JPH10313511A - 高圧受電設備 - Google Patents

高圧受電設備

Info

Publication number
JPH10313511A
JPH10313511A JP9120614A JP12061497A JPH10313511A JP H10313511 A JPH10313511 A JP H10313511A JP 9120614 A JP9120614 A JP 9120614A JP 12061497 A JP12061497 A JP 12061497A JP H10313511 A JPH10313511 A JP H10313511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
unit
power receiving
voltage power
units
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9120614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3521678B2 (ja
Inventor
Kazuaki Oka
和秋 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP12061497A priority Critical patent/JP3521678B2/ja
Publication of JPH10313511A publication Critical patent/JPH10313511A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3521678B2 publication Critical patent/JP3521678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数以上に分割した機能別ユニットを連結し
ても単独でも使用でき、安全性は良好で、扉を開放した
ままベースから吊り上げられるように構成した高圧受電
設備を提供する。 【解決手段】 入力用高圧ケーブル処理装置106と母
線連結器と制御用変圧器と雨水排水用溝と各機能別ユニ
ットに共通の箱体とし、機能別ユニットが連結しても単
独でもその機能が果たせるように構成した高圧受電設
備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧遮断器、高圧
コンデンサ、変圧器などを備えた高圧受電設備に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高圧受電設備を図12ないし図1
6に沿って説明する。
【0003】従来の高圧受電設備の機能別ユニットを連
結した場合における構造は、図12に示すように機能別
ユニット1と機能別ユニット2と機能別ユニット3のそ
れぞれの間を連結した後で屋根部防水カバー4を連結部
上部から覆うように取付けてあり、さらに機能別ユニッ
ト1の左側面と機能別ユニット3の右側面にはそれぞれ
側板15と扉16を取付けていた。
【0004】また、従来の高圧受電設備の機能別ユニッ
トを連結した場合における回路は、図13に示すように
機能別ユニット1と機能別ユニット2と機能別ユニット
3のそれぞれの高圧母線4と接地母線5はねじ式端子台
7,8で連結してあり、さらに制御用電源母線6も機能
別ユニット3から機能別ユニット2と機能別ユニット1
へそれぞれねじ式端子台9で連結しながら渡って行き配
電している。
【0005】そして、高圧受電設備の機能別ユニットを
分割し単独にした場合における構造は、図14に示すよ
うに連結部上部の防水カバー4を取り外すことと連結面
に側板15と扉16を取付できないことにより、外部に
対して開口部10と11が形成されていた。
【0006】また、高圧受電設備の機能別ユニットを分
割し単独にした場合における回路は、図15に示すよう
に、高圧母線4を接地母線5と制御電源母線6のそれぞ
れをねじ式端子台7,8,9のねじを緩めて取外した状
態となっている。
【0007】この高圧受電設備の機能別ユニットの連結
構造は、図12と図14に示すように取外しのきかない
側板15や覆うことのできない開口10,11があっ
て、左端にしか使えないユニットと中央にしか使えない
ユニットと右端にしか使えないユニットに区別されてお
り、組合せの順番が限定される構造になっていた。
【0008】高圧受電設備の機能別ユニットを移動する
場合における構造は、図16に示すようにL形ベース1
8,19の前後左右のそれぞれ先端近くに引っ掛け孔1
2を設け、その引っ掛け孔12に吊り上げ治具14を引
っ掛けて扉13を閉めた状態で吊り上げるようにしてい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の高圧
受電設備の構成においては、分割して機能別ユニット単
独で使用するときに外観に開口部10,11が形成され
