JPH10315453A - インクドット記録方法 - Google Patents

インクドット記録方法

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JPH10315453A
JPH10315453A JP13080997A JP13080997A JPH10315453A JP H10315453 A JPH10315453 A JP H10315453A JP 13080997 A JP13080997 A JP 13080997A JP 13080997 A JP13080997 A JP 13080997A JP H10315453 A JPH10315453 A JP H10315453A
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Application number
JP13080997A
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English (en)
Inventor
Hidehiro Watanabe
英博 渡邉
Atsushi Kubota
敦 久保田
Hiromoto Umezawa
浩基 梅澤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】濃度むらを低減し、インクのにじみを防止し画
質劣化を防止する。 【解決手段】複数のインク吐出ノズルを所定の間隔を隔
ててライン状に配置したシアン記録ヘッド22を回転ド
ラムの回転軸に平行に配置し、回転ドラムに記録用紙3
6を巻付けて固定し、回転ドラムの回転と記録ヘッドの
主走査方向の移動を同期させてドット印字を行う。ノズ
ル間の間隔を記録するインクドットの最小間隔の4(=
N)倍とし、回転ドラムが1回転する間の記録ヘッドの
主走査方向の移動量をインクドットの最小間隔とし、回
転ドラムが1回転する間に記録ヘッドの各ノズルは副走
査方向に対し2(=R)ドット中1ドットの割合でイン
クドット記録を行い、回転ドラムを16(=N・R・
Q)回転することで同一位置に最大2(=Q)回のイン
クドット記録を行って記録動作を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクジェ
ットプリンタ等の記録装置の記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オンデマンドインクジェットプリ
ンタに代表されるように複数の記録素子を備えることで
高速印字を行う記録装置が知られている。例えば、イン
クジェットプリンタでは図8に示すように記録素子であ
るインク吐出ノズル1を複数配置した記録ヘッド2の各
ノズル1から吐出するインク吐出体積や方向が個々のノ
ズルによりばらつきがあるため記録ドット3の大きさや
ドット位置にばらつきが生じる。このようなばらつきが
生じると、ドットの大きい箇所や隣接ドットとの距離が
近い箇所では濃度が濃くなり、また、ドットの小さい箇
所や隣接ドットとの距離が離れている箇所では濃度が低
下したり、白すじ発生状態となり、この結果、記録画質
に濃度むらが発生して画質劣化を招くという問題があ
る。
【0003】この問題を解決するために図9に示すよう
に、複数のインク吐出ノズル11を配置したインクジェ
ット記録ヘッド12で市松状の間引き印字を行う方法が
知られている。これは、記録媒体13を回転ドラムに巻
付けて副走査方向に搬送するとともに回転ドラムの1回
転単位で記録ヘッド12を主走査方向に移動制御してド
ット印字を行うもので、記録媒体13上に数値でインク
吐出ノズルと印字順序の関係を示している。すなわち、
記録媒体13の主走査方向の数値1〜15…は主走査方
向のドット印字位置を示し、副走査方向の数値1,2,
3,4,…は副走査方向のドット印字位置を示し、正方
形の1つが1ドット領域を示している。正方形内の数値
は記録ヘッドのノズル番号と印字順序を示している。例
えば、1-1 はノズル番号No.1のノズル11で回転ドラ
ムの1回転目にドット印字することを示し、1-2 はノズ
ル番号No.1のノズル11で回転ドラムの2回転目にド
ット印字することを示している。
【0004】図からもわかるように、回転ドラムの1回
転目では各インク吐出ノズル11により副走査方向に1
ラインおきにドット印字を行い、このとき隣り合うノズ
ル間では同じラインにならないようにずらしてドット印
字し、かつ回転ドラムの2回転目では記録ヘッド12を
主走査方向に1ドット分ずらして1回転目で印字してい
ない位置にドット印字するようにしている。これによ
り、副走査方向のドット列は2つのノズルで交互に印字
することになり、ノズル間のドットのばらつきが緩和さ
れてすじ状の濃度むらが低減されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように市松状の間
引き印字を行うことで濃度むらを低減できるという効果
は得られるが、しかし、ドット間のインクのにじみにつ
いては解決できなかった。すなわち、図9においては回
転ドラムの2回転で印字が終了するため、隣接するドッ
ト間でインクが乾燥する前に印字が行われることにな
り、隣接するドット間でインクのにじみが生じ、画質劣
化を招く問題があった。この現象はカラーインクジェッ
トプリンタで特に顕著であり、このプリンタはシアン、
マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインクを使用す
るそれぞれの記録ヘッドを使用して印字を行うため、隣
接するドット間でにじみによる色混合が発生し、顕著な
画質劣化を招く問題があった。
【0006】そこで、請求項1乃至3記載の発明は、濃
度むらの低減を図ることは勿論、インクのにじみを極力
防止して画質劣化を防止できるインクドット記録方法を
提供する。また、請求項2及び3記載の発明は、さら
に、インクのにじみをより確実に防止でき、特にカラー
画像記録において画質劣化を防止できるインクドット記
録方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の記録素子を所定の間隔を隔ててライン状に配置し
た記録ヘッドと、記録媒体を固定する円筒状の保持手段
を備え、記録ヘッドを保持手段の回転方向と直交する方
向に配置し、記録媒体に対して記録ヘッドの各記録素子
