JPH10312653A - 信号読取部送り機構 - Google Patents

信号読取部送り機構

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JPH10312653A
JPH10312653A JP12388197A JP12388197A JPH10312653A JP H10312653 A JPH10312653 A JP H10312653A JP 12388197 A JP12388197 A JP 12388197A JP 12388197 A JP12388197 A JP 12388197A JP H10312653 A JPH10312653 A JP H10312653A
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JP
Japan
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rack
gear
signal reading
base member
guide shaft
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JP12388197A
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English (en)
Inventor
Tatsuyuki Nakayama
立幸 中山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が複雑化したり駆動ギヤの剛性を弱めた
りすること無しに、また、装置の厚みが増したりするこ
と無しに、ラックギヤと駆動ギヤとの間に生じるバック
ラッシュを除去して信号読取部の位置精度を向上させる
ことを課題とする。 【解決手段】 信号読取部を記録媒体160に対して移
動させる送り機構であって、信号読取手段150を保持
したベース部材140と、該ベース部材に連結されると
共にガイド軸171に摺動自在に且つ回動可能に支持さ
れ、ラックギア202を有するラック部材200と、上
記ラックギアに噛合しこれを送る駆動ギア243と、上
記ラック部材をガイド軸を回動中心としてその移動方向
と直交する方向へ回動させてそのラックギヤを上記駆動
ギヤに弾接させる圧縮コイルバネ230とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な信号読取部送
り機構に関する。詳しくは、ラック部材のラックギヤと
駆動ギヤとの間のバックラッシュを簡単な構造で解消
し、部品点数及び組立工数を削減すると共に、機構の厚
みを減少させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体から信号を読み取ったり或いは
記録媒体に信号を記録したりする装置、例えば、円盤状
記録媒体再生及び/又は記録装置にあっては、信号読取
部を記録媒体に対して移動させる信号読取部送り機構が
設けられる。
【0003】図9乃至図11は従来の信号読取部送り機
構の一例を示すものである。
【0004】円盤状記録媒体再生及び/又は記録装置に
おける信号再生記録装置1はピックアップシャーシ2を
有し、該ピックアップシャーシ2に所要の部材が支持或
いは配置されている。ピックアップシャーシ2の左右方
向におけるほぼ中央部にはやや前側に寄って凹部3が形
成され、該凹部3の前寄りの部分にスピンドルモータ4
が配置され、該スピンドルモータ4の回転軸(図示しな
い)にターンテーブル5が固定されている。そして、上
記凹部3内において信号読取部6が前後方向に移動自在
に配置されている。
【0005】信号読取部6はベース部材7に信号読取手
段8が搭載されており、ベース部材7の一端部(右端
部)が上記凹部3内に前後方向に延びるように配置され
たガイド軸9に摺動自在に支持され、他端部(左端部)
が同じく凹部3内に前後方向に延びるように配置された
補助ガイド軸10に摺動自在に支持されている。
【0006】そして、上記ベース部材7の一端部にはラ
ック部材11が結合されている。
【0007】ラック部材11は前方から見て左横倒L字
状をしており、垂直に起立した垂直壁部12の外面にラ
ックギア13が形成され、該垂直壁部12の下縁から左
方へ突出した部分14が連結壁とされている。
【0008】上記連結壁14の先端部に結合部15が設
けられ、該結合部15は前後にやや離間した位置から上
方へ突出された位置決めピン16と係合爪17とから成
る。
【0009】また、上記垂直壁部12の上縁部の左側面
