JPH10315748A - 空気通路切換装置 - Google Patents

空気通路切換装置

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JPH10315748A
JPH10315748A JP31562397A JP31562397A JPH10315748A JP H10315748 A JPH10315748 A JP H10315748A JP 31562397 A JP31562397 A JP 31562397A JP 31562397 A JP31562397 A JP 31562397A JP H10315748 A JPH10315748 A JP H10315748A
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JP
Japan
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sliding door
switch
predetermined
air
moving direction
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Application number
JP31562397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Shirota
雄一 城田
Kenji Suwa
健司 諏訪
Yoshimitsu Inoue
美光 井上
Koji Nonoyama
浩司 野々山
Hikari Sugi
光 杉
Koichi Ito
伊藤  公一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】予め設定された3つの所定位置に停止可能なス
ライド式ドアの位置制御装置を提供する。 【解決手段】 例えばフェイスモードからバイレベルモ
ードに切り換える場合、サーボモータを駆動させること
で、スライド式ドア18が移動方向の他端側に向かって
移動する。そして、このスライド式ドア19の移動によ
って、第1スイッチ動作部24aが第1スイッチ35を
オンするとともに、第2スイッチ動作部24bが第2ス
イッチ36をオンする。そして、このように第1スイッ
チ35および第2スイッチ36がオンとなったときに、
サーボモータ26への通電が遮断され、スライド式ドア
19を第3停止位置に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気通路を横断す
るように移動するスライド式ドアを用いた空気通路切換
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スライド式ドアを用いた空気通路
切換装置として、実開昭63−168105号公報記載
されたものがある。このものでは、車両用空調装置の内
外気切換ドアをスライド式ドアとしている。そして、さ
らにこのスライド式ドアが内気導入口または外気導入口
を閉塞する各位置には、それぞれスイッチが設けられて
いる。
【0003】そして、このものでは、スライド式ドアが
内気導入口を閉塞するとともに外気導入口を開口する位
置(外気モード)に駆動されると、スライド式ドアにて
一方のスイッチがオンとなって、スライド式ドアが停止
する。一方、スライド式ドアが外気導入口を閉塞すると
とともに内気導入口を開口する位置(内気モード)に駆
動されると、スライド式ドアにて他方のスイッチがオン
となって、スライド式ドアが停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では以下のような問題がある。上記従来装置で
は、2つのスイッチにて内気モードと外気モードとの2
つの位置検出が可能であるが、3つ以上の停止位置を検
出することができない。例えば、車両用空調装置の吹出
モードでは、3つの吹出モードを達成するために1つの
ドア部材を3つの停止位置に停止させるものがあり、上
記従来装置ではこのようなものには適用できない。
【0005】そこで、本発明は、スライド式ドアを予め
設定された3つの所定位置に停止可能な空気通路切換装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に以下の技術的手段を採用する。請求項1ないし10記
載の発明では、空気通路を横断するように移動すること
で、空気の流れ方向を切り換えるスライド式ドア(1
8)と、前記スライド式ドア(18)を駆動する電気的
駆動手段(26)と、前記スライド式ドア(18)が移
動する移動範囲の所定中間位置に設けられ、前記スライ
ド式ドア(18)の位置に応じてスイッチ動作を行う位
置検出用スイッチ手段(35、36)と、前記電気的駆
動手段(26)にて、前記スライド式ドア(18)を前
記移動範囲の一端部まで移動することにより、前記スラ
イド式ドア(18)を予め設定された第1所定位置に停
止させる第1停止制御手段((S142)、(S171
〜S173)、(S171a〜173a))と、前記電
気的駆動手段(26)にて、前記スライド式ドア(1
8)を前記移動範囲の他端部まで移動することにより、
前記スライド式ドア(18)を予め設定された第2所定
位置に停止させる第2停止制御手段((S144)、
(S173、S176、S177)、((S171c〜
S173c))と、前記電気的駆動手段(26)にて、
前記スライド式ドア(18)を移動させ、前記位置検出
用スイッチ手段(35)がスイッチ動作を行ったとき
に、前記スライド式ドア(18)を前記第1所定位置と
前記第2所定位置との間の予め設定された第3停止位置
に停止させる第3停止制御手段(S145、(S173
〜S175)、(171b〜173b))とを有するこ
とを特徴としている。
【0007】これにより、第1停止制御手段により、ス
ライド式ドアが予め設定された第1所定位置に停止さ
れ、第2停止停止制御手段により、スライド式ドアが予
め設定された第2所定位置に停止され、第3停止制御手
段にてスライド式ドア(18)を移動させ、前記位置検
出用スイッチ手段(35)がスイッチ動作を行ったとき
に、予め設定された第3所定位置に停止させることがで
きる。
【0008】この結果、スライド式ドアを3つの停止位
置に停止させることができる。なお、請求項2記載の発
明では、第1、第2位置検出用スイッチ手段が第1所定
状態、もしくは第2所定状態とのべたが、第1、第2位
置検出用スイッチ手段のタイプが常開式と常閉式とで
は、第1、第2所定状態の関係が逆になる。従って、本
発明は、第1位置検出手段が常開式、第2位置検出手段
が常閉式のものである場合は、請求項1でいう第2位置
検出手段のスイッチ動作の関係は、第1所定状態と第2
所定状態とが逆になる。このようなものを本発明は、当
然ながら含む。
【0009】また、請求項4記載の発明では、電気的駆
動手段(26)は、電動モータ(26)にて構成されて
おり、第1停止制御手段(S171〜S173)は、電
動モータ(26)にて前記スライド式ドア(18)を、
このスライド式ドア(18)が移動する移動方向の一端
部まで移動することにより、スライド式ドア(18)を
突き当て状態とすることで、電動モータ(26)をロッ
クさせ、前記電動モータを流れる電流(I)が所定値
(It)より大きくなったと検出されると、前記電流
(I)を遮断し、第2停止制御手段(S173、S17
6、S177)は、電動モータ(26)にてスライド式
ドア(18)を移動方向の他端部まで移動することによ
り、スライド式ドア(18)を突き当て状態とすること
で、電動モータ(26)をロックさせて、前記電動モー
タ(26)を流れる電流が所定値(It)より大きくな
ったと検出されると、電流(I)を遮断することを特徴
としている。
【0010】これにより、位置検出手段を2つ設けずに
スライド式ドアを3つの停止位置に停止させることがで
きる。また、請求項6記載の発明ではスライド式ドア