る。この場合、内蔵された高電電圧用機器や低電圧用機
器が外部に露出することになり、人による感電事故や小
動物侵入による短絡事故を起こしたり、屋外で使用すれ
ば雨水侵入により地絡事故を起こしたりする。このこと
から分かるように従来の高圧受電設備における機能別ユ
ニットは安全性において単独使用できない欠点を有して
いた。
【0010】また、分割した機能別ユニットの各々には
入力用高圧ケーブル処理装置17や内蔵機器及びその制
御装置が機能を果たすための制御電源を供給する制御用
変圧器を内蔵していない。このことから分かるように機
能別ユニットは回路的に単独使用できない欠点を有して
いた。
【0011】また、機能別ユニットは連結一体で使用す
るとき、前記の制御電源を機能別ユニット3で用意し、
それを各々のユニットに供給しながら渡って行き配電し
ている。このことから分かるように制御電源を供給する
配線が他のユニットまで延びて、配線が長距離になると
いう欠点を有していた。
【0012】また、機能別ユニットの組合せの順番を限
定する構造になっていた。このことから分かるように機
能別ユニットの組合せの配列順番を自由に決めることが
できない欠点を有していた。
【0013】さらに、分割した機能別ユニットを設置現
場へ据付けするとき、設置用基礎から立ち上がっている
電力ケーブルを機能別ユニット内に収納しなければなら
ないが、その収納作業を行うため扉13を開放してから
L形ベース18,19に吊り上げ治具14を引っ掛け吊
り上げ移動すると、扉13に吊り上げ治具14が当たり
扉13の一部を破損していた。このことから分かるよう
に機能別ユニットの扉13を開放状態のままでは、吊り
上げて電力ケーブルの収納作業ができないという欠点を
有していた。
【0014】したがって、この高圧受電設備において
は、機能別ユニットを構造的にも回路的にも連結一体使
用や単独使用もでき、また組合わせの順番を自由に選択
できて、しかも安全性は良好で、さらに設置現場への据
付けも扉を開放状態でベースを吊り上げ治具で吊り上げ
られるように構成されたものが要求されていた。
【0015】本発明は、機能別ユニットを配列組合せを
自在にして連結一体使用したり、分割して単独でも使用
できる高圧受電設備を提供することを一つの目的とす
る。
【0016】また、本発明は、機能別ユニットの扉を開
放した状態でベースを吊り上げ治具で吊り上げることが
できる高圧受電設備を提供することを他の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1手段は、高
圧受電設備機能を複数以上に分割して各機能別にユニッ
トにしたとき、各機能別ユニットを連結しても使用でき
るし、各機能別ユニットを単独でも使用できるように構
成したものである。
【0018】本発明の第2手段は、第1手段に加えて各
機能別ユニットとして、箱体に少なくとも主高圧遮断器
と入力用高圧ケーブル処理装置と、出力用高圧ケーブル
処理装置を内蔵した高圧受電ユニットと、箱体に少なく
とも三相変圧器と高圧コンデンサと入力用高圧ケーブル
処理装置を内蔵した三相変圧器ユニットと、箱体に少な
くとも単相変圧器と入力用高圧ケーブル処理装置を内蔵
した単相変圧器ユニットと、箱体に少なくとも高圧負荷
開閉器又は高圧遮断器と入力用高圧ケーブル処理装置と
出力用高圧ケーブル処理装置を内蔵した高圧き電ユニッ
トにそれぞれ分割したものである。
【0019】本発明の第3の手段は、第1手段に加え
て、各機能別ユニットの各々が単独で機能を果たすため
に、制御電源を供給する制御用変圧器を備えたものであ
る。
【0020】本発明の第4手段は、第1手段に加えて、
各機能別ユニットの各々を連結するとき順番を自由に組
合せできて、しかも各機能別ユニットの機能を果たすよ
う連結したものである。
【0021】本発明の第5手段は、第1手段に加えて、
各機能別ユニットを屋外で連結しても使用可能とし、ま
た単独でも側板を取付けて使用可能とするために、各機
能別ユニット間の連結部の内側に雨水排水用溝を設けた
ものである。
【0022】本発明の第6手段は、第1手段に加えて、
各機能別ユニットの各々を一体に連結使用したり単独で
使用したり2通りの使い方をするために、高圧母線間お
よび接地母線間にそれぞれねじ締付けの不要な母線連結
器を備えたものである。
【0023】本発明の第7手段は、第1手段に加えて、
各機能別ユニットを移動する場合、各機能別ユニットが
単独状態でも連結状態でも扉を開放したままで、各機能
別ユニットのU形ベースの内側の吊り上げ用孔に吊り上
げ治具を引っ掛けて吊り上げ可能に構成したものであ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の第1手段は、高圧受電設
備を複数以上に分割して各機能別ユニットにしたとき、
各機能別ユニットを一体に連結しても使用できるし、各
機能別ユニットを単独でも使用できるように構成した高
圧受電設備であり、単独でも一体に連結しても開口部の
ない構造なので、人による感電事故や小動物侵入による
