JPH10315502A - インクジェット記録装置およびその制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびその制御方法

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JPH10315502A
JPH10315502A JP13087297A JP13087297A JPH10315502A JP H10315502 A JPH10315502 A JP H10315502A JP 13087297 A JP13087297 A JP 13087297A JP 13087297 A JP13087297 A JP 13087297A JP H10315502 A JPH10315502 A JP H10315502A
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heating
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雅樹 小林
Kazunori Onishi
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Masashi Hiratsuka
昌史 平塚
Harumi Tamura
晴美 田村
Naoki Morita
直己 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用環境や、記録ヘッドの製造時のバラツキ
などに影響されず、効果的にコゲーションを除去して、
安定した画質を得る。 【解決手段】 温度検出部3は、記録ヘッド1の温度を
検出する。制御部4は回復動作時に、温度検出部3で検
出された記録ヘッド1の温度に従って回復駆動条件を設
定し、発熱素子2を駆動する。これによって、記録ヘッ
ド1の温度に応じた最適な回復動作が行なわれ、良好に
コゲーションを除去することができる。さらに、回復駆
動条件として複数の条件を併用すれば、発熱素子2が劣
化してきた場合や、記録ヘッド1に製造時のバラツキが
ある場合にも、コゲーションを良好に除去することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドに設け
られた発熱素子を発熱させてインク中に気泡を発生さ
せ、その気泡の成長時の圧力によってインクを吐出させ
て記録を行なうインクジェット記録装置およびその制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置の一つとして、
インクを加熱して気泡を発生させ、その気泡の成長する
際の圧力によってインクを噴射し、記録を行なうサーマ
ル型のインクジェット記録装置がある。このサーマル型
のインクジェット記録装置では、発熱素子を発熱させて
インクを加熱するために、インク中の染料などの成分が
変性して発熱素子の上部に付着したり堆積してしまう。
このインク成分付着堆積物(以下コゲーションと呼ぶ)
によって発熱素子からインクへの熱の伝達が阻害され、
インクの加熱効率が悪化し、インクの吐出力が低下して
正常な記録ができなくなるという問題がある。
【0003】この問題に対して、発熱素子の加熱によっ
て発生したインク中の気泡が消滅するときに急激にイン
クが流入して発熱素子に衝突する、いわゆるキャビテー
ションによってコゲーションを除去する方法が考えられ
ている。キャビテーションは通常の記録時においても発
生するが、インクの吐出性能を安定化させるためほぼ一
定の位置で気泡を消滅させるように制御するため、発熱
素子上の特定の位置しかコゲーションを除去できない。
そのため、通常の記録時の駆動条件とは異なるコゲーシ
ョン除去用の回復駆動条件によって発熱素子を駆動し、
なるべく発熱素子上の多くの部分でコゲーションを除去
できるようにしている。発熱素子の駆動は、通常、パル
ス状の電気信号によって行なうが、以下の説明では、通
常の記録時に発熱素子を駆動する際のパルス状の電気信
号を印字パルス、回復駆動条件によって発熱素子を駆動
する際のパルス状の電気信号を回復パルスと呼ぶことに
する。
【0004】コゲーションを回復パルスにより除去する
方法として、例えば特開昭63−141754号公報や
特開平6−135002号公報などに記載されているよ
うに、印字パルスよりエネルギーの大きい回復パルスを
加える方法がある。しかし、大きなエネルギーが発熱素
