JPH10314079A - 掃除機用集塵袋の接続アダプター - Google Patents

掃除機用集塵袋の接続アダプター

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JPH10314079A
JPH10314079A JP12915297A JP12915297A JPH10314079A JP H10314079 A JPH10314079 A JP H10314079A JP 12915297 A JP12915297 A JP 12915297A JP 12915297 A JP12915297 A JP 12915297A JP H10314079 A JPH10314079 A JP H10314079A
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connection adapter
bag
dust
mouth plate
vacuum cleaner
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JP12915297A
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Jun Matoba
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NIPPON FILTER BATSUGU KK
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NIPPON FILTER BATSUGU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 口板と袋本体とを相対回転可能に連結できな
がら、低コストで長寿命の接続アダプターを提供する。 【解決手段】 リング本体部(14)と口板押さえ(15)とフ
ィルター押さえ(16)とで構成した接続アダプター(4)全
体をゴム状弾性を有する材料で形成する。口板押さえ(1
5)とフィルター押さえ(16)とは、リング本体部(14)の外
径よりも大きな外径を有する。口板押さえ(15)に面する
フィルター押さえ(16)の挟持面(16a)にシール用突起(1
6b)を設ける。そして、上記フィルター押さえ(16)を袋
本体内に配置した状態で、上記リング本体部(14)を口板
の含塵空気吸引口に内嵌させ、上記口板押さえ(15)と上
記フィルター押さえ(16)との間に口板と袋本体とを重ね
て挟み込むことにより、口板と袋本体とが相対回転自在
に連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機の集塵
部に装着する使い捨てタイプの掃除機用集塵袋に関する
ものである。
【0002】
【発明の背景】この種の使い捨てタイプの集塵袋は、例
えば図7に示すように、フィルター機能を有する紙製の
袋本体(2)と、その袋本体(2)に接着剤などで貼り付け
られた口板(3)とから構成されている。
【0003】そして、上記口板(3)を電気掃除機の集塵
部に係止し、上記集塵袋(1)を上記集塵部に装着するこ
とで、含塵空気が、口板(3)に設けた含塵空気吸引口(1
3)と、上記袋本体(2)に設けた開口(5)とを通って袋本
体(2)内に導入され、袋本体(2)によって濾過されて、
塵埃が袋本体(2)に捕らえられる。
【0004】ところで、近年、異なる機種の電気掃除機
に対して互換性を有する集塵袋(1)を提供することが望
まれている。この場合、口板(3)の形状を工夫すること
で[図7の口板(3)参照]、1種類の口板(3)でいずれの
機種の電気掃除機の集塵部にも係止可能にできるが、電
気掃除機の機種によっては口板(3)に対して袋本体(2)
の向きを調節しなければ、上記集塵部に適正に装着でき
ないものがある。
【0005】ところが、上述の集塵袋(1)では、上述の
ように口板(3)が袋本体(2)に貼り付けられているた
め、上記袋本体(2)の向きの調節ができなかった。この
ため、袋本体(2)を上記集塵部に無理やり押し込むこと
になり、電気掃除機の集塵口と、口板(3)の含塵空気吸
引口(13)との間に隙間ができて含塵空気が漏れたり、袋
本体(2)が上記集塵部内で適正に膨れることができず、
袋本体(2)一杯に塵埃を蓄えることができなくなるとい