短絡事故及び雨水浸水による地絡事故もなく安全に使用
できるという作用を有する。
【0025】本発明の第2手段は、第1手段の高圧受電
設備の各機能別ユニットとして、箱体に少なくとも主高
圧遮断器と入力用高圧ケーブル処理装置と出力用高圧ケ
ーブル処理装置とを内蔵した高圧受電ユニットと、箱体
に少なくとも三相変圧器と高圧コンデンサと入力用高圧
ケーブル処理装置とを内蔵した三相変圧器ユニットと、
箱体に少なくとも単相変圧器と入力用高圧ケーブル処理
装置とを内蔵した単相変圧器ユニットと、箱体に少なく
とも高圧開閉器又は高圧遮断器と入力用高圧ケーブル処
理装置と出力用高圧ケーブル処理装置とを内蔵した高圧
き電ユニットに分割した高圧受電設備であり、前記各機
能別ユニットが各々ユニットごとに入力用高圧ケーブル
処理装置を備えていて高圧入力ができるので、一体に連
結使用しても単独使用でも各々のユニットの機能を果た
すことが可能で2通りの使い方ができて利便性が向上す
るという作用を有する。
【0026】本発明の第3手段は第1手段の各機能別ユ
ニットの各々が単独で機能を果たすために制御電源を供
給する制御用変圧器を備えた高圧受電設備であり、前記
各機能別ユニットが各々のユニットごとに制御電源を用
意できるので、一体に連結使用しても単独使用しても各
々のユニットの機能を果たすことが可能になる利便性の
向上と制御電源供給用の配線距離が最短距離にできて事
故の発生する確率が低くなり配線の信頼性が向上する作
用を有する。
【0027】本発明の第4手段は第1手段の各機能別ユ
ニットの各々を連結するとき、配列順番を自由に組合せ
して連結できて各々のユニットの機能を果たすことがで
きる高圧受電設備であり、前記のように自由に組合せが
できることから利便性の向上と各機能別ユニットの部材
統一及び標準化が図れるという作用を有する。
【0028】本発明の第5手段は第1手段の各機能別ユ
ニットを連結して使用可能とし、単独でも側板を取付け
て使用可能とするために、各ユニット間連結部の内側に
雨水排水用溝を設けた高圧受電設備であり、連結部上部
に屋根防水カバーを設けることなく前記の雨水排水用溝
から排水できることから経済性が向上し、屋根防水カバ
ーが無くなって連結部上部に凹凸の無いすっきりした外
観が得られるという作用を有する。
【0029】本発明の第6手段は第1手段の各機能別ユ
ニット一体に連結使用したり単独使用したりするこれら
の2通りの使い方を容易に行えるようにするために、高
圧母線間及び接地母線間にそれぞれねじ締付けの不要な
母線連結器を有する高圧受電設備であり、母線連結器の
着脱が簡単になることから連結や分割を行うときに作業
時間短縮が図れるという作用を有する。
【0030】本発明の第7手段は第1手段の各機能別ユ
ニットを移動する場合各々のユニットが単独でも連結状
態ででも扉を開放したままで機能別ユニットのU形ベー
スの内側に吊り上げ治具を引っ掛けてつ吊り上げられる
ように構成した高圧受電設備であり、設置現場へ据付け
時の電力ケーブル収納作業が開放した扉前面にて容易に
行えることから据付け作業性の向上を図れるという作用
を有する。
【0031】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図11を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は高圧受電設備機能を複数以上に
分割して各々の機能別ユニットにしそれらを一体に連結
して使用する外観を示し、図1において側板105は、
機能別ユニット101と103の片側側面の開口部を塞
ぎ人による感電事故や小動物侵入による短絡事故及び雨
水浸水による地絡事故を防いで機能別ユニット101,
103を安全に使用できるという作用を行うもので、単
品部材から構成されている。また機能別ユニット102
は、左右に機能別ユニット101と103を連結するこ
とで開口部を塞ぐので、そのままで前記同様に安全に使
用できるものである。
【0032】図2は高圧受電設備機能を複数以上に分割
して各々の機能別ユニットにしそれを単独にて使用する
外観を示し、図2において側板105は、単独の機能別
ユニット101(102,103)の両側面の開口部を
塞ぎ人による感電事故や小動物侵入による短絡事故及び
雨水浸水による地絡事故を防いで機能別ユニットを安全
に使用できる作用を行うもので、図1と同一の単品部材
から構成されている。
【0033】(実施の形態2)図3は高圧受電設備の各
機能別ユニットを一体に連結使用する回路を示し、図4
は各機能別ユニットを各々単独にて使用する回路を示
し、図3と図4それぞれにおいて機能別ユニット101
は、高圧受電ユニットとして、高圧受電の動作を行うも
ので、高圧電力の入力を処理する入力用高圧ケーブル処
理装置106と事故を遮断する主高圧遮断器107と各
々ユニット間も連絡できるようにした高圧母線113と
機能別ユニット単独でも機能できるようにした出力用高
圧ケーブル処理装置108とから構成されている。
【0034】機能別ユニット102は、三相変圧器ユニ
