JPH10315743A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

Info

Publication number
JPH10315743A
JPH10315743A JP14324097A JP14324097A JPH10315743A JP H10315743 A JPH10315743 A JP H10315743A JP 14324097 A JP14324097 A JP 14324097A JP 14324097 A JP14324097 A JP 14324097A JP H10315743 A JPH10315743 A JP H10315743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
closing
sliding door
detection signal
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14324097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kato
健二 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP14324097A priority Critical patent/JPH10315743A/ja
Publication of JPH10315743A publication Critical patent/JPH10315743A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動スライドドアの完全閉扉作動の際に生じ
るエアタイトを低減して閉まり抵抗を小さくした車両用
空調装置を提供する。 【解決手段】 ステップS10で、スライドドアの位置
検出信号により、閉扉作動中のスライドドアが全閉位置
から30mm以内に入ったことが判定されると、ステッ
プS12の判定でブロワモータ23が作動中であれば、
ステップS14に進み外気導入モードであるか否かを判
定し、外気導入モードであり、ステップS16でブロワ
モータ23の回転が中速以上と判定されると、ステップ
S18でブロワモータ23の回転を低速に切替え、車外
から導入されて車室内に送給される調和空気量を少なく
して、エアタイトによる閉まり抵抗を低減する。そし
て、ステップS20でハーフラッチスイッチ11のオン
が判定されると、ステップS22でブロワモータ23の
回転を元の速度に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動スライドドアは、完全閉扉間際にウ
ェザストリップに当接し、該ウェザストリップを撓ま
せ、さらに閉じた位置でハーフラッチ状態となる。従っ
て、電動スライドドアの駆動力に対して、完全閉扉間際
にはジャンクションスイッチに配設されたスプリングの
撓み抵抗、ウェザストリップの撓み抵抗及びエアタイト
による抵抗等の閉まり抵抗が作用する。このため、電動
スライドドアの閉扉作動には、これらの抵抗に打ち勝つ
駆動力が必要になり、出力の大きな駆動モータを採用し
たり、スライドドアの閉扉速度を速めて、スライドドア
の慣性力により駆動モータの出力不足を補完していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出力の
大きな駆動モータはコスト高となるばかりでなく、重量
増を来す。また、スライドドアの閉扉速度を速めるのは
安全上好ましくない。一方、完全閉扉間際に生ずる閉ま
り抵抗全体に対するエアタイトによる閉まり抵抗の比率
は大きい。このため当該エアタイトを低減したり解消し
たりして、スライドドアの完全閉扉間際の閉まり抵抗を
小さくすることにより電動スライドドアの駆動モータの
出力を下げることができる。本発明は上記した点に着目
してなされたもので、電動スライドドアの閉扉作動の際
に生じるエアタイトを低減したり解消したりして、閉ま
り抵抗を小さくするようにした車両用空調装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載される本発明の車両用空調装置は、閉
扉作動中の電動スライドドアが全閉位置から所定距離内
に入ったことを検出する前記電動スライドドアの位置検
出手段の検出信号に基づいて、ブロワが送給する調和空
気量を減少することを特徴とする。
【0005】請求項2に記載される本発明の車両用空調
装置は、閉扉作動中の電動スライドドアが全閉位置から
所定距離内に入ったことを検出する前記電動スライドド
アの位置検出手段の検出信号に基づいて、ブロワを停止
することを特徴とする。
【0006】請求項3に記載される本発明の車両用空調
装置は、閉扉作動中の電動スライドドアが全閉位置から
所定距離内に入ったことを検出する前記電動スライドド
アの位置検出手段の検出信号に基づいて、外気導入モー
