JPH10314891A - ダイカスト鋳造用中子 - Google Patents

ダイカスト鋳造用中子

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JPH10314891A
JPH10314891A JP9126742A JP12674297A JPH10314891A JP H10314891 A JPH10314891 A JP H10314891A JP 9126742 A JP9126742 A JP 9126742A JP 12674297 A JP12674297 A JP 12674297A JP H10314891 A JPH10314891 A JP H10314891A
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forming
undercut
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藤弘 松浦
Kazuo Sasaki
一夫 佐々木
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昌司 佐野
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
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    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/22Dies; Die plates; Die supports; Cooling equipment for dies; Accessories for loosening and ejecting castings from dies
    • B22D17/24Accessories for locating and holding cores or inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/10Cores; Manufacture or installation of cores
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】中子砂で形成された従来の中子とは異なる素材
で、ダイカスト鋳造工程に十分耐えうる、作業性に優れ
た中子を提供すること。 【解決手段】木材繊維材料を主成分として作られている
ことを特徴とするダイカスト鋳造用中子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカスト鋳造におい
て使用する中子に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、溶融金属を金型に圧入して鋳物
を作るダイカスト鋳造工程において、特に、溶融金属を
比較的低い圧力で圧入するいわゆる低圧鋳造工程におい
て鋳物にキャビティを形成するのに、シェル中子を使用
することが知られている。該シェル中子はその素材とし
て中子砂が用いられ、該中子砂を熱硬化性樹脂で焼き固
めて前記シェル中子を形成するのが一般的である。この
ような前記シェル中子にあっては、低圧鋳造工程中の圧
力ではその形状を維持するが、鋳造後に外力や振動を与
えると崩壊し、それを鋳物から容易に除去することがで
きるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記シ
ェル中子は、砂や熱硬化性樹脂を用いているために、中
子の成型に手間がかかり、作業中の粉塵、悪臭の発生
等、種々の問題点が残されている。本発明の目的は、前
記従来技術の問題点に鑑み、前記中子砂で形成された従
来の中子とは異なる素材で作られた、高圧でのダイカス
ト鋳造工程にも十分耐えうる、作業性に優れた中子を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダイカスト鋳
造用中子の主成分として、木材繊維材料が適しているこ
とに着目した。ここでいう木材繊維材料には、例えば、
紙、パルプ、おが屑、木材チップ等を含む。本発明の発
明者の実験により、木材繊維材料でダイカスト鋳造用中
子を形成しても、該ダイカスト鋳造用中子は鋳造工程中
に、溶融金属の高温によって燃えることなく、その形状
を保持することが分かった。その理由としては、前記木
材繊維材料の熱伝達率が低いため、接触した溶融金属の