(18)のうち、第1スイッチ動作部(24a)と第2
スイッチ動作部(24b)との間の部位に設けられ、ス
イッチ動作を行わせる第3スイッチ動作部(24b)
と、スライド式ドア(18)の停止位置を第1〜第3停
止位置のうちいずれかとする指令信号を、電気的駆動手
段(26)に出力する指令信号発生手段(S140)と
を有し、第1停止制御手段(S171a〜173a)
は、スライド式ドア(18)が第2停止位置に停止して
いる状態において、指令信号発生手段(S140)によ
り、スライド式ドア(18)を第1停止位置に停止させ
る指令信号が発生されると、電気的駆動手段(26)に
より、スライド式ドア(18)が前記移動方向の一端側
に向かって移動し、第3スイッチ動作部(24c)が位
置検出用スイッチ手段(35)のスイッチ動作を行った
ときに、前記スライド式ドア(18)を前記第1所定位
置に停止し、第3停止制御手段(S171b〜173
b)は、指令信号発生手段(S140)により、スライ
ド式ドア(18)を第3所定位置に停止させる信号が発
生されると、電気的駆動手段(26)により、スライド
式ドア(18)を第1所定位置から移動方向の他端側に
向かって移動し、第2スイッチ動作部(24b)がスイ
ッチ動作を行ったときに、スライド式ドア(18)を第
3所定位置に停止し、第2停止制御手段(S171c〜
S173c)は、指令信号発生手段により、前記スライ
ド式ドア(18)を前記移動方向の他端側に移動させる
信号が発生されると、電気的駆動手段(26)により、
スライド式ドア(18)が第1所定位置から移動方向の
他端側に向かって移動し、第2スイッチ動作部(24
b)が一回目のスイッチ動作を行い、その後第1スイッ
チ動作部(24a)が二回目のスイッチ動作を行ったと
きに、スライド式ドア(18)を第2所定位置に停止す
ることを特徴としている。
【0011】このような構成でも、請求項1記載の発明
と同様な作用効果が得られる。また、請求項9記載の発
明では、空調を開始する開始信号を発生する開始信号発
生手段(47)と、この開始信号発生手段(47)にて
開始信号が発生されたときには、電気的駆動手段(2
6)にてスライド式ドア(18)を移動方向の一端部も
しくは他端部へ強制移動して初期位置とする初期化手段
(S110)とを有することを特徴としている。
【0012】ところで、空調装置が停止しているときに
は、スライド式ドアは第1〜第3停止位置のうちのいず
れか一つにある。そして、本発明者の検討によると、例
えばスライド式ドアを駆動する駆動機構のがたつきによ
って、スライド式ドアが上記第1〜第3停止位置から若
干ずれてしまうことが分かった。従って、再度、スライ
ド式ドアの停止位置制御を行おうとしても、スライド式
ドアの現在位置が分からないという問題がある。
【0013】そこで、請求項9記載の発明によれば、初
期化手段により開始信号発生手段にて開始信号が発生さ
れたときには、電気的駆動手段にてスライド式ドアを移
動方向の一端部もしくは他端部へ強制移動して初期位置
とするので、スライド式ドアの現在位置が把握でき、上
記問題を解決できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)次に、本発明の空気通路切換装置を、
車両用空調装置に適用した実施形態について、図面に基
づき説明する。なお、本例の車両用空調装置は、車室内
が大きいワンボックス車の後席側空間を空調するための
ものである。また、本例での車両用空調装置は、吹出モ
ード等が空調環境情報に基づいて自動的に制御される所
謂オートエアコンである。
【0015】図1において、1は車両用空調装置の通風
系全体を示し、この通風系1の主体は車両の後方部にお
いて車両外壁と車両内壁との間に設置されている。車両
用空調装置は、車室内への空気通路をなす空調ケース1
2を有する。空調ケース12は、図1に示すように大別
して車両前後方向に並ぶように配置された送風ユニット
200と、エアコンユニット300とからなる。
【0016】送風ユニット200は、空調ケース2内に
内気を吸引するためのものであって、本実施形態では車
両用空調装置は内気のみを吸い込むようになっている。
送風ユニット200は、車両幅方向(紙面表裏方向)の
両側それぞれに図示しない内気吸入口が形成されてい
る。送風ユニット200内には、遠心式電動送風機7
(以下、送風機7)が収納されている。この送風機7
は、図示しない遠心ファンと、駆動用のブロワモータと
を有し、スクロール状のスクロールケーシング10内に
配置されている。また、送風機7は、所謂両吸込ファン
であって、その軸心方向が車両幅方向を向くように配置
されている。
【0017】送風ユニット200の空気下流側は、図1
に示すように丁度車両前後方向に延びる流路を構成する
ダクト部12cが形成されている。ダクト部12cは、
送風ユニット200から送風された送風空気を下方から
後述のエバポレータ13に導入するためのものである。
そして、このダクト部12cは、上記エアコンユニット
300に接続される。
【0018】エアコンユニット300は、図1に示すよ
うに送風ユニット200より車両前方側に配置されてお
り、流路が下方から上方に延びるように形成されてい
る。エアコンユニット300内には、冷却用熱交換器で
あるエバポレータ13と、その空気下流側に加熱用熱交
換器であるヒータコア14が配設されている。エバポレ
ータ13およびヒータコア14は、図1に示すようにエ
アコンユニット300内にその通風面が略水平となるよ
うに設置されている。
【0019】従って、上記送風機7から送風された送風
空気は、上記ダクト部12cによって車両後方に向かっ
て流れたのち、エアコンユニット300内に導入され
る。そして、エアコンユニット300内に導入された送
風空気は、下方から上方に向かうようにして上記エバポ
レータ13およびヒータコア14を通過する。エバポレ
ータ13は、図示しない圧縮機、凝縮器、受液器、減圧
器とともに配管結合された周知の冷凍サイクルを構成す
る蒸発器であり、空調ケース12内の空気を除湿冷却す
る。上記圧縮機は自動車のエンジンに図示しない電磁ク
ラッチを介して連結されるもので、この電磁クラッチを
断続制御することによって駆動停止制御される。
【0020】ヒータコア14は、自動車エンジンの冷却
水(以下、温水)を熱源とする熱交換器であり、上記エ
バポレータ13にて冷却された冷風を加熱する。本実施
形態におけるヒータコア14には、供給される温水量を
調整するウォーターバルブ15が設けられている。つま
り、本実施形態では、ウォーターバルブ15にてヒータ
コア14に供給される温水量を調整することで、空調風
の温度を調整する所謂リヒートタイプの空調装置を用い
ている。
【0021】エアコンユニット300内には、エバポレ
ータ13を通過した空気がヒータコア14をバイパスす
るバイパス通路16が設けられている。バイパス通路1
6は、図1に示すように開閉手段としてバイパスドア1
7にて開閉される。なお、このバイパスドア17の作動
は後で説明する。エアコンユニット300のヒータコア
14の下流側には、ヒータコア14にて温度調整された
空調風を後席側空間の各吹出口に導くフェイス用開口部
51と、フット用開口部52とが形成されている。フェ
イス用開口部51は、後席者の上半身に向けて空調風を
送風するためのものであり、フット用開口部52は、後
席者の下半身に向けて空調風を送風するためのものであ
る。なお、フェイス用開口部51と、これと対応した上
記吹出口とは図示しないダクトにて連結されている。さ
らに、フット用開口部52と、これと対応した上記吹出
口とは図示しないダクトにて連結されている。
【0022】これらフェイス用開口部51とフット用開
口部52とは、開閉部材であるスライド式ドア18にて
開閉される。これにより、吹出モードとして周知のフェ
イスモード、バイレベルモード、フットモードが切換可
能になっている。以下、このスライド式ドア18の構造
について図2〜4を用いて説明する。なお、図2はスラ