子に与えられるため、発熱素子の経時的な劣化を速める
という問題がある。また、特開平6−122198号公
報や特開平8−90790号公報などに記載されている
ように、印字パルスよりエネルギーの小さい回復パルス
を加える方法がある。しかしこの方法では、使用環境
や、発熱素子の経時的な劣化、記録ヘッドの製造時のバ
ラツキなどによって消泡位置が変化し、回復パルスによ
ってコゲーションを充分除去できない場合が生じ、安定
した画質を得られないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、発熱素子の経時的な劣化を
速めることなく、使用環境や、発熱素子の劣化状態、記
録ヘッドの製造時のバラツキなどに影響されず、効果的
にコゲーションを除去でき、コゲーションによる濃度低
下などを軽減して、安定した画質が得られるインクジェ
ット記録装置およびその制御方法を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、記録ヘ
ッドの温度を検出し、検出された記録ヘッドの温度に従
って、通常の記録時とは異なる回復駆動条件によって発
熱素子を駆動する。これによって、回復動作を行なう際
の記録ヘッドの温度に応じた最適な回復駆動条件に従っ
て発熱素子を駆動することができ、良好にコゲーション
を除去することができる。そのため、使用環境に影響さ
れずに常に良好な回復動作を行なってコゲーションを除
去することができ、濃度低下などのない安定した画質を
得ることができる。さらに、回復駆動条件として複数の
条件を併用すれば、例えば発熱素子が劣化してきた場合
や、記録ヘッドの製造時のバラツキがある場合にも、あ
る条件では良好にコゲーションを除去できなくても他の
条件によってコゲーションを良好に除去することがで
き、発熱素子の劣化や記録ヘッドの製造時のバラツキな
どに影響されずにコゲーションを除去することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のインクジェット
記録装置の実施の一形態を示す要部ブロック図である。
図中、1は記録ヘッド、2は発熱素子、3は温度検出
部、4は制御部である。記録ヘッド1には多数の発熱素
子2が配列されている。発熱素子2は、制御部4によっ
て駆動され、駆動された発熱素子2は発熱してインクを
加熱し、インク中に気泡を発生、成長させる。この気泡
の成長時の圧力によってインクは吐出される。記録時に
は、吐出されたインクは被記録媒体に到達して付着し、
記録が行なわれる。駆動終了とともに成長した気泡は収
縮し、やがて消滅する。気泡の収縮とともにインクが流
入し、発熱素子2上は再びインクで満たされる。このと
き、急速に流入するインクの慣性力によって発熱素子2
の表面は物理的な衝撃力(キャビテーション力)を受け
る。このキャビテーション力によって、発熱素子2上に
堆積したコゲーションを剥離し、除去することができ
る。
【0008】記録ヘッド1は、発熱素子2の発熱によっ
て加温される。それとともに内部のインクも加温され
る。インクは温度によって粘度が変化するため、所定の
インク滴量を吐出させるために必要となるエネルギー量
が変化する。温度検出部3は、インクの温度に代えて、
記録ヘッド1の温度を検出して制御部4へ出力し、イン
クの状態を制御部4へ伝える。
【0009】制御部4は、インクジェット記録装置各部
の制御を行なう。記録時には外部から送られてきた記録
データに従って、記録ヘッド1や被記録媒体の制御を行
なうとともに、発熱素子2を選択的に駆動して記録を行
なう。この場合に、上述のように温度によってインクの
粘度等が変化することを考慮し、ほぼ一定のインク滴量
の吐出を行ない安定した記録を行なうため、温度検出部
3で検出した記録ヘッド1の温度を考慮して記録時の駆
動条件を設定することができる。また、回復動作時には
温度検出部3で検出した記録ヘッド1の温度に従って回
復駆動条件を設定し、その回復駆動条件に従って発熱素
子2を駆動する。回復動作は、被記録媒体に記録しない
例えばメンテナンスステーションなどで行なわれる。回
復駆動条件としては、記録時の駆動条件とは異なった条
件が設定され、例えば記録時よりも吐出されるインク滴
量が少なくなるような条件が設定される。これによって
回復動作による発熱素子2の劣化を防ぐ。また、このよ
うに記録時の駆動条件とは異なる回復駆動条件で発熱素
子2を駆動することによって、インク中に発生する気泡
の消滅点の位置を、通常の記録時とは異なる位置に変え
