JPH10315066A - スナップリング組付装置 - Google Patents

スナップリング組付装置

Info

Publication number
JPH10315066A
JPH10315066A JP12591197A JP12591197A JPH10315066A JP H10315066 A JPH10315066 A JP H10315066A JP 12591197 A JP12591197 A JP 12591197A JP 12591197 A JP12591197 A JP 12591197A JP H10315066 A JPH10315066 A JP H10315066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snap ring
chuck
pair
opening
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12591197A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kisami
毅 木佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP12591197A priority Critical patent/JPH10315066A/ja
Publication of JPH10315066A publication Critical patent/JPH10315066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドキャップを用いることなく、スナップ
リングSを単体状態の時よりも開いた状態にすると共
に、外周溝Fに対してのスナップリングSの組付けの良
否を正確に判定する。 【解決手段】 昇降可能なチャック支持部材23を設
け、このチャック支持部材に一対のチャック25a,2
5bを開閉する方向へ移動可能に設け、一対のチャック
25a,25bの間にワークWが下方向から相対的に進
入可能な進入部29を形成し、一対のチャック25a,
25bを開閉する方向へ移動させる開閉シリンダ37を
設け、各チャック25a,25bの先端部にスナップリ
ングSにおける対応する端部に形成された開き用穴H
a,Hbに挿入可能な挿入爪39a,39bをそれぞれ
設け、一対の挿入爪39a,39bの間隔を検出する変
位センサ45を設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの外周溝に
スナップリング(サークリップ)を嵌入して組付けるス
ナップリング組付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7を参照するに、従来のスナップリン
グ組付装置101は、ワークWの外周溝Fよりも一端側
の部分を覆うガイドキャップ103を備えており、この
ガイドキャップ103はワークWに対して着脱可能であ
る。このガイドキャップ103は下側(図7におて下
側)が上側よりも拡くなるようなテーパ部105を有し
ている。ガイドキャップ103の先端側に挿入したスナ
ップリングSを上方向からテーパ部105に沿って押下
げる押下げ部材107が設けてあり、この押下げ部材1
07はガイドキャップ103が相対的に進入可能な進入
孔109を備えている。尚、ワークWはワークセット台
111にセットされている。
【0003】従って、ガイドキャップ103をワークW
に装着すると共に、スナップリングSをガイドキャップ
103の先端側に保持せしめる。そして、押下げ部材1
07を下降させることにより、スナップリングSをガイ
ドキャップ103のテーパ部105に沿って拡げつつ押
下げる。更に、スナップリングSが押下げられて外周溝
Fに位置すると、スナップリングSの弾性力によって、
スナップリングSに閉じる方向の力が作用して、スナッ
プリングSが外周溝Fに嵌入して組付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、押下げ部材1
07によりスナップリングSをガイドキャップ103の
テーパ部105に沿って拡げつつ押下げる時に、スナッ
プリングSには閉じる方向に徐々に大きな力が生じ、ス
ナップリングSによってガイドキャップ103のテーパ
部105が損耗して、ガイドキャップ103の交換を頻
繁に行う必要が生じる。又、ガイドキャップ103の装
着対象であるワークWの形状によって、ガイドキャップ