イド式ドア18の要部詳細図であって、図1に対応する
ものである。図3は、図2中上方から下方に向けて見た
上面概略図である。図4はスライド式ドア18の単体図
である。
【0023】スライド式ドア18は、エアコンユニット
300の空気通路を横断するように移動することで、空
気の流れ方向を切り換えるものである。スライド式ドア
18は、図4に示すように平板状の基板部19と、この
基板部19の板面に設けられたシール部20とからな
る。基板部19は、例えばポリプロピレン等の樹脂材に
て形成されている。基板部19には、図4に示すように
スライド式ドア18の移動方向と直交する側の両端面に
ガイドピン21が一体成形されている。このガイドピン
21は、図2に示すようにエアコンユニット300(空
調ケース12)の外壁を貫通するよう略W状に形成され
たガイド穴22に挿嵌される。
【0024】ガイド穴22は、図2中紙面裏側にも形成
されており、基板部19の両側のガイドピン21が、そ
れぞれ2つのガイド穴22に挿嵌されることで、スライ
ド式ドア18がエアコンユニット300内に保持される
ようになっている。また、ガイド穴22は、スライド式
ドア18の移動をガイドする機能を果たす。また、基板
部19には、図2〜4に示すようにスライド式ドア18
の移動方向に沿って鋸状のギア部であるラック23が一
体成形されている。基板部19には、図2、4に示すよ
うに上記シール部20がはりつけられる面と反対側に第
1〜3スイッチ動作部24a〜24cが一体成形されて
いる。
【0025】第1〜3スイッチ動作部24a〜24c
は、図4に示すように下方に突出した山状に形成されて
いる。そして、図4に示すように第1〜3スイッチ動作
部24a〜24cは、スライド式ドア18の移動方向に
並ぶように形成されている。第1スイッチ動作部24a
は、スライド式ドア18の移動方向の一端部に形成され
ている。また、第2スイッチ動作部24cは、図4に示
すようにスライド式ドア18の移動方向の他端部に形成
され、第3スイッチ動作部24bは、スライド式ドア1
8のうち第1スイッチ動作部24aと第2スイッチ動作
部24cとの丁度中間部位に形成されている。
【0026】シール部20は、弾性部材であるポリプロ
ピレン系のエラストマゴムにて形成されている。シール
部20は、図4に示すように基板部19の外周縁部に口
の字状に突出して形成されている。シール部20は、上
記フェイス用開口部51の開口縁51aまたはフット用
開口部52の開口縁52aと圧接することで、スライド
式ドア18にて閉塞すべきフェイス用開口部51もしく
はフット用開口部52から空調風が洩れださないように
シールするものである(図1参照)。
【0027】そして、スライド式ドア18は、図2、3
に示す駆動機構25にて駆動されるようになっている。
以下、この駆動機構25について簡単に説明する。駆動
機構25は、図2に示すようにサーボモータ26を有す
る。このサーボモータ26は、スライド式ドア18を駆
動する電気的駆動手段であり、モータケース26a内に
収納されている。サーボモータ26の出力軸26bに
は、回転方向を変換するウォーム27がかみ合ってい
る。また、このウォーム27は、図3に示すように一端
部がモータケース26a内に保持されており、他端部が
円形状のギア部28にかみ合っている。なお、ギア部2
8は、エアコンユニット300の外壁に回転可能に支持
されている。
【0028】ギア部28には、図2、3に示すようにギ
ア部29がかみ合っており、このギア部29は、図3に
示すようにエアコンユニット300に回転自在に支持さ
れた回転軸30の一端部に設けられている。これによ
り、サーボモータ26が駆動されると、ウォーム27、
ギア部28、29が回動することで、回転軸30が回転
する。
【0029】回転軸30には、図3に示すように軸方向
の中央部に円形状のギア部31が設けられており、この
ギア部31には上記ラック23がかみ合っている。従っ
て上記回転軸30が回転すると、これに伴いギア部31
も回転することでラック23によってスライド式ドア1
8が図3中左右方向に移動する。また、本実施形態で
は、スライド式ドア18が移動すると上記バイパスドア
17が連動するようになっている。つまり、上記ギア部
28には、径小な小ギア部28aが一体成形されてお
り、この小ギア部28aは、レバー部32の一端部に形
成されたギア部32aにかみ合っている。
【0030】レバー部32の他端部には、図3に示すよ
うにロッド33の一端部が連結されており、さらにロッ
ド33の他端部には、バイパスドア17の回転軸17a
に連結されている。このようにすることで、本実施形態
ではスライド式ドア18が移動して吹出モードが後述す
るフェイスモードとなると、バイパスドア17がバイパ
ス通路16を全開する。
【0031】ここで、簡単に上記吹出モードについて図
5〜7に基づき説明する。なお、図5〜7は、図1〜4
にて説明した車両用空調装置を模式的に表したものであ
る。 フェイスモード(図5参照) フェイスモードでは、スライド式ドア18を図中最も右
側に移動してフェイス用開口部51を全開するとともに
フット用開口部52を閉じる。これにより、空調風はフ
ェイス用開口部51のみに送風される。
【0032】 フットモード(図6参照) フットモードでは、スライド式ドア18を図中最も左側
に移動してフット用開口部52を全開するとともにフェ
イス用開口部51を閉じる。これにより、空調風はフッ
ト用開口部52のみに送風される。 バイレベルモード(図7参照) バイレベルモードでは、スライド式ドア18をフェイス
モードとフットモードとの丁度中間部に移動してフェイ
ス用開口部51およびフット用開口部52を半分づつ開
口する。これにより、空調風はフェイス用開口部51と
フット用開口部52との両方に送風される。
【0033】ところで、本実施形態は、上記3つの吹出
モードが後述の制御装置50にて自動制御可能となって
いる。このため、第1、2位置検出用スイッチ手段であ
る第1、第2スイッチ35、36が設けられている。第
1、第2スイッチ35、36は、周知の常開式のマイク
ロスイッチにて構成されており、スライド式ドア18の
移動位置に応じてそれぞれスイッチ動作(オン(第1所
定状態)、オフ(第2所定状態))を行うものである。
そして、これら第1、第2スイッチ35、36は、図5
〜図7に示すように可動押圧部35a、36a、これら
可動押圧部35a、36bにて押圧される接点部35
b、36bを有する。
【0034】第1、第2スイッチ35、36は、図3に
示すようにスライド式ドア18が移動する移動方向にて
異なる位置に設けられ、第1スイッチ35は上記移動方
向の一端側(右側)、第2スイッチ36は上記移動方向
の他端側(左側)に設置されている。第1、第2スイッ
チ35、36は、丁度図3中左右方向において第1スイ
ッチ動作部24aと第2スイッチ動作部24cと同じ間
隔を隔てて配置されている。また、第1、第2スイッチ
35、36は、図3に示すようにエアコンユニット30
0の内壁に一体成形されたボス部37にネジ止めされて
取り付けられている。
【0035】次に、車両用空調装置を制御する制御装置
(ECU)50について図8を用いて説明する。制御装
置50は、内部に図示しないA/D変換器、マイクロコ
ンピュータ等を備える周知のものであり、後述の各セン
サ40〜44からの信号は、上記A/D変換器によって
A/D変換された後マイクロコンピュータへ入力される
ように構成されている。。
【0036】前記マイクロコンピュータは図示しないC
PU、ROM、RAM、I/O等を持つ周知のもので、
エンジンのイグニッションスイッチがオンされたとき
に、図示しないバッテリーから電源が供給される。制御
装置50には、入力端子として上記第1、第2スイッチ
35、36、後席側空間の車室内温度を検出する内気温
センサ40、外気温度を検出する外気温センサ41、後
席側空間に照射される日射量を検出する日射センサ4
2、エバポレータ13を通過した直後の空気温度を検出
