JPH08333097A - 容器の吊上げ台のロック機構 - Google Patents

容器の吊上げ台のロック機構

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JPH08333097A
JPH08333097A JP14436995A JP14436995A JPH08333097A JP H08333097 A JPH08333097 A JP H08333097A JP 14436995 A JP14436995 A JP 14436995A JP 14436995 A JP14436995 A JP 14436995A JP H08333097 A JPH08333097 A JP H08333097A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇降フォークにて吊上げ台を持ち上げたとき
のみ、ロック機構が動作して吊上げ台が昇降フォークか
ら脱落することが防止され、吊上げ台を床に置いた状態
では、ロック機構が解除されて昇降フォークを自由に出
し入れ出来る吊上げ台を提供する。 【構成】 鞘部2内部には、上下動可能にフォーク抑え
31を配備し、フォーク抑え31の一部を鞘部2から臨出さ
せ、臨出部は、吊上げ台1が床面に支えられている状態
では作動しないが、床面から持ち上げられた状態で作動
する下向きの付勢手段を具えたリンク機構3に連繋さ
れ、付勢手段の下向きの付勢によってフォーク抑え31が
上方に移動し、昇降フォーク6を当接固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトの昇降
フォークに嵌めて、容器を運搬、昇降する吊上げ台の昇
降フォークからの脱落を防止するロック機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばドラム缶の如き、上縁を一
周した突条(71)を有する筒状容器(7)を吊上げ台(1)を
介して、フォークリフトにて昇降、運搬することが行な
われている。この種吊上げ台(1)は、図9に示す如く、
フォークリフト(図示せず)の進行方向(以下「前方」と
いう)に配備された昇降フォーク(6)に嵌めて使用され
る。吊上げ台(1)は、昇降フォーク(6)の本数に応じて
配備された鞘部(2)及び該鞘部(2)を連結する前後2本
の連結杆(12)を具えたフレーム(11)と、前方の連結杆(1
2)から突設された支持柱(13)と、該支持柱(13)の上部に
設けられバネ(57)によって開き方向に付勢された一対の
爪(51)(52)を具えるクランプ機構(5)から構成される。
【0003】吊上げ台(1)によって、以下に示す如く容
器(7)が掴持される。先ず、吊上げ台(1)の鞘部(2)に
昇降フォーク(6)を差し込んで、吊上げ台(1)の上爪(5
1)と下爪(52)間の高さ位置が、容器(7)の上縁の突条(7
1)と対応するように昇降フォーク(6)の高さを調整す
る。この高さを保った状態で、フォークリフトを前進さ
せて、下爪(52)を容器(7)の胴部に当てた後、昇降フォ
ーク(6)を上昇させる。下爪(52)が上縁突条(71)に当た
ると、下爪(52)に連繋された上爪(51)がバネ(57)に抗し
て相対的に下降し、下爪(52)と上爪(51)によって突条(7
1)の一箇所を掴み、更に昇降フォーク(6)を上昇させる
と、容器(7)が持ち上げられる。容器(7)は、持ち上げ
られた際に、容器(7)の胴部と支持柱(13)の略中央に形
成された円弧状の凹部とが当接して、若干傾斜して吊上
げ台(1)に掴持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】吊上げ台(1)に昇降フ
ォーク(6)を容易に差し込めるように、鞘部(2)は高さ
方向に余裕をもって形成されている。容器(7)の支持部
分は、吊上げ台(1)の前方であるため、容器(7)を掴持
しているときの吊上げ台(1)の重心は、吊上げ台(1)の
前方となる。容器(7)を掴持した吊上げ台(1)は、図9
に示す如く、前方に傾斜する。従って、吊上げ台(1)で
