JPH10313587A - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JPH10313587A
JPH10313587A JP10109679A JP10967998A JPH10313587A JP H10313587 A JPH10313587 A JP H10313587A JP 10109679 A JP10109679 A JP 10109679A JP 10967998 A JP10967998 A JP 10967998A JP H10313587 A JPH10313587 A JP H10313587A
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Akio Tamagawa
秋雄 玉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電力増幅用の演算増幅回路で、入力電圧を急激
に切り換えたときのプッシュプル出力段の貫通電流を防
止する。又、クロスオーバー歪みを低減する。 【解決手段】入力段の差動オペアンプ10、第1カレン
トミラー回路6、第2カレントミラー回路7及びプッシ
ュプル出力段19で構成する。第1カレントミラー回路
6は、高位電源電位VDDを基準としたオペアンプ10の
出力電圧をグランド電位を基準とする電圧に反転増幅
し、プッシュプル出力段19のpMOSトランジスタQ
P3を駆動する。第2カレントミラー回路7は、グランド
電位を基準としたオペアンプ10の出力電圧を高位電源
電位VDDを基準とする電圧に反転増幅し、プッシュプル
出力段19のnMOSトランジスタQN3を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スク装置のボイスコイルモータなどに用いて好適な、B
級電力増幅用の演算増幅回路に関し、特に、その動作時
の交流的貫通電流の発生防止とクロスオーバ歪み軽減の
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の電力増幅用演算増幅回路
(以後、オペアンプ回路と記す)の例が、アイイーイー
イー・ジャーナル・オブ・ソリッドステート・サーキッ
ツ(IEEE Journal of Solid−S
tate Circuits),第SC−18,第6
号,1983年12月,第624〜629頁および、ア
イイーイーイー・ジャーナル・オブ・ソリッドステート
・サーキッツ(IEEEJournal of Sol
id−State Circuits),第SC−2
0,第6号,1985年12月,第1200〜1205
頁に記載されている。その従来のパワーオペアンプ回路
の回路図を図8に示す。図8を参照して、この図に示す
パワーオペアンプ回路は、第一オペアンプ10と、第二
オペアンプ23と、第三オペアンプ24と、プッシュプ
ル出力段19とから構成される。第一オペアンプ10の
出力点は、第二,第三のオペアンプ23,24の反転入
力点に入力され、第二オペアンプ23の出力点はプッシ
ュプル出力段のpMOSトランジスタQP3を駆動し、第
三オペアンプ24の出力点はプッシュプル出力段のnM
OSトランジスタQN3を駆動する。プッシュプル出力段
19の信号は第二,第三のオペアンプ23,24の非反
転入力点にフィードバックされる。
【0003】第一オペアンプ23の反転入力端子4の電
位(IN- )を固定し、非反転入力端子3の電位(IN
+ )を反転入力端子4の電位よりも高くすると、ハイレ
ベルが出力される。その信号は、第二オペアンプ23と
第三オペアンプ24の反転入力点に入力される。第二オ
ペアンプ23はロウレベルを出力し、プッシュプル出力
段のpMOSトランジスタQP3をオンさせる。第三オペ
アンプ24はロウレベルを出力し、プッシュプル出力段
のnMOSトランジスタQN3をオフさせる。その結果、
このパワーオペアンプ回路の出力端子5の出力OUTは
ハイレベルとなる。
【0004】第一オペアンプ10の非反転入力端子3の
電位(IN+ )を反転入力端子4の電位(IN- )より
も低くすると、上記とは逆の動作によりこのパワーオペ
アンプ回路の出力端子5の出力OUTはロウレベルとな
る。
【0005】第一オペアンプ10の反転入力端子4と非