ることができる。そのため、通常の記録時に発熱素子2
上に堆積したコゲーションを除去することができる。こ
のとき、本発明では記録ヘッド1の温度に従って回復駆
動条件を設定するので、記録ヘッド1の温度によらず、
良好にコゲーションの除去を行なうことができる。
【0010】図2は、発熱素子の駆動方法の一例の説明
図である。制御部4が発熱素子2を駆動する際に、発熱
素子2に与える電気信号として、1つの矩形状のパルス
を用いるシングルパルス駆動と、複数の矩形状のパルス
を用いるマルチパルス駆動の2つの方法が知られてい
る。図2には、2つのパルスを用いるマルチパルス駆動
の例を示している。この例では、まずインクを吐出しな
い程度のエネルギーをパルスP1(これをプレパルスP
1と呼ぶ)で与え、インクを加温する。休止期間P2の
後、インクを噴射するためのエネルギーをパルスP3
(これをメインパルスP3と呼ぶ)で与えてインクを吐
出させる。この駆動方法では、プレパルスP1を用いて
インクを予備的に加温することによって、安定したイン
クの吐出を行なうことができる。
【0011】図3は、通常の記録時の駆動条件の一例の
説明図である。図2に示すようなマルチパルス駆動を行
なう場合、記録ヘッド1の温度に応じてプレパルスP1
の幅を変化させることによって加温のためのエネルギー
量を変化させ、プレパルスP1による加温後の局所的な
インクの温度をほぼ一定にすることができる。図3で
は、このように記録ヘッド1の温度に応じて設定する駆
動条件の一例を示している。ここでは、駆動周波数を一
定にするため、P1+P2+P3を一定とし、プレパル
スP1の変更に応じて休止時間P2を変更している。こ
のようにプレパルスP1を変化させて局所的なインクの
温度をほぼ一定にすることによって、温度が変化しても
同じメインパルスP3の幅で所定の量のインク滴を吐出
させることができ、さらに安定した画質を得ることがで
きる。
【0012】図2に示すようなマルチパルス駆動を行な
う場合、メインパルスP3の幅を変化させることによっ
て、吐出されるインク滴量を変化させることができる。
すなわち、メインパルスP3の幅を変更することによっ
て、インク滴を吐出する際にインクに与えられるエネル
ギー量が変わり、インク中に発生する気泡の成長時の体
積が変化することから、気泡の成長によって押し出され
るインク滴量も変化する。例えばメインパルスP3の幅
を短くすると、気泡が小さくなり、吐出されるインク滴
量も少なくなる。
【0013】吐出されるインクは、気泡からインクの吐
出口までの間のインクである。気泡が小さい場合、気泡
からインクの吐出口までの間に残留するインク量が多く
なり、気泡が大きい場合には逆に残留するインク量が少
なくなる。気泡が収縮する際の気泡の吐出口側と供給路
側の力のバランスを考えると、気泡の供給路側の力は気
泡の大小によって変化しないが、吐出口側は残留するイ
ンク量が多いほどインクは動きにくい。そのため気泡の
消滅点は、気泡が小さいほどインクの吐出口に近い位置
となる。このように、気泡の大小によってその消滅点を
変更できるので、通常の記録時とは異なる体積の気泡を
発生させることによって、気泡の消滅点を通常の記録時
とは異なる位置とし、発熱素子2上の異なる位置にキャ
ビテーション力を作用させることができる。これを利用
して、通常の記録時にはキャビテーション力が作用せず
にコゲーションが堆積した領域に気泡の消滅点を移動さ
せ、キャビテーション力を作用させることによってコゲ
ーションを除去することができる。
【0014】一例として図3に示した駆動条件で発熱素
子2を駆動したとき、気泡の消滅点は発熱素子2上のイ
ンクの供給路側に寄った位置であったとする。この場合
には、回復駆動条件として、気泡の消滅点をインクの吐
出口側に移動させればよいので、気泡を小さくすべく、
メインパルスP3の幅を短くすればよい。ただし、あま
りパルス幅を短くすると気泡が発生しなくなるので、回
復駆動条件におけるメインパルスP3は、気泡が発生す
る限度幅より長くする必要がある。
【0015】上述のように、記録ヘッド1の温度に応じ
て吐出されるインク滴量が変化する。すなわち、記録ヘ
ッド1の温度によって発生する気泡の体積が変化する。
この気泡の体積の変化により、上述のように気泡の消滅
点は移動する。この気泡の消滅点の移動はコゲーション
の除去にとっては都合が良く、発熱素子2上の種々の位
置でコゲーションを除去することができる。しかし、そ
