JPH10316295A - カード回収装置 - Google Patents

カード回収装置

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JPH10316295A
JPH10316295A JP14584797A JP14584797A JPH10316295A JP H10316295 A JPH10316295 A JP H10316295A JP 14584797 A JP14584797 A JP 14584797A JP 14584797 A JP14584797 A JP 14584797A JP H10316295 A JPH10316295 A JP H10316295A
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card
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roller
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Nobuo Sato
延夫 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納スペースに順次正しく積層されると共
に、設置スペースを小さくする。 【解決手段】 挿入ガイド10と、収納スペース21底
部側面には収容口を開口し、収容口24が挿入ガイド1
0のカード挿入口11に隣接するよう設けられるカード
収納部20と、ローラ上部が収容口より上方になるよう
カード収納部の下方に設けられるカードローラ27と、
円筒面の一部からなる送出面33を有し、カード収納部
20の挿入ガイド10側の収容口24より下方に設けら
れ、送出面33以外のその他の面34がカード収納部2
0側に位置する場合にはその他の面34が収容口24よ
り下方に位置し、送出面33がカード収納部20側に位
置する場合には送出面33が収容口24より上方に位置
するよう設けられるローラ部30を有し、送出面33が
回転することでカードWをカード収納部20の挿入ガイ
ド10側から反対側へ送出可能な送出ローラ31とから
なる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、カードを回収
し、収納しておくためのカード回収装置に係り、詳細に
は、下方から順次回収可能なカード回収装置に係る。
【0002】
【従来の技術】 従来、この種のカード回収装置として
は、搬送されるカードを落下させることで順次回収収納
するカード回収装置があった。即ち、図12に表すよう
なカード回収装置である。図12において、Wは収納さ
れるカードである。カードWは、この従来例ではパチン
コゲームにおける貸し玉カードである。100はカード
回収装置であり、本体101、搬送手段110、収納部
120から構成される。搬送手段110は、カード回収
装置100の上部に位置され挿入口111から挿入され
るカードWをローラ112が挟みローラ112の回転に
より搬送可能である。
【0003】収納部120は、搬送手段110のローラ
112が搬送する終端に隣接して設置され、本体101
と着脱自在であり、内部にカードの形状に収納スペース
121を設けられ、カードWが溜まると本体101から
分離してカード101を回収可能である。そして、カー
ドWが挿入口111から挿入されるとローラ112によ
り終端側である収納部120側へ移動され、ローラ11
2の終端側から収納部120内へ自由落下する。する
と、収納スペース121がカード形状と同型なのでカー
ドWは収納される。同様に順次カードWが挿入口111
から挿入され収納部120内に積層されて、収納スペー
ス121がいっぱいになったところで収納部120を本
体101から外し、カードWを回収していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来
の方法では、カードWの自由落下により収納スペース1
21に収納していたので、カードWの落下が一定ではな
く、収納スペース121内にうまく順次積層できない場
合が有った。
【0005】即ち、ローラ112終端からの落下は、カ
ードWの一端から先に落下するものの、カードの表面積
が大きいので落下中にスムーズに落下できず収納スペー
ス121内に斜めに位置するよう収納されてしまうとい
う問題点を有した。これを解決するために、収納スペー
スの形状を斜めにする等方法が採られるが、解決には至
らず、少なからず上述の問題点を有していた。又、カー
ドWを自由落下させる為、カードWがローラ122から
搬送された後にはカードWの下方に収納スペースが位置
しなければならないので、装置全体の体積が大きくなる
という問題点を有すると共に、既存のカウンター上に設
置された場合には、カード挿入口111がかなり高い位
置になるので、使用し難く、カウンターの高さを、カー
ド回主装置100の設置部位のみ低くしなければならな
いという問題点を有した。従って、この発明では上記問
題点に鑑み、収納スペースに例外なく順次正しく積層さ
れると共に、体積を小さくして設置スペースを小さく
し、更に、既存のカウンター等に設置して使用可能なカ
ード回収装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 そこでこの発明は、
【0007】カード挿入口を有する挿入ガイドと、内部
にカードを複数枚積層して収納可能な収納スペースを有
し、収納スペース底部側面には収容口を開口し、収納ス
ペース内には上方から収納スペース底面に向かって常に