温度がほぼ瞬時に固化するからであると考えられる。ま
た、他の理由としては、該溶融金属は、前記ダイカスト
鋳造用中子と、鋳物の外形を形成するための金型との間
の空間に、隙間なく、かつ、短時間に注入されるので、
前記中子の周囲の酸素が排除されるからであると考えら
れる。
【0005】従って、本発明の前記目的は、木材繊維材
料を主成分として作られている、ことを特徴とするダイ
カスト鋳造用中子によって達成することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態においては、
前記中子が鋳造後に外力を与えて崩すことができる。該
中子は、ダイカスト鋳造後に外力を与え、例えば、直
接、それに力を与えて掻き出す等して崩すことができ
る。従って、その取外しが容易である。また、該中子
は、ダイカスト鋳造後に、焼鈍工程等によって加熱し、
木材繊維材料を炭化させて脆くすることにより、砕いて
容易に取り除くことができる。また、本発明の他の実施
の形態においては、前記中子が鋳造後に溶剤によって溶
解して崩すことができる。すなわち、該中子は、ダイカ
スト鋳造後に、鋳物全体を溶剤に含浸したり、前記崩壊
性ダイカスト鋳造用中子の部分に溶剤を注入したり等し
て、それに溶剤を浸透させることにより、前記崩壊性ダ
イカスト鋳造用中子を膨軟化もしくは溶解して、容易に
取り除くことができる。従って、特に、外部から近づき
にくい、例えば、入り組んだ管路や、外部への開口が小
さいキャビティからの取り外しが容易である。
【0007】本発明の実施の形態にかかる崩壊性ダイカ
スト鋳造用中子においては、互いに剥離可能な複数の紙
の積層体で形成されている。本発明の実施の形態によれ
ば、鋳物の鋳造後、前記崩壊性ダイカスト鋳造用中子に
外力を与えて、又は、溶剤等によって、紙の積層を剥離
することによって容易に取り除くことができる。また、
本発明の実施の形態においては、ダイカスト鋳造によっ
て形成すべき鋳物(2)に、真っ直ぐに延びるボア
(4)、及び、該ボア(4)と連通するアンダカット部
(6、6)を形成するためのダイカスト鋳造用中子(1
0)であって、前記ボア(4)を形成するための中子本
体(14)と、該中子本体(14)を引き抜くときの剪
断力によって離脱可能に、該中子本体(14)に対して
取付けられたアンダカット部形成用中子(16、16)
とを有し、少なくとも前記アンダカット部形成用中子
(16、16)が、木材繊維材料を主成分として作られ
ており、かつ、鋳造後に外力を与えて、又は、鋳造後に
溶剤によって溶解して崩すことができることを特徴とし
ている。鋳物の鋳造後、前記中子本体を鋳物から引き抜
くと、前記アンダカット部形成用中子は、前記中子本体
を鋳物から引き抜く際の剪断力によって、該中子本体か
ら離脱し、鋳物のアンダカット部の内部に残される。前
記中子本体を除去した後の前記ボアを通して前記アンダ
カット部形成用中子に外力を与えて崩したり、更には、
鋳造後の工程での加熱により炭化させて脆くしてから砕
いたり、また、溶剤により膨軟化もしくは溶解して、前
記アンダカット部形成用中子を容易に除去することがで
きる。本実施の形態によれば、外部から引き抜き易い前
記中子本体をまず除去し、それによって形成された前記
ボアを前記アンダカット部形成用中子に接近する通路と
して利用し、前記アンダカットカット部形成用中子を適
宜の手段を用いて除去することができる。
【0008】
【実施例】以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好
ましい実施例について説明する。本発明にかかるダイカ
スト鋳造用中子は、ダイカスト鋳造によって作られるい
かなる鋳物のキャビティを形成するのに使用してもよい
が、本実施例におては、例示として、排気量が25cc
程度の空冷式小型二サイクルガソリンエンジンの、シリ
ンダブロックを鋳造するためのダイカスト鋳造用中子に
ついて説明する。図1は、本発明の一実施例にかかる崩
壊性ダイカスト鋳造用中子及びスライド中子と、それに
よって鋳造されるシリンダブロックの縦断面図である。
なお、説明簡略化のために、ダイカスト鋳造用外割り型
等の図示を省略し、シリンダブロックは機械加工済みの
ものを示した。また、図2は、図1に示す崩壊性ダイカ
スト鋳造用中子全体の斜視図である。
【0009】図1に示すように、本発明の実施例におい
て鋳造すべき空冷式二サイクルガソリンエンジンのシリ
ンダブロック2は、ボアとしてのシリンダ4と、該シリ
