JPH10317083A - アルミニウム合金用結晶粒微細化剤 - Google Patents

アルミニウム合金用結晶粒微細化剤

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JPH10317083A
JPH10317083A JP13773297A JP13773297A JPH10317083A JP H10317083 A JPH10317083 A JP H10317083A JP 13773297 A JP13773297 A JP 13773297A JP 13773297 A JP13773297 A JP 13773297A JP H10317083 A JPH10317083 A JP H10317083A
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aluminum
grain
aluminum alloy
tial
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Hiroshi Oshita
浩 大下
Shuzo Uchiyama
修造 内山
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウム又はアルミニウム合金を鋳造
する際に発生するフィルタの目詰まりを低減させること
ができるアルミニウム合金用結晶粒微細化剤を提供す
る。 【解決手段】 アルミニウム合金用結晶粒微細化剤は、
Ti:0.5乃至2.5重量%及びB:0.02乃至0.4
重量%を含有し、残部がAl及び不可避的不純物からな
り、結晶粒微細化剤の任意の断面において、金属間化合
物であるTiAl3及びTiB2の占有面積率が総和で3
%以下、TiAl3の平均粒子径が50μm以下であ
り、TiB2の平均粒子径が5μm以下であり、更に結
晶粒微細化剤中のTi重量%とB重量%との比Ti/B
が7/1乃至20/1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルミニウム又はア
ルミニウム合金を鋳造する際に、鋳造組織の結晶粒を微
細化するために、前記アルミニウム又はアルミニウム合
金の溶湯中に添加する結晶粒微細化剤に関し、特に、A
l−Ti−B系組成を有するアルミニウム合金用結晶粒
微細化剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニウム又はアルミニウム合
金の溶湯を鋳造する際に、得られる鋳塊の結晶粒を微細
化するために、前記アルミニウム又はアルミニウム合金
の溶湯中に添加する結晶粒微細化剤として、主としてA
l、Ti及びBからなる組成を有するアルミニウム合金
が広く使用されている。このAl−Ti−B系アルミニ
ウム合金が結晶粒微細化効果を有する理由は、アルミニ
ウム合金中に存在する金属間化合物であるTiAl3
びTiB2が結晶粒の核として鋳塊の結晶化を促進し、
このため、鋳塊の内部組織が均一になり、微細な等軸晶
が形成されるためである。また、結晶粒微細化剤中にお
いて、TiAl3及びTiB2等の金属間化合物が微細で
ある程、また、均一に分散している程、アルミニウム又
はアルミニウム合金鋳塊の結晶粒微細化効果が向上す
る。
【0003】このようなアルミニウム又はアルミニウム
合金鋳塊の結晶粒微細化剤としては、従来、例えば、結
晶微細化用合金中のTiAl3の最大粒子径が10μm
未満、TiB2の最大凝集体径が8μm未満に規定され
たAl−Ti−B系アルミニウム合金からなる結晶微細
化用合金が提案されている(特開昭62−133037
号公報)。この公報においては、微細化合金中のTiの
含有量が3乃至10重量%、Bの含有量が0.1乃至2.
2重量%であることが記載されており、更に、微細化合
金中のTiAl3の平均粒子径が4μm以下、TiB2
凝集体平均径が4μm以下であることが記載されてい
る。
【0004】また、前記公報には、結晶微細化用合金の
製造方法として、主としてAl、Ti及びBからなる組
成を有するアルミニウム合金溶湯を、100℃/秒以上
の冷却速度で急冷凝固することが記載されている。ま
た、前記アルミニウム合金溶湯を高速で運動する冷却体
に接触させるか、又は不活性ガス若しくは真空中に噴霧
して、100℃/秒以上の冷却速度で急冷凝固すること
により結晶微細化用合金を得る方法が記載されている。
【0005】そして、前記公報に記載された実施例にお
いては、主としてAl、Ti及びBからなる組成を有す
るアルミニウム合金溶湯を高速で運動する冷却ロールに
接触させ、100℃/秒以上の冷却速度で急冷凝固する
ことにより、リボン状の結晶微細化用合金を得ている。
また、前記アルミニウム合金溶湯を不活性ガスであるH
eガス中に噴霧し、100℃/秒以上の冷却速度で急冷
凝固することにより、粉体状の結晶微細化用合金を得て
いる。
【0006】しかしながら、このような急冷凝固により
結晶微細化用合金を鋳造した場合、結晶微細化用合金の
体積に対する表面積が極めて大きいため、合金の表面に
厚い酸化皮膜が形成され易い。更に、合金の形状がリボ
ン状又は粉体状であるので表面の酸化皮膜を除去するこ
とが困難である。そして、厚い酸化皮膜を有する結晶微
細化用合金を、溶解炉中又は保持炉中等でアルミニウム
又はアルミニウム合金の溶湯に添加すると、酸化皮膜の
一部分が溶湯表面上に浮上してくる。浮上した酸化皮膜
は製錬時に所謂あかとして取り除かれるが、一部はTi
2とからみ合い、100μm以上の長さを有するTi
2凝集体の生成を促進し、フィルタの目詰まりの原因
となる。また、フィルタの目詰まりを避けるために、ア
ルミニウム又はアルミニウム合金の溶湯をフィルタを通
過させた後に、結晶微細化合金を添加するのでは、製品
中に酸化皮膜が混入し、品質不良となる虞がある。更
に、リボン状又は粉体状の結晶微細化合金を取り扱うこ
とは実操業では困難であり、製造コストも高くなってし
まう。また、リボン状又は粉体状の結晶微細化合金をプ
レス成形又は押出し成形等によりロッド状又は塊状に成
形する場合には、工程が繁雑になりコストが増大してし
まう。
【0007】また、特開昭62−133037号公報と
同様の試みとして特開昭64−39338号公報が提案
されている。この公報に記載の従来技術においては、結
晶微細化用合金中のTiの含有量が1.0乃至2.5重量
%、Bの含有量が0.1乃至0.6重量%に規定され、ア
ルカリ金属及びアルカリ土類金属の含有量が総量で0.