ットとして効率良く高圧電力を低圧三相電力へ変換する
動作を行うもので、電力を変換する三相変圧器110と
力率を改善する高圧コンデンサ109と各ユニット間も
連絡できるようにした高圧母線113と機能別ユニット
単独でも機能できるように高圧電力の入力を処理する入
力用高圧ケーブル処理装置106とから構成されてい
る。
【0035】機能別ユニット103は、単相変圧器ユニ
ットとして効率よく高圧電力を低圧単相電力へ変換する
動作を行うもので、電力を変換する単相変圧器111と
各ユニット間も連絡できるようにした高圧母線113と
機能別ユニット単独でも機能できるように高圧電力の入
力を処理する入力用高圧ケーブル処理装置106とから
構成されている。
【0036】機能別ユニット104は、高圧き電ユニッ
トとして別の場所に設置される高圧受電設備へ高圧電力
を送る動作を行うもので、事故を遮断する高圧負荷開閉
器112又は高圧遮断器112と高圧電力を送るための
出力用高圧ケーブル処理装置108と各ユニット間も連
絡できる高圧母線113と機能別ユニット単独でも機能
できるように高圧電力の入力を処理する入力用高圧ケー
ブル処理装置106とから構成されている。
【0037】(実施の形態3)図5と図6は前記実施の
形態2の各機能別ユニット101ないし104に制御電
源を増設した実施の形態3を示し、制御用変圧器114
は、各機能別ユニット101ないし104を一体に連結
使用しても単独使用しても各ユニット毎に制御用電源が
用意できるという利便性の向上と制御電源供給用の配線
距離が最短距離にできて配線の事故に対する信頼性が向
上するもので、単品機器から構成されている。
【0038】(実施の形態4)図7は各機能別ユニット
101ないし104の配列順番を示し、図7において各
機能別ユニット101,102,103,104は、そ
れぞれ左・右・中央のどの配列順番でも自由に組み合わ
せ連結ができることから利便性の向上と機能別ユニット
101ないし104の部材統一及び標準化が図れるもの
で、各機能別ユニットが左右両側に連結できる箱体構造
と、左右両側に連結できる回路配線構造とを備えたもの
である。
【0039】(実施の形態5)図8は各機能別ユニット
101ないし104を連結使用する場合の雨水排水用溝
を示し、図9は各機能別ユニット101ないし104を
単独使用する場合の雨水排水用溝を示し、図8と図9そ
れぞれにおいて雨水排水用溝117は、機能別ユニット
101ないし104の連結部と左側面の雨水排水の機能
を有し、雨水排水用溝116は機能別ユニット101な
いし104の右側面の雨水排水の機能を有するもので、
雨水排水用溝117は箱体と一体に構成され、雨水排水
用溝116は側板105に装着できるように構成されて
いる。さらに前記雨水排水用溝116,117が設けら
れていることから連結部115の上部には屋根防水カバ
ーが不要なように構成されている。
【0040】(実施の形態6)図10は母線連結器と母
線の関係を示し、図10において高圧母線用の母線連結
器124は、機能別ユニットの高圧母線126をユニッ
ト間で簡単に着脱自在で連結取外しする作用を行うもの
で、挿入される側のコネクタ118と挿入する側のコネ
クタ119とユニット間連絡用高圧母線120とから構
成されている。
【0041】また、接地母線用の母線連結器125は、
機能別ユニットの接地母線127をユニット間で簡単に
着脱自在に連結取外しを行うもので、挿入される側のコ
ネクタ121と挿入する側のコネクタ122とユニット
関連絡用接地母線123とから構成されている。
【0042】(実施の形態7)図11は機能別ユニット
の吊り上げ状態を示し、図11に示すように、U形ベー
ス131,132の内側の吊り上げ用孔128に吊り上
げ治具129を引っ掛けて吊り上げ設置場所へ据え付け
る。このとき扉130を開放したまま吊り上げられるの
で、設置現場に据え付け時の電力ケーブル収納作業が開
放した扉130前面から容易に行えて据え付け作業性の
向上が図れるものである。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明の第1手段は、高圧
受電設備の機能別ユニットを一体に連結しても単独にし
ても使用でき、特に単独使用の場合に大きな開口部が形
成され高圧充電部が露出する従来の設備に比較すると、
どの使い方においても安全性が確保されるという有効な
効果が得られる。
【0044】また、本発明の第2手段は機能別ユニット
の各々に入力用高圧ケーブル処理装置を備えていて高圧
入力ができるので一体に連結しても単独でも各ユニット
の機能を果たすことができ、単独使用時に高圧入力ので
きない従来の設備に比較すると、どちらの使い方も可能
な利便性が確保されるという有効な効果が得られる。
【0045】また、本発明の第3手段は、機能別ユニッ
トの各々に制御用変圧器を備えていて制御電源が用意で
きるので、一体に連結しても単独でも各ユニットの機能
を果たすことができると共に制御電源供給用の配線距離
も最短距離にでき、かつ従来のように単独使用のときに