ンダ4と連通する、アンダカット部としての掃気用管路
6、6と、前記シリンダ4の上方に形成された燃焼室8
とを有するキャビティを備える。該キャビティは、ダイ
カスト鋳造用中子としての紙製中子10と、金属製スラ
イド中子12との組み合わせによって形成される。図2
を参照して分かるように、前記紙製中子10は、前記シ
リンダ4を形成するための中空かつ円筒状の中子本体1
4と、該中子本体14の側壁に取付けられた、前記掃気
用の管路6、6を形成するための、アンダカット部形成
用中子としての耳部16、16とを有する。一方、前記
金属製スライド中子12は、図1に示す如く、前記紙製
中子10の中子本体14の中に嵌合して長手方向に延び
る円筒部分18と、前記燃焼室14を形成するために前
記円筒部分18の頂部に上方に突出して設けられた略半
球状部分20と、前記円筒部分18の基部に設けられた
基板22とで一体的に形成されている。前記紙製中子1
0の中子本体14の基部には、切欠き24が形成され、
一方、前記スライド中子12の円筒部分18の基部に
は、前記切欠き24と相補的な形状を有する突起26が
設けられており、互いに嵌まり合って、互いの位置決め
及び回り止めとして役立つ。
【0010】図3は、紙製中子の耳部と中子本体の分解
図である。また、図4は、耳部の中子本体への取付け状
態を示す、図2に示すIV−IV矢視横断面図である。前記
耳部16、16は、薄い紙の積層体によって形成されて
おり、前記紙を前記中子本体14の長手方向に沿って積
層して形成されている。該紙の積層方向は、キャビティ
の形状によって、鋳造後に前記耳部16、16が剥離し
易い方向に決定すればよい。該積層体は、例えば、豊田
工機株式会社による積層式高速3次元造形機(例えば、
LOM−2030H,LOM−1015(P)等)によ
って形成することができる。該造形機によって形成され
る積層体は、硬い紙と樹脂の複合材料で作られたLOM
ペーパ(登録商標)に熱接着剤をコーティングしたもの
を、熱ローラ圧着によって積層して作られている。ま
た、前記積層体は、(株)キラ・コーポレーションによ
るソリッドセンタ(例えば、型式KSC−50等)によ
っても形成することができる。該造形機によって形成さ
れる積層体は、普通紙を互いにホットプレス法によって
押しつけることによって接着して形成されている。ま
た、前記積層体は、特開平8−318575号に開示さ
れた方法によっても形成することができ、更に、同様な
従来から知られた他の方法によって形成されていてもよ
い。前記積層体を構成する紙は、溶融アルミニウムの高
温で燃えることはなく、ダイカスト鋳造工程中、その形
状が保持される。これは、該紙は熱伝導率が低く、紙を
主成分として作られた前記紙製中子10の外面に接触し
た溶融アルミニウムは、ほぼ瞬時に固化するからである
と考えられる(溶融アルミニウムの表面は、通常、約
0.1秒で固化する)。また、他の理由としては、前記
溶融アルミニウムが、前記シリンダブロック2の外形を
形成する外割り金型(図示せず)と前記紙製中子10と
の間に、隙間なく、かつ、短時間に圧入されるので、前
記紙製中子10の周囲の酸素が排除されるからであると
考えられる。
【0011】また、前記の造形機等で形成された積層体
は、比較的高い圧力においても、紙が互いに剥離するこ
とがなく、ダイカスト鋳造工程における圧力においても
前記耳部16、16は崩れることなく、その形状を保持
することができる。したがって、これを、溶融金属を比
較的高い圧力で圧入する、いわゆる高圧ダイカスト鋳造
工程においても中子として使用することができる。一
方、鋳造後においては、作業者は、前記耳部16、16
を指や棒等で引っ掻いて、前記紙を前記積層体から剥離
して、それを崩すことができ、それにより、前記耳部1
6、16を前記シリンダブロック2から容易に除去する
ことができる。また、前記造形機等によれば、前記耳部
16、16を、前記シリンダブロック2の前記管路6、
6の形成に要求される寸法精度を充分に満たす程度に精
密な形状に形成することができる。なお、前記紙は、ダ
イカスト鋳造中、前記紙製中子10の形状の精度を維持
するために、水分の含有率ができるだけ低いものを使用
することが望ましい。
【0012】一方、前記中子本体14は、従来から周知
の方法で、例えば、厚紙を円筒状に巻回する等して一体
的に形成されており、外力によっては容易に崩壊しない
ように形成されている。図3及び図4に示すように、前
記耳部16、16の前記中子本体14への取付け面には
それぞれ、前記耳部16、16と同じ材料で一体に二つ