するエバポレータ後センサ43、およびヒータコア14
内のエンジン冷却水温を検出する水温センサ44が接続
されている。
【0037】さらに制御装置50には、後席側に設置さ
れた空調操作パネル45が接続されている。空調操作パ
ネル45には、後席側空間の設定温度(Tset )を設定
する温度設定器46、上記吹出モードや空調風の温度を
自動制御する空調開始スイッチ47、および空調を停止
するオフスイッチ48等が設けられている。そして、制
御装置50には、出力端子として上記サーボモータ2
6、ウォーターバルブ15を駆動するサーボモータ15
a、上記送風機7等が接続されている。
【0038】次に、上記制御装置50の自動制御処理の
内容について図9のフローチャートに基づいて説明す
る。なお、フローチャートは空調開始スイッチ47がオ
ンされると実行されるようになっている。ステップ10
0にて自動制御処理を開始すると、ステップS110に
てデータをリセット(初期化)する。そしてステップS
120にて、上記第1、第2スイッチ35、36からの
信号、上記各センサ40〜44の値をA/D変換した信
号(Tr ,Tam,Ts ,Te ,Tw )を読み込むととも
に、温度設定器46にて設定された設定温度Tset を読
み込む。
【0039】そして、ステップS130では、空調風の
目標吹出温度(以下TAOという)を算出する。具体的
には上記ROMに記憶された下記数式1に基づいてTA
Oを算出する。
【0040】
【数1】TAO=Kset ×Tset −Kr ×Tr −Kam×
Tam−Ks ×Ts +C (Kset 、Kr 、Kam、Ks はゲイン、Cは補正用の定
数) 続いて、ステップS140では、上記TAOと上記RO
Mに記憶された図10に示す特性とから吹出モードを決
定する。つまり、吹出モードは、TAOが高くなるほど
フェイスモード(スライド式ドア18が第1停止位
置)、バイレベルモード(スライド式ドア18が第3停
止位置)、フットモード(スライド式ドア18が第2停
止位置)の順に設定される。
【0041】なお、このステップS140が、スライド
式ドア18の停止位置を第1〜第3停止位置のうちいず
れかとする指令信号を発生する手段を構成している。続
いて、ステップS150では、ROMに記憶された図示
しない特性図を用い、上記TAOから、送風機7のブロ
アレベル(送風量、送風機7に印加される印加電圧)を
決定する。
【0042】次にステップS160では、温度調整制御
として空調風の吹出温度が上記TAOとなるように、上
記TAO等に基づいて、ヒータコア14に供給する温水
量、つまりウォータバルブ15の開度を決定する。そし
て、ステップS170にて上記ステップS140〜16
0にて決定された制御状態となるように各空調機器に出
力する。
【0043】ところで、図9のフローチャートが実行さ
れているときに上記TAOが変化すると、図10に基づ
いて吹出モードが自動的に変更される。従って、確実に
上記3つの吹出モードのうちいずれかとするためには、
スライド式ドア18を図5〜7に示した予め設定された
所定停止位置に停止させる必要がある。そこで、本実施
形態では制御装置50によって上記第1、第2スイッチ
35、36の信号に基づき、スライド式ドア18を自動
停止させる。以下、これについて図11のフローチャー
トおよび図5〜7に基づき説明する。なお、図11のフ
ローチャートは、ステップS140の内容を表すもので
ある。また、上記制御装置50内には、前回にステップ
S140で決定された吹出モードを記憶しており、今回
ステップS140にて決定された吹出モードが前回と異
なる場合、前回と今回との吹出モードモードに応じてサ
ーボモータ26の回転方向を決定するようになってい
る。
【0044】先ず、ステップS141では、図10の特
性図にて決定された吹出モードがフェイスモードである
か否かを判定する。そして、この判定結果がフェイスモ
ードである場合は、ステップS142に進んで、スライ
ド式ドア18を第1停止位置(図5)に停止させると決
定する。つまり、このようにステップS142にて停止
位置が第1停止位置と決定されると、ステップS170
では、例えばフットモードもしくはバイレベルモードか
らフェイスモードに切り換える場合、サーボモータ26
によりスライド式ドア18を図5に示すように移動方向
の一端側(図中右側)に向かって移動させる。すると、
このスライド式ドア18の移動によって、第3スイッチ
動作部24bが第1スイッチ35をオンし、第2スイッ
チ36がオフとなる。そして、この際、サーボモータ2
6への通電が遮断され、スライド式ドア18が第1停止
位置に停止する。
【0045】一方、ステップS141にて、フェイスモ
ードで無いと判定されると、ステップS143に進ん
で、図10の特性図にて決定された吹出モードがフット
モードであるか否かを判定する。そして、この判定結果
がフットモードである場合は、ステップS144に進ん
で、スライド式ドア18を第2停止位置(図6)に停止
させると決定する。
【0046】具体的には、このようにステップS144
にて吹出モードがフットモードと決定されると、ステッ
プS170では、例えばフェイスモードもしくはバイレ
ベルモードからフットモードに切り換える場合、図5に
示すようにサーボモータ26の回転を上記ステップS1
41の場合に対して逆転することで、スライド式ドア1
8を移動方向の他端側(図中左側)に向かって移動させ
る。
【0047】すると、このスライド式ドア18の移動に
よって、第3スイッチ動作部24bが第2スイッチ36
をオンし、第1スイッチ35がオフとなる。そして、こ
の際、サーボモータ26への通電が遮断され、スライド
式ドア18が第2停止位置に停止する。また、ステップ
S143にてフットモードで無い、つまりバイレベルモ
ードと判定されると、ステップS145に進んで、スラ
イド式ドア18を第3停止位置(図7)に停止させると
決定する。
【0048】具体的には、このようにステップS145
にて決定されると、ステップS170では、例えばフェ
イスモードからバイレベルモードに切り換える場合、図
7に示すようにサーボモータ26を上記ステップS14
3と同じ方向に回転させることで、スライド式ドア18
を移動方向の他端側に向かって移動させる。そして、こ
のスライド式ドア18の移動によって、第1スイッチ動
作部24aが第1スイッチ35をオンするとともに、第
2スイッチ動作部24cが第2スイッチ36をオンす
る。そして、このように第1スイッチ35および第2ス
イッチ36がオンとなったときに、サーボモータ26へ
の通電が遮断され、スライド式ドア18が第3停止位置
に停止する。
【0049】また、ステップS145にて、例えばフッ
トモードからバイレベルモードに切り換える場合、図5
に示すようにサーボモータ26を上記ステップS144
と同じ方向に回転させることで、スライド式ドア18が
移動方向の一端側に向かって移動する。そして、このス
ライド式ドア18の移動によって、第1スイッチ動作部
24aが第1スイッチ35をオンするとともに、第2ス
イッチ動作部24cが第2スイッチ36をオンする。そ
して、このように第1スイッチ35および第2スイッチ
36がオンとなったときに、サーボモータ26への通電
が遮断され、スライド式ドア18が第3停止位置に停止
する。
【0050】このように本実施形態では、第1スイッチ
35がオンで第2スイッチ36がオフとなったときに第
1停止位置に、第1スイッチ35がオフで第2スイッチ
36がオフとなったときに第2停止位置に、第1スイッ
チ35および第2スイッチ36の両方がオンとなったと
きに第3停止位置にスライド式ドア18を停止するよう
にしたので、スライド式ドア18を2つのスイッチ手段
である第1、第2スイッチ35、36にて第1〜第3停
止位置のいずれかに停止させることができる。
【0051】(第2実施形態)上記第1実施形態では、
第1スイッチ35および第2スイッチ36にてスライド
