JPH1031252A - フィルム検出装置付きカメラ - Google Patents
フィルム検出装置付きカメラInfo
- Publication number
- JPH1031252A JPH1031252A JP8184969A JP18496996A JPH1031252A JP H1031252 A JPH1031252 A JP H1031252A JP 8184969 A JP8184969 A JP 8184969A JP 18496996 A JP18496996 A JP 18496996A JP H1031252 A JPH1031252 A JP H1031252A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- light
- output value
- value
- emitting element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルムの給送状態が確実に検出できるフィ
ルム検出装置付きカメラを提供する。 【解決手段】 給送されるフィルムFに向けて投光する
発光素子15aと、フィルムFを透過した発光素子15
aの光を受光して出力信号に変換する受光素子15b
と、あらかじめ設定された所定の閾値よりも受光素子1
5bの信号の出力値が高ければフィルムFが無いものと
判定し、閾値よりも出力値が低ければフィルムFが有る
ものと判定する判定手段1と、フィルムFが無い状態で
の出力値を閾値よりも高くし、かつフィルムFが無い状
態での出力値を飽和領域に到達させないように発光素子
15aの光量を調整するフォトセンサ回路6とを備え
る。
ルム検出装置付きカメラを提供する。 【解決手段】 給送されるフィルムFに向けて投光する
発光素子15aと、フィルムFを透過した発光素子15
aの光を受光して出力信号に変換する受光素子15b
と、あらかじめ設定された所定の閾値よりも受光素子1
5bの信号の出力値が高ければフィルムFが無いものと
判定し、閾値よりも出力値が低ければフィルムFが有る
ものと判定する判定手段1と、フィルムFが無い状態で
の出力値を閾値よりも高くし、かつフィルムFが無い状
態での出力値を飽和領域に到達させないように発光素子
15aの光量を調整するフォトセンサ回路6とを備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムの給送状
態を検出するフィルム検出装置付きカメラに関する。
態を検出するフィルム検出装置付きカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】フォトセンサを用いてフィルムの給送状
態を検出するカメラが知られている。このカメラでは、
フォトセンサの受光素子の出力電圧と所定の閾値電圧と
を比較することによりフィルムの有無やパーフォレーシ
ョンを検出する。
態を検出するカメラが知られている。このカメラでは、
フォトセンサの受光素子の出力電圧と所定の閾値電圧と
を比較することによりフィルムの有無やパーフォレーシ
ョンを検出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フィルムの種
類に応じた光透過率の相違やセンサ周りのごみの有無に
より受光素子での受光量が変動し、受光素子の出力電圧
の可変範囲が閾値の上下に外れる場合がある。受光素子
の出力電圧の変動領域が閾値にかからない状態となる
と、給送されるフィルムのパーフォレーション等が検出
できなくなってしまう。
類に応じた光透過率の相違やセンサ周りのごみの有無に
より受光素子での受光量が変動し、受光素子の出力電圧
の可変範囲が閾値の上下に外れる場合がある。受光素子
の出力電圧の変動領域が閾値にかからない状態となる
と、給送されるフィルムのパーフォレーション等が検出
できなくなってしまう。
【0004】本発明の目的は、フィルムの給送状態が確
実に検出できるフィルム検出装置付きカメラを提供する
ことにある。
実に検出できるフィルム検出装置付きカメラを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図12に対応づけて説明すると、請求項1に記載の発
明は、給送されるフィルムFに向けて投光する発光素子
15aと、フィルムFを透過した発光素子15aからの
光を受光して出力信号に変換する受光素子15bと、所
定の閾値よりも受光素子15bの信号の出力値が高けれ
ばフィルムFが無いものと判定し、閾値よりも出力値が
低ければフィルムFが有るものと判定する判定手段1
と、フィルムFが無い状態での出力値を閾値よりも高く
し、かつフィルムFが無い状態での出力値を飽和領域に
到達させないように発光素子15aの光量を調整する調
整手段6とを備えることにより上述の目的が達成され
る。
〜図12に対応づけて説明すると、請求項1に記載の発
明は、給送されるフィルムFに向けて投光する発光素子
15aと、フィルムFを透過した発光素子15aからの
光を受光して出力信号に変換する受光素子15bと、所
定の閾値よりも受光素子15bの信号の出力値が高けれ
ばフィルムFが無いものと判定し、閾値よりも出力値が
低ければフィルムFが有るものと判定する判定手段1
と、フィルムFが無い状態での出力値を閾値よりも高く
し、かつフィルムFが無い状態での出力値を飽和領域に
到達させないように発光素子15aの光量を調整する調
整手段6とを備えることにより上述の目的が達成され
る。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のフィルム検出装置付きカメラにおいて、調整手段6
が、フィルムFが無い状態での受光素子15bの出力値
と閾値とを比較し、出力値が閾値よりも小さい場合には
発光素子15aの光量を増加させるものである。
のフィルム検出装置付きカメラにおいて、調整手段6
が、フィルムFが無い状態での受光素子15bの出力値
と閾値とを比較し、出力値が閾値よりも小さい場合には
発光素子15aの光量を増加させるものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のフィルム検出装置付きカメラにおいて、調整
手段6が、受光素子15bの出力値が飽和領域に到達し
ているか否かを判別するために受光素子15bの出力値
と比較される判別値と、フィルムFが無い状態での受光
素子15bの出力値とを比較し、出力値が判別値よりも
大きい場合には発光素子15aの光量を減少させるもの
である。
2に記載のフィルム検出装置付きカメラにおいて、調整
手段6が、受光素子15bの出力値が飽和領域に到達し
ているか否かを判別するために受光素子15bの出力値
と比較される判別値と、フィルムFが無い状態での受光
素子15bの出力値とを比較し、出力値が判別値よりも
大きい場合には発光素子15aの光量を減少させるもの
である。
【0008】請求項4に記載の発明は、給送されるフィ
ルムFに向けて投光する発光素子15aと、フィルムF
により反射された発光素子15aからの光を受光して出
力信号に変換する受光素子15bと、所定の閾値よりも
受光素子15bの信号の出力値が低ければフィルムFが
無いものと判定し、閾値よりも出力値が高ければフィル
ムFが有るものと判定する判定手段1と、フィルムFが
有る状態での出力値を閾値よりも高くし、かつフィルム
Fが有る状態での出力値を飽和領域に到達させないよう
に発光素子15aの光量を調整する調整手段6とを備え
ることにより上述の目的が達成される。
ルムFに向けて投光する発光素子15aと、フィルムF
により反射された発光素子15aからの光を受光して出
力信号に変換する受光素子15bと、所定の閾値よりも
受光素子15bの信号の出力値が低ければフィルムFが
無いものと判定し、閾値よりも出力値が高ければフィル
ムFが有るものと判定する判定手段1と、フィルムFが
有る状態での出力値を閾値よりも高くし、かつフィルム
Fが有る状態での出力値を飽和領域に到達させないよう
に発光素子15aの光量を調整する調整手段6とを備え
ることにより上述の目的が達成される。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のフィルム検出装置付きカメラにおいて、調整手段6
が、フィルムFが有る状態での受光素子15aの出力値
と閾値とを比較し、出力値が閾値よりも小さい場合には
発光素子15aの光量を増加させるものである。
のフィルム検出装置付きカメラにおいて、調整手段6
が、フィルムFが有る状態での受光素子15aの出力値
と閾値とを比較し、出力値が閾値よりも小さい場合には
発光素子15aの光量を増加させるものである。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載のフィルム検出装置付きカメラにおいて、調整
手段6が、受光素子15bの出力値が飽和領域に到達し
ているか否かを判別するために受光素子15bの出力値
と比較される判別値と、フィルムFが有る状態での受光
素子15bの出力値とを比較し、出力値が判別値よりも
