JP7459613B2 - 工作機械及び工作機械の位置調整方法 - Google Patents

工作機械及び工作機械の位置調整方法 Download PDF

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Description

本技術は、ワークを加工する工作機械及び工作機械の位置調整方法に関する。
従来、工作機械の底面と床面の間に設けた工作機械用移動台車が開示してある。工作機械用移動台車は、工作機械を昇降し、前後左右に移動可能なジャッキと、ジャッキの前後左右にそれぞれ配置したボルトとを備える。作業者はジャッキによって工作機械を持ち上げ、ボルトを押し込むことによって、工作機械を前後左右に位置決めできる。
特開2009-214209号公報
工作機械の位置決めは、作業者が視認して行う。そのため、工作機械を適切に位置決めしたか否かを判断することは難しい。
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、工作機械を適切に位置決めしたか否かを容易に判断できる工作機械及び工作機械の位置調整方法を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、工具を装着する主軸と、ワークを保持する保持部と、前記主軸及び前記保持部を支持する基台とを備える工作機械において、水平方向における位置調整を行う位置調整部と、基準指標に対する水平方向の相対的な位置を示す為の位置指標を有する位置指標部とを備える。
本開示の一実施形態においては、位置指標と基準指標とが対応するように、位置調整部によって、工作機械の位置を調整する。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、前記基準指標及び位置指標は水平方向に延びる線を含む。
本開示の一実施形態においては、基準指標及び位置指標を示す各線を同一線上に配置し、工作機械の位置を調整する。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、前記位置指標部を把持するアームを備える。
本開示の一実施形態においては、位置指標と基準指標とが対応するように、アームの位置を調整する。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、前記基準指標は基準指標部が有する指標であり、第二アームを有する第二工作機械が配置してある場合であって、前記第二アームが前記基準指標部を把持しているとき、前記位置指標が前記基準指標に対応するように、前記位置指標部を位置決めしてある。
本開示の一実施形態においては、第二工作機械の第二アームに対し、工作機械のアームを位置決めする。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、前記基台の下側に配置してあり、鉛直軸回りの位置調整を行う回転位置調整部を備え、前記位置調整部は、前記基台の下側に配置してあり、前記回転位置調整部を中心にした一方向への回転を行う第一位置調整部と、前記基台の下側に配置してあり、前記回転位置調整部を中心にした他方向への回転を行う第二位置調整部とを有する。
本開示の一実施形態においては、回転位置調整部を支点にし、第一位置調整部又は第二位置調整部を操作して、工作機械を回転し、水平方向の位置調整を行う。
本開示の一実施形態に係る工作機械の位置調整方法は、工具を装着する主軸と、ワークを保持する保持部と、前記主軸及び前記保持部を支持する基台とを備える工作機械の位置調整方法において、前記基台の下側に、水平方向における位置調整を行う位置調整部を配置し、位置指標を有する位置指標部を工作機械に設け、前記位置指標が基準指標に対応するように、前記位置調整部にて前記基台の位置を調整する。
本開示の一実施形態においては、位置指標と基準指標とが対応するように、位置調整部によって、工作機械の位置を調整する。