重量のある容器(7)を運搬すると、フォークリフトを停
止した際に、吊上げ台(1)が抜け落ちる可能性があっ
た。容器(7)を支持した吊上げ台(1)全体が真直ぐな姿
勢となるように昇降フォーク(6)に取り付けても、フォ
ークリフトを急停止すると、やはり吊上げ台(1)が昇降
フォーク(6)から滑り落ちる問題が生じる。吊上げ台
(1)の脱落を防止するために、吊上げ台(1)をボルト等
で昇降フォーク(6)に固定することも出来るが、手間が
掛かる上、吊上げ台(1)以外の運搬台をフォークリフト
に取り付けるときに、ボルトを取り外す必要があり不便
である。
【0005】そこで、発明者は、吊上げ台(1)が昇降フ
ォーク(6)に常に固定されるのではなく、吊上げ台(1)
を床に置いているときには、昇降フォーク(6)がロック
されずに自由に着脱でき、床から持ち上げるとロック機
構が作用して、昇降フォーク(6)から吊上げ台(1)が脱
落しない構成を試行錯誤し、本発明に至った。
【0006】本発明の目的は、昇降フォークにて吊上げ
台を持ち上げたときのみ、ロック機構が動作して吊上げ
台が昇降フォークから脱落することが防止され、吊上げ
台を床に置いた状態では、ロック機構が解除されて昇降
フォークを自由に出し入れ出来る吊上げ台を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するため
に、本発明の容器の吊上げ台のロック機構に於いては、
鞘部(2)内部に、上下動可能にフォーク抑え(31)を配備
し、フォーク抑え(31)の一部を鞘部(2)から臨出させ、
臨出部は、吊上げ台(1)が床面に支えられている状態で
は作動しないが、床面から持ち上げられた状態で作動す
る下向きの付勢手段を具えたリンク機構(3)に連繋さ
れ、付勢手段の下向きの付勢によってフォーク抑え(31)
が上方に移動し、昇降フォーク(6)を当接固定する。
又、リンク機構(3)は、第1、第2及び第3リンク片(3
3)(34)(35)から構成され、第1リンク片(33)は、その上
部が鞘部(2)上に鉛直面内で揺動可能に枢支され、該第
1リンク片(33)の下方自由端には、鞘部(2)の下面開口
(21)から上下動可能に配備されたフォーク抑え(31)に枢
支連結され、第3リンク片(35)は、鞘部(2)の他端方向
に鉛直面内で揺動可能に第2定位軸(37)に枢支し、枢支
部分よりも上方で第2可動軸(39)に枢支連結され、第2
リンク片(34)は、第1リンク片(33)と該第2可動軸(39)
との間で枢支連結され、付勢手段は、第2定位軸(37)及
び第2可動軸(39)を含む面から離間した第3リンク片(3
5)に連繋されて構成される。更に、付勢手段として、錘
体(32)を用いる。
【0008】
【作用】このロック機構は、第1定位軸(36)及び第2定
位軸(37)を中心としたリンク機構(3)を利用している。
吊上げ台(1)が床(8)に置かれているとき、錘体(32)
は、吊上げ台(1)に接近した状態で待機している。吊上
げ台(1)の鞘部(2)に昇降フォーク(6)を挿入し、昇降
フォーク(6)を上昇させて、吊上げ台(1)を持ち上げる
と、錘体(32)は自重によって、第2定位軸(37)を中心と
して下方の移動し、第3リンク片(35)が第2定位軸(37)
を中心として回転する。第3リンク片(35)が回転する
と、第2可動軸(39)と第2リンク片(34)を介して連繋さ
れている第1可動軸(38)及び第1リンク片(33)が第1定
位軸(36)を中心として、錘体(32)の回転方向とは逆向き
である上方に移動し、第1可動軸(38)に配備されたフォ
ーク抑え(31)が上方に移動し、該フォーク抑え(31)の上
面が昇降フォーク(6)の下面と当接して昇降フォーク
(6)と吊上げ台(1)を固定することが出来る。ロック機
構にて吊上げ台(1)を昇降フォーク(6)にロックした
後、従来と同様、筒状容器(7)をクランプ機構(5)にて
掴持し、所望の位置まで運搬して、クランプ機構(5)に
よる筒状容器(7)の掴持を解く。
【0009】昇降フォーク(6)から吊上げ台(1)を抜き
取るためには、昇降フォーク(6)を降下させ、吊上げ台
(1)を床(8)に置く。吊上げ台(1)を床(8)に置くと、