で主走査方向のインクドット記録を行うとともに保持手
段の回転により記録媒体を副走査方向に搬送させ、保持
手段の1回転単位で記録ヘッドを主走査方向に移動さ
せ、記録ヘッドの各記録素子間の間隔を記録媒体に記録
するインクドットの最小間隔のN(N≧2の整数)倍と
し、保持手段が1回転する間の記録ヘッドの主走査方向
の移動量を記録媒体に記録するインクドットの最小間隔
のM(但し、MはN/Mが既約分数となる整数)倍と
し、保持手段が1回転する間において記録ヘッドの各記
録素子は副走査方向に対しR(R≧1の整数)ドット中
1ドットの割合でインクドット記録を行い、保持手段が
N・R・Q(Q≧2の整数)回回転することで同一位置
に最大Q回のインクドット記録を行って記録動作を終了
することにある。
【0008】請求項2記載の発明は、複数の記録素子を
所定の間隔を隔ててライン状に配置した複数の記録ヘッ
ドと、記録媒体を固定する円筒状の保持手段を備え、各
記録ヘッドを保持手段の回転方向と直交する方向に互い
に平行に配置し、記録媒体に対して各記録ヘッドの各記
録素子で主走査方向のインクドット記録を行うとともに
保持手段の回転により記録媒体を副走査方向に搬送さ
せ、保持手段の1回転単位で各記録ヘッドを主走査方向
に移動させ、各記録ヘッドの各記録素子間の間隔を記録
媒体に記録するインクドットの最小間隔のN(N≧2の
整数)倍とし、保持手段が1回転する間の各記録ヘッド
の主走査方向の移動量を記録媒体に記録するインクドッ
トの最小間隔のM(但し、MはN/Mが既約分数となる
整数)倍とし、保持手段が1回転する間において各記録
ヘッドの各記録素子は副走査方向に対しR(R≧1の整
数)ドット中1ドットの割合でインクドット記録を行
い、かつ保持手段による任意の1回転において各記録ヘ
ッドの記録素子によるドット位置がすべて異なり、保持
手段がN・R・Q(Q≧2の整数)回回転することで同
一位置に最大Q回のインクドット記録を行って記録動作
を終了することにある。
【0009】請求項3記載の発明は、複数の記録素子を
所定の間隔を隔ててライン状に配置した複数の記録ヘッ
ドと、記録媒体を固定する円筒状の保持手段を備え、各
記録ヘッドを保持手段の回転方向と直交する方向に互い
に平行に配置し、記録媒体に対して各記録ヘッドの各記
録素子で主走査方向のインクドット記録を行うとともに
保持手段の回転により記録媒体を副走査方向に搬送さ
せ、保持手段の1回転単位で各記録ヘッドを主走査方向
に移動させ、各記録ヘッドの各記録素子間の間隔を記録
媒体に記録するインクドットの最小間隔のN(N≧2の
整数)倍とし、保持手段が1回転する間の各記録ヘッド
の主走査方向の移動量を記録媒体に記録するインクドッ
トの最小間隔のM(但し、MはN/Mが既約分数となる
整数)倍とし、保持手段が1回転する間において各記録
ヘッドの各記録素子は副走査方向に対しR(R≧1の整
数)ドット中1ドットの割合でインクドット記録を行
い、かつ保持手段による任意の1回転において各記録ヘ
ッドの記録素子によるドット位置がすべて異なるととも
に各記録ヘッドの記録素子によるドット同士が主走査方
向及び副走査方向において隣接せずにインクドット記録
を行い、保持手段がN・R・Q(Q≧2の整数)回回転
することで同一位置に最大Q回のインクドット記録を行
って記録動作を終了することにある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、この実施の形態は本発明を
カラーインクジェットプリンタに適用したものについて
述べる。図1は、要部構成を示す斜視図で、21は記録
媒体である記録用紙を巻付けて固定する円筒状の保持手
段としての回転ドラムで、この回転ドラム21は図中矢
印方向に回転し搬送されて来る記録用紙をその外周面に
巻付け後述する用紙固定装置により記録用紙を固定する
ようになっている。
【0011】前記回転ドラム21に対して、この回転ド
ラム21の回転方向の上流側から記録素子である複数の
インク吐出ノズルをライン状に配置したシアン記録ヘッ
ド22、マゼンタ記録ヘッド23、イエロー記録ヘッド
24及びブラック記録ヘッド25を順に、回転ドラム2
1の回転軸に平行にかつ互いに平行に配置している。前
記各記録ヘッド22〜25は、前記回転ドラム21の回
転軸方向に移動自在になっている。
【0012】図2は要部ブロック図で、マイクロコンピ
ュータを内蔵したコントロール部31を備え、このコン
トロール部31で、前記各記録ヘッド22〜25、この
各記録ヘッドを回転ドラム21の回転軸方向に移動動作
するヘッド移動用装置32、記録用紙を搬送動作する用
紙搬送用モータ33、前記回転ドラム21を回転動作す
るドラム用モータ34及び記録用紙を前記回転ドラム2
1に巻付けた状態で固定する用紙固定装置35を駆動制
御するようになっている。すなわち、前記コントロール
部31は外部から画像データを受信すると、前記ドラム
用モータ34及び用紙搬送用モータ33を駆動制御し、
用紙トレイから用紙をピックアップし、この用紙を前記
回転ドラム21まで搬送してこの回転ドラム21に巻付
け、前記用紙固定装置35により回転ドラム21に固定
する。そして、前記ドラム用モータ34、ヘッド移動用
装置32及び各記録ヘッド22〜25を互いに同期を取
りながら駆動制御して記録用紙に対するドット印字を行
う。
【0013】記録用紙に対する印字は以下のようにして
行う。図3は前記シアン記録ヘッド22の各インク吐出
ノズルと記録用紙36に対するドット印字の印字順序の
関係を示し、図4は前記マゼンタ記録ヘッド23の各イ
ンク吐出ノズルと記録用紙36に対するドット印字の印
字順序の関係を示し、図5は前記イエロー記録ヘッド2
4の各インク吐出ノズルと記録用紙36に対するドット
印字の印字順序の関係を示し、図6は前記ブラック記録
ヘッド25の各インク吐出ノズルと記録用紙36に対す
るドット印字の印字順序の関係を示している。
【0014】前記記録用紙36における主走査方向の数
値1〜20…は主走査方向のドット印字位置を示し、副
走査方向の数値1,2,3,4,…は副走査方向のドッ
ト印字位置を示し、正方形の1つが1ドット領域を示し
ている。正方形内の数値は記録ヘッドのインク吐出ノズ
ル番号と印字順序を示している。例えば、1-1 はノズル
番号No.1のインク吐出ノズルで回転ドラム21の1回
転目にドット印字することを示し、1-2 はノズル番号N