本開示の一実施形態に係る工作機械及び工作機械の位置調整方法にあっては、位置指標と基準指標とが対応するように、位置調整部によって、工作機械の位置を調整する。基準指標に対する位置指標の位置を、作業者は視認することができるので、工作機械を適切に位置決めしたか否かを容易に判断できる。
工作機械の略示斜視図である。 工作機械の略示平面図である。 回転位置調整部の略示斜視図である。 回転位置調整部の略示正面図である。 回転位置調整部の略示平面図である。 図5のVI-VI線を切断線とした略示断面図である。 回転位置調整部付近の構成を示す工作機械の部分拡大正面図である。 第一位置調整部の略示斜視図である。 第一位置調整部の略示平面図である。 図9のX―X線を切断線とした第一位置調整部の略示断面図である。 図9のXI―XI線を切断線とした第一位置調整部の略示断面図である。 第一位置調整部付近の構成を示す工作機械の部分拡大右側面図である。 工作機械及び第二工作機械の略示斜視図である。 アームが位置指標部を把持した工作機械、及び第二アームが基準指標部を把持した第二工作機械の略示斜視図である。 アームが位置指標部を把持した工作機械、及び第二アームが基準指標部を把持した第二工作機械の略示平面図である。 図15のXVI線で囲った部分の部分拡大平面図である。 基準テーブル及び位置指標部を示す部分拡大平面図である。
以下本発明を実施の形態に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。図1は、工作機械1の略示斜視図、図2は、工作機械1の略示平面図である。以下の説明では、図中に示す上下前後左右を使用する。上下方向は鉛直方向に対応する。前後左右方向は水平方向に対応する。図1に示す如く、工作機械1は、平面視矩形状の基台2を備える。基台2は前後に延びる。基台2の上側に機械本体3が設けてある。機械本体3は、ワークを保持する保持部、主軸等(図示略)を備える。主軸に装着した工具によって、保持部に保持したワークを加工する。
機械本体3の前側、右側、左側及び上側をカバー4が覆う。カバー4は基台2に固定してある。カバー4の上面部に開口が形成してあり、該開口から機械本体3の上部が突出する。機械本体3の後側に制御装置6が設けてある。カバー4の前面部は開閉可能な扉を備える。該扉の右側に操作盤5が設けてある。
図2に示す如く、カバー4の左面部に開閉扉7が設けてある。開閉扉7の左側にアーム8が設けてある。アーム8は、回転可能な一又は複数の関節を有する。関節の回転軸が前後方向に延びるように、アーム8を配置してある。
アーム8の下側には、前後方向に移動するナットを有するボールねじ機構9が設けてある。ボールねじ機構9は基台2に設けてある。アーム8の一端部にはワークを把持する把持部8a(図16、17参照)が設けてある。アーム8の他端部は前記ナットに連結してある。関節の回転によって、把持部8aは左右に移動可能である。ボールねじ機構9の駆動によって、アーム8は前後に移動可能である。例えば、開閉扉7が開いている場合に、アーム8はカバー4内に進入し、把持部8aは、ワーク保持部に保持したワークを把持し、カバー4の左側に退出する。
図1及び図2に示す如く、基台2前縁部の下側に回転位置調整部30が、基台2後部右隅の下側に第一位置調整部10が、基台2後部左隅の下側に第二位置調整部20が設けてある。
図3は、回転位置調整部30の略示斜視図、図4は、回転位置調整部30の略示正面図、図5は、回転位置調整部30の略示平面図、図6は、図5のVI-VI線を切断線とした略示断面図である。
回転位置調整部30は第一下円盤31、第一上円盤33、筒部34、及び昇降軸35を備える。第一下円盤31は、軸方向を上下方向にして設けてある。図6に示す如く、第一下円盤31の上面中央部に、上側に突出した突部31aが形成してある。突部31aは平面視円形をなす。突部31aの周囲に円環形のスラスト軸受32が設けてある。第一下円盤31の周縁部には、上下に貫通した四つの雌ねじ31bが、周方向に略等しい間隔を空けて形成してある。四つの雌ねじ31bは、前後左右に夫々配置してあり、径方向にて、スラスト軸受32よりも外側に配置してある。