反転入力端子3の電位とが等しい場合、第一オペアンプ
10は電源電圧(=VDD)の半分の電位を出力し、その
電位が第二オペアンプ23と第三オペアンプ24の反転
入力点に入力される。第二オペアンプ23と第三オペア
ンプ24の非反転入力点にはこのパワーオペアンプ回路
の出力端子5の電位がフィードバックされている。仮
に、この電位が電源電圧の半分であったとすると、第
二、第三のオペアンプ23,24の反転入力点、非反転
入力点には同じ電位が入力される。第二,第三のオペア
ンプ23,24には入力オフセット電圧VOSが設定され
ており、反転入力点と非反転入力点に同電位が入力され
ると、第二オペアンプ23はハイレベルを出力し、第三
オペアンプ24はロウレベルを出力する。そのため、プ
ッシュプル出力段のpMOSトランジスタQP3とnMO
SトランジスタQN3はオフし、このパワーオペアンプ回
路の出力端子5は電源電圧の半分の電位を出力する。
【0006】上記の通り、このパワーオペアンプ回路で
はその出力電圧がハイレベル、中間レベル、ロウレベル
のいずれにおいても、pMOSトランジスタQP3または
nMOSトランジスタQN3のどちらかはオフしているた
め、電源端子1からグランド端子2に向かって貫通電流
が流れることはない。すなわちB級のパワーアンプを構
成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のパワーオペアンプ回路には、入力電圧を急激に
切り換えると貫通電流が流れ、また、クロスオーバー歪
みが大きいという欠点があった。以下に、図9のタイミ
ングチャートと図8の回路図とを参照して、第1の欠点
である貫通電流の発生メカニズムを説明する。入力電圧
がロウレベルからハイレベルに変化すると、第一オペア
ンプ10の遅延時間と第二、第三のオペアンプ23,2
4の遅延時間だけ経過した後、プッシュプル出力段のp
MOSトランジスタQP3のゲート電圧とnMOSトラン
ジスタQN3のゲート電圧が図9(b)のようにハイレベ
ルからロウレベルに変化する。入力信号がpMOSトラ
ジスタQP3およびnMOSトラジスタQN3のゲートに到
達するまでの経路は、いずれの場合もオペアンプ2段を
通過するため、ゲート電圧は同時に変化し始める。オペ
アンプのスルーレイトを10V/μs、電源電圧VDDを
10Vとすると、ゲート電圧が変化し終わるまでの時間
は1μsとなる。この間、プッシュプル出力段のpMO
SトランジスタとQP3とnMOSトランジスタQN3とは
共にオン状態となる。従って、電源からグランドに向け
て貫通電流が流れてしまう。
【0008】次に、第二の欠点であるクロスオーバー歪
みについて、図8の回路図を参照して説明する。従来の
パワーオペアンプ回路ではB級動作させるために、第二
オペアンプ23と第三オペアンプ24の入力段に入力オ
フセット電圧VOSを設定している。これは第一オペアン
プ10の出力電圧が電源電圧の半分のときに、第二オペ
アンプ23の出力をハイレベル、第三オペアンプ24の
出力をロウレベルにして、プッシュプル出力段を構成す
るpMOSトランジスタQP3およびnMOSトランジス
タQN3の両方をオフさせるためである。この入力オフセ
ット電圧は通常、20mV以上に設定する必要がある。
なぜならば、入力オフセット電圧は製造上のばらつきに
より、20mV程度ばらつくからである。この製造上の
ばらつきのため、設計上の入力オフセット電圧は大きめ
に設定しなければならない。このように、入力オフセッ
ト電圧を設定することにより、プッシュプル出力段の貫
通電流は防止できる。ところが、この入力オフセット電
圧の設定は、クロスオーバー歪みが大きくなるという副
作用をもたらす。すなわち、パワーオペアンプ回路の出
力電圧がロウレベルからハイレベルに変化する場合、プ
ッシュプル出力段のトランジスタはnMOSトランジス
タQN3からpMOSトランジスタQP3に動作が切り替わ
るが、この切り替わる瞬間に両者がオフするため、出力
波形にクロスオーバー歪みが表れるのである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電力増幅用の演
算増幅回路は、差動増幅器により構成される入力段と、
その差動増幅器の出力信号に応じて動作するpチャネル
型及びnチャネル型のMOS電界効果型トランジスタか