大きい場合には発光素子15aの光量を減少させるもの
である。
5に記載のフィルム検出装置付きカメラにおいて、調整
手段6が、受光素子15bの出力値が飽和領域に到達し
ているか否かを判別するために受光素子15bの出力値
と比較される判別値と、フィルムFが有る状態での受光
素子15bの出力値とを比較し、出力値が判別値よりも
大きい場合には発光素子15aの光量を減少させるもの
である。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか1項に記載のフィルム検出装置付きカメラにお
いて、調整手段6が、発光素子15aに供給する電流を
増減して発光素子15aの光量を調整するものである。
いずれか1項に記載のフィルム検出装置付きカメラにお
いて、調整手段6が、発光素子15aに供給する電流を
増減して発光素子15aの光量を調整するものである。
【0012】請求項1に記載の発明では、調整手段6
が、フィルムFが無い状態での出力値を閾値よりも高く
し、かつフィルムFが無い状態での出力値を飽和領域に
到達させないように発光素子15aの光量を調整する。
が、フィルムFが無い状態での出力値を閾値よりも高く
し、かつフィルムFが無い状態での出力値を飽和領域に
到達させないように発光素子15aの光量を調整する。
【0013】請求項2に記載の発明では、調整手段6
が、フィルムFが無い状態での受光素子15bの出力値
と閾値とを比較し、出力値が閾値よりも小さい場合には
発光素子15aの光量を増加させる。
が、フィルムFが無い状態での受光素子15bの出力値
と閾値とを比較し、出力値が閾値よりも小さい場合には
発光素子15aの光量を増加させる。
【0014】請求項3に記載の発明では、調整手段6
が、受光素子15bの出力値が飽和領域に到達している
か否かを判別する判別値と、フィルムFが無い状態での
受光素子15bの出力値とを比較し、出力値が判別値よ
りも大きい場合には発光素子15aの光量を減少させ
る。
が、受光素子15bの出力値が飽和領域に到達している
か否かを判別する判別値と、フィルムFが無い状態での
受光素子15bの出力値とを比較し、出力値が判別値よ
りも大きい場合には発光素子15aの光量を減少させ
る。
【0015】請求項4に記載の発明では、調整手段6
が、フィルムFが有る状態での出力値を閾値よりも高く
し、かつフィルムFが有る状態での出力値を飽和領域に
到達させないように発光素子15aの光量を調整する。
が、フィルムFが有る状態での出力値を閾値よりも高く
し、かつフィルムFが有る状態での出力値を飽和領域に
到達させないように発光素子15aの光量を調整する。
【0016】請求項5に記載の発明では、調整手段6
が、フィルムFが有る状態での受光素子15aの出力値
と閾値とを比較し、出力値が閾値よりも小さい場合には
発光素子15aの光量を増加させる。
が、フィルムFが有る状態での受光素子15aの出力値
と閾値とを比較し、出力値が閾値よりも小さい場合には
発光素子15aの光量を増加させる。
【0017】請求項6に記載の発明では、調整手段6
が、受光素子15bの出力値が飽和領域に到達している
か否かを判別する判別値と、フィルムFが有る状態での
受光素子15bの出力値とを比較し、出力値が判別値よ
りも大きい場合には発光素子15aの光量を減少させ
る。
が、受光素子15bの出力値が飽和領域に到達している
か否かを判別する判別値と、フィルムFが有る状態での
受光素子15bの出力値とを比較し、出力値が判別値よ
りも大きい場合には発光素子15aの光量を減少させ
る。
【0018】請求項7に記載の発明では、調整手段6
が、発光素子15aに供給する電流を増減する。
が、発光素子15aに供給する電流を増減する。
【0019】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0020】
−第1の実施の形態のカメラ− 以下、図1〜図11を用いて、本発明によるフィルム検
出装置付きカメラの第1の実施の形態について説明す
る。図1は第1の実施の形態のカメラを示すブロック図
である。図1において、1はCPU(ワンチップマイク
ロコンピュータ)、2はLCD表示装置、3はフィルム
カートリッジ室を開閉するカートリッジ蓋の開閉動作と
連動してオン・オフするカートリッジ蓋スイッチ、4は
レリーズボタンを押圧したときにオンするレリーズスイ
ッチ、5は各種情報を記憶する不揮発性メモリ(E2P
ROM)、6は後述するフィルムFの給送状態を検出す
るフォトセンサ回路、7はフィルムFを給送するモー
タ、8はモータ7を駆動するモータ駆動回路である。
出装置付きカメラの第1の実施の形態について説明す
る。図1は第1の実施の形態のカメラを示すブロック図
である。図1において、1はCPU(ワンチップマイク
ロコンピュータ)、2はLCD表示装置、3はフィルム
カートリッジ室を開閉するカートリッジ蓋の開閉動作と
連動してオン・オフするカートリッジ蓋スイッチ、4は
レリーズボタンを押圧したときにオンするレリーズスイ
ッチ、5は各種情報を記憶する不揮発性メモリ(E2P
ROM)、6は後述するフィルムFの給送状態を検出す
るフォトセンサ回路、7はフィルムFを給送するモー
タ、8はモータ7を駆動するモータ駆動回路である。
【0021】図2は第1の実施の形態のカメラに使用さ
れるフィルムを示す。図2において、フィルムFは不図
示のカートリッジのスプール軸に巻き取られ、カートリ
ッジ内に収納される。モータ8の正転によりスプール軸
が所定方向に回転すると、カートリッジ内のフィルムF
はカートリッジから押出されてP方向に送出される。モ
ータ8の逆転によりスプール軸が反対方向に回転する
と、フィルムFはQ方向に給送されてカートリッジ内に
巻戻される。図2に示すように、フィルムFには1コマ
分の映像記録部11ごとに2つの矩形のパーフォレーシ
ョン12が形成されるとともに、フィルムFの先端部に
は台形の切欠部13が形成されている。
れるフィルムを示す。図2において、フィルムFは不図
示のカートリッジのスプール軸に巻き取られ、カートリ
ッジ内に収納される。モータ8の正転によりスプール軸
が所定方向に回転すると、カートリッジ内のフィルムF
はカートリッジから押出されてP方向に送出される。モ
ータ8の逆転によりスプール軸が反対方向に回転する
と、フィルムFはQ方向に給送されてカートリッジ内に
巻戻される。図2に示すように、フィルムFには1コマ
分の映像記録部11ごとに2つの矩形のパーフォレーシ
ョン12が形成されるとともに、フィルムFの先端部に
は台形の切欠部13が形成されている。
【0022】図3に示すフォトセンサ回路6は、発光素
子(LED)15aおよび受光素子15bからなるフォ
トセンサ(フォトリフレクタ)15と、トランジスタT
r1、Tr2と、抵抗R1、R2、R3とを備える。こ
こで、抵抗R1の抵抗値rおよび抵抗R2の抵抗値Rに
ついて、 r<R が成立する。
子(LED)15aおよび受光素子15bからなるフォ
トセンサ(フォトリフレクタ)15と、トランジスタT
r1、Tr2と、抵抗R1、R2、R3とを備える。こ
こで、抵抗R1の抵抗値rおよび抵抗R2の抵抗値Rに
ついて、 r<R が成立する。
【0023】図3に示すように、トランジスタTr1の
ベースはCPU1のポートP1と、トランジスタTr2
のベースはCPU1のポートP2と、フォトセンサ15
の出力端はCPU1のポートP0と、それぞれ接続され
ている。
ベースはCPU1のポートP1と、トランジスタTr2
のベースはCPU1のポートP2と、フォトセンサ15
の出力端はCPU1のポートP0と、それぞれ接続され
ている。
【0024】発光素子(LED)15aのアノードは電
源電圧(VDD)端子と接続され、発光素子15aのカ
ソードは抵抗R1および抵抗R2の一端と接続されてい
る。また、抵抗1および抵抗2の他端は、それぞれトラ
ンジスタTr1およびトランジスタTr2を介してグラ
ンド端子と接続されている。
源電圧(VDD)端子と接続され、発光素子15aのカ
ソードは抵抗R1および抵抗R2の一端と接続されてい
る。また、抵抗1および抵抗2の他端は、それぞれトラ
ンジスタTr1およびトランジスタTr2を介してグラ
ンド端子と接続されている。
【0025】ポートP1が「H」に設定されるとトラン
ジスタTr1は導通し、ポートP1が「L」に設定され
るとトランジスタTr1は遮断する。ポートP2が
「H」に設定されるとトランジスタTr2は導通し、ポ
ートP2が「L」に設定されるとトランジスタTr2は
遮断する。発光素子15aはほぼ定電圧特性を有してい
るので、発光素子15aに供給される電流は、抵抗R1
(抵抗値r)および抵抗R2(抵抗値R)による合成抵
抗の抵抗値にほぼ反比例した値となる。表1にポートP
1、P2の各々の状態における抵抗R1および抵抗R2
による合成抵抗値を示す。
ジスタTr1は導通し、ポートP1が「L」に設定され
るとトランジスタTr1は遮断する。ポートP2が
「H」に設定されるとトランジスタTr2は導通し、ポ
ートP2が「L」に設定されるとトランジスタTr2は
