JPH10316042A - 車体前部構造 - Google Patents

車体前部構造

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JPH10316042A
JPH10316042A JP12748397A JP12748397A JPH10316042A JP H10316042 A JPH10316042 A JP H10316042A JP 12748397 A JP12748397 A JP 12748397A JP 12748397 A JP12748397 A JP 12748397A JP H10316042 A JPH10316042 A JP H10316042A
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厚 波入
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体との溶接長さ及び車体重量の増大を抑え
ながら、フロントサイドメンバに加わる各種入力を確実
に支持することができる車体前部構造を提供する。 【解決手段】 後部をダッシュロアパネルに沿うように
湾曲させた押出材製のフロントサイドメンバ3と、該フ
ロントサイドメンバ3の後部に前端部を結合したフロア
サイドメンバ5と、フロントサイドメンバ3とフロアサ
イドメンバ5との結合部6を略ねじり中心として該結合
部6とサイドシル7との間を車幅方向で連結し且つダッ
シュロアパネル4と一体で閉断面を形成するアウトリガ
ー8とを、備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車体前部構造、特
にフロントサイドメンバとサイドシルとを連結するアウ
トリガー周辺の車体前部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】押出材によるフロントサイドメンバを利
用した従来の車体前部構造は、フロントサイドメンバ全
体が厚い厚肉押出材で形成されている(類似技術とし
て、特開平4−228375号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、フロントサイドメンバ全体
が厚肉押出材で形成されているため、フロントサイドメ
ンバが曲がりにくく、フロントサイドメンバに加わる入
力が全てフロントサイドメンバ後端の車体溶接部に集中
する。そのため、そのような入力集中に耐え得るよう
に、フロントサイドメンバと車体との溶接長さを拡大し
たり、車体側構成部品の板厚を増したりする等の対策が
必要となり、溶接作業の困難化、車体重量の増加を招い
ている。フロントサイドメンバとサイドシルとはアウト
リガーにて連結されているものの、従来のアウトリガー
は前述のような課題に対しては効果的でない。
【0004】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、車体との溶接長さ及び車体重量
の増大を抑えながら、フロントサイドメンバに加わる各
種入力を確実に支持することができる車体前部構造を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
後部をダッシュロアパネルに沿うように湾曲させた押出
材製のフロントサイドメンバと、該フロントサイドメン
バの後部に前端部を結合したフロアサイドメンバと、フ
ロントサイドメンバとフロアサイドメンバとの結合部を
略ねじり中心として該結合部とサイドシルとの間を車幅
方向で連結し且つダッシュロアパネルと一体で閉断面を
形成するアウトリガーとを、備えたものである。
【0006】請求項1記載の発明によれば、フロントサ
イドメンバとフロアサイドメンバとの結合部を略ねじり
中心とするアウトリガーで、該結合部とサイドシルとを
車幅方向で連結している。従って、車両前面衝突時の入
力やサスペンション入力によって、結合部に発生するモ
ーメントにより、フロントサイドメンバ後部がダッシュ
ロアパネルと共に後方へ曲がり変形しようとしたり、或
いはフロアサイドメンバから引き剥がれようとするが、
前記結合部近傍にねじり中心があるアウトリガーが、ね
じり部材として最大限有効に作用し、サイドシルに入力
を伝達し、該サイドシルに伝達された入力を、サイドシ
ル全体の曲げや、サイドシルに結合されたフロントピラ
ーを介して車体の上部構造体全体に分散するため、フロ
ントサイドメンバ後部の変形は最小に抑えられる。従っ
て、結合部の溶接長さ及び重量増大を抑えながら、車両
前面衝突時の入力やサスペンション入力により結合部に
発生したモーメントを支持することができる。
