JP2017166141A - 植生基盤およびその築造方法 - Google Patents

植生基盤およびその築造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017166141A
JP2017166141A JP2016049631A JP2016049631A JP2017166141A JP 2017166141 A JP2017166141 A JP 2017166141A JP 2016049631 A JP2016049631 A JP 2016049631A JP 2016049631 A JP2016049631 A JP 2016049631A JP 2017166141 A JP2017166141 A JP 2017166141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
improvement material
vegetation base
soil improvement
lower layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016049631A
Other languages
English (en)
Inventor
昌男 相良
Masao Sagara
昌男 相良
吉野 広司
Koji Yoshino
広司 吉野
典浩 和田
Norihiro Wada
典浩 和田
紀子 藤澤
Noriko Fujisawa
紀子 藤澤
斉藤 悦郎
Etsuro Saito
悦郎 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP2016049631A priority Critical patent/JP2017166141A/ja
Publication of JP2017166141A publication Critical patent/JP2017166141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Abstract

【課題】近年、盛土等を築造する際、環境への配慮から現地発生土(浚渫土、軟弱土等)を改良、改質し、改良土として有効利用する事例が増加している。改良土は、セメント系土質改良材等の土質改良材を現地発生土に加えることにより得られるが、これらの土質改良材はアルカリ性であることから、改良土も概ねアルカリ性を示すことが多く、改良土を植生基盤として用いる場合、植生の阻害要因となってしまう。【解決手段】軟弱土および土質改良材からなり、かつ所定の強度を有する下層102と、軟弱土および石膏系土質改良材からなる上層104とをこの順に設けてなることを特徴とする植生基盤10により、工期、工費に悪影響を及ぼさず、植生基盤として十分な強度を有するとともに、植物の生育が可能となった。【選択図】図1

Description

本発明は、植生基盤およびその築造方法に関する。
近年、盛土等を築造する際、環境への配慮から現地発生土(浚渫土、軟弱土等)を改良、改質し、改良土として有効利用する事例が増加している(例えば特許文献1〜6を参照)。改良土は、セメント系土質改良材、石灰系土質改良材、およびペーパースラッジ灰を母材とした土質改良材等のうち一つまたは複数を現地発生土に加えることにより得られるが、これらの土質改良材はアルカリ性であることから、改良土も概ねアルカリ性を示すことが多く、改良土を植生基盤として用いる場合、植生の阻害要因となってしまう。
そこで例えば、湖沼等の水辺空間の沿岸部において植生基盤を築造する場合、現地発生土に上記のような土質改良材を加え一定の強度を持たせるとともに、その上層に、植物の生育を期待して良質な購入土、湖沼内の土砂を天日乾燥させた土、または、上記の改良土のpH調整を行い中性化した土等を盛土することが行われていた。図9は、従来の植生基盤の築造方法を説明するための図であり、図9(a)は平面図、図9(b)は(a)のA−A矢視断面図、図9(c)は(a)のB−B矢視断面図である。
まず、沿岸部92に接する水域94内を矢板95で締切り、その内部の水を排出する。原地盤96は底質土で含水比が高く、改良が必要な場合が多い。そこで、原地盤96を所定の強度が得られるように改良する。すなわち、原地盤96の改良が必要な場所に土質改良材を加え改良土962とする。土質改良材としては、セメント系土質改良材、石灰系土質改良材、またはペーパースラッジ灰を母材とした土質改良材等がある。土質改良材が加えられた改良土962は、アルカリ性を示すことが多いため、そのままでは植生基盤として用いることができない。そこで、改良土962の上層に、植物の生育を期待して良質な購入土、湖沼内の土砂を天日乾燥させた土、または、上記の改良土のpH調整を行い中性化した土等からなる植生層98を盛土し、植生基盤としていた。
しかし、上記のような従来技術は、以下のような問題点がある。
購入土を使用する場合:
(1)購入するための費用が発生する。
(2)湖沼、河川では、購入土を水域内で使用すると、その投入量だけ貯水量が減じられる可能性がある。貯水量の現状維持を図るためには、既存の底質土等を投入量に見合う分だけ廃棄処分する必要があり、底質土の廃棄と良質土の購入で費用が発生し、工費に大きく影響する。農業用の導水路、用水路(クリーク)等でも同様である。
湖沼内の土砂を天日乾燥させた土を使用する場合:
(1)現地の底質土は軟弱土であることが多く、所定の強度が得られるように天日乾燥し、植生基盤用の盛土材として用いる。このため、天日乾燥のための場所と期間を要する。