下方に移動していた錘体(32)が吊上げ台(1)に近接する
方向に移動する。錘体(32)の移動に伴って、第3リンク
片(35)が第2定位軸(37)を中心として回転し、第2リン
ク片(34)が引っ張られて、第1可動軸(38)及び第1リン
ク片(33)が第1定位軸(36)を中心として、下方に移動
し、フォーク抑え(31)が同様に下方に移動し、フォーク
抑え(31)の上面が昇降フォーク(6)の下面から離れて、
ロックが解除される。その後、フォークリフトを後方に
移動して、昇降フォーク(6)を吊上げ台(1)から抜き取
ることが出来る。
【0010】
【発明の効果】上記構成の容器(7)の吊上げ台(1)のロ
ック機構によれば、吊上げ台(1)に昇降フォーク(6)を
挿入して持ち上げることによって、ロックがなされ、吊
上げ台(1)を床(8)に置くと、ロックが解除される。
又、使用者は通常の運搬動作を行なうだけで、自動的に
吊上げ台(1)と昇降フォーク(6)のロック及びロックの
解除が行なえるため、ロックする手間が省け、又、ロッ
クを掛け忘れることもない。従って、使用時に確実にロ
ックを行なうことが出来、吊上げ台(1)の昇降フォーク
(6)からの脱落が防止される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面に沿っ
て詳述する。本実施例では、筒状の円筒容器(7)を掴持
するクランプ機構(5)を1基具えた吊上げ台(1)につい
て説明するが、クランプ機構(5)の構造、掴持方法及び
基数は、これに限定されるものでない。図1は、フォー
クリフト(図示せず)の昇降フォーク(6)が嵌められ、吊
上げ台(1)が持ち上げられてロックされている状態を示
し、図2は、昇降フォーク(6)が嵌まっていない状態の
吊上げ台(1)を示している。以下の説明で、前とはフォ
ークリフトの前進側、後とは後退側である。
【0012】先ず、吊上げ台(1)の構成について説明
し、その後本発明のロック機構について詳述する。吊上
げ台(1)は、昇降フォーク(6)の嵌まる2本の平行鞘部
(2)を2本の連結杆(12)にて連結したフレーム(11)と、
該フレーム(11)から突設され、クランプ機構(5)を具え
た支持柱(13)とから構成される。図2及び図3に示す如
く、鞘部(2)は、一端が開口した断面略矩形の筒体であ
って、開口を揃えて並設し、鞘部(2)の後方と略中央を
夫々連結杆(12)にて連結し、又、夫々の鞘部(2)の開口
側と閉塞側の底面に支え台(22)を突設して、フレーム(1
1)が形成される。昇降フォーク(6)は、鞘部(2)の後方
側から挿入される。前方側の連結杆(12)の略中間には支
持柱(13)が突設され、後方の連結杆(12)と支持柱(13)の
上端とを支え杆(14)にて連結し、支持柱(13)を補強して
いる。
【0013】又、鞘部(2)の前端を繋ぎ杆(17)にて連結
し、該繋ぎ杆(17)の中央部は、鞘部(2)間に凹んだ円弧
状凹部を形成している。該円弧状凹部の両端に台座(15)
を設けて、台座(15)間にゴムベルト(16)を張設してい
る。支持柱(13)の上端には、クランプ機構(5)を具えた
クランプ台(53)が前方に向けて突設されている。クラン
プ台(53)は、上部が前方に突き出た逆L字状の中空筐体
に形成され、内部に下爪(52)及び上爪(51)が配備され
る。上爪(51)は、クランプ台(53)の上方に設けたピン(5
4)によって、基端が回動可能に支持されたレバー(55)の
先端に爪片(56)を有しており、バネ(57)によって上向き
に付勢されている。下爪(52)は、上下動可能な丸軸(58)
の上部に爪片(59)を前方に向けて突設して形成され、丸
軸(58)の上部は、前記上爪(51)のレバー(55)の略中央部
に枢支連結される。丸軸(58)は、クランプ台(53)の下方
に形成された筒体に、上下にスライド可能に配備され
る。
【0014】次に本発明のロック機構について説明す
る。ロック機構は、図1乃至図6に示す如く、鞘部(2)
の内部に配備されるフォーク抑え(31)と、鞘部(2)の外
面に配備されるリンク片(33)(34)及び錘体(32)を一端に
配備したリンク片(35)とから構成される。ロック機構
