JPH10315356A - 小径の波形形成ロールを備えた片面機 - Google Patents
小径の波形形成ロールを備えた片面機Info
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- JPH10315356A JPH10315356A JP10150584A JP15058498A JPH10315356A JP H10315356 A JPH10315356 A JP H10315356A JP 10150584 A JP10150584 A JP 10150584A JP 15058498 A JP15058498 A JP 15058498A JP H10315356 A JPH10315356 A JP H10315356A
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- B31F1/24—Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
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- B31F1/28—Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
- B31F1/2845—Details, e.g. provisions for drying, moistening, pressing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な構成でありながら、ラビリンスの影響を
排除し、かつ波形形成ロールのたわみを防止できる片面
機を提供する。 【解決手段】小径の波形形成ロール12と大径の波形形
成ロール11との間のニップ16によって波形形成ニッ
プを構成する。必要な波形形成ニップ圧を確保するため
に、かつ軸と直交する方向に小径の波形形成ロール12
がたわむのを防止するために、押圧回転ロール装置30
を、小径の波形形成ロール12に下降傾斜する押圧力を
加えるように配置する。
排除し、かつ波形形成ロールのたわみを防止できる片面
機を提供する。 【解決手段】小径の波形形成ロール12と大径の波形形
成ロール11との間のニップ16によって波形形成ニッ
プを構成する。必要な波形形成ニップ圧を確保するため
に、かつ軸と直交する方向に小径の波形形成ロール12
がたわむのを防止するために、押圧回転ロール装置30
を、小径の波形形成ロール12に下降傾斜する押圧力を
加えるように配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片面段ボールウエ
ブを形成する装置、より特定すると、片面機(sing
le facer)の波形形成ロール集合体に関する。
ブを形成する装置、より特定すると、片面機(sing
le facer)の波形形成ロール集合体に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボールの製造に用いられる片面機で
は、中しんウエブを波形にし、接着剤を中しんウエブの
一方の面の段の先端に塗布又は吹き付け、十分な熱と圧
力を加えながらライナウエブを中しんウエブの接着剤が
塗布された段先端と接触させて初期結合を形成してい
る。従来の片面機は、一般に、1対の段付きすなわち溝
付き波形形成ロールと圧力ロールとを備え、これらのロ
ールは、これら3つの全てのロールの軸が概ね一つの平
面上に位置するように整合して配置されている。中しん
ウエブは互に係合されている波形形成ロールの間に供給
され、接着剤は、中しんウエブが3本のロールからなる
ロール集合体の中間に位置する波形形成ロールにまだ滞
留し又は巻き付けられているうちに、接着剤ロールによ
り段の先端に塗布される。ライナウエブはその後直ち
に、圧力ロールと波形形成ロールとの間のニップにおい
て、中しんウエブの接着剤が塗布された段先端と加圧接
触させられる。
は、中しんウエブを波形にし、接着剤を中しんウエブの
一方の面の段の先端に塗布又は吹き付け、十分な熱と圧
力を加えながらライナウエブを中しんウエブの接着剤が
塗布された段先端と接触させて初期結合を形成してい
る。従来の片面機は、一般に、1対の段付きすなわち溝
付き波形形成ロールと圧力ロールとを備え、これらのロ
ールは、これら3つの全てのロールの軸が概ね一つの平
面上に位置するように整合して配置されている。中しん
ウエブは互に係合されている波形形成ロールの間に供給
され、接着剤は、中しんウエブが3本のロールからなる
ロール集合体の中間に位置する波形形成ロールにまだ滞
留し又は巻き付けられているうちに、接着剤ロールによ
り段の先端に塗布される。ライナウエブはその後直ち
に、圧力ロールと波形形成ロールとの間のニップにおい
て、中しんウエブの接着剤が塗布された段先端と加圧接
触させられる。
【0003】波形形成ロールのニップ圧と波形形成速度
の増大にともない、波形が形成された中しんウエブの品
質を保持するとともに、大きな騒音と振動の問題に対処
しようとするために、片面機の構造の改良が行われてき
た。例えば、波形形成ニップを構成する波形形成ロール
間には負荷が作用しているので、段付き波形形成ロール
の一方にクラウンの付いた表面を形成して、大きいニッ
プ圧の下で生ずるロールのたわみに対処することが必要
となっている。大きな負荷により生ずるたわみはまた、
騒音と振動の原因の1つであるとも考えられている。2
つの波形形成ロールと下側の圧力ロールとが概ね整合し
て配置されている構成、すなわち、これらのロールの軸
が実質上同一平面上に配置されている構成の従来の片面
機においては、波形形成ロール間の負荷は圧力ロールに
伝達するので、負荷と速度が大きい場合に生ずる問題は
さらに増大する。したがって、2枚の片面段ボールウエ
ブ素材を接合するニップを形成している波形形成ロール
のたわみに適合する負のクラウン(negative
crown)を有する圧力ロールを製造しなければなら
ない場合もあった。
の増大にともない、波形が形成された中しんウエブの品
質を保持するとともに、大きな騒音と振動の問題に対処
しようとするために、片面機の構造の改良が行われてき
た。例えば、波形形成ニップを構成する波形形成ロール
間には負荷が作用しているので、段付き波形形成ロール
の一方にクラウンの付いた表面を形成して、大きいニッ
プ圧の下で生ずるロールのたわみに対処することが必要
となっている。大きな負荷により生ずるたわみはまた、
騒音と振動の原因の1つであるとも考えられている。2
つの波形形成ロールと下側の圧力ロールとが概ね整合し