(2)底質土の物性、盛土の形状、および環境条件にもよるが、本来、軟弱であった現地発生土を天日乾燥して締固めても、水を含むと再泥化が懸念され、長期安定性の信頼性に欠ける。特に水面下における植生基盤として利用した場合は、再泥化し水流の影響等により盛土部からの土砂の流出が懸念される。
改良土のpH調整を行い中性化した土を使用する場合:
(1)上記のように、セメント系土質改良材、石灰系土質改良材、またはペーパースラッジ灰を母材とした土質改良材等の土質改良材を用いた場合、添加量や底質土の物性にもよるが、得られた改良土は概ねアルカリ性を示すことが多く、そのままでは植生不良が懸念される。植生不良を回避するために、改良された土のpHを下げる必要が生じる。そのため、自然界の酸化作用(気中の二酸化炭素、酸性雨等の影響)を利用する場合は、中和のための養生場所や養生期間を設ける必要があり、工期に悪影響を及ぼす。
(2)また、何らかのpH調整剤を使用すると、それを購入するための費用が発生する。
また、現地発生土に石膏系土質改良材を加え改良土を中性に近い状態にする技術もある。
特開2006−225475号公報 特開2009−285590号公報 特開2011−241295号公報 特開平8−302346号公報 特開平8−311446号公報 特開平10−212479号公報
本発明の目的は、工期、工費に悪影響を及ぼさず、植生基盤として十分な強度を有するとともに、良好に植物が生育し得る、植生基盤およびその築造方法を提供することにある。
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、植生基盤を下層と上層との2層構成とし、下層が植生基盤の強度の役割を、上層が植物の生育の役割をそれぞれ担うことにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成することができた。
請求項1に記載の発明は、軟弱土および土質改良材からなり、かつ所定の強度を有する下層と、軟弱土および石膏系土質改良材からなる上層とをこの順に有することを特徴とする植生基盤である。
請求項2に記載の発明は、前記下層における土質改良材が、セメント系土質改良材、石灰系土質改良材およびリサイクル型土質改良材から選択された少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の植生基盤である。
請求項3に記載の発明は、前記下層と前記上層との間に、アルカリ成分を吸着する中間層を設けてなることを特徴とする請求項1または2に記載の植生基盤である。
請求項4に記載の発明は、軟弱土および土質改良材からなり、かつ所定の強度を有する下層を設ける工程と、前記下層上に、軟弱土および石膏系土質改良材からなる上層を設ける工程とを有することを特徴とする植生基盤の築造方法である。
請求項5に記載の発明は、前記下層における土質改良材が、セメント系土質改良材、石灰系土質改良材およびリサイクル型土質改良材から選択された少なくとも1種であることを特徴とする請求項4に記載の植生基盤の築造方法である。
請求項6に記載の発明は、水域の特定範囲から水を排出する工程と、前記特定範囲内に存在する軟弱土に土質改良材を加え、所定の強度を有する下層を設ける工程と、前記下層上に、軟弱土および石膏系土質改良材からなる上層を設ける工程とを有することを特徴とする請求項4または5に記載の植生基盤の築造方法である。
本発明によれば、工期、工費に悪影響を及ぼさず、植生基盤として十分な強度を有するとともに、良好に植物が生育し得る、植生基盤およびその築造方法を提供することができる。
具体的には本発明は以下の効果を奏することができる。
(1)本発明の植生基盤は、軟弱土および土質改良材からなり、かつ所定の強度を有する下層と、軟弱土および石膏系土質改良材からなる上層とをこの順に有するので、下層が植生基盤の強度の役割を、上層が植物の生育の役割をそれぞれ担うことになり、従来技術では達成し難かった強度と植物の生育との両立が可能となった。
(2)上層では石膏系土質改良材を使用しているので、上層においても所定の強度を短期間で得ることができ、現地発生土の有効利用が図れる。
(3)乾燥やpH低下のための養生場所や期間を必要とせず、改良土が得られる。
(4)石膏系土質改良材を用いた改良土は、強度の調整により、再泥化や水流の影響等による流出を抑制できる。また該改良土は中性であるため植物の生育に悪影響を及ぼさない。さらに該改良土は底質土よりもリン、窒素等の栄養塩類の溶出が抑制される。したがって、水面下の植生基盤としても有効である。
本発明の植生基盤の一例を説明するための模式的断面図である。 本発明の植生基盤およびその築造方法の一例を説明するための図である。 本発明の植生基盤およびその築造方法の一例を説明するための図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は(a)のA−A矢視断面図、図3(c)は(a)のB−B矢視断面図である。 植生基盤の築造完了後、矢板を取り除いた図3のB−B矢視断面図である。 実施例における試料の経過日数による上水のpHを測定した結果を示すグラフである。 実施例における試料の経過日数による上水の全窒素を測定した結果を示すグラフである。 実施例における試料の経過日数による上水の全リンを測定した結果を示すグラフである。 実施例におけるカラム溶出試験を説明するための図である。 従来の植生基盤の築造方法を説明するための図である。
以下、本発明を図面を参照しながらさらに詳細に説明する。
図1は、本発明の植生基盤の一例を説明するための模式的断面図である。