ドから内気循環モードに切り替えることを特徴とする。
【0007】
【発明の作用及び効果】上記請求項1に記載された車両
用空調装置によれば、全閉位置から所定距離内まで電動
スライドドアが閉じられると、位置検出手段による検出
信号が出力され、この検出信号に基づいてブロワの回転
数が下がり車室内へ送給される調和空気量が減少する。
従って、スライドドアの完全閉扉間際のエアタイトによ
る閉まり抵抗が小さくなって、電動スライドドアの駆動
モータの出力を下げることが可能となり、コストダウン
に寄与することができる。さらに、閉扉速度を下げるこ
とができ、安全性が向上する等の効果をもたらす。
【0008】請求項2に記載された車両用空調装置によ
れば、全閉位置から所定距離内まで電動スライドドアが
閉じられると、位置検出手段による検出信号が出力さ
れ、この検出信号に基づいてブロワが停止する。従っ
て、ブロワから車室内への調和空気の送給に基づくエア
タイトが解消される。このため、電動スライドドアの駆
動モータの出力をさらに下げることが可能となり、コス
トダウンに寄与することができる。
【0009】請求項3に記載された車両用空調装置によ
れば、全閉位置から所定距離内まで電動スライドドアが
閉じられると、位置検出手段による検出信号が出力さ
れ、この検出信号に基づいて外気導入モードから内気循
環モードに切り替わる。従って、エアタイトによる閉ま
り抵抗が小さくなり、請求項1の場合と同様の効果を奏
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を添付図面を参
照して説明する。図1は本発明の概略のシステム構成を
示したブロック図である。電動スライドドア開閉制御ユ
ニット(以下電動スライドドアECUという)1は車両
のボディ側に配設され、スライドドア内にクローザ制御
ユニット(以下クローザECUという)2が配設されて
いる。電動スライドドアECU1とクローザECU2と
は、スライドドアの閉扉により接続するジャンクション
スイッチ3を介して電気的に接続される。電動スライド
ドアECU1は、ドア位置センサ回路4の第1ドア位置
センサ5及び第2ドア位置センサ6からの検出信号に基
づいて開閉方向や位置情報を演算し、予め記憶した制御
プログラムに従って駆動モータ7の回転や電磁クラッチ
8等を制御し、スライドドアを開閉する。上記第1ドア
位置センサ5及び第2ドア位置センサ6は、スライドド
アの開閉作動に応じてパルスを発生するもので、そのパ
ルス数を電動スライドドアECU1でカウントすること
により、スライドドアの開閉位置を検出する。また、第
1及び第2ドア位置センサ5,6の発生するパルスの位
相を1/4ピッチずらして、スライドドアの開閉作動方
向を検出している。
【0011】クローザECU2は、クローザモータ9を
介装したクローザモータ回路10、ハーフラッチスイッ
チ11を介装したハーフラッチスイッチ回路12及びそ
の他スライドドアのロック、アンロック等開閉制御に必
要な各種回路(図示せず)が接続されている。ハーフラ
ッチスイッチ11は、スライドドアの閉扉作動時のハー
フラッチ状態を検出するもので、この検出信号が電動ス
ライドドアECU1にフィードバックされると、駆動モ
ータ7が停止するとともにクローザECU2に給電さ
れ、該クローザECU2によりスライドドアが全閉して
ロックされる。
【0012】空気調和装置制御ユニット(以下空調EC
Uという)21は、温度設定スイッチ22による設定温
度信号及び内気センサ、外気センサ、エバポレータ後方
センサ(何れも図示せず)等による室温、外気温度、エ
バポレータ出口温度等の各種情報を入力する。そして、
予め記憶した制御プログラムに従って、エアミックスダ
ンパ開度、ブロワモータ23の回転を高速、中速、低速
の3段階に切り替える風量制御、コンプレッサのオン・
オフ等を行い上記設定温度に向かって室温を制御する。
ブロワモータ23の回転速度は、ブロワスイッチ24に
よっても切替えることができる。また、内外気切替えス
イッチ25により吸い込み口用サーボモータ26を作動
させ、吸い込み口切替えダンパを切替えて、外気導入モ
ード若しくは内気循環モードを設定する。そして、空調
ECU21には、上記電動スライドドアECU1からス
ライドドアの位置検出信号と、駆動モータ停止信号が入
力される。
【0013】図2は、上記空調ECU21がスライドド
アの位置検出信号とハーフラッチ検出信号に基づいて実
施する処理内容を示したフローチャートである。処理が
スタートすると、先ずステップS10で、スライドドア
の位置検出信号により、閉扉作動中のスライドドアが全
閉位置から30mm以内に入ったか否かを判定する。全
閉位置から30mm手前では、スライドドアはウェザス
トリップに当接していない。30mm以内に入ったこと
が判定され、ステップS12の判定でブロワモータ23
が作動中であれば、ステップS14に進み外気導入モー
