JPS5854996Y2 - ロ−ル - Google Patents
ロ−ルInfo
- Publication number
- JPS5854996Y2 JPS5854996Y2 JP4464580U JP4464580U JPS5854996Y2 JP S5854996 Y2 JPS5854996 Y2 JP S5854996Y2 JP 4464580 U JP4464580 U JP 4464580U JP 4464580 U JP4464580 U JP 4464580U JP S5854996 Y2 JPS5854996 Y2 JP S5854996Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- corrugated
- sheet
- corrugated sheet
- circumferential wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、段ボールシートの送りや通過部に於て、こ
の段ボールシートと直接或は間接的に接触して回転する
ロールに関するものであり、次のようなロールがある。
の段ボールシートと直接或は間接的に接触して回転する
ロールに関するものであり、次のようなロールがある。
例えば、コルゲーティングマシンの糊付部に設けられて
、片段シートの浮上りを防止するための押えとしてのラ
イダーロール或は、ヒーティングパートに設けられてい
るウェイトロール或はロータリーカッタ一部の前に設け
られている送り用としてのフィードロール或は印刷機、
フオルダーグルアー等の段ボールシート用加工機械の送
り用としてのフィードロールや押え用のロール等がある
。
、片段シートの浮上りを防止するための押えとしてのラ
イダーロール或は、ヒーティングパートに設けられてい
るウェイトロール或はロータリーカッタ一部の前に設け
られている送り用としてのフィードロール或は印刷機、
フオルダーグルアー等の段ボールシート用加工機械の送
り用としてのフィードロールや押え用のロール等がある
。
元来、波状に段繰りされた構造を持つ片段シートや、両
面段ボールシート等のいわゆる段ボールシートは、挟圧
によって段つぶれや膜流れを起し、至って波状の成型を
損い易く、特に使用される各種ライナ紙が薄物である程
顕著である。
面段ボールシート等のいわゆる段ボールシートは、挟圧
によって段つぶれや膜流れを起し、至って波状の成型を
損い易く、特に使用される各種ライナ紙が薄物である程
顕著である。
よって、段つぶれの原因となっている多くの各種ロール
を持つ段ボールシートの製造、加工工程において、いか
にして、この段つぶれ等による損失厚みを防止して強度
の損失を防いで、段ボールシートの生命であるシート厚
みを維持するかということは当業界において従来から大
きな課題となっていた。
を持つ段ボールシートの製造、加工工程において、いか
にして、この段つぶれ等による損失厚みを防止して強度
の損失を防いで、段ボールシートの生命であるシート厚
みを維持するかということは当業界において従来から大
きな課題となっていた。
段ボールシートの製造機であるコルゲーティングマシン
の糊付部には、前工程から送られてくるウェブ状の片段
シートの段頂に糊を転写するグルーロールがあり、片段
シートのグルーロールからの浮き上りを防止するために
、片段シートを挾んでグルーロールの上方にスチール製
の重いライダーロールがある。
の糊付部には、前工程から送られてくるウェブ状の片段
シートの段頂に糊を転写するグルーロールがあり、片段
シートのグルーロールからの浮き上りを防止するために
、片段シートを挾んでグルーロールの上方にスチール製
の重いライダーロールがある。
片段シートの段頂は、グルーロールにソフトタッチであ
れば充分であるが、糊の付着不良による段ボールシート
の接着不良を防止するために、段頂に確実に糊が転写さ
れるようライダーロールの軸をレバー機構で支持するこ
とによって、上記の片段シートを押え気味にしている。
れば充分であるが、糊の付着不良による段ボールシート
の接着不良を防止するために、段頂に確実に糊が転写さ
れるようライダーロールの軸をレバー機構で支持するこ
とによって、上記の片段シートを押え気味にしている。