図1(a)において、本発明の植生基盤10は、軟弱土および土質改良材からなり、かつ所定の強度を有する下層102と、軟弱土および石膏系土質改良材からなる上層104とをこの順に設けてなることを特徴とする。また図1(b)において、本発明の別の形態の植生基盤12は、下層102と上層104との間に、アルカリ成分を吸着する中間層106を設けてなる。
下層102に使用される土質改良材としては、従来技術において使用されている土質改良材をいずれも使用できる。例えばセメント系土質改良材、石灰系土質改良材およびリサイクル型土質改良材等を使用することができる。セメント系土質改良材としては、普通ポルトランドセメント、高炉セメント等を主成分とし、各種公知の添加剤を配合したものが挙げられる。石灰系土質改良材としては生石灰、消石灰等を主成分とし、各種公知の添加剤を配合したものが挙げられる。リサイクル型土質改良材としては、ペーパースラッジ灰、石炭灰等を主成分とし、各種公知の添加剤を配合したものが挙げられる。なお、必要に応じて石膏系土質改良材も使用することができる。
土質改良材の添加量は、軟弱土の物性等を考慮して適宜決定すればよいが、軟弱土1mあたり、例えば30〜400kgであり、好ましくは60〜200kgである。
また下層102に求められる強度は、その上に建築される建築物等を考慮して適宜決定することができる。
なお軟弱土としては、例えば浚渫土(底質土)、掘削土等の軟弱土が挙げられ、一般的にこのような軟弱土は、50%以上の含水比を有することが多い。
上層104に使用される石膏系土質改良材としては、従来技術において使用されている石膏系土質改良材をいずれも使用できる。例えば無水石膏、半水石膏等を主成分とし、各種公知の添加剤を配合したものが挙げられる。
石膏系土質改良材の添加量は、軟弱土の物性等を考慮して適宜決定すればよいが、軟弱土1mあたり、例えば50〜300kgであり、好ましくは100〜150kgである。
また図1(b)の形態において、下層102と上層104との間に設けられる中間層106は、下層102から発生するアルカリ成分を吸着し、上層104に移行させないためのバッファ層としての役割を有する。中間層106としては、例えばシリカ、珪藻土、粘性土、腐食土、不織布、ゴムマット等を主成分とする層が挙げられる。
なお必要に応じて、上層104の上に購入土等で形成された最上層(図示せず)を設けてもよい。
次に本発明の植生基盤およびその築造方法を実施例によってさらに具体的に説明する。なお本発明は下記例に制限されるものではない。
実施例1
図2は、本発明の植生基盤およびその築造方法の一例を説明するための図である。
以下、手順について説明する。
軟弱土22の所定の場所に、セメント系土質改良材、石灰系土質改良材およびリサイクル型土質改良材から選択された少なくとも1種からなる土質改良材を加え、改良土24とする。
一方、現場発生土(掘削した軟弱土等)に上記土質改良材を加え、改良土とし、これを盛土材26として有効利用を図る。
これとは別に、現場発生土に石膏系土質改良材を加え、所定の強度を有するように締固めを行い、あるいは、締固めを実施しないで、自硬性により所定の強度をその場で発生させ、改良土とし、これを盛土材28として盛土材26上に積層し、植生基盤を築造する。
上記セメント系土質改良材、石灰系土質改良材およびリサイクル型土質改良材から選択された少なくとも1種からなる土質改良材を加えて改良土とした盛土材26は、植生基盤の強度の役割を担うことができ、そのため住宅Hの建設が可能となる。一方、石膏系土質改良材を加えて改良土とした盛土材28は、中性領域のpHを呈するため、植物Pの生育を阻害しない。さらに言えば、植物Pの生育に適したものとなり得る。
実施例2
図3は、本発明の植生基盤およびその築造方法の一例を説明するための図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は(a)のA−A矢視断面図、図3(c)は(a)のB−B矢視断面図である。
まず、沿岸部32に接する水域34の特定範囲を矢板35のような遮水壁で締切り、その特定範囲内の水を排出する。原地盤36は底質土で含水比が高く軟弱土であるため、所定の場所にセメント系土質改良材、石灰系土質改良材およびリサイクル型土質改良材から選択された少なくとも1種からなる土質改良材を加え改良土362とする。
これとは別に、現場発生土に石膏系土質改良材を加え、所定の強度を有するように締固めを行い、あるいは、締固めを実施しないで、自硬性により所定の強度をその場で発生させ、改良土とし、これを盛土材38として改良土362上に積層し、植生基盤を築造する。
上記セメント系土質改良材、石灰系土質改良材およびリサイクル型土質改良材から選択された少なくとも1種からなる土質改良材を加えて得た改良土362は、植生基盤の強度の役割を担い、石膏系土質改良材を加えて改良土とした盛土材38は、中性領域のpHを呈するため、植物Pの生育を阻害しない。さらに言えば、植物Pの生育に適したものとなり得る。
図4は、植生基盤の築造完了後、矢板35を取り除いた図3のB−B矢視断面図である。石膏系土質改良材を加えて改良土とした盛土材38は、所定の強度を有することにより、水流による侵食や水域34への流出を抑制することが可能である。また、下記で示すように、本発明の植生基盤は、原地盤36よりも水域34へのリン、窒素等の栄養塩類の溶出が抑制される。更に、下層である改良土362からのアルカリ分の溶出抑制も可能であり、水面下の植生基盤としても有効であり、植物Pの生育が可能である。
実施例3
図5〜7は、次の各試料の経過日数による上水のpH、全窒素、全リンを測定した結果を示すグラフである。
試料(1):沼から採取した浚渫土(含水比w=317%、pH=7.8)
試料(2):300kg/mの割合で該浚渫土にペーパースラッジ灰を母材とした土質改良材を加えて得た改良土