ドであるか否かを判定する。外気導入モードであり、ス
テップS16でブロワモータ23の回転が中速以上と判
定されると、ステップS18でブロワモータ23の回転
を低速に切替え、車外から導入されて車室内に送給され
る調和空気量を少なくして、完全閉扉間際のエアタイト
による閉まり抵抗を低減する。
【0014】そして、ステップS20でハーフラッチス
イッチ11のオンによって駆動モータ7が停止し、駆動
モータ停止信号が空調ECU21に入力されると、ステ
ップS22でブロワモータ23の回転を元の速度に切替
える。閉扉作動中のスライドドアが全閉位置から30m
m以内に入るとブロワモータ23の回転が低速度に切替
わるから、スライドドアの完全閉扉間際に車室内に送給
される調和空気によるエアタイトが低減されて閉まり抵
抗が小さくなる。
【0015】図3は、空調ECU21が実施する他の処
理内容を示したフローチャートである。ステップS30
〜ステップS34の処理内容は、上記図2のステップS
10〜ステップS16と同様である。ステップS34で
外気導入モードであると判定されると、ステップS36
でブロワモータ23を停止する。そして、ステップS3
8でハーフラッチスイッチ11のオンによって駆動モー
タ7が停止し、駆動モータ停止信号が空調ECU21に
入力されると、ステップS40でブロワモータ23を再
び作動させる。閉扉作動中のスライドドアが全閉位置か
ら30mm以内に入るとブロワモータ23が停止し、車
室内に送給される調和空気に基づくスライドドアの完全
閉扉間際のエアタイトが解消する。
【0016】図4は、空調ECU21が実施する上記処
理とは異なる処理内容を示したフローチャートである。
ステップS50〜ステップS54の処理内容は、上記図
2のステップS10〜ステップS16及び図3のステッ
プS30〜ステップS34と同様である。ステップS5
4で外気導入モードであると判定されると、ステップS
56で吸い込み口用サーボモータ26を作動させ、吸い
込み口切替えダンパを切替えて内気循環モードに切替え
る。そして、ステップS58でハーフラッチスイッチ1
1のオンによって駆動モータ7が停止し、駆動モータ停
止信号が空調ECU21に入力されると、ステップS6
0で再び外気導入モードに戻す。閉扉作動中のスライド
ドアが全閉位置から30mm以内に入ると、外気導入モ
ードから内気循環モードに切替わり、ブロワモータ23
から送給される調和空気量が車外から導入されて、車室
内の気圧が高まることがなく、完全閉扉間際に生じるエ
アタイトによる閉まり抵抗が大きくなることがない。
【0017】上記したように本発明の空調装置は、駆動
モータ7の出力を小さくすることができ、コストダウン
に寄与することができるとともに、閉扉速度を下げるこ
とができ、安全性が向上する等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略のシステム構成を示したブロック図であ
る。
【図2】空調ECU21が実施する処理内容を示したフ
ローチャートである。
【図3】空調ECU21が実施する他の処理内容を示し
たフローチャートである。
【図4】空調ECU21が実施する他の処理内容を示し
たフローチャートである。
【符号の説明】
1...電動スライドドアECU 2...クローザECU 4...ドア位置センサ回路 5...第1ドア位置センサ 6...第2ドア位置センサ 9...クローザモータ 10...クローザモータ回路 11...ハーフラッチスイ
ッチ 12...ハーフラッチスイッチ回路 21...空調ECU 23...ブロワモータ 26...吸い込み口用サーボモー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉扉作動中の電動スライドドアが全閉位
    置から所定距離内に入ったことを検出する前記電動スラ
    イドドアの位置検出手段の検出信号に基づいて、ブロワ
    が送給する調和空気量を減少することを特徴とする車両
    用空調装置。
  2. 【請求項2】 閉扉作動中の電動スライドドアが全閉位
    置から所定距離内に入ったことを検出する前記電動スラ
    イドドアの位置検出手段の検出信号に基づいて、ブロワ
    を停止することを特徴とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 閉扉作動中の電動スライドドアが全閉位
    置から所定距離内に入ったことを検出する前記電動スラ
    イドドアの位置検出手段の検出信号に基づいて、外気導
    入モードから内気循環モードに切り替えることを特徴と
    する車両用空調装置。