押圧する押圧手段を有し、収容口が挿入ガイドのカード
挿入口に隣接するよう設けられるカード収納部と、軸を
中心に自由回動可能なローラからなり、ローラ上部が収
容口より上方に位置するようカード収納部の下方に設け
られるカードローラと、軸を中心に回転可能な円筒面の
一部からなる送出面を有し、カード収納部の挿入ガイド
側の収容口より下方に設けられ、送出面以外のその他の
面がカード収納部側に位置する場合にはその他の面が収
容口より下方に位置し、送出面がカード収納部側に位置
する場合には送出面が収容口より上方に位置するよう設
けられるローラ部を有し、送出面が回転することでカー
ドをカード収納部の挿入ガイド側から反対側へ送出可能
な送出ローラとからなることを特徴とするカード回収装
置、
【0008】及び、
【0009】カード挿入口を有する挿入ガイドと、内部
にカードを複数枚積層して収納可能な収納スペースを有
し、収納スペース底部の挿入ガイド側には収容口を有
し、挿入ガイドのカード挿入口に収容口が隣接するよう
に設けられ、収納スペース底面は収容口側が高く他方が
低く、且つ、収納スペース底面の最も高い部分が収容口
より低く位置するよう設けられると共に、積層して収容
される最下のカードの収容口側が収容口より上に位置す
るようカードを収容可能であり、収納スペース内には上
方から収納スペース底面に向かって常に押圧する押圧手
段を有するカード収納部と、軸を中心に回転可能な円筒
面の一部からなる送出面を有し、カード収納部の挿入ガ
イド側の収容口より下方に設けられ、送出面以外のその
他の面がカード収納部側に位置する場合にはその他の面
が収容口より下方に位置し、送出面がカード収納部側に
位置する場合には送出面が収容口より上方に位置するよ
う設けられるローラ部を有し、送出面が回転することで
カードをカード収納部の挿入ガイド側から反対側へ送出
可能な送出ローラとからなることを特徴とするカード回
収装置、
【0010】を提供することで上述の課題を解決する。
【0011】そしてその作用は以下の通りである。即
ち、カードが挿入ガイドのカード挿入口から挿入され
る。この時、カードの先端はカード収納部の収容口まで
挿入され、送出ローラの上方に位置しているが、送出ロ
ーラの円筒面からなる送出面は上方には位置していない
ので送出ローラはカードとは接触していない。次いで、
送出ローラが回転する。すると、送出ローラの送出面が
上方へ移動し、やがて挿入されたカードへ到達しカード
と接触する。更に回転すると、送出面が収容口より上方
に位置するので、カードは送出面により上方へ持ち上げ
られながら送出ローラの回転に伴い送り出され、収納部
の収納スペース内へ移動する。そして、移動されたカー
ドはやがてカード収納部下方に位置するカードローラの
上をカードローラにガイドされながら収納スペースに収
容される。そして、第2枚目以降のカードが収容される
場合には、カードは送出ローラにより持ち上げられなが
ら収容口から収納スペース内に送り出され、カード底面
が収納スペース内でカードローラにガイドながら、カー
ド上面が先に収容されたカードの底面に沿って移動さ
れ、収納スペース底面と既に収容されたカードとの間に
収容される。又、カード収容時に、既に収容されている
カードが押し上げられ正規の収容位置から移動してしま
わないように収容されているカードを押圧手段が上部か
ら底面方向に常時押圧する。次に、カードローラを用い
ないカード回収装置の作用は次の通りである。カードが
挿入ガイドのカード挿入口から挿入される。この時、カ
ードの先端はカード収納部の収容口まで挿入され、送出
ローラの上方に位置しているが、送出ローラの円筒面か
らなる送出面は上方には位置していないので送出ローラ
はカードとは接触していない。
【0012】次いで、送出ローラが回転する。すると、
送出ローラの送出面が上方へ回転し、やがて挿入された
カードへ到達しカードと接触する。更に回転すると、送
出面が収容口より上方に位置するので、挿入されたカー
ドは送出面により上方へ持ち上げられながら送出ローラ
の回転に伴い送り出され、収納部の収納スペース内へ移
動し、やがて収納スペースに収容される。そして、第2
枚目以降のカードが挿入され収容される場合には、カー
ドは送出ローラにより持ち上げられながら収容口から収
納スペース内に送り出され、収納スペース内で先に収容
されたカードの底面に沿って移動され、収納スペース底
面と既に収容されたカード底面との間に収容される。そ
して、カード収容時に、既に収容されているカードが押
し上げられ正規の収容位置から移動してしまわないよう
に収容されているカードを押圧手段が上部から底面方向
に常時押圧する。従って、新たに収納スペースに収容さ
れるカードは、常に、前に収容されたカードの下部に収
容されることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】 以下に、この発明の実施の形態
を、この発明の第1の実施の形態を表す斜視説明図であ
る図1、第1の実施の形態を表す組立図である図2、図
1の中央縦断面説明図である図3、図3に表す実施の形
態にカードを収納した状態図である図4、第1実施形態
のローラ部の説明図である図5、第1実施形態のカード
収納部の説明図である図6、図6の一部拡大図を表す図
7、第1実施形態のカードローラの他の実施を表す図
8、この発明の第2の実施の形態の組立図を表す説明図
である図9、第2の実施の形態の中央縦断面説明図であ
る図10に基づきこの発明の実施の形態を説明する。
【0014】以下は第1の実施の形態の説明である。1
はこの発明にかかるカード回収装置であり、Wはカード