らなるプッシュプル構成の出力段とを含んで成る演算増
幅回路において、前記差動増幅器の出力点から前記pチ
ャネル型MOS電界効果型トランジスタに至る信号伝達
経路中に、高位電源電位を基準とした前記差動増幅器の
出力電圧をグランド電位を基準とする電圧に反転し、そ
の反転後の信号で前記プッシュプル出力段のpチャネル
型MOS電界効果型トランジスタを駆動する第1の電圧
反転手段と、前記差動増幅器の出力点から前記nチャネ
ル型MOS電界効果型トランジスタに至る信号伝達経路
中に、グランド電位を基準とした前記差動増幅器の出力
電圧を高位電源電位を基準とする電圧に反転し、その反
転後の信号で前記プッシュプル出力段のnチャネル型M
OS電界効果型トランジスタを駆動する第2の電圧反転
手段とを設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施例につ
いて、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1
の実施例の回路図である。図1を参照して、本実施例の
パワーオペアンプ回路は、オペアンプ10と第一カレン
トミラー回路6と第二カレントミラー回路7とプッシュ
プル出力段19とから構成される。第一カレントミラー
回路6は、pMOSトランジスタ対QP1,QP2と、抵抗
対R1 ,R2 とから構成される。第二カレントミラー回
路7は、nMOSトランジスタ対QN1,QN2と、抵抗対
R3 ,R4とから構成される。プッシュプル出力段19
は、pMOSトランジスタQP3とnMOSトランジスタ
QN3とから構成される。
【0011】オペアンプ10の出力点は、第一カレント
ミラー回路6と第二カレントミラー回路7の入力点に接
続される。第一カレントミラー回路6の出力点はプッシ
ュプル出力段19を構成するpMOSトランジスタQP3
のゲート電極に接続される。第二カレントミラー回路7
の出力点はプッシュプル出力段19を構成するnMOS
トランジスタQN3のゲート電極に接続される。
【0012】オペアンプ10の一例の回路図を、図2に
示す。
【0013】以下に、本実施例の動作について説明す
る。オペアンプ10の反転入力端子4の電位(IN- )
を固定し、非反転入力端子3の電位(IN+ )を反転入
力端子4の電位よりも高くすると、ハイレベルが出力さ
れる。そのハイレベル信号は第一カレントミラー回路6
と第二カレントミラー回路7の入力点に入力される。第
一カレントミラー回路6はロウレベルを出力し、プッシ
ュプル出力段のpMOSトランジスタQP3をオンさせ
る。第二カレントミラー回路7はロウレベルを出力し、
プッシュプル出力段のnMOSトランジスタQN3をオフ
させる。その結果、パワーアンプの出力端子5の出力O
UTはハイレベルとなる。
【0014】オペアンプ10の非反転入力端子3の電位
(IN+ )を反転入力端子4の電位(IN- )よりも低
くすると、上記とは逆の動作によりパワーアンプの出力
端子5の出力OUTはロウレベルとなる。
【0015】次に、オペアンプ10の反転入力端子4と
非反転入力端子3の電位が等しい場合の動作について、
図3の回路図を参照して説明する。説明を簡単にするた
め電源電圧はVDD=10V、各トランジスタのしきい値
電圧Vt は1Vとする。オペアンプ10の反転入力端子
4と非反転入力端子3の電位が等しいと、オペアンプ1
0は電源電圧VDD(=10V)の半分の電位、すなわち
5Vを出力する。このとき、第一カレントミラー回路6
を構成するpMOSトランジスタQP1と抵抗R1 には、
それぞれ1Vと4Vが印加される。pMOSトランジス
タQP1,QP2がカレントミラーを構成しているため、ト
ランジスタサイズを等しくすると、抵抗R1 と抵抗R2
には同じ大きさの電流が流れる。そこで、抵抗R1 と抵
抗R2 の抵抗値の比を4対9に設定しておくと、抵抗R
2 には9Vが印加される。又、プッシュプル出力段を構
成するpMOSトランジスタQP3のゲートには1Vが印
加され、このトランジスタQP3はちょうどオンし始めの
状態となる。
【0016】一方、第二カレントミラー回路7を構成す
るnMOSトランジスタQN1と抵抗R3 には、それぞれ
1Vと4Vが印加される。nMOSトランジスタQN1,
QN2がカレントミラーを構成しているため、トランジス