第一上円盤33は、軸方向を上下方向にして設けてある。第一上円盤33の下面中央部に、底を上向きにして窪んだ凹部33bが形成してある。下方から視認した場合、凹部33bは円形をなし、凹部33bにはスラスト軸受32が設けてある。凹部33bの上下寸法は、突部31aの上下寸法よりも若干長い。第一上円盤33の上面中央部に、上下方向を軸方向とした筒部34が設けてある。筒部34の内周面に雌ねじ34aが形成してある。筒部34には昇降軸35が挿入してある。
昇降軸35の上面は円錐状をなす。昇降軸35の下端部に雄ねじ35aが形成してあり、筒部34の雌ねじ34aに連結する。スパナ等の工具によって、昇降軸35を軸回りに回転させた場合、昇降軸35は昇降する。
第一上円盤33の周縁部には、上下に貫通した四つの長孔33aが、周方向に略等しい間隔を空けて形成してある。径方向にて、長孔33aは凹部33bよりも外側に配置してある。長孔33aは、平面視弧状をなし、第一上円盤33の周縁部に沿って延びる。四つの長孔33aは、前後左右に夫々配置してある。
四つの長孔33aの下に、四つの雌ねじ31bが夫々位置し、凹部33bの内側に、突部31a及びスラスト軸受32が位置するように、第一上円盤33は第一下円盤31の上側に設けてある。各長孔33aに、頭部を上側に配置したボルト36が挿入してあり、ボルト36は雌ねじ31bに連結し、第一上円盤33及び第一下円盤31を連結する。尚、ボルト36の頭部の直径は、第一上円盤33の径方向における長孔33aの幅よりも長い。ボルト36を緩めた場合、第一上円盤33は軸回りに回転可能であり、長孔33aは、第一上円盤33の回転のガイドとして機能する。
図7は、回転位置調整部30付近の構成を示す工作機械1の部分拡大正面図である。基台2前縁部の前面に、直方体状の取付部2aが設けてある。取付部2aの各面は上下前後左右を向く。取付部2aの下面には、上側に窪んだ凹部2bが形成してある。凹部2bは円錐状をなし、昇降軸35の上面の形状に対応する。取付部2aの下に、回転位置調整部30が設けてある。昇降軸35の上面は凹部2bに挿入してあり、回転位置調整部30は基台2を支持する。
図8は、第一位置調整部10の略示斜視図、図9は、第一位置調整部10の略示平面図、図10は、図9のX―X線を切断線とした第一位置調整部10の略示断面図、図11は、図9のXI―XI線を切断線とした第一位置調整部10の略示断面図である。
第一位置調整部10は、第二下円盤11、及び第二上円盤12を備える。第二下円盤11は、軸方向を上下方向にして設けてある。図10、図11に示す如く、第二下円盤11の上面中央部に、上側に突出した突部11eが形成してある。突部11eは平面視円形をなし、周縁部を除く第二下円盤11の上面全体に形成してある。第二下円盤11の上面周縁部に、上下に貫通した四つの第一段付き孔11aが、周方向に略等しい間隔を空けて形成してある。第一段付き孔11aは、上側の大径部11bと下側の小径部11cを備える。小径部11cには雌ねじ11dが形成してある。
第二上円盤12は、軸方向を上下方向にして設けてある。第二上円盤12の下面中央部に、底を上向きにして窪んだ第一凹部12dが形成してある。下方から視認した場合、第一凹部12dは円形をなし、第一凹部12dの直径は突部11eの直径よりも大きい。第一凹部12dの底面(図10、図11に示す上側の面)の周縁部に、円環状の溝12fが形成してある。該溝12fには、円環形のスラスト軸受13が設けてある。第二上円盤12の下面において、第一凹部12dよりも径方向外側に位置する部分は、下方から視認した場合、円環形をなし、相対的に第一凹部12dよりも下方に突出する。以下、この突出した部分を突出円環12gと称する。
第二上円盤12の周縁部には、上下に貫通した四つの第二段付き孔12aが、周方向に略等しい間隔を空けて形成してある。第二段付き孔12aは突出円環12gを上下に貫通する。第二段付き孔12aは、上側の大径部12bと、下側の小径部12cとを備える。第二上円盤12の上面中央部に、第二凹部12eが形成してある。第二凹部12eは漏斗状をなし、第二凹部12eの下端部分は半球状に形成してある。