103の縁部の肉厚が薄くなる場合があり、この場合に
はガイドキャップ103の縁部付近において欠けが生じ
ることがあり、スナップリングSがこの欠けた部分に引
っ掛かって外周溝Fに組付けることが困難になる。
【0005】上述の問題点を解決するために、ガイドキ
ャップ103を用いることなく、一対のチャックの先端
部にそれぞれ設けた挿入爪を、スナップリングにおける
対応する端部に形成された開き用穴に挿入し、一対のチ
ャックを開く方向へ移動させることによりスナップリン
グを単体状態の時よりも拡げる技術として、特開平6−
304823号公報に示すものがある。しかし、上記先
行技術においては、スナップリングSの組付けの良否に
ついて正確に判定することができないという問題がある
と共に、スナップリングの開き用穴の加工精度の不良等
の理由により一対のチャックを開く方向へ移動させた時
にスナップリングSが上下に傾いて拡がることがあり、
スナップリングをワークに挿入することができないとい
う問題がある。
【0006】そこで、本発明は、ガイドキャップを用い
ることなく、スナップリングをワークの外周溝に組付け
ると共に組付けの良否を正確に判定することを第1の目
的とし、さらにスナップリングの開き用穴の加工精度の
不良等の理由により一対のチャックを開く方向へ移動さ
せた時にスナップリングが上下に傾いて拡がることを抑
制すること等を第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述のごとき、従来の問
題点を解決するために、請求項1に記載の発明にあって
は、ワークの外周溝にスナップリングを嵌入して組付け
るスナップリング組付装置において、昇降可能なチャッ
ク支持部材を設け、このチャック支持部材に一対のチャ
ックを開閉する方向へ移動可能に設け、一対のチャック
の間に上記ワークが下方向から相対的に進入可能な進入
部を形成し、一対のチャックを開閉する方向へ移動(揺
動も含む)させるチャック開閉作動装置を設け、各チャ
ックの先端部に上記スナップリングにおける対応する端
部に形成された開き用穴に挿入可能な挿入爪をそれぞれ
設け、一対の挿入爪の間隔を検出する変位センサを設け
てなることを特徴とする。
【0008】請求項1に記載の発明特定事項によると、
各挿入爪を対応する開き用穴に上方向から挿入せしめ
る。次に、チャック開閉作動装置により一対のチャック
を開く方向へ移動させることにより、スナップリングを
単体状態の時よりも開いた状態にする。そして、チャッ
ク支持部材を下降させて、ワークを進入部に相対的に進
入させて、スナップリングをワークの外周溝に位置せし
める。
【0009】スナップリングをワークの外周溝に位置せ
しめた後に、キャップ開閉作動装置により一対のチャッ
クを閉じる方向へ移動させることにより、スナップリン
グ自体の弾性力も相俟って、スナップリングに閉じる方
向に力が作用して、通常は、スナップリングがワークの
外周溝に嵌入して組付けられる。ここで、変位センサに
より一対の挿入爪の間隔が検出され、この検出値が、単
体状態のスナップリングにおける一対の開き用穴の間隔
よりも所定量だけ大きい場合には、組付け良好と判定さ
れ、上記所定量を超えて大きい場合には、組付け不良
(スナップリングが外周溝に嵌入していない等)と判定
される。更に、上記検出値が、単体状態におけるスナッ
プリングにおける一対の開き用穴の間隔と同じである場
合には、組付け対象となるワークが存在していないと判
定される。
【0010】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明特定事項の他に、前記スナップリングを
ワークの外周溝に組付けるスナップリング組付領域と、
スナップリングを前記チャック側へ受渡すスナップリン
グ受渡領域を形成し、前記チャック支持部材をスナップ
リング組付領域の上方位置とスナップリング受渡領域の
上方位置との間において水平方向へ移動(旋回、揺動を
含む)可能に構成し、上記スナップリング受渡領域にお
いてスナップリングを支持可能な支持凹部を備えた受渡
プレートを設け、この支持凹部に貫通穴を形成し、この
貫通穴を通ってスナップリングを上記支持凹部から押上
げる押上げブロックを設け、この押上げブロックを昇降
させるブロック昇降作動装置を設けてなることを特徴と
する。
【0011】請求項2に記載の発明特定事項によると、
請求項1に記載の発明特定事項による作用の他に、スナ
ップリングをワークの外周溝に組付ける前に、以下の作