o.1のインク吐出ノズルで回転ドラム21の2回転目
にドット印字することを示している。
【0015】図3に示すように、前記シアン記録ヘッド
22は、回転ドラム21の1回転目においては、記録用
紙36に対して、ノズル番号No.1のインク吐出ノズル
221 で主走査方向の1ドット目を1ライン目、3ライ
ン目というように1ラインおきの奇数ラインに印字する
ような動作を行い、ノズル番号No.2のインク吐出ノズ
ル222 で主走査方向の5ドット目を1ライン目、3ラ
イン目というように1ラインおきの奇数ラインに印字す
るような動作を行い、ノズル番号No.3のインク吐出ノ
ズル223 で主走査方向の9ドット目を1ライン目、3
ライン目というように1ラインおきの奇数ラインに印字
するような動作を行い、ノズル番号No.4のインク吐出
ノズル224 で主走査方向の13ドット目を1ライン
目、3ライン目というように1ラインおきの奇数ライン
に印字するような動作を行い、ノズル番号No.5のイン
ク吐出ノズル225 で主走査方向の17ドット目を1ラ
イン目、3ライン目というように1ラインおきの奇数ラ
インに印字するような動作を行う。ノズル番号No.6以
降についても同様に主走査方向について4ドットおきに
かつ副走査方向について奇数ラインに印字するような動
作を行う。
【0016】前記シアン記録ヘッド22は、回転ドラム
21の2回転目においては、記録用紙36に対して、ノ
ズル番号No.1のインク吐出ノズル221 で主走査方向
の2ドット目を1ライン目、3ライン目というように1
ラインおきの奇数ラインに印字するような動作を行い、
ノズル番号No.2のインク吐出ノズル222 で主走査方
向の6ドット目を1ライン目、3ライン目というように
1ラインおきの奇数ラインに印字するような動作を行
い、ノズル番号No.3のインク吐出ノズル223で主走
査方向の10ドット目を1ライン目、3ライン目という
ように1ラインおきの奇数ラインに印字するような動作
を行い、ノズル番号No.4のインク吐出ノズル224 で
主走査方向の14ドット目を1ライン目、3ライン目と
いうように1ラインおきの奇数ラインに印字するような
動作を行い、ノズル番号No.5のインク吐出ノズル22
5 で主走査方向の18ドット目を1ライン目、3ライン
目というように1ラインおきの奇数ラインに印字するよ
うな動作を行う。ノズル番号No.6以降についても同様
である。
【0017】こうして印字開始時にはシアン記録ヘッド
22のノズル番号No.1のインク吐出ノズル221 を主
走査方向の1ドット目を印字するように位置決めし、回
転ドラム21の1回転目から4回転目まではシアン記録
ヘッド22を1回転毎にノズル間隔の1/4ずつ回転ド
ラム21の回転軸方向に移動しつつ副走査方向に1ライ
ン目、3ライン目というように奇数ラインに印字を行う
ような動作を行う。
【0018】前記シアン記録ヘッド22は、回転ドラム
21の5回転目においては、記録用紙36に対して、ノ
ズル番号No.1のインク吐出ノズル221 で主走査方向
の5ドット目を2ライン目、4ライン目というように1
ラインおきの偶数ラインに印字するような動作を行い、
ノズル番号No.2のインク吐出ノズル222 で主走査方
向の9ドット目を2ライン目、4ライン目というように
1ラインおきの偶数ラインに印字するような動作を行
い、ノズル番号No.3のインク吐出ノズル223で主走
査方向の13ドット目を2ライン目、4ライン目という
ように1ラインおきの偶数ラインに印字するような動作
を行い、ノズル番号No.4のインク吐出ノズル224 で
主走査方向の17ドット目を2ライン目、4ライン目と
いうように1ラインおきの偶数ラインに印字するような
動作を行い、ノズル番号No.5のインク吐出ノズル22
5 で主走査方向の21ドット目を2ライン目、4ライン
目というように1ラインおきの偶数ラインに印字するよ
うな動作を行う。すなわち、5ドット目、9ドット目、
13ドット目、17ドット目、…はすでに1回転目で1
ライン目、3ライン目の奇数ラインに対する印字が行わ
れている列であり、今回は1回転目のときに印字されな
かった偶数ラインに対して印字するように動作する。
【0019】こうして回転ドラム21の5回転目から8
回転目まではシアン記録ヘッド22をさらに1回転毎に
ノズル間隔の1/4ずつ回転ドラム21の回転軸方向に
移動しつつ副走査方向の印字されなかった偶数ラインに
印字を行うような動作を行う。
【0020】前記シアン記録ヘッド22は、回転ドラム
21の9回転目においては、記録用紙36に対して、ノ
ズル番号No.1のインク吐出ノズル221 で主走査方向
の9ドット目を2ライン目、4ライン目というように1
ラインおきの偶数ラインに印字するような動作を行い、
ノズル番号No.2のインク吐出ノズル222 で主走査方
向の13ドット目を2ライン目、4ライン目というよう
に1ラインおきの偶数ラインに印字するような動作を行
い、ノズル番号No.3のインク吐出ノズル223 で主走
査方向の17ドット目を2ライン目、4ライン目という
ように1ラインおきの偶数ラインに印字するような動作
を行う。ノズル番号No.4以降についても同様である。
すなわち、9ドット目、13ドット目、17ドット目、
…の偶数ラインはすでに5回転目で印字が行われてお
り、今回はこの上に重ねて印字するように動作する。
【0021】こうして回転ドラム21の9回転目から1
2回転目まではシアン記録ヘッド22をさらに1回転毎
にノズル間隔の1/4ずつ回転ドラム21の回転軸方向
に移動しつつ副走査方向のすでに1回印字されている偶
数ラインに重ねて印字を行うような動作を行う。
【0022】前記シアン記録ヘッド22は、回転ドラム
21の13回転目においては、記録用紙36に対して、
ノズル番号No.1のインク吐出ノズル221 で主走査方
向の13ドット目を1ライン目、3ライン目というよう
に1ラインおきの奇数ラインに印字するような動作を行
い、ノズル番号No.2のインク吐出ノズル222 で主走
査方向の17ドット目を1ライン目、3ライン目という
ように1ラインおきの奇数ラインに印字するような動作
を行い、ノズル番号No.3のインク吐出ノズル223 で
主走査方向の21ドット目を1ライン目、3ライン目と
いうように1ラインおきの奇数ラインに印字するような
動作を行う。ノズル番号No.4以降についても同様であ
る。すなわち、13ドット目、17ドット目、21ドッ