試料(3):上記試料(2)と(3)300kg/mの割合で上記浚渫土に石膏系土質改良材を加えて得た改良土との積層体
なお、該測定は社団法人底質浄化協会「底質の調査・試験マニュアル」栄養塩類溶出試験(窒素、リン)のカラム溶出試験方法に倣って実施した。このカラム溶出試験は、試料(1)および(2)の場合はカラム内に試料を300mmの長さで詰め込み、その後、水を500mmの長さで入れ、所定の時間が経過後、上水のpH、全窒素、全リンを測定するというものである(図8(a))。試料(3)の場合は、カラム下部から試料(2)を150mmの長さで詰め込み、続いて試料(3)を150mmの長さで詰め込み、その後、水を500mmの長さで入れ、所定の時間が経過後、上水のpH、全窒素、全リンを測定するというものである(図8(b))。
図5の結果から、試料(2)のペーパースラッジ灰を母材とした土質改良材を加えて得た改良土はpHが上昇しており、アルカリ分が溶出していることが分かる。これに対して、試料(3)の積層体のpHは、試料(1)の浚渫土と大きく変わらないことから、上層である石膏系土質改良材を加えて得た改良土が、下層のアルカリ分の溶出抑制に効果的であることが分かる。
図6の結果から、試料(2)のペーパースラッジ灰を母材とした土質改良材を加えて得た改良土は、経過日数とともに窒素の溶出が増加した。これはアルカリ分の影響でアンモニア系窒素が溶出したためと推測される。一方、試料(3)の積層体は、試料(1)の浚渫土よりも低い値を示し、窒素の溶出抑制に効果があることが分かる。
図7の結果から、試料(2)のペーパースラッジ灰を母材とした土質改良材加えて得た改良土は当初、リン溶出の抑制効果を発揮していたが、経過日数とともに、試料(1)の浚渫土と同程度となった。一方、試料(3)の積層体は、試料(1)の浚渫土よりも継続的に低い値を示し、リンの溶出抑制に効果があることが分かった。
以上から、本発明の植生基盤は、アルカリ分や、窒素およびリンの栄養塩類の溶出抑制に効果があることが示された。
10、12 植生基盤
102 下層
104 上層
106 中間層
22 軟弱土
24 改良土
26、28 盛土材
32 沿岸部
34 水域
35 矢板
36 原地盤
362 改良土
38 盛土材
H 住宅
P 植物

Claims (6)

  1. 軟弱土および土質改良材からなり、かつ所定の強度を有する下層と、
    軟弱土および石膏系土質改良材からなる上層と
    をこの順に有することを特徴とする植生基盤。
  2. 前記下層における土質改良材が、セメント系土質改良材、石灰系土質改良材およびリサイクル型土質改良材から選択された少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の植生基盤。
  3. 前記下層と前記上層との間に、アルカリ成分を吸着する中間層を設けてなることを特徴とする請求項1または2に記載の植生基盤。
  4. 軟弱土および土質改良材からなり、かつ所定の強度を有する下層を設ける工程と、
    前記下層上に、軟弱土および石膏系土質改良材からなる上層を設ける工程と
    を有することを特徴とする植生基盤の築造方法。
  5. 前記下層における土質改良材が、セメント系土質改良材、石灰系土質改良材およびリサイクル型土質改良材から選択された少なくとも1種であることを特徴とする請求項4に記載の植生基盤の築造方法。
  6. 水域の特定範囲から水を排出する工程と、
    前記特定範囲内に存在する軟弱土に土質改良材を加え、所定の強度を有する下層を設ける工程と、
    前記下層上に、軟弱土および石膏系土質改良材からなる上層を設ける工程と
    を有することを特徴とする請求項4または5に記載の植生基盤の築造方法。
JP2016049631A 2016-03-14 2016-03-14 植生基盤およびその築造方法 Pending JP2017166141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016049631A JP2017166141A (ja) 2016-03-14 2016-03-14 植生基盤およびその築造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016049631A JP2017166141A (ja) 2016-03-14 2016-03-14 植生基盤およびその築造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017166141A true JP2017166141A (ja) 2017-09-21

Family

ID=59912742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016049631A Pending JP2017166141A (ja) 2016-03-14 2016-03-14 植生基盤およびその築造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017166141A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020025467A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 五洋建設株式会社 植生基盤およびその築造方法
CN110865172A (zh) * 2019-10-23 2020-03-06 长沙理工大学 一种确定软塑改性土地基应急施工参数的土工试验方法
CN110924409A (zh) * 2019-04-24 2020-03-27 王惠清 一种易塌陷路段侧向加固装置及加固施工方法