は、左右の鞘部(2)で対称に配備されるため、以下で
は、右側の鞘部(2)に配備されるロック機構について説
明する。
【0015】鞘部(2)の後方側(昇降フォーク(6)挿入
側)の上面に配備された軸受け(23)に、フレーム(11)の
連結杆(12)と平行且つ回動可能に第1定位軸(36)が配備
され、該第1定位軸(36)の両端には、夫々第1リンク片
(33)が揺動可能に枢支される。第1リンク片(33)の自由
端間には、第1可動軸(38)が枢支され、該第1可動軸(3
8)の中央には、フォーク抑え(31)が枢支される。フォー
ク抑え(31)は、上端に昇降フォーク(6)に当接可能な抑
え面(31a)を具え、該抑え面(31a)から下向きに板片を突
設し、該板片に軸孔を開設して形成される。鞘部(2)の
後方底面の中央には前後方向に長い開口(21)が貫通開設
される。フォーク抑え(31)は、抑え面(31a)が鞘部(2)
の内部に侵入し、板片の軸孔開設部分が、前記開口(21)
から臨出するよう配備され、軸孔が前記第1可動軸(38)
に枢支される。
【0016】鞘部(2)の前方側の下面には、軸受け(24)
が配備され、該軸受け(24)に、前後方向と垂直な面内に
て回動可能に第2定位軸(37)が枢支され、該第2定位軸
(37)の内端には、第3リンク片(35)が枢支される。第3
リンク片(35)は、図5及び図6に示す如く、略逆L字型
であって、縦短部(35b)と横長部(35a)との接続部分が第
2定位軸(37)に枢支される。右側及び左側の鞘部(2)に
夫々配備された第3リンク片(35)の横長部(35a)の自由
端間を、鉛、真鍮等で構成された略円柱形の錘体(32)に
て連結している。第3リンク片(35)の縦短部(35b)の自
由端は、鞘部(2)の前方側の上面にて第2可動軸(39)に
枢支される。第2可動軸(39)と前記第1可動軸(38)間
は、第2リンク片(34)が夫々枢支連繋される。鞘部(2)
の後方の開口部近傍の側面下方には、ローラ(4)を回動
自由に枢支したローラ軸(41)が配備される。該ローラ
(4)の最高部は、待機(後述する)状態のフォーク抑え(3
1)の抑え面(31a)よりも高い位置となるよう配置する。
これにより、昇降フォーク(6)はローラ(4)に案内され
て鞘部(2)に収容され、昇降フォーク(6)の先端がフォ
ーク抑え(31)に当たって、フォーク抑え(31)を破損した
り、昇降フォーク(6)の侵入を阻害することがない。
【0017】吊上げ台(1)が接地されている状態(図2
及び図5)では、フォーク抑え(31)は鞘部(2)内の下部
で待機している。鞘部(2)にフォークリフトの昇降フォ
ーク(6)を挿入すると、昇降フォーク(6)の下面が、ロ
ーラ(4)に案内されて鞘部(2)に収容される。その後、
昇降フォーク(6)を上方に移動すると(図6)、吊上げ台
(1)が上方に持ち上げられる。このとき、錘体(32)が自
重によって、下方に移動し、鞘部(2)から遠ざかる。錘
体(32)が下方に移動すると、第3リンク片(35)が第2定
位軸(37)を中心として回転する。この回転によって、第
3リンク片(35)に枢支された第2可動軸(39)が第2リン
ク片(34)を押圧する方向に移動し、第2リンク片(34)が
後方に移動する。第2リンク片(34)の移動によって、第
1リンク片(33)が後方に揺動する。この揺動によって、
フォーク抑え(31)が斜後方向の上方に移動し、昇降フォ
ーク(6)の下面と当接する。このとき、昇降フォーク
(6)は、下面がフォーク抑え(31)及びローラ(4)に当接
しており、上面の先端部が鞘部(2)の内面に当接して固
定され、吊上げ台(1)の昇降フォーク(6)からの脱落が
防止される。本発明は、フォーク抑え(31)の上下動によ
って昇降フォーク(6)を固定する。従って、例えば、昇
降フォーク(6)の厚みが薄い場合には、フォーク抑え(3
1)の上方への移動量が大きくなり、厚い場合には、フォ
ーク抑え(31)の上方への移動量が小さくなって、昇降フ
ォーク(6)に当接して固定するため、昇降フォーク(6)
の厚みによる調節が不要である。
【0018】吊上げ台(1)を昇降フォーク(6)に固定し