上記ライダーロールは、片段シートのライナ紙側と接触
するが、このライナ紙は、段頂より段底に当る部分が低
くなり勝ちであり、また、不確実な段成型によって生じ
るハイローという現象によっても、ライナ紙が凹凸にな
る場合があり、しかもライダーロールとライナ紙は幅方
向へ線接触の状態に近いので、このライナ紙の低い部分
或は、安全を期してそれより更にグルーロールに近接し
た位置にライダーロールの位置を調整することになって
いる。
するが、このライナ紙は、段頂より段底に当る部分が低
くなり勝ちであり、また、不確実な段成型によって生じ
るハイローという現象によっても、ライナ紙が凹凸にな
る場合があり、しかもライダーロールとライナ紙は幅方
向へ線接触の状態に近いので、このライナ紙の低い部分
或は、安全を期してそれより更にグルーロールに近接し
た位置にライダーロールの位置を調整することになって
いる。
なお、重いライダーロールが調整された位置より、さら
にグルーロールに近接することのないように、レバー機
構にストッパーが設けられている。
にグルーロールに近接することのないように、レバー機
構にストッパーが設けられている。
そして、上方への動きに対しては、レバー機構によって
自由になっているが、ライダーロールが重いので、容易
には上方へ動かない。
自由になっているが、ライダーロールが重いので、容易
には上方へ動かない。
故に、通過する片段シートは、グルーロールとライダー
ロールによって挟圧されることになり、段つぶれが発生
する。
ロールによって挟圧されることになり、段つぶれが発生
する。
また、この従来のスチール製ライダーロールによる場合
、どうしても片段シートを押え気味にするために、片段
シートの段頂が強くグルーロールに当り、必要以上の糊
が転写されることになる。
、どうしても片段シートを押え気味にするために、片段
シートの段頂が強くグルーロールに当り、必要以上の糊
が転写されることになる。
その結果、糊の原単位すなわち、段ボールシートの単位
面積当りに付着する糊の量が増加して不経済となるばか
りでなく、片段シートが水分も余計に吸収することにな
る。
面積当りに付着する糊の量が増加して不経済となるばか
りでなく、片段シートが水分も余計に吸収することにな
る。
上記水分を多く吸収すると、次のような弊害や無駄が生
じる。
じる。
まず一番目として、段ボールシートが軟かくなるため、
糊付部以降の工程においても余計に段つぶれが発生し易
くなり、強度が著しく低下する。
糊付部以降の工程においても余計に段つぶれが発生し易
くなり、強度が著しく低下する。
二番目として、通常の場合よりヒーティングパートでの
熱の吸収が余計に必要となるので、熱エネルギーの損失
が大きくなる。
熱の吸収が余計に必要となるので、熱エネルギーの損失
が大きくなる。
また、熱を余計に与える手段として、少しでもヒーティ
ングパートでの滞留時間を増加させるためにマシンの速
度を落すことになるので、生産量の低下となる。
ングパートでの滞留時間を増加させるためにマシンの速
度を落すことになるので、生産量の低下となる。
さらに、段ボールシートがヒーティングパートの熱盤に
できるだけ充分に接触して、熱吸収及び熱伝導がよくな
るようにするため、段ボールシートに掛ける上からの圧
力を余計に強くすることになるので、この点でも段つぶ
れの原因となる。
できるだけ充分に接触して、熱吸収及び熱伝導がよくな
るようにするため、段ボールシートに掛ける上からの圧
力を余計に強くすることになるので、この点でも段つぶ
れの原因となる。
三番目として、段ボールシートが反りやすくなるので゛
、マシントラブルの原因となるのと同時に、不良シート
の発生となる。
、マシントラブルの原因となるのと同時に、不良シート
の発生となる。
当然、使用するライナ紙によってもいちいちライダーロ
ールとグルーロールとの間のクリアランスの調整が必要
となるが、この調整には、非常に手間がかかり、かつ高
度の熟練を必要としている。
ールとグルーロールとの間のクリアランスの調整が必要
となるが、この調整には、非常に手間がかかり、かつ高
度の熟練を必要としている。
さらに、膜種(Aフルート、Bフルート等)、即ち、段
の高さの異なる段ボールシートを同一の対のライダーロ