用を奏する。
【0012】即ち、チャック支持部材を水平方向へ移動
させてスナップリング受渡領域の上方位置に位置せし
め、チャック支持部材を下降させて受渡プレートに接近
せしめる。次に、ブロック昇降作動装置の作動により押
上げブロックを上昇させることにより、押上げブロック
は貫通穴を通って支持凹部からスナップリングを押上げ
る。これによって、各挿入爪が対応する開き用穴に挿入
すると共に、チャックと押上げブロックによりスナップ
リングを挟むことができる。この状態のもとで、チャッ
ク開閉作動装置により一対のチャックを開く方向へ移動
させることにより、スナップリングを単体状態の時より
も開いた状態にする。この時、チャックと押上げ部材に
よりスナップリングを挟んでいるため、スナップリング
が上下に傾いたりすることがない。そして、チャック支
持部材を上昇させて、チャックを一体的に上昇させる。
これによって、スナップリングを押上げブロックからチ
ャック側へ受渡すことができる。尚、スナップリングを
チャック側へ受渡した後に、チャック支持部材を水平方
向へ移動させてスナップリング組付領域の上方位置に位
置せしめる。
【0013】請求項3に記載の発明にあっては、請求項
2に記載の発明特定事項の他に、前記スナップリング受
渡領域にスナップリングが位置しているか否かについて
検出するスナップリング検出センサを設けてなることを
特徴とする。
【0014】請求項3に記載の発明特定事項によると、
請求項2に記載の発明特定事項による作用の他に、押上
げブロックによりスナップリングを押上げる前及び一対
のチャックを上昇させる時に、スナップリング検出セン
サによりスナップリング受渡領域にスナップリングが位
置しているか否かについて検出する。
【0015】請求項4に記載の発明にあっては、請求項
3に記載の発明特定事項の他に、前記挿入爪を前記チャ
ックに対して昇降させる挿入爪昇降作動装置を設けてな
ることを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明特定事項によると、
請求項3に記載の発明特定事項による作用の他に、一対
のチャックを上昇させる時に、スナップリング検出セン
サによりスナップリングがスナップリング受渡領域に位
置していると検出されて、チャック側へのスナップリン
グの受渡しがされていないと判定した場合には、一旦チ
ャックの上昇を停止せしめ、挿入爪昇降作動装置の作動
により各挿入爪をチャックに対して下降させる。これに
よって、各挿入爪を対応する開き用穴に挿入せしめるこ
とができ、チャック側へのスナップリングの受渡しを再
度行うことが可能になる。
【0017】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、各挿入
爪を対応する開き用穴に挿入せしめ、チャック開閉作動
装置により一対のチャックを開く方向へ移動させること
により、ガイドキャップを用いることなく、スナップリ
ングを単体状態の時よりも開いた状態にすることがで
き、スナップリングをワークの外周溝に容易に組付ける
ことが可能になる。又、スナップリングをワークの外周
溝に組付けた時に、変位センサにより一対の挿入爪の間
隔を検出しているため、スナップリングの組付けの良否
を正確に判定することができ、スナップリングの組付け
作業の能率が向上する。更に、変位センサにより組付け
対象となるワークの有無を判定することができる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、チャックと押上げブロッ
クによりスナップリングを挟んだ状態のもとで、一対の
チャックを開いてスナップリングを単体状態の時よりも
開いた状態にしているため、開き用穴の加工精度の不良
等の理由によって、スナップリングが上下に対して傾い
て開くことを防止でき、スナップリング組付領域におい
てワークを進入部に確実に進入させて、組付け作業の能
率がより一層向上する。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、押上げブロ
ックによりスナップリングを押上げる前に、スナップリ
ング検出センサによりスナップリング受渡領域にスナッ
プリングが位置しているか否かについて検出することが
できるため、受渡プレートにおける支持凹部に対しての
スナップリングの供給の有無について判定することがで
き、スナップリングが支持凹部に対して供給されていな
い場合には直ちにスナップリングを供給することができ
