JPH10317362A - 改良土盛土造成におけるアルカリ溶出防止工法 - Google Patents

改良土盛土造成におけるアルカリ溶出防止工法

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JPH10317362A
JPH10317362A JP14846897A JP14846897A JPH10317362A JP H10317362 A JPH10317362 A JP H10317362A JP 14846897 A JP14846897 A JP 14846897A JP 14846897 A JP14846897 A JP 14846897A JP H10317362 A JPH10317362 A JP H10317362A
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幸広 塚田
Yuichi Totani
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廣行 阪本
Fumihiro Baba
文啓 馬場
Toshihiko Nakamura
俊彦 中村
Katsuyuki Sakamaki
克之 酒巻
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Minister for Public Works for State of New South Wales
Mitsui Construction Co Ltd
Kajima Corp
Shimizu Construction Co Ltd
Obayashi Corp
Fujita Corp
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Nishimatsu Construction Co Ltd
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    • Y02W30/30Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions

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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良土盛土の造成において、前記改良土盛土
から基礎地盤へのアルカリ性浸出水の溶出を防止するた
めの敷土の層厚を薄くすることができ、敷土での滑りを
防止でき、施工の容易な工法を提供する。 【解決手段】 基礎地盤1の表面に、多数のセル状空間
2aが画成されたハニカム形状の保持シート2を敷設す
る(A)。次に保持シート2の上から粉体状のベントナ
イト又は粘性土からなる粘性土4を撒き出し、敷き均す
ことによって、保持シート2の各セル状空間2a内にほ
ぼ均一に充填し(B)、散水することによって締め固め
に適切な含水比の水分を有する粘土状とする(C)。次
に改良土盛土5を盛り立て、その法面及び上面に、芝生
等の植生基盤となる良質の土材からなる覆土層6を形成
する(D)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設発生土や建設
汚泥等の軟弱な土に、セメントや石灰などの固結材を混
合して安定処理を行った改良土を盛土材として用いて、
砂質土等のようなアルカリ吸着能の小さい基礎地盤上に
盛土地盤を造成する場合に、造成された盛土地盤からの
アルカリ性浸出水が基礎地盤の地下水を汚染しないよう
にするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】盛土の造成工事においては、地盤の根切
りや掘削によって発生した建設発生土や建設汚泥等の軟
弱な土に、セメントや石灰などの固結材の混合によって
安定処理した改良土を盛土材として用いることが多い。
そしてこの場合、盛土材に混合したセメントや石灰など
の固結材は、石灰成分CaO が水和反応によって消石灰す
なわち水酸化カルシウムCa(OH)2 を生じるが、この水酸
化カルシウムCa(OH)2 は、地中に含まれる水によって、
次の反応式のようにカルシウムイオンCa2+と水酸化物
イオンOH- とに解離する。 Ca(OH)2 →Ca2++2OH- ・・・・・・・・・・・・・・
【0003】また一般に、土を構成している土粒子は、
水に接している時にはその表面がマイナスに帯電して、
主にK+、Ca2+、Na+ 、Mg2+、H+等の陽イオンを吸着して
おり、これらの陽イオンは他の陽イオンによって可逆的
に置換される。これを土の陽イオン交換能といい、土中
の交換性陽イオン(一般的にはアンモニウムにより交換
される陽イオン)の総量として表される陽イオン交換容