のノック28、28が形成され、一方、前記中子本体1
4の壁には、前記耳部16、16の取付位置に、前記ノ
ック28、28を受け入れる二つの孔30、30が形成
されており、これにより、両者は、互いに位置決めされ
るようになっている。前記耳部16、16は、前記中子
本体14の側壁に対して粘着剤によって接着されてい
る。ダイカスト鋳造は、本実施例にかかる前記紙製中子
10及び前記スライド中子12を使用して、以下のよう
にして行われる。まず、前記スライド中子12を前記紙
製中子10の中子本体14の中に挿入し、前記突起26
と前記切欠き24とを符合させて互いに位置決めする。
次いで、それらを前記シリンダブロック2の外形を形成
するための外割り金型(図示せず)の中の所定位置に固
定する。次いで、溶融アルミニウムを前記金型内に圧入
する。溶融アルミニウムが固化したら、前記金型を外
し、また、前記スライド中子12を前記紙製中子10か
ら引き抜く。更に、前記紙製中子10の前記中子本体1
4を、前記シリンダブロック2から長手方向に引き抜
く。前記耳部16、16は、前記中子本体14を引き抜
くときの剪断力によって、前記ノック28、28及びそ
の周辺の紙が容易に引きちぎられて、前記中子本体14
から離脱し、前記管路6、6のキャビティ内に残され
る。次いで、作業者は、前記中子本体14によって形成
された前記シリンダ4の中に指や棒等を挿入し、前記耳
部16、16の紙の積層体を引っかいて、紙を剥離させ
ることにより、それらを崩し、前記管路6、6の外へ掻
き出して、前記耳部16、16を完全に除去する。 更
には、鋳造後に施される焼鈍工程等によって、前記中子
本体14及び前記耳部16、16を加熱することにより
炭化せしめて脆くし、それらを砕くことにより除去する
こともできる。また、他の方法として、前記シリンダブ
ロック2全体を、前記積層体を膨軟化して剥離したり、
溶解したりすることができる適宜の溶剤に含浸し、又
は、前記シリンダ4の中を通して前記耳部16、16に
前記溶剤を注入する等して、溶剤を浸透させて前記積層
体を除去してもよい。
【0013】本実施例にかかる前記紙製中子10によれ
ば、比較的高い圧力においてもその形状を維持するの
で、いわゆる高圧ダイカスト鋳造工程においても使用す
ることができる。本実施例にかかる前記紙製中子10に
よれば、前記耳部16、16が、紙の積層体で形成され
ているので鋳造後に崩すことができ、中子を除去しにく
い前記管路6、6からそれを容易に除去することができ
る。また、前記中子本体14は、従来からの周知の方法
により、厚紙を円筒状に巻回する等して一体的に形成さ
れているので、それを前記シリンダ4から一体的に引き
抜くことが可能である。また、前記中子本体14をこの
ようにして、除去することにより、前記シリンダ4を通
路として前記耳部16、16に近づくことができ、前記
耳部16、16を除去し易くなる。
【0014】本発明は、以上の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々
の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含さ
れるものであることはいうまでもない。例えば、前記実
施例においては、前記耳部16、16を薄い紙の積層体
で形成しているが、紙以外の、例えば、パルプ、おが
屑、木材チップ等を含む、いかなる木材繊維材料で形成
してもよい。前記木材繊維材料は、例えば、パルプの場
合は、(株)トーモクによるテクノモールドや、大石産
業(株)、その他によるパルプモールドによって形成し
てもよい。該パルプモールドは、前記ダイカスト鋳造用
中子として満足する程度に、パルプを高精度で所望の形
状に形成することができる。また、ダイカスト鋳造後
は、例えば、古紙の再処理工程で使用する周知の溶剤に
より溶解して、除去することができる。また、外力を与
えることにより崩して、あるいや、刃物等で切り崩して
除去することができる。また、前記木材繊維材料は、高
温のダイカスト鋳造工程でガスの発生しないバインダや
接着剤を使用して、中子の形状に形成してもよい。
【0015】また、前記耳部16、16は、ダイカスト
鋳造、好ましくは、高圧ダイカスト鋳造における圧力に
耐えうる強さに、紙を互いに付着させることができる、
いかなる方法によって積層されていてもよい。更に、前
記実施例においては、前記中子本体14は従来から周知
の方法、例えば、厚紙を円筒状に巻回して形成されてい
るが、必要に応じて、前記紙製中子10全体を、崩壊性