制御電源が用意できずさらに一体に連結使用のときに配
線距離が長くなる従来の設備に比較すると、どちらの使
い方も可能な利便性と配線が最短になることによる信頼
性が確保されるという有効な効果が得られる。
【0046】また、本発明の第4手段は機能別ユニット
の各々は一体に連結使用するときに配列の順番を自由に
組み合わせできるので、左端用・中用・右端用に限定さ
れる従来設備に比較すると、どちらの組合せも可能な利
便性が確保できるとともに各々のユニットが皆同一構造
となることから部材統一や標準化が図れるという有効な
効果が得られる。
【0047】さらに、本発明の第5手段は機能別ユニッ
トの連結部内側の雨水排水用溝から排水できるので、連
結部上部に屋根防水カバーを取り付ける従来の設備に比
較すると、部材が削減できて経済性の向上と連結部上部
に凹凸がなくすっきりした外観になるという効果が得ら
れる。
【0048】また、本発明の第6手段は、機能別ユニッ
トの各々に母線連結器を有しその着脱が簡単に行うこと
ができるので、ねじ式で母線連結している従来設備に比
較すると、連結や分割の作業時間の短縮と作業仕上がり
の確実性向上が図れるという有効な効果が得られる。
【0049】さらに、本発明の第7手段は機能別ユニッ
トの吊り上げを扉を開放したまま行えることから設置現
場へ据付け時の電力ケーブル収納作業を容易に行うこと
ができ、扉をしめたまま吊り上げしている従来設備に比
較すると、据付作業性の向上を図れるという有効な効果
が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による機能別ユニットを
連結した外観を示す斜視図
【図2】同実施の形態1による機能別ユニットを単独に
した外観を示す分解斜視図
【図3】同実施の形態2による各機能別ユニットを連結
した回路接続図
【図4】(a)同実施の形態2による機能別ユニットを
単独にした高圧受電ユニットの回路接続図 (b)同機能別ユニットを単独にした三相変圧器ユニッ
トの回路接続図 (c)同機能別ユニットを単独にした単相変圧器ユニッ
トの回路接続図 (d)同機能別ユニットを単独にした高圧き電ユニット
の回路接続図
【図5】同実施の形態3による機能別ユニットを連結し
た回路接続図
【図6】(a)同実施の形態3による機能別ユニットを
単独にした高圧受電ユニットの回路接続図 (b)同機能別ユニットを単独にした三相変圧器ユニッ
トの回路接続図 (c)同機能別ユニットを単独にした単相変圧器ユニッ
トの回路接続図 (d)同機能別ユニットを単独にした高圧き電ユニット
の回路接続図
【図7】同実施の形態4による機能別ユニットの配列順
番を示す配列構成図
【図8】同実施の形態5による機能別ユニットを連結し
たときの雨水排水用溝を示す概略正面断面図
【図9】同実施の形態5による機能別ユニットを単独に
したときの雨水排水用溝を示す概略正面断面図
【図10】(a)同実施の形態6による機能別ユニット
の高圧母線間を連結する母線連結器を示す概略正面断面
図 (b)同機能別ユニットの接地母線間を連結する母線連
結器を示す概略正面断面図
【図11】同実施の形態7による機能別ユニットの吊り
上げ状態を示す斜視図
【図12】従来の機能別ユニットを連結した外観斜視図
【図13】従来の機能別ユニットを連結した回路接続図
【図14】(a)従来の機能別ユニットの左側を単独に
した外観斜視図 (b)同機能別ユニットの中央を単独にした外観斜視図
【図15】(a)従来の機能別ユニットの左側を単独に
した回路接続図 (b)同機能別ユニットの中央を単独にした回路接続図 (c)同機能別ユニットの右側を単独にした回路接続図
【図16】従来の機能別ユニットの吊り上げ状態を示す
斜視図
【符号の説明】
101 機能別ユニット(高圧受電ユニット) 102 機能別ユニット(三相変圧器ユニット) 103 機能別ユニット(単相変圧器ユニット) 104 機能別ユニット(高圧き電ユニット) 105 側板 106 入力用高圧ケーブル処理装置 108 出力用高圧ケーブル処理装置 110 三相変圧器 111 単相変圧器 112 高圧負荷開閉器 113 高圧母線 114 制御用変圧器 115 連結部 116,117 雨水排水用溝 124,125 母線連結器 128 吊り上げ用孔 129 吊り上げ用治具 130 扉

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧受電設備機能を複数以上に分割して各
    機能別にユニットにしたとき、各機能別ユニットを連結
    しても使用できるし、各機能別ユニットを単独でも使用
    できるように構成した高圧受電設備。
  2. 【請求項2】各機能別ユニットとして、箱体に少なくと
    も主高圧遮断器と入力用高圧ケーブル処理装置と、出力
    用高圧ケーブル処理装置を内蔵した高圧受電ユニット
    と、箱体に少なくとも三相変圧器と高圧コンデンサと入
    力用高圧ケーブル処理装置を内蔵した三相変圧器ユニッ
    トと、箱体に少なくとも単相変圧器と入力用高圧ケーブ