量(CEC:CationExchange Capacity)は、土の粒径
が微細であるほどその比表面積が大きくなるため粘土質
の含有量が多いほど大きく、また、腐植含有量が多いほ
ど大きい。
【0004】上述のようなCECの大きい土では、セメ
ントや石灰などの固結材の混合によって水酸化カルシウ
ムCa(OH)2 が添加されると、土粒子の表面に吸着されて
いるK+、Na+ 、Mg2+、H+等の交換性陽イオンは、カルシ
ウムイオンCa2+よりも親和力が小さいため、式により
解離したカルシウムイオンCa2+と置換される。一方、Ca
(OH)2 から解離した水酸化物イオン OH-は、次式ある
いはに示すように、土粒子の表面から放出された陽イ
オン、例えばMg2+と反応して不溶解性の水酸化マグネシ
ウムMg(OH)2 となって析出したり、H+と反応して水を生
成するので、水中の OH-が減少し、地下水のpHを低下
させる。これを土のアルカリ吸着能という。 Mg2++2OH-→ Mg(OH)2↓ ・・・・・・・・・・・・・・ H++OH- → H2O ・・・・・・・・・・・・・・
【0005】ところが、セメントや石灰などの固結材を
混合して安定処理した改良土により造成した盛土の下の
基礎地盤が、砂質土のようにCECが小さいものである
場合は、上述のような土粒子表面での陽イオン交換及び
これに伴うアルカリ吸着作用が小さいため、Ca(OH)2
ら解離した水酸化物イオン OH-を多量に含有するアルカ
リ性浸出水が、前記基礎地盤中に溶出して地下水を汚染
する恐れがある。
【0006】そこで従来は、図3に示すように、CEC
の小さい砂質土等からなる基礎地盤101上に、改良土
を盛土材として用いて盛土地盤102を造成する場合
は、まずセメントや石灰等の混合による安定処理をしな
い良質な関東ロームや粘性土で敷土102bを形成し、
その上に改良土盛土102aの盛り立てを行っている。
なお、参照符号102cは盛土地盤102の表層を保護
するために繊維混合補強土等で構成され芝生等の植生基
盤となる覆土層である。すなわち敷土102bは、その
アルカリ吸着能によって、改良土盛土102aから基礎
地盤101へのアルカリ性浸出水の溶出を防止するもの
で、この場合の敷土102bの層厚tは、一般的には30
cm以上とするが、CECの比較的小さい土材で敷土10
2bを形成する場合は、その層厚tを50cm以上とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、次のような問題が指摘される。 (1) アルカリ性浸出水の溶出を防止ためには敷土102
bを、30〜50cm以上といった大きな層厚で形成する必要
があるため、それだけ改良土盛土102aによる盛土安
定化処理部分が減少してしまう。 (2) 敷土102bにアルカリ吸着能の高い粘性土を用い
れば、その層厚を10cm程度に薄くして改良土盛土102
aからなる盛土安定化処理部分の増大を図ることができ
るが、実際には従来技術によって粘性土を10cm程度の層
厚に敷き均すのは技術的に困難である。 (3) 粘性土で敷土102bを形成した場合は、敷土10
2bの上下の界面が盛土地盤102の滑り面となる恐れ
がある。
【0008】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、改良土に
よる盛土地盤の造成において、前記改良土から基礎地盤
へのアルカリ性浸出水の溶出を防止するための敷土の層
厚を薄くすることができ、敷土での滑りを防止でき、施
工の容易な工法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係る改良土盛土造成におけるアルカリ溶出防止
工法は、石灰成分を含む改良材の混合によって安定処理
した改良土による盛土の造成において、高さ方向に貫通
した極めて多数のセル状空間が画成された保持シートを
基盤上に敷設し、前記保持シートの各セル状空間に粘性
土の粉体を充填することによってアルカリ吸着性敷土層
を形成し、このアルカリ吸着性敷土層上に改良土盛土を
盛り立てるものである。なお、本発明においていう「粘
性土」とは、土粒子の微細な粘土質の土材やベントナイ
トを総称するものであり、そのアルカリ吸着能によって
改良土盛土から基礎地盤へのアルカリ性浸出水の溶出を
防止するものである。また、「石灰成分を含む改良材」
とは、具体的にはセメント系や石灰系及び一般のセメン
ト類、生石灰、消石灰等の固結材をいう。
【0010】保持シートは、その各セル状空間に保持さ
れた粘性土の見かけ上の水平剪断抵抗を増大させると共
に、基礎地盤及び改良度盛土との摩擦力を増大させ、ア
ルカリ吸着性敷土層における滑りの発生を有効に防止す
るものである。この保持シートとしては網状のもの、格
子状のものなどが考えられるが、例えば多数の帯状薄板