には前後に離間して鉤状の摺動腕18、18が突設され
ている。
【0010】上記ベース部材7の右端部に結合部19が
設けられ、該結合部19は前後にやや離間して形成され
た位置決め孔20と係合孔21とから成る。
【0011】そして、ラック部材11は、その摺動腕1
8、18が上記ガイド軸9に上方から前後方向に摺動自
在に係合され、また、位置決めピン16がベース部材7
の位置決め孔20に下方から嵌合され、更に、係合爪1
7がベース部材7の係合孔21に係合されて、ベース部
材7と結合されると共に、ガイド軸9に前後方向に摺動
自在に支持される。
【0012】信号読取部送り駆動部22は送りモータ2
3とギア列24を介して送りモータ23によって回転さ
れると共に上記ラック部材11のラックギア13と噛合
した駆動ギア25とを備えている。
【0013】しかして、送りモータ23が駆動すると、
ギア列24を介して駆動ギア25が回転し、該駆動ギア
25によって上記ラック部材11のラックギア13が送
られ、該ラック部材11と結合されている信号読取部6
がガイド軸9及び補助ガイド軸10に案内されて前後方
向へ移動される。そして、該信号読取部6の信号読取手
段8が上記ターンテーブル5に支持された円盤状記録媒
体に記録された信号を読み取ったり或は該円盤状記録媒
体に信号を記録したりする。
【0014】このような信号記録再生装置1において、
信号読取部6の位置精度が信号の読取精度及び信号の書
込み精度に影響し、装置の性能やアクセススピードに大
きく影響することから、信号読取部送り機構を極力ガタ
ツキが少なくなるように構成する必要がある。特に、ラ
ックギヤ13と駆動ギヤ25との間で生じるガタツキ、
所謂バックラッシュは信号読取部6の位置精度に大きく
影響するため、このバックラッシュを除去することが必
要になる。
【0015】そこで、上記した従来の装置にあっては、
上記駆動ギヤ25を同じ大きさ及び同じ歯形成ピッチを
有するギヤを2枚25a、25b上下に重ねて配置し、
これら2枚のギヤの間に引張コイルバネ26を介挿して
構成し、ラックギヤ13とのバックラッシュの分だけ2
枚のギヤ25a、25bの回転方向における位相がズレ
るようにして、ラックギヤ13と駆動ギヤ25との間で
生じるバックラッシュを除去するようにしている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の信号読取部送り機構にあっては、駆動ギア25とラ
ックギヤ13との間に生じるバックラッシュを除去する
のに、駆動ギヤ25を2枚25a、25b構成とし、こ
の2つのギヤ25a、25bを引張コイルバネ26で連
結する構成としているため、構造が複雑になり、組立も
難しくなり、かつ高価であると言う問題があった。
【0017】また、引張コイルバネ26により2枚のギ
ヤ25a、25bの回転方向の位相がズレるようにして
あるため、ラックギヤ13との組付時には引張コイルバ
ネ26の引張力に抗して2枚のギヤ25a、25bの回
転方向における位相を合わせておいてラックギヤ13を
噛合させなければならず、組付作業が面倒であるという
問題があった。
【0018】更に、駆動ギヤ25を2枚のギヤ25a、
25bで構成し、かつ、2枚のギヤ25a、25bの間
に引張コイルバネ26を介在させているので、駆動ギヤ
25の厚みが増し、これが装置全体の厚みを増大させる
ことになるという問題があった。
【0019】かかる厚みの問題を解決するべく、ギヤ2
5a、25bの厚さを薄くすることも考えられるが、ギ
ヤ25a、25bの厚さを薄くすると、ギヤ25a、2
5bの剛性が小さくなり、ギヤ25a、25bが面振れ
を起こす惧があった。
【0020】本発明はかかる従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、構造が複雑化したり駆動ギヤの剛性を弱
めたりすること無しに、また、装置の厚みが増したりす
ること無しに、ラックギヤと駆動ギヤとの間に生じるバ
ックラッシュを除去して信号読取部の位置精度を向上さ
せることを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明信号読取部送り機
構は、上記した課題を解決するために、信号読取手段を
保持したベース部材と、該ベース部材に連結されると共
にガイド軸に摺動自在に且つ回動可能に支持され、ラッ
クギアを有するラック部材と、上記ラックギアに噛合し
これを送る駆動ギアと、上記ラック部材を上記ガイド軸
を回動中心としてその移動方向と直交する方向へ回動さ
せてそのラックギヤを上記駆動ギヤに弾接させる弾発付