回収装置1に収容されるカードである。カードWは、こ
の実施形態では、約78mm×約49mmの方形で厚さ約
0.4mm程度のパチンコゲームに用いる貸し玉カードで
ある。勿論、テレフォンカード等薄い硬質のカードWで
有ればどの様なカードにも実施可能である。カード回収
装置1は、図1乃至図3に表すように中空であり縦長の
直方体形状の本体2と、本体2の内部にカードWを収納
可能であり、カードWが挿入される挿入ガイド10、挿
入ガイド10に隣接して設けられる収納部20、収納部
20の挿入ガイド10側の挿入ガイド10より下方に設
けられるローラ部30、ローラ部30を駆動させる駆動
部40とからなる。
【0015】挿入ガイド10は図1乃至図3に表すよう
に、カードWを挿入可能なカード挿入口11を有し、カ
ード挿入口11から挿入されるカードWの一端が、隣接
して設けられる収納部20の下方に設けられるローラ部
30上に位置するよう載置可能な載置部12を有する。
載置部12の上部には、ガイドローラ13が載置部12
とは略カードW1枚分の厚さの僅かな間隙を設けた位置
に自由回動可能に設けられる。14は、作動スイッチで
ある。作動スイッチ14は、光電スイッチからなり、カ
ード挿入口11にカードWが挿入されたときにコ字状か
らなる間隙15にカードWが挿通可能に設置され、間隙
15にカードWが挿通されることでカードWが挿入ガイ
ド10へ挿入されたことを感知しON状態となり、後述
するモータ41に通電し作動させ、カードWを感知しな
いときは後述するモータ41に通電させない。
【0016】カード収納部20は、図6に表すように、
挿入ガイド10に隣接されるとともに、中空な直方体形
状の中空部にカードWを収納可能な収納スペース21を
有する収納ケース22からなる。そして、収納ケース2
2は、底部中央が収容されるカードWより小さく開口さ
れ、本体2へ収納可能で有ると共に、横断面形状がほぼ
カードW形状からなる。又、カード収納部20は、板状
の方形からなるカートリッジベース25を本体2に固定
され、収納ケース22収納時には上部に収納ケース22
が載置される。そして、カートリッジベース25の上面
中央部には、略箱状からなるカードベース26が固定さ
れると共に、カードベース26には円筒形からなるカー
ドローラ27が、その円筒面外周がカードベース26の
上面より上方に位置し自由回動可能に、且つ、カードロ
ーラ27の回転がカード収納口11から挿入されるカー
ドWの挿入方向への移動を助けるように並設され取り付
けられる。そしてこの実施形態では、収納ケース22
は、図6に表すように内部に縦長の直方体の収納スペー
ス21を有する箱状であり、底部23の挿入ガイド10
側には収容口24が開口して設けられる。収容口24
は、挿入されたカードWの一端が、隣接される挿入ガイ
ド10にガイドされながら挿入され、更に、挿入された
カードWが移動され収納スペース21にカードWを複数
枚積層させて収容するための開口である。底部23は、
図7に表すように、カードWが収容された時に、収容さ
れたカードWの収容口24側が高くなるように、且つ、
斜めに収容されるように収容口24側が一段高く構成さ
れる。従って、底部23は、収容されたカードWの収容
口24側端部が収容口24より高く位置し、カードWの
他端側が収容口24側より低くなるよう段差を設けて構
成される。又、収納ケース22内には、上方から収納ス
ペース21底面である底部23方向に常に押圧可能に押
圧手段であるウェイト28を設ける。ウェイト28は、
底面がカードW形状の平らな板状であるとともにその中
央上部が突出する凸形状からなり、収納ケース22内
で、収納された複数枚のカードWの最上部に常に位置
し、下方に収納されたカードWを常に下方へ押圧可能で
ある。そしてその重量は、カードWが底部23から順次
収納ケース22内へ収納される時に、その収納を阻害せ
ず、而も、収納される際に既に収納されているカードW
が収納ケース22内で暴れないような重量に構成され
る。尚、ウェイト28は初期状態ではカードWが未収納
な為、底部23上に存在している。この実施形態では、
カードローラ27は、円筒形状としたが、軸を中心に自
由回動可能で有ればよく、例えば、図8に表すように球
にその中心を貫く軸を中心に自由回動可能な球形のカー
ドローラ27等でも良い。
【0017】ローラ部30は図2,図3に表すように、
円筒軸方向に切欠した半径の異なる大小2つの円筒の一
部を、夫々の円筒軸を同じにするよう合わせた形状の送
出ローラ31を有し、回転中心となる円筒軸である回転
軸32を中心に回転可能である。そして、送出ローラ3
1は、半径の大きい円筒面が、回転時にカードWを送り
出す送出面33であり、半径の小さい円筒面がその他の
面34で有る。この実施形態では、その他の面34は回
転中心を回転軸32とする、送出面33より径小な円筒
面からなるよう構成したが、その他の面34は特に円筒
面である必要はなく、回転軸32からの距離が送出面3
3の回転半径Rより小さく、回転時にカードWに接触し
なければよい。このように構成された送出ローラ31
は、初期状態ではその他の面34が上方に位置してお
り、挿入ガイド10のカード挿入口11より下方に位置
されると共に、挿入ガイド10のカード挿入口11から
挿入されるカードWの一端が送出ローラ31の上方に位
置され、送出ローラ31が回転軸32を中心に回転して
その他の面34がカードW側に来たときにはカードWと
は接触せず、送出面33がカードW側に来たときには送
出面33がカードWと接触し、カードWを僅かに上方へ
押し上げる位置になるよう本体2に取り付けられる。そ