を厚さ方向に重ねて、各帯状薄板の長手方向複数箇所を
交互に異なる位置で互いに接合し、前記厚さ方向に広げ
ることによって前記各帯状薄板の間に多数のセル状空間
が形成されるハニカム形状となるものを用いれば、小さ
く折り畳むことができるので、現場への搬送や取り扱い
が便利である。
【0011】ここで、保持シートの各セル状空間に充填
された粘性土のアルカリ吸着能による改良土盛土から基
礎地盤へのアルカリ性浸出水の溶出防止機能について説
明する。
【0012】保持シートの各セル状空間内の粘性土の土
粒子は、水に浸漬されることによって表面がマイナスに
帯電し、K+、Ca2+、Na+ 、Mg2+、H+等の交換性陽イオン
を吸着する。一方、改良土盛土中の改良材から発生した
水酸化カルシウムCa(OH)2 は、先述のように水によって
カルシウムイオンCa2+と水酸化物イオンOH- とに解離
し、このうちのカルシウムイオンCa2+が、保持シートの
各セル状空間内に保持された粘性土の土粒子間に侵入す
ると、粘性土はCECが大きいので、粘性土の土粒子表
面に吸着された陽イオンと置換され、これによって放出
されたK+、Na+ 、Mg2+、H+等の陽イオンが、水酸化カル
シウムCa(OH)2 から解離した水酸化物イオン OH-と結合
し、浸出水中のOH- イオン濃度が低下する。したがっ
て、盛土の下側の基礎地盤がCECの小さい砂質土等か
らなる場合であっても、アルカリ性浸出水による地下水
の汚染が有効に防止される。
【0013】粘土質の土材やベントナイト等の粘性土か
らなるアルカリ吸着性敷土層は、優れたアルカリ吸着能
を有するので、その層厚(保持シート内の充填高さ)を
従来より薄くすることができる。したがって、その分だ
け改良土盛土の量を多くして盛土地盤の安定性を向上さ
せることができる。また、粘性土は粒子径が小さいた
め、透水係数が小さく、したがって、アルカリ性浸出水
が粘性土を通過して基礎地盤へ流出すること自体が有効
に抑制される。
【0014】粘性土は乾燥した粉体状のものを用いるた
め、保持シートの上から撒き出し敷き均すだけで、この
保持シートの各セル状空間へのほぼ均一な充填を容易に
行うことができる。また、撒き出し後は保持シートの上
から散水することによって、各セル状空間への粘性土の
充填が確実に行われ、かつ適量の水分が加えられること
によって粘土状となる。
【0015】盛り立てられた改良土盛土の表層部には、
改良材による安定処理を施さない土材、好ましくはアル
カリ吸着能の高い良質の土材からなる覆土層が形成され
る。先述のように、粘土質の土材やベントナイトからな
る粘性土は透水係数が小さいため、改良土盛土中のアル
カリ性浸出水は、この改良土盛土の下層部を粘性土の上
面に沿って流動し、盛土の法尻からの湧水となるが、こ
の湧水は、前記覆土層を通過する際にそのアルカリ吸着
能によってアルカリが吸着除去され、中性化する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は改良土を盛り立てて盛土地
盤を造成する工事に本発明のアルカリ溶出防止工法を適
用した一実施形態を工程順に示すもので、参照符号1は
CECの小さい砂質土からなり表面が平坦に整地された
基礎地盤である。この図1の(A)に示すように、基礎
地盤1の表面における盛土造成位置には、まず保持シー
ト2を敷設する。
【0017】保持シート2は、図2に示すように、厚さ
が 1.2mm、幅(高さh)が 100mm又は 200mmの高密度ポ
リエチレン等のポリマーからなる多数の帯状薄板21
n ,21n+1 ,21n+2 ,・・・ をその厚さ方向に重ね
て、交互に異なる位置で熱融着したもので、すなわち、
n番目の帯状薄板21n とその隣のn+1番目の帯状薄
板21n+1 は、長手方向等間隔の位置において互いに熱
融着W1 ,W1 ,・・・ され、前記n+1番目の帯状薄板
21n+1 とその隣のn+2番目の帯状薄板21n+2は、
前記熱融着W1 ,W1 ,・・・ 位置の中間と対応する位置
において互いに熱融着W2 ,W2 ,・・・ され、前記n+
2番目の帯状薄板21n+2 と更にその隣のn+3番目の
帯状薄板21n+3 は、前記熱融着W1 ,W1 ,・・・ 位置
と対応する位置と対応する位置で互いに熱融着W3 ,W
3 ,・・・ されるといった接合形態を有する。
【0018】この保持シート2は、未使用状態では多数
の帯状薄板21が積層された細長い折り畳み形状となっ
ており、しかも軽量であるため、現場への搬送や取り扱
いが容易である。また帯状薄板21の厚さ方向へ展張す
ることによって、図2に示すように、各帯状薄板21
n ,21n+1 ,21n+2 ,・・・ における熱融着W1 ,W
2 ,W3 ・・・ された部分の間に極めて多数のセル状空間
2a,2a,・・・ が画成されたハニカム形状となる。こ