て配置されている構成、すなわち、これらのロールの軸
が実質上同一平面上に配置されている構成の従来の片面
機においては、波形形成ロール間の負荷は圧力ロールに
伝達するので、負荷と速度が大きい場合に生ずる問題は
さらに増大する。したがって、2枚の片面段ボールウエ
ブ素材を接合するニップを形成している波形形成ロール
のたわみに適合する負のクラウン(negative
crown)を有する圧力ロールを製造しなければなら
ない場合もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高速片面機の操作にお
いて遭遇する最も重大な問題の1つに、いわゆる「ラビ
リンス」の影響(”labyrinth” effec
t)がある。大きい負荷と一層大きい速度に対処するた
め、片面機の製造者は波形形成ロールの直径、重量及び
強度を次第に大きくしていった。中しんウエブが2本の
波形形成ロールの互いに係合する段あるいは溝により形
成される圧力ニップに引き込まれると、中しんウエブは
変形しはじめ、段が完全にあるいは正確に係合するニッ
プの実際の中心線又は中心部に向けて移動するにしたが
って、折り目が付けられ、ギャザーが形成されて行く。
波形形成ロールの直径が大きくなるとウエブの経路の蛇
行範囲が一層長くなり、ニップが完全に形成されている
位置に移動する間に、中しんウエブは係合する波形形成
ロールの対向しかつ交互に位置する段又は溝あるいは歯
の周囲に部分的に巻き付きはじめる。中しんウエブの各
巻き付き部は、中しんウエブがニップ中心に近づくとき
に、段の先端の周囲のわずかに大きな半径部分を取り囲
んで行くので、段の先端におけるウエブの変形又は巻き
付きにより、中しんウエブには全体的な張力の他にさら
に付加的な張力が加わることとなる。このような付随的
なラビリンスの影響は波形形成ロールの直径が大きくな
るにつれて増大するので、中しんウエブの破断又は引裂
が生じやすくなっている。
いて遭遇する最も重大な問題の1つに、いわゆる「ラビ
リンス」の影響(”labyrinth” effec
t)がある。大きい負荷と一層大きい速度に対処するた
め、片面機の製造者は波形形成ロールの直径、重量及び
強度を次第に大きくしていった。中しんウエブが2本の
波形形成ロールの互いに係合する段あるいは溝により形
成される圧力ニップに引き込まれると、中しんウエブは
変形しはじめ、段が完全にあるいは正確に係合するニッ
プの実際の中心線又は中心部に向けて移動するにしたが
って、折り目が付けられ、ギャザーが形成されて行く。
波形形成ロールの直径が大きくなるとウエブの経路の蛇
行範囲が一層長くなり、ニップが完全に形成されている
位置に移動する間に、中しんウエブは係合する波形形成
ロールの対向しかつ交互に位置する段又は溝あるいは歯
の周囲に部分的に巻き付きはじめる。中しんウエブの各
巻き付き部は、中しんウエブがニップ中心に近づくとき
に、段の先端の周囲のわずかに大きな半径部分を取り囲
んで行くので、段の先端におけるウエブの変形又は巻き
付きにより、中しんウエブには全体的な張力の他にさら
に付加的な張力が加わることとなる。このような付随的
なラビリンスの影響は波形形成ロールの直径が大きくな
るにつれて増大するので、中しんウエブの破断又は引裂
が生じやすくなっている。
【0005】ラビリンスの問題に対する解決策の1つ
が、米国特許第3,990,935号に提案されてい
る。この米国特許に開示されている片面機は、波形形成
ロールの直径を比較的小さく維持してラビリンス経路の
長さを最小にするとともに、ロールが波形形成ニップの
高い負荷によって受ける避けることができない弓状の反
りを補正するための内部からの加圧による曲げ作用を提
供するように構成されている。ラビリンスの影響の問題
に対する別の解決策が、米国特許第4,531,996
号に提案されている。この米国特許によれば、下側の波
形形成ロールと接触する上側の波形形成ロールは、異な
る位置において下側波形形成ロールとニップ接触を行う
軸方向に隣接したセグメントに分割されて「ディフェー
ズ」される(dephased)。このディフェーズ効
果は、上側波形形成ロールの直径が異なるセグメントを
形成することにより得られる。しかしながら、上記した
解決策はいずれも、ロール構造が著しく複雑になる。さ
らに別の解決策として、大径の波形形成ロールの一つを
省略するとともに、必要なニップ圧を確保できるよう
に、かつ小径の波形形成ロールがたわまないように、こ
の小径の波形形成ロールを安定させる他の手段を使用す
ることが考えられる。
が、米国特許第3,990,935号に提案されてい
る。この米国特許に開示されている片面機は、波形形成
ロールの直径を比較的小さく維持してラビリンス経路の
長さを最小にするとともに、ロールが波形形成ニップの
高い負荷によって受ける避けることができない弓状の反
りを補正するための内部からの加圧による曲げ作用を提
供するように構成されている。ラビリンスの影響の問題
に対する別の解決策が、米国特許第4,531,996
号に提案されている。この米国特許によれば、下側の波
形形成ロールと接触する上側の波形形成ロールは、異な
る位置において下側波形形成ロールとニップ接触を行う
軸方向に隣接したセグメントに分割されて「ディフェー
ズ」される(dephased)。このディフェーズ効
果は、上側波形形成ロールの直径が異なるセグメントを
形成することにより得られる。しかしながら、上記した
解決策はいずれも、ロール構造が著しく複雑になる。さ
らに別の解決策として、大径の波形形成ロールの一つを
省略するとともに、必要なニップ圧を確保できるよう
に、かつ小径の波形形成ロールがたわまないように、こ
の小径の波形形成ロールを安定させる他の手段を使用す
ることが考えられる。
【0006】本発明は簡単な構成でありながら、ラビリ
ンスの影響を排除し、かつ波形形成ロールのたわみを防
止できる片面機を提供することを目的とする。
ンスの影響を排除し、かつ波形形成ロールのたわみを防
止できる片面機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が適用された片面
機では、小径の波形形成ロールと、大径の従来の波形形
成ロールとが用いられ、負荷をバランスさせるとともに
ロールのたわみを最小にするように小径の波形形成ロー
ルを支持し、ラビリンスの影響を極力なくすように構成
されている。
機では、小径の波形形成ロールと、大径の従来の波形形
成ロールとが用いられ、負荷をバランスさせるとともに
ロールのたわみを最小にするように小径の波形形成ロー
ルを支持し、ラビリンスの影響を極力なくすように構成
されている。
【0008】本発明の一例では、片面機は、共通面内に