ト目、…の奇数ラインはすでに1回転目で印字が行われ
ており、今回はこの上に重ねて印字するように動作す
る。
【0023】こうして回転ドラム21の13回転目から
16回転目まではシアン記録ヘッド22をさらに1回転
毎にノズル間隔の1/4ずつ回転ドラム21の回転軸方
向に移動しつつ副走査方向のすでに1回印字されている
奇数ラインに重ねて印字を行うような動作を行う。
【0024】このような印字動作を行うシアン記録ヘッ
ド22において、回転ドラム21のj回転目におけるk
番目のインク吐出ノズル22k がドット印字する位置
は、回転ドラム21の8回転目まで、すなわち、1≦j
≦8においては、主走査方向のドット位置は、{4(k
−1)+j}、副走査方向のライン位置は、[int
{(j−1)/4}+1+2i]で示すことができる。
但し、intは、integralで整数化切捨て計算
を示し、iは0以上の整数である。
【0025】また、回転ドラム21の9回転目から16
回転目まで、すなわち、9≦j≦16においては、主走
査方向のドット位置は、{4(k−1)+j}、副走査
方向のライン位置は、[4−int{(j−1)/4}
+2i]で示すことができる。以上の動作により、シア
ン記録ヘッド22によって13ドット目以降はすべての
ドット領域が2回ずつドット印字されることになる。
【0026】図4に示すように、前記マゼンタ記録ヘッ
ド23は、回転ドラム21の1回転目においては、記録
用紙36に対して、ノズル番号No.1のインク吐出ノズ
ル231 で主走査方向の3ドット目を1ライン目、3ラ
イン目というように奇数ラインに印字するような動作を
行い、ノズル番号No.2のインク吐出ノズル232 で主
走査方向の7ドット目を1ライン目、3ライン目という
ように奇数ラインに印字するような動作を行い、ノズル
番号No.3のインク吐出ノズル233 で主走査方向の1
1ドット目を1ライン目、3ライン目というように奇数
ラインに印字するような動作を行い、ノズル番号No.4
のインク吐出ノズル234 で主走査方向の15ドット目
を1ライン目、3ライン目というように奇数ラインに印
字するような動作を行い、ノズル番号No.5のインク吐
出ノズル235 で主走査方向の19ドット目を1ライン
目、3ライン目というように奇数ラインに印字するよう
な動作を行う。ノズル番号No.6以降についても同様に
主走査方向について4ドットおきにかつ副走査方向につ
いて奇数ラインに印字するような動作を行う。
【0027】前記マゼンタ記録ヘッド23は、回転ドラ
ム21の2回転目においては、記録用紙36に対して、
ノズル番号No.1のインク吐出ノズル231 で主走査方
向の4ドット目を1ライン目、3ライン目というように
奇数ラインに印字するような動作を行い、ノズル番号N
o.2のインク吐出ノズル232 で主走査方向の8ドッ
ト目を1ライン目、3ライン目というように奇数ライン
に印字するような動作を行い、ノズル番号No.3のイン
ク吐出ノズル233 で主走査方向の12ドット目を1ラ
イン目、3ライン目というように奇数ラインに印字する
ような動作を行い、ノズル番号No.4のインク吐出ノズ
ル234 で主走査方向の16ドット目を1ライン目、3
ライン目というように奇数ラインに印字するような動作
を行い、ノズル番号No.5のインク吐出ノズル235 で
主走査方向の20ドット目を1ライン目、3ライン目と
いうように奇数ラインに印字するような動作を行う。ノ
ズル番号No.6以降についても同様である。
【0028】こうして印字開始時にはマゼンタ記録ヘッ
ド23のノズル番号No.1のインク吐出ノズル231 を
主走査方向の3ドット目を印字するように位置決めし、
回転ドラム21の1回転目から4回転目まではマゼンタ
記録ヘッド23を1回転毎にノズル間隔の1/4ずつ回
転ドラム21の回転軸方向に移動しつつ副走査方向に1
ライン目、3ライン目というように奇数ラインに印字を
行うような動作を行う。
【0029】前記マゼンタ記録ヘッド23は、回転ドラ
ム21の5回転目においては、記録用紙36に対して、
ノズル番号No.1のインク吐出ノズル231 で主走査方
向の7ドット目を2ライン目、4ライン目というように
偶数ラインに印字するような動作を行い、ノズル番号N
o.2のインク吐出ノズル232 で主走査方向の11ド
ット目を2ライン目、4ライン目というように偶数ライ
ンに印字するような動作を行い、ノズル番号No.3のイ
ンク吐出ノズル233 で主走査方向の15ドット目を2
ライン目、4ライン目というように偶数ラインに印字す
るような動作を行い、ノズル番号No.4のインク吐出ノ
ズル234 で主走査方向の19ドット目を2ライン目、
4ライン目というように偶数ラインに印字するような動
作を行う。すなわち、7ドット目、11ドット目、15
ドット目、19ドット目、…はすでに1回転目で1ライ
ン目、3ライン目の奇数ラインに対する印字が行われて
いる列であり、今回は1回転目のときに印字されなかっ
た偶数ラインに対して印字するように動作する。
【0030】こうして回転ドラム21の5回転目から8
回転目まではマゼンタ記録ヘッド23をさらに1回転毎
にノズル間隔の1/4ずつ回転ドラム21の回転軸方向
に移動しつつ副走査方向の印字されなかった偶数ライン
に印字を行うような動作を行う。
【0031】前記マゼンタ記録ヘッド23は、回転ドラ
ム21の9回転目においては、記録用紙36に対して、
ノズル番号No.1のインク吐出ノズル231 で主走査方
向の11ドット目を2ライン目、4ライン目というよう
に偶数ラインに印字するような動作を行い、ノズル番号
No.2のインク吐出ノズル232 で主走査方向の15ド
ット目を2ライン目、4ライン目というように偶数ライ
ンに印字するような動作を行い、ノズル番号No.3のイ
ンク吐出ノズル233 で主走査方向の19ドット目を2
ライン目、4ライン目というように1ラインおきの偶数
ラインに印字するような動作を行う。ノズル番号No.4
以降についても同様である。すなわち、11ドット目、
15ドット目、19ドット目、…の偶数ラインはすでに
5回転目で印字が行われており、今回はこの上に重ねて
印字するように動作する。
【0032】こうして回転ドラム21の9回転目から1
2回転目まではマゼンタ記録ヘッド23をさらに1回転
毎にノズル間隔の1/4ずつ回転ドラム21の回転軸方
向に移動しつつ副走査方向のすでに1回印字されている
偶数ラインに重ねて印字を行うような動作を行う。