のときの各セル状空間2aの開口面積は例えば約250cm2
である。
【0019】保持シート2はハニカム形状に展張した状
態で基礎地盤1上に敷設され、その外周部の所要箇所
を、基礎地盤1に打ち込んだ係止金具3に係止すること
によって前記ハニカム形状を維持し、各帯状薄板21の
弾性によって不用意に折り畳み形状に戻ってしまうのを
防止する。
【0020】次に図1(B)に示すように、保持シート
2の上から粘土質の土材又はベントナイト等、優れたア
ルカリ吸着能を有する土材からなる粘性土4を撒き出
し、敷き均す。ベントナイトや粘土質の土材は粒子径が
砂質土等に比較して極めて小さい乾燥した粉体状である
ため、前記撒き出し・敷き均しによって、保持シート2
の各セル状空間2a内にほぼ均一に充填される。また、
図1(C)に示すように、各セル状空間2a内に充填し
た粘性土4に散水ノズル7を用いて散水することによっ
て、締め固めに適切な含水比の水分を有する粘土状のア
ルカリ吸着性敷土層4’が形成される。
【0021】次に図1(D)に示すように、アルカリ吸
着性敷土層4’の上に、盛土材を所定層厚で撒き出して
締め固める作業を所要回数繰り返すといった通常の工法
によって、改良土盛土5を盛り立てる。この過程では、
保持シート2の各セル状空間2a内に保持された粘性土
4(アルカリ吸着性敷土層4’)も同時に締め固められ
るため、アルカリ吸着性敷土層4’はその微細な土粒子
間の間隙が一層狭められて水を透過しにくいものとな
り、しかも保持シート2の多数の帯状薄板21がハニカ
ム状に介在していることによって、水平剪断強度が大き
く、基礎地盤1及び改良土盛土5との摩擦力の大きなも
のとなる。
【0022】改良土盛土5の盛り立てには、建設発生土
等の軟弱な土材に、セメント系あるいは石灰系の固結材
を混合することによって安定処理した改良土が用いられ
る。また、この改良土盛土5の法面及び上面には、セメ
ント系あるいは石灰系の固結材が混合されていない覆土
層6を、例えば30cm程度の層厚で形成する。覆土層6の
施工には、好ましくは、芝生等の生育に適した腐植等の
土壌成分を含み、あるいは補強用の繊維が混合され、適
度なアルカリ吸着能を有する良質の土材が用いられる。
【0023】上述の工程によって施工された盛土地盤に
よれば、雨水の浸透等によって改良土盛土5から発生し
たアルカリ性浸出水は、一部はアルカリ吸着性敷土層
4’に徐々に浸透するが、他は粘土状のアルカリ吸着性
敷土層4’の遮水性によって、盛土法面から湧き出す。
アルカリ吸着性敷土層4’に浸透したアルカリ性浸出水
は、粘性土4の有する優れたアルカリ吸着能によって中
性化され、盛土法面からの湧水は、覆土層6の有するア
ルカリ吸着能により中性化される。
【0024】なお、本発明において、例えば保持シート
2の高さ(粘性土4の層厚)や各セル状空間2aの大き
さ等は上記一実施形態に限定されるものではなく、種々
のものが適用可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る改良土盛土造成におけるア
ルカリ溶出防止工法によれば、次のような効果が実現さ
れる。 (1) CECの大きい粘性土あるいはベントナイト等の粘
性土を用いることによって、敷土の層厚を従来より薄く
することができるので、盛土全体に占める改良土盛土を
多くして盛土の安定性を向上できる。 (2) 粉体状の粘性土を保持シート上から撒き出すことに
よってこの保持シートの各セル状空間に充填するので、
10cm程度の薄い層厚の敷土層を敷き均すことができる。 (3) 保持シートの使用によって、粘性土層の水平剪断抵
抗力及び摩擦力が増大し、滑りの発生の恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る改良土盛土造成におけるアルカリ
溶出防止工法の一実施形態を工程順に示す説明図であ
る。
【図2】上記実施形態において使用される保持シートの
敷設状態を拡大して示す部分的な断面斜視図である。
【図3】従来技術に係る改良土盛土造成におけるアルカ
リ溶出防止工法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 基礎地盤 2 保持シート 2a セル状空間 21 帯状薄板 4 粘性土 4’ アルカリ吸着性敷土層 5 改良土盛土 6 覆土層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000149594 株式会社大本組 東京都千代田区永田町二丁目17番3号 (71)出願人 000001373 鹿島建設株式会社 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 (71)出願人 000001317 株式会社熊谷組 福井県福井市中央2丁目6番8号 (71)出願人 