遮断する。発光素子15aはほぼ定電圧特性を有してい
るので、発光素子15aに供給される電流は、抵抗R1
(抵抗値r)および抵抗R2(抵抗値R)による合成抵
抗の抵抗値にほぼ反比例した値となる。表1にポートP
1、P2の各々の状態における抵抗R1および抵抗R2
による合成抵抗値を示す。
【表1】 状態 ポートP1 ポートP2 合成抵抗値 「L」 「L」 ∞(無限大) 「L」 「H」 R 「H」 「L」 r 「H」 「H」 R・r/(R+r)
【0026】上述のように、r<Rであるから、 R・r/(R+r)<r<R が成立し、表1に示す状態〜の順に合成抵抗値が低
くなるので、発光素子15aに流れる電流は状態〜
の順に大きくなる。なお、状態においては発光素子1
5aに電流は流れない。
くなるので、発光素子15aに流れる電流は状態〜
の順に大きくなる。なお、状態においては発光素子1
5aに電流は流れない。
【0027】フォトセンサ15は給送されるフィルムF
のパーフォレーション12に対向する位置に設けられ、
フォトセンサ15に対向するフィルムレール面には反射
板が設けられている。フォトセンサ15にフィルムFが
対向していない場合には、発光素子15aからの投光は
反射板で反射されて受光素子15bで受光される。一
方、フォトセンサ15にフィルムFが対向している場合
には、発光素子15aからの投光の一部のみがフィルム
Fを透過するので、受光素子15bに戻る光量が減少す
る。受光素子15bの出力電流は受光素子の受光量の増
加に応じて増加し、出力電流の増加に応じてポートP0
の電圧値が上昇するので、ポートP0の電圧値はフォト
センサ15に対向するフィルムFの有無に応じて異なる
値をとる。したがって、適当な閾値とポートP0の電圧
値との大小関係に基づいて対向するフィルムFの有無を
判定することが可能となる。なお、図2においてフィル
ムF上の1点鎖線151はフォトセンサ15が対向する
位置を示している。
のパーフォレーション12に対向する位置に設けられ、
フォトセンサ15に対向するフィルムレール面には反射
板が設けられている。フォトセンサ15にフィルムFが
対向していない場合には、発光素子15aからの投光は
反射板で反射されて受光素子15bで受光される。一
方、フォトセンサ15にフィルムFが対向している場合
には、発光素子15aからの投光の一部のみがフィルム
Fを透過するので、受光素子15bに戻る光量が減少す
る。受光素子15bの出力電流は受光素子の受光量の増
加に応じて増加し、出力電流の増加に応じてポートP0
の電圧値が上昇するので、ポートP0の電圧値はフォト
センサ15に対向するフィルムFの有無に応じて異なる
値をとる。したがって、適当な閾値とポートP0の電圧
値との大小関係に基づいて対向するフィルムFの有無を
判定することが可能となる。なお、図2においてフィル
ムF上の1点鎖線151はフォトセンサ15が対向する
位置を示している。
【0028】図4は受光素子15bが受ける光量とポー
トP0の電圧の関係を示している。上述のように受光素
子15bの受ける光量が増加するにつれてポートP0の
電圧は上昇するが、電源電圧(VDD)に近付くとポー
トP0の電圧は飽和するようになる。このような飽和領
域内における受光量の変動はポートP0の電圧値をほと
んど変化させないため、フィルムFの有無による受光量
の可変幅が飽和領域にかかるとフィルムFの有無に応じ
たポートP0の電圧値変化量がその分だけ小さくなる。
したがって、フィルムFの有無を確実に検出するために
は、受光量の可変幅が飽和領域にかからないようにする
ことが望ましい。
トP0の電圧の関係を示している。上述のように受光素
子15bの受ける光量が増加するにつれてポートP0の
電圧は上昇するが、電源電圧(VDD)に近付くとポー
トP0の電圧は飽和するようになる。このような飽和領
域内における受光量の変動はポートP0の電圧値をほと
んど変化させないため、フィルムFの有無による受光量
の可変幅が飽和領域にかかるとフィルムFの有無に応じ
たポートP0の電圧値変化量がその分だけ小さくなる。
したがって、フィルムFの有無を確実に検出するために
は、受光量の可変幅が飽和領域にかからないようにする
ことが望ましい。
【0029】次に、図5〜図9を用いて第1の実施の形
態のカメラの動作について説明する。 <メインルーチン>図5に示すメインルーチンのシーケ
ンスは、カメラの電源オンによりスタートする。ステッ
プS101において、カメラにフィルムカートリッジが
装填されているか否か判断する。装填されていると判定
されればステップS102へ進み、装填されていないと
判定されればステップS101を繰り返す。なお、フィ
ルムカートリッジが装填されてカートリッジ蓋が閉じら
れるとカートリッジ蓋スイッチ3がオフするので、ステ
ップS101ではカートリッジ蓋スイッチ3がオフであ
ればフィルムカートリッジが装填されたものと、オンで
あればフィルムカートリッジが装填されていないもの
と、それぞれ判定する。
態のカメラの動作について説明する。 <メインルーチン>図5に示すメインルーチンのシーケ
ンスは、カメラの電源オンによりスタートする。ステッ
プS101において、カメラにフィルムカートリッジが
装填されているか否か判断する。装填されていると判定
されればステップS102へ進み、装填されていないと
判定されればステップS101を繰り返す。なお、フィ
ルムカートリッジが装填されてカートリッジ蓋が閉じら
れるとカートリッジ蓋スイッチ3がオフするので、ステ
ップS101ではカートリッジ蓋スイッチ3がオフであ
ればフィルムカートリッジが装填されたものと、オンで
あればフィルムカートリッジが装填されていないもの
と、それぞれ判定する。
【0030】ステップS102ではステップS200を
コールしてスラスト処理を行なう。スラスト処理はフィ
ルムFの第1コマの撮影状態になるまでフィルムFをカ
ートリッジから押出す処理をいう。なお、スラスト処理
の詳細については後述する。
コールしてスラスト処理を行なう。スラスト処理はフィ
ルムFの第1コマの撮影状態になるまでフィルムFをカ
ートリッジから押出す処理をいう。なお、スラスト処理
の詳細については後述する。
【0031】ステップS103ではスラスト処理におい
てスラストエラーが発生したか否か判断する。エラーが
発生していないと判定されればステップS104へ進
み、エラーが発生したと判定されればステップS108
へ進む。ステップS104ではレリーズスイッチ4がオ
ンするのを待ち、オンしたものと判定されればステップ
S105へ進む。
てスラストエラーが発生したか否か判断する。エラーが
発生していないと判定されればステップS104へ進
み、エラーが発生したと判定されればステップS108
へ進む。ステップS104ではレリーズスイッチ4がオ
ンするのを待ち、オンしたものと判定されればステップ
S105へ進む。
【0032】ステップS105では撮影を実行する。公
知の方法により被写体の測距および測光を行ない、その
結果に基づいてレンズをピント位置に繰り出し、シャッ
タを測光値に応じて所定時間開く。また必要に応じてス
トロボを発光する。これらの処理によって撮影を完了す
る。
知の方法により被写体の測距および測光を行ない、その
結果に基づいてレンズをピント位置に繰り出し、シャッ
タを測光値に応じて所定時間開く。また必要に応じてス
トロボを発光する。これらの処理によって撮影を完了す
る。
【0033】撮影が完了するとステップS106へ進
み、ステップS300をコールして巻上げ処理を行な
う。巻上げ処理については後述する。ステップS107
では、巻上げ処理中にフィルムFの終端が検出されたか
否か判断する。終端を検出しなかったと判定されればス
テップS104へ戻り、終端を検出したと判定されれば
ステップS108へ進む。
み、ステップS300をコールして巻上げ処理を行な
う。巻上げ処理については後述する。ステップS107
では、巻上げ処理中にフィルムFの終端が検出されたか
否か判断する。終端を検出しなかったと判定されればス
テップS104へ戻り、終端を検出したと判定されれば
ステップS108へ進む。
【0034】ステップS108では巻戻し処理400を
コールする。巻戻し処理ではフィルムFをカートリッジ
内に巻取りモータを停止する。巻戻し処理が終了した状
態で、カメラの使用者はカートリッジ蓋を開きカートリ
ッジを取り出すことができる。カートリッジの取り出し
によりカートリッジ蓋スイッチ3がオンするが、使用者
が次の新たなフィルムをカメラに装填するとスイッチ3
が閉じ、ステップS101からステップS102へ進む
ことによって上述の処理が再開される。なお、巻戻し処
理については後述する。
コールする。巻戻し処理ではフィルムFをカートリッジ
内に巻取りモータを停止する。巻戻し処理が終了した状
態で、カメラの使用者はカートリッジ蓋を開きカートリ
ッジを取り出すことができる。カートリッジの取り出し
によりカートリッジ蓋スイッチ3がオンするが、使用者
が次の新たなフィルムをカメラに装填するとスイッチ3
が閉じ、ステップS101からステップS102へ進む