【0033】前記マゼンタ記録ヘッド23は、回転ドラ
ム21の13回転目においては、記録用紙36に対し
て、ノズル番号No.1のインク吐出ノズル231 で主走
査方向の15ドット目を1ライン目、3ライン目という
ように奇数ラインに印字するような動作を行い、ノズル
番号No.2のインク吐出ノズル232 で主走査方向の1
9ドット目を1ライン目、3ライン目というように奇数
ラインに印字するような動作を行う。ノズル番号No.3
以降についても同様である。すなわち、15ドット目、
19ドット目、…の奇数ラインはすでに1回転目で印字
が行われており、今回はこの上に重ねて印字するように
動作する。
【0034】こうして回転ドラム21の13回転目から
16回転目まではマゼンタ記録ヘッド23をさらに1回
転毎にノズル間隔の1/4ずつ回転ドラム21の回転軸
方向に移動しつつ副走査方向のすでに1回印字されてい
る奇数ラインに重ねて印字を行うような動作を行う。以
上の動作により、マゼンタ記録ヘッド23によって15
ドット目以降はすべてのドット領域が2回ずつドット印
字されることになる。
【0035】図5に示すように、前記イエロー記録ヘッ
ド24は、回転ドラム21の1回転目においては、記録
用紙36に対して、ノズル番号No.1のインク吐出ノズ
ル241 で主走査方向の2ドット目を2ライン目、4ラ
イン目というように偶数ラインに印字するような動作を
行い、ノズル番号No.2のインク吐出ノズル242 で主
走査方向の6ドット目を2ライン目、4ライン目という
ように偶数ラインに印字するような動作を行い、ノズル
番号No.3のインク吐出ノズル243 で主走査方向の1
0ドット目を2ライン目、4ライン目というように偶数
ラインに印字するような動作を行い、ノズル番号No.4
のインク吐出ノズル244 で主走査方向の14ドット目
を2ライン目、4ライン目というように偶数ラインに印
字するような動作を行い、ノズル番号No.5のインク吐
出ノズル245 で主走査方向の18ドット目を2ライン
目、4ライン目というように偶数ラインに印字するよう
な動作を行う。ノズル番号No.6以降についても同様に
主走査方向について4ドットおきにかつ副走査方向につ
いて偶数ラインに印字するような動作を行う。
【0036】前記イエロー記録ヘッド24は、回転ドラ
ム21の2回転目においては、記録用紙36に対して、
ノズル番号No.1のインク吐出ノズル241 で主走査方
向の3ドット目を2ライン目、4ライン目というように
偶数ラインに印字するような動作を行い、ノズル番号N
o.2のインク吐出ノズル242 で主走査方向の7ドッ
ト目を2ライン目、4ライン目というように偶数ライン
に印字するような動作を行い、ノズル番号No.3のイン
ク吐出ノズル243 で主走査方向の11ドット目を2ラ
イン目、4ライン目というように偶数ラインに印字する
ような動作を行い、ノズル番号No.4のインク吐出ノズ
ル244 で主走査方向の15ドット目を2ライン目、4
ライン目というように偶数ラインに印字するような動作
を行い、ノズル番号No.5のインク吐出ノズル245 で
主走査方向の19ドット目を2ライン目、4ライン目と
いうように偶数ラインに印字するような動作を行う。ノ
ズル番号No.6以降についても同様である。
【0037】こうして印字開始時にはイエロー記録ヘッ
ド24のノズル番号No.1のインク吐出ノズル241 を
主走査方向の2ドット目を印字するように位置決めし、
回転ドラム21の1回転目から4回転目まではイエロー
記録ヘッド24を1回転毎にノズル間隔の1/4ずつ回
転ドラム21の回転軸方向に移動しつつ副走査方向に2
ライン目、4ライン目というように偶数ラインに印字を
行うような動作を行う。
【0038】前記イエロー記録ヘッド24は、回転ドラ
ム21の5回転目においては、記録用紙36に対して、
ノズル番号No.1のインク吐出ノズル241 で主走査方
向の6ドット目を1ライン目、3ライン目というように
奇数ラインに印字するような動作を行い、ノズル番号N
o.2のインク吐出ノズル242 で主走査方向の10ド
ット目を1ライン目、3ライン目というように奇数ライ
ンに印字するような動作を行い、ノズル番号No.3のイ
ンク吐出ノズル243 で主走査方向の14ドット目を1
ライン目、3ライン目というように奇数ラインに印字す
るような動作を行い、ノズル番号No.4のインク吐出ノ
ズル244 で主走査方向の18ドット目を1ライン目、
3ライン目というように奇数ラインに印字するような動
作を行う。すなわち、6ドット目、10ドット目、14
ドット目、18ドット目、…はすでに1回転目で2ライ
ン目、4ライン目の偶数ラインに対する印字が行われて
おり、今回は1回転目のときに印字されなかった奇数ラ
インに対して印字するように動作する。
【0039】こうして回転ドラム21の5回転目から8
回転目まではイエロー記録ヘッド24をさらに1回転毎
にノズル間隔の1/4ずつ回転ドラム21の回転軸方向
に移動しつつ副走査方向の印字されなかった奇数ライン
に印字を行うような動作を行う。
【0040】前記イエロー記録ヘッド24は、回転ドラ
ム21の9回転目においては、記録用紙36に対して、
ノズル番号No.1のインク吐出ノズル241 で主走査方
向の10ドット目を1ライン目、3ライン目というよう
に奇数ラインに印字するような動作を行い、ノズル番号
No.2のインク吐出ノズル242 で主走査方向の14ド
ット目を1ライン目、3ライン目というように奇数ライ
ンに印字するような動作を行い、ノズル番号No.3のイ
ンク吐出ノズル243 で主走査方向の18ドット目を1
ライン目、3ライン目というように奇数ラインに印字す
るような動作を行う。ノズル番号No.4以降についても
同様である。すなわち、10ドット目、14ドット目、
18ドット目、…の奇数ラインはすでに5回転目で印字
が行われており、今回はこの上に重ねて印字するように
動作する。
【0041】こうして回転ドラム21の9回転目から1
2回転目まではイエロー記録ヘッド24をさらに1回転
毎にノズル間隔の1/4ずつ回転ドラム21の回転軸方
向に移動しつつ副走査方向のすでに1回印字されている
奇数ラインに重ねて印字を行うような動作を行う。
【0042】前記イエロー記録ヘッド24は、回転ドラ
ム21の13回転目においては、記録用紙36に対し
て、ノズル番号No.1のインク吐出ノズル241 で主走
査方向の14ドット目を2ライン目、4ライン目という
