JP3218763B2 - バンパーの取付構造 - Google Patents
バンパーの取付構造Info
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- JP3218763B2 JP3218763B2 JP35269792A JP35269792A JP3218763B2 JP 3218763 B2 JP3218763 B2 JP 3218763B2 JP 35269792 A JP35269792 A JP 35269792A JP 35269792 A JP35269792 A JP 35269792A JP 3218763 B2 JP3218763 B2 JP 3218763B2
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- welding
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の前部または後
部に設けたバンパーの取付構造に関するものである。
部に設けたバンパーの取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に自動車のバンパーは、車体フレー
ムに連結したバンパーステーがバンパービームを溶接に
より支持し、このバンパービーム表面にバンパーパネル
を装着した構造になっている。例えば、図４に示すバン
パービーム１は、断面略コ字形状の部材を二つ向き合わ
せて接合して構成されており、このバンパービーム１の
両側にはバンパーステー２の取付面1aが形成され、この
取付面1aにバンパーステー２が溶接されている。
ムに連結したバンパーステーがバンパービームを溶接に
より支持し、このバンパービーム表面にバンパーパネル
を装着した構造になっている。例えば、図４に示すバン
パービーム１は、断面略コ字形状の部材を二つ向き合わ
せて接合して構成されており、このバンパービーム１の
両側にはバンパーステー２の取付面1aが形成され、この
取付面1aにバンパーステー２が溶接されている。
【０００３】図５に示すように、バンパーステー２の端
部にはそれぞれ外方に向き、バンパービーム１の取付面
1aに沿って曲げられた溶接代３が設けられており、この
溶接代３を取付面1aに当てがい、この部分で溶接が行な
われるようになっている。便宜上、溶接部分にはｓを付
す。また、図７に示すように、バンパーステー２は車体
フレームのサイドメンバ４に挿入固定され、この箇所の
上部にバックパネル５が取付けられている。また、バン
パービーム１の外側面にバンパーパネル６が設けられ、
この二つの間にクッション材７が挿入されている。な
お、バンパーステー２の溶接方法は図６に示すように、
上部の溶接代３をバンパービーム１の上面に延ばして溶
接しても良く、この場合、上端角部が補強される。補強
に関しては、バンパーステーの位置の変更によって、バ
ンパーステーの端部上面に補強板を取付けるものがある
（特開昭61-60347号公報参照）。
部にはそれぞれ外方に向き、バンパービーム１の取付面
1aに沿って曲げられた溶接代３が設けられており、この
溶接代３を取付面1aに当てがい、この部分で溶接が行な
われるようになっている。便宜上、溶接部分にはｓを付
す。また、図７に示すように、バンパーステー２は車体
フレームのサイドメンバ４に挿入固定され、この箇所の
上部にバックパネル５が取付けられている。また、バン
パービーム１の外側面にバンパーパネル６が設けられ、
この二つの間にクッション材７が挿入されている。な
お、バンパーステー２の溶接方法は図６に示すように、
上部の溶接代３をバンパービーム１の上面に延ばして溶
接しても良く、この場合、上端角部が補強される。補強
に関しては、バンパーステーの位置の変更によって、バ
ンパーステーの端部上面に補強板を取付けるものがある
（特開昭61-60347号公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バンパービ
ーム１の縦壁の取付面1aにのみバンパーステー２を溶接
した場合には、バンパービーム１の上端の強度が増えな
いことから、図８に示すように、自動車に障害物８から
の衝撃力Ｆが伝達されると、剪断方向の成分の力Ｆ1 に
よってバンパービーム１の上部が変形し、上端が倒れ込
むことになり、車体側への変形を及ぼすことが考えられ
る。
ーム１の縦壁の取付面1aにのみバンパーステー２を溶接
した場合には、バンパービーム１の上端の強度が増えな
いことから、図８に示すように、自動車に障害物８から
の衝撃力Ｆが伝達されると、剪断方向の成分の力Ｆ1 に
よってバンパービーム１の上部が変形し、上端が倒れ込
むことになり、車体側への変形を及ぼすことが考えられ
る。
【０００５】このため、図６に示す方法でバンパーステ
ー２を溶接した場合、変形はある程度抑えられるが、材
料費、重量の面で好ましくなく、また、場合によっては
中間部の溶接が必要となるので余計に溶接工数が増え
る。また、上記公報のように別部材を付加することもコ
ストが上がるので適切とは言い難い。
ー２を溶接した場合、変形はある程度抑えられるが、材
料費、重量の面で好ましくなく、また、場合によっては
中間部の溶接が必要となるので余計に溶接工数が増え
る。また、上記公報のように別部材を付加することもコ
ストが上がるので適切とは言い難い。