実質上位置する軸と直交する方向に波形形成ニップ圧が
作用するように配置されかつ操作される一対の従来の段
付きメイン波形形成ロールを利用している。第1の波形
形成ロールである段付き中間波形形成ロールが、メイン
波形形成ロール間にこのメイン波形形成ロールと回転係
合するように設けられていて、これらのロールは軸が上
記した共通面内に実質上位置するように配置される。中
間波形形成ロールは、第2の波形形成ロールであるメイ
ン波形形成ロールの一方と協働して波形形成ニップを形
成し、かつ、紙のラビリンス経路が中しんウエブの破断
を防止するのに十分なだけ短くなるように、一方のメイ
ン波形形成ロールの直径よりも十分に小さい直径に形成
されている。中間波形形成ロールを2つのメイン波形形
成ロール間に係合配置することにより、ニップ圧は、共
通面内における軸方向に対するあるいは軸方向からの曲
げ作用に抗して小径の中間波形形成ロールを保持するよ
うに作用する。
実質上位置する軸と直交する方向に波形形成ニップ圧が
作用するように配置されかつ操作される一対の従来の段
付きメイン波形形成ロールを利用している。第1の波形
形成ロールである段付き中間波形形成ロールが、メイン
波形形成ロール間にこのメイン波形形成ロールと回転係
合するように設けられていて、これらのロールは軸が上
記した共通面内に実質上位置するように配置される。中
間波形形成ロールは、第2の波形形成ロールであるメイ
ン波形形成ロールの一方と協働して波形形成ニップを形
成し、かつ、紙のラビリンス経路が中しんウエブの破断
を防止するのに十分なだけ短くなるように、一方のメイ
ン波形形成ロールの直径よりも十分に小さい直径に形成
されている。中間波形形成ロールを2つのメイン波形形
成ロール間に係合配置することにより、ニップ圧は、共
通面内における軸方向に対するあるいは軸方向からの曲
げ作用に抗して小径の中間波形形成ロールを保持するよ
うに作用する。
【0009】中しんウエブに対するラビリンス経路長
は、協働してニップを形成するメイン波形形成ロールと
中間波形形成ロールとの直径の比を約3:1以上とする
ことにより効果的に短くすることができる。好ましく
は、メイン波形形成ロールの少なくとも一方が加熱され
るように構成されるが、中間波形形成ロールを加熱する
こともできる。
は、協働してニップを形成するメイン波形形成ロールと
中間波形形成ロールとの直径の比を約3:1以上とする
ことにより効果的に短くすることができる。好ましく
は、メイン波形形成ロールの少なくとも一方が加熱され
るように構成されるが、中間波形形成ロールを加熱する
こともできる。
【0010】本発明の片面機は、波形に形成された中し
んウエブが中間波形形成ロールと押圧装置である他方の
メイン波形形成ロールとの間の係合ラインに向かって波
形形成ニップの下流側で中間波形形成ロールに巻き付け
られ、かつ、圧力ニップでのライナウエブとの接合位置
の下流側で他方のメイン波形形成ロールに逆に巻き付け
られるように構成され得る。好ましくは、中間波形形成
ロールおよび他方のすなわち下側のメイン波形形成ロー
ルは、これらのロールの、波形が形成された中しんウエ
ブが巻き付けられる部分に真空を作用させる手段を備え
る。本発明の片面機は、波形が形成された中しんウエブ
を支持するメイン波形形成ロールと作動回転接触するよ
うに配置される一般的な構成の圧力ロールを備える場合
がある。この圧力ロールは、ライナウエブを支持すると
ともに、メイン波形形成ロールと協働してライナウエブ
を適宜の接着剤が塗布された中しんウエブの段先端に接
合する圧力ニップを形成する。
んウエブが中間波形形成ロールと押圧装置である他方の
メイン波形形成ロールとの間の係合ラインに向かって波
形形成ニップの下流側で中間波形形成ロールに巻き付け
られ、かつ、圧力ニップでのライナウエブとの接合位置
の下流側で他方のメイン波形形成ロールに逆に巻き付け
られるように構成され得る。好ましくは、中間波形形成
ロールおよび他方のすなわち下側のメイン波形形成ロー
ルは、これらのロールの、波形が形成された中しんウエ
ブが巻き付けられる部分に真空を作用させる手段を備え
る。本発明の片面機は、波形が形成された中しんウエブ
を支持するメイン波形形成ロールと作動回転接触するよ
うに配置される一般的な構成の圧力ロールを備える場合
がある。この圧力ロールは、ライナウエブを支持すると
ともに、メイン波形形成ロールと協働してライナウエブ
を適宜の接着剤が塗布された中しんウエブの段先端に接
合する圧力ニップを形成する。
【0011】しかしながら、本発明の好ましい実施態様
では、大径の溝付き又は段付き波形形成ロールは一つだ
け用いられる。この第2の波形形成ロールである大径の
波形形成段付きロールに係合又は噛み合うように第1の
波形形成ロールである小径の溝付き又は段付き波形形成
ロールが配置されて、波形形成ロール間に波形形成ニッ
プが構成されるが、この小径の波形形成段付きロールの
直径は大径の波形形成ロールの直径の3分の1以下、又
はほぼ3分の1以下であることが好ましい。ここでは、
前述した構成の片面機で用いられていたもう一つの大径
の波形形成ロールに代えて、小径の波形形成ロールの全
長にわたって又はほぼ全長にわたって、あるいは軸方向
全体的に径方向荷重又はラジアル荷重を加えるための押
さえ手段又は押圧手段が使用される。そして、このラジ
アル荷重によって、大径の波形形成ロールの軸と小径の
波形形成ロールの軸とを含む又はほぼ含む平面(共通
面)上あるいは平面内に位置する波形形成ニップにニッ
プ圧が作用することとなる。押圧手段はまた、前述の実
施の例における2つの大径の波形形成ロールの内の上側
のもの又は上流側のものと同様に作用して、小径の波形
形成ロールがたわむのを又は軸ぶれするのを防止する。
前述の実施の例においては、上側の大径波形形成ロール
が押圧手段として機能する。
では、大径の溝付き又は段付き波形形成ロールは一つだ
け用いられる。この第2の波形形成ロールである大径の
波形形成段付きロールに係合又は噛み合うように第1の
波形形成ロールである小径の溝付き又は段付き波形形成
ロールが配置されて、波形形成ロール間に波形形成ニッ
プが構成されるが、この小径の波形形成段付きロールの
直径は大径の波形形成ロールの直径の3分の1以下、又
はほぼ3分の1以下であることが好ましい。ここでは、
前述した構成の片面機で用いられていたもう一つの大径
の波形形成ロールに代えて、小径の波形形成ロールの全
長にわたって又はほぼ全長にわたって、あるいは軸方向
全体的に径方向荷重又はラジアル荷重を加えるための押
さえ手段又は押圧手段が使用される。そして、このラジ
アル荷重によって、大径の波形形成ロールの軸と小径の