して送出ローラ31は、カード挿入口11から挿入され
たカードWを、ローラ部30の挿入ガイド10とは反対
側に設けられるカード収納部20側へ移動させるよう回
転可能である。35は、キックローラプーリーである。
キックローラプーリー35は、回転軸32の先端に固着
され、カム部36を有し送出ローラ31の回転に伴い回
転可能なプーリーであり、カム部36が送出ローラ31
とともに回転し送出面33の位置に伴い後述する停止ス
イッチ46をON或いはOFF可能である。
【0018】駆動部40は、減速ギアを内部に有しロー
ラ部30を駆動させるモータ41、モータ41の回転軸
42先端に固着される駆動プーリー43、モータ41の
駆動力を伝達させるタイミングベルト44、キックロー
ラプーリー35のカム部36の状態を検知してモーター
の回転を停止させる停止スイッチ46とからなる。タイ
ミングベルト44は、駆動プーリー43及びキックロー
ラプーリー35とに架け渡され、モータ41の駆動力を
送出ローラ31へ伝達可能である。停止スイッチ46は
本体2の、ローラ部30のキックローラプーリー35が
取り付けられた付近に、キックローラプーリー35のカ
ム部36と接触しカム部36が回転したときの変化を検
知可能な位置に固定される。そして、カム部36が送出
ローラ31とともに回転し、その他の面35が上方に位
置し、カードWが収納ケース32内に収容されたときに
カム部36が停止スイッチ46を押圧してスイッチをO
FF状態とし、モータ41への通電を停止させモータ4
1の回転を停止させる。従って、停止スイッチ46はそ
れ以外のポジションではモータ41へ通電させる。この
ようにモータ41への通電は、作動スイッチ14が、カ
ードWが挿入ガイド10に挿入されるとカードWが挿入
されたことを感知して通電開始し、モータ41は通電さ
れ、停止スイッチ46が通電停止位置を検知してモータ
41への通電を停止する。
【0019】次いで第1の実施形態の作用を説明する。
カード回収装置1は、内部にはカードWが収納されてい
ない状態で、而も、送出ローラ31の送出面33が下方
に位置しており、作動スイッチ14、及び、停止スイッ
チ46が共にOFF状態となっている状態を初期状態と
し、この状態から作用を説明する。
【0020】使用者により、カードWが挿入ガイド10
の挿入口11から挿入され、載置部12に載置された状
態で上部に設置されるガイドローラ13と載置部12と
の間隙から、ガイドローラ13と載置部12とにガイド
されながら、カードWの挿入側先端がローラ部30上部
に到達する。その際、挿入ガイド10に設けられた作動
スイッチ14の間隙を通過し作動スイッチ14がON状
態となる。この時、ローラ部30は初期状態なので、そ
の他の面34が挿入されたカードW方向に位置し、送出
面33がその他の面34の反対側に位置している。押圧
された作動スイッチ14は、ON状態となりモータ41
に通電し、モータ41が回転する。モータ41が回転す
ることで回転軸42に固定された駆動プーリー43に架
け渡されたタイミングベルト44を介してローラ部30
の回転軸32先端に固定されたキックローラプーリー3
5が回転し駆動力がローラ部30に伝達される。する
と、駆動力を得てローラ部30の送出ローラ31が回転
し、カードWとは反対方向に位置していた送出面33が
カードW方向へ回転し、その他の面34が下方へ回転す
る。更に回転が進むと、送出面33が挿入され載置され
たカードWを僅かに上方へ押し上げる位置になるよう本
体2に取り付けられているので、やがて送出面33の端
部がカードWに到達し、そして、カードWを僅かに押し
上げる。そして回転が進むにつれ、カードWはローラ部
31との摩擦により挿入ガイド10側からカード収納部
20側へ搬送移動される。この時、カード収納部20に
設けられる底部23の収容口24側が1段高く構成さ
れ、底部23の収容口24側は収容口24より上方に位
置ているので、カードWがウェイト28の下側を搬送さ
れる。そして、カードWの搬送される先端が、カード収
納部20のカードベース26に設けられるカードローラ
27に到達するとカードWの上面がウェイト28に、下
面がカードローラ27に、ガイドされながら搬送され
る。従って、搬送されるカードWは、カード収納部20
の収納ケース22内の下方から順次収納されることとな
る。
【0021】この時、既にカードWは送出面33により
上方へ押し上げられており、カードWは既に作動スイッ
チ14の間隙15を通過してしまっているので、作動ス
イッチ14はOFF状態となっているが、モータ41へ
の通電は続行される。そして更に搬送が進むと、やがて
カードWはカード収納部20に収納される。そして、カ
ードWがカード収納部20に収納された時には送出ロー
ラ31の送出面33は既に下方に位置し初期状態に戻っ
ている。そして、送出面33が下方(初期位置)に位置し
たとき、送出ローラ31と共に回転する回転軸32先端
に固着されるキックローラプーリー35のカム部36が
停止スイッチ46を押圧する位置まで回転しており停止
スイッチ46を押圧する。押圧された停止スイッチ46
は、OFF状態となり、モータ41への通電を停止し、
モータ41が回転を停止される。以上のように、搬送ロ
ーラ30は初期位置に戻り、モータ41は通電されてい
ない状態となり、挿入口11から挿入されたカードWが
カード収納部20の収納スペース21内に有る収納ケー
ス22内でウェイト28下部に位置するように収納され
た状態で一連の動作が終了される。
【0022】次いで、2枚目のカードWが収納ガイド1
0のカード挿入口11から挿入されると、上述と同様の
動作を繰り返し、2枚目のカードWが既に収容されたカ