式ドア18を3つの所定停止位置に停止させるようにし
たが、本例では、第1スイッチ35のみを使用する。図
12に本例における第1スイッチ35の取付位置を示
し、図13にスライド式ドア18の単体図を示す。な
お、図12は、図3に対応し、図13は図4に対応す
る。
【0052】第1スイッチ35は、図12、図13に示
すようにスライド式ドア18の移動範囲における中間部
位に設置されている。また、第2スイッチ動作部24b
は、スライド式ドア18のうち移動方向の中間部に形成
されている。本例における制御装置50(図8中第2ス
イッチ36が接続されていないもの)は図14に示すよ
うな構成であり、内部にはサーボモータ26を流れる電
流値を検知する電流検知部51が設けられている。
【0053】以下、この制御装置50によるスライド式
ドア18の停止制御について、図16〜図18に示すス
ライド式ドア18の作動図、図15のフローチャートに
基づき説明する。なお、空調制御全体のフローチャート
は、図9に示すものと同様であり、本例は上記第1実施
形態と比べてS170の内容が異なる。また、説明の前
提として、スライド式ドア18の停止位置が図17に示
すフットモードであったとする。
【0054】 ステップS140にて決定された吹出
モードがフェイスモードであった場合、ステップS17
1に進む。ステップS171では、サーボモータ26を
正転(図17中スライド式ドア18が右側に移動する方
向)させる。すると、スライド式ドア18は、図17中
右側に移動し、最終的にはスライド式ドア18が空調ケ
ース12にぶつかり、突き当て状態となり、これ以上移
動しない。そして、この突き当て状態となったスライド
式ドア18の移動位置は、丁度フェイスモードであるべ
き第1停止位置となる。
【0055】そして、このようにスライド式ドア18の
移動位置がフェイスモードとなると、サーボモータ26
の通電を遮断する必要があるため、本例では、上記電流
検知部51の判定結果にてサーボモータ26の通電遮断
を制御する。つまり、スライド式ドア18を突き当て状
態とすることで、サーボモータ26はロック(通電して
も回転しない状態)するため、サーボモータ26を流れ
る電流Iは、通常時(サーボモータ26通電中にスライ
ド式ドア18が移動している状態)より格段に大きくな
る。従って、ステップS172では、上記電流検知部5
1により電流Iが所定値Itより大きくなると、スライ
ド式ドア18が突き当て状態となって、サーボモータ2
6がロックしていると判定し、ステップS173にてサ
ーボモータ26への通電を遮断する。
【0056】 ステップS140にて決定された吹出
モードがバイレベルモードであった場合、ステップS1
74に進む。ステップS174では、サーボモータ26
を正転(図17中スライド式ドア18が右側に移動する
方向)させる。そして、次のステップS175では第1
スイッチ35がオンか否かを判定する。ステップS17
5での判定結果がNOの場合は、ステップS174に戻
って、スライド式ドア18の移動を継続する。また、ス
テップS175での判定結果がYESの場合、つまり、
スライド式ドア18が図17中右側に移動し、図18に
示す所定位置にて第2スイッチ動作部24bが第1スイ
ッチ35をオンした場合は、ステップS173に進み、
サーボモータ26への通電を遮断する。これにより、ス
ライド式ドア18の停止位置は、図19に示すように第
3停止位置であるバイレベルモードとなる。
【0057】 ステップS140にて決定された吹出
モードが、フットモードであった場合、ステップS17
7に進む。ステップS177では、サーボモータ26を
逆転(図17中スライド式ドア18が左側に移動する方
向)する。すると、スライド式ドア18は、図17中右
側に移動し、最終的にはスライド式ドア18が空調ケー
ス12にぶつかり、突き当て状態となり、これ以上移動
しない。そして、この突き当て状態となったスライド式
ドア18が移動位置が、丁度フットモードであるべき第
2停止位置となる。
【0058】そして、このようにスライド式ドア18の
移動位置が、フェイスモードとなると、サーボモータ2
6の通電を遮断する必要があるため、本例では、上記フ
ェイスモードと同様に上記電流検知部51の判定結果に
てサーボモータ26の通電遮断を制御する。つまり、ス
テップS177では、上記電流検知部51により電流I
が所定値Itより大きくなると、スライド式ドア18が
突き当て状態となって、サーボモータ26がロックして
いると判定し、ステップS173にてサーボモータ26
への通電を遮断する。
【0059】このようにしても、上記第1実施形態と同
様な効果が得られる。また、本実施形態では、第1実施
形態に比べて、バイレベルモードにおけるフェイス用開
口部51からの空調風の風量と、フット用開口部52か
らの空調風の風量との割合を可変することができる。つ
まり、図19に示すように第1スイッチ35を設置位置
をずらすことで、バイレベルモードにおいて、上記風量
割合を容易に可変できる。
【0060】(第3実施形態)本例では、上記第1実施
形態と比べて第2スイッチ36を使用せずに、第1スイ
ッチ35のみを使用する。また、この第1スイッチ35
は、上記第2実施形態と同様な位置に設けられている。
本例における制御装置50は、図8中第2スイッチ36
が接続されていないものである。図19〜21に本例に
おける停止制御を内容を表すフローチャートを示す。
【0061】 バイレベルモード(図25)からフェ
イスモード(図23)に切り換える場合(図20)。つ
まり、スライド式ドア18の停止位置をフェイスモード
とする指令信号が発生された場合。この場合は、ステッ
プS171aにてサーボモータ26を正転させる。これ
により、スライド式ドア18は図25に示す状態から図
中右側に移動する。そして、さらにスライド式ドア18
が右側に移動すると、第3スイッチ動作部24cにて第
1スイッチ35がオンされる。そして、ステップS17
1aにて、このように第1スイッチ35がオンと判定さ
れると、ステップS171aに進んで、サーボモータ2
6への通電を遮断して、スライド式ドア18を第1所定
位置に停止させる。これにより、吹出モードは、図23
に示すフェイスモードとなる。
【0062】 フェイスモード(図23)からバイレ
ベルモード(図25)に切り換える場合(図21)、つ
まり、スライド式ドア18の停止位置をバイレベルモー
ドとする指令信号が発生された場合。この場合は、ステ
ップS171bにてサーボモータ26を逆転させる。こ
れにより、スライド式ドア18は図23に示す状態から
図中左側に移動する。そして、さらにスライド式ドア1
8が左側に移動すると、第2スイッチ動作部24bにて
第1スイッチ35がオンされる。そして、ステップS1
72bにて、このように第1スイッチ35がオンと判定
されると、ステップS173bに進んで、サーボモータ
26への通電を遮断して、スライド式ドア18を第3所
定位置に停止させる。これにより、吹出モードは、図2
5に示すバイレベルモードとなる。
【0063】 フェイスモードからフットモードに切
り換える場合(図22)。つまり、スライド式ドア18
の停止位置をフットモードとする指令信号が発生された
場合。この場合は、ステップS171cにてサーボモー
タ26を逆転させる。これにより、スライド式ドア18
は図23に示す状態から図中左側に移動する。そして、
さらにスライド式ドア18が左側に移動すると、先ず第
2スイッチ動作部24bが第1スイッチ35をオンする
が、ここではこれを無視してさらにスライド式ドア18
を図中左側に移動する。すると、次に第1スイッチ動作
部24aが第1スイッチ35をオンする。
【0064】つまり、ステップS172bでは、第1ス
イッチが2回オンしたか否かを判定しており、第1スイ
ッチ35が第2スイッチ動作部24bにて一回オンし、
その後第1スイッチ動作部24aにて二回目のオンとな
ったときに、ステップS173cに進む。そして、ステ
ップS173cにて、サーボモータ26への通電を遮断