波形形成ロールの軸とを含む又はほぼ含む平面(共通
面)上あるいは平面内に位置する波形形成ニップにニッ
プ圧が作用することとなる。押圧手段はまた、前述の実
施の例における2つの大径の波形形成ロールの内の上側
のもの又は上流側のものと同様に作用して、小径の波形
形成ロールがたわむのを又は軸ぶれするのを防止する。
前述の実施の例においては、上側の大径波形形成ロール
が押圧手段として機能する。
【0012】好ましくは、押圧手段を小径の波形形成ロ
ールと係合して回転するフリーロール又は遊びロール手
段、あるいは押圧回転ロール装置から構成する。フリー
ロール手段は小径の段付き波形形成ロールと係合する滑
らかな外周面を備えた弾性材製のロールから構成される
場合が多い。フリーロール手段はまた、小径の波形形成
ロールの段又は歯と噛み合うように形成された溝付き又
は段付きロールから構成される場合がある。一組の裏押
し又は押圧ロールを備えたロール体又はロール集合体
を、小径の波形形成ロールの軸方向又は長さ方向に沿っ
て複数個配置することによって押圧手段を構成すること
は効果的である。ロール体は、一組の押圧ロールの一方
及び他方が共通面を挟んで反対側に位置することとなる
ように配置される。2つ一組の押圧ロールは支持部材で
ある連結部材により連結され、必要なニップ圧を確保す
るために、この連結部材のそれぞれにはアクチュエータ
の作動ロッドが接続されている。押圧手段から小径の波
形形成ロールに加えられる押圧力を変化させることがで
きるように、それぞれのアクチュエータを別々に作動可
能に構成すべきである。
ールと係合して回転するフリーロール又は遊びロール手
段、あるいは押圧回転ロール装置から構成する。フリー
ロール手段は小径の段付き波形形成ロールと係合する滑
らかな外周面を備えた弾性材製のロールから構成される
場合が多い。フリーロール手段はまた、小径の波形形成
ロールの段又は歯と噛み合うように形成された溝付き又
は段付きロールから構成される場合がある。一組の裏押
し又は押圧ロールを備えたロール体又はロール集合体
を、小径の波形形成ロールの軸方向又は長さ方向に沿っ
て複数個配置することによって押圧手段を構成すること
は効果的である。ロール体は、一組の押圧ロールの一方
及び他方が共通面を挟んで反対側に位置することとなる
ように配置される。2つ一組の押圧ロールは支持部材で
ある連結部材により連結され、必要なニップ圧を確保す
るために、この連結部材のそれぞれにはアクチュエータ
の作動ロッドが接続されている。押圧手段から小径の波
形形成ロールに加えられる押圧力を変化させることがで
きるように、それぞれのアクチュエータを別々に作動可
能に構成すべきである。
【0013】
【0014】図1は本発明に係る片面機の要部概略側面
図である。
図である。
【0015】図1に示す片面機においては、従来の上側
メイン波形形成ロール10(第2の波形形成ロール)と
下側メイン波形形成ロール11(押圧手段)とが、これ
らのロール間に小径の中間波形形成ロール12(第1の
波形形成ロール)を挟み付けかつロール12と互いに回
転係合して動作を行うように、改良された位置に取り付
けられている。ロール10乃至12にはそれぞれ、サイ
ズ、形状及びピッチが同じ段を有する従来の段付き外周
面が設けられている。段ボールの分野の基準によれば、
段の構成において変化するのは、ピッチの寸法(1フィ
ート当たりの段の数)と段の深さ(クラウンから歯底ま
での寸法)である。アメリカ合衆国においては、その構
成は、1フィート当たり33乃至35個の段を有しかつ
段の深さが4.7mm(0.185インチ)のA−段か
ら1フィート当たり90乃至96個の段を有しかつ段の
深さが1.1mm(0.045インチ)のE−段に及
ぶ。A−段からE−段までの対応するピッチ寸法は、ほ
ぼ8mm(約1/3インチ)乃至ほぼ3mm(約1/8
インチ)である。
メイン波形形成ロール10(第2の波形形成ロール)と
下側メイン波形形成ロール11(押圧手段)とが、これ
らのロール間に小径の中間波形形成ロール12(第1の
波形形成ロール)を挟み付けかつロール12と互いに回
転係合して動作を行うように、改良された位置に取り付
けられている。ロール10乃至12にはそれぞれ、サイ
ズ、形状及びピッチが同じ段を有する従来の段付き外周
面が設けられている。段ボールの分野の基準によれば、
段の構成において変化するのは、ピッチの寸法(1フィ
ート当たりの段の数)と段の深さ(クラウンから歯底ま
での寸法)である。アメリカ合衆国においては、その構
成は、1フィート当たり33乃至35個の段を有しかつ
段の深さが4.7mm(0.185インチ)のA−段か
ら1フィート当たり90乃至96個の段を有しかつ段の
深さが1.1mm(0.045インチ)のE−段に及
ぶ。A−段からE−段までの対応するピッチ寸法は、ほ
ぼ8mm(約1/3インチ)乃至ほぼ3mm(約1/8
インチ)である。
【0016】片面機としては、長年にわたって、相互間
に波形形成ニップを形成するように逆転されるロール1
0及び11のような1対の波形形成ロールを有するもの
が製造されてきた。紙の中しんウエブがニップに直接供
給され、通常の態様で波形が形成される。さらに、比較
的最近まで、対をなす相互係合波形形成ロールの直径
は、約30cm(約12インチ)を越えることはなかっ
た。しかしながら、波形形成ロールのラインスピード
が、片面機の速度を高める必要があることに付随して高
まると、波形形成ロールの直径は約46cm(18イン
チ)以上まで増加される。
に波形形成ニップを形成するように逆転されるロール1
0及び11のような1対の波形形成ロールを有するもの
が製造されてきた。紙の中しんウエブがニップに直接供
給され、通常の態様で波形が形成される。さらに、比較
的最近まで、対をなす相互係合波形形成ロールの直径
は、約30cm(約12インチ)を越えることはなかっ
た。しかしながら、波形形成ロールのラインスピード
が、片面機の速度を高める必要があることに付随して高
まると、波形形成ロールの直径は約46cm(18イン
チ)以上まで増加される。
【0017】図2及び図3には、中しんウエブ13が波
形形成ニップに引き込まれるときに中しんウエブ13が
従う、いわゆるラビリンス経路の形成が概略的に示され
ている。図2及び図3はそれぞれ、ピッチと形状が同じ
段を有する互いに係合する波形形成ロールを利用してい
て、唯一異なるのは、対をなす波形形成ロールの一方の
ロールの直径である。図2には、図1のメインロール1
0及び11のような、2つの同じ比較的大径の波形形成
ロール間に形成される波形形成ニップ14の中に略接線
方向に移送される中しんウエブ13が示されている。波