【0007】請求項2記載の発明は、アウトリガーの前
面部をサイドシルの前端開口部に結合し、アウトリガー
の下面部をサイドシルの下面部に結合し、ダッシュロア
パネルをサイドシルの上面部に結合し、アウトリガーの
後面部をサイドシルの内側面に結合したものである。
【0008】請求項2記載の発明によれば、アウトリガ
ーのねじり力を確実にサイドシルに伝達し、車体全体に
分散することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、サイドシルが上下
面部の間に中リブを有した断面形状で、サイドシルに結
合されるフロントピラーの下端が該中リブよりも下方に
位置する。
【0010】請求項3記載の発明によれば、フロントピ
ラーに加わる左右モーメントや側突時の入力は、サイド
シルの中リブを介してアウトリガーの前面部や後面部に
面内力として効率良く分散できる。
【0011】請求項4記載の発明は、アウトリガーの少
なくとも前面部に面外剛性を向上させるビードが車幅方
向に沿って形成されている。
【0012】請求項4記載の発明によれば、アウトリガ
ーの少なくとも前面部にビードが形成されているため、
アウトリガーをねじり部材として効率良くすることがで
き、アウトリガー断面を拡大した時のねじり変形による
壁面座屈を最小限に抑えられる。
【0013】請求項5記載の発明は、アウトリガーの少
なくとも下部を押出材で形成したものである。
【0014】請求項5記載の発明によれば、アウトリガ
ーの少なくとも下部を押出材で形成したことで、ねじり
中心から離れた角部の肉厚を厚くして、ねじり剛性を増
大したり、押出材成形時に容易にリブやビードを設けて
ねじり変形による壁面座屈を最小限に抑え、アウトリガ
ー効果を最大限発揮し、フロントサイドメンバ後部の変
形をより一層抑えられる。
【0015】請求項6記載の発明は、フロントサイドメ
ンバとフロアサイドメンバとの結合部の下部に、サスペ
ンション取付ブラケットを設け、該サスペンション取付
ブラケットの側面にアウトリガーの下面部を結合したも
のである。
【0016】請求項6記載の発明によれば、サスペンシ
ョン入力の前後・左右への力を、アウトリガー全体のね
じり及び壁面で支持するため、サスペンション取付点剛
性を向上することができる。
【0017】請求項7記載の発明は、少なくともダッシ
ュロアパネルのフロントサイドメンバ近傍に前後方向に
沿うビードを形成したものである。
【0018】請求項7記載の発明によれば、少なくとも
ダッシュロアパネルのフロントサイドメンバ近傍に前後
方向に沿うビードを形成したため、ダッシュロアパネル
の面外剛性が向上し、アウトリガーの壁面座屈を最小限
に抑え、アウトリガー効果を最大限発揮し、フロントサ
イドメンバ後部の変形をより一層抑えられる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な複数の実
施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態にお
いて、共通する部分には同一の符号を付し、重複する説
明は省略する。
【0020】図1〜図9はこの発明の第1実施形態を示
す図である。この第1実施形態に係る車体は、それぞれ
一定断面をした軽合金製の押出材で形成した上部構造体
1と下部構造体2から成っている。下部構造体2のフロ
ントサイドメンバ3は、後部をダッシュロアパネル4に
沿うように湾曲させた形状で、フロアサイドメンバ5の
前端部に溶接により結合されている。
【0021】フロントサイドメンバ3とフロアサイドメ
ンバ5との結合部6は、サイドシル7と、車幅方向に沿
うアウトリガー8により連結されている。このアウトリ
ガー8は、前面部9、後面部10、下面部11を有する
概略断面コ字形をしている。このアウトリガー8の上部
にはダッシュロアパネル4が接合され、該ダッシュロア
パネル4と一体で閉断面を形成する。
【0022】アウトリガー8の結合部6側は、結合部6
をアウトリガー8のねじり中心としており、結合部6を
含むフロントサイドメンバ3及びフロアサイドメンバ5
の外側面に溶接されている。アウトリガー8のサイドシ
ル7側は、サイドシル7の内側面に溶接され、サイドシ
ル7の外側面に溶接されるフロントピラー12の下端1
2aよりも上側にアウトリガー8のねじり中心Sが位置
している。
【0023】そして、このアウトリガー8の下面部11
は、図3に示すように、結合部6側が高く、サイドシル
7側が低い。また、アウトリガー8の前面部9及び後面
部10は、図4及び図5〜図8に示すように、結合部6
側では、前面部9がダッシュロアパネル4の傾斜部に位