ことによって上述の処理が再開される。なお、巻戻し処
理については後述する。
【0035】<スラスト処理>図6および図7はスラス
ト処理のシーケンスを示す。上述のように、メインルー
チンのステップS102からステップS200へ進み、
スラスト処理が開始される。図6に示すステップS20
0ではモータ7は停止しており、フィルムFはカートリ
ッジ内に巻き取られた状態にある。ステップS201で
は、フィルムFがフォトセンサ15と対向しているか否
かを判別するための閾値を設定する。この閾値は、フォ
トセンサ15の出力値(ポートP0の電圧値)との大小
関係に基づきフィルムFがフォトセンサ15と対向して
いるか否かを判定するための電圧値である。閾値は、例
えば図3に示す電源電圧VDDの約1/2の電圧値に設
定される。
ト処理のシーケンスを示す。上述のように、メインルー
チンのステップS102からステップS200へ進み、
スラスト処理が開始される。図6に示すステップS20
0ではモータ7は停止しており、フィルムFはカートリ
ッジ内に巻き取られた状態にある。ステップS201で
は、フィルムFがフォトセンサ15と対向しているか否
かを判別するための閾値を設定する。この閾値は、フォ
トセンサ15の出力値(ポートP0の電圧値)との大小
関係に基づきフィルムFがフォトセンサ15と対向して
いるか否かを判定するための電圧値である。閾値は、例
えば図3に示す電源電圧VDDの約1/2の電圧値に設
定される。
【0036】ステップS202ではポートP1を「H」
に、ポートP2を「L」に、それぞれ設定し(表1の状
態とする)、ポートP0の電圧値をCPU1のメモリ
に記憶する。なお、ステップS202においてフィルム
Fの先端はまだフォトセンサ15に到達しておらず、フ
ィルムFはフォトセンサ15と対向していない。次に、
ステップS203ではステップS201で設定された閾
値とステップS202で記録されたポートP0の電圧値
の大小を比較し、ポートP0の電圧値が閾値よりも大き
いと判定されればステップS205へ進み、ポートP0
の電圧値が閾値以下であると判定されればステップS2
04へ進む。なお、メモリに記憶されたポートP0の電
圧値は上述のようにフィルムFが対向していないときの
値であり、ステップS203においてこの値が閾値以下
であると判定された場合、このままの状態では発光素子
15aの光量が不足しておりフィルムの有無が検出でき
ないものと判断している。
に、ポートP2を「L」に、それぞれ設定し(表1の状
態とする)、ポートP0の電圧値をCPU1のメモリ
に記憶する。なお、ステップS202においてフィルム
Fの先端はまだフォトセンサ15に到達しておらず、フ
ィルムFはフォトセンサ15と対向していない。次に、
ステップS203ではステップS201で設定された閾
値とステップS202で記録されたポートP0の電圧値
の大小を比較し、ポートP0の電圧値が閾値よりも大き
いと判定されればステップS205へ進み、ポートP0
の電圧値が閾値以下であると判定されればステップS2
04へ進む。なお、メモリに記憶されたポートP0の電
圧値は上述のようにフィルムFが対向していないときの
値であり、ステップS203においてこの値が閾値以下
であると判定された場合、このままの状態では発光素子
15aの光量が不足しておりフィルムの有無が検出でき
ないものと判断している。
【0037】ステップS203においてポートP0の電
圧値が閾値以下であると判定された場合には、ステップ
S204においてポートP2を「H」に切換えて発光素
子15bの電流を増加させ(表1の状態とする)、ス
テップS207へ進む。上述のステップS204では発
光素子15aの電流を増加させることにより発光素子1
5aの光量を増大させてフィルムFの有無の検出を可能
とする。
圧値が閾値以下であると判定された場合には、ステップ
S204においてポートP2を「H」に切換えて発光素
子15bの電流を増加させ(表1の状態とする)、ス
テップS207へ進む。上述のステップS204では発
光素子15aの電流を増加させることにより発光素子1
5aの光量を増大させてフィルムFの有無の検出を可能
とする。
【0038】ステップS203においてポートP0の電
圧値が閾値を越えていると判定された場合には、ステッ
プS205においてポートP0の電圧値とレール面飽和
判別値との大小を比較する。レール面飽和判別値は、例
えば、図4に示す飽和限界値に近い電圧で、飽和限界値
以下の電圧値とする。ステップS205においてポート
P0の電圧値がレール面飽和判別値よりも小さいと判定
されればステップS207へ進み、ポートP0の電圧値
がレール面飽和判別値以上であると判定されればステッ
プS206へ進む。
圧値が閾値を越えていると判定された場合には、ステッ
プS205においてポートP0の電圧値とレール面飽和
判別値との大小を比較する。レール面飽和判別値は、例
えば、図4に示す飽和限界値に近い電圧で、飽和限界値
以下の電圧値とする。ステップS205においてポート
P0の電圧値がレール面飽和判別値よりも小さいと判定
されればステップS207へ進み、ポートP0の電圧値
がレール面飽和判別値以上であると判定されればステッ
プS206へ進む。
【0039】なお、ステップS205においてポートP
0の電圧値がレール面飽和判別値以上であると判定され
た場合には、発光素子15aの光量が大きすぎるために
受光素子15bの受光量の可変範囲がポートP0の電圧
値の飽和領域に入り込んでおり、このままの状態ではポ
ートP0の電圧値の可変範囲が閾値にかからず、フィル
ムの有無を検出できない可能性があると判断している。
一方、ステップS205においてポートP0の電圧値が
レール面飽和判別値よりも小さいと判定された場合に
は、ポートP0の電圧値は閾値とレール飽和判別値との
中間にあり(ステップS203、ステップS205)、
フィルムFの有無の検出が確実に行なえる状態にあると
判断している。
0の電圧値がレール面飽和判別値以上であると判定され
た場合には、発光素子15aの光量が大きすぎるために
受光素子15bの受光量の可変範囲がポートP0の電圧
値の飽和領域に入り込んでおり、このままの状態ではポ
ートP0の電圧値の可変範囲が閾値にかからず、フィル
ムの有無を検出できない可能性があると判断している。
一方、ステップS205においてポートP0の電圧値が
レール面飽和判別値よりも小さいと判定された場合に
は、ポートP0の電圧値は閾値とレール飽和判別値との
中間にあり(ステップS203、ステップS205)、
フィルムFの有無の検出が確実に行なえる状態にあると
判断している。
【0040】ステップS205においてポートP0の電
圧値がレール面飽和判別値以上であると判定された場合
には、ステップS206においてポートP1を「L」
に、ポートP2を「H」に、それぞれ設定し(表1の状
態とする)、ステップS207へ進む。上述のステッ
プS206では発光素子15aの電流を減少させて発光
素子15aの光量を減らすことにより、ポートP0の電
圧値の可変範囲が確実に閾値にかかるようにし、フィル
ム有無の検出を可能としている。
圧値がレール面飽和判別値以上であると判定された場合
には、ステップS206においてポートP1を「L」
に、ポートP2を「H」に、それぞれ設定し(表1の状
態とする)、ステップS207へ進む。上述のステッ
プS206では発光素子15aの電流を減少させて発光
素子15aの光量を減らすことにより、ポートP0の電
圧値の可変範囲が確実に閾値にかかるようにし、フィル
ム有無の検出を可能としている。
【0041】ステップS207ではモータ7の正転を開
始し、ステップS208ではスラストエラー検出タイマ
を8秒間に設定して計時を開始する。ステップS209
においてスラストエラー検出タイマがタイムアップして
いると判定されれば、スラストエラーが発生したものと
判断してステップS221(図7)へ進み、タイムアッ
プしていないと判定されればステップS210へ進む。
ステップS210ではポートP0の電圧を読み込み、ス
テップS201で設定された閾値との大小を比較する。
ポートP0の電圧値が閾値よりも小さいと判定されれば
フィルムFの先端を検出したものと判断してステップS
211へ進み、ポートP0の電圧が閾値以上であると判
定されれば、まだフィルムFの先端を検出していないも
のと判断してステップS209へ戻る。ステップS20
9およびステップS210における動作は十分に速いた
め、フィルムFの先端がフォトセンサ15に到達したの
とほぼ同時にステップS210での検出が行なわれる。
始し、ステップS208ではスラストエラー検出タイマ
を8秒間に設定して計時を開始する。ステップS209
においてスラストエラー検出タイマがタイムアップして
いると判定されれば、スラストエラーが発生したものと
判断してステップS221(図7)へ進み、タイムアッ
プしていないと判定されればステップS210へ進む。
ステップS210ではポートP0の電圧を読み込み、ス
テップS201で設定された閾値との大小を比較する。
ポートP0の電圧値が閾値よりも小さいと判定されれば