った問題があった。
【0006】
【従来の技術】これに対し、従来、例えば特開昭64−40
024号公報に示すように、口板と袋本体とを接続アダプ
ターによって回転自在に連結したものが提案されてい
る。これは、図8(A)〜(C)に示すように、次のように
構成されている。即ち、上記接続アダプター(30)を変形
取付け部材(31)と伸縮作動体(32)との2つの部材で構成
し、その変形取付け部材(31)の固定フランジ(33)を口板
(3)の含塵空気吸引口(13)の回りに固着させる。
【0007】そして、上記変形取付け部材(31)の変形筒
部(34)を袋本体(2)の開口(4)に挿通させるとともに伸
縮作動体(32)を変形取付け部材(31)に内嵌してから、伸
縮作動体(32)を回転させることにより、伸縮作動体(32)
の外周面に設けた作動カム溝(35)に沿って、変形取付け
部材(31)の変形筒部(34)の内周面に設けた摺動ピン(36)
が摺動する。
【0008】すると、図8(C)に示すように、上記変形
筒部(34)の中間部がフランジ状に拡径変形し、その拡径
変形部(37)と口板(3)とによって袋本体(2)が回転可能
に挟持され、これによって袋本体(2)の向きの調節が可
能になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術のものでは、接続アダプター(30)は、上述のように2
つの部材(31)(32)で構成されているうえ、上記伸縮作動
体(32)に作動カム溝(35)を設けたり、上記変形筒部(34)
に多数の切込み部(38)を設けたりなどしなければならな
いため、接続アダプター(30)の形状や構造が複雑となっ
て接続アダプター(30)のコストが高くなってしまう。
【0010】しかも、上記変形取付け部材(31)の変形筒
部(34)は、塵埃が溜まる袋本体(2)内に配置されるた
め、上記切込み部(38)に塵埃が詰まりやすい。このた
め、この切込み部(38)内に詰まった塵埃が、上記拡径変
形した変形筒部(34)を元の伸長状態[図8(B)の実線図
の状態]に戻す際の妨げになって繰り返し使用が困難に
なるとともに、口板(3)と共に上記変形取付け部材(31)
を袋本体(2)から取り外す際に袋本体(2)外にこぼれる
おそれがある。
【0011】そのうえ、図8(C)に示すように、変形取
付け部材(31)の中間部を大きく湾曲させ、その弾性復元
力で袋本体(2)を挟持させているため、変形取付け部材
(31)の中間部には、使用中は常に大きな変形力が加わっ
ている。このため、材料疲労によって変形取付け部材(3
1)の寿命が比較的短くなるおそれがある。本発明は、口
板と袋本体とを相対回転可能に連結できながら、低コス
トで長寿命の接続アダプターを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、例えば図1と図2と図4とに示すよう
に、次のように構成したものである。 [請求項1の発明]即ち、請求項1の発明は、次のように
構成したものである。フィルター機能を有する袋本体
(2)に設けた開口(5)と、口板(3)に設けた含塵空気吸
引口(13)とを重ねた状態で、袋本体(2)と口板(3)とを
連結する掃除機用集塵袋において、口板(3)の含塵空気
吸引口(13)に内嵌可能なリング本体部(14)と、リング本
体部(14)の一端部の外周面に沿って設けた口板押さえ(1
5)と、リング本体部(14)の他端部の外周面に沿って設け
たフィルター押さえ(16)とによって接続アダプター(4)
を構成するとともに、その接続アダプター(4)全体をゴ
ム状弾性を有する材料で形成し、口板押さえ(15)とフィ
ルター押さえ(16)とは、リング本体部(14)の外径よりも
大きな外径を有するように構成し、口板押さえ(15)に面
するフィルター押さえ(16)の挟持面(16a)にシール用突
起(16b)を設け、フィルター押さえ(16)を袋本体(2)内
に配置した状態で、リング本体部(14)を口板(3)の含塵
空気吸引口(13)に内嵌させて、口板押さえ(15)とフィル
ター押さえ(16)との間に口板(3)と袋本体(2)とを重ね
て挟み込むことにより、口板(3)と袋本体(2)とを連結
するように構成したものである。なお、接続アダプター
(4)の材料としては、天然ゴム、イソプレンゴムなどの
ゴム材料が適用されるが、ゴム状弾性を有するものであ