ードWの下部へローラ部31により移動され、収納ケー
ス22内に収容される。このように、カード挿入口11
から挿入されるカードWは、順次収納ケース22内に、
既に収納されているカードWの最下部に位置するように
収容され、収納ケース22がいっぱいになったところ
で、収納スペース21から収納ケース22を上方へ抜き
取り、収納ケース22上部からウェイト28を取り除
き、更に、収容されたカードWを取り除く。そして、収
納ケース21を再び収納スペース21に戻し、再びカー
ドWを収納可能な状態として使用する。次いで、第2の
実施の形態を説明する。1はこの発明にかかるカード回
収装置であり、Wはカード回収装置1に収容されるカー
ドである。カードWは、第1の実施形態同様、約78mm
×約49mmの方形で厚さ約0.4mm程度のパチンコゲー
ムに用いる貸し玉カードである。勿論、テレフォンカー
ド等薄い硬質のカードWで有ればどの様なカードにも実
施可能である。カード回収装置1は、第1の実施形態同
様、図9に表すように中空であり縦長の直方体形状の本
体2と、本体2の内部にカードWを収納可能であり、カ
ードWが挿入される挿入ガイド10、挿入ガイド10に
隣接して設けられる収納部20、収納部20の挿入ガイ
ド10側の挿入ガイド10より下方に設けられるローラ
部30、ローラ部30を駆動させる駆動部40とからな
る。
【0023】挿入ガイド10は図9、図10に表すよう
に、カードWを挿入可能なカード挿入口11を有し、カ
ード挿入口11から挿入されるカードWの一端が、隣接
して設けられる収納部20の下方に設けられるローラ部
30上に位置するよう載置可能な載置部12を有する。
載置部12の上部には、ガイドローラ13が載置部12
とは略カードW1枚分の厚さの僅かな間隙を設けた位置
に自由回動可能に設けられる。14は、作動スイッチで
ある。作動スイッチ14は、光電スイッチからなり、カ
ード挿入口11にカードWが挿入されたときにコ字状か
らなる間隙15にカードWが挿通可能に設置され、間隙
15にカードWが挿通されることでカードWが挿入ガイ
ド10へ挿入されたことを感知しON状態となり、後述
するモータ41に通電し作動させ、カードWを感知しな
いときは後述するモータ41に通電させない。
【0024】カード収納部20は、第1の実施形態同様
であり、図6に表すように、挿入ガイド10に隣接され
るとともに、中空な直方体形状の中空部にカードWを収
納可能な収納スペース21を有する収納ケース22から
なる。そして、収納ケース22は、底部中央が収容され
るカードWより小さく開口され、本体2へ収納可能で有
ると共に、横断面形状がほぼカードW形状からなる。
又、カード収納部20は、板状の方形からなるカートリ
ッジベース25を本体2に固定され、収納ケース22収
納時には上部に収納ケース22が載置されるそしてこの
実施形態では、収納ケース22は、図6に表すように内
部に縦長の直方体の収納スペース21を有する箱状であ
り、底部23の挿入ガイド10側には収容口24が開口
して設けられる。収容口24は、挿入されたカードWの
一端が、隣接される挿入ガイド10にガイドされながら
挿入され、更に、挿入されたカードWが移動され収納ス
ペース21にカードWを複数枚積層させて収容するため
の開口である。底部23は、図7に表すように、カード
Wが収容された時に、収容されたカードWの収容口24
側が高くなるように、且つ、斜めに収容されるように収
容口24側が一段高く構成される。従って、底部23
は、収容されたカードWの収容口24側端部が収容口2
4より高く位置し、カードWの他端側が収容口24側よ
り低くなるよう段差を設けて構成される。又、収納ケー
ス22内には、上方から収納スペース21底面である底
部23方向に常に押圧可能に押圧手段であるウェイト2
8を設ける。ウェイト28は、底面がカードW形状の平
らな板状であるとともにその中央上部が突出する凸形状
からなり、収納ケース22内で、収納された複数枚のカ
ードWの最上部に常に位置し、下方に収納されたカード
Wを常に下方へ押圧可能である。そしてその重量は、カ
ードWが底部23から順次収納ケース22内へ収納され
る時に、その収納を阻害せず、而も、収納される際に既
に収納されているカードWが収納ケース22内で暴れな
いような重量に構成される。尚、ウェイト28は初期状
態ではカードWが未収納な為、底部23上に存在してい
る。
【0025】ローラ部30は、第1の実施例同様に、図
5及び図9に表すように円筒軸方向に切欠した半径の異
なる大小2つの円筒の一部を、夫々の円筒軸を同じにす
るよう合わせた形状の送出ローラ31を有し、回転中心
となる円筒軸である回転軸32を中心に回転可能であ
る。そして、送出ローラ31は、半径の大きい円筒面
が、回転時にカードWを送り出す送出面33であり、半
径の小さい円筒面がその他の面34で有る。この実施形
態では、その他の面34は回転中心を回転軸32とす
る、送出面33より径小な円筒面からなるよう構成した
が、その他の面34は特に円筒面である必要はなく、回
転軸32からの距離が送出面33の回転半径Rより小さ
く、回転時にカードWに接触しなければよい。このよう
に構成された送出ローラ31は、初期状態ではその他の
面34が上方に位置しており、挿入ガイド10のカード
挿入口11より下方に位置されると共に、挿入ガイド1
0のカード挿入口11から挿入されるカードWの一端が
送出ローラ31の上方に位置され、送出ローラ31が回
転軸32を中心に回転してその他の面34がカードW側
に来たときにはカードWとは接触せず、送出面33がカ
ードW側に来たときには送出面33がカードWと接触