ように偶数ラインに印字するような動作を行い、ノズル
番号No.2のインク吐出ノズル242 で主走査方向の1
8ドット目を2ライン目、4ライン目というように偶数
ラインに印字するような動作を行う。ノズル番号No.3
以降についても同様である。すなわち、14ドット目、
18ドット目、…の偶数ラインはすでに1回転目で印字
が行われており、今回はこの上に重ねて印字するように
動作する。
【0043】こうして回転ドラム21の13回転目から
16回転目まではイエロー記録ヘッド24をさらに1回
転毎にノズル間隔の1/4ずつ回転ドラム21の回転軸
方向に移動しつつ副走査方向のすでに1回印字されてい
る偶数ラインに重ねて印字を行うような動作を行う。以
上の動作により、イエロー記録ヘッド24によって14
ドット目以降はすべてのドット領域が2回ずつドット印
字されることになる。
【0044】図6に示すように、前記ブラック記録ヘッ
ド25は、回転ドラム21の1回転目においては、記録
用紙36に対して、ノズル番号No.1のインク吐出ノズ
ル251 で主走査方向の4ドット目を2ライン目、4ラ
イン目というように偶数ラインに印字するような動作を
行い、ノズル番号No.2のインク吐出ノズル252 で主
走査方向の8ドット目を2ライン目、4ライン目という
ように偶数ラインに印字するような動作を行い、ノズル
番号No.3のインク吐出ノズル253 で主走査方向の1
2ドット目を2ライン目、4ライン目というように偶数
ラインに印字するような動作を行い、ノズル番号No.4
のインク吐出ノズル254 で主走査方向の16ドット目
を2ライン目、4ライン目というように偶数ラインに印
字するような動作を行い、ノズル番号No.5のインク吐
出ノズル255 で主走査方向の20ドット目を2ライン
目、4ライン目というように偶数ラインに印字するよう
な動作を行う。ノズル番号No.6以降についても同様に
主走査方向について4ドットおきにかつ副走査方向につ
いて偶数ラインに印字するような動作を行う。
【0045】前記ブラック記録ヘッド25は、回転ドラ
ム21の2回転目においては、記録用紙36に対して、
ノズル番号No.1のインク吐出ノズル251 で主走査方
向の5ドット目を2ライン目、4ライン目というように
偶数ラインに印字するような動作を行い、ノズル番号N
o.2のインク吐出ノズル252 で主走査方向の9ドッ
ト目を2ライン目、4ライン目というように偶数ライン
に印字するような動作を行い、ノズル番号No.3のイン
ク吐出ノズル253 で主走査方向の13ドット目を2ラ
イン目、4ライン目というように偶数ラインに印字する
ような動作を行い、ノズル番号No.4のインク吐出ノズ
ル254 で主走査方向の17ドット目を2ライン目、4
ライン目というように偶数ラインに印字するような動作
を行い、ノズル番号No.5のインク吐出ノズル255 で
主走査方向の21ドット目を2ライン目、4ライン目と
いうように偶数ラインに印字するような動作を行う。ノ
ズル番号No.6以降についても同様である。
【0046】こうして印字開始時にはブラック記録ヘッ
ド25のノズル番号No.1のインク吐出ノズル251 を
主走査方向の4ドット目を印字するように位置決めし、
回転ドラム21の1回転目から4回転目まではブラック
記録ヘッド25を1回転毎にノズル間隔の1/4ずつ回
転ドラム21の回転軸方向に移動しつつ副走査方向に2
ライン目、4ライン目というように偶数ラインに印字を
行うような動作を行う。
【0047】前記ブラック記録ヘッド25は、回転ドラ
ム21の5回転目においては、記録用紙36に対して、
ノズル番号No.1のインク吐出ノズル251 で主走査方
向の8ドット目を1ライン目、3ライン目というように
奇数ラインに印字するような動作を行い、ノズル番号N
o.2のインク吐出ノズル252 で主走査方向の12ド
ット目を1ライン目、3ライン目というように奇数ライ
ンに印字するような動作を行い、ノズル番号No.3のイ
ンク吐出ノズル253 で主走査方向の16ドット目を1
ライン目、3ライン目というように奇数ラインに印字す
るような動作を行い、ノズル番号No.4のインク吐出ノ
ズル254 で主走査方向の20ドット目を1ライン目、
3ライン目というように奇数ラインに印字するような動
作を行う。すなわち、8ドット目、12ドット目、16
ドット目、20ドット目、…はすでに1回転目で2ライ
ン目、4ライン目の偶数ラインに対する印字が行われて
おり、今回は1回転目のときに印字されなかった奇数ラ
インに対して印字するように動作する。
【0048】こうして回転ドラム21の5回転目から8
回転目まではブラック記録ヘッド25をさらに1回転毎
にノズル間隔の1/4ずつ回転ドラム21の回転軸方向
に移動しつつ副走査方向の印字されなかった奇数ライン
に印字を行うような動作を行う。
【0049】前記ブラック記録ヘッド25は、回転ドラ
ム21の9回転目においては、記録用紙36に対して、
ノズル番号No.1のインク吐出ノズル251 で主走査方
向の12ドット目を1ライン目、3ライン目というよう
に奇数ラインに印字するような動作を行い、ノズル番号
No.2のインク吐出ノズル252 で主走査方向の16ド
ット目を1ライン目、3ライン目というように奇数ライ
ンに印字するような動作を行い、ノズル番号No.3のイ
ンク吐出ノズル253 で主走査方向の20ドット目を1
ライン目、3ライン目というように奇数ラインに印字す
るような動作を行う。ノズル番号No.4以降についても
同様である。すなわち、12ドット目、16ドット目、
20ドット目、…の奇数ラインはすでに5回転目で印字
が行われており、今回はこの上に重ねて印字するように
動作する。
【0050】こうして回転ドラム21の9回転目から1
2回転目まではブラック記録ヘッド25をさらに1回転
毎にノズル間隔の1/4ずつ回転ドラム21の回転軸方
向に移動しつつ副走査方向のすでに1回印字されている
奇数ラインに重ねて印字を行うような動作を行う。
【0051】前記ブラック記録ヘッド25は、回転ドラ
ム21の13回転目においては、記録用紙36に対し
て、ノズル番号No.1のインク吐出ノズル251 で主走
査方向の16ドット目を2ライン目、4ライン目という
ように偶数ラインに印字するような動作を行い、ノズル
番号No.2のインク吐出ノズル252 で主走査方向の2
0ドット目を2ライン目、4ライン目というように偶数