勢手段とを設けたものである。
【0022】従って、本発明信号読取部送り機構にあっ
ては、ラック部材をガイド軸を回動中心としてその移動
方向と直交する方向へ回動させてそのラックギヤを上記
駆動ギヤに弾接させて、該ラックギヤと駆動ギヤとの間
に生じるバックラッシュを除去するようにしたので、構
造が簡単で組付作業性も良く、また、装置の厚みを薄く
することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明信号読取部送り機
構の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0024】尚、図示した実施の形態は、本発明を円盤
状記録媒体再生及び/又は記録装置における信号読取部
送り機構に適用したものである。ここで円盤状記録媒体
とは、円盤状をしておりその記録面に磁気的或は光学的
に信号を記録したもの或は信号を記録し得るようにした
ものであり、例えば、CD、CD−R、DVD等を含む
ものである。また、本発明が適用される装置を円盤状記
録媒体再生及び/又は記録装置としたが、これは再生専
用の装置であっても或は記録専用の装置であっても構わ
ないものである。
【0025】図1乃至図4は本発明信号読取部送り機構
の実施の形態を示すものである。
【0026】円盤状記録媒体再生及び/又は記録装置に
おける信号再生記録装置100はピックアップシャーシ
110を有し、該ピックアップシャーシ110に所要の
部材が支持或いは配置されている。そして、ピックアッ
プシャーシ110はその4隅の部分が図示しないベース
シャーシにこれも図示しない弾性部材から成るダンパを
介して支持されている。
【0027】ピックアップシャーシ110の左右方向
(尚、本明細書において方向を示すときは、図2におけ
る手前側を前、向こう側を後、左側を左、右側を右、紙
面側を上、紙背側を下とする。)におけるほぼ中央部に
はやや前側に寄って前後方向に長い凹部111が形成さ
れ、該凹部111の前寄りの部分にスピンドルモータ1
20が配置され、該スピンドルモータ120の回転軸
(図示しない)の上端部にターンテーブル121が固定
されている。そして、上記凹部111内において信号読
取部130が前後方向に移動自在に配置されている。
【0028】信号読取部130はベース部材140を備
えており、該ベース部材140に信号読取手段150の
他所要の部材が配置されている。信号読取手段150は
上記ターンテーブル121上に載置されスピンドルモー
タ120によって回転されている円盤状記録媒体160
に記録されている信号を読み取り又は該円盤状記録媒体
160に信号を記録するものであり、例えば、光学ピッ
クアップと称される光学記録式の円盤状記録媒体、例え
ば、CD−RとかDVD等に対する信号の記録や再生を
行うものが含まれる。
【0029】そして、ベース部材140の右端部が上記
凹部111内の右寄りの位置で前後方向に延びるように
配置されたガイド軸171に摺動自在に支持され、左端
部が同じく凹部3内の左寄りの位置で前後方向に延びる
ように配置された補助ガイド軸172に摺動自在に支持
されている。
【0030】即ち、ベース部材140の右端部には板状
をした結合部180が形成され、該結合部180には係
合孔181が形成されている。また、結合部180の前
後両端部には立壁状をした被案内部182、182が突
設され、該被案内部182、182に前後方向でその中
心が一致した被案内孔183、183が形成され、該被
案内孔183、183に上記ガイド軸171が摺動自在
に挿通されている。
【0031】ベース部材140の左端部には上下に離間
して平行を為すように2つの被案内腕190、190が
左方へ向かって突設されており、そして、該被案内腕1
90、190が上記補助ガイド軸172にこれを上下か
ら挟みつけるように摺動自在に当接している。このよう
にして、ベース部材140はガイド軸171と補助ガイ
ド軸172に前後方向へ摺動自在に支持されている。
【0032】そして、上記ベース部材140の右端部に
はラック部材200が結合されている。
【0033】ラック部材200は前方から見て倒立L字
状をしており、垂直に起立した垂直壁部201の外面の
上端部にラックギア202が形成され、該垂直壁部20
1の上縁寄りの位置から左方へ突出した部分203が連
結壁とされている。
【0034】上記連結壁203の先端部に結合部210
が設けられ、該結合部210には係合ピン211が形成
されている。詳しくは、結合部210の下面に円柱状の
ボス部212が垂設され、該ボス部212の下面の中心