    ル処理装置を内蔵した単相変圧器ユニットと、箱体に少
    なくとも高圧負荷開閉器又は高圧遮断器と入力用高圧ケ
    ーブル処理装置と出力用高圧ケーブル処理装置を内蔵し
    た高圧き電ユニットにそれぞれ分割した請求項1記載の
    高圧受電設備。
  3. 【請求項3】各機能別ユニットの各々が単独で機能を果
    たすために、制御電源を供給する制御用変圧器を備えた
    請求項1記載の高圧受電設備。
  4. 【請求項4】各機能別ユニットの各々を連結するとき順
    番を自由に組合せできて、しかも各機能別ユニットの機
    能を果たすよう連結した請求項1記載の高圧受電設備。
  5. 【請求項5】各機能別ユニットを屋外で連結しても使用
    可能とし、また単独でも側板を取付けて使用可能とする
    ために、各機能別ユニット間の連結部の内側に雨水排水
    用溝を設けた請求項1記載の高圧受電設備。
  6. 【請求項6】各機能別ユニットの各々を一体に連結使用
    したり単独で使用したり2通りの使い方をするために、
    高圧母線間および接地母線間にそれぞれねじ締付けの不
    要な母線連結器を備えた請求項1記載の高圧受電設備。
  7. 【請求項7】各機能別ユニットを移動する場合、各機能
    別ユニットが単独状態でも連結状態でも扉を開放したま
    まで、各機能別ユニットのU形ベースの内側の吊り上げ
    用孔に吊り上げ治具を引っ掛けて吊り上げ可能に構成し
    た請求項1記載の高圧受電設備。
JP12061497A 1997-05-12 1997-05-12 高圧受電設備 Expired - Fee Related JP3521678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12061497A JP3521678B2 (ja) 1997-05-12 1997-05-12 高圧受電設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12061497A JP3521678B2 (ja) 1997-05-12 1997-05-12 高圧受電設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10313511A true JPH10313511A (ja) 1998-11-24
JP3521678B2 JP3521678B2 (ja) 2004-04-19

Family

ID=14790612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12061497A Expired - Fee Related JP3521678B2 (ja) 1997-05-12 1997-05-12 高圧受電設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3521678B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009123949A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 乾式変圧器装置
JP2012231592A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Mitsubishi Electric Corp スイッチギヤ
EP2568549A1 (en) * 2011-09-12 2013-03-13 Eaton Industries (Netherlands) B.V. Modular housing for medium voltage switchgear
CN103915770A (zh) * 2014-04-10 2014-07-09 中国电力工程顾问集团西南电力设计院 2km-4km海拔变电站电气设备爬电距离的修正方法
CN106848873A (zh) * 2017-04-04 2017-06-13 胡润志 一种开关柜组

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52110324U (ja) * 1976-02-18 1977-08-22
JPS589012U (ja) * 1981-07-10 1983-01-20 株式会社明電舎 配電盤
JPS6132702U (ja) * 1984-07-27 1986-02-27 株式会社日立製作所 閉鎖配電盤
JPS6329303U (ja) * 1986-08-12 1988-02-26
JPH0739025A (ja) * 1993-07-23 1995-02-07 Toshiba Fa Syst Eng Kk 集合形受変電設備
JPH07245822A (ja) * 1994-03-07 1995-09-19 Toshiba Corp 集合形受変電設備