ればゴム材料以外であってもよい。
【0013】[請求項2の発明]請求項2の発明は、請求
項1の構成において次のように構成したものである。接
続アダプター(4)の一端部に取っ手(17)を設けたもので
ある。
【0014】[請求項3の発明]請求項3の発明は、請求
項1又は2の構成において次のように構成したものであ
る。接続アダプター(4)のリング本体部(14)の内周面
に、ゴム状弾性を有する環状の薄膜(19)を設けたもので
ある。
【0015】[請求項4の発明]請求項4の発明は、請求
項1乃至3の構成において次のように構成したものであ
る。少なくとも接続アダプター(4)の口板押さえ(15)に
切れ目(18)を設けたものである。
【0016】[請求項5の発明]請求項5の発明は、請求
項1乃至4の構成において次のように構成したものであ
る。接続アダプター(4)を、ゴム状弾性と導電性とを合
わせ持つように構成したものである。
【0017】なお、上記導電性を持つ材料としては、
金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、パラジウムなど
の金属を粉末状にしたものや、カーボンブラック、カー
ボン繊維、グラファイトなどの炭素系のものが適用され
る。つまり、例えば、ゴム材料に対し、カーボンブラッ
クを40重量%〜80重量%、炭素系のケッチェンブラック
(ケッチェンブラック インターナショナル株式会社製)
を7重量%〜10重量%配合することで、JIS A硬度
値が70度程度で、且つ、導電性を有する接続アダプター
(4)が形成される。また、接続アダプター(4)に導電性
を持たせるために、接続アダプター(4)に導電性塗料を
塗布してもよい。
【0018】
【作用】本発明は、例えば図1から図4に示すように、
次のように作用する。 [請求項1の発明]即ち、請求項1の発明にかかる掃除機
用集塵袋は、次のように作用する。
【0019】接続アダプター(4)によって口板(3)と袋
本体(2)とを連結する際には、接続アダプター(4)を変
形させながら接続アダプター(4)のフィルター押さえ(1
6)を袋本体(2)の開口(5)から袋本体(2)内へ差し入れ
る。すると、この差し入れられたフィルター押さえ(16)
は、弾性復元力によって袋本体(2)内で図1に示す元の
形状に戻り、フィルター押さえ(16)の挟持面(16a)が袋
本体(2)の内面に面する。
【0020】次いで、接続アダプター(4)を変形させな
がら接続アダプター(4)の口板押さえ(15)を口板(3)の
含塵空気吸引口(13)へ通し、接続アダプター(4)のリン
グ本体部(14)を上記含塵空気吸引口(13)に内嵌させると
ともに、上記口板押さえ(15)を図1に示す元の形状に復
元させる。この状態で、上記口板押さえ(15)の挟持面(1
5a)が口板(3)に、上記フィルター押さえ(16)の挟持面
(16a)が袋本体(2)の内面にそれぞれ当接する。
【0021】すると、接続アダプター(4)の弾性力で、
上記口板押さえ(15)の挟持面(15a)が口板(3)を上記フ
ィルター押さえ(16)側へ付勢し、また、上記フィルター
押さえ(16)の挟持面(16a)のシール用突起(16b)が袋本
体(2)の内面を上記口板押さえ(15)側へ付勢する。これ
により、図4に示すように、上記口板押さえ(15)と上記
フィルター押さえ(16)とによって口板(3)と袋本体(2)
とが密着した状態で挟持される。つまり、口板(3)と袋
本体(2)とは、接続アダプター(4)による挟持力によっ
て連結されるうえ、接着剤などで接着したわけではない
ので口板(3)に対して袋本体(2)を相対回転させること
ができる。
【0022】[請求項2の発明]請求項2の発明にかかる
掃除機用集塵袋は次のように作用する。取っ手(17)を指
で摘んで引っ張ることにより、集塵袋(1)から接続アダ
プター(4)を容易に取り外せる。
【0023】[請求項3の発明]請求項3の発明にかかる
掃除機用集塵袋は次のように作用する。電気掃除機(6)
に吸引ホースを接続したときには、その吸引ホースの基
端部に設けた吸引パイプ(20)が、環状の薄膜(19)の中央
の開口(19a)を押し広げながら接続アダプター(4)を通
過することで、上記薄膜(19)によって上記吸引パイプ(2
0)と上記リング本体部(14)との間の隙間が塞がれる。
【0024】[請求項4の発明]請求項4の発明にかかる