図10に示す如く、四つの第二段付き孔12aの下に、四つの第一段付き孔11aが夫々位置し、第一凹部12dの内側に、突部11eが位置するように、第二上円盤12は第二下円盤11の上側に設けてある。各第二段付き孔12aにボルト14が挿入してあり、ボルト14は第一段付き孔11aの雌ねじ11dに連結する。ボルト14の頭部は第二段付き孔12aの大径部12bに収納してある。ボルト14の頭部と前記大径部12bの底面との間には、隙間が設けてある。また第一段付き孔11a及び第二段付き孔12aの径方向にて、即ち水平方向にて、ボルト14と、第二段付き孔12aの内周面及び第一段付き孔11aの大径部11bの内周面との間には、隙間が設けてある。
前述したように、第一凹部12dの直径は、突部11eの直径よりも大きい。故に、水平方向にて、突部11eと第一凹部12dの内周面との間には、隙間が設けてある。ボルト14及び突部11eの周囲に隙間が設けてあるので、第二上円盤12及び第二下円盤11は、水平方向にて、相対的に移動可能である。
図11に示すように、突出円環12gの左右に、二つの雌ねじ12hが夫々形成されている。雌ねじ12hは突出円環12gを、第二上円盤12の径方向に貫通し、第一凹部12dに収納した突部11eに臨む。雌ねじ12hには、調整ボルト15が連結する。右側の雌ねじ12hに調整ボルト15を取り付け、調整ボルト15を回し、調整ボルト15によって、突部11eを押した場合、第二上円盤12は右側に移動する。左側の雌ねじ12hに調整ボルト15を取り付け、調整ボルト15を回し、調整ボルト15によって、突部11eを押した場合、第二上円盤12は左側に移動する。
図12は、第一位置調整部10付近の構成を示す工作機械1の部分拡大右側面図である。図12に示す如く、基台2後部右隅にボルト2cが設けてある。基台2には、上下に貫通した雌ねじ(図示略)が形成してあり、ボルト2cは雌ねじ(図示略)に連結する。ボルト2cの下端部は基台2よりも下側に突出する。ボルト2cの下面は、下側に頂点を有する逆円錐形状をなす。ボルト2cの下端部が第二凹部12eに挿入されるように、第一位置調整部10は基台2の下に配置してある。
前述したように、基台2後部左隅の下側に第二位置調整部20が設けてある。第二位置調整部20は、第一位置調整部10と同様な構成を備えるので、その詳細な説明を省略する。基台2後部左隅には、基台2後部右隅のボルト2cと同様に、ボルト2cが設けてあり、このボルト2cの下端部は第二位置調整部20の第二凹部12eに挿入される。
工作機械1の位置決めについて説明する。図13は、工作機械1及び第二工作機械51の略示斜視図である。図13に示す如く、工作機械1の左側に第二工作機械51が配置してある。第二工作機械51は、基台52、機械本体53、カバー54、操作盤55、制御装置56、開閉扉57、第二アーム58、及びボールねじ機構59を備える。第二工作機械51の基台52、機械本体53、カバー54、操作盤55、及び制御装置56は、工作機械1の基台2、機械本体3、カバー4、操作盤5、及び制御装置6と同様な構成である。尚、第二工作機械51には、第一位置調整部10、第二位置調整部20及び回転位置調整部30は設けておらず、第二工作機械51は固定してある。
開閉扉57は、カバー54の右面部に設けてある。第二アーム58は開閉扉57の右側に設けてある。第二アーム58は、回転可能な一又は複数の関節を有する。関節の回転軸が前後方向に延びるように、第二アーム58を配置してある。
第二アーム58の下側には、前後方向に移動するナットを有するボールねじ機構59が設けてある。ボールねじ機構59は基台52に設けてある。第二アーム58の一端部にはワークを把持する把持部58a(図16参照)が設けてある。第二アーム58の他端部は前記ナットに連結してある。関節の回転によって、把持部58aは左右に移動可能である。ボールねじ機構59の駆動によって、第二アーム58は前後に移動可能である。例えば、開閉扉57が開いている場合に、第二アーム58はカバー54内に進入し、把持部58aは、ワーク保持部に保持したワークを把持し、カバー54の右側に退出する。