005乃至0.05重量%と規定されている。この従来
技術は結晶粒微細化用合金中の有害な介在物を低減する
ことにより、この合金を添加したアルミニウムの結晶粒
を微細化している。
【0008】更に、特開平4−138842号公報も結
晶粒の微細化を目的として提案された従来技術であり、
結晶粒微細化用合金中のTiAl3の粒子径が15μm
以下に規制されている。また、この従来技術において
は、結晶粒微細化用合金の製造方法として、主としてA
l、Ti及びBからなる組成を有するアルミニウム合金
溶湯を連続鋳造により、200℃/秒以上の冷却速度で
急冷凝固する方法が開示されている。更に、この公報に
は、急冷凝固により得られる鋳塊は直径が20mm以下
の棒材であり、800mm/分以上の引抜速度で連続鋳
造することが望ましいと記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の結晶粒微細化剤を添加してアルミニウム又はアルミニ
ウム合金を鋳造しようとすると、鋳造の際に使用される
フィルタ、例えば、セラミックチューブフィルタ(C.
T.F.)に目詰まりが発生するという難点がある。結晶
粒微細化剤を添加していないアルミニウム溶湯がフィル
タを通過した後のフィルタの断面と結晶粒微細化剤を添
加したアルミニウム溶湯がフィルタを通過した後のフィ
ルタの断面とをEPMAにより撮影した写真を比較する
と、結晶粒微細化剤を添加した場合において、溶湯中に
混入したAl酸化物がフィルタ表面に堆積し、更にこの
Al酸化物層を土台としてTiAl3及びTiB2が多く
凝集していることが分かる。このように、金属間化合物
であるTiAl3及びTiB2がフィルタ表面の上記Al
酸化物層内で凝集してしまうためにフィルタの目詰まり
が生じてしまう。そして、フィルタの目詰まりが多く発
生すると、フィルタを交換する頻度が高くなり、製造コ
ストが高くなる。また、TiAl3及びTiB2がフィル
タを通過しにくくなり、結晶粒の微細化効率が低下して
しまうという問題点も生じる。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、アルミニウム又はアルミニウム合金の鋳造
時に結晶粒微細処理する際に発生するフィルタの目詰ま
りを低減させることができるアルミニウム合金用結晶粒
微細化剤を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアルミニウ
ム合金用結晶粒微細化剤は、Al−Ti−B系組成を有
し、任意の断面において、金属間化合物TiAl3及び
TiB2の占有面積率が総和で3%以下であり、TiA
3の平均粒子径が50μm以下、TiB2の平均粒子径
が5μm以下であり、Ti及びBの重量%比(Ti/
B)が7/1乃至20/1であることを特徴とする。
【0012】なお、 前記アルミニウム合金用結晶粒微
細化剤はTi:0.5乃至2.5重量%及びB:0.02
乃至0.4重量%を含有し、残部がAl及び不可避的不
純物からなることが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本願発明者等が前記課題を解決す
べく、実験研究を重ねた結果、結晶粒微細化剤中の金属
間化合物であるTiAl3及びTiB2の占有面積率並び
に平均粒子径を規定し、微細化剤中のTi重量%とB重
量%の比Ti/Bを規定することにより、この結晶粒微
細化剤が添加されたアルミニウム又はアルミニウム合金
を鋳造する際に、フィルタの目詰まりが低減されること
を見出した。
【0014】以下、本発明に係るアルミニウム合金用結
晶粒微細化剤について説明する。
【0015】金属間化合物であるTiAl3及びTiB2
の占有面積率:総和で3%以下 金属間化合物であるTiAl3及びTiB2の占有面積率
は本発明の目的を達成する上で重要な要素である。金属
間化合物であるTiAl3及びTiB2は、アルミニウム
又はアルミニウム合金を鋳造する際に異質核生成の結晶
核となり、アルミニウム又はアルミニウム合金の結晶粒
を微細化する効果を有する。結晶粒微細化剤の任意の断
面内における微細化剤中のTiAl3及びTiB2の占有
面積率が総和で3%を超えると、結晶の微細化効率は向
上するが、鋳造の際のフィルタの目詰まりがより多く発
生する。従って、金属間化合物であるTiAl3及びT