れにも限度があり、記録ヘッド1の温度が低過ぎると、
発熱素子2をはずれた位置で気泡が消滅してコゲーショ
ンが除去できなかったり、あるいは気泡が発生しない等
の不具合が生じることがある。逆に記録ヘッド1の温度
が高すぎると、通常の記録時とほとんど変わらない気泡
の消滅点位置でコゲーションの除去動作を行なってしま
い、結局回復動作が無意味になってしまうという場合も
生じる。このような不具合を解決するため、本発明では
コゲーションの除去動作を行なう際にも記録ヘッド1の
温度を考慮して、コゲーションの除去に最適な条件で発
熱素子2を駆動する。
【0016】図4は、コゲーションを除去する際の回復
駆動条件の一例の説明図である。メインパルスP3の幅
を、図3に示した通常の記録時のメインパルスP3の幅
よりも短かく設定している。このとき、インクの温度が
高温の場合にも良好にコゲーションの除去が行なえるよ
うに設定しておくとよい。このような設定を行なうと、
低温時に気泡が発生しないなどの不都合が生じる場合が
ある。しかしここでは、さらに記録ヘッド1の温度に従
ってプレパルスP1の幅を変更し、メインパルスP3に
よるインクの吐出前にインクを加温することによって、
低温時の動作不良を解消している。
【0017】このようにして、記録ヘッド1の温度に応
じて回復駆動条件を設定することによって、低温でコゲ
ーションの除去が行なわれなかったり、高温で通常の記
録時と変わらない動作を行なってしまい、コゲーション
の除去動作が無意味になるなどの不具合を解消し、良好
にコゲーションを除去し、記録時に安定した画質が得ら
れるようにすることができる。
【0018】図4に示すような回復駆動条件は、テーブ
ル形式で回復パルステーブルとして保持させておき、温
度検出部3によって検出された記録ヘッド1の温度に従
って回復駆動条件を取り出すようにすればよい。あるい
は、温度とプレパルスP1の幅との関係を関係式として
設定しておき、演算により求めるようにしてもよい。
【0019】このような回復駆動条件の設定方法につい
て説明する。ここでは一例として、回復駆動時に吐出さ
れるインク滴の流速Vdを考える。図5は、回復駆動時
に吐出されるインク滴の流速Vdと、記録されるドット
径の変動量との関係を示すグラフである。通常の記録時
のインク滴の流速が12〜15m/sec程度の場合
に、回復駆動時に吐出されるインク滴の流速を変えて、
初期状態からの記録されるドット径の変動量を調べる
と、図5に示すように、回復駆動時のインク滴の流速V
d=5m/sec付近のときに最もドット径の変動が小
さくなっている。このことは、流速Vd=5m/sec
付近で最も効果的にコゲーションを除去できることを示
す。すなわち、この記録ヘッドの場合には、回復駆動時
のインク滴の流速Vdが5m/secとなるように、記
録ヘッドの温度に応じた回復駆動条件を設定すればよ
い。
【0020】なお、上述の図4に示した回復駆動条件
は、後述するような記録ヘッド1の製造時のバラツキを
考慮し、インク滴の流速Vdが5m/sec以下となる
ように駆動条件を設定している。このとき、プレパルス
P1の幅を、プレパルスP1で発泡しない範囲でできる
だけ長くするように設定している。また、この時のメイ
ンパルスP3の幅は、図3に示した記録時のメインパル
スP3の幅の40〜60%となっている。
【0021】上述の例では、1つのプレパルスを伴った
マルチパルス駆動において、パルス幅を制御して回復駆
動条件を設定したが、少なくとも回復動作時において、
2以上のプレパルスを伴ったマルチパルス駆動を行なっ
てもよいし、あるいはシングルパルス駆動を行なっても
よい。シングルパルス駆動時にも、記録ヘッド1の温度
に応じて回復動作時の駆動パルスの幅を制御すればよ
い。また、上述の例ではパルス幅を制御したが、これに
限らず、電圧や電流を制御してもよい。
【0022】また、回復駆動条件として複数の条件を設
定することもできる。上述のように、駆動条件を変える
ことによって気泡の消滅する位置を変化させることがで
きる。これを利用し、複数の条件で発熱素子2を駆動す
れば、発熱素子2上の複数の位置でコゲーションを除去
することができ、さらに良好に除去することができる。
このような複数の条件で駆動する場合、インクを吐出さ
せる力の弱い条件から強い条件の順で駆動するとよい。
弱い条件はコゲーションを浮かせる効果があり、強い条
件はコゲーションを剥がしてインクと共に排出する効果
がある。そのため、弱い条件でコゲーションを浮かして