フィルムFの先端を検出したものと判断してステップS
211へ進み、ポートP0の電圧が閾値以上であると判
定されれば、まだフィルムFの先端を検出していないも
のと判断してステップS209へ戻る。ステップS20
9およびステップS210における動作は十分に速いた
め、フィルムFの先端がフォトセンサ15に到達したの
とほぼ同時にステップS210での検出が行なわれる。
【0042】ステップS211では、所定時間(500
ms程度)待機し、フィルムFの先端部にある切欠部1
3(図2)がフォトセンサ15を通過するのを待つ。図
2に示すように、フォトセンサ15による検出位置(1
点鎖線151)が切欠部13にかかる場合があるので、
待機時間中に切欠部13を通過させ、切欠部13がパー
フォレーションとして誤って検出されるのを防止してい
る。
ms程度)待機し、フィルムFの先端部にある切欠部1
3(図2)がフォトセンサ15を通過するのを待つ。図
2に示すように、フォトセンサ15による検出位置(1
点鎖線151)が切欠部13にかかる場合があるので、
待機時間中に切欠部13を通過させ、切欠部13がパー
フォレーションとして誤って検出されるのを防止してい
る。
【0043】図7に示すステップS212では、スラス
トエラー検出タイマを8秒間に再度設定して計時を開始
する。ステップS213においてスラストエラー検出タ
イマを読み込み、スラストエラー検出タイマがタイムア
ップしていると判定されればスラストエラーが発生した
ものと判断してステップS221へ進み、タイムアップ
していないと判定されればステップS214へ進む。
トエラー検出タイマを8秒間に再度設定して計時を開始
する。ステップS213においてスラストエラー検出タ
イマを読み込み、スラストエラー検出タイマがタイムア
ップしていると判定されればスラストエラーが発生した
ものと判断してステップS221へ進み、タイムアップ
していないと判定されればステップS214へ進む。
【0044】ステップS214ではポートP0の電圧値
を読み込み、ポートP0の電圧値と閾値との大小関係が
前回と逆転していると判定されればパーフォレーション
12のエッジを検出したものと判断してステップS21
5へ進み、大小関係が逆転していないと判定されればパ
ーフォレーションエッジを検出していないと判断してス
テップS213へ戻る。ステップS215において、今
回検出されたエッジが4番目のエッジか否か判断し、4
番目であると判定されればステップS216へ進み、4
番目でないと判定されればステップS212へ戻る。
を読み込み、ポートP0の電圧値と閾値との大小関係が
前回と逆転していると判定されればパーフォレーション
12のエッジを検出したものと判断してステップS21
5へ進み、大小関係が逆転していないと判定されればパ
ーフォレーションエッジを検出していないと判断してス
テップS213へ戻る。ステップS215において、今
回検出されたエッジが4番目のエッジか否か判断し、4
番目であると判定されればステップS216へ進み、4
番目でないと判定されればステップS212へ戻る。
【0045】ステップS216ではモータ7を停止し、
ステップS217ではモータ7に所定時間(5ms程
度)逆電圧を印加してブレーキをかける。ステップS2
18では所定時間(8ms)モータ7の電極をショート
してブレーキをかけ、フィルムFの給送を完全に停止さ
せる。このときカメラのアパーチャ面にはフィルムFの
第1コマ目が対向している。ステップS219では表示
装置2のフィルムカウンタに「1」の表示をし、その
後、ステップS103へ戻る。
ステップS217ではモータ7に所定時間(5ms程
度)逆電圧を印加してブレーキをかける。ステップS2
18では所定時間(8ms)モータ7の電極をショート
してブレーキをかけ、フィルムFの給送を完全に停止さ
せる。このときカメラのアパーチャ面にはフィルムFの
第1コマ目が対向している。ステップS219では表示
装置2のフィルムカウンタに「1」の表示をし、その
後、ステップS103へ戻る。
【0046】ステップS209(図6)またはステップ
S213においてスラストエラーが発生したものと判断
された場合には、上述のようにステップS221へ進
む。ステップS221ではスラストエラー検出フラグを
CPU1のメモリに設定する。このフラグはスラスト処
理中にスラストエラーを検出したことを示す識別フラグ
であり、ステップS105での判別はこのフラグにより
行なう。ステップS221でスラストエラー検出フラグ
を設定した後、正常に巻上げを完了した場合と同様、ス
テップS216〜ステップS218の処理によりフィル
ム給送を完全に停止させ、ステップS103(図5)へ
戻る。ただし、スラストエラーが発生したと判断される
場合には、ステップS219において、「1」を表示す
る代りにスラストエラーであることを示す「E」の表示
をフィルムカウンタに表示する。
S213においてスラストエラーが発生したものと判断
された場合には、上述のようにステップS221へ進
む。ステップS221ではスラストエラー検出フラグを
CPU1のメモリに設定する。このフラグはスラスト処
理中にスラストエラーを検出したことを示す識別フラグ
であり、ステップS105での判別はこのフラグにより
行なう。ステップS221でスラストエラー検出フラグ
を設定した後、正常に巻上げを完了した場合と同様、ス
テップS216〜ステップS218の処理によりフィル
ム給送を完全に停止させ、ステップS103(図5)へ
戻る。ただし、スラストエラーが発生したと判断される
場合には、ステップS219において、「1」を表示す
る代りにスラストエラーであることを示す「E」の表示
をフィルムカウンタに表示する。
【0047】<巻上げ処理>図8は、第1の実施の形態
のカメラの巻上げ処理を示す。巻上げ処理とは撮影が終
了した後に、次の撮影コマをアパーチャー面に対向させ
るフィルム給送処理をいう。図5に示すステップS10
5において撮影が終了すると、ステップS106におい
て図8のステップS300がコールされる。ステップS
301ではモータ7の正転を開始してフィルムFを巻上
げ方向に給送する。次にステップS302ではフィルム
Fの終端を検出するための終端検出タイマを2秒間に設
定して計時を開始する。
のカメラの巻上げ処理を示す。巻上げ処理とは撮影が終
了した後に、次の撮影コマをアパーチャー面に対向させ
るフィルム給送処理をいう。図5に示すステップS10
5において撮影が終了すると、ステップS106におい
て図8のステップS300がコールされる。ステップS
301ではモータ7の正転を開始してフィルムFを巻上
げ方向に給送する。次にステップS302ではフィルム
Fの終端を検出するための終端検出タイマを2秒間に設
定して計時を開始する。
【0048】続くステップS303において終端検出タ
イマを読み込み、終端検出タイマがタイムアップしたと
判定されればフィルムFの終端に到達したものと判断し
てステップS307へ進み、終端検出タイマがタイムア
ップしていないと判定されればステップS304へ進
む。ステップS304において、ポートP0の電圧値と
閾値とを比較し、ポートP0の電圧値と閾値の大小関係
が前回と逆転したと判定されればパフォレーション12
のエッジを検出したものと判断してステップS305へ
進み、逆転していないと判定されればエッジを検出して
いないものと判断してステップS303へ戻る。ステッ
プS305においてパーフォレーション12のエッジの
検出回数を読み込み、検出回数が4回であると判定され
ればステップS308へ進む。検出回数が4回でないと
判定されればステップS306へ進む。ステップS30
6では終端検出タイマを2秒間に設定して計時を開始
し、ステップS303へ戻る。
イマを読み込み、終端検出タイマがタイムアップしたと
判定されればフィルムFの終端に到達したものと判断し
てステップS307へ進み、終端検出タイマがタイムア
ップしていないと判定されればステップS304へ進
む。ステップS304において、ポートP0の電圧値と
閾値とを比較し、ポートP0の電圧値と閾値の大小関係
が前回と逆転したと判定されればパフォレーション12
のエッジを検出したものと判断してステップS305へ
進み、逆転していないと判定されればエッジを検出して
いないものと判断してステップS303へ戻る。ステッ
プS305においてパーフォレーション12のエッジの
検出回数を読み込み、検出回数が4回であると判定され
ればステップS308へ進む。検出回数が4回でないと
判定されればステップS306へ進む。ステップS30
6では終端検出タイマを2秒間に設定して計時を開始
し、ステップS303へ戻る。
【0049】上述のように、ステップS305において
パーフォレーション12のエッジの検出回数が4回であ
ると判定されたときにはステップS308へ進む。ステ
ップS308ではモータ7を停止し、ステップS309
で所定時間(5ms)モータ7に逆電圧を印加してブレ
ーキをかける。さらにステップS310で所定時間(8
0ms)モータ7の端子をショートしてブレーキをか