掃除機用集塵袋は次のように作用する。接続アダプター
(4)を集塵袋(1)に取り付ける際には、少なくとも口板
押さえ(15)を切れ目(18)でずらして変形させることによ
って、口板押さえ(15)を口板(3)の含塵空気吸引口(13)
の周縁に沿って容易に取り付けれる。
【0025】[請求項5の発明]請求項5の発明にかかる
掃除機用集塵袋は次のように作用する。塵埃が吸引時の
摩擦によって帯電することで接続アダプター(4)に付着
しようとするが、その塵埃の帯電が接続アダプター(4)
を介して放電されることにより、塵埃が接続アダプター
(4)に付着したままになることが防がれる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから次の効果を奏する。 [請求項1の発明]即ち、請求項1の発明は次の効果を奏
する。接続アダプターによって口板に対して袋本体を相
対回転可能な状態に連結できるとともに、接続アダプタ
ーの口板押さえの挟持面が口板に、接続アダプターのフ
ィルター押さえの挟持面が袋本体の内面にそれぞれ当接
して口板や袋本体が接続アダプターから抜けることを防
止できながら、この接続アダプターは1つの部材で構成
されるので、比較的簡単に製造でき、上記集塵袋のコス
トアップを抑えることができる。
【0027】そのうえ、接続アダプターは、集塵袋に取
り付けた使用状態では口板と袋本体との挟み込みに伴う
変形しか生じておらず、大きな応力が加わらない。従っ
て、材料が疲労しにくく、接続アダプターの寿命を比較
的長くできる。
【0028】[請求項2の発明]請求項2の発明は、さ
らに次の効果を奏する。取っ手を引っ張ることで集塵袋
から接続アダプターを容易に取り外すことができるの
で、塵埃で一杯になった袋本体を新しい袋本体に交換す
る際の接続アダプターの取り外し作業を容易に行うこと
ができる。
【0029】[請求項3の発明]請求項3の発明は、さ
らに次の効果を奏する。電気掃除機に吸引ホースを接続
したときには、その吸引ホースの基端部に設けた吸引パ
イプが、環状の薄膜の中央の開口を押し広げながら接続
アダプターを通過し、それに伴って上記薄膜によって上
記吸引パイプと上記リング本体部との間の隙間が塞がれ
るので、上記吸引パイプと上記リング本体部との間の隙
間から含塵空気が漏れたり、上記集塵袋内から塵埃がこ
ぼれ落ちたりすることを確実に防止できる。
【0030】[請求項4の発明]請求項4の発明は、さら
に次の効果を奏する。少なくとも接続アダプターの口板
押さえに切れ目を設けたので、上記口板押さえを切れ目
でずらして変形させることによって、上記口板押さえを
口板の含塵空気吸引口の周縁に沿って容易に取り付ける
ことができ、集塵袋からの接続アダプターの取り外し作
業をより容易に行うことができる。
【0031】[請求項5の発明]請求項5の発明は、さら
に次の効果を奏する。塵埃の帯電が接続アダプターを介
して放電されることによって、塵埃が接続アダプターに
付着したままになることが防がれるので、塵埃で一杯に
なった袋本体を新しい袋本体に交換するために集塵袋か
ら接続アダプターを取り外す際に、接続アダプターに付
着している塵埃が指などに付着して汚れることを防止で
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる掃除機用集
塵袋の接続アダプターの実施の一形態について図1〜図
4を用いて説明する。
【0033】図1は上記接続アダプターの形状の一例を
示すものであり、図1(A)は上記接続アダプターの平
面図、図1(B)は図1(A)のB−B線矢視断面図であ
る。図2は上記本発明にかかる集塵袋の斜視図、図3は
上記集塵袋の電気掃除機への取り付け操作を説明する断
面図、図4は上記接続アダプターの作用を説明するため
の断面図である。
【0034】上記集塵袋(1)は、図2に示すように、フ
ィルター機能を有する袋本体(2)と、口板(3)と、接続
アダプター(4)とによって構成される。上記袋本体(2)
は、例えば濾紙で形成してあり、袋本体(2)に設けた開
口(5)[図4参照]を介して袋本体(2)内に導入された含
塵空気から塵埃を捕捉して袋本体(2)内に蓄えるように
なっている。なお、袋本体(2)の材質は、濾紙に限られ
るものではなく、織布や不織布などであってもよい。ま
た、袋本体(2)を多層構造にしてもよい。