中子として形成してもよい。その場合、例えば、前記中
子本体14と前記耳部16、16とを一体の薄い紙の積
層体で形成し、図1に示す如く、前記耳部16、16を
切れ易くするために、予め、パーフォレーション16
a、16aを入れておくと好適である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、中子砂で形成された従
来の中子とは異なる素材で作られた、ダイカスト鋳造工
程に十分耐えうる、作業性に優れた中子を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる崩壊性ダイカスト鋳
造用中子及びスライド中子と、それによって鋳造される
シリンダブロックの縦断面図である。
【図2】図1に示す崩壊性ダイカスト鋳造用中子全体の
斜視図である。
【図3】図1に示す紙製中子の耳部と中子本体の分解図
である。
【図4】耳部の中子本体への取付け状態を示す、図2に
示すIV−IV矢視横断面図である。
【符号の説明】
2 鋳物(シリンダブロック) 4 ボア(シリンダ) 6 アンダカット部(管路) 10 紙製中子 14 中子本体 16 アンダカット部形成用中子(耳部)
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダイカスト鋳
造用中子の主成分として、木材繊維材料が適しているこ
とに着目した。ここでいう木材繊維材料には、例えば、
紙、パルプ、おが屑、木材チップ等を含む。本発明の発
明者の実験により、木材繊維材料でダイカスト鋳造用中
子を形成しても、該ダイカスト鋳造用中子は鋳造工程中
に、溶融金属の高温によって燃えることなく、その形状
を保持することが分かった。その理由としては、前記木
材繊維材料の熱伝達率が低いため、ダイカストされた溶
融金属がほぼ瞬時に固化する間に、大きな熱的影響を受
けずに形状を保持できるからであると考えられる。ま
た、他の理由としては、該溶融金属は、前記ダイカスト
鋳造用中子と、鋳物の外形を形成するための金型との間
の空間に、隙間なく、かつ、短時間に注入されるので、
前記中子の周囲の酸素が排除されるからであると考えら
れる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明の実施の形態にかかる崩壊性ダイカ
スト鋳造用中子においては、互いに剥離可能な複数の紙
の積層体で形成されている。本発明の実施の形態によれ
ば、鋳物の鋳造後、前記崩壊性ダイカスト鋳造用中子に
外力を与えて、又は、溶剤等によって、紙の積層を剥離
することによって容易に取り除くことができる。また、
本発明の実施の形態においては、ダイカスト鋳造によっ
て形成すべき鋳物(2)に、真っ直ぐに延びるボア
(4)、及び、該ボア(4)と連通するアンダカット部
(6、6)を形成するためのダイカスト鋳造用中子(1
0)であって、前記ボア(4)を形成するための中子本
体(14)と、該中子本体(14)を引き抜くときの剪
断力によって離脱可能に、該中子本体(14)に対して
取付けられたアンダカット部形成用中子(16、16)
とを有し、少なくとも前記アンダカット部形成用中子
(16、16)が、木材繊維材料を主成分として作られ
ており、かつ、鋳造後に外力を与えて、又は、鋳造後に
溶剤によって溶解して崩すことができることを特徴とし
ている。鋳物の鋳造後、前記中子本体を鋳物から引き抜
くと、前記アンダカット部形成用中子は、前記中子本体
を鋳物から引き抜く際の剪断力によって、該中子本体か
ら離脱し、鋳物のアンダカット部の内部に残される。前
記中子本体を除去した後の前記ボアを通して前記アンダ
カット部形成用中子に外力を与えて崩したり、更には、
鋳造後の工程での加熱により炭化させて脆くしてから砕
いたり、また、溶剤により膨軟化もしくは溶解して、前
記アンダカット部形成用中子を容易に除去することがで
きる。本実施の形態によれば、外部から引き抜き易い前
記中子本体をまず除去し、それによって形成された前記
ボアを前記アンダカット部形成用中子に接近する通路と
して利用し、前記アンダカット部形成用中子を適宜の手
段を用いて除去することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【実施例】以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好
ましい実施例について説明する。本発明にかかるダイカ
スト鋳造用中子は、ダイカスト鋳造によって作られるい