形形成ロールの直径が大きくなると、その弧すなわちピ
ッチ円は、自然にまっすぐ、すなわち平坦になる傾向が
ある。中しんウエブ13がニップ14に導入されると、
ウエブ13に、ニップ14の上流側で双方のロールの段
が接触又は接近することによりギャザーの形成及び折り
目の付加が開始される。かくして、ウエブ13がニップ
14の中心線にある最後の波形形成段構造に到達する前
に、ウエブ13はすでに、図2の状態では、ニップ14
において、完全に互いに係合した対をなす段構造のほか
に、3つの段構造で、ある程度の折り曲げ又は巻き付け
を受けている。これが、本技術分野においてラビリンス
経路といわれているものである。各段の先端の周囲にお
けるウエブ13の巻き付きは、ウエブ13にさらなる張
力を加え、これらの張力は累積される。この張力は、関
数euβに従って算出される。この関数において、uは
摩擦係数であり、βは弧状の段の先端を中心とする巻き
付きの角度ラジアンである。波形形成ロールの直径を、
波形形成ロールのスピード及びニップの負荷に合わせて
大きくした場合には、ラビリンス経路は、過剰な張力に
よりニップでの中しんウエブ13の破壊がしばしば生ず
る位置まで長くなっていた。
形形成ニップに引き込まれるときに中しんウエブ13が
従う、いわゆるラビリンス経路の形成が概略的に示され
ている。図2及び図3はそれぞれ、ピッチと形状が同じ
段を有する互いに係合する波形形成ロールを利用してい
て、唯一異なるのは、対をなす波形形成ロールの一方の
ロールの直径である。図2には、図1のメインロール1
0及び11のような、2つの同じ比較的大径の波形形成
ロール間に形成される波形形成ニップ14の中に略接線
方向に移送される中しんウエブ13が示されている。波
形形成ロールの直径が大きくなると、その弧すなわちピ
ッチ円は、自然にまっすぐ、すなわち平坦になる傾向が
ある。中しんウエブ13がニップ14に導入されると、
ウエブ13に、ニップ14の上流側で双方のロールの段
が接触又は接近することによりギャザーの形成及び折り
目の付加が開始される。かくして、ウエブ13がニップ
14の中心線にある最後の波形形成段構造に到達する前
に、ウエブ13はすでに、図2の状態では、ニップ14
において、完全に互いに係合した対をなす段構造のほか
に、3つの段構造で、ある程度の折り曲げ又は巻き付け
を受けている。これが、本技術分野においてラビリンス
経路といわれているものである。各段の先端の周囲にお
けるウエブ13の巻き付きは、ウエブ13にさらなる張
力を加え、これらの張力は累積される。この張力は、関
数euβに従って算出される。この関数において、uは
摩擦係数であり、βは弧状の段の先端を中心とする巻き
付きの角度ラジアンである。波形形成ロールの直径を、
波形形成ロールのスピード及びニップの負荷に合わせて
大きくした場合には、ラビリンス経路は、過剰な張力に
よりニップでの中しんウエブ13の破壊がしばしば生ず
る位置まで長くなっていた。
【0018】本発明によれば、小径の波形形成ロール1
2を上側の波形形成ロール10と下側の波形形成ロール
11との間に介在配置することにより、ラビリンス経路
をかなり短くするとともに、これに対応して中しんウエ
ブ13への張力の付加をかなり小さくするという効果が
得られる。この改良された片面機も、小径の中間ロール
12を挟み付けるために、より高速でより強力な波形形
成ロールを同様に利用している。図3に示すように、上
側メイン波形形成ロール10と小径の中間波形形成ロー
ル12との相互係合により形成される波形形成ニップ1
5の中でのラビリンス経路の長さは、実質上短くなる。
図3に示すように、中しんウエブ13は、ニップ15に
おいて完全に係合している対をなす段構造の他にはわず
か2つの段の先端で部分的に巻き付いているだけである
ので、ラビリンスの長さは、図2に示すラビリンスより
も実質的に短いものとなる。また、中しんウエブ13
が、蛇行するラビリンス経路を介して走行するときに中
しんウエブ13に付与される反転曲げ(reverse
bends)の数が波形形成ロールの直径の増大とと
もに増加すると、ウエブ13にかかる張力の増加という
問題が大きくなると考えられている。
2を上側の波形形成ロール10と下側の波形形成ロール
11との間に介在配置することにより、ラビリンス経路
をかなり短くするとともに、これに対応して中しんウエ
ブ13への張力の付加をかなり小さくするという効果が
得られる。この改良された片面機も、小径の中間ロール
12を挟み付けるために、より高速でより強力な波形形
成ロールを同様に利用している。図3に示すように、上
側メイン波形形成ロール10と小径の中間波形形成ロー
ル12との相互係合により形成される波形形成ニップ1
5の中でのラビリンス経路の長さは、実質上短くなる。
図3に示すように、中しんウエブ13は、ニップ15に
おいて完全に係合している対をなす段構造の他にはわず
か2つの段の先端で部分的に巻き付いているだけである
ので、ラビリンスの長さは、図2に示すラビリンスより
も実質的に短いものとなる。また、中しんウエブ13
が、蛇行するラビリンス経路を介して走行するときに中
しんウエブ13に付与される反転曲げ(reverse
bends)の数が波形形成ロールの直径の増大とと
もに増加すると、ウエブ13にかかる張力の増加という
問題が大きくなると考えられている。
【0019】上側及び下側の波形形成ロール10、11
の直径を比較的大きく維持することにより、ロールの波
形形成速度を大きく保持することができるとともに、た
わみに対するロールの耐性を確保することができる。3
つの波形形成ロール10乃至12を組み合わせることに
より、図1に示すように、これらのロールの回転軸線は
概ね共通面内に配置される。この共通面はまた、波形形
成ニップ15及び中間ロール12と下側の波形形成ロー
ル11との間の対応するニップ16を通過する。ニップ
16を通る中しんウエブ13にはすでに波形が付与され
ているので、ニップ16においてはラビリンスの影響は
ない。メイン波形形成ロール10及び11は共通面内に
おける軸方向からの曲げに対する耐性が本質的に改良さ
れて一層大きな直径に形成されるので、より小さくかつ
強度がより小さい中間波形ロール12はこの共通面内に
おいてロール10と11との間に挟み付けられるととも
に、軸方向に対する曲げ又は変形に対して耐性を呈する
ことができる。本発明の3つのロールの集合体にはま
た、クラウンが形成された高価な波形形成ロールの構造
を省略することができる。所望の場合には、上側波形形
成ロール10の直径を(下側波形形成ロール11ととも
に)、例えば、60cm以上(24インチ)まで大きく