することで、吹出モードは、図24に示すフットモード
となる。
【0065】なお、フットモードからフェイスモードに
切り換える場合も、サーボモータ26の回転方向が異な
るものの同様に行うことができる。このようにすること
でも、上記第1、第2実施形態と同様な効果が得られ
る。 (第4実施形態)ところで、以上に述べた各実施形態に
おける車両用空調装置は、図示しなしイグニッションス
イッチがオンであっても、上記オフスイッチ48が操作
されると、停止状態となる。そして、この状態から再
度、上記空調開始スイッチ47をオンしたときに、例え
ばフェイスモードにしたくとも制御装置50が誤判断し
てしまい、フェイスモードにならない場合がある。
【0066】つまり、本例では、空調が停止している場
合に、車両の振動や上記駆動機構25のがたつきによっ
て、スライド式ドア18が若干ずれると、上記第1実施
形態の場合は2つのスイッチ35、36の両方がオフと
なってしまうことがある。従って、この場合は、再度空
調を開始するときにスライド式ドア18の現在位置が分
からなくなるという問題がある。
【0067】そして、特にスライド式ドア18が上記第
3停止位置(バイレベルモード)にあるときに、空調が
停止されると、車両の振動や上記駆動機構25のがたつ
きによって、2つのスイッチ35、36のうち一方がオ
ンで、他方がオフとなり易い。この場合、例えば、スラ
イド式ドア18のずれによって第1スイッチ35がオン
で第2スイッチ36がオフとなっているときに、空調を
開始すると、制御装置50はフットモードと誤判断して
しまう。
【0068】また、上記第2実施形態ないし第4実施形
態のものでも、同様な問題が生じる。そこで、本実施形
態ではこのような問題に対処するために以下の初期化処
理を行う。図26に上記初期化処理の制御内容を示すフ
ローチャートを示す。なお、図26のフローチャートは
上記ステップS110の内容を示すものである。
【0069】先ず、ステップS111では前回バイレベ
ルモードであったか否か、つまり、前回空調が停止する
直前にバイレベルモードが設定されていたか否かを判定
する。ステップS111にてバイレベルモードであると
判定されると、ステップS112に進む。ステップS1
12では、サーボモータ26をスライド式ドア18の移
動方向の一端部(図5〜7中右側)もしくは上記移動方
向の他端部(図5〜7中左側)に駆動する。例えば、サ
ーボモータ26をスライド式ドア18の移動方向の一端
部(図5〜7中右側)駆動したとする。
【0070】その後、ステップS113に進んで、サー
ボモータ26の駆動時間が所定時間T経過したか否かを
判定する。そして、ステップS113にて所定時間T経
過していないと判定されるとステップS112に戻り、
ステップS113にて所定時間T経過したと判定される
とステップS114に進んで、サーボモータ26を停止
する。つまり、サーボモータ26は上記所定時間T駆動
される。
【0071】但し、上記所定時間Tは、スライド式ドア
18が図5ないし7に示す移動範囲を移動する時間に設
定されており、これにより、スライド式ドア18が前回
空調が停止する直前に図5〜7に示す第1〜3停止位置
のどの位置にあったとしても、この初期化制御により必
ずスライド式ドア18は図5に示す初期位置(第1停止
位置)に位置制御される。なお、この第1停止位置は、
図5〜7中スライド式ドア18がこれ以上図5右側に移
動しない位置で、スライド式ドア18が空調ケース12
にぶつかって突き当て状態となり、サーボモータ26が
ロックする位置である。
【0072】この結果、再度空調を開始するときには、
スライド式ドア18が初期位置に初期化されるので、制
御装置50が吹出モードを誤判断することが無く、良好
に吹出モードを設定できる。 (他の実施形態)上記第2実施形態では、サーボモータ
26を流れる電流値Iが所定値Itより大きくなると、
サーボモータ26への通電を遮断したが、例えば上記初
期化制御のようにタイマーを用いて行っても良い。
【0073】上記各実施形態では、空調風の温度を調整
する手段としてヒータコア14の温水供給量を調整した
が、本発明は冷風と温風との混合割合を調整することで
空調風の温度を調整する周知のエアミックスタイプのも
のにも勿論適用できる。また、上記各実施形態ではスラ
イド式ドア18にて吹出モードを切り換えたが、例えば
スライド式ドア18にて周知の内外気モードを切り換え
るようにしても良い。この場合例えば、内気のみを空調
ケース12内に吸い込む内気モード、外気のみを空調ケ
ース12内に吸い込む外気モード、内気および外気の両
方を空調ケース12内に吸い込む内外気モードの3つの
モードを切り換える。
【0074】また、上記各実施形態では、前回バイレベ
ルモードに設定されたときに、再度空調が開始されると
初期化処理を行うようにしたが、前回の吹出モードに係
わらず上記初期化処理を行っても良い。また、上記各実
施形態では、スライド式ドア18を2つのスイッチ3
5、36にて3つの停止位置に停止させたが、本発明は
3つのスイッチにて4つの停止位置に停止させるように
しても良い。
【0075】また、上記各実施形態では、第1、第2ス
イッチ35、36を周知のマイクロスイッチにて構成し
たが、例えば第1、第2スイッチ35、36を発光部と
受光部とを有する周知のフォトセンサを用いても良い。
また、上記各実施形態では、車両用空調装置について適
用したが、本発明はこれに限らず空気通路の流れ方向を
切り換えるものであれば、どのようなものにでも適用で
きる。
【0076】また、上記各実施形態では空気通路を横断
するように移動するスライド式ドアにて説明したが、本
発明は周知の板ドアや、周知のロータリ式のドアにでも
適用できる。例えば、板ドアの場合では、板ドアの回転
軸に所定長さの円弧状のスイッチ動作部を設け、板ドア
の作動方向の一端側に上記第1スイッチ35を設け、作
動方向の他端側に上記第2スイッチ36を設ける。そし
て、板ドアが上記作動方向の一端側に作動することで、
上記スイッチ動作部にて上記第1スイッチ部35のみが
オンとなると、板ドアが第1所定位置に停止し、板ドア
が上記作動方向の他端側に移動することで、上記スイッ
チ動作部にて上記第2スイッチ部36のみがオンとなる
と、板ドアを第2所定位置に停止する。また、板ドアが
上記第1所定位置と上記第2所定位置との間の所定中間
位置に移動することで、上記スイッチ動作部にて上記第
1、第2スイッチ35、36が両方ともオンとなり、板
ドアが第3所定位置に停止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における車両用空調装置の全
体構成図である。
【図2】上記各実施形態における車両用空調装置の要部
詳細図である。
【図3】図2中上方から下方に向けて見た概略上面図で
ある。
【図4】上記実施形態におけるスライド式ドア18の単
体図である。
【図5】上記実施形態のフェイスモードにおけるスライ
ド式ドア18を表す図である。
【図6】上記実施形態のフットモードにおけるスライド
式ドア18を表す図である。
【図7】上記実施形態のバイレベルモードにおけるスラ
イド式ドア18を表す図である。
【図8】上記実施形態における制御装置の構成図であ
る。
【図9】上記実施形態における制御装置の制御内容を表
すフローチャートである。
【図10】上記実施形態におけるTAOと吹出モードと
の関係を表す特性図である。
【図11】上記実施形態における制御装置の制御内容を
表すフローチャートである。
【図12】上記第2実施形態における車両用空調装置の
要部詳細図である。
【図13】上記第2実施形態におけるスライド式ドア1
8ほ単体図である。
【図14】上記第2実施形態における制御装置の構成図
である。
【図15】上記第2実施形態における制御装置の制御内
容を表すフローチャートである。
【図16】上記第2実施形態のフェイスモードにおける
スライド式ドア18を表す図である。
【図17】上記第2実施形態のフットモードにおけるス