し、カードWを僅かに上方へ押し上げる位置になるよう
本体2に取り付けられる。そして送出ローラ31は、カ
ード挿入口11から挿入されたカードWを、ローラ部3
0の挿入ガイド10とは反対側に設けられるカード収納
部20側へ移動させるよう回転可能である。35は、キ
ックローラプーリーである。キックローラプーリー35
は、回転軸32の先端に固着され、カム部36を有し送
出ローラ31の回転に伴い回転可能なプーリーであり、
カム部36が送出ローラ31とともに回転し送出面33
の位置に伴い後述する停止スイッチ46をON或いはO
FF可能である。
【0026】駆動部40は、減速ギアを内部に有しロー
ラ部30を駆動させるモータ41、モータ41の回転軸
42先端に固着される駆動プーリー43、モータ41の
駆動力を伝達させるタイミングベルト44、キックロー
ラプーリー35のカム部36の状態を検知してモーター
の回転を停止させる停止スイッチ46とからなる。タイ
ミングベルト44は、駆動プーリー43及びキックロー
ラプーリー35とに架け渡され、モータ41の駆動力を
送出ローラ31へ伝達可能である。停止スイッチ46は
本体2の、ローラ部30のキックローラプーリー35が
取り付けられた付近に、キックローラプーリー35のカ
ム部36と接触しカム部36が回転したときの変化を検
知可能な位置に固定される。そして、カム部36が送出
ローラ31とともに回転し、その他の面35が上方に位
置し、カードWが収納ケース32内に収容されたときに
カム部36が停止スイッチ46を押圧してスイッチをO
FF状態とし、モータ41への通電を停止させモータ4
1の回転を停止させる。従って、停止スイッチ46はそ
れ以外のポジションではモータ41へ通電させる。この
ようにモータ41への通電は、作動スイッチ14が、カ
ードWが挿入ガイド10に挿入されるとカードWが挿入
されたことを感知して通電開始し、モータ41は通電さ
れ、停止スイッチ46が通電停止位置を検知してモータ
41への通電を停止する。
【0027】次いで第2の実施形態の作用を説明する。
カード回収装置1は、内部にはカードWが収納されてい
ない状態で、而も、送出ローラ31の送出面33が下方
に位置しており、作動スイッチ14、及び、停止スイッ
チ46が共にOFFとなっている状態を初期状態とし、
この状態から作用を説明する。使用者により、カードW
が挿入ガイド10の挿入口11から挿入され、載置部1
2に載置された状態で上部に設置されるガイドローラ1
3と載置部12との間隙から、ガイドローラ13と載置
部12とにガイドされながら、カードWの挿入側先端が
ローラ部30上部に到達する。その際、挿入ガイド10
に設けられた作動スイッチ14の間隙を通過し作動スイ
ッチ14がON状態となる。この時、ローラ部30は初
期状態なので、その他の面34が挿入されたカードW方
向に位置し、送出面33がその他の面34の反対側に位
置している。押圧された作動スイッチ14は、ON状態
となりモータ41に通電し、モータ41が回転する。モ
ータ41が回転することで回転軸42に固定された駆動
プーリー43に架け渡されたタイミングベルト44を介
してローラ部30の回転軸32先端に固定されたキック
ローラプーリー35が回転し駆動力がローラ部30に伝
達される。すると、駆動力を得てローラ部30の送出ロ
ーラ31が回転し、カードWとは反対方向に位置してい
た送出面33がカードW方向へ回転し、その他の面34
が下方へ回転する。更に回転が進むと、送出面33が挿
入され載置されたカードWを僅かに上方へ押し上げる位
置になるよう本体2に取り付けられているので、やがて
送出面33の端部がカードWに到達し、そして、カード
Wを僅かに押し上げる。そして回転が進むにつれ、カー
ドWはローラ部31との摩擦により挿入ガイド10側か
らカード収納部20側へ搬送移動される。この時、カー
ド収納部20に設けられる底部23の収容口24側が1
段高く構成され、底部23の収容口24側は収容口24
より上方に位置ているので、カードWがウェイト28の
下側を搬送される。そして、搬送されるカードWの先端
が、ウェイト28の下面に到達すると、搬送されるカー
ドWがウェイト28を僅かに押し上げ、搬ウェイト28
下面に沿って収納ケース22の底部に案内されながら搬
送される。従って、搬送されるカードWは、カード収納
部20の収納ケース22内の下方から順次収納されるこ
ととなる。
【0028】この時、既にカードWは送出面33により
上方へ押し上げられており、カードWは既に作動スイッ
チ14の間隙15を通過してしまっているので、作動ス
イッチ14はOFF状態となっているが、モータ41へ
の通電は続行される。そして更に搬送が進むと、やがて
カードWはカード収納部20に収納される。そして、カ
ードWがカード収納部20に収納された時には送出ロー
ラ31の送出面33は既に下方に位置し初期状態に戻っ
ていて、送出面33が下方(初期位置)に位置したとき、
送出ローラ31と共に回転する回転軸32先端に固着さ
れるキックローラプーリー35のカム部36が停止スイ
ッチ46を押圧する位置まで回転しており停止スイッチ
46を押圧する。押圧された停止スイッチ46は、OF
F状態となり、モータ41への通電を停止し、モータ4
1が回転を停止される。以上のように、搬送ローラ30
は初期位置に戻り、モータ41は通電されていない状態
となり、挿入口11から挿入されたカードWがカード収
納部20の収納スペース21内に有る収納ケース22内
でウェイト28下部に位置するように収納された状態で
一連の動作が終了される。
【0029】次いで、2枚目のカードWが収納ガイド1