390036515 株式会社鴻池組 大阪府大阪市此花区伝法4丁目3番55号 (71)出願人 000166627 五洋建設株式会社 東京都文京区後楽2丁目2番8号 (71)出願人 000172813 佐藤工業株式会社 富山県富山市桜木町1番11号 (71)出願人 000002299 清水建設株式会社 東京都港区芝浦一丁目2番3号 (71)出願人 000207780 大豊建設株式会社 東京都中央区新川1丁目24番4号 (71)出願人 000219406 東亜建設工業株式会社 東京都千代田区四番町5 (71)出願人 000219875 東急建設株式会社 東京都渋谷区渋谷1丁目16番14号 (71)出願人 000222668 東洋建設株式会社 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目1番1号 (71)出願人 000235543 飛島建設株式会社 東京都千代田区三番町2番地 (71)出願人 000195971 西松建設株式会社 東京都港区虎ノ門1丁目20番10号 (71)出願人 000112668 株式会社フジタ 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 (71)出願人 000174943 三井建設株式会社 東京都千代田区大手町一丁目2番3号 (71)出願人 000000206 宇部興産株式会社 山口県宇部市西本町1丁目12番32号 (71)出願人 000006264 三菱マテリアル株式会社 東京都千代田区大手町1丁目5番1号 (71)出願人 000004190 日本セメント株式会社 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 (71)出願人 000183266 住友大阪セメント株式会社 東京都千代田区神田美土代町1番地 (71)出願人 000000240 秩父小野田株式会社 東京都港区西新橋二丁目14番1号 (71)出願人 592180225 株式会社楢崎製作所 北海道室蘭市崎守町385番地 (72)発明者 塚田 幸広 茨城県つくば市大字旭1番地 建設省土木 研究所内 (72)発明者 戸谷 有一 東京都文京区大塚2丁目15番6号(ニッセ イ音羽ビル4階) 財団法人先端建設技術 センター内 (72)発明者 阪本 廣行 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 馬場 文啓 東京都千代田区大手町一丁目2番3号 三 井建設株式会社内 (72)発明者 中村 俊彦 東京都千代田区大手町一丁目5番1号 三 菱マテリアル株式会社内 (72)発明者 酒巻 克之 東京都港区西新橋二丁目14番1号 秩父小 野田株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石灰成分を含む改良材の混合によって安
    定処理した改良土による盛土地盤の造成において、 高さ方向に貫通した極めて多数のセル状空間が画成され
    た保持シートを基盤上に敷設する工程と、 前記保持シートの各セル状空間に粘性土の粉体を充填す
    ることによってアルカリ吸着性敷土層を形成する工程
    と、 このアルカリ吸着性敷土層上に改良土盛土を盛り立てる
    工程と、からなることを特徴とする改良土盛土造成にお
    けるアルカリ溶出防止工法。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 保持シートは多数の帯状薄板を厚さ方向に重ねて、各帯
    状薄板の長手方向複数箇所を交互に異なる位置で互いに
    接合したものであり、前記厚さ方向に広げることによっ
    て前記各帯状薄板の間に多数のセル状空間が形成される
    ハニカム形状となることを特徴とする改良土盛土造成に
    おけるアルカリ溶出防止工法。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、 保持シートの各セル状空間への粘性土の充填は、 前記保持シートの上から前記粘性土の乾燥粉体を撒き出
    して敷き均し、この粘性土に散水することによって行う
    ことを特徴とする改良土盛土造成におけるアルカリ溶出
    防止工法。
  4. 【請求項4】 請求項1の記載において、 改良土盛土の表層部に改良材による安定処理を施さない
    土材からなる覆土層を形成することを特徴とする改良土
    盛土造成におけるアルカリ溶出防止工法。
JP14846897A 1997-05-23 1997-05-23 改良土盛土造成におけるアルカリ溶出防止工法 Expired - Fee Related JP3806227B2 (ja)

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