iB2の占有面積率は総和で3%以下とする。
【0016】TiAl3の平均粒子径:50μm以下 TiAl3の平均粒子径が50μmを超えると、微細化
剤中にTiAl3及びTiB2を均一に分散させることが
できない。従って、結晶粒微細化剤中のTiAl3の平
均粒子径は50μm以下とする。
【0017】TiB2の平均粒子径:5μm以下 TiB2の平均粒子径が5μmを超えると、微細化剤中
のTiB2粒子が結晶粒界に集合して、この粒子を均一
に分散させることができない。従って、結晶粒微細化剤
中のTiB2の平均粒子径は5μm以下とする。
【0018】Ti/B:7/1乃至20/1 本願発明者等は、TiB2はTiAl3に比して、より高
い結晶粒微細化効果を有すると共に、フィルタの目詰ま
りをより発生させ易いことを見出した。そこで、Ti/
B比を適切なものに規制することにより、フィルタの目
詰まりを低減することが可能である。Ti/Bが20/
1を超えると、高い結晶粒微細化効果を有するTiB2
量が不足するため、結晶粒微細化効率が低下する。一
方、Ti/Bが7/1未満となると、結晶粒微細化効率
は高くなるものの、フィルタの目詰まりが激しくなる。
従って、Ti/Bは7/1乃至20/1とする。
【0019】Ti:0.5乃至2.5重量% Tiは結晶粒微細化剤中で、金属間化合物であるTiA
3及びTiB2を形成しており、アルミニウム又はアル
ミニウム合金鋳塊の結晶粒を微細化する効果を有する。
結晶粒微細化剤中のTiの含有量が0.5重量%未満と
なると、微細化の効果が低下し、アルミニウム又はアル
ミニウム合金の溶湯中に添加する結晶粒微細化剤の量を
増大させる必要があるため、ランニングコストが増大す
る。一方、微細化剤中のTiの含有量が2.5重量%を
超えると、溶湯中で局部的にTiB2の濃度が高くな
り、TiB2の沈降が早まり、結晶粒の微細化効率の持
続性が低下する。従って、結晶粒微細化合金中のTiの
含有量は、0.5乃至2.5重量%であることが望まし
い。
【0020】B:0.02乃至0.4重量% Bは結晶粒微細化剤中で、金属間化合物TiB2を形成
して、アルミニウム又はアルミニウム合金の結晶粒を微
細化する効果を有する。結晶粒微細化剤中のBの含有量
が0.02重量%未満となると、Tiの含有量が少ない
場合と同様に、アルミニウム又はアルミニウム合金の溶
湯中に添加する結晶粒微細化剤の量を増大させる必要が
あるため、ランニングコストが増大する。一方、微細化
剤中のBの含有量が0.4重量%を超えると、Tiの含
有量が多い場合と同様に、溶湯中で局部的にTiB2
濃度が高くなり、TiB2の沈降が早まり、結晶粒の微
細化効率の持続性が低下する。従って、結晶粒微細化合
金中のBの含有量は、0.02乃至0.4重量%であるこ
とが望ましい。
【0021】なお、本発明に係る結晶粒微細化剤の製造
方法は特に限定されるものではない。例えば、連続鋳造
法又は半連続鋳造法により、50cm2以上の断面積を
有する鋳塊を製造することができる。この方法で製造し
た場合、結晶粒微細化剤の表面に形成される酸化皮膜を
少なくすることが可能である。この理由は、微細化剤の
体積に対する表面積の割合が小さくなり、酸化される領
域が少なくなると共に、化学的又は機械的に削除するこ
とも容易であるためである。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、その特許請
求の範囲から外れる比較例と比較して説明する。但し、
比較例2は従来の市販品である。
【0023】第1実施例 先ず、下記表1に示す実施例1及び比較例2乃至7の化
学組成を有する結晶粒微細化剤を製造した。
【0024】
【表1】
【0025】図1は実施例1の結晶粒微細化剤の内部組
織を撮影した光学顕微鏡写真であり、図2は比較例2の
結晶粒微細化剤の内部組織を撮影した光学顕微鏡写真で
ある。なお、どちらの写真とも倍率を100倍として撮
影した。 各実施例及び比較例について、図1及び図2
に示すような光学顕微鏡写真から、TiAl3及びTi
2の占有面積率、TiAl3の平均粒子径並びにTiB
2の平均粒子径を測定した。なお、TiB2のが凝集体と
なっている場合には、凝集体の形を測定した。この結果
を下記表2に示す。
【0026】
【表2】
【0027】次に、700℃に保持された純度が99.