から、強い条件で剥がして排出させるとよい。また、強
い条件ではインク流路内に滞留している気泡を排出する
効果もあるので、従来よりメンテナンス時に行なわれて
いたインク吐出による気泡排出の機能もある程度果たす
ことができる。
【0023】さらに、回復駆動条件として複数の条件を
設定することによって、記録ヘッド1の製造時のバラツ
キによらずにコゲーションを除去することができる。記
録ヘッド1の製造時のバラツキを説明するため、まず、
記録ヘッド1の構造の一例について説明する。図6は、
本発明のインクジェット記録装置の実施の一形態におけ
る記録ヘッドの一例を示す概略断面図である。図中、1
1は流路基板、12はドライバー側電極、13は発熱抵
抗体、14は共通電極、15は支持基板、16は保護
膜、17は吐出孔、18は流路、19はインク室、20
は樹脂層である。支持基板15上に発熱抵抗体層を成膜
し、必要に応じて不純物をドープして発熱抵抗体13の
領域を形成する。この発熱抵抗体13が発熱素子2であ
る。その上に層間絶縁膜を成膜後、ドライバー側電極1
2と共通電極14を形成し、例えばコンタクトホール等
により発熱抵抗体13との電気的接続を図る。発熱抵抗
体13上には、インク等の液体との接触による化学的な
ダメージや、キャビテーション等の物理的ダメージから
発熱抵抗体を保護するための保護膜16を形成する。そ
して、少なくとも発熱抵抗体13上の発熱領域を除き、
樹脂層20を施す。ここでは樹脂層を2層設けているが
1層でもよい。発熱抵抗体13上の樹脂層20を設けな
かった部分がインク室19となる。
【0024】また、別の工程によって、発熱抵抗体13
に対応する流路18や、図示しない共通液室などが流路
基板11に形成され、上述のようにして形成された支持
基板15と接合または接着されて記録ヘッド1が作製さ
れる。流路18の先端がインクの吐出孔17となる。な
お、ドライバー側電極12および共通電極14は、制御
部4と電気的に接続される。また支持基板15上には温
度検出部3も形成され、制御部4と電気的に接続され
る。制御部4の一部または全部が支持基板15上に形成
されることもある。
【0025】制御部4からドライバー側電極12および
共通電極14を介して発熱抵抗体13に駆動信号を印加
すると、発熱抵抗体13が発熱し、インクが加温されて
インク中に気泡が発生する。発生した気泡はインク室1
9内で成長し、そのときの圧力によってインク室19お
よび流路18内のインクが吐出孔17から吐出される。
この時の熱で保護膜16上にコゲーションが堆積するこ
とになる。また、駆動信号の終了とともにインクは急速
に冷却され、気泡は縮小して消滅する。この時の負圧に
よってインクが流路18からインク室19内に急速に流
入し、保護膜16に対してキャビテーションを生じる。
この時の力によって気泡の消滅点付近のコゲーションは
除去される。なお、保護膜16は、このキャビテーショ
ンから発熱抵抗体13を保護している。
【0026】このような構造の記録ヘッド1において
は、樹脂層20の膜厚の精度が悪く、数μm程度のバラ
ツキが生じる。このバラツキによってインク室19の深
さや容積が変化し、インクの吐出特性も記録ヘッドごと
にばらつくことになる。そのため、通常の記録時とは気
泡の消滅点を異ならせる回復動作においては、このよう
な記録ヘッド1の製造時のバラツキによって気泡の消滅
点が移動し、温度に応じた1組の回復駆動条件だけでは
コゲーションを充分除去できない場合が生じる。
【0027】図7は、記録ヘッドの製造時のバラツキ
と、記録されるドット径の変動量との関係を示すグラフ
である。図7において2本の曲線が示されているが、そ
れぞれ異なる回復駆動条件によって回復動作を行なった
場合を示している。ここでは、ドット径の初期状態から
の変動量が10μm以内を許容するものとしている。図
7の各曲線からわかるように、ドット径の変動量が10
μm以内とすると、記録ヘッド1の製造時のバラツキは
約±2μm以内しか許容できない。しかし、製造時のバ
ラツキの許容範囲が異なる2つの条件(2本の曲線)を
併用することによって、製造時のバラツキが約±3μm
程度まで許容できるようになる。このように、記録ヘッ
ド1に製造時のバラツキが存在し、回復動作による効果
が異なる場合でも、複数の異なる回復駆動条件を併用す
ることによって製造時のバラツキの許容範囲を拡大する
ことができる。また、製造時のバラツキがほとんどない
場合には、両方の回復駆動条件を利用することによって