0のカード挿入口11から挿入されると、上述と同様の
動作を繰り返し、2枚目のカードWが既に収容されたカ
ードWの下部へローラ部31により移動され、収納ケー
ス22内に収容される。このように、カード挿入口11
から挿入されるカードWは、順次収納ケース22内に、
既に収納されているカードWの最下部に位置するように
収容され、収納ケース22がいっぱいになったところ
で、収納スペース21から収納ケース22を上方へ抜き
取り、収納ケース22上部からウェイト28を取り除
き、更に、収容されたカードWを取り除く。そして、収
納ケース21を再び収納スペース21に戻し、再びカー
ドWを収納可能な状態として使用する。
【0030】
【実施例】 次にこの発明の実施例を、実施例を表す説
明図である図11に基づき説明する。この実施例は、第
1の実施の形態及び第2の実施の形態で説明したカード
回収装置1をパチンコにおける獲得玉数を記録するプリ
ペイドカード(以下、カードWと言う。)の回収用に使用
し、カードW回収時にカードW内の情報を読みとり、獲
得玉数等の情報をプリント可能なカード回収装置に使用
した実施例である。従って、この実施例でいうカード回
収装置は、回収装置5とし、回収装置5には、「発明の
実施の形態」で説明したカード回収装置1に加え、カー
ドWに記憶された内容を読みとり、そして信号出力可能
なリーダ6と、リーダ6で読みとった情報に基づき印字
可能なプリンタ7と、これらの情報の処理或いは作業を
行わせる制御部8とを有してなる。カードWは、この実
施例では、パチンコ台で遊技終了時に記憶されている勝
玉数が重要な情報として記憶されている。
【0031】回収装置5は、図11に表すように、外部
からカードWを挿入される挿入口51を有し、内部にカ
ード回収装置1、リーダ6、プリンタ7及び、制御部8
を内包し密閉される。そして、係員により開閉され、カ
ード回収装置1内から、収納ケース22が取り出され
る。カード回収装置1は、「発明の実施の形態」に記載
した第1の実施の形態及び第2の実施の形態で説明した
カード回収装置1であり、夫々の実施の形態の説明で記
載した機能を備えたものである。
【0032】リーダ6は、図11に表すように、挿入口
61から挿入されたカードWを、搬送手段62が搬送し
て挿入口61の反対側に位置する排出口63へ移動可能
であり、更に、移動中にカードWに記録された情報を読
みとり、そして書き込み可能なリード部64を有する。
この実施例では、搬送手段62は、上部に複数のローラ
65を自由回転可能に併設されると共に、常に下方へ押
圧するようスプリングにより支持されており、下部には
中央部を空隙とする2本のベルトからなるコンベヤ66
を設置し、ローラ65及びコンベヤ66間の間隙がカー
ドWと略同じに設定されており、コンベヤ66に搬送方
向の両端を支持されながら上部からローラ65に押圧さ
れコンベヤ66上をカードWが搬送可能なように構成さ
れる。そして、挿入口61が回収装置5の挿入口51と
同位置に位置されると共に、排出口63がカード回収装
置1のカード挿入口11に隣接するように設置される。
リード部64はコンベヤ66の中間部に位置し、搬送さ
れるカードWに記憶された玉数等の情報を読みとり、読
みとった情報を制御部8へ信号出力可能に制御部8と接
続される。この実施例では、リード部64により読まれ
た内容はプリンタ7により印字して利用者が受け取るこ
とで記憶された内容は不要となるので記憶内容を消去す
る機能も有して構成する。
【0033】プリンタ7は、回収装置5内に取り付けら
れ、制御部8と接続されて制御部8の制御によりリード
部64が読みとったカードWに記憶されている情報に基
づき必要事項を印刷出力可能である。制御部8は、リー
ダ6及びプリンタ7と信号入出力可能に接続され、リー
ダ6が読みとった内容から必要事項を選択し、プリンタ
7に印字出力するよう制御可能である。勿論、制御部8
が、その他の機能を有していてもよい。このように構成
される回収装置5に、利用者が挿入口61からカードW
を挿入する。すると、挿入口61にカードWが挿入され
たことで搬送手段62のコンベヤ66上にカードWが載
置され、ローラ65及びコンベヤ66により排出口63
方向へ搬送される。そして、カードWは搬送途中で、下
方に設けられたリード部64により記憶された勝玉数を
読みとられる。リード部64では、この時読みとった情
報を制御部8へ信号出力する。制御部8では、リード部
64からの信号に基づき、プリンタ7に所定事項を印字
するよう信号出力し、プリンタ7が印字する。
【0034】一方、カードWはリーダ6の排出口63へ
搬送されると、カードWの先端が排出口63に隣接する
カード回収装置1の挿入口11から挿入され、更に、送
出ローラ31上にカードWの先端が達し、作動スイッチ
45を押圧しモータ41が通電される。モータ41で
は、通電されたので回転を始める。以下の動作は、発明
の実施の形態に記載した通り、モータ41の駆動力によ
り送出ローラ31が回転し、初期状態から送出面33が
上方のカードW方向へ回転し、やがてカードWに達して
カードWを僅かに押し上げた状態で搬送し収容口24か
ら収納ケース22内に移動される。そして、ウェイト2
8下面とカードベース26に取り付けられるカードロー
ラ27とにガイドされながら収納ケース22内に収納さ
れる。カードWが収納されると、そのときの送出ローラ
31の送出面33は下方に位置しており、送出ローラ3
1の回転軸32先端に取り付けられたキックローラプー
リ35のカム部36が停止スイッチ46を押圧する位置
まで回転して停止スイッチ46を押圧する。停止スイッ
チ46は押圧されたので、モータ41への通電を終了し