部からボス部212より小径の円柱状をした係合ピン2
11が垂設されている。
【0035】また、上記垂直壁部201の下縁部の左側
面には前後に離間して前方から見てJ字状をした摺動腕
220、220が突設されている。
【0036】そして、ラック部材200は、その摺動腕
220、220が上記ガイド軸171に下方から前後方
向に摺動自在に係合され、また、係合ピン211がベー
ス部材140の係合孔181に上方から嵌合され、ボス
部212の下面がベース部材140の結合部180の上
面に当接する。このようにして、ラック部材200がベ
ース部材140と結合されると共に、ガイド軸171に
前後方向に摺動自在に支持される。
【0037】そして、圧縮コイルバネ230が上記ボス
部212に外嵌され、ベース部材140の結合部180
の上面とラック部材200の結合部210の下面との間
で縮設された状態となる。これによって、ラック部材2
00には摺動腕220、220が係合しているガイド軸
171を回動中心として前方から見て時計回り方向への
回動力が弾発的に付勢される。
【0038】信号読取部送り駆動部240は送りモータ
241とギア列242を介して送りモータ241によっ
て回転されると共に上記ラック部材200のラックギア
202と噛合した駆動ギア243とを備えている。
【0039】しかして、送りモータ241が駆動する
と、ギア列242を介して駆動ギア243が回転し、該
駆動ギア243によって上記ラック部材200のラック
ギア202が送られ、該ラック部材200と結合されて
いる信号読取部130がガイド軸171及び補助ガイド
軸172に案内されて前後方向へ移動される。そして、
該信号読取部130の信号読取手段150が上記ターン
テーブル121上に支持された円盤状記録媒体160に
記録された信号を読み取ったり或は該円盤状記録媒体に
信号を記録したりする。
【0040】そして、上記した信号読取部送り機構にあ
っては、ラック部材200には、圧縮コイルバネ230
によって、摺動腕220、220が係合しているガイド
軸171を回動中心として前方から見て時計回り方向へ
の回動力が弾発的に付勢され、これによって、そのラッ
クギヤ202が駆動ギヤ243に弾接された状態となる
ので、ラックギヤ202と駆動ギヤ243との間に生じ
るバックラッシュが効果的に解消される。
【0041】そのため、駆動ギア243の回転によるラ
ックギア202の送りが精確に為され、信号読取部13
0延いては信号読取手段150の送り精度が向上し、信
号読取手段150による信号の読取や書込みの精度が向
上し、また、アクセススピードも向上する。
【0042】しかも、そのための構成としては、信号読
取部130のベース部材140の結合部180とラック
部材200の結合部210との間に圧縮コイルバネ23
0を介挿するという簡単なもので足り、構造が簡単で、
安価に構成することができると共に、その組立性も良好
となる。また、駆動ギヤ243は1枚構成で良いので、
装置の厚みが大きくなることもなく、更に、駆動ギヤ2
43の剛性が弱まることもない。
【0043】次に、上記信号読取部送り機構の変形例に
ついて図5及び図6によって説明する。尚、この変形例
は弾発付勢手段が上記実施の形態におけるものと異なる
のみで、その他の部分は上記実施の形態におけると同様
であるので、該異なる部分について詳細に説明をし、そ
の他の部分については上記実施の形態における同様の部
分に付した符号と同じ符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0044】ラック部材250が上記実施の形態におけ
るラック部材200と異なる。
【0045】ラック部材250は弾性を有する合成樹脂
材料により形成され、前方から見て倒立L字状をしてお
り、垂直に起立した垂直壁部251の外面の上端部にラ
ックギア252が形成され、該垂直壁部251の上縁寄
りの位置から左方へ突出した部分253が連結壁とされ
ている。
【0046】上記連結壁253の先端部に結合部260
が設けられ、該結合部260には係合ピン261が形成
されている。詳しくは、結合部260の下面に円柱状の
ボス部262が垂設され、該ボス部262の下面の中心
部からボス部262より小径の円柱状をした係合ピン2
61が垂設されている。
【0047】また、上記垂直壁部251の下縁部の左側
面には前後に離間して前方から見てJ字状をした摺動腕
270、270が突設されている。
【0048】そして、このラック部材250には弾発付
勢手段として一体バネ部280が形成されている。即
ち、上記連結壁253の係合ピン261が形成された位