ールとグルーロールとの間を通過させる場合には、必ら
ずライダーロールとグルーロールとの間のクリアランス
の微妙な調整が必要となるために、従来の場合、通過さ
せる膜種毎に別の対のライダーロールとグルーロールと
を必要としている。
の高さの異なる段ボールシートを同一の対のライダーロ
ールとグルーロールとの間を通過させる場合には、必ら
ずライダーロールとグルーロールとの間のクリアランス
の微妙な調整が必要となるために、従来の場合、通過さ
せる膜種毎に別の対のライダーロールとグルーロールと
を必要としている。
なお、実公昭49−36617号公報の装置によって、
走行する片段シートの幅とライダーロールの圧力の関係
には、多少配慮がなされているが上記問題点を解消する
に至っていないことは言うまでもない。
走行する片段シートの幅とライダーロールの圧力の関係
には、多少配慮がなされているが上記問題点を解消する
に至っていないことは言うまでもない。
次に、コルゲーティングマシンのヒーティングパートに
は、段ボールシートが熱盤に充分接触して、熱吸収及び
熱伝導がよくなるように、綿ベルトを介して多くのスチ
ール製のウェイトロールが設けられている。
は、段ボールシートが熱盤に充分接触して、熱吸収及び
熱伝導がよくなるように、綿ベルトを介して多くのスチ
ール製のウェイトロールが設けられている。
本考案者による実用新案登録第1255857号の装置
、即ち、レバー機構や楔状のテーパ面部にて上記ウェイ
トロールの軸が支持される装置によって、ウェイトロー
ルによる段ボールシートへの圧力のかかり具合を調整す
ることに対し、ある程度配慮がなされている。
、即ち、レバー機構や楔状のテーパ面部にて上記ウェイ
トロールの軸が支持される装置によって、ウェイトロー
ルによる段ボールシートへの圧力のかかり具合を調整す
ることに対し、ある程度配慮がなされている。
なお、ウェイトロールによる段ボールシートへの押圧力
を強くすれば、段ボールシートの接着は良好となり、マ
シンスピードも上げられるが、ウェイトロールは綿ベル
トに幅方向へ線接触の状態となっているので綿ベルトを
介しているとはいえ、段ボールシートの単位面積当りに
かかる圧力はかなり大きなものとなり、段つぶれの原因
となっている。
を強くすれば、段ボールシートの接着は良好となり、マ
シンスピードも上げられるが、ウェイトロールは綿ベル
トに幅方向へ線接触の状態となっているので綿ベルトを
介しているとはいえ、段ボールシートの単位面積当りに
かかる圧力はかなり大きなものとなり、段つぶれの原因
となっている。
また、綿ベルトの継ぎ部には、レーシング等が使用され
ているため、この部分が通過するとき、ウェイトロール
が大きく踊ることになり、これによって段ボールシート
へ大きく余分な力がかかるので、この点でも段つぶれが
生じる。
ているため、この部分が通過するとき、ウェイトロール
が大きく踊ることになり、これによって段ボールシート
へ大きく余分な力がかかるので、この点でも段つぶれが
生じる。
なお、綿ベルトに不純物等が付着して、その付着による
突起している部分が通過する時も同様に段つぶれが生じ
る。
突起している部分が通過する時も同様に段つぶれが生じ
る。
さらに通過する段ボールシートの膜種、材質等によって
、その都度ウェイトロールと熱盤との間のクリアランス
の調整を要する欠点がある。
、その都度ウェイトロールと熱盤との間のクリアランス
の調整を要する欠点がある。
次に、コルゲーティングマシンのロータリー力ツタ一部
の前には、段ボールシート送り用の対のスチール製のフ
ィードロールがある。
の前には、段ボールシート送り用の対のスチール製のフ
ィードロールがある。
前工程から送られてくるウェブ状の段ボールシート或い
はライナ紙のみをロータリーカッターの前に滞らすこと
なく搬送する必要があるため、フィードロールは送られ
てくる段ボールシートの速度よりも僅かに速い速度で回
転され、段ボールシートはフィードロールにより常に引
張り気味にロータリーカッターに送られる。
はライナ紙のみをロータリーカッターの前に滞らすこと
なく搬送する必要があるため、フィードロールは送られ
てくる段ボールシートの速度よりも僅かに速い速度で回
転され、段ボールシートはフィードロールにより常に引
張り気味にロータリーカッターに送られる。