7%であるアルミニウム溶湯5kgに、各実施例及び比
較例の結晶粒微細化剤を5g添加し、フィルタを通過さ
せながら、アルミニウムを鋳造した。この際、フィルタ
には目詰まりが生じ、単位時間当たりに通過できるアル
ミニウム溶湯の量が徐々に減少する。この単位時間当た
りに通過できる量が所定量以下(鋳造機の限界以下、即
ち、溶湯の供給量不足)となったときをフィルタの使用
限界とし、この使用限界までに通過したアルミニウム溶
湯の重量を測定し処理量とした。保持なしの場合の結果
を下記表3に示す。但し、各実施例及び比較例の処理量
比は比較例2における処理量を1として換算した。ま
た、鋳造された後のアルミニウムの内部組織を観察し、
アルミニウムの平均結晶粒径を測定した。この結果を下
記表3に示す。
【0028】
【表3】
【0029】上記表3に示すように、実施例1において
は、TiAl3及びTiB2の占有面積率、TiAl3
平均粒子径並びにTiB2の平均粒子径が本発明で規定
した範囲内であるので、従来の市販品である比較例2と
比べると、結晶粒微細化効果を維持したまま、アルミニ
ウム溶湯を7割多く処理することができた。
【0030】一方、比較例3においては、TiAl3
びTiB2の占有面積率が本発明範囲の上限を超えてい
るので、フィルタ目詰まりが生じ易く、アルミニウム溶
湯の処理量が少ない。
【0031】比較例4においては、TiAl3の平均粒
子径が本発明範囲の上限を超えているので、フィルタ目
詰まりが生じ易く、アルミニウム溶湯の処理量が少な
い。
【0032】比較例5においては、TiB2の平均粒子
径が本発明範囲の上限を超えているので、フィルタ目詰
まりが生じ易く、アルミニウム溶湯の処理量が少ない。
【0033】比較例6においては、Ti重量%/B重量
%が本発明範囲の上限を超えているので、微細化能力が
劣り、特に保持時間が長くなると、微細化能力が低下す
る。
【0034】比較例7においては、Ti重量%/B重量
%が本発明範囲の下限未満であるので、フィルタ目詰ま
りが生じ易く、アルミニウム溶湯の処理量が少ない。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
金属間化合物であるTiAl3及びTiB2の占有面積
率、TiAl3の平均粒子径並びにTiB2の平均粒子径
を適切なものに規定したので、結晶粒微細化効果を高く
維持しつつ、アルミニウム又はアルミニウム合金の溶湯
を鋳造する際に使用されるフィルタの表面上のAl酸化
物層に、TiAl3粒子及びTiB2粒子が凝集すること
を低減することができる。このため、目詰まりが低減
し、フィルタを長期間にわたり使用できるので、製造コ
ストが低減される。更に、結晶粒微細化剤中のTi及び
Bの含有量を規定することにより、微細化効果とフィル
タ目詰まり防止効果とをバランスよく有する結晶粒微細
化剤を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の結晶粒微細化剤の内部組織
を、倍率を100倍にして光学顕微鏡で撮影した金属顕
微鏡写真である。
【図2】比較例2の結晶粒微細化剤の内部組織を、倍率
を100倍にして光学顕微鏡で撮影した金属顕微鏡写真
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Al−Ti−B系組成を有し、任意の断
    面において、金属間化合物TiAl3及びTiB2の占有
    面積率が総和で3%以下であり、TiAl3の平均粒子
    径が50μm以下、TiB2の平均粒子径が5μm以下
    であり、Ti及びBの重量%比(Ti/B)が7/1乃
    至20/1であることを特徴とするアルミニウム合金用
    結晶粒微細化剤。
  2. 【請求項2】 Ti:0.5乃至2.5重量%及びB:
    0.02乃至0.4重量%を含有し、残部がAl及び不可
    避的不純物からなることを特徴とする請求項1に記載の
    アルミニウム合金用結晶粒微細化剤。
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