ラインに印字するような動作を行う。ノズル番号No.3
以降についても同様である。すなわち、16ドット目、
20ドット目、…の偶数ラインはすでに1回転目で印字
が行われており、今回はこの上に重ねて印字するように
動作する。
【0052】こうして回転ドラム21の13回転目から
16回転目まではブラック記録ヘッド25をさらに1回
転毎にノズル間隔の1/4ずつ回転ドラム21の回転軸
方向に移動しつつ副走査方向のすでに1回印字されてい
る偶数ラインに重ねて印字を行うような動作を行う。以
上の動作により、ブラック記録ヘッド25によって16
ドット目以降はすべてのドット領域が2回ずつドット印
字されることになる。
【0053】前記各記録ヘッド22〜25は、それぞれ
記録素子であるインク吐出ノズルの間隔がインクドット
の最小間隔の4(=N)倍で、主走査方向の移動量がイ
ンクドットの最小間隔の1(=M)倍で、保持手段であ
る回転ドラム21が1回転する間において各インク吐出
ノズルは副走査方向に対して2(=R)ドット中1ドッ
トの割合でインクドット記録を行うようになっている。
そして、回転ドラム21が16回転することで同一位置
に最大2(=Q)回のインクドット記録を行って印字動
作を終了することになる。従って、4・2・2=16の
関係が成立する。すなわち、N・R・Q=16の関係が
成立する。
【0054】この実施の形態では、各記録ヘッド22〜
25は、それぞれ2回のインク吐出を行って1ドット印
字を行うようになっているので、1回のインク吐出量を
少なくすることができる。そして、この4つの記録ヘッ
ド22〜25を使用して行うカラー印字では回転ドラム
21が16回転したときに記録用紙36に対する印字が
終了する。従って、回転ドラム21が16回転すると、
用紙固定装置35を駆動制御して記録用紙36の固定状
態を解除し、用紙搬送用モータ33を駆動して回転ドラ
ム21から印字済みの記録用紙21を剥離し、搬送して
排紙する。
【0055】また、この印字制御では、主走査方向の1
ドット目から15ドット目、すなわち、左側から15ド
ット目まで、同じく、図示はしていないが右側から15
ドット目まではすべてのドット領域が2回ずつ印字され
ない間引き印字領域となっている。従って、この印字領
域は実際の印字には使用しない領域となる。すなわち、
左右15ドットの領域には予め空白データを設定して印
字しないようにする。
【0056】また、この印字制御における各記録ヘッド
22〜25の配置と実際に印字する領域における各ドッ
ト領域のシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)及びブラック(K)の印字順序を示すと図7に示
すようになる。図において、例えば主走査方向に16ド
ット目、副走査方向に1ライン目のドット領域はMCK
YKYMCと表現しているが、これはM→C→K→Y→
K→Y→M→C→M→C→K→Y→K→Y→M→Cの順
にドット印字することを示しており、各記録ヘッド22
〜25が前述した印字制御を行うことで記録用紙36に
対する各色の印字順序は図7に示すようになる。
【0057】このような印字制御においては、同一色同
士のドットは回転ドラム21の1〜4回転目まで、5〜
12回転目まで及び13〜16回転目までのそれぞれに
おいて右方向に隣接する。しかし、同一色であり、しか
も2回のインク吐出によって本来の1ドット分のインク
吐出を行うようになっていて1回当たりのインク吐出量
が少ないので、隣接したドット間での色混合や色のにじ
みはほとんど生じない。
【0058】また、異なる色同士のドットは右方向にド
ットが隣接するまで回転ドラム21が1回転する時間が
ある。すなわち、回転ドラム21の任意の1回転におい
て各記録ヘッド22〜25によって印字されるドットは
互いに主走査方向及び副走査方向において隣接すること
はない。従って、異なる色同士における隣接したドット
間での色混合や色のにじみもほとんど生じない。
【0059】また、異なる色同士が重なるまでには回転
ドラム21が2回転する時間があるので、その間にイン
クが充分に乾燥するので、色の重なりによってにじみが
生じることもない。また、回転ドラム21が1回転する
間に同一のドット領域に印字するドットは1色のみであ
る。すなわち、回転ドラム21の任意の1回転において
各記録ヘッド22〜25による印字のドット位置がすべ
て異なる。しかも1回当たりのインク吐出量は少ない。
従って、回転ドラム21が1回転する間に同一のドット
領域に吐出されるインク量は従来に比べて極めて少なく
なり、この点においてもインクのにじみや隣接したドッ
ト間との色の混合という問題は生じない。
【0060】また、実際に印字する領域において、副走
査方向の各列は各記録ヘッド22〜25がそれぞれ4つ
のインク吐出ノズルを使用して印字することになり、ノ
ズル間のばらつきによる印字濃度むらを充分に抑えるこ
とができる。ところで、この印字制御では各印字ドット
領域における色の重なり順序が変化するが、その変化も
主走査方向に4ドット、副走査方向に2ラインの範囲で
繰り返す変化であり、従って、平均的な色は一定にな
り、色画質に影響を与えることはない。
【0061】また、この印字制御における各記録ヘッド
22〜25の主走査方向の移動は、回転ドラム21が1
回転する間に各記録ヘッドを連続してノズル間隔の1/
4だけ移動させる制御を行っても、回転ドラム21が1
回転する毎に各記録ヘッドを間欠的にノズル間隔の1/
4だけ移動させる制御を行ってもよい。
【0062】なお、前述した実施の形態は各記録ヘッド
がそれぞれ2値印字する場合について述べたが必ずしも
これに限定するものではなく、インク吐出回数を0回、
1回、2回に制御すれば3値印字が可能となる。また、
各記録ヘッドのインク吐出ノズルからのインク吐出量を
多値制御する多値印字にも適用できるものである。この
場合、多くの階調を実現するにはノズルからの最大吐出
体積(量)と最小吐出体積(量)の比を大きくすること
が必要となり、これを1回のインク吐出で実現しようと
するとヘッドの構成が複雑化してコスト高となるが、こ
の実施の形態のように1ドットを2回のインク吐出動作
で形成する方式を採用すればノズルにおける最大吐出体
積と最小吐出体積の比を小さくすることができ、記録ヘ
ッドのコスト低下を図ることができる。
【0063】なお、前述した実施の形態はこの発明をイ
ンクジェットプリンタに適用したものについて述べたが