JP2021114927A (ja) * 2020-01-24 2021-08-10 大成建設株式会社 農業施設および農業施設の構築方法

Citations (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4871013A (ja) * 1971-12-28 1973-09-26
JPS5174408A (en) * 1974-12-25 1976-06-28 Nitsusan Ryokuka Kk Norimenno ryokukahoho
JPS5752450B2 (ja) * 1972-08-30 1982-11-08
JPS61227959A (ja) * 1985-04-02 1986-10-11 電気化学工業株式会社 超高強度セメント製品の製法
JPS63251523A (ja) * 1987-04-07 1988-10-19 Nittoku Kensetsu Kk 法面等の緑化工法
JPH06316919A (ja) * 1991-06-24 1994-11-15 Doboku Kenkyu Center 軽量盛土及び盛土の造成方法
JPH06322770A (ja) * 1993-12-14 1994-11-22 Nittoc Constr Co Ltd 法面等の緑化工法
JPH08302346A (ja) * 1995-05-09 1996-11-19 Mitsubishi Materials Corp 土質改良用固化材
JPH10204906A (ja) * 1997-01-21 1998-08-04 Fujita Corp アルカリ吸着シート及びアルカリ溶出防止方法
JPH10273665A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 地盤改良材
JPH10317362A (ja) * 1997-05-23 1998-12-02 Pub Works Res Inst Ministry Of Constr 改良土盛土造成におけるアルカリ溶出防止工法
JP2000212937A (ja) * 1999-01-26 2000-08-02 Hokkaido Kaihatsukyoku Muroran Kaihatsu Kensetsubuchiyou 石炭灰利用による水中硬化体形成用材料、水中硬化体および水中硬化体の施工方法
EP1180505A1 (en) * 2000-08-08 2002-02-20 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Set accelerating agent, spraying material and spraying method employing it
JP2003247217A (ja) * 2002-02-26 2003-09-05 Toyo Constr Co Ltd 底泥浄化用の複層マット構造体及び底泥の浄化保全方法
JP2004033130A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Fukuda Corp 土壌緑化工法及び土壌緑化構造
US6752850B1 (en) * 1999-06-18 2004-06-22 Ultimate Products (Aust) Pty Ltd Liquid soil conditioner
JP2005312352A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Ekk Agriscience:Kk 緑化用・播種用培地
JP2005350949A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Occ Techno Ltd 環境改善舗装材及び環境改善舗装施工法並びにその洗浄方法
JP2007244203A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Fujita Corp ヨシ群落の植生基盤造成方法
JP2007327274A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Ibiden Greentec Co Ltd 植生法枠の構築方法
CN101220590A (zh) * 2008-01-04 2008-07-16 东南大学 淤泥固化方法
JP2009263583A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Tic:Kk 土壌改質用組成物及びそれを用いた土壌改質方法
JP2010138588A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Denki Kagaku Kogyo Kk 地盤改良工法
JP2010234192A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Fujita Corp 土壌生成法
KR101148916B1 (ko) * 2011-08-17 2012-05-29 (주) 지오시스 친환경적인 토양 고화재 및 이를 이용한 연약지반 처리 공법
JP2013238034A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Nishimatsu Constr Co Ltd 地盤構造および地盤改良方法
JP2014025315A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Jfe Steel Corp 盛土施工方法