さらに良好にコゲーションを除去することができる。
【0028】この時設定する複数の回復駆動条件は、イ
ンクを吐出する強さ、すなわち上述のインク滴の流速を
変えればよい。すなわち、製造時のバラツキがマイナス
の場合には、インク室19の高さが低くなり、吐出孔1
7から発熱抵抗体13までの距離が短くなるため、少な
いエネルギー量でインクを吐出できる。逆に製造時のバ
ラツキがプラスの場合には、インク室19の高さが高く
なって吐出孔17から発熱抵抗体13までの距離が長く
なるため、インクを吐出させるためのエネルギー量が増
大する。例えば図2に示したようなマルチパルス駆動を
行なう場合、プレパルスP1が同じであれば、製造時の
バラツキがマイナスの場合にはメインパルスP3の幅を
短くし、プラスの場合にはメインパルスP3の幅を長く
すればよい。
【0029】上述のように、図4に示した回復駆動条件
は寸法のずれがない場合における最良の回復駆動条件よ
りもインク滴の流速Vdを遅くし、メインパルスP3の
幅を短めに設定している。これによって図7に示す条件
Aの場合の回復駆動条件とし、製造時のマイナス側のバ
ラツキに対応できるように回復駆動条件を設定してい
る。図8は、コゲーションを除去する際の回復駆動条件
の別の例の説明図である。この図8に示した回復駆動条
件は図7に示す条件Bの場合を示している。図8では、
インク滴の流速Vdを最良の5m/secよりも速く
し、通常の記録時の流速よりも遅い5〜10m/sec
程度とする回復駆動条件を設定している。この時のメイ
ンパルスP3の幅は、通常の記録時のメインパルスの幅
の50〜70%としている。なお、プレパルスP1は、
気泡が発生せず、なるべく長い幅となるように設定して
いる。
【0030】このように、例えば図4および図8に示す
ような複数の回復駆動条件を設定し、回復動作を行なう
ことによって、記録ヘッド1の製造時にバラツキが生じ
ても、いずれかの回復駆動条件によって充分にコゲーシ
ョンを除去することができる。このとき、記録ヘッド1
の製造時のバラツキに応じていずれかの回復駆動条件を
選択してもよいし、いくつか、あるいはすべての回復駆
動条件による回復動作を常に行なってもよい。
【0031】また、例えば発熱素子2に製造時のバラツ
キが生じた場合や、発熱素子2が劣化してきた場合に
も、インクの吐出特性が変化する。上述のように複数の
回復駆動条件を併用すれば、このような変化にも対応す
ることができ、良好な回復動作を行なうことができる。
【0032】上述のような回復駆動条件による回復動作
は、例えば1ないし数ページの記録終了後やインクタン
ク交換時、電源投入時等で行なうことができる。あるい
は所定回数の発熱素子2の駆動ごとに行なうこともでき
るが、ページ内で回復動作を行なうと回復動作の前後で
画質が変わってしまうことがあるので、なるべくページ
の切れ目で行なうとよい。
【0033】図9ないし図11は、本発明のインクジェ
ット記録装置の実施の一形態における回復動作の一例を
示すフローチャートである。ここでは、ページの切れ目
で回復動作を行なう場合を示しており、図7に示したよ
うな条件Aおよび条件Bの2つの回復駆動条件を併用す
る場合を示している。上述のように、複数の回復駆動条
件を併用する場合には、インクを吐出させる力の弱い条
件から強い条件の順で駆動するとよい。図7に示した例
では条件Aの方が条件Bよりも弱い条件であるので先に
用いる。
【0034】例えば図9に示したように、ページの切れ
目において他のメンテナンス動作とともに、S31にお
ける条件Aを用いた回復動作を行ない、その後、S32
における条件Bを用いた回復動作を行なえばよい。具体
例としては、S31において、条件Aに従って発熱素子
2を150回駆動し、次にS32において、条件Bに従
って発熱素子2を150回駆動することができる。
【0035】図10に示した例では、2つの回復駆動条
件による回復動作後、S33において通常の記録時と同
様にインクを吐出させ(以下、ダミージェットと呼
ぶ)、回復動作によって剥離したコゲーションを排出さ
せる動作を追加している。インクを吐出させる力の強い
条件Bによる回復動作によって剥離したコゲーションを
排出することができるが、記録ヘッド1の製造時のバラ
ツキによって条件Bでも充分なインクの吐出力が得られ
ない場合でも、ダミージェットによってコゲーションを
排出することができる。
【0036】図11に示した例では、2つの回復駆動条
件を、ページの切れ目における回復動作ごとに切り換え