置し、後面部10がダッシュロアパネル4の平坦部に位
置する前側位置にあり、サイドシル7側では前面部9及
び後面部10がダッシュロアパネル4やフロアパネル1
3の平坦部に位置する後側位置にある。
【0024】次に、この第1実施形態の作用を図5及び
図9に基づいて説明する。フロントサイドメンバ3とフ
ロアサイドメンバ5の結合部6と、サイドシル7とが、
結合部6をねじり中心とするアウトリガー8により車幅
方向で連結されているため、車両前面衝突による入力F
やサスペンション入力によって、フロントサイドメンバ
3の後部の結合部6に発生するモーメントMにより、フ
ロントサイドメンバ3の後部がダッシュロアパネル4と
共に後方へ曲がり変形しようとしたり、或いはフロアサ
イドメンバ5からの引き剥がし力f1 が発生するが、前
記アウトリガー8の前面部9により、フロントサイドメ
ンバ3とフロアサイドメンバ5が上下方向で結合されて
いるため、引き剥がし力f1 は支持され、前記結合部6
近傍にねじり中心Sがある高いねじり剛性のアウトリガ
ー8が、ねじり部材として最大限有効に作用し、サイド
シル7に入力を伝達し、該サイドシル7に伝達された入
力を、サイドシル7全体の曲げM1 (図9参照)や、サ
イドシル7に結合されたフロントピラー12を介して車
体上部構造体1全体に分散M2 するため、フロントサイ
ドメンバ3の後端の変形は最小に抑えられる。
【0025】また、前述のように、アウトリガー8の下
面部11は、結合部6側が高く、サイドシル7側が低
く、アウトリガー8の前面部9及び後面部10は、結合
部6側では前側に位置し、サイドシル7側では後側に位
置しているため、アウトリガー8の各部位の平均高さ
を、図5〜図8に示すように、hA=(ha1 +h
2 )/2、hB=(hb1 +hb2 )/2、hC=
(hc1 +hc2 )/2、hD=(hd1 +hd2 )/
2とすると、hA≒hB≒hC≒hDとなり、またアウ
トリガー8の幅をどの位置でも同等とすると、断面積の
大きさも略同等となり、戻り剛性の変化が少ないため、
局部的な座屈が起こりにくく、フロントサイドメンバ3
のモーメントをサイドシル7に確実に伝えることができ
る。従って、結合部6の溶接長さ及び重量増大を抑えな
がら、車両前面衝突時の入力Fやサスペンション入力に
よる結合部6に発生するモーメントMを支持することが
できる。
【0026】また、この第1実施形態によれば、図4に
示すように、アウトリガー8のサイドシル7側の前面部
9で、押出材で形成されたサイドシル7の前端開口部を
塞ぐと共に、サイドシル7の外側面の前端フランジ14
に溶接している。アウトリガー8の下面部11は、曲げ
剛性を高めるために板厚を厚くすることがあるサイドシ
ル7の下面部15近傍に溶接し、同じくアウトリガー8
と一体で閉断面を形成するダッシュロアパネル4は、曲
げ剛性を高めるために板厚を厚くすることがあるサイド
シル7の上面部16近傍に溶接し、アウトリガー8の後
面部10は中リブ17を含むサイドシル7の内側面に溶
接されている。
【0027】このように、アウトリガー8の前面部9で
サイドシル7の前端開口部を塞いでいるため、アウトリ
ガー8のねじり力やその他各種荷重によるサイドシル7
の断面変形を抑えながら、前端フランジ14からサイド
シル7の外側面に確実に入力を伝達する。また、ダッシ
ュロアパネル4及びアウトリガー8の下面部11は、サ
イドシル7の上・下面部15、16に溶接されているた
め、アウトリガー8のねじり力をサイドシル7の曲げ力
1 として確実に伝達できる。更に、サイドシル7を介
し、入力を外側面に結合されたフロントピラー12から
車体上部構造体1全体に分散M2 することができる。
【0028】また、サイドシル7の中間に中リブ17が
存在し、該中リブ17よりも下方にフロントピラー12
の下端12aが位置しているため、フロントピラー12
に加わる左右モーメントM2 や、側突時の力F1 はサイ
ドシル7の中リブ17を介して、アウトリガー8の前面
部9及び後面部10の面内力として効率良く分散でき
る。
【0029】図10及び図11は、この発明の第2実施
形態を示す図である。この第2実施形態では、アウトリ
ガー18の前面部19、下面部20、後面部21に、そ
れぞれ車幅方向に沿う複数のビード22を形成したもの
である。
【0030】アウトリガー18は、フロントサイドメン
バ3の後部の曲がり変形を抑えるためにねじり部材とし
て用いられるが、ねじり部材として効率良くするため、
スペースが許される限り断面を拡大した方が軽量にでき
る。しかしながら、一般的に断面を大きくすると、ねじ
り変形時に壁面座屈が生じやすくなる。そこで、この第