【0035】上記口板(3)は、例えば厚紙で形成してあ
り、図3に示すように、電気掃除機(6)の集塵部(7)に
設けた係止片(8)と係止部(9)とによって係止可能にな
っている。また、図4に示すように、上記口板(3)には
含塵空気吸引口(13)を設けてあり[図4参照]、上記口板
(3)は、その含塵空気吸引口(13)と上記袋本体(2)の開
口(5)とを重ねた状態に配置される[図4の状態]。な
お、口板(3)は、厚紙に限られるものではなく、合成樹
脂板や金属板であってもよい。
【0036】また、口板(3)には、図2に示すように、
ミシン目(3a)や切り欠き(3b)や位置決め孔(3c)を設けて
あり、電気掃除機(6)の機種に応じて、ミシン目(3a)で
切り離したり、切り欠き(3b)や位置決め孔(3c)を電気掃
除機(6)の集塵部(7)に設けた位置決め用の突起(図示
せず)に嵌合させるようになっている。
【0037】上記接続アダプター(4)は次のように構成
される。即ち、上記接続アダプター(4)は、図1(A)
(B)に示すように、リング本体部(14)と口板押さえ(15)
とフィルター押さえ(16)とによって構成してあり、上記
接続アダプター(4)を上記集塵袋(1)に取り付けたとき
には、図4に示すように、上記口板押さえ(15)と上記フ
ィルター押さえ(16)との間に、口板(3)と袋本体(2)と
を重ねて挟持するようになっている。これにより、接続
アダプター(4)によって口板(3)と袋本体(2)とが連結
される。
【0038】また、上記接続アダプター(4)全体は、ゴ
ム状弾性を有する材料によって形成される。つまり、上
記接続アダプター(4)としては、天然ゴム、イソプレン
ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ニト
リルゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴ
ム、ブチルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、
ウレタンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、フッ素
ゴム、エピクロルヒドリンゴム、エチレンアクリルゴム
などの材料によって形成され、JIS A硬度値として
は、例えば40度〜75度、望ましくは40度〜65度になるよ
うにしてある。
【0039】つまり、接続アダプター(4)を柔らかくし
た方が、弾性変形容易になって接続アダプター(4)を袋
本体(2)の開口(5)や口板(3)の含塵空気吸引口(13)へ
通しやすくなるが、接続アダプター(4)を硬くした方
が、強い弾性力が得られるために、薄く形成されて撓み
やすくなっている口板(3)の場合でも確実に挟持するこ
とができる。即ち、接続アダプター(4)の硬さは、これ
らの兼ね合いによって決められる。なお、接続アダプタ
ー(4)は、上記ゴム状弾性にさらに導電性を合わせ持つ
ようにしてもよい。この場合、静電気によって塵埃が接
続アダプター(4)に付着することを防ぐことができる。
【0040】次いで、上述のリング本体部(14)と口板押
さえ(15)とフィルター押さえ(16)との詳細な構成につい
て説明する。即ち、上記リング本体部(14)は、上記口板
(3)の含塵空気吸引口(13)の口径とほぼ等しい外径を有
する筒状に形成してある。つまり、上記リング本体部(1
4)の外径は、上記含塵空気吸引口(13)に内嵌した状態、
即ち、接続アダプター(4)を上記集塵袋(1)に取り付け
た状態で(図2の状態)、上記口板(3)が回転可能となる
大きさに設定してある。
【0041】上記口板押さえ(15)は、上記リング本体部
(14)の一端部[図1(B)では上側]の外周面に沿って設け
てあり、リング本体部(14)の外径よりも大きな外径を有
するリング状に形成してある。また、上記口板押さえ(1
5)は、テーパ状に形成してあり、上記口板押さえ(15)を
上記口板(3)の含塵空気吸引口(13)へ容易に挿通させる
ことができるようにしてある。
【0042】そして、上記接続アダプター(4)を上記集
塵袋(1)に取り付けたときには、上記フィルター押さえ
(16)に面する口板押さえ(15)の挟持面(15a)が上記含塵
空気吸引口(13)の周縁部に当たることにより[図4の状
態]、接続アダプター(4)から上記含塵空気吸引口(13)