JP2015167515A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 株式会社フジタ 生育土壌にするための電気伝導率の低減法

Patent Citations (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4871013A (ja) * 1971-12-28 1973-09-26
JPS5752450B2 (ja) * 1972-08-30 1982-11-08
JPS5174408A (en) * 1974-12-25 1976-06-28 Nitsusan Ryokuka Kk Norimenno ryokukahoho
JPS61227959A (ja) * 1985-04-02 1986-10-11 電気化学工業株式会社 超高強度セメント製品の製法
JPS63251523A (ja) * 1987-04-07 1988-10-19 Nittoku Kensetsu Kk 法面等の緑化工法
JPH06316919A (ja) * 1991-06-24 1994-11-15 Doboku Kenkyu Center 軽量盛土及び盛土の造成方法
JPH06322770A (ja) * 1993-12-14 1994-11-22 Nittoc Constr Co Ltd 法面等の緑化工法
JPH08302346A (ja) * 1995-05-09 1996-11-19 Mitsubishi Materials Corp 土質改良用固化材
JPH10204906A (ja) * 1997-01-21 1998-08-04 Fujita Corp アルカリ吸着シート及びアルカリ溶出防止方法
JPH10273665A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 地盤改良材
JPH10317362A (ja) * 1997-05-23 1998-12-02 Pub Works Res Inst Ministry Of Constr 改良土盛土造成におけるアルカリ溶出防止工法
JP2000212937A (ja) * 1999-01-26 2000-08-02 Hokkaido Kaihatsukyoku Muroran Kaihatsu Kensetsubuchiyou 石炭灰利用による水中硬化体形成用材料、水中硬化体および水中硬化体の施工方法
US6752850B1 (en) * 1999-06-18 2004-06-22 Ultimate Products (Aust) Pty Ltd Liquid soil conditioner
EP1180505A1 (en) * 2000-08-08 2002-02-20 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Set accelerating agent, spraying material and spraying method employing it
JP2003247217A (ja) * 2002-02-26 2003-09-05 Toyo Constr Co Ltd 底泥浄化用の複層マット構造体及び底泥の浄化保全方法
JP2004033130A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Fukuda Corp 土壌緑化工法及び土壌緑化構造
JP2005312352A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Ekk Agriscience:Kk 緑化用・播種用培地
JP2005350949A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Occ Techno Ltd 環境改善舗装材及び環境改善舗装施工法並びにその洗浄方法
JP2007244203A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Fujita Corp ヨシ群落の植生基盤造成方法
JP2007327274A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Ibiden Greentec Co Ltd 植生法枠の構築方法
CN101220590A (zh) * 2008-01-04 2008-07-16 东南大学 淤泥固化方法
JP2009263583A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Tic:Kk 土壌改質用組成物及びそれを用いた土壌改質方法
JP2010138588A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Denki Kagaku Kogyo Kk 地盤改良工法
JP2010234192A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Fujita Corp 土壌生成法
KR101148916B1 (ko) * 2011-08-17 2012-05-29 (주) 지오시스 친환경적인 토양 고화재 및 이를 이용한 연약지반 처리 공법
JP2013238034A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Nishimatsu Constr Co Ltd 地盤構造および地盤改良方法
