JPH10317787A - ばね弾力を用いる可倒機構 - Google Patents
ばね弾力を用いる可倒機構Info
- Publication number
- JPH10317787A JPH10317787A JP15028297A JP15028297A JPH10317787A JP H10317787 A JPH10317787 A JP H10317787A JP 15028297 A JP15028297 A JP 15028297A JP 15028297 A JP15028297 A JP 15028297A JP H10317787 A JPH10317787 A JP H10317787A
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- JP
- Japan
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- panel
- slide
- spring
- oil damper
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- Prior art date
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- Pending
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ばね弾力を用いる可倒機構ににおいて、温度に
よる可倒部材の回動速度の変動を小さくする。 【解決手段】可倒部材１をフレーム２に回動自在に支持
してばね８で一回動方向に付勢し、オイルダンパー５に
より回動速度を制限する可倒機構において、摺接部材７
を可倒部材１に摺接可能にフレーム２に支持し、温度変
化による変形により高温になると摺接部材７と可倒部材
１の接触圧力が増大するように構成する。
よる可倒部材の回動速度の変動を小さくする。 【解決手段】可倒部材１をフレーム２に回動自在に支持
してばね８で一回動方向に付勢し、オイルダンパー５に
より回動速度を制限する可倒機構において、摺接部材７
を可倒部材１に摺接可能にフレーム２に支持し、温度変
化による変形により高温になると摺接部材７と可倒部材
１の接触圧力が増大するように構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は可倒パネル等の可
倒機構に係わり、特に、オイルダンパーを用いた可倒機
構に関する。
倒機構に係わり、特に、オイルダンパーを用いた可倒機
構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、車載用音響機器のパネル等の可倒
機構は、パネル等をフレームに回動自在に支持してばね
で一回動方向に付勢し、オイルダンパーにより回動速度
を制限するものがあった。オイルダンパーは密閉室内に
ギヤ状の部材とシリコンオイルが封入されており、ギヤ
状の部材の中心軸が外部に露出し、この中心軸に小ギヤ
を取付けたもので、小ギヤを回転させるときにシリコン
オイルの粘性により抵抗トルクが発生するものである。
機構は、パネル等をフレームに回動自在に支持してばね
で一回動方向に付勢し、オイルダンパーにより回動速度
を制限するものがあった。オイルダンパーは密閉室内に
ギヤ状の部材とシリコンオイルが封入されており、ギヤ
状の部材の中心軸が外部に露出し、この中心軸に小ギヤ
を取付けたもので、小ギヤを回転させるときにシリコン
オイルの粘性により抵抗トルクが発生するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の可倒機
構は、回動速度がオイルダンパーにより制限されてお
り、オイルダンパーのシリコンオイルの粘性は高温時に
小さくなり、抵抗トルクが小さくなるため、温度の上昇
により可倒部材の回動速度が大きくなる。逆に低温時に
は可倒部材の回動速度が小さくなる。このように、従来
の可倒機構は、温度変化による回動速度の変動が大きい
という欠点があった。
構は、回動速度がオイルダンパーにより制限されてお
り、オイルダンパーのシリコンオイルの粘性は高温時に
小さくなり、抵抗トルクが小さくなるため、温度の上昇
により可倒部材の回動速度が大きくなる。逆に低温時に
は可倒部材の回動速度が小さくなる。このように、従来
の可倒機構は、温度変化による回動速度の変動が大きい
という欠点があった。
【０００４】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、温度変化に対す
る回動速度の変動が小さいばね弾力を用いた可倒機構を
提供することにある。
のであって、その目的とするところは、温度変化に対す
る回動速度の変動が小さいばね弾力を用いた可倒機構を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明のばね弾力を用
いる可倒機構は、可倒部材をフレームに回動自在に支持