る。また、一対のチャックを上昇させる時にスナップリ
ング検出センサによりスナップリング受渡領域にスナッ
プリングが位置しているか否かについて検出することが
できるため、押上げブロックからチャック側へのスナッ
プリングの受渡しの有無について判定することができ、
スナップリングの受渡しがされてない場合に、スナップ
リングの受渡しを再度行ったり、アラームを発生させた
りすることができる。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加えて、挿入爪の損耗等の原因に
よりチャック側へのスナップリングの受渡しがされてい
ない場合に、チャックの交換または挿入爪の交換を行う
ことなく、挿入爪のみをチャックに対して下降させるこ
とにより、スナップリングの受渡しを再度行うことが可
能になるため、下降させる部材の重量が小さくて済み、
スナップリングの再度の受渡しが終了するまでの時間の
短縮化を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照するに、本発明
の実施の形態に係るスナップリング組付装置1はワーク
Wの外周溝FにスナップリングSを嵌入して組付ける装
置であって、以下、このスナップリング組付装置1につ
いて詳細に説明する。尚、本発明の実施の形態におい
て、組付け対象となるワークWは、ロアリンクW1 と、
このロアリンクW1 の嵌合穴に圧入したボールジョイン
トW2 とからなる。
【0022】上記スナップリング組付装置1は本体フレ
ーム3をベースにしており、この本体フレーム3には、
スナップリングSをワークWの外周溝Fに組付けるスナ
ップリング組付領域A1 とスナップリングSを後述のチ
ャック側へ受渡すスナップリング受渡領域A2 が形成し
てある。ここで、スナップリング組付領域A1 とスナッ
プリング受渡領域A2 は旋回中心Cを基準として90度
離れた位置に位置してあり、スナップリング組付領域A
1 にはワークWを支持するワークセット台5が設けてあ
る(図4参照)。
【0023】上記本体フレーム3の右部(図1〜図3に
おいて右部)には支持フレーム7が立設してあり、この
支持フレーム7には上下方向(図1及び図2において上
下方向、図3において紙面に向って表裏方向)へ延びた
ガイド部材9が設けてあって、このガイド部材9には昇
降プレート11が昇降可能(上下方向へ移動可能)に設
けてある。上記昇降プレート11を昇降させるため、支
持フレーム7には上下方向へ移動可能なピストンロッド
13を備えた昇降シリンダ15が設けてあり、このピス
トンロッド13の先端部が昇降プレート11に連結して
ある。上記昇降プレート11には旋回中心Cを中心とし
て回転可能な旋回軸17を備えた旋回シリンダ19が設
けてあり、この旋回軸17には水平方向へ延びた旋回ア
ーム21の基部が一体的に設けてある。
【0024】上記旋回アーム21の先端部にはチャック
支持部材23が設けてあり、このチャック支持部材23
の下側には一対のチャック25a,25bが揺動軸27
a,27bを介して開閉する方向へ移動可能に設けてあ
る。一対のチャック25a,25bの間には進入部29
が形成してあり、上記ワークセット台5にセットされた
ワークWがこの進入部29に対して下方向から相対的に
進入するように構成してある。各チャック25a,25
bの先端側には突出片31a,31bがそれぞれ一体的
に設けてあり、各チャック25a,25bが所定の範囲
を超えて開く方向へ揺動することを規制するため、チャ
ック支持部材23には対応する突出片31a,31bが
突当て可能なストッパ33a,33bがそれぞれ設けて
ある。一対のチャック25a,25bを同期して開閉す
る方向へ揺動させるため、チャック支持部材23の適宜
位置には開閉ブロック35を旋回アーム21の長手方向
へ移動させる開閉シリンダ37が設けてあると共に、こ
の開閉ブロック35は先端側は基端側よりも小さくなる
ようなテーパ部を有してあって、適宜位置には各突出片
31a,31bを開閉ブロック35におけるテーパ部に
当接する方向へ付勢するスプリングのごとき付勢手段
(図示省略)がそれぞれ設けてある。
【0025】各チャック25a,25bの先端部にはス
ナップリングSにおける対応する端部に形成された開き
用穴Ha,Hb(図5参照)に挿入可能な挿入爪39
a,39bがそれぞれ下方向へ突出して設けてある。こ
こで、各挿入爪39a,39bを挿入爪作動シリンダ
(図示省略)の作動により昇降可能に構成しても差支え
ない。一対の挿入爪39a,39bの間隔を検出するた