必ずしもこれに限定するものではなく、インクリボンを
使用してインクを記録媒体に転写するプリンタにも適用
できるものである。
【0064】
【発明の効果】以上、請求項1乃至3記載の発明によれ
ば、濃度むらの低減を図ることは勿論、インクのにじみ
を極力防止して画質劣化を防止できる。また、請求項2
及び3記載の発明によれば、さらに、インクのにじみを
より確実に防止でき、特にカラー画像記録において画質
劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における要部構成を示す斜
視図。
【図2】同実施の形態における要部ブロック図。
【図3】同実施の形態におけるシアン記録ヘッドの各イ
ンク吐出ノズルと記録用紙に対するドット印字の印字順
序の関係を示す図。
【図4】同実施の形態におけるマゼンタ記録ヘッドの各
インク吐出ノズルと記録用紙に対するドット印字の印字
順序の関係を示す図。
【図5】同実施の形態におけるイエロー記録ヘッドの各
インク吐出ノズルと記録用紙に対するドット印字の印字
順序の関係を示す図。
【図6】同実施の形態におけるブラック記録ヘッドの各
インク吐出ノズルと記録用紙に対するドット印字の印字
順序の関係を示す図。
【図7】同実施の形態における各記録ヘッドの配置と実
際に印字する領域の各ドット領域の色印字順序を示す
図。
【図8】従来のインクジェットプリンタによる印字の課
題を説明するための図。
【図9】従来のインクジェット記録ヘッドによる市松状
の間引き印字方法を説明するための図。
【符号の説明】
21…回転ドラム(保持手段) 22…シアン記録ヘッド 23…マゼンタ記録ヘッド 24…イエロー記録ヘッド 25…ブラック記録ヘッド 31…コントロール部 32…ヘッド移動用装置 34…ドラム用モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を所定の間隔を隔ててラ
    イン状に配置した記録ヘッドと、記録媒体を固定する円
    筒状の保持手段を備え、前記記録ヘッドを前記保持手段
    の回転方向と直交する方向に配置し、前記記録媒体に対
    して前記記録ヘッドの各記録素子で主走査方向のインク
    ドット記録を行うとともに前記保持手段の回転により前
    記記録媒体を副走査方向に搬送させ、前記保持手段の1
    回転単位で前記記録ヘッドを主走査方向に移動させ、 前記記録ヘッドの各記録素子間の間隔を前記記録媒体に
    記録するインクドットの最小間隔のN(N≧2の整数)
    倍とし、前記保持手段が1回転する間の前記記録ヘッド
    の主走査方向の移動量を前記記録媒体に記録するインク
    ドットの最小間隔のM(但し、MはN/Mが既約分数と
    なる整数)倍とし、 前記保持手段が1回転する間において前記記録ヘッドの
    各記録素子は副走査方向に対しR(R≧1の整数)ドッ
    ト中1ドットの割合でインクドット記録を行い、前記保
    持手段がN・R・Q(Q≧2の整数)回回転することで
    同一位置に最大Q回のインクドット記録を行って記録動
    作を終了することを特徴とする記録方法。
  2. 【請求項2】 複数の記録素子を所定の間隔を隔ててラ
    イン状に配置した複数の記録ヘッドと、記録媒体を固定
    する円筒状の保持手段を備え、前記各記録ヘッドを前記
    保持手段の回転方向と直交する方向に互いに平行に配置
    し、前記記録媒体に対して前記各記録ヘッドの各記録素
    子で主走査方向のインクドット記録を行うとともに前記
    保持手段の回転により前記記録媒体を副走査方向に搬送
    させ、前記保持手段の1回転単位で前記各記録ヘッドを
    主走査方向に移動させ、 前記各記録ヘッドの各記録素子間の間隔を前記記録媒体
    に記録するインクドットの最小間隔のN(N≧2の整
    数)倍とし、前記保持手段が1回転する間の前記各記録
    ヘッドの主走査方向の移動量を前記記録媒体に記録する
    インクドットの最小間隔のM(但し、MはN/Mが既約
    分数となる整数)倍とし、 前記保持手段が1回転する間において前記各記録ヘッド
    の各記録素子は副走査方向に対しR(R≧1の整数)ド
    ット中1ドットの割合でインクドット記録を行い、かつ
    前記保持手段による任意の1回転において前記各記録ヘ
    ッドの記録素子によるドット位置がすべて異なり、前記
    保持手段がN・R・Q(Q≧2の整数)回回転すること
    で同一位置に最大Q回のインクドット記録を行って記録
    動作を終了することを特徴とする記録方法。
  3. 【請求項3】 複数の記録素子を所定の間隔を隔ててラ
    イン状に配置した複数の記録ヘッドと、記録媒体を固定
    する円筒状の保持手段を備え、前記各記録ヘッドを前記
    保持手段の回転方向と直交する方向に互いに平行に配置
    し、前記記録媒体に対して前記各記録ヘッドの各記録素
    子で主走査方向のインクドット記録を行うとともに前記
    保持手段の回転により前記記録媒体を副走査方向に搬送
    させ、前記保持手段の1回転単位で前記各記録ヘッドを
    主走査方向に移動させ、 前記各記録ヘッドの各記録素子間の間隔を前記記録媒体
    に記録するインクドットの最小間隔のN(N≧2の整
    数)倍とし、前記保持手段が1回転する間の前記各記録
    ヘッドの主走査方向の移動量を前記記録媒体に記録する
    インクドットの最小間隔のM(但し、MはN/Mが既約
    分数となる整数)倍とし、 前記保持手段が1回転する間において前記各記録ヘッド
    の各記録素子は副走査方向に対しR(R≧1の整数)ド
    ット中1ドットの割合でインクドット記録を行い、かつ
    前記保持手段による任意の1回転において前記各記録ヘ
    ッドの記録素子によるドット位置がすべて異なるととも
    に前記各記録ヘッドの記録素子によるドット同士が主走
    査方向及び副走査方向において隣接せずにインクドット
    記録を行い、前記保持手段がN・R・Q(Q≧2の整
    数)回回転することで同一位置に最大Q回のインクドッ
    ト記録を行って記録動作を終了することを特徴とする記
    録方法。
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