することができる。これに対応して、小さい中間波形形
成ロール12は、約15cm(6インチ)という小さい
直径を有することができるが、20cm(8インチ)以
上の直径とすることができる。上側波形形成ロール10
と中間波形形成ロール12との直径の比は、少なくとも
約3:1とするのが望ましい。しかしながら、この比
は、中しんウエブ13全体の強度及びロールスピードに
より比較的大きく変えることができる。段又は溝の型式
を変えてもある程度の効果が得られるが、本発明が奏す
るラビリンス経路を短くできるという効果は、あらゆる
型式の段に適用することができる。
の直径を比較的大きく維持することにより、ロールの波
形形成速度を大きく保持することができるとともに、た
わみに対するロールの耐性を確保することができる。3
つの波形形成ロール10乃至12を組み合わせることに
より、図1に示すように、これらのロールの回転軸線は
概ね共通面内に配置される。この共通面はまた、波形形
成ニップ15及び中間ロール12と下側の波形形成ロー
ル11との間の対応するニップ16を通過する。ニップ
16を通る中しんウエブ13にはすでに波形が付与され
ているので、ニップ16においてはラビリンスの影響は
ない。メイン波形形成ロール10及び11は共通面内に
おける軸方向からの曲げに対する耐性が本質的に改良さ
れて一層大きな直径に形成されるので、より小さくかつ
強度がより小さい中間波形ロール12はこの共通面内に
おいてロール10と11との間に挟み付けられるととも
に、軸方向に対する曲げ又は変形に対して耐性を呈する
ことができる。本発明の3つのロールの集合体にはま
た、クラウンが形成された高価な波形形成ロールの構造
を省略することができる。所望の場合には、上側波形形
成ロール10の直径を(下側波形形成ロール11ととも
に)、例えば、60cm以上(24インチ)まで大きく
することができる。これに対応して、小さい中間波形形
成ロール12は、約15cm(6インチ)という小さい
直径を有することができるが、20cm(8インチ)以
上の直径とすることができる。上側波形形成ロール10
と中間波形形成ロール12との直径の比は、少なくとも
約3:1とするのが望ましい。しかしながら、この比
は、中しんウエブ13全体の強度及びロールスピードに
より比較的大きく変えることができる。段又は溝の型式
を変えてもある程度の効果が得られるが、本発明が奏す
るラビリンス経路を短くできるという効果は、あらゆる
型式の段に適用することができる。
【0020】本発明に係る片面機のその他の部分は、従
来とほぼ同様に構成することができる。したがって、大
径の波形形成ロール10、11及び12の1つあるいは
全てを、本技術分野において周知のように、例えばそれ
ぞれの軸線方向の支持軸17(第2の軸を含む)、18
及び20(第1の軸を含む)の接続部を介して、蒸気に
より内部から加熱することができる。好ましくは、中間
波形形成ロール12と下側メイン波形形成ロール11の
双方に、軸方向及び半径方向の真空通路21及び22か
らなる適宜のネットワークを介して、ロールに巻き付け
られている波形が形成された中しんウエブ13に真空を
作用させて、ウエブ13の形状と位置を保持する従来の
真空系が構成されるべきである。従来の接着剤アプリケ
ータの接着剤ロール24が、下側波形形成ロール11に
位置する波形が形成されたウエブ23の段先端部と回転
接触するように配置されている。ライナウエブ26が、
圧力ロール25と下側の波形形成ロール11とにより形
成される圧力ニップ27で、波形が形成されているウエ
ブ23の接着剤が塗布された端部と接触するするように
圧力ロール25の外周部分に支持される。圧力ロール2
5は従来と同様の構成とすることができ、波形形成ロー
ル10乃至12の軸の共通面内に又はほぼ共通面内に軸
を有するように配置することができる。あるいは、19
97年2月11日に発行された本発明者の米国特許第
4,500,900号「真空補助ウエブ乾燥装置」(”
Vacuum Assisted Web Dryin
g System”)又はこの米国特許と同日に出願さ
れた本発明者の米国特許出願「片面形成装置の圧力ロー
ル」(”Pressure Roll for a S
ingle Facer”)に開示されているように、
下流側ウエブ加熱装置29などにおいて、得られた片面
段ボールウエブ28の硬化を助長する低圧ニップロール
を備える他の圧力ロール構成体を使用することもでき
る。
来とほぼ同様に構成することができる。したがって、大
径の波形形成ロール10、11及び12の1つあるいは
全てを、本技術分野において周知のように、例えばそれ
ぞれの軸線方向の支持軸17(第2の軸を含む)、18
及び20(第1の軸を含む)の接続部を介して、蒸気に
より内部から加熱することができる。好ましくは、中間
波形形成ロール12と下側メイン波形形成ロール11の
双方に、軸方向及び半径方向の真空通路21及び22か
らなる適宜のネットワークを介して、ロールに巻き付け
られている波形が形成された中しんウエブ13に真空を
作用させて、ウエブ13の形状と位置を保持する従来の
真空系が構成されるべきである。従来の接着剤アプリケ
ータの接着剤ロール24が、下側波形形成ロール11に
位置する波形が形成されたウエブ23の段先端部と回転
接触するように配置されている。ライナウエブ26が、
圧力ロール25と下側の波形形成ロール11とにより形
成される圧力ニップ27で、波形が形成されているウエ
ブ23の接着剤が塗布された端部と接触するするように
圧力ロール25の外周部分に支持される。圧力ロール2
5は従来と同様の構成とすることができ、波形形成ロー
ル10乃至12の軸の共通面内に又はほぼ共通面内に軸
を有するように配置することができる。あるいは、19
97年2月11日に発行された本発明者の米国特許第
4,500,900号「真空補助ウエブ乾燥装置」(”
Vacuum Assisted Web Dryin
g System”)又はこの米国特許と同日に出願さ
れた本発明者の米国特許出願「片面形成装置の圧力ロー
ル」(”Pressure Roll for a S
ingle Facer”)に開示されているように、
下流側ウエブ加熱装置29などにおいて、得られた片面
段ボールウエブ28の硬化を助長する低圧ニップロール
を備える他の圧力ロール構成体を使用することもでき
る。
【0021】図4は本発明に係る別の好ましい片面機の
要部概略側面図である。
要部概略側面図である。
【0022】ここでは、図1に示す片面機の小径の中間
波形形成ロール12及び下側のみの大径の波形形成ロー
ル11が、上側の大径の波形形成ロール10に代わる押
圧回転ロール装置30とともに用いられて改良された片