が抜けにくくなるうえ、口板(3)が、上記フィルター押
さえ(16)側へ付勢される。
【0043】また、上記口板押さえ(15)には取っ手(17)
を突設してあり、その取っ手(17)を指で摘んで引っ張る
ことにより、上記集塵袋(1)から接続アダプター(4)を
容易に取り外せるようにしてある。なお、上記取っ手(1
7)は、上記リング本体部(14)の一端[図1(B)では上端]
に設けるようにしてもよい。
【0044】さらに、上記口板押さえ(15)から上記リン
グ本体部(14)の一端部にかけて、図1(A)の実線図に示
すように、4本の切れ目(18)を設けてあり、接続アダプ
ター(4)を上記集塵袋(1)に取り付ける際に、リング本
体部(14)及び口板押さえ(15)を切れ目(18)でず
らして変形させることにより、口板押さえ(15)を上記含
塵空気吸引口(13)の周縁部に沿って容易に取り付けるこ
とができるようにしてある。
【0045】なお、上記切れ目(18)を口板押さえ(15)の
みに設けてもよい。この場合にも口板押さえ(15)を切れ
目(18)でずらして変形させて、口板押さえ(15)を上記含
塵空気吸引口(13)の周縁部に容易に取り付けることがで
きる。また、図1(A)の二点鎖線図に示すように、切れ
目(18)が互いに平行となるように設けてもよい。さら
に、切れ目(18)は、4本に限られるものではなく、5本
以上あるいは3本以下であってもよい。
【0046】上記フィルター押さえ(16)は、リング本体
部(14)の他端部[図1(B)では下側]の外周面に沿って設
けてあり、リング本体部(14)の外径よりも大きな外径を
有するリング状に形成してある。そして、上記接続アダ
プター(4)を上記集塵袋(1)に取り付けるときには、上
記口板押さえ(15)に面するフィルター押さえ(16)の挟持
面(16a)が上記袋本体(2)の内面に当たるようになって
いる[図4の状態]。
【0047】また、上記フィルター押さえ(16)の挟持面
(16a)にはシール用突起(16b)を突設してあり、上記接
続アダプター(4)を上記集塵袋(1)に取り付けたとき
に、上記シール用突起(16b)が袋本体(2)の内面に強く
押し当たることで、袋本体(2)と口板(3)との間の密着
性を高く保つようにしてある。
【0048】一方、上記リング本体部(14)の内周側に
は、ゴム状弾性を有する環状の薄膜(19)を設けてある。
そして、電気掃除機(6)に吸引ホースを接続したときに
は、その吸引ホースの基端部に設けた吸引パイプ(20)
が、上記薄膜(19)の中央の開口(19a)を押し広げながら
接続アダプター(4)を通過することで、上記薄膜(19)が
上記吸引パイプ(20)と上記リング本体部(14)との間の隙
間を塞ぐようになっている(図4の二点鎖線図の状態)。
【0049】次いで、接続アダプター(4)によって袋本
体(2)と口板(3)とを連結する操作の一例について説明
する。まず、接続アダプター(4)を変形させながら接続
アダプター(4)のフィルター押さえ(16)を袋本体(2)の
開口(5)から袋本体(2)内へ差し入れる。すると、この
差し入れられたフィルター押さえ(16)は、弾性復元力に
よって袋本体(2)内で図1に示す元の形状に戻り、フィ
ルター押さえ(16)の挟持面(16a)が袋本体(2)の内面に
面する。
【0050】次いで、接続アダプター(4)を変形させな
がら接続アダプター(4)の口板押さえ(15)を口板(3)の
含塵空気吸引口(13)へ通し、接続アダプター(4)のリン
グ本体部(14)を上記含塵空気吸引口(13)に内嵌させると
ともに、上記口板押さえ(15)を図1に示す元の形状に復
元させる。この状態で、上記口板押さえ(15)の挟持面(1
5a)が口板(3)に、上記フィルター押さえ(16)の挟持面
(16a)が袋本体(2)の内面にそれぞれ当接する。
【0051】すると、接続アダプター(4)の弾性力で、
上記口板押さえ(15)の挟持面(15a)が口板(3)を上記フ
ィルター押さえ(16)側へ付勢し、また、上記フィルター
押さえ(16)の挟持面(16a)のシール用突起(16b)が袋本
体(2)の内面を上記口板押さえ(15)側へ付勢する。これ
により、図4に示すように、上記口板押さえ(15)と上記
フィルター押さえ(16)とによって口板(3)と袋本体(2)
とが密着した状態で挟持された集塵袋(1)が完成する。