JP14324097A 1997-05-15 1997-05-15 車両用空調装置 Withdrawn JPH10315743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14324097A JPH10315743A (ja) 1997-05-15 1997-05-15 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14324097A JPH10315743A (ja) 1997-05-15 1997-05-15 車両用空調装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10315743A true JPH10315743A (ja) 1998-12-02

Family

ID=15334165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14324097A Withdrawn JPH10315743A (ja) 1997-05-15 1997-05-15 車両用空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10315743A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018095025A (ja) * 2016-12-12 2018-06-21 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG 車両の空調制御装置
JP2019188971A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 マツダ株式会社 車両用空調装置およびその制御方法
JP2019188972A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 マツダ株式会社 車両用空調装置およびその制御方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018095025A (ja) * 2016-12-12 2018-06-21 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG 車両の空調制御装置
JP2019188971A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 マツダ株式会社 車両用空調装置およびその制御方法
WO2019208208A1 (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 マツダ株式会社 車両用空調装置およびその制御方法
JP2019188972A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 マツダ株式会社 車両用空調装置およびその制御方法
US11518213B2 (en) 2018-04-24 2022-12-06 Mazda Motor Corporation Air-conditioning apparatus for vehicle and control method of the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6501239B2 (en) Air conditioner for vehicle
JP6052028B2 (ja) モータ制御装置
JPS6319361B2 (ja)
JPH0732854A (ja) 空調装置
JPS6061324A (ja) 自動制御空調装置
JPH10315743A (ja) 車両用空調装置
JP3743092B2 (ja) ドア駆動装置
JP3322012B2 (ja) 車両用空調装置
JP2007137342A (ja) 車両用空調装置
JPH1086640A (ja) 車両用エアコンシステムのエアミックスドア開度制御装置
JP3951698B2 (ja) 車両用空調装置
JP4660833B2 (ja) ステッピングモータ制御装置
JPH0578444B2 (ja)
JP2002165487A (ja) モータ位置検出装置およびモータ制御装置
JPH11254936A (ja) 空調装置
JPH0628324Y2 (ja) 自動車用空気調和装置
JP4487447B2 (ja) 被位置制御要素用サーボモータのための制御装置
JPS6216082Y2 (ja)
JP3435719B2 (ja) 車両の空調装置
JP3591749B2 (ja) 車両用エアコンシステムのドア制御装置
JP3324786B2 (ja) 車両用空調制御装置
JPS6342015Y2 (ja)
JPH0732172Y2 (ja) 自動車用空調装置のブロワモータ制御装置
JPH0622562Y2 (ja) 自動車用空気調和装置のモ−ド制御装置
JPH0649453Y2 (ja) 車両用空調装置モード切替制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040803