図14は、アーム8が位置指標部70(図16参照)を把持した工作機械1、及び第二アーム58が基準指標部60(図16参照)を把持した第二工作機械51の略示斜視図、図15は、アーム8が位置指標部70を把持した工作機械1、及び第二アーム58が基準指標部60を把持した第二工作機械51の略示平面図、図16は、図15のXVI線で囲った部分の部分拡大平面図である。
工作機械1にて一次加工したワークをアーム8が把持して搬送し、第二工作機械51にて二次加工すべく、第二アーム58に渡すことがある。アーム8から第二アーム58へのワークの受け渡しを円滑に行う為に、アーム8の水平方向の位置決めを行う。
図14~図16に示す如く、第二アーム58は右側に延び、第二アーム58の把持部58aは、基準指標61を表した基準指標部60を把持する。基準指標部60は直方体状をなし、一面60aに基準指標61が表してある。基準指標61は、前記一面60aの縁60bに直角な線分である。基準指標61は、前記縁60bの中央に配置してある。第二アーム58の把持部58aは、前記一面60aが上側に位置し且つ基準指標61が右側に位置するように、基準指標部60の前後方向中央部の左側を把持する。
アーム8は左側に延び、アーム8の把持部8aは、位置指標71を表した位置指標部70を把持する。位置指標部70は直方体状をなし、一面70aに位置指標71が表してある。位置指標71は、前記一面70aの縁70bに直角な線分である。位置指標71は、前記縁70bの中央に配置してある。アーム8の把持部8aは、前記一面70aが上側に位置し且つ位置指標71が左側に位置するように、位置指標部70の前後方向中央部の右側を把持する。
作業者は、上側から視認した場合に、位置指標71と基準指標61が同一線上に位置するか否か確認する。位置指標71と基準指標61が同一線上に位置しない場合、作業者は、回転位置調整部30の昇降軸35を上昇させて、回転位置調整部30のボルト36を緩めて、第一位置調整部10又は第二位置調整部20の調整ボルト15を操作し、左右方向における工作機械1の位置を調整する。
工作機械1の位置が、基準位置に対して右側に偏倚していると、位置指標71は基準指標61に対し、後ろに位置する。この場合、作業者は、第二位置調整部20の左側の雌ねじ12hに、調整ボルト15を連結して回し、突部11eに当たるまで回す。突部11eに当たった後も、更に回し続ける。第二上円盤12は左に動く。工作機械1は昇降軸35回りに、即ち鉛直軸回りに、左側に回転する。
工作機械1の位置が、基準位置に対して左側に偏倚していると、位置指標71は基準指標61に対し、前に位置する。この場合、作業者は、第一位置調整部10の右側の雌ねじ12hに、調整ボルト15を連結して回し、突部11eに当たるまで回す。突部11eに当たった後も、更に回し続ける。第二上円盤12は右に動く。工作機械1は昇降軸35回りに、右側に回転する。基準指標部60及び位置指標部70の縁70bが平行になるまで、第一位置調整部10又は第二位置調整部20を操作し、工作機械1を左右方向に位置決めする。
また作業者は、ボールねじ機構9を駆動し、基準指標61及び位置指標71が同一線上に位置するまで、アーム8の前後位置を調整する。即ち、第一位置調整部10又は第二位置調整部20を操作し、またボールねじ機構9を駆動することによって、水平方向において、アーム8を位置決めすることができる。
実施の形態に係る工作機械1及び工作機械1の位置調整方法にあっては、位置指標71と基準指標61とが対応するように、第一位置調整部10及び第二位置調整部20によって、工作機械1の位置を調整する。基準指標61に対する位置指標71の位置を、作業者は視認することができるので、工作機械1を適切に位置決めしたか否かを容易に判断できる。
また基準指標61及び位置指標71を示す各線が同一線上に位置するように、アーム8の前後位置を調整することによって、アーム8を適切な位置に容易に位置決めすることができる。また第二工作機械51の第二アーム58に対し、工作機械1のアーム8を位置決めすることによって、アーム8から第二アーム58へのワークの受け渡しを円滑に実行することができる。
また回転位置調整部30を支点にし、第一位置調整部10又は第二位置調整部20を操作して、工作機械1を回転することによって、水平方向の位置調整を実現することができる。アーム8が上下方向を回転軸として回転できない場合、特に、有用である。