【0052】上述の集塵袋(1)は、図3に示すように、
次のようにして電気掃除機(6)の集塵部(7)に装着され
る。即ち、上記集塵袋(1)の口板(3)の下端を、図3の
実線図に示すように、上記集塵部(7)の底面に設けた係
止部(9)に差し込み、その口板(3)の下端を中心に口板
(3)を揺動させて鉛直位置まで起こし、口板(3)の上端
を上記集塵部(7)に設けた係止片(8)に係止させる。ま
た、必要に応じて袋本体(2)を回転させることにより、
袋本体(2)を適正な向きに調節する。
【0053】この状態で、吸引ホースの吸引パイプ(20)
を電気掃除機(6)の集塵口(21)に挿入することにより、
上記吸引パイプ(20)が、接続アダプター(4)のリング本
体部(14)を通って袋本体(2)内に差し入れられる。な
お、図3の電気掃除機(6)は、上記集塵口(21)に弁(22)
を設けており、上記集塵袋(1)内から塵埃がこぼれ落ち
ないようにしてある。このような機種の電気掃除機(6)
に用いる集塵袋(1)では、接続アダプター(4)のリング
本体部(14)に薄膜(19)を設けていなくてもよい。
【0054】一方、袋本体(2)内が塵埃で一杯になった
場合には、上記集塵部(7)の係止片(8)を操作して係止
片(8)から口板(3)の上端を外し、電気掃除機(6)の集
塵部(7)から集塵袋(1)を取り出したのち、接続アダプ
ター(4)の取っ手(17)を指で摘んで引っ張り、上記集塵
袋(1)から接続アダプター(4)を取り外す。その後、上
述の手順で新しい袋本体(2)と、口板(3)とを接続アダ
プター(4)で連結する。
【0055】このように、接続アダプター(4)の口板押
さえ(15)とフィルター押さえ(16)との間に口板(3)と袋
本体(2)とを挟み込んでこれらを連結したので、口板
(3)に対して袋本体(2)を自由に回転させることができ
る。従って、袋本体(2)を適正な向きに調節して上記集
塵部(7)に装着することができる。
【0056】また、口板(3)と袋本体(2)とを接続アダ
プター(4)によって連結したときには、接続アダプター
(4)の口板押さえ(15)の挟持面(15a)が口板(3)に、フ
ィルター押さえ(16)の挟持面(16a)が袋本体(2)の内面
にそれぞれ当接するので、集塵袋(1)を電気掃除機(6)
の集塵部に装着した使用時に、電気掃除機(6)の吸引力
で袋本体(2)が引っ張られても、口板(3)や袋本体(2)
が接続アダプター(4)から抜けず、接続アダプター(4)
での口板(3)と袋本体(2)との挟持を維持できる。
【0057】なお、上記接続アダプター(4)は、次のよ
うに変更可能である。即ち、上記説明では、図1(B)に
示すように、上記フィルター押さえ(16)のシール用突起
(16b)を断面三角形に形成してあるが、これに限られる
ものではなく、例えば図5に示すように、断面半円状に
形成してもよい。
【0058】また、上記説明では、上記口板押さえ(15)
の挟持面(15a)を口板(3)に平行となるようにしてある
が[図4参照]、これに限られるものではなく、例えば図
6(A)に示すように、上記口板押さえ(15)の挟持面(15
a)を逆テーパ状に傾斜させてもよく、あるいは図6
(B)に示すように、断面円弧状に湾曲させてもよい。さ
らに、取っ手(17)や薄膜(19)や切れ目(18)は、必ずしも
設けなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる掃除機用集塵袋の接続アダプタ
ーの実施の一形態を示すものであり、図1(A)は上記接
続アダプターの平面図、図1(B)は図1(A)のB−B線
矢視断面図である。
【図2】上記本発明にかかる集塵袋の斜視図である。
【図3】上記集塵袋の電気掃除機への取り付け操作を説
明する断面図である。
【図4】上記接続アダプターの作用を説明するための断
面図である。
【図5】上記接続アダプターのフィルター押さえの変形
例を示す拡大断面図である。
【図6】図6(A)(B)は、上記接続アダプターの口板押
さえの変形例をそれぞれ示す拡大断面図である。
【図7】従来の使い捨てタイプの集塵袋を示す斜視図で
ある。
【図8】従来技術の集塵袋を説明するための図であり、
図8(A)は、その集塵袋を示す拡散分解図、図8(B)
は、従来技術の集塵袋にかかる接続アダプターの拡散分
解図、図8(C)は、その接続アダプターの断面図であ
る。
【符号の説明】