してばねで一回動方向に付勢し、オイルダンパーにより
回動速度を制限する可倒機構において、摺接部材を前記
可倒部材に摺接可能にフレームに支持し、温度変化によ
る変形により高温になると前記摺接部材と可倒部材の接
触圧力が増大するように構成したものである。
いる可倒機構は、可倒部材をフレームに回動自在に支持
してばねで一回動方向に付勢し、オイルダンパーにより
回動速度を制限する可倒機構において、摺接部材を前記
可倒部材に摺接可能にフレームに支持し、温度変化によ
る変形により高温になると前記摺接部材と可倒部材の接
触圧力が増大するように構成したものである。
【０００６】また、前記可倒機構において、前記摺接部
材としてバイメタルを用いたものである。
材としてバイメタルを用いたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】この発明の実施例である車載用音
響機器のパネルの可倒機構を図面に基づいて説明する。
図１はこの発明の実施例である車載用音響機器のパネル
の可倒機構を示す分解斜視図である。図に示す１はパネ
ルであり、右側面にギヤ１ａが固着されている。ギヤ１
ａの側面中心には嵌合凹部１ｂが形成されている。パネ
ル１の左側面には摺接面１ｄおよび嵌合凹部１ｃが形成
されている。
響機器のパネルの可倒機構を図面に基づいて説明する。
図１はこの発明の実施例である車載用音響機器のパネル
の可倒機構を示す分解斜視図である。図に示す１はパネ
ルであり、右側面にギヤ１ａが固着されている。ギヤ１
ａの側面中心には嵌合凹部１ｂが形成されている。パネ
ル１の左側面には摺接面１ｄおよび嵌合凹部１ｃが形成
されている。
【０００８】支持金具右３および支持金具左６は夫々ね
じ９および１１によりフレーム２に締着される。支持金
具右３および支持金具左６がフレーム２に固定された状
態で支持金具右３の軸３ａおよび支持金具左６の軸６ａ
は夫々嵌合凹部１ｂおよび嵌合凹部１ｃと嵌合しパネル
１を回動自在に支持すると共にパネル１の左右方向の動
きを規制する。
じ９および１１によりフレーム２に締着される。支持金
具右３および支持金具左６がフレーム２に固定された状
態で支持金具右３の軸３ａおよび支持金具左６の軸６ａ
は夫々嵌合凹部１ｂおよび嵌合凹部１ｃと嵌合しパネル
１を回動自在に支持すると共にパネル１の左右方向の動
きを規制する。
【０００９】その状態において、軸３ａに装着されたね
じりコイルばね８はパネル１を図における右下からみて
反時計方向に付勢する。また、支持金具右３に軸を介し
て回転自在に支持された中間ギヤ４はギヤ１ａと噛合
う。中間ギヤ４はさらに支持金具右３にねじ１０、１０
で締着されたオイルダンパー５の小ギヤ５ａと噛合う。
じりコイルばね８はパネル１を図における右下からみて
反時計方向に付勢する。また、支持金具右３に軸を介し
て回転自在に支持された中間ギヤ４はギヤ１ａと噛合
う。中間ギヤ４はさらに支持金具右３にねじ１０、１０
で締着されたオイルダンパー５の小ギヤ５ａと噛合う。
【００１０】熱膨張率の大きい材料で作られた摺接部材
７は支持金具６に貼付けられており、パネル１の摺接面
１ｄと摺接する。ロック装置は図示していないがパネル
１が図における右下からみて時計方向に回動されて立て
られた状態でパネル１をロックする。
７は支持金具６に貼付けられており、パネル１の摺接面
１ｄと摺接する。ロック装置は図示していないがパネル
１が図における右下からみて時計方向に回動されて立て
られた状態でパネル１をロックする。
【００１１】ロック装置のロックを解除するとパネル１
はねじりコイルばね８の弾力により回動するが、オイル
ダンパー５内に封入されたシリコンオイルの粘性による
抵抗トルクおよび摺接部材７と摺接面１ｄと摩擦抵抗に
より回動速度が制限される。温度が高くなると、シリコ
ンオイルの粘性が低くなりオイルダンパー５の抵抗トル
クが小さくなるが、摺接部材７が膨脹して摺接面１ｄと
の圧接力が増大して摩擦抵抗が大きくなるのでパネル１
の回動速度を制限する力は全体としては変動が小さく、
温度によるパネル１の回動速度の変動が小さい。
はねじりコイルばね８の弾力により回動するが、オイル
ダンパー５内に封入されたシリコンオイルの粘性による
抵抗トルクおよび摺接部材７と摺接面１ｄと摩擦抵抗に
より回動速度が制限される。温度が高くなると、シリコ
ンオイルの粘性が低くなりオイルダンパー５の抵抗トル
クが小さくなるが、摺接部材７が膨脹して摺接面１ｄと
の圧接力が増大して摩擦抵抗が大きくなるのでパネル１
の回動速度を制限する力は全体としては変動が小さく、
温度によるパネル１の回動速度の変動が小さい。
【００１２】実施例は以上のように構成されているが発
明はこれに限られず、例えば、摺接部材７をバイメタル
で構成し、バイメタルの一端をパネルに摺接するように
してもよい。この場合は温度が高くなったときのバイメ
タルの変形によりバイメタルとパネルとの圧接力が大き
くなるようにバイメタルを配置する。
明はこれに限られず、例えば、摺接部材７をバイメタル