置の前側においてコ字状のスリット281が形成され、
該スリット281で囲まれた部分が一体バネ部280と
され、該一体バネ部280は下方へ突出した突部282
を有している。
【0049】そして、ラック部材250は、その摺動腕
270、270が上記ガイド軸171に下方から前後方
向に摺動自在に係合され、また、係合ピン261がベー
ス部材140の係合孔181に上方から嵌合され、ボス
部262の下面がベース部材140の結合部180の上
面に当接する。このようにして、ラック部材250がベ
ース部材140と結合されると共に、ガイド軸171に
前後方向に摺動自在に支持される。それと同時に、一体
バネ部280の突部282の下端がベース部材140の
結合部180の上面に弾接し、これによって、ラック部
材250に前方から見て時計回り方向への回動力が弾発
的に付勢され、そのラックギヤ252が駆動ギヤ243
に弾接される。
【0050】このような変形例による信号読取部送り機
構にあっては、上記実施の形態における効果の他、弾発
付勢手段がラック部材250に一体に形成されるため、
部品点数が更に減少すると言う効果を奏する。
【0051】尚、弾発付勢手段として一体バネ部を採用
する場合は、上記したようにラック部材に一体バネ部を
設けるのではなく、信号読取部のベース部材に一体バネ
部を設けるようにしても良い。
【0052】図7及び図8は本発明信号読取部送り機構
の別の実施の形態を示すものである。
【0053】尚、この別の実施の形態が上記実施の形態
と異なるのは、ラック部材であり、その他の部分は上記
実施の形態におけると同様であるので、該異なる部分に
ついて詳細に説明し、その他の部分については、上記実
施の形態における同様の部分に付した符号と同じ符号を
付して詳細な説明は省略する。
【0054】ラック部材290は前方から見てコ字状を
しており、垂直に起立した垂直壁部291の外面の上端
部にラックギア292が形成され、該垂直壁部291の
下縁から左方へ突出した部分293が連結壁とされてい
る。
【0055】上記連結壁293の先端部に結合部300
が設けられ、該結合部300には係合ピン301が上方
へ向けて突設されている。
【0056】また、上記垂直壁部291の上縁部寄りの
左側面には前後に離間して前方から見て倒立J字状をし
た摺動腕310、310が突設されている。
【0057】更に、垂直壁部291の上縁寄りの位置で
前後方向におけるほぼ中央部には左方へ突出した当接壁
320が一体に突設されている。該当接壁320の下面
の上記係合ピン301に対向した位置にはその外径が係
合ピン301の外径とほぼ等しい円形の突部321が突
設されている。
【0058】そして、ラック部材290は、その摺動腕
310、310が上記ガイド軸171に上方から前後方
向に摺動自在に係合され、また、係合ピン301がベー
ス部材140の係合孔181に下方から嵌合される。
尚、係合ピン301の上端部はベース部材140の結合
部180の上面よりやや上方へ突出した状態となる。こ
のようにして、ラック部材290がベース部材140と
結合されると共に、ガイド軸171に前後方向に摺動自
在に支持される。それと同時に、弾発付勢手段として圧
縮コイルバネ230がベース部材140の結合部180
の上面とラック部材290の当接壁320の下面との間
に介挿される。尚、該圧縮コイルバネ230の下端部は
ベース部材140の結合部180の上面から上方へ突出
した係合ピン301の上端部に外嵌され、また、上端部
は当接壁320の下面の突部321に外嵌されて、その
位置が安定にされる。これによって、ラック部材290
に前方から見て時計回り方向への回動力が弾発的に付勢
され、そのラックギヤ292が駆動ギヤ243に弾接さ
れる。
【0059】この別の実施の形態においても、上記実施
の形態におけると同様の効果を奏するものである。
【0060】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明信号読取部送り機構は、信号読取部を記録媒
体に対して移動させる送り機構であって、信号読取手段
を保持したベース部材と、該ベース部材に連結されると
共にガイド軸に摺動自在に且つ回動可能に支持され、ラ
ックギアを有するラック部材と、上記ラックギアに噛合
しこれを送る駆動ギアと、上記ラック部材を上記ガイド
軸を回動中心としてその移動方向と直交する方向へ回動
させてそのラックギヤを上記駆動ギヤに弾接させる弾発
付勢手段とを設けたことを特徴とする。
【0061】従って、本発明信号読取部送り機構にあっ
ては、ラック部材をガイド軸を回動中心としてその移動