タサイズを等しくすると抵抗R3 と抵抗R4 には同じ大
きさの電流が流れる。そこで、抵抗R3 と抵抗R4 との
抵抗値の比を4対9に設定しておくと、抵抗R4 には9
Vが印加される。又、プッシュプル出力段を構成するn
MOSトランジスタQN3のゲートには1Vが印加され、
このトランジスタQN3はちょうどオンし始めの状態とな
る。pMOSトランジスタQP3およびnMOSトランジ
スタQN3の両方がまだ完全にオンしていないため、貫通
電流が流れることはない。このとき、このパワーオペア
ンプ回路は電源電圧の半分の電位を出力する。
【0017】上記の通り、本実施例のパワーオペアンプ
回路は、出力電圧がハイレベル、中間レベル、ロウレベ
ルのいずれにおいても、pMOSトランジスタQP3また
はnMOSトランジスタQN3のどちらかはオフしている
ため、電源端子1からグランド端子2に向かって貫通電
流が流れることはない。すなわちB級のパワーアンプを
構成している。
【0018】次に、図4のタイミングチャートと図1の
回路図とを参照して、入力電圧を急激に切り替えたとき
の動作について説明する。オペアンプ10の出力電圧は
図4(a)に示すとおり、スルーレイトで決まる傾きを
持ってロウレベルからハイレベルに変化する。このオペ
アンプ10の出力電圧は第一カレントミラー回路6と第
二カレントミラー回路7に入力される。第一カレントミ
ラー回路6の出力はプッシュプル出力段のpMOSトラ
ンジスタQP3のゲートを駆動する。第二カレントミラー
回路7の出力はプッシュプル出力段のnMOSトランジ
スタQN3のゲートを駆動する。
【0019】オペアンプ10の出力電圧が電源電圧VDD
の半分になったとき、図4(b)に示すとおり、プッシ
ュプル出力段のpMOSトランジスタQP3のゲート電圧
はVDDとなっており、このpMOSトランジスタQP3は
オンし始めの状態となっている。一方、プッシュプル出
力段のnMOSトランジスタQN3のゲート電圧はグラン
ドレベルとなっており、このnMOSトランジスタQN3
もオンし始めの状態となっている。pMOSトランジス
タQP3およびnMOSトランジスタQN3の両方がまだ完
全にオンしていないため、図4(c)に示すとおり、貫
通電流が流れることはない。
【0020】従来のパワーオペアンプ回路では、入力オ
フセット電圧を設定してプッシュプル出力段のトランジ
スタが両方ともオフの状態を作り出して貫通電流を防止
していた。これに対し、本実施例のパワーオペアンプ回
路では、カレントミラー回路の抵抗値を調整し、プッシ
ュプル出力段のトランジスタが両方ともオンし始めの状
態を作り出して、貫通電流を防止している。従って、両
方のトランジスタが同時にオフしている期間が無く、ク
ロスオーバー歪みを低減できる。
【0021】次に、本発明の第2の実施例について、説
明する。図5は、本発明の第2の実施例のパワーオペア
ンプ回路の回路図である。図1の実施例では、第一のカ
レントミラー回路6を構成する抵抗R2 と第二カレント
ミラー回路7を構成する抵抗R4 とを別々に構成してい
たが、この第2の実施例では抵抗R5 として共通化して
いる。抵抗R5 の値を図1におけるR2 の値または抵抗
R4 の値と同じにすれば、抵抗の数が減りチップ面積を
小さくできるとともに、カレントミラー回路部での消費
電流を低減することができる。
【0022】次に、本発明の第3の実施例について、説
明する。図6は、本発明の第3の実施例のパワーオペア
ンプ回路の回路図である。この実施例では、第一カレン
トミラー回路6とプッシュプル出力段のpMOSトラン
ジスタQP3との間にバッファ21を挿入し、第二カレン
トミラー回路7とプッシュプル出力段のnMOSトラン
ジスタQN3との間にバッファ22を挿入している。バッ
ファ21とバッファ22の回路図を図7(a),(b)
に示す。バッファ21はpMOSトランジスタ構成のソ
ースフォロワバッファであり、バッファ22はnMOS
トランジスタ構成のソースフォロワバッファである。こ
れらのバッファを挿入することにより、カレントミラー
回路の駆動能力が小さくても大きな出力トランジスタを
駆動することが可能となり、チップ面積を小さく抑える
ことができるとともに、カレントミラー回路での消費電
流を小さく抑えることが可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電力