なお基準指標部として、基準テーブル62を使用してもよい。図17は、基準テーブル62及び位置指標部70を示す部分拡大平面図である。図17に示すように、基準テーブル62の上面に基準指標61が表してある。作業者は、基準テーブル62の基準指標61と位置指標71が同一線上に位置するように、第一位置調整部10又は第二位置調整部20を操作し、ボールねじ機構9を駆動してもよい。また床の一部に基準指標61を表し、前記床の一部を基準指標部として、使用してもよい。第二工作機械51の第二アーム58が基準指標部60を把持せず、例えば、第二工作機械51の第二アーム58、カバー54など、第二工作機械51に基準指標61を設けてもよい。工作機械1のアーム8が位置指標部70を把持せず、例えば、工作機械1のアーム8、カバー4など、工作機械1に位置指標71を設けてもよい。位置指標71と基準指標61は、左右方向に延びる線に限られず、丸、又は、三角、四角、その他の多角形など、線以外の形状でもよい。第一位置調整部10又は第二位置調整部20は左右方向の一方からのみ調整可能でなくても、両方向から調整可能でもよい
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
1 工作機械
3 機械本体
8 アーム
10 第一位置調整部
20 第二位置調整部
30 回転位置調整部
51 第二工作機械
58 第二アーム
60 基準指標部
61 基準指標
70 位置指標部
71 位置指標

Claims (4)

  1. 工具を装着する主軸と、ワークを保持する保持部と、前記主軸及び前記保持部を支持する基台とを備える工作機械において、
    前記工作機械の水平方向における位置調整を行う位置調整部と、
    基準指標に対する水平方向の相対的な位置を示す為の位置指標を有する位置指標部と
    前記位置指標部を把持するアームと
    を備え、
    前記基準指標は基準指標部が有する指標であり、
    第二アームを有する第二工作機械が配置してある場合であって、前記第二アームが前記基準指標部を把持しているとき、前記位置指標が前記基準指標に対応するように、前記位置指標部を位置決めしてある
    工作機械。
  2. 前記基準指標及び位置指標は水平方向に延びる線を含む
    請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記基台の下側に配置してあり、鉛直軸回りの位置調整を行う回転位置調整部を備え、
    前記位置調整部は、
    前記基台の下側に配置してあり、前記回転位置調整部を中心にした一方向への回転を行
    う第一位置調整部と、
    前記基台の下側に配置してあり、前記回転位置調整部を中心にした他方向への回転を行
    う第二位置調整部と
    を有する
    請求項1又は2に記載の工作機械。
  4. 工具を装着する主軸と、ワークを保持する保持部と、前記主軸及び前記保持部を支持する基台と、アームとを備える工作機械の位置調整方法において、
    前記基台の下側に、前記工作機械の水平方向における位置調整を行う位置調整部を配置し、
    基準指標に対する水平方向の相対的な位置を示す為の位置指標を有する位置指標部を前記アームは把持し、
    前記基準指標は基準指標部が有する指標であり、
    第二アームを有する第二工作機械が配置してある場合であって、前記第二アームが前記基準指標部を把持しているとき、前記位置指標が前記基準指標に対応するように、前記位置指標部を位置決めする
    工作機械の位置調整方法。
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JP2003326428A (ja) 2002-05-10 2003-11-18 Takenaka Komuten Co Ltd 基台の位置決め装置及び位置決め方法
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