2実施形態では、アウトリガー18に車幅方向に沿うビ
ード22を形成し、面外剛性を向上させて、壁面座屈を
最小限に抑えている。
【0031】図12及び図13は、この発明の第3実施
形態を示す図である。この第3実施形態では、アウトリ
ガー23の下部を押出材24で形成し、上部のダッシュ
ロアパネル4に接合される部分を板材25により形成
し、両者をスポット溶接により結合している。
【0032】アウトリガー23の下部を押出材24で形
成することにより、角部26の肉厚を厚くして、ねじり
剛性を増大したり、押出材24の成形時に斜めリブ27
やビード28を一体で形成して、ねじり変形による壁面
座屈を最小限に抑え、アウトリガー23の効果を最大限
発揮し、フロントサイドメンバ3の後端の曲がり変形を
より一層抑えられる。
【0033】図14及び図15は、この発明の第4実施
形態を示す図である。この第4実施形態では、フロント
サイドメンバ3とフロアサイドメンバ5の結合部6の下
部にサスペンション取付ブラケット29を設け、アウト
リガー30の下面部31を該サスペンション取付ブラケ
ット29の側面に溶接している。
【0034】アウトリガー30の下面部31をサスペン
ション取付ブラケット29の側面まで延長して結合して
いるため、サスペンションの前後入力Fyをアウトリガ
ー30のねじりで、またサスペンションの左右入力Fx
をアウトリガー8の下面部31で支持し、サイドシル7
に介し、車体の上部構造体1に入力を分散することがで
き、サスペンション取付点の剛性を向上することができ
る。
【0035】図16及び図17は、この発明の第5実施
形態を示す図である。この第5実施形態では、ダッシュ
ロアパネル32のフロントサイドメンバ3近傍に前後方
向に沿うビード33を形成した。特に、フロントサイド
メンバ3近傍の傾斜面34の全域にビード33を形成し
た。
【0036】フロントサイドメンバ3が衝突によりモー
メントMを受けると、アウトリガー8にねじり力が発生
し、ダッシュロアパネル32を面外変形させようとする
が、ビード33を形成したことにより、この面外変形が
抑制される。
【0037】このように、ダッシュロアパネル32の面
外剛性が高くなり、壁面座屈を最小限に抑えられ、アウ
トリガー8の効果を最大限発揮でき、フロントサイドメ
ンバ3の後部の変形をより一層抑えられる。尚、このビ
ード33はフロアパネル13まで連続して形成しても良
い。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、フロント
サイドメンバとフロアサイドメンバとの結合部を略ねじ
り中心とするアウトリガーで、該結合部とサイドシルと
を車幅方向で連結している。従って、車両前面衝突時の
入力やサスペンション入力によって、結合部に発生する
モーメントにより、フロントサイドメンバ後部がダッシ
ュロアパネルと共に後方へ曲がり変形しようとしたり、
或いはフロアサイドメンバから引き剥がれようとする
が、前記結合部近傍にねじり中心があるアウトリガー
が、ねじり部材として最大限有効に作用し、サイドシル
に入力を伝達し、該サイドシルに伝達された入力を、サ
イドシル全体の曲げや、サイドシルに結合されたフロン
トピラーを介して車体の上部構造体全体に分散するた
め、フロントサイドメンバ後部の変形は最小に抑えられ
る。従って、結合部の溶接長さ及び重量増大を抑えなが
ら、車両前面衝突時の入力やサスペンション入力により
結合部に発生したモーメントを支持することができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、アウトリガ
ーのねじり力を確実にサイドシルに伝達し、車体全体に
分散することができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、フロントピ
ラーに加わる左右モーメントや側突時の入力は、サイド
シルの中リブを介してアウトリガーの前面部や後面部に
面内力として効率良く分散できる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、アウトリガ
ーの少なくとも前面部にビードが形成されているため、
アウトリガーをねじり部材として効率良くすることがで
き、アウトリガー断面を拡大した時のねじり変形による
壁面座屈を最小限に抑えられる。
【0042】請求項5記載の発明によれば、アウトリガ
ーの少なくとも下部を押出材で形成したことで、ねじり
中心から離れた角部の肉厚を厚くして、ねじり剛性を増
大したり、押出材成形時に容易にリブやビードを設けて
ねじり変形による壁面座屈を最小限に抑え、アウトリガ