け、フィルムFの給送を完全に停止する。このとき、次
に撮影するコマがアパーチャー面に対向した状態とな
る。次に、ステップS311では表示装置2のフィルム
カウンタの表示を「1」加算して、図5のステップS1
07へ戻る。
パーフォレーション12のエッジの検出回数が4回であ
ると判定されたときにはステップS308へ進む。ステ
ップS308ではモータ7を停止し、ステップS309
で所定時間(5ms)モータ7に逆電圧を印加してブレ
ーキをかける。さらにステップS310で所定時間(8
0ms)モータ7の端子をショートしてブレーキをか
け、フィルムFの給送を完全に停止する。このとき、次
に撮影するコマがアパーチャー面に対向した状態とな
る。次に、ステップS311では表示装置2のフィルム
カウンタの表示を「1」加算して、図5のステップS1
07へ戻る。
【0050】上述のように、ステップS303において
終端検出タイマがタイムアップしていると判定された場
合には、ステップS307へ進む。ステップS307で
は終端検出フラグをCPU1のメモリにセットする。こ
のフラグは巻上げ処理中にフィルム終端を検出したこと
を示すフラグで、上述のステップS107(図5)にお
ける判定はこのフラグの有無に基づいて行なう。ステッ
プS307でフラグをセットした後、正常に巻上げが終
了した場合と同様にステップS308〜ステップS31
1の処理によりフィルム給送を停止して、図5のステッ
プS107へ戻る。但し、この場合にはステップS31
1において表示装置2のフィルムカウンタの加算を実行
しない。
終端検出タイマがタイムアップしていると判定された場
合には、ステップS307へ進む。ステップS307で
は終端検出フラグをCPU1のメモリにセットする。こ
のフラグは巻上げ処理中にフィルム終端を検出したこと
を示すフラグで、上述のステップS107(図5)にお
ける判定はこのフラグの有無に基づいて行なう。ステッ
プS307でフラグをセットした後、正常に巻上げが終
了した場合と同様にステップS308〜ステップS31
1の処理によりフィルム給送を停止して、図5のステッ
プS107へ戻る。但し、この場合にはステップS31
1において表示装置2のフィルムカウンタの加算を実行
しない。
【0051】<巻戻し処理>図9は巻戻し処理を示す。
巻戻し処理はフィルムFの巻戻しを行なうフィルム給送
処理である。図5に示すステップS103でスラストエ
ラーが発生したと判定された場合、およびステップS1
07でフィルムFの終端が検出されたと判定された場合
には、ステップS108においてステップS400がコ
ールされる。
巻戻し処理はフィルムFの巻戻しを行なうフィルム給送
処理である。図5に示すステップS103でスラストエ
ラーが発生したと判定された場合、およびステップS1
07でフィルムFの終端が検出されたと判定された場合
には、ステップS108においてステップS400がコ
ールされる。
【0052】ステップS400からステップS401へ
進み、ステップS401ではエッジ数カウンタを「4」
に設定する。次にステップS402においてモータ7の
逆転を開始する。ステップS403では巻戻し完了検出
タイマを所定時間(8秒間)に設定して計時を開始す
る。ステップS404において巻戻し完了検出タイマが
タイムアップしていると判定されればステップS410
へ進み、タイムアップしていないと判定されればステッ
プS405へ進む。ステップS405において、ポート
P0の電圧値と閾値とを読み込み、ポートP0の電圧値
と閾値の大小関係が前回と逆転していると判定されれば
ステップS406へ進む。大小関係が逆転していないと
判定されればステップS404へ戻る。
進み、ステップS401ではエッジ数カウンタを「4」
に設定する。次にステップS402においてモータ7の
逆転を開始する。ステップS403では巻戻し完了検出
タイマを所定時間(8秒間)に設定して計時を開始す
る。ステップS404において巻戻し完了検出タイマが
タイムアップしていると判定されればステップS410
へ進み、タイムアップしていないと判定されればステッ
プS405へ進む。ステップS405において、ポート
P0の電圧値と閾値とを読み込み、ポートP0の電圧値
と閾値の大小関係が前回と逆転していると判定されれば
ステップS406へ進む。大小関係が逆転していないと
判定されればステップS404へ戻る。
【0053】ステップS406ではエッジ数カウンタを
「1」減算する。ステップS407においてエッジ数カ
ウンタを読み込み、エッジ数カウンタが「0」であると
判定されればフィルムFが1コマ分巻戻されたものと判
断してステップS408へ進む。エッジ数カウンタが
「0」でないと判定されれば、まだ1コマ分巻戻されて
いないものと判断してステップS403へ戻る。ステッ
プS408ではフィルムカウンタを「1」減算する。ス
テップS409ではエッジ数カウンタを「4」に設定し
てステップS403へ戻る。
「1」減算する。ステップS407においてエッジ数カ
ウンタを読み込み、エッジ数カウンタが「0」であると
判定されればフィルムFが1コマ分巻戻されたものと判
断してステップS408へ進む。エッジ数カウンタが
「0」でないと判定されれば、まだ1コマ分巻戻されて
いないものと判断してステップS403へ戻る。ステッ
プS408ではフィルムカウンタを「1」減算する。ス
テップS409ではエッジ数カウンタを「4」に設定し
てステップS403へ戻る。
【0054】ステップS404において巻戻し完了検出
タイマがタイムアップしていると判定された場合には、
フィルムFが完全に巻戻されているものと判断してステ
ップS410へ進む。ステップS410ではモータ7を
停止する。ステップS411ではモータ7に逆電圧を印
加してブレーキを掛ける。ステップS412ではモータ
7の端子をショートしてブレーキを掛け、フィルム給送
を完全に停止する。フィルム給送が停止した状態でメイ
ンルーチンに戻り、シーケンスを終了する(図5)。
タイマがタイムアップしていると判定された場合には、
フィルムFが完全に巻戻されているものと判断してステ
ップS410へ進む。ステップS410ではモータ7を
停止する。ステップS411ではモータ7に逆電圧を印
加してブレーキを掛ける。ステップS412ではモータ
7の端子をショートしてブレーキを掛け、フィルム給送
を完全に停止する。フィルム給送が停止した状態でメイ
ンルーチンに戻り、シーケンスを終了する(図5)。
【0055】スラスト処理における動作について、図1
0〜図12を用いてさらに詳述する。図10は発光素子
15aの光量が適正な場合を、図11は発光素子15a
の光量が過大なままに維持したと仮定した場合を、図1
2は発光素子15aの光量が不足した状態のまま維持し
たと仮定した場合を、それぞれ示している。
0〜図12を用いてさらに詳述する。図10は発光素子
15aの光量が適正な場合を、図11は発光素子15a
の光量が過大なままに維持したと仮定した場合を、図1
2は発光素子15aの光量が不足した状態のまま維持し
たと仮定した場合を、それぞれ示している。
【0056】図10において、フィルム先端部がフォト
センサ15に到達するまでの受光素子15bの出力値
(フォトセンサ15の出力電圧)は平坦部20に示され
る。また、パーフォレーション12はフォトセンサ15
の出力のピーク12Aに、切欠部13はピーク13A
に、それぞれ対応している。このように発光素子15a
の光量が適切な場合には、フィルムFが無いときの出力
値(平坦部20)が閾値とレール面飽和判別値の中間に
あり、ステップS203〜ステップS206(図6)で
発光素子15aの光量を切換えることなくカメラの動作
が継続される。したがって、図10に示す受光素子15
bと閾値との交点12BがフィルムFの先端およびパー
フォレーション12のエッジとして検出されることとな
る。なお、図10の時刻aから時刻bの間はステップS
211(図6)の待機時間に相当し、上述のように切欠
部13の検出が防止される。
センサ15に到達するまでの受光素子15bの出力値
(フォトセンサ15の出力電圧)は平坦部20に示され
る。また、パーフォレーション12はフォトセンサ15
の出力のピーク12Aに、切欠部13はピーク13A
に、それぞれ対応している。このように発光素子15a
の光量が適切な場合には、フィルムFが無いときの出力
値(平坦部20)が閾値とレール面飽和判別値の中間に
あり、ステップS203〜ステップS206(図6)で
発光素子15aの光量を切換えることなくカメラの動作
が継続される。したがって、図10に示す受光素子15
bと閾値との交点12BがフィルムFの先端およびパー
フォレーション12のエッジとして検出されることとな
る。なお、図10の時刻aから時刻bの間はステップS
211(図6)の待機時間に相当し、上述のように切欠
部13の検出が防止される。
【0057】発光素子15aの光量が過大である場合、
図11に示すように受光素子15bの出力値が飽和領域
(レール面飽和判別値よりも上側の領域)にくい込み、
フォトセンサ15(発光素子15a)にフィルムFが対
向したときの受光素子15bの出力値が閾値まで低下し