このため、通常の場合にはフィードロールは多少スリッ
プ気味に段ボールシートを搬送することになる。
プ気味に段ボールシートを搬送することになる。
従来のスチール製のフィードロールにおいては、段ボー
ルシートとフィードロールとの接触は段ボールシートの
両面において、幅方向に線接触に近い状態になっている
。
ルシートとフィードロールとの接触は段ボールシートの
両面において、幅方向に線接触に近い状態になっている
。
そのため、引張り気味に段ボールシート或いはライナ紙
のみを搬送するに充分な接触圧を得るためには、対のフ
ィードロールによる挟圧を強くしなければならず、段ボ
ールシートにかかる単位面積当りの圧力が大きくなり、
段ボールシートの段つぶれ発生の原因となっている。
のみを搬送するに充分な接触圧を得るためには、対のフ
ィードロールによる挟圧を強くしなければならず、段ボ
ールシートにかかる単位面積当りの圧力が大きくなり、
段ボールシートの段つぶれ発生の原因となっている。
なお、段ボールシートの加工機械としての印刷機や、フ
オルダーグルアー、ロータリーダイカッター等の給紙部
等にも、対のスチール製のフィードロールが使用されて
おり、この場合も所期の精度を得るため段ボールシート
が対のフィードロールによる強い挟圧によって加工ロー
ル等へ送られるため、前記と同様に段つぶれが発生する
。
オルダーグルアー、ロータリーダイカッター等の給紙部
等にも、対のスチール製のフィードロールが使用されて
おり、この場合も所期の精度を得るため段ボールシート
が対のフィードロールによる強い挟圧によって加工ロー
ル等へ送られるため、前記と同様に段つぶれが発生する
。
また、加工機械に設けられている補助フィードロールに
おいても、同様に段つぶれが発生する。
おいても、同様に段つぶれが発生する。
この考案の目的は、空気等の気体を利用することにより
、ロールの外周に緩衝性と、弾力性とを持たせ、余分な
力をロールで吸収できるようにすると共に、段ボールシ
ートにできるだけ広い面積で接触して回転し、段ボール
シートにかける必要のある最小限の総圧力は保った上で
、段ボールシートの単位面積当りにかかる圧力を小さく
し、さらに段ボールシートの表面の多少の凹凸をもカバ
ーできるようにすることによって、段ボールシートの段
つぶれ等による損失厚みの発生を防止して強度劣化を防
ぎ、そして反り等による不良な段ボールシートの発生を
防ぎ、また、マシントラブルの発生原因とならないよう
に段ボールシート或いはライナ紙を確実に搬送し、さら
に生産性の向上をはかることを目的としたロールを提供
すると共に、各種段による段ボールシートの厚みの変化
、即ち通常3〜8mmの変化があっても、ロール間のク
リアランスの調整をすることなくこれらの目的を達成し
得ることにある。
、ロールの外周に緩衝性と、弾力性とを持たせ、余分な
力をロールで吸収できるようにすると共に、段ボールシ
ートにできるだけ広い面積で接触して回転し、段ボール
シートにかける必要のある最小限の総圧力は保った上で
、段ボールシートの単位面積当りにかかる圧力を小さく
し、さらに段ボールシートの表面の多少の凹凸をもカバ
ーできるようにすることによって、段ボールシートの段
つぶれ等による損失厚みの発生を防止して強度劣化を防
ぎ、そして反り等による不良な段ボールシートの発生を
防ぎ、また、マシントラブルの発生原因とならないよう
に段ボールシート或いはライナ紙を確実に搬送し、さら
に生産性の向上をはかることを目的としたロールを提供
すると共に、各種段による段ボールシートの厚みの変化
、即ち通常3〜8mmの変化があっても、ロール間のク
リアランスの調整をすることなくこれらの目的を達成し
得ることにある。
さらに詳述すれば、ロール外壁の形状、材質等によって
は、ロール内に利用される気体圧力による膨張度合の違
いに影響されて、ロール円周壁と段ボールシートとの接
触力の部位による強弱の差異、あるいは、部分的な接触
のために、円周壁の一部のみの摩耗、損傷が激しくなり
、ロールの寿命が短かくなると共に、ロール外径が不均
一になるために、部位による周速が異なるという不都合
を招くので、これらの問題を解消するために、径方向と
軸方向とに伸縮性は殆んどないが柔軟性のある円周壁に
よって、常に直線状の同一外径を保持し、かつ円周壁の