ー効果を最大限発揮し、フロントサイドメンバ後部の変
形をより一層抑えられる。
【0043】請求項6記載の発明によれば、サスペンシ
ョン入力の前後・左右への力を、アウトリガー全体のね
じり及び壁面で支持するため、サスペンション取付点剛
性を向上することができる。
【0044】請求項7記載の発明によれば、少なくとも
ダッシュロアパネルのフロントサイドメンバ近傍に前後
方向に沿うビードを形成したため、ダッシュロアパネル
の面外剛性が向上し、アウトリガーの壁面座屈を最小限
に抑え、アウトリガー効果を最大限発揮し、フロントサ
イドメンバ後部の変形をより一層抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車体前部構造を含
む車体の斜視図。
【図2】第1実施形態の車体前部構造を示す分解斜視
図。
【図3】図2中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図4】図2中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【図5】図2中矢示SC−SC線に沿う断面図。
【図6】図2中矢示SD−SD線に沿う断面図。
【図7】図2中矢示SE−SE線に沿う断面図。
【図8】図2中矢示SF−SF線に沿う断面図。
【図9】図2中矢示DA方向から見た側面図。
【図10】第2実施形態に係る車体前部構造を示す分解
斜視図。
【図11】図10中矢示SG−SG線に沿う断面図。
【図12】第3実施形態に係るアウトリガーを示す分解
斜視図。
【図13】図12中矢示SH−SH線に沿う断面図。
【図14】第4実施形態に係る車体前部構造を示す図3
相当の断面図。
【図15】図14中矢示DB方向から見た側面図。
【図16】第5実施形態に係る車体前部構造を示す分解
斜視図。
【図17】図16中矢示SI−SI線に沿う断面図。
【符号の説明】
3 フロントサイドメンバ 4、32 ダッシュロアパネル 5 フロアサイドメンバ 6 結合部 7 サイドシル 8、18、23、30 アウトリガー 9、19 前面部 10、20、31 下面部 11、21 後面部 12 フロントピラー 17 中リブ 22、28、33 ビード 29 サスペンション取付ブラケット S ねじり中心

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部をダッシュロアパネルに沿うように
    湾曲させた押出材製のフロントサイドメンバと、該フロ
    ントサイドメンバの後部に前端部を結合したフロアサイ
    ドメンバと、フロントサイドメンバとフロアサイドメン
    バとの結合部を略ねじり中心として該結合部とサイドシ
    ルとの間を車幅方向で連結し且つダッシュロアパネルと
    一体で閉断面を形成するアウトリガーとを、備えたこと
    を特徴とする車体前部構造。
  2. 【請求項2】 アウトリガーの前面部をサイドシルの前
    端開口部に結合し、アウトリガーの下面部をサイドシル
    の下面部に結合し、ダッシュロアパネルをサイドシルの
    上面部に結合し、アウトリガーの後面部をサイドシルの
    内側面に結合した請求項1記載の車体前部構造。
  3. 【請求項3】 サイドシルが上下面部の間に中リブを有
    した断面形状で、サイドシルに結合されるフロントピラ
    ーの下端が該中リブよりも下方に位置する請求項1又は
    請求項2記載の車体前部構造。
  4. 【請求項4】 アウトリガーの少なくとも前面部に面外
    剛性を向上させるビードが車幅方向に沿って形成されて
    いる請求項1〜3のいずれか1項に記載の車体前部構
    造。
  5. 【請求項5】 アウトリガーの少なくとも下部を押出材
    で形成した請求項1〜4のいずれか1項に記載の車体前
    部構造。
  6. 【請求項6】 フロントサイドメンバとフロアサイドメ
    ンバとの結合部の下部に、サスペンション取付ブラケッ
    トを設け、該サスペンション取付ブラケットの側面にア
    ウトリガーの下面部を結合した請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の車体前部構造。
  7. 【請求項7】 少なくともダッシュロアパネルのフロン
    トサイドメンバ近傍に前後方向に沿うビードを形成した
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の車体前部構造。
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