で構成し、バイメタルの一端をパネルに摺接するように
してもよい。この場合は温度が高くなったときのバイメ
タルの変形によりバイメタルとパネルとの圧接力が大き
くなるようにバイメタルを配置する。
【００１３】
【発明の効果】この発明のばね弾力を用いる可倒機構に
よれば、温度による可倒部材の回動速度の変動が小さく
製品の商品性が高められる。
よれば、温度による可倒部材の回動速度の変動が小さく
製品の商品性が高められる。
【００１４】オイルダンパーは汎用品であり仕様により
抵抗トルクが決まっている。そして、同じ仕様のもので
も抵抗トルクにバラツキがあり、許容トルクの幅が広い
ため、車載用機器のパネル回動機構に用いる場合は、ト
ルクが大きすぎて動かないものもあり、使えるものを選
別していたが、この発明によると、オイルダンパーの抵
抗トルクを広い範囲に亘って用いることができ、上記の
ような選別が不要となり製造コストを削減することがで
きる。
抵抗トルクが決まっている。そして、同じ仕様のもので
も抵抗トルクにバラツキがあり、許容トルクの幅が広い
ため、車載用機器のパネル回動機構に用いる場合は、ト
ルクが大きすぎて動かないものもあり、使えるものを選
別していたが、この発明によると、オイルダンパーの抵
抗トルクを広い範囲に亘って用いることができ、上記の
ような選別が不要となり製造コストを削減することがで
きる。
【図１】この発明の実施例である車載用音響機器のパネ
ルの可倒機構を示す分解斜視図である。
ルの可倒機構を示す分解斜視図である。
１ パネル、１ａ ギヤ、１ｂ、１ｃ 嵌合凹部、１ｄ
摺接面 ２ フレーム ３ 支持金具右、３ａ 軸 ４ 中間ギヤ ５ オイルダンパー、５ａ 小ギヤ ６ 支持金具左、６ａ 軸 ７ 摺接部材 ８ ねじりコイルばね ９、１０、１１ ねじ
摺接面 ２ フレーム ３ 支持金具右、３ａ 軸 ４ 中間ギヤ ５ オイルダンパー、５ａ 小ギヤ ６ 支持金具左、６ａ 軸 ７ 摺接部材 ８ ねじりコイルばね ９、１０、１１ ねじ
Claims (2)
- 【請求項１】 可倒部材をフレームに回動自在に支持し
てばねで一回動方向に付勢し、オイルダンパーにより回
動速度を制限する可倒機構において、摺接部材を前記可
倒部材に摺接可能にフレームに支持し、温度変化による
変形により高温になると前記摺接部材と可倒部材の接触
圧力が増大するように構成したばね弾力を用いる可倒機
構。 - 【請求項２】 前記摺接部材としてバイメタルを用いた
請求項１のばね弾力を用いる可倒機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15028297A JPH10317787A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ばね弾力を用いる可倒機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15028297A JPH10317787A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ばね弾力を用いる可倒機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10317787A true JPH10317787A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15493575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15028297A Pending JPH10317787A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ばね弾力を用いる可倒機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10317787A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112145172A (zh) * | 2020-09-26 | 2020-12-29 | 倪国明 | 一种基于智能制造理念的采矿钻机滤震装置 |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP15028297A patent/JPH10317787A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112145172A (zh) * | 2020-09-26 | 2020-12-29 | 倪国明 | 一种基于智能制造理念的采矿钻机滤震装置 |
| CN112145172B (zh) * | 2020-09-26 | 2021-09-10 | 山东微山湖稀土有限公司 | 一种采矿钻机滤震装置 |
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