増幅用の演算増幅回路は、差動増幅器により構成される
入力段と、pMOSトランジスタ及びnMOSトランジ
スタからなるプッシュプル構成の出力段とを含んで成る
演算増幅回路に対して、差動増幅器の出力点からpMO
Sトランジスタに至る信号伝達経路中に、高位電源電位
を基準とした差動増幅器の出力電圧をグランド電位を基
準とする電圧に反転し、その反転後の信号でプッシュプ
ル出力段のpMOSトランジスタを駆動する電圧反転手
段と、差動増幅器の出力点からnMOSトランジスタに
至る信号伝達経路中に、グランド電位を基準とした差動
増幅器の出力電圧を高位電源電位を基準とする電圧に反
転し、その反転後の信号でプッシュプル出力段のnMO
Sトランジスタを駆動する電圧反転手段とを設けて、プ
ッシュプル出力段のトランジスタが両方ともオンし始め
の状態を作り出している。
【0024】これにより本発明によれば、両方のトラン
ジスタが同時にオフ状態にある期間を無くし、クロスオ
ーバー歪みを低減できる。又、入力電圧を急激に切り換
えたときの貫通電流発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の回路図である。
【図2】図1に示す回路図中の、オペアンプ10の一例
の回路図である。
【図3】図1に示す回路において2つの入力端子3,4
の電圧が等しいときの、回路の電圧分布の状態を示す図
である。
【図4】図1に示す回路において入力電圧を急激に切り
換えたときの動作を説明するための、タイミングチャー
ト図である。
【図5】本発明の第2の実施例の回路図である。
【図6】本発明の第3の実施例の回路図である。
【図7】図6に示す回路図中の、バッファ21及びバッ
ファ22それぞれの一例の回路図である。
【図8】従来のパワーオペアンプ回路の一例の回路図で
ある。
【図9】図8に示す回路の動作タイミングチャート図で
ある。
【符号の説明】
1 電源端子 2 グランド端子 3,4 入力端子 5 出力端子 6,7 カレントミラー回路 10 オペアンプ 19 出力段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電源ラインと出力端子との間に接続
    された第1のスイッチング素子と、前記出力端子と第2
    の電源ラインとの間に接続された第2のスイッチング素
    子と、 入力電圧が印加される入力端と、前記入力信号
    に応答して前記出力端子に出力される出力電圧がハイレ
    ベルからローレベルもしくはローレベルからハイレベル
    に変化するときに前記第1のスイッチング素子をオン状
    態からオフ状態にすると共に前記第2のスイッチング素
    子をオフ状態からオン状態とする、または、前記第1の
    スイッチング素子をオフ状態からオン状態にすると共に
    前記第2のスイッチング素子をオン状態からオフ状態と
    する制御回路とを備えることを特徴とする増幅回路。
  2. 【請求項2】前記制御回路は入力が前記入力端に接続さ
    れ出力が前記第1のスイッチング素子の制御端子に接続
    された第1のカレントミラー回路と、入力が前記入力端
    に接続され出力が第2のスイッチング素子の制御端子に
    接続された第2のカレントミラー回路とを備えることを
    特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  3. 【請求項3】前記第1のカレントミラー回路は、前記第
    1の電源ラインと第1の節点との間に接続され制御端子
    が前記第1の節点に接続された一導電型の第1のトラン
    ジスタと、前記第1の節点と前記入力端との間に接続さ
    れた第1の抵抗素子と、前記第1の電源ラインと前記第
    1のスイッチング素子の制御端に接続された第2の節点
    との間に接続され制御端子が前記第1の節点に接続され
    た前記一導電型の第2のトランジスタと、前記第2の節
    点と前記第2の電源ラインとの間に接続された第2の抵
    抗素子とを備え、前記第2のカレントミラー回路は、前
    記第2の電源ラインと第3の節点との間に接続され制御
    端子が前記第3の節点に接続された第二導電型の第3の
    トランジスタと、前記第3の節点と前記入力端との間に
    接続された第3の抵抗素子と、前記第2の電源ラインと
    前記第2のスイッチング素子の制御端子に接続された前
    記第4の節点との間に接続され制御端子が前記第3の節
    点に接続された第4のトランジスタと、前記第4の節点
    と前記第1の電源ラインとの間に接続された第4の抵抗
    素子とを備えることを特徴とする請求項2記載の増幅回
    路。
  4. 【請求項4】前記第1のカレントミラー回路は、前記第
    1の電源ラインと第1の節点との間に接続され制御端子
    が前記第1の節点に接続された一導電型の第1のトラン
    ジスタと、前記第1の節点と前記入力端との間に接続さ
    れた第1の抵抗素子と、前記第1の電源ラインと前記第
    1のスイッチング素子の制御端に接続された第2の節点
    との間に接続され制御端子が前記第1の節点に接続され
    た前記一導電型の第2のトランジスタと、前記第2の節
    点と第3の節点との間に接続された第2の抵抗素子とを
    備え、前記第2のカレントミラー回路は、前記第2の電
    源ラインと第4の節点との間に接続され制御端子が前記
    第4の節点に接続された第二導電型の第3のトランジス
    タと、前記第4の節点と前記入力端との間に接続された
    第3の抵抗素子と、前記第2の電源ラインと前記第2の
    スイッチング素子の制御端子に接続された前記第3の節
    点との間に接続され制御端子が前記第4の節点に接続さ
    れた第4のトランジスタとを備えることを特徴とする請
    求項2記載の増幅回路。
  5. 【請求項5】前記第1のスイッチング素子は第1の閾値
    電圧を有する一導電型の第1のトランジスタ、前記第2
    のスイッチング素子は第2の閾値電圧を有する第二導電
    型の第2のトランジスタによって構成され、前記制御回
    路は前記入力電圧の変化に応答して前記出力電圧がハイ
    レベルからローレベルもしくはローレベルからハイレベ
    ルに変化するときに前記第1のトランジスタの制御端子
    には前記第1の閾値電圧と同じ電圧を供給し、前記第2
    のトランジスタの制御端子には前記第2の閾値電圧と同
    じ電圧を供給することを特徴とする請求項1記載の増幅
    回路。
  6. 【請求項6】前記第1、第2、第3及び第4のトランジ
    スタは絶対値で同じ閾値電圧を、前記第1の抵抗素子と
    第2の抵抗素子とは同じ抵抗値を、前記第3の抵抗素子
    と前記第4の抵抗素子とは同じ抵抗値を有することを特
    徴とする請求項3記載の増幅回路。
  7. 【請求項7】前記第1、第2、第3及び第4のトランジ
    スタは絶対値で同じ閾値電圧を、前記第1の抵抗素子と
    第2の抵抗素子とは同じ抵抗値を有することを特徴とす
    る請求項4記載の増幅回路。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6586995B1 (en) 2002-04-03 2003-07-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Amplifier
US6861880B2 (en) 2002-09-30 2005-03-01 Denso Corporation Driving circuit for push-pull operated transistors
US6903610B2 (en) 2002-06-28 2005-06-07 Denso Corporation Operational amplifying circuit and push-pull circuit
JP2007208486A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Mitsumi Electric Co Ltd 出力回路
JP2014517661A (ja) * 2011-06-23 2014-07-17 クゥアルコム・インコーポレイテッド 低電圧で電力効率のよいエンベロープトラッカ

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