JPH10316283A - ペーパーロールの製造方法及び製造装置 - Google Patents
ペーパーロールの製造方法及び製造装置Info
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- JPH10316283A JPH10316283A JP12691097A JP12691097A JPH10316283A JP H10316283 A JPH10316283 A JP H10316283A JP 12691097 A JP12691097 A JP 12691097A JP 12691097 A JP12691097 A JP 12691097A JP H10316283 A JPH10316283 A JP H10316283A
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- Replacement Of Web Rolls (AREA)
Abstract
に、巻取機構と巻締機構との間に延在するウエブに作用
する引っ張り力を緩衝させるようにした。 【解決手段】 巻取機構7によって巻取シャフト9にウ
エブ3を一定の長さだけ巻き付けてなるロール10を、
前記巻取機構7から巻締機構11にまで転動するように
移動させることにより、ウエブ10が巻取機構7と巻締
機構11との間に延在している状態で、新たな巻取シャ
フト9が前記巻取機構7上に供給される際に巻締機構1
1を制御し、巻取機構7と巻締機構11との間に延在す
るウエブに作用する引っ張り力を緩衝させるようにし
た。
Description
ー、手ふき用ロールペーパー等のペーパーロールの製造
装置に関するもので、特に巻取シャフトが巻取機構上に
供給される際に、巻取機構と巻締機構との間に延在する
ウエブに作用する引っ張り力を緩衝させるようにしたこ
とを特徴とするペーパーロールの製造方法及び製造装置
に関するものである。
製手ふき用のペーパーロールを製造する場合は、原反ロ
ールから繰り出されるウエブを巻取機構によって所定の
長さだけ巻取シャフトに巻き付けてロールとし、そのロ
ールを転動させて前記巻取機構から巻締機構にまで転動
状態で移動させるとともに、新たな巻取シャフトを巻取
機構に供給したら、ロールの転動により巻取機構と巻締
機構との間に延在するウエブを切断し、ウエブの切断上
流側の始端部をエアー等の作動で巻取シャフトに巻き付
けて巻取機構で順に巻き取らせるとともに、巻締機構の
駆動によって上面のロールを回転させてウエブの切断下
流側の終端部をロールの外面に付着させ、充分に巻き締
めてペーパーロールとしての商品とするのである。
ーロールの製造装置では、巻取機構が2本の並列する巻
取ロールにより構成されているので、新たな巻取シャフ
トが巻取機構に上から供給される際に、2本の巻取ロー
ルの対向間隔の上方に形成されているV字状の空部内に
自重で落ち込むことになる。そして、巻締機構上に位置
するロールは回転できないように保持されているので、
巻取シャフトが前記V字状の空部に落ち込む際に、巻取
機構と巻締機構との間に直線状に延在しているウエブ
が、巻取シャフトの下半部分の外周程度の長さだけ引っ
張られて引っ張り力が作用する。この結果、ウエブが伸
長するために切断したりパルプ繊維が伸びて紙質が低下
するので、ウエブの始端部が巻取シャフトに強固に巻き
付かなかったり、終端部が屈曲してロールの外面に直線
状に付着しないことがあり、このため商品価値が著しく
劣るばかりでなく、製造工程での歩留りがきわめて低
い。特にトイレットペーパー等のペーパーロールにおい
ては、中心に形成される円形孔が商品価値に著しく影響
するもので、円形孔の内周面が崩れたり解けると、商品
としての価値が全くなくなる。したがって、巻取機構と
巻締機構との間に延在しているウエブに、新たな巻取シ
ャフトが巻取機構に供給されて引っ張り力が作用して
も、伸長したり切断しないで、商品価値や歩留りの高い
ペーパーロールの製造装置が要望されている。
欠点に鑑み、及び従来からの要望に基づき提案されたも
ので、巻取機構によって巻取シャフトにウエブを一定の
長さだけ巻き付けてなるロールを、前記巻取機構から巻
締機構にまで転動するように移動させることにより、ウ
エブが巻取機構と巻締機構との間に延在している状態
で、新たな巻取シャフトが前記巻取機構上に供給される
際に巻締機構を制御し、巻取機構と巻締機構との間に延
在するウエブに作用する引っ張り力を緩衝させるように
したことを特徴とするペーパーロールの製造方法、及び
前記製造方法を実施するための製造装置である。
に基づいて説明すると、ペーパーロールの製造装置1