め、一方のチャック25bにおける突出片31bには被
検知体41がブラケット43を介して設けてあり、他方
のチャック25aにおける突出片31aにはこの被検知
体41との間隔、換言すれば一対の挿入爪39a,39
bの間隔を検出する変位センサ45がブラケット47を
介して設けてある。
【0026】上記チャック支持部材23内にはワークセ
ット台5にセットされたワークWを上方向から押えるワ
ーク押え部材49が昇降可能に設けてあり、このチャッ
ク支持部材23におけるワーク押え部材49の上側には
ワーク押え部材49を下方向へ付勢するスプリング51
が設けてある(図4参照)。
【0027】上記本体フレーム3の左部には固定フレー
ム53が設けてあり、この固定フレーム53には収納ベ
ース55が設けてある。この収納ベース55には供給穴
57が設けてあり、この供給穴57には多数のスナップ
リングSを積載した状態のもとで収納支持する4本の収
納バー59が設けてある。ここで、各収納バー59は上
下方向へ延びてあって、4本の収納バー59のうち3本
の収納バー59は円弧状の支持面を有しており、1本の
収納バー59はT字形状の支持面を有している(図5参
照)。
【0028】上記収納ベース55には受渡プレート61
が左右方向へ移動可能に設けてあり、この受渡プレート
61は前記スナップリング受渡領域A2 又は供給穴57
の下側においてスナップリングSを支持可能な支持凹部
63を備えている(図5,図6参照)。上記受渡プレー
ト61を左右方向へ移動させるため、固定フレーム53
には左右方向へ移動可能なピストンロッド65を備えた
供給シリンダ67が設けてあり、このピストンロッド6
5の先端部が受渡プレート61に連結してある。ここ
で、受渡プレート61を右方向へ移動させて支持凹部6
3を供給穴57の下側からスナップリング受渡領域A2
に位置せしめると、複数の収納バー59に収納された多
数のスナップリングSのうち最下部のスナップリングS
が支持凹部63に支持されるように、支持凹部63の深
さは例えばスナップリング1枚の厚さよりも若干小さく
なるように設定してある(図6参照)。
【0029】又、支持凹部63には貫通穴69が設けて
ある。そして、固定フレーム53に近接した位置には上
下方向へ移動可能なピストンロッド71を備えた押上げ
シリンダ73が設けてあり、このピストンロッド71の
先端部には上記貫通穴69を通ってスナップリングSを
支持凹部63から押上げる押上げブロック75が設けて
ある。
【0030】上記収納ベース55にはスナップリング受
渡領域A2 にスナップリングSが位置していることを検
出する光電スイッチ77が設けてあり、この光電スイッ
チ77は投光側の光電スイッチ77aと受光側の光電ス
イッチ77bとからなる。又、収納ベース55には投光
側の光電スイッチ77aから投光された光の通路79が
形成してある(図5,図6参照)。
【0031】次に、本発明の実施の形態の作用について
説明する。
【0032】供給シリンダ67の作動により受渡プレー
ト61を右方向へ移動させることにより、支持凹部63
を供給穴57の下側からスナップリング受渡領域A2
位置せしめる。これによって、複数の収納バー59に収
納された多数のスナップリングSのうち最下部のスナッ
プリングSを支持凹部63に取り出すことができる。こ
の時、光電スイッチ77によりスナップリング受渡領域
2 に上記スナップリングSが位置しているか否かにつ
いて検出される。又、旋回シリンダ19の作動によりチ
ャック支持部材23を水平方向へ旋回させてスナップリ
ング受渡領域A2 の上方に位置せしめ、昇降シリンダ1
5の作動によりチャック支持部材23を下降させて受渡
プレート61に接近せしめる。
【0033】次に、押上げシリンダ73の作動により押
上げブロック75を上昇させることにより、押上げブロ
ック75は貫通穴69を通って支持凹部63からスナッ
プリングSを押上げる。これによって、各挿入爪39が
対応する開き用穴Ha,Hbに挿入すると共に、チャッ
ク25a,25bと押上げブロック75によりスナップ
リングSを挟むことができる。この状態のもとで、各突
出片31a,31bが対応するストッパ33a,33b
に突当たるまで、開閉シリンダ37の作動により一対の
チャック25a,25bを開く方向へ揺動させることに
より、スナップリングSを単体状態の時よりも開いた状
態にすることができる。この時、スナップリングSの開
き用穴Ha,Hbの加工精度の不良等があっても、チャ
ック25a,25bと押上げブロック75によりスナッ