両端部の端壁に柔軟な材質と屈曲しやすい加工を施した
ロールを提供することにある。
は、ロール内に利用される気体圧力による膨張度合の違
いに影響されて、ロール円周壁と段ボールシートとの接
触力の部位による強弱の差異、あるいは、部分的な接触
のために、円周壁の一部のみの摩耗、損傷が激しくなり
、ロールの寿命が短かくなると共に、ロール外径が不均
一になるために、部位による周速が異なるという不都合
を招くので、これらの問題を解消するために、径方向と
軸方向とに伸縮性は殆んどないが柔軟性のある円周壁に
よって、常に直線状の同一外径を保持し、かつ円周壁の
両端部の端壁に柔軟な材質と屈曲しやすい加工を施した
ロールを提供することにある。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。
。
第3図に示したロールAは軸線方向に延びる気体の通路
1及びこの通路1と外周とが連通ずる通孔2を有する回
転軸3と、この回転軸3に嵌装し、前記通孔2と連通ず
る内部の空間4を有するチューブTと、このチューブT
の両端を前記回転軸3に固着すると共に、前記空間4を
気密にするための固着部材としての締付バンド5とによ
って構成されており、さらに前記チューブTは、段ボー
ルシー)Sと直接または間接的に接触する部位であって
、伸縮性は殆んどないが柔軟性を有する円周壁部6と、
この円周壁部6の両端から連らなって屈曲しやすいよう
な環状の曲部を形成した柔軟な端壁部7・と、この端壁
部7からさらに連なっており、前記締付バンド5によっ
て前記回転軸3に固着される部位に相当する筒状部8か
ら或っている。
1及びこの通路1と外周とが連通ずる通孔2を有する回
転軸3と、この回転軸3に嵌装し、前記通孔2と連通ず
る内部の空間4を有するチューブTと、このチューブT
の両端を前記回転軸3に固着すると共に、前記空間4を
気密にするための固着部材としての締付バンド5とによ
って構成されており、さらに前記チューブTは、段ボー
ルシー)Sと直接または間接的に接触する部位であって
、伸縮性は殆んどないが柔軟性を有する円周壁部6と、
この円周壁部6の両端から連らなって屈曲しやすいよう
な環状の曲部を形成した柔軟な端壁部7・と、この端壁
部7からさらに連なっており、前記締付バンド5によっ
て前記回転軸3に固着される部位に相当する筒状部8か
ら或っている。
一実施例としての第3図の場合における前記の円周壁部
6は、内面ゴム層9と、この内面ゴム層9の表面に巻付
けたスチールネット10と、このスチールネット10を
埋設するように前記内面ゴム層9の表面に設ける外面ゴ
ム層11とによって構成されている。
6は、内面ゴム層9と、この内面ゴム層9の表面に巻付
けたスチールネット10と、このスチールネット10を
埋設するように前記内面ゴム層9の表面に設ける外面ゴ
ム層11とによって構成されている。
また、前記した端壁部7の曲部は、図示のS字型に限ら
ず、ジグザグ状であってもよく、円周壁部6より厚さが
小さい。
ず、ジグザグ状であってもよく、円周壁部6より厚さが
小さい。
さらに、柔軟なゴムより成る端壁部7の中に織布、繊維
糸等を埋設しておくことにより、耐久性、強度を付与す
ることができる。
糸等を埋設しておくことにより、耐久性、強度を付与す
ることができる。
前記のスチールネット10は、公知の如く交差状に巻き
付けてあり、チューブTの空間4内の気体圧力の多少の
変化では、円周壁部6が伸縮しないで、回転軸3の軸線
方向に常に直線状の形を保ち得るようにするためのもの
であって、補強にも役立つ。
付けてあり、チューブTの空間4内の気体圧力の多少の
変化では、円周壁部6が伸縮しないで、回転軸3の軸線
方向に常に直線状の形を保ち得るようにするためのもの
であって、補強にも役立つ。
なお、この気体圧力の変化は、端壁部7の伸縮、変形に
よって吸収される。
よって吸収される。
ただし、回転軸3は、軸線に直角方向には移動しないよ
う固定されているので、搬送する段ボールシートSとチ
ューブTとの接触度合によれば、空間4内の気体の流動
によって端壁部7の伸縮、変形を伴なうのみではなく、
段ボールシートSと接触する円周壁部6の部位が、従来
のスチール製のロールよりは、広い面積で接触し得るよ