て用いる例を示している。例えばあるページの切れ目に
おける回復動作において、S41で条件Aを用いた回復
動作を行ない、S42でダミージェットによるコゲーシ
ョンの排出を行なう。そして次のページの記録動作へと
進む。そして次に回復動作を行なうページの切れ目に達
すると、S43で条件Bを用いた回復動作を行ない、S
44でダミージェットによるコゲーションの排出を行な
う。具体例としては、S41において、条件Aに従って
発熱素子2を300回駆動し、S43において、条件B
に従って発熱素子2を300回駆動することができる。
この場合、条件Aと条件Bによる回復動作を連続して行
なった場合のコゲーションの剥離効果は薄れるが、記録
ヘッド1に製造時のバラツキが存在する場合、いずれか
の回復動作時に充分にコゲーションを除去することがで
きる。
【0037】図12は、本発明のインクジェット記録装
置の実施の一形態における回復動作の別の例を示すフロ
ーチャートである。この例では、インクタンク交換時の
回復動作の例を示している。インクタンクを交換し、S
51においてインクを充填した後、他のメンテナンス動
作とともに、S52における条件Aを用いた回復動作を
行ない、その後、S53における条件Bを用いた回復動
作を行なう。さらにS54においてダミージェットによ
るコゲーションの排出を行なう。具体例としては、S5
2において、条件Aに従って発熱素子2を2500回駆
動し、次にS53において、条件Bに従って発熱素子2
を2500回駆動することができる。インクタンク交換
時には、インクが空になった状態でインクの吐出動作が
行なわれることが予想され、発熱素子2上に堆積するコ
ゲーションの量が増大していると考えられる。そのた
め、インクタンクを交換した際には、各回復駆動条件で
の回復動作をページの切れ目の時よりも多く行ない、増
大したコゲーションを除去するように動作させるとよ
い。
【0038】ページの切れ目やインクタンク交換時のほ
かにも、通常のメンテナンスを行なうタイミングにおい
て、温度に応じた回復駆動条件による回復動作を行なう
ことができる。上述の動作の例では2種類の回復駆動条
件を併用する例を示したが、3種類以上の回復駆動条件
を併用する場合も同様にして回復動作を行なうことがで
きる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、発熱素子の経時的な劣化を速めることなく、
使用環境や、記録ヘッドの製造時のバラツキなどに影響
されず、効果的にコゲーションを除去することができ、
コゲーションによる濃度低下などを軽減して安定した画
質の画像を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット記録装置の実施の一
形態を示す要部ブロック図である。
【図2】 発熱素子の駆動方法の一例の説明図である。
【図3】 通常の記録時の駆動条件の一例の説明図であ
る。
【図4】 コゲーションを除去する際の回復駆動条件の
一例の説明図である。
【図5】 回復駆動時に吐出されるインク滴の流速Vd
と、記録されるドット径の変動量との関係を示すグラフ
である。
【図6】 本発明のインクジェット記録装置の実施の一
形態における記録ヘッドの一例を示す概略断面図であ
る。
【図7】 記録ヘッドの製造時のバラツキと、記録され
るドット径の変動量との関係を示すグラフである。
【図8】 コゲーションを除去する際の回復駆動条件の
別の例の説明図である。
【図9】 本発明のインクジェット記録装置の実施の一
形態における、ページの切れ目において回復動作を行な
う場合の一例を示すフローチャートである。
【図10】 本発明のインクジェット記録装置の実施の
一形態における、ページの切れ目において回復動作を行
なう場合の別の例を示すフローチャートである。
【図11】 本発明のインクジェット記録装置の実施の
一形態における、ページの切れ目において回復動作を行
なう場合のさらに別の例を示すフローチャートである。
【図12】 本発明のインクジェット記録装置の実施の
一形態における、インクタンク交換時に回復動作を行な
う場合の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…記録ヘッド、2…発熱素子、3…温度検出部、4…
制御部、11…流路基板、12…ドライバー側電極、1
3…発熱抵抗体、14…共通電極、15…支持基板、1
6…保護膜、17…吐出孔、18…流路、19…インク