た後、フォークリフトを前進して、床(8)面に立てて置
いた容器(7)に、吊上げ台(1)を接近させ、容器(7)の
上縁の突条(71)にクランプ機構(5)の上爪(51)と下爪(5
2)の隙間が対応するように、吊上げ台(1)の位置を合せ
る。次に、クランプ機構(5)が容器(7)の軸心を向くよ
うに、フォークリフトを前進させ、下爪(52)を容器(7)
の胴部に当てる。この状態でフォークリフトを低速前進
させつつ、昇降フォーク(6)を上昇させると、下爪(52)
が突条(71)の下面に当たって、下爪(52)が下降する。下
爪(52)の下降に連動して上爪(51)が下向きに回動し、上
爪(51)と下爪(52)によって容器(7)の上縁が掴持され
て、容器(7)が持ち上げられる。持ち上げられた容器
(7)は、フレーム(11)の前端に張設したゴムベルトに支
えられる(図6)。
【0019】容器(7)を掴持した後、フォークリフトを
所望の位置まで移動して、低速で後退しながら昇降フォ
ーク(6)を降下させると、容器(7)の突条(71)が上爪(5
1)を押上げ、上爪(51)と下爪(52)との間に隙間が出来、
容器(7)の突条(71)がクランプ機構(5)から解放され
て、容器(7)を所望の位置に置くことが出来る。
【0020】吊上げ台(1)を昇降フォーク(6)から取り
外すときには、昇降フォーク(6)を降下させると、先ず
錘体(32)が接地する。更に昇降フォーク(6)を降下させ
ると、鞘部(2)と錘体(32)との距離が接近し、第3リン
ク片(35)が第2定位軸(37)を中心として固定時とは逆向
きの回転をする。この回転によって、第3リンク片(35)
に枢支された第2可動軸(39)が第2リンク片(34)を引っ
張る方向に移動し、第2リンク片(34)が前方に移動す
る。第2リンク片(34)の移動によって、第1リンク片(3
3)が前方に揺動する。この揺動によって、フォーク抑え
(31)が下方に移動し、昇降フォーク(6)の下面から離れ
て、昇降フォーク(6)の固定を解除する。この後、フォ
ークリフトを後退させて、吊上げ台(1)から昇降フォー
ク(6)を抜き取る。
【0021】上記実施例では、鞘部(2)の後方側にフォ
ーク抑え(31)を配備し、ロック時にフォーク抑え(31)が
斜後方向の上方に移動する構成としたが、これは、吊上
げ台(1)がロックされている状態で、吊上げ台(1)が昇
降フォーク(6)からロックされている力以上の脱落方向
の力を受けたときに、昇降フォーク(6)とフォーク抑え
(31)とが共に後方に移動し、フォーク抑え(31)が昇降フ
ォーク(6)から離れることはなく、又、フォーク抑え(3
1)が図6の矢印A方向に僅かに回転して、図7に示す如
く、昇降フォーク(6)の下面が、抑え面(31a)と鞘部
(2)の内面に挟まれて、より強固に固定される構成とす
るためである。
【0022】又、フォークリフトを急停止した場合に、
錘体(32)が慣性力によって、図6の矢印B方向に移動す
るため、図7に示す如く、フォーク抑え(31)が、更に昇
降フォーク(6)下面方向に押圧されて、吊上げ台(1)の
脱落を防止する。
【0023】錘体(32)を付勢手段として配備する代わり
に、図8に示す如く、鞘部(2)間に支持杆(18)を通し
て、第3リンク片(35)の横長部(35a)の自由端と支持杆
(18)との間に、該自由端を下向きに押圧するバネ(32a)
を配備しても同様の効果を得ることが出来る。
【0024】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【0025】本発明の目的は、昇降フォーク(6)を吊上
げ台(1)に挿入した後、昇降フォーク(6)を上昇させる
と吊上げ台(1)が昇降フォーク(6)にロックされ、昇降
フォーク(6)を降下させ、吊上げ台(1)が接地される
と、ロックが解除されて昇降フォーク(6)を抜き取るこ
とが出来るロック機構を提供することであって、例え
ば、リンク機構(3)の構成は、上記実施例に限定され
ず、他の構成とすることも容易であることは明白であろ
う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吊上げ台の容器掴持時の側面図であ