面機が構成されている。この片面機では、小径の波形形
成ロール12(第1の波形形成ロール)と大径の波形形
成ロール11(ここでは第2の波形形成ロール)との間
のニップ16が波形形成ニップを構成することとなる。
したがって、中しんウェブ13は図1の片面機の場合と
は反対の方向から搬送されて、ニップ16に直接導かれ
る。ニップ16に導かれて波形に形成された波形中しん
ウエブ23は図1の片面機における場合と全く同様に取
り扱われる。
波形形成ロール12及び下側のみの大径の波形形成ロー
ル11が、上側の大径の波形形成ロール10に代わる押
圧回転ロール装置30とともに用いられて改良された片
面機が構成されている。この片面機では、小径の波形形
成ロール12(第1の波形形成ロール)と大径の波形形
成ロール11(ここでは第2の波形形成ロール)との間
のニップ16が波形形成ニップを構成することとなる。
したがって、中しんウェブ13は図1の片面機の場合と
は反対の方向から搬送されて、ニップ16に直接導かれ
る。ニップ16に導かれて波形に形成された波形中しん
ウエブ23は図1の片面機における場合と全く同様に取
り扱われる。
【0023】必要な波形形成ニップ圧を確保するため
に、押圧回転ロール装置30は小径の波形形成ロール1
2に下向きの、あるいは下降傾斜する押圧力を加えるよ
うに配置されて作動する。その結果、大径の波形形成ロ
ール11及び小径の波形形成ロール12の両軸を含む共
通面にほぼ沿って波形形成ニップに密着させようとする
接触力が作用することとなる。押圧回転ロール装置30
は、軸方向で均一なニップ圧又はニップ力が作用するよ
うに、そして軸と直交する方向に小径の波形形成ロール
12がたわむのを防止する押圧力が軸方向で均一に作用
するように、小径の波形形成ロール12の軸方向全長に
わたって押圧力を加えるように構成されていることが好
ましい。
に、押圧回転ロール装置30は小径の波形形成ロール1
2に下向きの、あるいは下降傾斜する押圧力を加えるよ
うに配置されて作動する。その結果、大径の波形形成ロ
ール11及び小径の波形形成ロール12の両軸を含む共
通面にほぼ沿って波形形成ニップに密着させようとする
接触力が作用することとなる。押圧回転ロール装置30
は、軸方向で均一なニップ圧又はニップ力が作用するよ
うに、そして軸と直交する方向に小径の波形形成ロール
12がたわむのを防止する押圧力が軸方向で均一に作用
するように、小径の波形形成ロール12の軸方向全長に
わたって押圧力を加えるように構成されていることが好
ましい。
【0024】押圧回転ロール装置30は一連のフリーロ
ール31ペアを有し、各フリーロール31ペア又は一対
のフリーロール31(押圧ロール)は、一方及び他方の
フリーロール31が大径の波形形成ロール11及び小径
の波形形成ロール12の両軸を含む共通面を挟んで反対
側に位置するように共通の支持ブラケット又は連結部材
32(支持部材)に取り付けられている。フリーロール
31は小径の段付き又は溝付き波形形成ロール12の外
端に直接押し付けられるように配置されている。小径の
波形形成ロール12の支持軸20の軸方向両端はそれぞ
れ、揺動アーム34の先端部に支持されていて、この揺
動アーム34の後端部は片面機のフレーム35に揺動可
能に取り付けられている。それぞれのフリーロール31
ペアの支持ブラケット32には、空気圧シリンダ33の
作動ロッドが接続されていて、フリーロール31を、し
たがって小径の波形形成ロール12を選択された異なる
強さで押すことができるように構成されている。
ール31ペアを有し、各フリーロール31ペア又は一対
のフリーロール31(押圧ロール)は、一方及び他方の
フリーロール31が大径の波形形成ロール11及び小径
の波形形成ロール12の両軸を含む共通面を挟んで反対
側に位置するように共通の支持ブラケット又は連結部材
32(支持部材)に取り付けられている。フリーロール
31は小径の段付き又は溝付き波形形成ロール12の外
端に直接押し付けられるように配置されている。小径の
波形形成ロール12の支持軸20の軸方向両端はそれぞ
れ、揺動アーム34の先端部に支持されていて、この揺
動アーム34の後端部は片面機のフレーム35に揺動可
能に取り付けられている。それぞれのフリーロール31
ペアの支持ブラケット32には、空気圧シリンダ33の
作動ロッドが接続されていて、フリーロール31を、し
たがって小径の波形形成ロール12を選択された異なる
強さで押すことができるように構成されている。
【0025】フリーロール31としては騒音及び振動の
発生をさけるために硬質ゴム製又はゴム状材質製のもの
が使用される。フリーロール31の円筒状の外周面は滑
らかに形成することも、図4に示されているように、フ
リーロール31が係合する小径の波形形成ロール12の
段付きパターンと一致又は対応する段付き形状に形成す
ることもできる。
発生をさけるために硬質ゴム製又はゴム状材質製のもの
が使用される。フリーロール31の円筒状の外周面は滑
らかに形成することも、図4に示されているように、フ
リーロール31が係合する小径の波形形成ロール12の
段付きパターンと一致又は対応する段付き形状に形成す
ることもできる。
【0026】図5に明確に示されているように、押圧回
転ロール装置30に複数のフリーロール31ペアを使用
することは効果的であるが、十分に長い又は複数のフリ
ーロール31ペアと同一の長さを有する一対の押圧回転
ロールを用いることも、図1に示す上側の大径の波形形
成ロール10とほぼ同様の態様で配置された十分な長さ
を有する単一の押圧回転ロールを用いることもできる。
波形を形成するためのニップ圧又は小径の波形形成ロー
ルのたわみを防止するのに必要な押圧力はまた、空気軸
受けのような他の押圧手段を用いても確保することがで
きる。他の実施の態様としては、小径の波形形成ロール
12に軸方向に間隔を開けて複数の環状溝を形成する場
合がある。この一連の環状溝は軸方向に延びる段形状を
分断するが、この環状溝内に一対のフリーロール31と
類似した構造のフリーロールを配置して、所定の押圧力
が加わるように構成する。
転ロール装置30に複数のフリーロール31ペアを使用
することは効果的であるが、十分に長い又は複数のフリ
ーロール31ペアと同一の長さを有する一対の押圧回転
ロールを用いることも、図1に示す上側の大径の波形形
成ロール10とほぼ同様の態様で配置された十分な長さ
を有する単一の押圧回転ロールを用いることもできる。
波形を形成するためのニップ圧又は小径の波形形成ロー
ルのたわみを防止するのに必要な押圧力はまた、空気軸
受けのような他の押圧手段を用いても確保することがで
きる。他の実施の態様としては、小径の波形形成ロール