JPH07322426A (ja) * 1994-03-28 1995-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高圧受電設備およびその変圧器

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52110324U (ja) * 1976-02-18 1977-08-22
JPS589012U (ja) * 1981-07-10 1983-01-20 株式会社明電舎 配電盤
JPS6132702U (ja) * 1984-07-27 1986-02-27 株式会社日立製作所 閉鎖配電盤
JPS6329303U (ja) * 1986-08-12 1988-02-26
JPH0739025A (ja) * 1993-07-23 1995-02-07 Toshiba Fa Syst Eng Kk 集合形受変電設備
JPH07245822A (ja) * 1994-03-07 1995-09-19 Toshiba Corp 集合形受変電設備
JPH07322426A (ja) * 1994-03-28 1995-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高圧受電設備およびその変圧器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009123949A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 乾式変圧器装置
JP2012231592A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Mitsubishi Electric Corp スイッチギヤ
EP2568549A1 (en) * 2011-09-12 2013-03-13 Eaton Industries (Netherlands) B.V. Modular housing for medium voltage switchgear
CN103915770A (zh) * 2014-04-10 2014-07-09 中国电力工程顾问集团西南电力设计院 2km-4km海拔变电站电气设备爬电距离的修正方法
CN106848873A (zh) * 2017-04-04 2017-06-13 胡润志 一种开关柜组

Also Published As

Publication number Publication date
JP3521678B2 (ja) 2004-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0897460A (ja) 太陽電池発電装置
US20140099820A1 (en) Meter socket and load center combination apparatus, electrical distribution systems, and methods of assembly
US5627720A (en) Power distribution box with surge suppressor
KR100805392B1 (ko) 분전반용 부스바 고정홀더
US20070279166A1 (en) Replacement circuit breaker for electric panelboards
JPH10313511A (ja) 高圧受電設備
KR100610156B1 (ko) 서지 보호기 내장형 세대 분전반
KR200404930Y1 (ko) 옥외용 분전반
JP4636608B2 (ja) 分電盤
KR102142456B1 (ko) 전원 공급 장치
JP2003116206A (ja) 電力変換装置用閉鎖型キュービクル
CN213717674U (zh) 一种可快速灵活组网的ups箱
JPH0684710U (ja) 無停電分電盤
US7002078B2 (en) Front cover for a module of a modular drive system
KR20090011123U (ko) 분전반용 콘센트
KR101890109B1 (ko) 배전반용 컴팩트 컨트롤 박스
JPH1118216A (ja) 絶縁配線配電盤及び裏配線用端子台
JP3024452U (ja) ユニット式分電盤
JP4748474B2 (ja) 分電盤
JPS5816112Y2 (ja) 複合しや断器
JP2007300706A (ja) 分電盤
JP3125999U (ja) 配電盤
CA2679795C (en) Panel board emergency lighting system
KR200323651Y1 (ko) 플러그인 브러쉬 결합 장치
JPH0713367Y2 (ja) 分電盤

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040202

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees