでの時間が
長くなり、S10で前記時間tが基準時間tc を越えてい
ると判別されたときには、スライスレベル開度S/Lを
横切るようになるまでに要する時間が基準時間tc を越
えることが明らかであるので、実際にスライスレベル開
度S/Lを横切るまで待機させることなく、S10からS
14へ進んで、リターンスプリング6の異常を診断する。
【0033】一方、S10で前記時間tが基準時間tc 以
下であると判断されたときには、S9に戻り、スライス
レベル開度S/Lを横切ったか否かを再度判断させる。
S9でスライスレベル開度S/Lを横切ったことが判断
されると、S11へ進み、前記S7でスタートさせたタイ
マーをストップさせることで、診断用目標開度からスラ
イスレベル開度S/Lまで変化するのに要した時間tを
求める。
【0034】次のS12では、S11でストップさせたタイ
マーによる計測時間tと前記基準時間tc とを比較し、
スライスレベル開度S/Lを横切るまでに要した時間t
が前記基準時間tc 以下であれば、S13へ進んで、リタ
ーンスプリング6の正常を診断し、スライスレベル開度
S/Lを横切るまでに要した時間tが前記基準時間tc
を越えている場合には、S14へ進んで、リターンスプリ
ング6の異常を診断する。
【0035】S13,S14で正常又は異常の診断を下す
と、S15へ進んで、コントロールユニット7の電源を自
己遮断させて終了させる。上記S9〜S14の部分が診断
手段に相当する。ところで、上記実施の形態では、リタ
ーンスプリング6の環境条件としての雰囲気温度に応じ
て前記基準時間tc を変更させる構成としたが、基準時
間tc を固定値として、代わりに、前記雰囲気温度に応
じて前記診断用の目標開度を変更しても良い。
【0036】前記診断用の目標開度を、例えばスライス
レベル開度S/Lからより離れた開度に設定し、診断用
目標開度とスライスレベル開度S/Lとの間の開度幅を
大きくすれば、診断用目標開度からスライスレベル開度
S/Lにまで変化するのに要する時間tが長くなるか
ら、雰囲気温度によって前記時間tが短くなる傾向を示
すときに、前記診断用の目標開度をスライスレベル開度
S/Lからより離れた開度に設定すれば、雰囲気温度に
よって短くなろうとする分が、開度変化幅の増大によっ
て吸収されて、雰囲気温度の影響がない場合と同様な時
間で変化させることができる。
【0037】従って、前記雰囲気温度に応じて時間tの
変化を抑制する方向に前記診断用の目標開度を変更すれ
ば、雰囲気温度の変化によりリターンスプリング6のバ
ネ定数の変化があっても、固定の基準時間tc と前記時
間tとの比較によって、精度良く診断を行わせることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2記載の発明の基本構成図。
【図2】実施の形態を示すシステム構成図。
【図3】実施の形態における診断制御の様子を示すフロ
ーチャート。
【図4】実施の形態における診断特性を示すタイムチャ
ート。
【符号の説明】
1 内燃機関 4 モータ 5 スロットル弁 6 リターンスプリング 7 コントロールユニット 8 スロットルセンサ 9 アクセル開度センサ 10 イグニッションスイッチ 11 温度センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関のスロットル弁を基準開度に向け
    て付勢する弾性体と、該弾性体の付勢力に抗して前記ス
    ロットル弁を開閉駆動するアクチュエータとを備えてな
    る電制スロットル装置において、 前記アクチュエータによって前記スロットル弁を開閉駆
    動して診断用の目標開度に制御している状態から、スロ
    ットル弁の開度が前記弾性体による付勢力によって前記
    基準開度に戻るときの応答性に基づき、前記弾性体にお
    ける異常の有無を診断するよう構成すると共に、そのと
    きの環境条件に応じて前記診断の基準を変更することを
    特徴とする電制スロットル装置の診断装置。
  2. 【請求項2】内燃機関のスロットル弁を基準開度に向け
    て付勢する弾性体と、該弾性体の付勢力に抗して前記ス
    ロットル弁を開閉駆動するアクチュエータとを備えてな
    る電制スロットル装置の診断装置であって、 前記アクチュエータによって前記スロットル弁の開度を
    診断用の目標開度に駆動した後、前記アクチュエータに
    よる駆動を停止させて、前記スロットル弁の開度を前記
    診断用の目標開度から前記基準開度にまで戻す診断用開
    度制御手段と、 該診断用開度制御手段によってスロットル弁の開度が前
    記診断用の目標開度から前記基準開度にまで戻るときの
    応答性を検出する応答性検出手段と、 該応答性検出手段で検出された応答性に基づいて前記弾
    性体における異常の有無を診断する診断手段と、 環境条件に応じて前記診断用開度制御手段及び/又は前
    記診断手段における診断の基準を変更する診断基準変更
    手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする電制スロットル装
    置の診断装置。
  3. 【請求項3】前記診断基準変更手段における環境条件
    を、前記弾性体の雰囲気温度とすることを特徴とする請
    求項2記載の電制スロットル装置の診断装置。
  4. 【請求項4】前記応答性検出手段が、前記アクチュエー
    タによる駆動を停止させてからスロットル弁の開度が所
    定のスライスレベルを横切るまでの時間を、応答性を示
    すパラメータとして計測することを特徴とする請求項2
    又は3に記載の電制スロットル装置の診断装置。
  5. 【請求項5】前記診断手段が、前記計測された時間と基
    準時間とを比較して、前記弾性体における異常の有無を
    診断する構成であり、前記診断基準変更手段が、診断基
    準としての前記基準時間を環境条件に応じて変更するこ
    とを特徴とする請求項4記載の電制スロットル装置の診
    断装置。
  6. 【請求項6】前記診断基準変更手段が、診断基準として
    の前記診断用の目標開度を環境条件に応じて変更するこ
    とを特徴とする請求項4記載の電制スロットル装置の診
    断装置。
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