ライド式ドア18を表す図である。
【図18】上記第2実施形態のバイレベルモードにおけ
るスライド式ドア18を表す図である。
【図19】上記第2実施形態の変形例を示す図である。
【図20】上記第3実施形態における制御装置の制御内
容を表すフローチャートである。
【図21】上記第3実施形態における制御装置の制御内
容を表すフローチャートである。
【図22】上記第3実施形態における制御装置の制御内
容を表すフローチャートである。
【図23】上記第3実施形態のフェイスモードにおける
スライド式ドア18を表す図である。
【図24】上記第3実施形態のフットモードにおけるス
ライド式ドア18を表す図である。
【図25】上記第3実施形態のバイレベルモードにおけ
るスライド式ドア18を表す図である。
【図26】本発明の第4実施形態の制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
18…スライド式ドア、26…サーボモータ、35…第
1スイッチ、36…第2スイッチ、50…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野々山 浩司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 杉 光 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 伊藤 公一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気通路を横断するように移動すること
    で、空気の流れ方向を切り換えるスライド式ドア(1
    8)と、 前記スライド式ドア(18)を駆動する電気的駆動手段
    (26)と、 前記スライド式ドア(18)が移動する移動範囲の所定
    中間位置に設けられ、前記スライド式ドア(18)の位
    置に応じてスイッチ動作を行う位置検出用スイッチ手段
    (35、36)と、 前記電気的駆動手段(26)にて、前記スライド式ドア
    (18)を前記移動範囲の一端部まで移動することによ
    り、前記スライド式ドア(18)を予め設定された第1
    所定位置に停止させる第1停止制御手段((S14
    2)、(S171〜S173)、(S171a〜173
    a))と、 前記電気的駆動手段(26)にて、前記スライド式ドア
    (18)を前記移動範囲の他端部まで移動することによ
    り、前記スライド式ドア(18)を予め設定された第2
    所定位置に停止させる第2停止制御手段((S14
    4)、(S173、S176、S177)、((S17
    1c〜S173c))と、 前記電気的駆動手段(26)にて、前記スライド式ドア
    (18)を移動させ、前記位置検出用スイッチ手段(3
    5)がスイッチ動作を行ったときに、前記スライド式ド
    ア(18)を前記第1所定位置と前記第2所定位置との
    間の予め設定された第3停止位置に停止させる第3停止
    制御手段(S145、(S173〜S175)、(17
    1b〜173b))とを有することを特徴とする空気通
    路切換装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出用スイッチ手段(35、3
    6)は、前記スライド式ドア(18)が移動する移動方
    向に並ぶように設けられた第1、第2位置検出用スイッ
    チ手段(35、36)にて構成されており、 前記第1位置検出用スイッチ手段(35)は、前記移動
    方向の一端側に設けられ、前記スライド式ドア(18)
    の位置に応じてスイッチ動作として第1所定状態もしく
    はこの第1所定状態とは異なる第2所定状態となるよう
    になっており、 前記第2位置検出用スイッチ手段(36)は、前記移動
    方向の他端側に設けられ、前記スライド式ドア(18)
    の位置に応じてスイッチ動作として第1所定状態もしく
    はこの第1所定状態とは異なる第2所定状態となるよう
    になっており、 前記第1停止制御手段(S142)は、 前記電気的駆動手段(26)により前記スライド式ドア
    (18)が前記移動方向の一端部に向かって移動するこ
    とで、前記第1位置検出用スイッチ手段(35)が前記
    第1所定状態となり、前記第2位置検出用スイッチ手段
    (36)が前記第2所定状態となったときに前記スライ
    ド式ドア(18)を第1所定位置に停止し、 前記第2停止制御手段(S144)は、 前記電気的駆動手段(26)により前記スライド式ドア
    (18)が前記移動方向の他端部に向かって移動するこ
    とで、前記第1位置検出用スイッチ手段(35)が前記
    第2所定状態となり、前記第2位置検出用スイッチ手段
    (36)が前記第1所定状態となったときに前記スライ
    ド式ドア(18)を第2所定位置に停止し、 前記第3停止制御手段(S145)は、 前記電気的駆動手段(26)により前記スライド式ドア
    (18)を移動することで、前記第1、第2位置検出用
    スイッチ手段(35、36)の両方が前記第1所定状態
    となったときに、前記スライド式ドア(18)を第3停
    止位置に停止することを特徴とする請求項1記載の空気
    通路切換装置。
  3. 【請求項3】 前記スライド式ドア(18)のうち、前
    記移動方向の一端側に設けられ、前記第1位置検出用ス
    イッチ手段(35)のスイッチ動作を行わせる第1スイ
    ッチ動作部(24a)と、 前記スライド式ドア(18)のうち、前記移動方向の他
    端側に設けられ、前記第2位置検出用スイッチ手段(3
    6)のスイッチ動作を行わせる第2スイッチ動作部(2
    4c)と、 前記スライド式ドア(18)のうち、第1スイッチ動作
    部(24a)と第2スイッチ動作部(24c)との間の
    部位に設けられ、前記スライド式ドア(18)に設けら
    れ、前記第1、第2位置検出用スイッチ手段(35、3
    6)のスイッチ動作を行わせる第3スイッチ動作部(2
    4b)とを有し、 前記スライド式ドア(18)が前記第1所定位置となる
    と、前記第3スイッチ動作部(24b)が前記第1位置
    検出用スイッチ手段(35)を前記第1所定状態とし、
    前記スライド式ドア(18)が前記第2所定位置となる
    と、前記第3スイッチ動作部(24b)が前記第2位置
    検出用スイッチ手段(36)を前記第1所定状態とし、
    前記スライド式ドア(18)が前記第3所定位置となる
    と、前記第1スイッチ動作部(24a)が前記第1位置
    検出用スイッチ手段(35)を、前記第2スイッチ動作
    部(24c)が前記第2位置検出用スイッチ手段(3
    6)をそれぞれ前記第1所定状態とすることを特徴とす
    る請求項2記載の空気通路切換装置。
  4. 【請求項4】 前記電気的駆動手段(26)は、電動モ
    ータ(26)にて構成されており、 前記第1停止制御手段(S171〜S173)は、 前記電動モータ(26)にて前記スライド式ドア(1
    8)を、このスライド式ドア(18)が移動する移動方
    向の一端部まで移動することにより、前記スライド式ド
    ア(18)を突き当て状態とすることで、前記電動モー
    タ(26)をロックさせ、前記電動モータを流れる電流
    (I)が所定値(It)より大きくなったと検出される
    と、前記電流(I)を遮断し、 前記第2停止制御手段(S173、S176、S17
    7)は、 前記電動モータ(26)にて前記スライド式ドア(1
    8)を前記移動方向の他端部まで移動することにより、
    前記スライド式ドア(18)を突き当て状態とすること
    で、前記電動モータ(26)をロックさせて、前記電動