ないことがある。このような状態ではパーフォレーショ
ン12の検出が不可能となるので、ステップS205に
おいてフィルムFがフォトセンサ15と対向しないとき
の受光素子15bの出力値とレール面飽和判別値とを比
較して、受光素子15bの出力値が判別値以上の場合に
は、ステップS206において発光素子15aの光量を
減少させている。光量の減少により受光素子15bの出
力値の変動幅内に閾値を包含させるようにし(図1
0)、パーフォレーション12の検出を可能とする。
図11に示すように受光素子15bの出力値が飽和領域
(レール面飽和判別値よりも上側の領域)にくい込み、
フォトセンサ15(発光素子15a)にフィルムFが対
向したときの受光素子15bの出力値が閾値まで低下し
ないことがある。このような状態ではパーフォレーショ
ン12の検出が不可能となるので、ステップS205に
おいてフィルムFがフォトセンサ15と対向しないとき
の受光素子15bの出力値とレール面飽和判別値とを比
較して、受光素子15bの出力値が判別値以上の場合に
は、ステップS206において発光素子15aの光量を
減少させている。光量の減少により受光素子15bの出
力値の変動幅内に閾値を包含させるようにし(図1
0)、パーフォレーション12の検出を可能とする。
【0058】発光素子15aの光量が過小である場合、
図12に示すようにフォトセンサ15にフィルムFが対
向していないときに受光素子15bの出力値が閾値を下
回っている。このような状態ではパーフォレーション1
2の検出が不可能となるので、ステップS203におい
てフィルムFがフォトセンサ15と対向しないときの受
光素子15bの出力値(図12の平坦部40)と閾値と
を比較して、受光素子15bの出力値が閾値以下の場合
には、ステップS204において発光素子の光量を増加
させている。光量の増加により受光素子bの出力値の変
動幅内に閾値を包含させるようにし(図10)、パーフ
ォレーション12の検出を可能とする。
図12に示すようにフォトセンサ15にフィルムFが対
向していないときに受光素子15bの出力値が閾値を下
回っている。このような状態ではパーフォレーション1
2の検出が不可能となるので、ステップS203におい
てフィルムFがフォトセンサ15と対向しないときの受
光素子15bの出力値(図12の平坦部40)と閾値と
を比較して、受光素子15bの出力値が閾値以下の場合
には、ステップS204において発光素子の光量を増加
させている。光量の増加により受光素子bの出力値の変
動幅内に閾値を包含させるようにし(図10)、パーフ
ォレーション12の検出を可能とする。
【0059】以上述べたように、第1の実施の形態のフ
ィルム検出装置付きカメラにおいては、フィルムFがな
い状態におけるフォトセンサ15の出力値がフィルムF
の有無を判定する閾値よりも大きく、かつ飽和領域に到
達する値よりも小さくなるように、発光素子15aの光
量を切換えているので、フォトセンサ15の出力値の変
動範囲が閾値の外にずれるおそれがなく、パーフォレー
ション12を確実に検出できる。また、第1の実施の形
態のカメラでは、スラスト動作の度に発光素子15aの
光量の切換えをしているので、フィルム給送に伴って発
生した粉体などが反射板やフォトセンサ15に付着して
フォトセンサ15の出力値に影響を与える(出力値を下
げる)場合でも、パーフォレーション12を確実に検出
できる。
ィルム検出装置付きカメラにおいては、フィルムFがな
い状態におけるフォトセンサ15の出力値がフィルムF
の有無を判定する閾値よりも大きく、かつ飽和領域に到
達する値よりも小さくなるように、発光素子15aの光
量を切換えているので、フォトセンサ15の出力値の変
動範囲が閾値の外にずれるおそれがなく、パーフォレー
ション12を確実に検出できる。また、第1の実施の形
態のカメラでは、スラスト動作の度に発光素子15aの
光量の切換えをしているので、フィルム給送に伴って発
生した粉体などが反射板やフォトセンサ15に付着して
フォトセンサ15の出力値に影響を与える(出力値を下
げる)場合でも、パーフォレーション12を確実に検出
できる。
【0060】第1の実施の形態では反射型のフォトリフ
レクタを使用しているが、反射型のフォトリフレクタに
代えて透過型のフォトインタラプタを使用してもよい。
第1の実施の形態ではパーフォレーションのエッジ等の
検出を1回の判定で行なっているが、同じ信号を2回読
み込んで検出をより確実なものとしてもよい。第1の実
施の形態では発光素子15aの光量を電流の変化により
制御しているが、種々の発光素子の特性に適合した各種
の方法が適用できる。
レクタを使用しているが、反射型のフォトリフレクタに
代えて透過型のフォトインタラプタを使用してもよい。
第1の実施の形態ではパーフォレーションのエッジ等の
検出を1回の判定で行なっているが、同じ信号を2回読
み込んで検出をより確実なものとしてもよい。第1の実
施の形態では発光素子15aの光量を電流の変化により
制御しているが、種々の発光素子の特性に適合した各種
の方法が適用できる。
【0061】第1の実施の形態のカメラは請求項1〜3
および7に記載のカメラに対応し、第1の実施の形態の
CPU1が請求項の判定手段に、フォトセンサ回路6が
請求項の調整手段に、それぞれ対応する。
および7に記載のカメラに対応し、第1の実施の形態の
CPU1が請求項の判定手段に、フォトセンサ回路6が
請求項の調整手段に、それぞれ対応する。
【0062】−第2の実施の形態− 第1の実施の形態ではレール面に反射板を取り付け、フ
ィルムFがフォトリフレクタと対向していない場合に、
より強い光が受光されるように構成しているが、第2の
実施の形態ではレール面を非反射面とし、フィルムFが
対向する場合に受光素子の受光量が大きくなるように構
成している。すなわち、フィルムFがフォトリフレクタ
と対向したときにフィルムFによる反射光を受けて受光
素子の出力値が上昇するので、所定の閾値を出力値が越
えたときにフィルムFが対向しているものと、出力値が
閾値以下のときにフィルムFが対向していないものとそ
れぞれ判定する。なお、第2の実施の形態のカメラのそ
の他の部分の構造については、第1の実施の形態の構造
と同一であるので、その説明を省略する。
ィルムFがフォトリフレクタと対向していない場合に、
より強い光が受光されるように構成しているが、第2の
実施の形態ではレール面を非反射面とし、フィルムFが
対向する場合に受光素子の受光量が大きくなるように構
成している。すなわち、フィルムFがフォトリフレクタ
と対向したときにフィルムFによる反射光を受けて受光
素子の出力値が上昇するので、所定の閾値を出力値が越
えたときにフィルムFが対向しているものと、出力値が
閾値以下のときにフィルムFが対向していないものとそ
れぞれ判定する。なお、第2の実施の形態のカメラのそ
の他の部分の構造については、第1の実施の形態の構造
と同一であるので、その説明を省略する。
【0063】第2の実施の形態のカメラでは次のように
して発光素子の光量を適正化する。すなわち、フィルム
Fがフォトリフレクタと対向した状態においてフォトリ
フレクタの出力値と、閾値とを比較し、フォトリフレク
タの出力値が所定の閾値よりも低い場合には発光素子の
電流を増加させる。また、フォトリフレクタの出力が飽
和領域にあるか否かを判別する飽和判別値を設け、フィ
ルムがフォトリフレクタと対向した状態でのフォトリフ
レクタの出力値と、飽和判別値とを比較し、フォトリフ
レクタの出力値が飽和判別値よりも高い場合には発光素
子の電流を減少させる。
して発光素子の光量を適正化する。すなわち、フィルム
Fがフォトリフレクタと対向した状態においてフォトリ
フレクタの出力値と、閾値とを比較し、フォトリフレク
タの出力値が所定の閾値よりも低い場合には発光素子の
電流を増加させる。また、フォトリフレクタの出力が飽
和領域にあるか否かを判別する飽和判別値を設け、フィ
ルムがフォトリフレクタと対向した状態でのフォトリフ
レクタの出力値と、飽和判別値とを比較し、フォトリフ
レクタの出力値が飽和判別値よりも高い場合には発光素
子の電流を減少させる。
【0064】このように、発光素子の電流を調整するこ
とにより、あらかじめ定められた閾値をフィルムFの有
無に応じたフォトリフレクタの出力値の変動範囲内に包
含することができるので、パーフォレーション12が確
実に検出される。
とにより、あらかじめ定められた閾値をフィルムFの有
無に応じたフォトリフレクタの出力値の変動範囲内に包
含することができるので、パーフォレーション12が確
実に検出される。
【0065】第2の実施の形態のカメラは請求項4〜7
に記載のカメラに対応し、第2の実施の形態のCPU1
が請求項の判定手段に、フォトセンサ回路6が請求項の
調整手段に、それぞれ対応する。
に記載のカメラに対応し、第2の実施の形態のCPU1
が請求項の判定手段に、フォトセンサ回路6が請求項の
調整手段に、それぞれ対応する。
【0066】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、フィル