12に軸方向に間隔を開けて複数の環状溝を形成する場
合がある。この一連の環状溝は軸方向に延びる段形状を
分断するが、この環状溝内に一対のフリーロール31と
類似した構造のフリーロールを配置して、所定の押圧力
が加わるように構成する。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明の片面機は、十分
なニップ圧を確保し、かつ小径の波形形成ロールのたわ
みを防止できる押圧手段を設けたので、ラビリンスの影
響を最小にして、しかも高速で片面段ボールを製造でき
るものである。
なニップ圧を確保し、かつ小径の波形形成ロールのたわ
みを防止できる押圧手段を設けたので、ラビリンスの影
響を最小にして、しかも高速で片面段ボールを製造でき
るものである。
【図1】本発明に係る片面機の要部概略側面図である。
【図2】先行技術の波形形成ロールにおけるラビリンス
経路を示す概略図である。
経路を示す概略図である。
【図3】本発明の波形形成ロールにおけるラビリンス経
路を示す概略図である。
路を示す概略図である。
【図4】本発明に係る別の好ましい片面機の要部概略側
面図である。
面図である。
【図5】図4の5−5線から視た押圧回転ロール装置部
分を示す図である。
分を示す図である。
【符号の説明】 10 上側の波形形成ロール(第2の波形形成ロー
ル) 11 大径の波形形成ロール(押圧手段又は第2の
波形形成ロール) 12 小径の波形形成ロール(第1の波形形成ロー
ル) 13 中しんウエブ 15 波形形成ニップ 16 波形形成ニップ 30 押圧回転ロール装置
ル) 11 大径の波形形成ロール(押圧手段又は第2の
波形形成ロール) 12 小径の波形形成ロール(第1の波形形成ロー
ル) 13 中しんウエブ 15 波形形成ニップ 16 波形形成ニップ 30 押圧回転ロール装置
Claims (13)
- 【請求項1】 回転可能な第1の波形形成ロールと、こ
の第1の波形形成ロールの第1の軸と平行に延びるよう
に離れて配置された第2の軸を有し、紙ウエブを波形に
形成する波形形成ニップを構成するために前記第1の波
形形成ロールと同じピッチで同じ形状の段を有してこの
第1の波形形成ロールと噛み合う回転可能な第2の波形
形成ロールと、前記第1の軸と前記第2の軸とを実質的
に含む平面に沿って、かつ前記第1の軸及び前記第2の
軸と垂直の方向にニップ圧が加えられるように、前記第
1の波形形成ロール及び前記第2の波形形成ロールを回
転可能に係合させる押圧手段と、を備えた片面段ボール
を製造する片面機であって、 前記第1の波形形成ロールは、紙のラビリンス経路を短
くして中しんウエブの破断を十分に防止できるように、
前記第2の波形形成ロールよりも十分小さな直径を有し
ていて、 前記押圧手段は、十分なニップ圧を確保し、かつ前記第
1の波形形成ロールのたわみを防止するために前記第1
の波形形成ロールに押圧力を加える、ことを特徴とする
小径の波形形成ロールを備えた片面機。 - 【請求項2】 前記第2の波形形成ロールは加熱される
ことを特徴とする請求項1記載の小径の波形形成ロール
を備えた片面機。 - 【請求項3】 前記第1の波形形成ロールも加熱される
ことを特徴とする請求項2記載の小径の波形形成ロール
を備えた片面機。 - 【請求項4】 前記第2の波形形成ロールの直径は、前
記第1の波形形成ロールの直径の3倍以上であることを
特徴とする請求項1記載の小径の波形形成ロールを備え
た片面機。 - 【請求項5】 前記押圧手段は、前記第1の波形形成ロ
ールと係合する押圧回転ロール装置から構成され、この
押圧回転ロール装置は、実質的に前記第1の波形形成ロ
ールの軸方向全長にわたって押圧力を加えることを特徴
とする請求項1記載の小径の波形形成ロールを備えた片
面機。 - 【請求項6】 前記押圧回転ロール装置は、一対の押圧
ロールを前記第1の波形形成ロールの軸方向に沿って複
数組配置して構成され、前記一対の押圧ロールの一方と
他方は、前記第1の軸と前記第2の軸とを実質的に含む
平面を挟んで反対側に位置していて、前記一対の押圧ロ
ールは支持部材により連結されている、ことを特徴とす
る請求項5記載の小径の波形形成ロールを備えた片面
機。 - 【請求項7】 異なる押圧力を作用させることができる
ように、前記支持部材には別々のアクチュエータが接続
されていることを特徴とする請求項6記載の小径の波形
形成ロールを備えた片面機。 - 【請求項8】 中しんウエブとライナーウエブとから片
面段ボールを製造する片面機であって、 大径の波形形成段付きロールと、 この大径の波形形成段付きロールの直径の約3分の1以
下の直径を有し、前記大径の波形形成段付きロールと噛
み合って波形形成ニップを形成するように配置された小
径の波形形成段付きロールと、 径方向の押圧力を軸方向に沿って前記小径の波形形成段
付きロールに加えるための押圧手段と、を備え、 前記径方向の押圧力によって、前記大径の波形形成段付
きロールの軸と前記小径の波形形成段付きロールの軸と
を実質的に含む平面内に位置する前記波形形成ニップに
ニップ圧を作用させ、かつ前記小径の波形形成段付きロ
ールのたわみを防止することを特徴とする小径の波形形
成ロールを備えた片面機。 - 【請求項9】 前記押圧手段は、前記小径の波形形成段
付きロールに係合する回転自在のフリーロールを有して
いることを特徴とする請求項8記載の小径の波形形成ロ
ールを備えた片面機。 - 【請求項10】前記フリーロールは、前記小径の波形形
成段付きロールに係合する円滑な外周面を備えた弾性材
製の円筒状又は円柱状ロールであることを特徴とする請
求項9記載の小径の波形形成ロールを備えた片面機。 - 【請求項11】前記フリーロールは、前記小径の波形形
成段付きロールの段形状と噛み合う段付きロールである
ことを特徴とする請求項9記載の小径の波形形成ロール
を備えた片面機。 - 【請求項12】一対の前記フリーロールが前記第1の波
形形成段付きロールの軸方向に沿って複数組配置され、
この一対のフリーロールの一方及び他方は、前記平面を
挟んで反対側に位置していて、前記一対のフリーロール
は支持部材により支持されていることを特徴とする請求
項9記載の小径の波形形成ロールを備えた片面機。 - 【請求項13】前記押圧手段は、前記支持部材のそれぞ
れに接続された別々のアクチュエータを有し、このアク
チュエータは個別に操作できるように構成されていて、
前記小径の波形形成段付きロールに異なる押圧力を加え
ることができることを特徴とする請求項12記載の小径
の波形形成ロールを備えた片面機。
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