JP2014025315A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Jfe Steel Corp 盛土施工方法
JP2015167515A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 株式会社フジタ 生育土壌にするための電気伝導率の低減法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020025467A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 五洋建設株式会社 植生基盤およびその築造方法
JP7071241B2 (ja) 2018-08-09 2022-05-18 五洋建設株式会社 植生基盤およびその築造方法
CN110924409A (zh) * 2019-04-24 2020-03-27 王惠清 一种易塌陷路段侧向加固装置及加固施工方法
CN110865172A (zh) * 2019-10-23 2020-03-06 长沙理工大学 一种确定软塑改性土地基应急施工参数的土工试验方法
CN110865172B (zh) * 2019-10-23 2022-12-23 长沙理工大学 一种确定软塑改性土换填地基应急压实施工参数的土工试验方法
JP2021114927A (ja) * 2020-01-24 2021-08-10 大成建設株式会社 農業施設および農業施設の構築方法
JP7356921B2 (ja) 2020-01-24 2023-10-05 大成建設株式会社 農業施設および農業施設の構築方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Dwivedi et al. Fly ash–waste management and overview: A Review
JP2017166141A (ja) 植生基盤およびその築造方法
Abdalla et al. Hydrochemistry of surface water and groundwater from a fractured carbonate aquifer in the Helwan area, Egypt
Nagaraj et al. Compressed stabilized earth blocks using iron mine spoil waste-An explorative study
Goranov et al. Lithostratigraphy and formation conditions of Maastrichtian-Paleocene deposits in Krumovgrad District
Hudson-Edwards et al. Mediaeval lead pollution in the River Ouse at York, England
JPWO2010116602A1 (ja) 浚渫窪地の埋め戻し方法
CN207193879U (zh) 一种新型生态嵌草砖驳岸结构
AU2011305344A1 (en) Installation of leakage barriers to enhance yield of mineral deposits in unlined solar pond systems
CN106256963A (zh) 模块化生物透水坝及其施工方法
JP7133281B2 (ja) 浚渫土の改質方法
James et al. Geotechnical aspects of sabkha at Jubail, Saudi Arabia
JP2013056325A (ja) 底質の改質および臭気低減方法
JP5742477B2 (ja) 浚渫窪地の埋め戻し方法
CN105155469B (zh) 一种模块化生态滞水护岸装置
JP2007231565A (ja) 透水性防草舗装方法
CN111268876A (zh) 一种船载的利用污泥制造有机肥联产抗菌建材的方法
Haigh et al. Reclaimed opencast coal lands in southeast Wales: impacts on water quality
Meuser et al. Rehabilitation of soils in mining and raw material extraction areas
Mossmark et al. Recovery from groundwater extraction in a small catchment area with crystalline bedrock and thin soil cover in Sweden
Grimes et al. The Gambier karst province
JP2007154647A (ja) 潜堤の施工法及び潜堤
Twardowska Environmental aspects of power plants fly ash utilization in deep coal mine workings
CN213214608U (zh) 一种用于生态绿化矿山的截洪沟
DE102004030966B4 (de) Verfahren zur multifunktionalen Steuerung der Wasserqualität an offenen Gewässern

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200316

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200908