室、20…樹脂層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 晴美 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 森田 直己 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドに発熱素子が設けられ、該発
    熱素子の加熱によりインクを吐出させるインクジェット
    記録装置において、前記記録ヘッドの温度を検出する温
    度検出手段と、前記発熱素子の駆動制御を行なう制御手
    段を有し、該制御手段は、前記温度検出手段によって検
    出された前記記録ヘッドの温度に従って通常の記録時以
    外の時に通常の記録時とは異なる回復駆動条件によって
    前記発熱素子を駆動することを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記回復駆動条件によ
    って前記発熱素子を駆動する際に、インクを吐出しない
    で加熱するプレパルスとインクを吐出させるメインパル
    スによって前記発熱素子を駆動することを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記回復駆動条件とし
    て前記記録ヘッドの温度に対して複数の条件を併用する
    ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記回復駆動条件とし
    て前記発熱素子における発熱量の少ない条件から順に用
    いて前記発熱素子を駆動することを特徴とする請求項3
    に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、通常の記録時および前
    記回復駆動条件によって前記発熱素子を駆動する際に、
    インクを吐出しないで加熱するプレパルスとインクを吐
    出させるメインパルスによって前記発熱素子を駆動し、
    前記回復駆動条件として、第1の条件のメインパルス幅
    は通常の記録時のメインパルス幅の40〜60%であ
    り、第2の条件のメインパルス幅は通常の記録時のメイ
    ンパルス幅の50〜70%であることを特徴とする請求
    項3または4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 記録ヘッドに発熱素子が設けられ、該発
    熱素子の加熱によりインクを吐出させるインクジェット
    記録装置における制御方法において、前記記録ヘッドの
    温度を検出し、通常の記録時以外の時に、前記記録ヘッ
    ドの温度に従って通常の記録時とは異なる回復駆動条件
    によって前記発熱素子を駆動制御することを特徴とする
    インクジェット記録装置における制御方法。
  7. 【請求項7】 前記回復駆動条件による前記発熱素子の
    駆動は、インクを吐出しないで加熱するプレパルスと、
    インクを吐出させるメインパルスによって行なうことを
    特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記回復駆動条件として、前記記録ヘッ
    ドの温度に対して複数の条件を併用することを特徴とす
    る請求項6に記載のインクジェット記録装置における制
    御方法。
  9. 【請求項9】 前記回復駆動条件として前記発熱素子に
    おける発熱量の少ない条件から順に用いて、前記発熱素
    子を駆動することを特徴とする請求項8に記載のインク
    ジェット記録装置における制御方法。
  10. 【請求項10】 通常の記録時および前記回復駆動条件
    による前記発熱素子の駆動は、インクを吐出しないで加
    熱するプレパルスとインクを吐出させるメインパルスを
    前記発熱素子に与えることによって行ない、前記回復駆
    動条件として、第1の条件のメインパルス幅を通常の記
    録時のメインパルス幅の40〜60%とし、第2の条件
    のメインパルス幅を通常の記録時のメインパルス幅の5
    0〜70%として前記発熱素子を駆動する条件であるこ
    とを特徴とする請求項8または9に記載のインクジェッ
    ト記録装置における制御方法。
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