2…袋本体、3…口板、4…接続アダプター、5…袋本
体の開口、13…口板の含塵空気吸引口、14…接続アダプ
ターのリング本体部、15…接続アダプターの口板押さ
え、16…接続アダプターのフィルター押さえ、16a…フ
ィルター押さえの挟持面、16b…フィルター押さえのシ
ール用突起、17…取っ手、18…切れ目、19…薄膜。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルター機能を有する袋本体(2)に設
    けた開口(5)と、口板(3)に設けた含塵空気吸引口(13)
    とを重ねた状態で、上記袋本体(2)と上記口板(3)とを
    連結する掃除機用集塵袋において、 上記口板(3)の含塵空気吸引口(13)に内嵌可能なリング
    本体部(14)と、上記リング本体部(14)の一端部の外周面
    に沿って設けた口板押さえ(15)と、上記リング本体部(1
    4)の他端部の外周面に沿って設けたフィルター押さえ(1
    6)とによって接続アダプター(4)を構成するとともに、
    その接続アダプター(4)全体をゴム状弾性を有する材料
    で形成し、 上記口板押さえ(15)と上記フィルター押さえ(16)とは、
    上記リング本体部(14)の外径よりも大きな外径を有する
    ように構成し、 上記口板押さえ(15)に面する上記フィルター押さえ(16)
    の挟持面(16a)にシール用突起(16b)を設け、 上記フィルター押さえ(16)を上記袋本体(2)内に配置し
    た状態で、上記リング本体部(14)を上記口板(3)の含塵
    空気吸引口(13)に内嵌させて、上記口板押さえ(15)と上
    記フィルター押さえ(16)との間に上記口板(3)と上記袋
    本体(2)とを重ねて挟み込むことにより、上記口板(3)
    と上記袋本体(2)とを連結するように構成した、 ことを特徴とする掃除機用集塵袋の接続アダプター。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した掃除機用集塵袋の接
    続アダプターにおいて、 前記接続アダプター(4)の一端部に取っ手(17)を設け
    た、 ことを特徴とする掃除機用集塵袋の接続アダプター。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した掃除機用集塵
    袋の接続アダプターにおいて、 前記接続アダプター(4)のリング本体部(14)の内周面
    に、ゴム状弾性を有する環状の薄膜(19)を設けた、 ことを特徴とする掃除機用集塵袋の接続アダプター。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載した掃
    除機用集塵袋の接続アダプターにおいて、 少なくとも前記接続アダプター(4)の口板押さえ(15)に
    切れ目(18)を設けた、 ことを特徴とする掃除機用集塵袋の接続アダプター。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載した掃
    除機用集塵袋の接続アダプターにおいて、 前記接続アダプター(4)を、ゴム状弾性と導電性とを合
    わせ持つように構成した、 ことを特徴とする掃除機用集塵袋の接続アダプター。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1199022A1 (de) * 2000-10-17 2002-04-24 Klaus Poschner Verbindungseinrichtung für Auffangbeutel
EP2762049A1 (de) * 2013-02-03 2014-08-06 Sovi GmbH Adaptervorrichtung zur Befestigung eines Staubsaugerbeutels an einer Halteplatte
RU2765079C2 (ru) * 2016-11-23 2022-01-25 Актиеболагет Электролюкс Компоненты контейнера для сбора пыли пылесоса

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