    モータ(26)を流れる電流が所定値(It)より大き
    くなったと検出されると、前記電流(I)を遮断するこ
    とを特徴とする請求項1記載の空気通路切換装置。
  5. 【請求項5】 前記スライド式ドア(18)のうち、前
    記移動方向の所定の中間部位に設けられ、前記位置検出
    用スイッチ手段(35)のスイッチ動作を行わせるスイ
    ッチ動作部(24b)とを有し、 前記第3停止制御手段(S173〜S175)は、 前記スイッチ動作部(24b)にて前記位置検出用スイ
    ッチ手段(35)のスイッチ動作が行われると、前記ス
    ライド式ドア(18)を前記第3所定位置に停止するこ
    とを特徴とする請求項4記載の空気通路切換装置。
  6. 【請求項6】 前記スライド式ドア(18)のうち、前
    記スライド式ドア(18)が移動する移動方向の一端側
    に設けられ、前記位置検出用スイッチ手段(35)のス
    イッチ動作を行わせる第1スイッチ動作部(24a)
    と、 前記スライド式ドア(18)のうち、前記移動方向の他
    端側に設けられ、前記スイッチ動作を行わせる第2スイ
    ッチ動作部(24b)と、 前記スライド式ドア(18)のうち、第1スイッチ動作
    部(24a)と第2スイッチ動作部(24b)との間の
    部位に設けられ、前記スイッチ動作を行わせる第3スイ
    ッチ動作部(24b)と、 前記スライド式ドア(18)の停止位置を前記第1〜第
    3停止位置のうちいずれかとする指令信号を、前記電気
    的駆動手段(26)に出力する指令信号発生手段(S1
    40)とを有し、 前記第1停止制御手段(S171a〜173a)は、 前記スライド式ドア(18)が前記第2停止位置に停止
    している状態において、前記指令信号発生手段(S14
    0)により、前記スライド式ドア(18)を前記第1停
    止位置に停止させる指令信号が発生されると、前記電気
    的駆動手段(26)により、前記スライド式ドア(1
    8)が前記移動方向の一端側に向かって移動し、前記第
    3スイッチ動作部(24c)が前記位置検出用スイッチ
    手段(35)のスイッチ動作を行ったときに、前記スラ
    イド式ドア(18)を前記第1所定位置に停止し、 前記第3停止制御手段(S171b〜173b)は、 前記指令信号発生手段(S140)により、前記スライ
    ド式ドア(18)を前記第3所定位置に停止させる信号
    が発生されると、前記電気的駆動手段(26)により、
    前記スライド式ドア(18)を前記第1所定位置から前
    記移動方向の他端側に向かって移動し、前記第2スイッ
    チ動作部(24b)が前記スイッチ動作を行ったとき
    に、前記スライド式ドア(18)を前記第3所定位置に
    停止し、 前記第2停止制御手段(S171c〜S173c)は、 前記指令信号発生手段により、前記スライド式ドア(1
    8)を前記移動方向の他端側に移動させる信号が発生さ
    れると、前記電気的駆動手段(26)により、前記スラ
    イド式ドア(18)が前記第1所定位置から前記移動方
    向の他端側に向かって移動し、前記第2スイッチ動作部
    (24b)が一回目の前記スイッチ動作を行い、その後
    前記第1スイッチ動作部(24a)が二回目の前記スイ
    ッチ動作を行ったときに、前記スライド式ドア(18)
    を第2所定位置に停止することを特徴とする請求項1記
    載の空気通路切換装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6記載の空気通路切換装
    置を用いた空調装置であって、 前記空気通路は、空調空間へ空調風を送風する空調ケー
    ス(12)にて構成されており、 前記空調ケース(12)には、少なくとも2つの第1、
    第2開口部(51、52)が形成されており、 前記スライド式ドア(18)は、前記第1停止位置では
    前記第1開口部(52)を閉塞するとともに前記第2開
    口部(51)を開口し、前記第2停止位置では前記第1
    開口部(52)を開口するとともに前記第2開口部(5
    1)を閉塞し、前記第3停止位置では前記第1開口部
    (52)および前記第2開口部(51)の両方を開口す
    ることを特徴とする空調装置。
  8. 【請求項8】 前記空調ケース(12)は、車室内へ空
    調風を送風するものであり、 前記第1開口部(52)は、乗員の下半身に空調風を送
    風し、前記2開口部(51)は、乗員の上半身に空調風
    を送風するものであることを特徴とする請求項7記載の
    空調装置。
  9. 【請求項9】 空調を開始する開始信号を発生する開始
    信号発生手段(47)と、 この開始信号発生手段(47)にて開始信号が発生され
    たときには、前記電気的駆動手段(26)にて前記スラ
    イド式ドア(18)を前記移動方向の一端部である前記
    第1所定位置もしくは前記移動方向の他端部である前記
    第2所定位置へ強制移動して初期位置とする初期化手段
    (S110)とを有することを特徴とする請求項7また
    は8に記載の空調装置。
  10. 【請求項10】 空調が停止される直前に、前記スライ
    ド式ドア(18)の停止位置が前記第3停止位置である
    ときのみに、前記初期化手段(S110)は、前記開始
    信号が発生されると前記スライド式ドア(18)を前記
    初期位置とすることを特徴とする請求項9記載の空調装
    置。
  11. 【請求項11】 空気通路の空気の流れ方向を切り換え
    るドア部材(18)と、 前記ドア部材(18)を駆動する電気的駆動手段(2
    6)と、 前記ドア部材(18)が移動する移動方向の所定中間位
    置に設けられ、前記ドア部材(18)の位置に応じてス
    イッチ動作を行う位置検出用スイッチ手段(35、3
    6)と、 前記電気的駆動手段(26)にて、前記ドア部材(1
    8)を前記移動方向の一端部まで移動することにより、
    前記ドア部材(18)を予め設定された第1所定位置に
    停止させる第1停止制御手段(S142)と、 前記電気的駆動手段(26)にて、前記ドア部材(1
    8)を前記移動方向の他端部まで移動することにより、
    前記ドア部材(18)を予め設定された第2所定位置に
    停止させる第2停止制御手段(S144)と、 前記電気的駆動手段(26)にて、前記ドア部材(1
    8)を移動させ、前記位置検出用スイッチ手段(35)
    がスイッチ動作を行ったときに、前記ドア部材(18)
    を前記第1所定位置と前記第2所定位置との間の予め設
    定された第3停止位置に停止させる第3停止制御手段
    (S145)とを有することを特徴とする空気通路切換
    装置。
JP31562397A 1997-03-18 1997-11-17 空気通路切換装置 Pending JPH10315748A (ja)

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JP9-64791 1997-03-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001347820A (ja) * 2000-01-13 2001-12-18 Denso Corp 空気通路切替装置および車両用空調装置

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JP2001347820A (ja) * 2000-01-13 2001-12-18 Denso Corp 空気通路切替装置および車両用空調装置

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