JPH10313520A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JPH10313520A
JPH10313520A JP9120005A JP12000597A JPH10313520A JP H10313520 A JPH10313520 A JP H10313520A JP 9120005 A JP9120005 A JP 9120005A JP 12000597 A JP12000597 A JP 12000597A JP H10313520 A JPH10313520 A JP H10313520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus bar
case
vehicle body
reinforcing plate
junction box
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9120005A
Other languages
English (en)
Inventor
Seijitsu Kobayashi
誠実 小林
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接続箱に収容したバスバーを用いて、車
体への固定とアース接続を図る場合に、柔軟なバスバー
を用いているにかかわらず取付強度を高める。 【解決手段】 ケース1から突出させたバスバーを車体
ボデーに取り付けて、該ケースを車体に固定すると同時
に上記ケース内のバスバー回路をアース接続する電気接
続箱であって、バスバーとして無酸素銅系導電板を用い
る一方、剛性を有する導電性補強板5を設け、該導電性
補強板の一端側を上記ケース1に固定すると共に、他端
側を上記ケースから突出させた上記バスバーの突出部2
と上記車体ボデー7の間に介在させて、ボルトにより上
記バスバーを車体に締結固定し、同時に、上記バスバー
を上記導電性補強板部を介して車体ボデーにアース接続
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
る電気接続箱であって、詳しくは、ケースから突出させ
たバスバーにより車体に固定すると同時にケース内のバ
スバー回路をアース接続するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のバッテリと各種電装品間に介設
される電気接続箱は、図5に示すようにケース30内に
所望の回路パターンを有するバスバー(図示せず)を収
容し、ケースに30に設けたダイオード装着部32、ヒ
ューズ装着部33、コネクタ装着部等の内部に、バスバ
ーより突設したタブを突出させて、外部端子と接続させ
ている。
【0003】上記電気接続箱では、図5および図6に示
すように、ケース30に収容したバスバーの一部をケー
ス30の側面から突出させ、このバスバー突出部31に
貫通穴を設け、該貫通穴を通して車体35の取付穴35
aにボルト34をネジ込むことにより、車体35にケー
ス30を固定すると同時に、ケース30内のバスバー回
路を車体35に電気接続してアース接続する場合があ
る。
【0004】上記ケース30を車体35に固定するに
は、バスバー突出部31に所要の強度が必要となり、よ
って、従来は、バスバーとしては、所定の厚みを有する
黄銅板にすずめっきを施したものが用いられている。即
ち、黄銅板は接触抵抗が安定しないため、バスバーのタ
ブとコネクタの端子を含む外部端子との接触信頼性がひ
くく、そのため、黄銅板の表面にすずめっきが施されて
いる。このすずメッキされた黄銅板をバスバー材料とし
て用いると、所要の強度を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、接触抵
抗を安定させるためには、すずめっき加工が必要とな
り、その結果、コスト高となる。また、ケースの取付強
度を得るには、バスバーに所要の厚みが必要となる。そ
の結果、厚肉のバスバーを電気接続箱に収容するため、
電気接続箱の小型化の妨げとなる問題がある。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、バスバーのコストを低下でき、かつ、電気接続箱の
小型化を図れるようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項 1で、ケースから突出させたバ
スバーを車体ボデーに取り付けて、該ケースを車体に固
定すると同時に上記ケース内のバスバー回路をアース接
続する電気接続箱であって、上記バスバーとして無酸素
銅系導電板を用いる一方、剛性を有する導電性補強板を
設け、該導電性補強板の一端側を上記ケースに固定する
と共に、他端側を上記ケースから突出させた上記バスバ
ーの突出部と上記車体ボデーの間に介在させて、ボルト
により上記バスバーを車体に締結固定し、同時に、上記
バスバーを上記導電性補強板を介して車体ボデーにアー
ス接続している電気接続箱を提供している。
【0008】上記は無酸素銅系導電板は、従来用いてい
た黄銅系導電板よりも接触抵抗が安定しているためにメ
ッキを施す必要がなくなり、その分、コスト低下させる
ことができる。また、導電性がよいために、同一電流量
を流す場合には、その肉厚を薄くでき、その結果、電気
接続箱の薄型化、小型化を図ることができる。しかしな
がら、この無酸素銅系導電板は柔軟で剛性が低いため
に、上記のように、剛性を有する導電性補強板を用いて
いる。
【0009】上記のようにケースから突出させた柔軟な
無酸素銅系導電板からなるバスバーの突出部と上記車体
間に、鉄系の剛性を有する導電性補強板の介在させるこ
とで、バスバーを補強でき、よって、ケースの車体への
取付け強度を高めることができる。また、バスバーとし
て、上記のように導電性の高い無酸素銅系導電板を用い
ていると共に、導電性補強板を介して車体ボデーと接触
させているため、バスバーのアース接続の信頼性も高め
ることができる。
【0010】さらに、本発明は、請求項2で、ケースか
ら突出させたバスバーを車体ボデーに取り付けて、該ケ
ースを車体に固定すると共に上記ケース内のバスバー回
路をアース接続する電気接続箱であって、上記バスバー
として無酸素銅系導電板を用いると共に、該バスバーの
ケースから突出部を突出させ、その先端を上記車体側に
屈曲させて弾性部を形成し、かつ、上記ケースより突出
した補強板部を該ケースと一体成形し、該補強板部を上
記バスバーの突出部と上記車体間に介在させてボルトに
より上記バスバーを車体に締結固定すると同時に、バス
バーの上記弾性部を車体ボデーに圧接させてアース接続
している電気接続箱を提供している。
【0011】上記構成とすると、ケースから突出させた
バスバーのアース接続部と車体固定部を兼ねる突出部と
上記車体間に、ケースより突設した樹脂製補強板部を介
在させることで、ケースの車体への取付け強度を高める
ことができる。また、バスバーには、その突出部の先端
に弾性部を設け、該弾性部を車体に直接的に弾性接触さ
せているため、高い接触安定性でアース接続することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。第1実施形態の電気接続箱は、図1
に示すように、樹脂成形品からなるケース1内に所望の
回路パターンを有するバスバー(図示せず)を収容し、
該バスバーより突設したタブをケース1の上面のリレー
装着部3およびヒューズ装着部4等の内部に突出させ
て、外部端子と接続させている。該バスバーは柔軟な無
酸素銅系導電板より形成している。
【0013】上記バスバーの一部をケース1の側面から
突出させて、突出部2を設け、該突出部2にボルト孔2
aを形成している。
【0014】上記バスバーの突出部2の下面には、導電
性補強板5を重ね合わせて補強するようにしている。該
導電性補強板5は、剛性を有する導電材、例えば、鉄板
からなり、図3に示すようにL字形状としており、上側
水平部5aをバスバーの突出部2の下面に重ね、垂直部
5bをケース(ロアケース)1の外周壁1aより突設し
た上面開口の挿入部1b内に挿入して固定している。
【0015】上記導電性補強板5には、バスバーの突出
部2と貫通穴2aと連通する貫通孔5cを設けており、
これら貫通穴2a、5cにボルト8を通し、車体ボデー
7の取付穴7aにねじ込むことにより、車体ボデー7に
固定している。
【0016】これにより、ケース1が車体ボデー7に固
定されるとともに、ケース1内の導電性の良いバスバー
が車体ボデー7に導電性補強板5を介して高安定接触で
アース接続される。
【0017】また、バスバーとしては、従来の黄銅板よ
りも銅含有率が高いために軟質であるが導電率の高い無
酸素銅系導電板を用いているが、導電性および硬度を有
する導電性補強板5で補強しているため、ケース1の車
体7への取付け強度を確保することができる。よって、
バスバー2自体に従来ほど強度が要求されず、薄肉化が
図れ、従来のバスバーの厚みが0.8mmの場合、0.
64mmとすることができる。また、幅も回路パターン
に応じて小さなものとすることができるため、その結
果、電気接続箱の薄型化が図れる。
【0018】図4は第2実施形態を示し、第1実施形態
と異なる点は、ケース10の側面から突出させたバスバ
ーの突出部12の下面に樹脂製補強板部13を重ね合わ
せると共に、上記バスバーの突出部12の先端に弾性部
12aを形成した点にある。上記弾性部12aは、突出
部12の先端を車体ボデー7側に逆山形に屈曲させて形
成している。
【0019】上記樹脂製補強板部13はケース10の側
面から水平方向に一体に突設させている。バスバーの突
出部12および樹脂製補強板部13には連通する貫通穴
を設け、該貫通穴にボルト8を通して車体ボデー7の取
付穴7aにねじ込むことにより車体ボデー7に固定して
いる。
【0020】これにより、ケース10が車体7に固定さ
れるとともに、バスバーの突出部12の先端の弾性部1
2aが車体7に弾性当接されてケース10内のバスバー
回路が車体ボデー7に高い安定接触性でアース接続され
る。
【0021】このようにバスバーの突出部12と車体ボ
デー7の間に、ケース10より突設した樹脂製補強板部
13を介在させることで、ケース10の車体7への取付
け強度を高めることができるため、第1実施形態と同様
に、バスバー12として、従来の黄銅板よりも銅含有率
が高いために軟質であるが導電率の高い無酸素銅系導電
板を用いることができ、コスト低減およびバスバー回路
の小型化を図ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の電気接続箱によれば、ケースから突出させたバスバー
の突出部と車体との間に、ケースと別体の導電性補強板
あるいはケースと一体の樹脂製補強板を介在させること
で、ケースの車体への取付け強度を高めることができ
る。これにより、従来のように車体への取付強度を考慮
するために従来の黄銅板を用いる必要がなくなり、該黄
銅板よりも銅含有率が高いために軟質であるが導電率の
高い無酸素系銅板を用いることができる。
【0023】したがって、従来のような、すずめっき加
工を施すことなく、バスバー自体の接触安定性を高める
ことができるため、コストを低減することができ、ま
た、バスバーの厚みおよび幅を小さくすることができる
ために小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の電気接続箱の一部平
面図である。
【図2】 図1の正面図である。
【図3】 図1の要部拡大断面図である。
【図4】 第2実施形態の要部拡大断面図である。
【図5】 従来例の平面図である。
【図6】 図5の電気接続箱の車体への取付状態を示す
正面図である。
【符号の説明】
1,10 ケース 2,12 バスバーの突出部 5 導電性補強板 7 車体ボデー 12a 弾性部 13 樹脂製補強板部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースから突出させたバスバーを車体ボ
    デーに取り付けて、該ケースを車体に固定すると同時に
    上記ケース内のバスバー回路をアース接続する電気接続
    箱であって、 上記バスバーとして無酸素銅系導電板を用いる一方、剛
    性を有する導電性補強板を設け、該導電性補強板の一端
    側を上記ケースに固定すると共に、他端側を上記ケース
    から突出させた上記バスバーの突出部と上記車体ボデー
    の間に介在させて、ボルトにより上記バスバーを車体に
    締結固定し、同時に、上記バスバーを上記導電性補強板
    を介して車体ボデーにアース接続している電気接続箱。
  2. 【請求項2】 ケースから突出させたバスバーを車体ボ
    デーに取り付けて、該ケースを車体に固定すると共に上
    記ケース内のバスバー回路をアース接続する電気接続箱
    であって、 上記バスバーとして無酸素銅系導電板を用いると共に、
    該バスバーのケースから突出部を突出させ、その先端を
    上記車体側に屈曲させて弾性部を形成し、かつ、上記ケ
    ースより突出した補強板部を該ケースと一体成形し、該
    補強板部を上記バスバーの突出部と上記車体間に介在さ
    せてボルトにより上記バスバーを車体に締結固定すると
    同時に、バスバーの上記弾性部を車体ボデーに圧接させ
    てアース接続している電気接続箱。
JP9120005A 1997-05-09 1997-05-09 電気接続箱 Withdrawn JPH10313520A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012087363A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Hitachi Cable Ltd 電極板及び電極板の製造方法
WO2017026232A1 (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 株式会社オートネットワーク技術研究所 支持部材

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Effective date: 20040803