カードWの収納を終了する。
【0035】次いで、2枚目のカードWが挿入口51か
ら挿入されると、上述と同様の動作を繰り返し、搬送手
段62及びローラ部31により2枚目のカードWが既に
収容されたカードWの下部へ移動され、収納ケース22
内に収容される。このように、挿入口51から挿入され
るカードWは、その記憶内容を読みとられ、必要に応じ
制御部8がプリンタ7にその情報を印字させ、記憶内容
を消去して、順次収納ケース22内に、既に収納されて
いるカードWの最下部に位置するように収容され、収納
ケース22がいっぱいになったところで、収納スペース
21から収納ケース22を上方へ抜き取り、収納ケース
22上部からウェイト28を取り除き、更に、収容され
たカードWを取り除く。そして、収納ケース21を再び
収納スペース21に戻し、再びカードWを収納可能な状
態として使用する。
【0036】
【発明の効果】 従ってこの発明ではカード回収装置を
上述のように構成するので、新たに収納されるカードが
常に最下部へ収納され、収納時に上部となるカード或い
はウェイトにより収容されるカードは収納に不必要な動
きを規制されているので、常に安定的に順次積層されて
カード収納可能となった。又、カードが常に下方から収
納されていくため、既存のカウンター上に設置してもカ
ード挿入口がカウンター下方に位置しているためカード
収納時の操作等に支障が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態を表す斜視説明図
【図2】 第1の実施の形態を表す組立図
【図3】 図1の中央縦断面説明図
【図4】 図3に表す実施の形態にカードを収納した
状態図
【図5】 第1の実施の形態のローラ部を表す説明図
【図6】 同カード収納部の説明図
【図7】 図4の一部拡大図
【図8】 他のカードローラの実施例図
【図9】 第2の実施の形態を表す斜視説明図
【図10】 図9の中央縦断面説明図
【図11】 実施例を表す説明図
【図12】 従来例図
【符号の説明】
W カード 1 カード回収装置 2 本体 10 挿入ガイド 11 挿入口 12 載置部 13 ガイドドローラ 20 カード収納部 21 収納スペース 22 収納ケース 23 底部 24 収容口 27 カードローラ 30 ローラ部 31 送出ローラ 32 回転軸 33 搬送面 34 その他の面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード挿入口を有する挿入ガイドと、 内部にカードを複数枚積層して収納可能な収納スペース
    を有し、収納スペース底部側面には収容口を開口し、収
    納スペース内には上方から収納スペース底面に向かって
    常に押圧する押圧手段を有し、収容口が挿入ガイドのカ
    ード挿入口に隣接するよう設けられるカード収納部と、 軸を中心に自由回動可能なローラからなり、ローラ上部
    が収容口より上方に位置するようカード収納部の下方に
    設けられるカードローラと、 軸を中心に回転可能な円筒面の一部からなる送出面を有
    し、カード収納部の挿入ガイド側の収容口より下方に設
    けられ、送出面以外のその他の面がカード収納部側に位
    置する場合にはその他の面が収容口より下方に位置し、
    送出面がカード収納部側に位置する場合には送出面が収
    容口より上方に位置するよう設けられるローラ部を有
    し、送出面が回転することでカードをカード収納部の挿
    入ガイド側から反対側へ送出可能な送出ローラとからな
    ることを特徴とするカード回収装置。
  2. 【請求項2】 カード挿入口を有する挿入ガイドと、 内部にカードを複数枚積層して収納可能な収納スペース
    を有し、収納スペース底部の挿入ガイド側には収容口を
    有し、挿入ガイドのカード挿入口に収容口が隣接するよ
    うに設けられ、収納スペース底面は収容口側が高く他方
    が低く、且つ、収納スペース底面の最も高い部分が収容
    口より低く位置するよう設けられると共に、積層して収
    容される最下のカードの収容口側が収容口より上に位置
    するようカードを収容可能であり、収納スペース内には
    上方から収納スペース底面に向かって常に押圧する押圧
    手段を有するカード収納部と、 軸を中心に回転可能な円筒面の一部からなる送出面を有
    し、カード収納部の挿入ガイド側の収容口より下方に設
    けられ、送出面以外のその他の面がカード収納部側に位
    置する場合にはその他の面が収容口より下方に位置し、
    送出面がカード収納部側に位置する場合には送出面が収
    容口より上方に位置するよう設けられるローラ部を有
    し、送出面が回転することでカードをカード収納部の挿
    入ガイド側から反対側へ送出可能な送出ローラとからな
    ることを特徴とするカード回収装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106144728A (zh) * 2016-06-28 2016-11-23 东莞市锐祥智能卡科技有限公司 一种新型通用卡匣及智能卡片整理方法

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CN106144728A (zh) * 2016-06-28 2016-11-23 东莞市锐祥智能卡科技有限公司 一种新型通用卡匣及智能卡片整理方法

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