うに容易に変形する柔軟性は備えている。
う固定されているので、搬送する段ボールシートSとチ
ューブTとの接触度合によれば、空間4内の気体の流動
によって端壁部7の伸縮、変形を伴なうのみではなく、
段ボールシートSと接触する円周壁部6の部位が、従来
のスチール製のロールよりは、広い面積で接触し得るよ
うに容易に変形する柔軟性は備えている。
なお、チューブT内の空間4への気体の供給は回転軸3
の端に設けられたロータリージヨイント(図示しない)
を介して、気体供給ホース(図示しない)から通路1へ
気体が送られることによってなされる。
の端に設けられたロータリージヨイント(図示しない)
を介して、気体供給ホース(図示しない)から通路1へ
気体が送られることによってなされる。
また、回転軸3には、必要に応じて直列状に所要数のチ
ューブTを配置すればよい。
ューブTを配置すればよい。
この考案に係るロールAは以上の構成から戊って、回転
軸3の通路1から通孔2を経て空間4に所定圧の気体を
圧入され、例えば第1図で示したように、コルゲーティ
ングマシンの糊付装置aのライダーロール、ヒーティン
グパートbのウェイトロール、第2図で示したロータリ
ーカッター〇の前のフィードロールとして使用されて段
ボールシー)Sを移送する。
軸3の通路1から通孔2を経て空間4に所定圧の気体を
圧入され、例えば第1図で示したように、コルゲーティ
ングマシンの糊付装置aのライダーロール、ヒーティン
グパートbのウェイトロール、第2図で示したロータリ
ーカッター〇の前のフィードロールとして使用されて段
ボールシー)Sを移送する。
この際、ロールAは、段ボールシー)Sの多少の凹凸や
、厚みの大きな変動があっても、円周壁部6の変形や端
壁部7の曲部の屈曲によって、対応することができるの
で、段ボールシートSは段つぶれあるいは段流れを発生
することなく、正常に移送される。
、厚みの大きな変動があっても、円周壁部6の変形や端
壁部7の曲部の屈曲によって、対応することができるの
で、段ボールシートSは段つぶれあるいは段流れを発生
することなく、正常に移送される。
本考案によるロールは本実施例に留まることなく、段ボ
ールシート用加工機械の送り用としてのフィードロール
や押え用のロールとしても使用され得る。
ールシート用加工機械の送り用としてのフィードロール
や押え用のロールとしても使用され得る。
なお、円周壁部6の表面に耐摩耗性、異物除去容易性、
強度性を持たせるために、例えば、ポリエステル、ナイ
ロン、シリコン樹脂等を用いてライニングすれば好都合
である。
強度性を持たせるために、例えば、ポリエステル、ナイ
ロン、シリコン樹脂等を用いてライニングすれば好都合
である。
また、前記チューブTの各部の材質は前記実施例に留ま
るものではなく、天然ゴム、あるいはエチレンビニルア
セテート、ブタジェンラバー、スチレンブタジェンラバ
ー、アクリルニトロブタジェンラバー等の合成ゴム、あ
るいはウレタン、ポリエチレン等の合成樹脂、あるいは
これらの組合せを用いた多層の材質として、成型容易性
、加工性、柔軟性、弾力性、耐熱性、異物除去容易性、
耐摩耗性を必要に応じて付与すれば好都合である。
るものではなく、天然ゴム、あるいはエチレンビニルア
セテート、ブタジェンラバー、スチレンブタジェンラバ
ー、アクリルニトロブタジェンラバー等の合成ゴム、あ
るいはウレタン、ポリエチレン等の合成樹脂、あるいは
これらの組合せを用いた多層の材質として、成型容易性
、加工性、柔軟性、弾力性、耐熱性、異物除去容易性、
耐摩耗性を必要に応じて付与すれば好都合である。
さらに、前述の場合と同様に、柔軟性、耐久性、強度を
付与するために、スチール、織布、繊維糸等を適宜組合
せることも有効である。
付与するために、スチール、織布、繊維糸等を適宜組合
せることも有効である。
以上の通り、気体を利用して緩衝性、弾力性を持たせた
本考案によるロールは従来の各種スチール製のロールが
かかえていた多くの問題を解決する。
本考案によるロールは従来の各種スチール製のロールが
かかえていた多くの問題を解決する。
そして伸縮性は殆んどないが柔軟性のあるチューブの円
周壁部とこの円周壁部の両端から連なって屈曲しやすい
ような曲部を有しているので、円周壁部の一部のみの摩