は、原反ロール2から順に繰り出されるウエブ3を案内
する複数のガイドロール4と、ウエブ3に一定の間隔で
ミシン目を刻設するミシン目刻設機構5と、ウエブ3を
長さ方向に沿って細巾な帯状に切断するスリッター機構
6と、前記スリッター機構6で切断された帯状のウエブ
3を巻き取る巻取機構7等を有する。
巻取ロール7′,7′と、前記巻取ロール7′の上方に
位置して昇降可能な押えロール8とを有し、巻取シャフ
ト9が巻取機構7の上面に供給されている状態では、前
記押えロール8が下降して巻取シャフト9を上から支え
ることにより、各巻取ロール7′の強制回転によって巻
取シャフト9が回転して外面にウエブ3を順に巻き付け
ることができる。
定の長さだけのウエブ3が巻き付いて巻取シャフト付き
ロール10になると、押えロール8が上昇するととも
に、前記巻取シャフト付きロール10は、両端に位置す
るシリンダー、クランク機構、カム機構等からなる押し
出し機構(図示せず)によって後方の巻締機構11にま
で転動するように送り出され、巻取機構7と巻締機構1
1との間にウエブ3′が直線状に延在することになる。
構11との間に設けた巻取シャフト供給機構12から新
たな巻取シャフト9′が繰り出され(図2)、巻取シャ
フト供給機構12と巻取機構7との間に設けた左右のガ
イドレール13、13を巻取シャフト9′が転動して巻
取機構7に供給される(図3)。
ては、縦方向に設置した巻取シャフト用の昇降ガイド1
4と、前記昇降ガイド14の内部左右に設けた昇降機構
15とにより構成され、前記昇降機構15は縦方向のワ
イヤー16と、ワイヤー16の下端に設けた電磁石17
とからなる。前記巻取シャフト供給機構12において、
前記昇降機構15が上昇している状態では、前記昇降ガ
イド14の上端に設けた巻取シャフトのストッカー(図
示せず)に並列する最先の巻取シャフトの各端部が電磁
石17に吸着されて待機状態となっている。そして、巻
取シャフトの繰り出しが必要な時点では、前記昇降機構
15の各ワイヤー16が下方に延びて電磁石で吸着され
ている巻取シャフトが昇降ガイド14の内部を下降し、
最下降状態にまで達すると電磁石17がオフになって前
記巻取シャフト9′が自重でガイドレール13上に落下
し、前記ガイドレール13の緩い傾斜により巻取機構7
にまで転動する。
給される時点では、巻取機構7と巻締機構11との間に
ウエブ3′が延在しているので(図3)、終端処理機構
18の作動によってウエブ3′の途中を切断するととも
に切断下流側のウエブ終端部に接着剤を塗布し(図
4)、巻締機構11の駆動により前記ロール10を強制
回転させてウエブ3′の終端部をペーパーロール10の
外面に接着剤で付着させるとともに、巻取機構7側に位
置するウエブ3の切断上流側の始端部をエアー等で捲り
上げて、前記巻取機構7上に新しく供給されている巻取
シャフト9に巻き付かせる。
9にウエブ3の切断始端部が巻き付くと、折込機構19
が下降して先端の板状のタッカー20がウエブ3の始端
部を巻取シャフト9の外面に強く巻き付かせ、巻取機構
7によってウエブ3を確実に巻取シャフト9に巻き付け
る。前記巻締機構11は巻取機構7とほぼ同様の構成
で、一方若しくは両方がモーター等の駆動源により強制
回転する2本の巻締ロール11′を並設させてなり、巻
取シャフト付きのロール10が上面に載置されると、前
記駆動源の作動によって巻締ロール11′が、ウエブや
切断終端部がロール10の外周面に巻き締められる方向
に強制回転する。しかし、ロール10が上面に載置され
ていない状態では駆動源が作動しないので、巻締ロール
11′は回転していないし、駆動源に接続されているの
で自由に回転することができない。
巻締機構11にまで転動するようにして移動し、巻取機
構7から巻締機構11までの間にウエブ3′が掛け渡さ
れるように延在している状態において(図2)、前述の
ようにして巻取シャフト供給機構12から新たな巻取シ
ャフト9′が巻取機構7に供給されると、両巻取ロール
7′,7′が対向する上方のV字状空部に巻取シャフト
9′が落ち込み、前記巻取機構7の上側において直線状
であったウエブ3′が、前記巻取シャフト9′の自重に
よって、巻取シャフト9′の下半分の外周の長さ分程度
だけウエブ3′に引っ張り力が作用するので切断したり
繊維が伸長して紙質が劣化することになる。
巻取シャフト9′が巻取機構7上に供給される際に、巻
締機構11を制御して上面のロール10が自由に回転で
きるようにしたことにある。このため、巻取シャフト
9′が巻取機構7上に供給される際にウエブに作用する
前記引っ張り力は、ロール10を自由に回転させること