かなる鋳物のキャビティを形成するのに使用してもよい
が、本実施例におては、例示として、排気量が25cc
程度の空冷式小型二サイクルガソリンエンジンの、シリ
ンダブロックを鋳造するためのダイカスト鋳造用中子に
ついて説明する。図1は、本発明の一実施例にかかる崩
壊性ダイカスト鋳造用中子及びスライド中子と、それに
よって鋳造されるシリンダブロックの縦断面図である。
なお、説明簡略化のために、ダイカスト鋳造用マスター
ダイ等の図示を省略し、シリンダブロックは機械加工済
みのものを示した。また、図2は、図1に示す崩壊性ダ
イカスト鋳造用中子全体の斜視図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図3は、紙製中子の耳部と中子本体の分解
図である。また、図4は、耳部の中子本体への取付け状
態を示す、図2に示すIV−IV矢視横断面図である。
前記耳部16、16は、薄い紙の積層体によって形成さ
れており、前記紙を前記中子本体14の長手方向に沿っ
て積層して形成されている。該紙の積層方向は、キャビ
ティの形状によって、鋳造後に前記耳部16、16が剥
離し易い方向に決定すればよい。該積層体は、例えば、
豊田工機株式会社による積層式高速3次元造形機(例え
ば、LOM−2030H,LOM−1015(P)等)
によって形成することができる。該造形機によって形成
される積層体は、硬い紙と樹脂の複合材料で作られたL
OMペーパ(登録商標)に熱接着剤をコーティングした
ものを、熱ローラ圧着によって積層して作られている。
また、前記積層体は、(株)キラ・コーポレーションに
よるソリッドセンタ(例えば、型式KSC−50等)に
よっても形成することができる。該造形機によって形成
される積層体は、普通紙を互いにホットプレス法によっ
て押しつけることによって接着して形成されている。ま
た、前記積層体は、特開平8−318575号に開示さ
れた方法によっても形成することができ、更に、同様な
従来から知られた他の方法によって形成されていてもよ
い。前記積層体を構成する紙は、溶融アルミニウムの高
温で燃えることはなく、ダイカスト鋳造工程中、その形
状が保持される。これは、該紙は熱伝導率が低く、紙を
主成分として作られた前記紙製中子10の外面に接触し
た溶融アルミニウムは、ほぼ瞬時に固化するからである
と考えられる(溶融アルミニウムの表面は、通常、1秒
以下で固化する)。また、他の理由としては、前記溶融
アルミニウムが、前記シリンダブロック2の外形を形成
するマスターダイ(図示せず)と前記紙製中子10との
間に、隙間なく、かつ、短時間に圧入されるので、前記
紙製中子10の周囲の酸素が排除されるからであると考
えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29C 45/44 B29C 45/44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材繊維材料を主成分として作られてい
    る、ことを特徴とするダイカスト鋳造用中子。
  2. 【請求項2】 前記中子が鋳造後に外力を与えて崩すこ
    とができる、請求項1に記載の崩壊性ダイカスト鋳造用
    中子。
  3. 【請求項3】 前記中子が鋳造後に溶剤によって溶解し
    て崩すことができる、請求項1に記載の崩壊性ダイカス
    ト鋳造用中子。
  4. 【請求項4】 互いに剥離可能な複数の紙の積層体で形
    成されている、ことを特徴とする請求項2又は3に記載
    の崩壊性ダイカスト鋳造用中子。
  5. 【請求項5】 ダイカスト鋳造によって形成すべき鋳物
    (2)に、真っ直ぐに延びるボア(4)、及び、該ボア
    (4)と連通するアンダカット部(6、6)を形成する
    ためのダイカスト鋳造用中子(10)であって、 前記ボア(4)を形成するための中子本体(14)と、
    該中子本体(14)を引き抜くときの剪断力によって離
    脱可能に、該中子本体(14)に対して取付けられたア
    ンダカット部形成用中子(16、16)とを有し、少な
    くとも前記アンダカット部形成用中子(16、16)
    が、木材繊維材料を主成分として作られており、かつ、
    鋳造後に外力を与えて、又は、鋳造後に溶剤によって溶
    解して崩すことができる、ことを特徴とする崩壊性ダイ
    カスト鋳造用中子。
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