プリングSを挟んでいるため、スナップリングSが上下
に傾いたりすることがない。そして、昇降シリンダ15
の作動によりチャック支持部材23を上昇させてチャッ
ク25a,25bを一体的に上昇させる。これによっ
て、スナップリングSを押上げブロック75からチャッ
ク25a,25b側へ受渡すことができる。この時、光
電スイッチ77により上記スナップリングSがスナップ
リング受渡領域A2 に位置しているか否かについて検出
される。
【0034】チャック支持部材23を上昇させた後に、
旋回シリンダ19の作動によりチャック支持部材23を
水平方向へほぼ90度旋回させてスナップリング受渡領
域A2 の上方位置からスナップリング組付領域A1 の上
方位置に位置せしめ、昇降シリンダ15の作動によりチ
ャック支持部材23を下降させる。これによって、ワー
クWを進入部29に相対的に進入させて、スプリング5
1の付勢力も相俟って、ワーク押え部材49により上方
向からワークWを押え、スナップリングSをワークWの
外周溝Fに位置せしめる。そして、開閉シリンダ37の
作動により一対のチャック25a,25bを閉じる方向
へ移動させることにより、スナップリングS自体の弾性
力も相俟って、スナップリングSに閉じる方向に力が作
用して、通常は、スナップリングSが外周溝Fに嵌入し
て組付けられる。ここで、変位センサ45により一対の
挿入爪39の間隔が検出され、この検出値が、単体状態
のスナップリングSにおける一対の開き用穴Ha,Hb
の間隔よりも所定量だけ大きい場合には、組付け良好と
判定され、上記所定量を超えて大きい場合には組付け不
良(スナップリングSが外周溝Fに嵌入していない等)
と判定される。更に、上記検出値が、単体状態のスナッ
プリングSにおける一対の開き用穴Ha,Hbの間隔と
ほぼ同じである場合には、組付け対象となるワークWが
存在していないと判定される。
【0035】以上のごとき、本発明の実施の形態によれ
ば、各挿入爪39a,39bを対応する開き用穴Ha,
Hbに挿入せしめ、開閉シリンダ37の作動により一対
のチャック25a,25bを開く方向へ揺動させること
により、従来のごとくガイドキャップを用いることな
く、スナップリングSを単体状態の時よりも開いた状態
にすることができる。又、スナップリングSをワークの
外周溝Fに組付けた時に変位センサ45により一対の挿
入爪39の間隔を検出しているため、スナップリングS
の組付けの良否を正確に判定することができ、スナップ
リングSの組付け作業の能率が向上する。又、変位セン
サ45により組付け対象となるワークWの有無を判定す
ることができる。
【0036】又、チャック25a,25bと押上げブロ
ック75によりスナップリングSを挟んだ状態のもと
で、一対のチャック25a,25bを開く方向へ移動さ
せて、スナップリングSを単体状態の時よりも開いた状
態にしているため、一対の開き用穴Hの加工精度の不良
等の理由によって、スナップリングSが上下に対して傾
いて開くことを防止でき、スナップリング組付領域A1
においてワークWを進入部29に確実に進入させて、組
付け作業の能率がより一層向上する。
【0037】押上げブロック75によりスナップリング
Sを押上げる前に、光電スイッチ77によりスナップリ
ング受渡領域A2 にスナップリングSが位置しているか
否かを検出することができるため、受渡プレート61に
おける支持凹部63に対してのスナップリングSの供給
の有無について判定することができ、スナップリングS
が供給されてない場合には直ちにスナップリングSを供
給することができる。又、一対のチャック25a,25
bを上昇させる時に、光電スイッチ77によりスナップ
リング受渡領域A2 にスナップリングが位置しているか
否かを検出しているため、チャック25a,25b側へ
のスナップリングSの受渡しの有無について判定するこ
とができ、スナップリングSの受渡しがされてない場合
には、スナップリングの受渡しを再度行ったり、アラー
ムを発生させたりすることができる。
【0038】更に、挿入爪39a,39bを挿入爪昇降
作動シリンダの作動により昇降可能に構成すると、チャ
ック25a,25b側へスナップリングSの受渡しがさ
れてない場合に、チャック25a,25bの交換または
挿入爪39a,39bの交換をすることなく、挿入爪3
9a,39bのみをチャック25a,25bに対して下
降させることにより、スナップリングSの受渡しを再度
行うことが可能になるため、交換作業が終了するまでの