より巻締方向に対し逆方向に回転することができて緩衝
されるので、ウエブ3′が緩むことにより切断したり紙
質が劣化することがない(図3の矢印方向)。
ちウエブに引っ張り力が作用した場合に2本の巻締ロー
ル11′が自由に回転できるように制御するには、例え
ば各巻締ロール11′と駆動機構(例えばモータで、図
示せず)との間にクラッチ機構(図示せず)を介在さ
せ、常には両クラッチ機構をオフにして2本の巻締ロー
ル11′が自由に回転できるようにし、ロール10が巻
締ロール11′上に供給されて巻き締める必要がある場
合にのみ両クラッチ機構をオンにし、ロール10を強制
的に回転して巻き締めるようにするとよい。
11′にクラッチ機構や駆動機構を設けないで常に自由
に回転できるようにし、他方の巻締ロール11′に駆動
機構を連結してクラッチ機構を介在させて、前記他方の
巻締ロール11′のみを前記と同様に制御するようにし
てもよい。巻締機構11の巻締ロール11′を前記のよ
うにして制御すると、前記巻取機構7に近い巻締ロール
11′が常に自由に回転できるので、ロール10が巻締
機構11に載り移る際に一方の巻締ロール11′が自由
回転できて無理がなく、このためロール10の外面が損
傷したり破損することがない。
例として、巻取シャフト9′が供給機構12から落下す
る時、若しくは巻取シャフト9′がガイドレール13を
転動する状態等をセンサ等で検出し、巻締ロール11′
に連結した前記クラッチ機構を一定時間だけオフにする
ことにより、クラッチ機構に連結されている1本若しく
は2本の巻締ロール11′を一定時間だけ自由に回転で
きるようにすることもできる。
て載置し、ウエブ3′に引っ張り力が作用しなくなった
状態においては、タイマー若しくは巻取シャフト9′の
位置検出センサが検出し、巻締ロール11′に接続した
クラッチ機構をオンにして駆動機構と巻締ロール11′
とを伝達し、前述のとおり終端処理機構18の作動によ
ってウエブ3′の途中を切断するとともに切断下流側の
ウエブ終端部に接着剤を塗布し、巻締ロール11′が回
転してロール10の外周面にウエブ3′の切断終端部が
巻き付かれるとともに巻き締められてペーパーロールと
なるのである。また、巻取機構7側に位置するウエブ3
の切断上流側の始端部をエアー等で捲り上げて、前記巻
取機構7上に新しく供給されている巻取シャフト9に巻
き付かれる。
巻取シャフト9′が供給されることにより、巻取機構7
と巻締機構11との間に延在するウエブ3′に引っ張り
力が作用しても、巻締機構11の制御によって引っ張り
力が緩衝されるので、ウエブが切断したり破損すること
がない。
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。
ールから繰り出されるウエブが巻取機構上に掛け渡され
ている状態で巻取シャフトを前記巻取機構上に供給し、
ウエブの始端部を前記巻取シャフトに巻き付かせること
により製造されるロールを巻締機構にまで転動させると
ともに、新たな巻取シャフトを巻取機構上に供給し、前
記巻取機構と巻締機構との間に延在しているウエブを切
断して切断上流側の始端部を巻取シャフトに巻き付かせ
るとともに、切断下流側の終端部を巻締機構上の前記ロ
ールに巻き付けるようにしたペーパーロールの製造装置
において、巻取シャフトが巻取機構上に供給される際に
巻締機構を制御することにより、巻締機構上に位置する
前記ロールを自由に回転できるようにして、巻取機構と
巻締機構との間に延在するウエブに作用する引っ張り力
を緩衝させるようにしたことを特徴とする。
延在しているウエブが引っ張り力を受けないので切断し
たりパルプ繊維が伸びて紙質が劣化することがないた
め、特にペーパーロール外周面のウエブ終端部の付着状
態が良好となる。しかも、巻取シャフトに新たに巻き始
めるウエブの始端部も引っ張り力によって切断したり紙
質が劣化しないので、ペーパーロールの内周面の仕上が
り面が良好となり、商品価値が高いばかりでなく、製造
過程での歩留りが著しく向上し、実用的価値が高いもの
となる。更に、製造装置においては巻締機構の巻締ロー
ルと駆動機構との間にクラッチ機構を設けるだけである
から、従来のペーパーロール製造装置を僅かだけ改良す
るだけで実施することができる。
る。
構との間の概略側面図、(b)は同上の概略平面図であ
る。
機構と巻締機構との間の概略側面図である。
機構により処理している状態の概略側面図である。
ともに、終端部を巻締機構上のロールに巻き締めている
状態の概略側面図である。
巻き付け、巻締機構上でロールを巻き締めている状態の
概略側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 巻取機構によって巻取シャフトにウエブ