方向と直交する方向へ回動させてそのラックギヤを上記
駆動ギヤに弾接させて、該ラックギヤと駆動ギヤとの間
に生じるバックラッシュを除去するようにしたので、構
造が簡単で組付作業性も良く、また、装置の厚みを薄く
することができる。
【0062】また、請求項2に記載した発明にあって
は、上記弾発付勢手段をベース部材とラック部材との間
に縮設された圧縮コイルバネとしたので、簡単な構成で
弾発付勢手段を設けることができる。
【0063】更に、請求項3に記載した発明にあって
は、弾発付勢手段をベース部材又はラック部材に一体に
形成された一体バネ部としたので、部品点数を減らすこ
とができる。
【0064】尚、上記した各実施の形態及び変形例にお
いて示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発
明を実施するに際しての具体化のほんの一例を示したも
のにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定
的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図4と共に本発明信号読取部送り機構
の実施の形態の一例を示すものであり、本図は概略的な
斜視図である。
【図2】概略的な平面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う拡大断面図であ
る。
【図4】ベース部材の結合部とラック部材及び圧縮コイ
ルバネを示す拡大分解斜視図である。
【図5】図6と共に変形例を示すものであり、本図は要
部の拡大分解斜視図である。
【図6】要部の拡大断面図である。
【図7】図8と共に本発明信号読取部送り機構の別の実
施の形態を示すものであり、本図は要部の拡大分解斜視
図である。
【図8】要部の拡大断面図である。
【図9】図10及び図11と共に従来の信号読取部送り
機構の一例を示すものであり、本図は概略平面図であ
る。
【図10】図9のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図11】ベース部材の結合部とラック部材及び圧縮コ
イルバネを示す拡大分解斜視図である。
【符号の説明】
130…信号読取部、140…ベース部材、150…信
号読取手段、160…記録媒体、171…ガイド軸、2
00…ラック部材、202…ラックギヤ、230…圧縮
コイルバネ、243…駆動ギヤ、250…ラック部材、
252…ラックギヤ、280…一体バネ部、290…ラ
ック部材、292…ラックギヤ、230…圧縮コイルバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号読取部を記録媒体に対して移動させ
    る送り機構であって、 信号読取手段を保持したベース部材と、 該ベース部材に連結されると共にガイド軸に摺動自在に
    且つ回動可能に支持され、ラックギアを有するラック部
    材と、 上記ラックギアに噛合しこれを送る駆動ギアと、 上記ラック部材を上記ガイド軸を回動中心としてその移
    動方向と直交する方向へ回動させてそのラックギヤを上
    記駆動ギヤに弾接させる弾発付勢手段とを設けたことを
    特徴とする信号読取部送り機構。
  2. 【請求項2】 上記弾発付勢手段がベース部材とラック
    部材との間に縮設された圧縮コイルバネであることを特
    徴とする請求項1に記載の信号読取部送り機構。
  3. 【請求項3】 上記弾発付勢手段がベース部材又はラッ
    ク部材に一体に形成された一体バネ部であることを特徴
    とする請求項1に記載の信号読取部送り機構。
JP12388197A 1997-05-14 1997-05-14 信号読取部送り機構 Pending JPH10312653A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343039A (ja) * 2000-09-21 2002-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク装置

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JP2002343039A (ja) * 2000-09-21 2002-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク装置

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