時間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スナップリング組付装置の要部を示す図であ
る。
【図2】スナップリング組付装置の概略的な正面図であ
る。
【図3】図1におけるIII −III 線に沿った図である。
【図4】スナップリングの組付け状態を示す図である。
【図5】図1におけるV−V線に沿った図である。
【図6】図5における矢視部VIを示す図であって、支持
凹部が供給穴の下側に位置した状態を示す図である。
【図7】従来のスナップリング組付装置を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 スナップリング組付装置 23 チャック支持部材 25a,25b チャック 29 進入部 37 開閉シリンダ 39a,39b 挿入爪 45 変位センサ 61 受渡プレート 63 支持凹部 69 貫通穴 73 押上げシリンダ 75 押上げブロック 77 光電スイッチ W ワーク F 外周溝 W1 ロアリンク W2 ボールジョイント S スナップリング A1 スナップリング組付領域 A2 スナップリング受渡領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの外周溝にスナップリングを嵌入
    して組付けるスナップリング組付装置において、 昇降可能なチャック支持部材を設け、このチャック支持
    部材に一対のチャックを開閉する方向へ移動可能に設
    け、一対のチャックの間に上記ワークが下方向から相対
    的に進入可能な進入部を形成し、一対のチャックを開閉
    する方向へ移動させるチャック開閉作動装置を設け、各
    チャックの先端部に上記スナップリングにおける対応す
    る端部に形成された開き用穴に挿入可能な挿入爪をそれ
    ぞれ設け、一対の挿入爪の間隔を検出する変位センサを
    設けてなることを特徴とするスナップリング組付装置。
  2. 【請求項2】 前記スナップリングをワークの外周溝に
    組付けるスナップリング組付領域と、スナップリングを
    前記チャック側へ受渡すスナップリング受渡領域を形成
    し、前記チャック支持部材をスナップリング組付領域の
    上方位置とスナップリング受渡領域の上方位置との間に
    おいて水平方向へ移動可能に構成し、上記スナップリン
    グ受渡領域においてスナップリングを支持可能な支持凹
    部を備えた受渡プレートを設け、この支持凹部に貫通穴
    を形成し、この貫通穴を通ってスナップリングを上記支
    持凹部から押上げる押上げブロックを設け、この押上げ
    ブロックを昇降させるブロック昇降作動装置を設けてな
    ることを特徴とする請求項1に記載のスナップリング組
    付装置。
  3. 【請求項3】 前記スナップリング受渡領域にスナップ
    リングが位置しているか否かについて検出するスナップ
    リング検出センサを設けてなることを特徴とするスナッ
    プリング組付装置。
  4. 【請求項4】 前記挿入爪を前記チャックに対して昇降
    させる挿入爪昇降作動装置を設けてなることを特徴とす
    る請求項3に記載のスナップリング組付装置。
JP12591197A 1997-05-15 1997-05-15 スナップリング組付装置 Pending JPH10315066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12591197A JPH10315066A (ja) 1997-05-15 1997-05-15 スナップリング組付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12591197A JPH10315066A (ja) 1997-05-15 1997-05-15 スナップリング組付装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10315066A true JPH10315066A (ja) 1998-12-02

Family