【０００６】本発明は、簡便な構成において強度を大き
くするようにしたバンパーの取付構造を提供することを
目的とする。
くするようにしたバンパーの取付構造を提供することを
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、自動車の車体フレームと連結するバンパー
ステーをバンパービームの後部に溶接してなるバンパー
の取付構造において、前記バンパーステーを溶接するバ
ンパービームの取付箇所の上面及び後部取付面を窪ませ
て後方に傾斜する傾斜面を有する凹ビード部を形成し、
前記バンパーステーの溶接代を前記後部取付面及び前記
凹ビード部に溶接したことを特徴とする。
するために、自動車の車体フレームと連結するバンパー
ステーをバンパービームの後部に溶接してなるバンパー
の取付構造において、前記バンパーステーを溶接するバ
ンパービームの取付箇所の上面及び後部取付面を窪ませ
て後方に傾斜する傾斜面を有する凹ビード部を形成し、
前記バンパーステーの溶接代を前記後部取付面及び前記
凹ビード部に溶接したことを特徴とする。
【０００８】また、バンパービームの後部に前記凹ビー
ド部と同様の小凹ビード部を、前記凹ビード部から側方
に間隔を開けて形成したことを特徴とする。
ド部と同様の小凹ビード部を、前記凹ビード部から側方
に間隔を開けて形成したことを特徴とする。
【０００９】
【作用】本発明は上記のように構成したものであるの
で、バンパービーム自体が凹ビード部を形成したことに
よって剛性が大きくなり、また、バンパーステーの上部
溶接代は剛性が大きい凹ビード部の傾斜面に溶接し、ま
た、溶接工数を変えずに組付け作業を行える。また、凹
ビード部の側方に同様の小凹ビード部を設けることによ
って、バンパービームの剛性を高めることができる。
で、バンパービーム自体が凹ビード部を形成したことに
よって剛性が大きくなり、また、バンパーステーの上部
溶接代は剛性が大きい凹ビード部の傾斜面に溶接し、ま
た、溶接工数を変えずに組付け作業を行える。また、凹
ビード部の側方に同様の小凹ビード部を設けることによ
って、バンパービームの剛性を高めることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図２に示すように、バンパービーム１の取付
面1aに溶接されるバンパーステー２は、下方を開口した
断面略コ字形状を呈しており、突出側は形状を小さくし
てサイドメンバに挿入固定されるようになっている。ま
た、図１および図３に示すように、バンパーステー２の
溶接側のその両側は外側に曲げられ溶接代３に形成さ
れ、溶接側上部は斜め上方に延びて溶接代９に形成され
ている。
説明する。図２に示すように、バンパービーム１の取付
面1aに溶接されるバンパーステー２は、下方を開口した
断面略コ字形状を呈しており、突出側は形状を小さくし
てサイドメンバに挿入固定されるようになっている。ま
た、図１および図３に示すように、バンパーステー２の
溶接側のその両側は外側に曲げられ溶接代３に形成さ
れ、溶接側上部は斜め上方に延びて溶接代９に形成され
ている。
【００１１】バンパービーム１は取付面1aの上端部に傾
斜面10を有する凹ビード部11を形成している。また、図
１に示すものは、凹ビード部11の両側方に同様の小凹ビ
ード部12を形成しているが、省略しても良い。
斜面10を有する凹ビード部11を形成している。また、図
１に示すものは、凹ビード部11の両側方に同様の小凹ビ
ード部12を形成しているが、省略しても良い。
【００１２】このように構成したバンパービーム１およ
びバンパーステー２を溶接することによって、凹ビード
部11の溶接部は剪断方向の成分の力Ｆ1 を受け持つこと
になり、水平方向の衝撃力Ｆに対して有効な溶接個所と
なっている。また、両側の小凹ビード部12は、バンパー
ビーム１の上部の強度を大きくしているので衝撃力Ｆに
よる変形を小さくすることができる。
びバンパーステー２を溶接することによって、凹ビード
部11の溶接部は剪断方向の成分の力Ｆ1 を受け持つこと
になり、水平方向の衝撃力Ｆに対して有効な溶接個所と
なっている。また、両側の小凹ビード部12は、バンパー
ビーム１の上部の強度を大きくしているので衝撃力Ｆに
よる変形を小さくすることができる。
【００１３】したがって、従来の構造と変わらない部品
製造工程、溶接工数でありながら、より強度のあるバン
パー構造とすることができる。
製造工程、溶接工数でありながら、より強度のあるバン
パー構造とすることができる。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるから、バンパービーム自体の剛性が大きくなり、ま
た、凹ビード部の傾斜面にバンパーステーの溶接代を溶
接したことによりバンパーステーの強度が上がり、衝撃
力による変形を軽減することができる。これにより、車
体とのクリアランスをより小さく取ることができ、コン
パクトな車体レイアウトが可能となる。また、小凹ビー
ド部を設けることによって、バンパービームの剛性をさ
らに高めることができる。
あるから、バンパービーム自体の剛性が大きくなり、ま
た、凹ビード部の傾斜面にバンパーステーの溶接代を溶
接したことによりバンパーステーの強度が上がり、衝撃
力による変形を軽減することができる。これにより、車
体とのクリアランスをより小さく取ることができ、コン