耗損傷や円周壁部の部位による周速の違いが防止できる
と共に、段ボールシートの厚みに大きな変動があっても
、軸線に対して直角方向に円周壁部を移動させることが
できるので、ロール間のクリアランスの調節を行なうこ
となく、段ボールシートの強度劣化の原因となる段つぶ
れや段流れを防止できるという多くの効果をもたらす。
周壁部とこの円周壁部の両端から連なって屈曲しやすい
ような曲部を有しているので、円周壁部の一部のみの摩
耗損傷や円周壁部の部位による周速の違いが防止できる
と共に、段ボールシートの厚みに大きな変動があっても
、軸線に対して直角方向に円周壁部を移動させることが
できるので、ロール間のクリアランスの調節を行なうこ
となく、段ボールシートの強度劣化の原因となる段つぶ
れや段流れを防止できるという多くの効果をもたらす。
第1図及び第2図は、この考案に係るロールの使用例を
示す側面図、第3図はロールの一部切欠拡大正面図であ
る。 A・・・・・・ロール、S・・・・・・段ボールシート
、T・・・・・・チューブ、1・・・・・・通路、2・
・・・・・通孔、3・・・・・・回転軸、4・・・・・
・空間、5・・・・・・締付バンド、6・・・・・・円
周壁部、7・・・・・・端壁部。
示す側面図、第3図はロールの一部切欠拡大正面図であ
る。 A・・・・・・ロール、S・・・・・・段ボールシート
、T・・・・・・チューブ、1・・・・・・通路、2・
・・・・・通孔、3・・・・・・回転軸、4・・・・・
・空間、5・・・・・・締付バンド、6・・・・・・円
周壁部、7・・・・・・端壁部。
Claims (1)
- 段ボールシートの製造または加工工程で段ボールシート
と直接または間接的に接触して回転するロールにおいて
、軸線方向にのびる気体の通路及びこの通路と外周とが
連通ずる通孔を有する回転軸と、この回転軸に嵌装する
と共に、内部に上記通孔と連通ずる空間を有する少なく
とも一つのチューブと、回転軸にチューブの両端を固着
すると共に、上記空間を気密にするための固着部材とか
ら成り、前記チューブの段ボールシートと直接または間
接的に接触する円周壁部が殆んど伸縮しないが柔軟であ
り、そして上記円周壁部の両端から連なっている端壁部
が柔軟で、しかも屈曲しやすいような環状に曲部を形成
していることを特徴とするロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4464580U JPS5854996Y2 (ja) | 1980-04-02 | 1980-04-02 | ロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4464580U JPS5854996Y2 (ja) | 1980-04-02 | 1980-04-02 | ロ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56144627U JPS56144627U (ja) | 1981-10-31 |
JPS5854996Y2 true JPS5854996Y2 (ja) | 1983-12-15 |
Family
ID=29639868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4464580U Expired JPS5854996Y2 (ja) | 1980-04-02 | 1980-04-02 | ロ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5854996Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7110980B2 (ja) * | 2017-07-27 | 2022-08-02 | 東レ株式会社 | 弾性ロール、ニップロールおよび搬送装置 |
-
1980
- 1980-04-02 JP JP4464580U patent/JPS5854996Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56144627U (ja) | 1981-10-31 |
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