ID=14921975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12591197A Pending JPH10315066A (ja) 1997-05-15 1997-05-15 スナップリング組付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10315066A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008168403A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Honda Motor Co Ltd ベアリングハウジング及びベアリングへのサークリップ装着方法
CN104690535A (zh) * 2015-01-12 2015-06-10 杭州沃镭智能科技股份有限公司 一种真空助力器生产线的膜片压装方法
CN104858649A (zh) * 2015-06-04 2015-08-26 安徽江淮汽车股份有限公司 一种卡环漏装检测工装
CN109079712A (zh) * 2018-10-31 2018-12-25 东风汽车电子有限公司 一种电子式压力传感器孔用弹性挡圈装配设备
CN109756083A (zh) * 2016-07-20 2019-05-14 邓君 一种电机转子双端卡簧组装机
CN114131305A (zh) * 2021-12-31 2022-03-04 昆山华誉自动化科技有限公司 卡扣组装机

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008168403A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Honda Motor Co Ltd ベアリングハウジング及びベアリングへのサークリップ装着方法
JP4648336B2 (ja) * 2007-01-12 2011-03-09 本田技研工業株式会社 ベアリングハウジング及びベアリングへのサークリップ装着方法
CN104690535A (zh) * 2015-01-12 2015-06-10 杭州沃镭智能科技股份有限公司 一种真空助力器生产线的膜片压装方法
CN104858649A (zh) * 2015-06-04 2015-08-26 安徽江淮汽车股份有限公司 一种卡环漏装检测工装
CN109756083A (zh) * 2016-07-20 2019-05-14 邓君 一种电机转子双端卡簧组装机
CN109756083B (zh) * 2016-07-20 2020-12-04 江苏航天动力机电有限公司 一种电机转子双端卡簧组装机
CN109079712A (zh) * 2018-10-31 2018-12-25 东风汽车电子有限公司 一种电子式压力传感器孔用弹性挡圈装配设备
CN114131305A (zh) * 2021-12-31 2022-03-04 昆山华誉自动化科技有限公司 卡扣组装机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10315066A (ja) スナップリング組付装置
JPH03277431A (ja) ねじ締め装置
JPH06155182A (ja) サークリップ組付装置
JP4226678B2 (ja) パレットクランプ装置
KR102435285B1 (ko) 자동 팔레트 교환장치
JP2739308B2 (ja) 部品挿入装置
JP2003192295A (ja) フォークリフト
JPH10315065A (ja) ベアリングの圧入装置
JP3264621B2 (ja) スプリングシートの装着方法とその装置
JP3179147B2 (ja) Cリング組付装置
JPH08333097A (ja) 容器の吊上げ台のロック機構
JPH0839386A (ja) ローダ
JP3739950B2 (ja) ワークの姿勢変換装置
JP2004338087A (ja) 工作機械
JP7459613B2 (ja) 工作機械及び工作機械の位置調整方法
JP2003146594A (ja) 車両用リフト装置
JP2000117519A (ja) ドリル折損検知装置
JP2000015453A (ja) プロジェクションナットの芯ずれや欠け時の自動停止装置
JPH074540Y2 (ja) ローラーテスタにおけるストッパー装置
JP2005313249A (ja) 位置決め装置
JPH0529788Y2 (ja)
KR100748118B1 (ko) 열간교정기의 상부롤 상승상태 유지장치
JP2021088046A (ja) コンロッド支持治具
JPH0713222Y2 (ja) ウエハカセットの位置決め検知装置
JP3133465B2 (ja) タイヤバランス測定装置の分割リム嵌合構造