パクトな車体レイアウトが可能となる。また、小凹ビー
ド部を設けることによって、バンパービームの剛性をさ
らに高めることができる。
【図１】本発明による実施例のバンパーの取付構造の要
部の斜視図である。
部の斜視図である。
【図２】図１に示すバンパーの全体を示す斜視図であ
る。
る。
【図３】図１に示すバンパーステーの取付部の断面図で
ある。
ある。
【図４】従来のバンパーの全体を示す斜視図である。
【図５】図４に示すバンパーステーの取付部の斜視図で
ある。
ある。
【図６】図４に示すバンパーステーの取付部の他の構造
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図７】図４に示すバンパーステーの取付部の断面図で
ある。
ある。
【図８】図７に示すバンパーステーの取付部の衝撃時の
断面図である。
断面図である。
１ バンパービーム 1a 取付面 ２ バンパーステー ９ 溶接代 10 傾斜面 11 凹ビード部 12 小凹ビード部
Claims (2)
- 【請求項１】 自動車の車体フレームと連結するバンパ
ーステーをバンパービームの後部に溶接してなるバンパ
ーの取付構造において、前記バンパーステーを溶接する
バンパービームの取付箇所の上面及び後部取付面を窪ま
せて後方に傾斜する傾斜面を有する凹ビード部を形成
し、前記バンパーステーの溶接代を前記後部取付面及び
前記凹ビード部に溶接したことを特徴とするバンパーの
取付構造。 - 【請求項２】 バンパービームの後部に前記凹ビード部
と同様の小凹ビード部を、前記凹ビード部から側方に間
隔を開けて形成したことを特徴とする請求項１記載のバ
ンパーの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35269792A JP3218763B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | バンパーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35269792A JP3218763B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | バンパーの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06171442A JPH06171442A (ja) | 1994-06-21 |
| JP3218763B2 true JP3218763B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=18425818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35269792A Expired - Fee Related JP3218763B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | バンパーの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3218763B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3120957B2 (ja) * | 1995-07-07 | 2000-12-25 | 本田技研工業株式会社 | 車両用バンパビームの製造方法 |
| JP3623916B2 (ja) * | 1999-11-11 | 2005-02-23 | アイシン軽金属株式会社 | バンパリィンホースメント |
| DE10149121B4 (de) * | 2001-10-05 | 2007-02-08 | Daimlerchrysler Ag | Energieabsorbierender Stoßfänger |
| JP4439273B2 (ja) * | 2003-03-17 | 2010-03-24 | 株式会社神戸製鋼所 | フランジ付き管状部材 |
| JP4735843B2 (ja) * | 2006-06-29 | 2011-07-27 | マツダ株式会社 | 自動車のバンパ構造 |
| EP2079611B1 (en) * | 2006-11-09 | 2012-06-20 | Gestamp HardTech AB | Bumper beam |
| FR2915451B1 (fr) * | 2007-04-26 | 2009-10-09 | Vallourec Vitry | Prolonge avec appui perfectionne. |
| SE532640C2 (sv) * | 2008-07-01 | 2010-03-09 | Gestamp Hardtech Ab | Krockbox för fordon |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP35269792A patent/JP3218763B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06171442A (ja) | 1994-06-21 |
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