を一定の長さだけ巻き付けてなるロールを、前記巻取機
構から巻締機構にまで転動するように移動させることに
より、ウエブが巻取機構と巻締機構との間に延在してい
る状態で、新たな巻取シャフトが前記巻取機構上に供給
される際に巻締機構を制御し、巻取機構と巻締機構との
間に延在するウエブに作用する引っ張り力を緩衝させる
ようにしたことを特徴とするペーパーロールの製造方
法。 - 【請求項2】 原反ロールから繰り出されるウエブが巻
取機構上に掛け渡されている状態で巻取シャフトを供給
し、ウエブの始端部を前記巻取シャフトに巻き付かせて
回転させることにより製造されるロールを、巻取機構か
ら巻締機構にまで転動するように移動させ、新たな巻取
シャフトを巻取機構上に供給するとともに、前記巻取機
構と巻締機構との間に延在しているウエブを切断して切
断上流側の始端部を巻取シャフトに、切断下流側の終端
部を巻締機構上の前記ロールにそれぞれ巻き付けるよう
にしたペーパーロールの製造装置において、 新たな巻取シャフトが巻取機構上に供給される際に、巻
取機構と巻締機構との間に延在するウエブに作用する引
っ張り力を緩衝させるために、前記ロールが自由に回転
できるように巻締機構を制御するようにしたことを特徴
とするペーパーロールの製造装置。 - 【請求項3】 巻締機構にはウエブの終端部をロールの
外面に巻き付けるように駆動する一対の巻締ロールを有
し、新たな巻取シャフトが巻取機構上に供給される際
に、前記巻締機構の巻締ロールが自由に回転できるよう
に制御するようにしたことを特徴とする請求項2に記載
のペーパーロールの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12691097A JPH10316283A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | ペーパーロールの製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12691097A JPH10316283A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | ペーパーロールの製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10316283A true JPH10316283A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14946927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12691097A Pending JPH10316283A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | ペーパーロールの製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10316283A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110683405A (zh) * | 2019-10-29 | 2020-01-14 | 际华三五一七橡胶制品有限公司 | 一种发泡橡胶布裁剪卷收综合处理设备 |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP12691097A patent/JPH10316283A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110683405A (zh) * | 2019-10-29 | 2020-01-14 | 际华三五一七橡胶制品有限公司 | 一种发泡橡胶布裁剪卷收综合处理设备 |
CN110683405B (zh) * | 2019-10-29 | 2023-12-05 | 际华橡胶工业有限公司 | 一种发泡橡胶布裁剪卷收综合处理设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040517 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050510 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20050711 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050830 |