る。
【図2】本発明の吊上げ台を床に置いた状態の側面図で
ある。
【図3】図3の線X−Xに沿う矢視断面図である。
【図4】ロック機構の分解図である。
【図5】鞘部の拡大断面図である。
【図6】鞘部のロック時の拡大断面図である。
【図7】鞘部のロック時の拡大断面図である。
【図8】バネを用いたロック機構の拡大断面図である。
【図9】従来の吊上げ台の側面図である。
【符号の説明】
(1) 吊上げ台 (2) 鞘部 (3) リンク機構 (31) フォーク抑え (32) 錘体 (6) 昇降フォーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトの昇降フォーク(6)が嵌
    まる鞘部(2)又は鞘部(2)を有するフレーム(11)上に容
    器(7)を支持するクランプ機構(5)が配備され、昇降フ
    ォーク(6)の昇降によって容器(7)を吊り上げる吊上げ
    台(1)を昇降フォーク(6)から外れることを防止するた
    め自動的にロックするロック機構であって、 鞘部(2)内部には、上下動可能にフォーク抑え(31)を配
    備し、フォーク抑え(31)の一部を鞘部(2)から臨出さ
    せ、臨出部は、吊上げ台(1)が床面に支えられている状
    態では作動しないが、床面から持ち上げられた状態で作
    動する下向きの付勢手段を具えたリンク機構(3)に連繋
    され、付勢手段の下向きの付勢によってフォーク抑え(3
    1)が上方に移動し、昇降フォーク(6)を当接固定するこ
    とを特徴とする容器の吊上げ台のロック機構。
  2. 【請求項2】 リンク機構(3)は、第1、第2及び第3
    リンク片(33)(34)(35)から構成され、 第1リンク片(33)は、その上部が鞘部(2)上に鉛直面内
    で揺動可能に枢支され、該第1リンク片(33)の下方自由
    端には、鞘部(2)の下面開口(21)から上下動可能に配備
    されたフォーク抑え(31)に枢支連結され、 第3リンク片(35)は、鞘部(2)の他端方向に鉛直面内で
    揺動可能に第2定位軸(37)に枢支し、枢支部分よりも上
    方で第2可動軸(39)に枢支連結され、 第2リンク片(34)は、第1リンク片(33)と該第2可動軸
    (39)との間で枢支連結され、 付勢手段は、第2定位軸(37)及び第2可動軸(39)を含む
    面から離間した第3リンク片(35)に連繋されて構成さ
    れ、 鞘部(2)を昇降フォーク(6)に嵌めて昇降フォーク(6)
    を上昇させると、付勢手段の下向きの付勢によって、第
    3リンク片(35)と連繋された第2リンク片(34)が第1リ
    ンク片(33)を押圧し、第1リンク片(33)が揺動してフォ
    ーク抑え(31)が上向きに移動して昇降フォーク(6)の下
    面と当接し、昇降フォーク(6)を固定することを特徴と
    する請求項1記載の容器の吊上げ台のロック機構。
  3. 【請求項3】 付勢手段は、錘体(32)であることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の容器の吊上げ台のロ
    ック機構。
  4. 【請求項4】 付勢手段は、フレーム(11)とリンク機構
    (3)との間に配備されたバネ(32a)であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の容器の吊上げ台のロッ
    ク機構。
  5. 【請求項5】 鞘部(2)の昇降フォーク(6)挿入方向の
    開口には、ローラ(4)とローラ軸(41)とからなる案内
    機構が配備され、ローラ(4)の最高部は、吊上げ台(1)
    を床(8)に置いた状態でのフォーク抑え(31)の上面よ
    りも上方に位置することを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の容器の吊上げ台のロック機構。
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