ムが無い状態での受光素子の出力値を閾値よりも高く
し、かつこの状態での出力値を飽和領域に到達させない
ように発光素子の光量を調整するので、受光素子の出力
値と閾値との比較に基づいてフィルムの有無(パーフォ
レーション)を確実に検出できる。請求項4に記載の発
明によれば、フィルムが有る状態での受光素子の出力値
を閾値よりも高くし、かつこの状態での出力値を飽和領
域に到達させないように発光素子の光量を調整するの
で、受光素子の出力値と閾値との比較に基づいてフィル
ムの有無(パーフォレーション)を確実に検出できる。
ムが無い状態での受光素子の出力値を閾値よりも高く
し、かつこの状態での出力値を飽和領域に到達させない
ように発光素子の光量を調整するので、受光素子の出力
値と閾値との比較に基づいてフィルムの有無(パーフォ
レーション)を確実に検出できる。請求項4に記載の発
明によれば、フィルムが有る状態での受光素子の出力値
を閾値よりも高くし、かつこの状態での出力値を飽和領
域に到達させないように発光素子の光量を調整するの
で、受光素子の出力値と閾値との比較に基づいてフィル
ムの有無(パーフォレーション)を確実に検出できる。
【図1】本発明によるカメラの第1の実施の形態を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図2】第1の実施の形態のカメラに使用するフィルム
を示す図。
を示す図。
【図3】第1の実施の形態のカメラのフォトセンサ回路
を示す図。
を示す図。
【図4】フォトセンサの出力値と受光素子の受光量との
関係を示す図。
関係を示す図。
【図5】第1の実施の形態の動作を示すフローチャー
ト。
ト。
【図6】第1の実施の形態の動作を示すフローチャー
ト。
ト。
【図7】第1の実施の形態の動作を示すフローチャー
ト。
ト。
【図8】第1の実施の形態の動作を示すフローチャー
ト。
ト。
【図9】第1の実施の形態の動作を示すフローチャー
ト。
ト。
【図10】発光素子の光量が適正な場合のフォトセンサ
の出力値を示す図。
の出力値を示す図。
【図11】発光素子の光量が過大な場合のフォトセンサ
の出力値変化を示す図。
の出力値変化を示す図。
【図12】発光素子の光量が過小な場合のフォトセンサ
の出力値変化を示す図。
の出力値変化を示す図。
1 CPU 6 フォトセンサ回路 15 フォトセンサ 15a 発光素子 15b 受光素子 F フィルム
Claims (7)
- 【請求項1】 給送されるフィルムに向けて投光する発
光素子と、 前記フィルムを透過した前記発光素子からの光を受光し
て出力信号に変換する受光素子と、 所定の閾値よりも前記受光素子の信号の出力値が高けれ
ばフィルムが無いものと判定し、前記閾値よりも前記出
力値が低ければフィルムが有るものと判定する判定手段
と、 前記フィルムが無い状態での前記出力値を前記閾値より
も高くし、かつ前記フィルムが無い状態での前記出力値
を飽和領域に到達させないように前記発光素子の光量を
調整する調整手段と、を備えることを特徴とするフィル
ム検出装置付きカメラ。 - 【請求項2】 前記調整手段は、前記フィルムが無い状
態での前記受光素子の出力値と前記閾値とを比較し、前
記出力値が前記閾値よりも小さい場合には前記発光素子
の光量を増加させることを特徴とする請求項1に記載の
フィルム検出装置付きカメラ。 - 【請求項3】 前記調整手段は、前記受光素子の出力値
が飽和領域に到達しているか否かを判別するために前記
受光素子の出力値と比較される判別値と、前記フィルム
が無い状態での前記受光素子の出力値とを比較し、前記
出力値が前記判別値よりも大きい場合には前記発光素子
の光量を減少させることを特徴とする請求項1または2
に記載のフィルム検出装置付きカメラ。 - 【請求項4】 給送されるフィルムに向けて投光する発
光素子と、 前記フィルムにより反射された前記発光素子からの光を
受光して出力信号に変換する受光素子と、 所定の閾値よりも前記受光素子の前記信号の出力値が低
ければフィルムが無いものと判定し、前記閾値よりも前
記出力値が高ければフィルムが有るものと判定する判定
手段と、 前記フィルムが有る状態での前記出力値を前記閾値より
も高くし、かつ前記フィルムが有る状態での前記出力値
を飽和領域に到達させないように前記発光素子の光量を
調整する調整手段と、を備えることを特徴とするフィル
ム検出装置付きカメラ。 - 【請求項5】 前記調整手段は、前記フィルムが有る状
態での前記受光素子の出力値と前記閾値とを比較し、前
記出力値が前記閾値よりも小さい場合には前記発光素子
の光量を増加させることを特徴とする請求項4に記載の
フィルム検出装置付きカメラ。 - 【請求項6】 前記調整手段は、前記受光素子の出力値
が飽和領域に到達しているか否かを判別するために受光
素子の出力値と比較される判別値と、前記フィルムが有
る状態での前記受光素子の出力値とを比較し、前記出力
値が前記判別値よりも大きい場合には前記発光素子の光
量を減少させることを特徴とする請求項4または5に記
載のフィルム検出装置付きカメラ。 - 【請求項7】 前記調整手段は、前記発光素子に供給す
る電流を増減して前記発光素子の光量を調整することを
特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のフィル
ム検出装置付きカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8184969A JPH1031252A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | フィルム検出装置付きカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8184969A JPH1031252A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | フィルム検出装置付きカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1031252A true JPH1031252A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16162530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8184969A Pending JPH1031252A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | フィルム検出装置付きカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1031252A (ja) |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP8184969A patent/JPH1031252A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5527630A (en) | Battery check apparatus | |
JPH0277056A (ja) | カメラのフィルム給送制御装置 | |
JPH1031252A (ja) | フィルム検出装置付きカメラ | |
JPH1031253A (ja) | フィルム検出装置付きカメラ | |
US5239334A (en) | Camera | |
US6233405B1 (en) | Camera and film cartridge display setting apparatus | |
JP4347924B2 (ja) | ファインダ内表示装置 | |
JP3709243B2 (ja) | カメラ | |
JP2501571Y2 (ja) | バリヤ付カメラ | |
JP3184032B2 (ja) | カメラのフィルム給送制御装置 | |
JP2001005058A (ja) | ストロボ発光制御方法及び装置並びにカメラ | |
JPH0538339Y2 (ja) | ||
JPH0664287B2 (ja) | トリミング撮影が可能なカメラ | |
JPH06194723A (ja) | カメラ | |
JPH07114091A (ja) | カメラ | |
JP2000231143A (ja) | ストロボ発光制御装置 | |
JPH075522A (ja) | カメラ | |
JPH09230413A (ja) | 光学機器 | |
JPH09127598A (ja) | カメラ | |
JPH07333698A (ja) | カメラの電源電圧検出装置 | |
JPH07140543A (ja) | データ写し込み機能付カメラ | |
JPH08328077A (ja) | カメラの表示装置 | |
JP2003084342A (ja) | カメラ | |
JPH09197511A (ja) | フィルム給送装置およびこれを備えたカメラ | |
US20060216005A1 (en) | Lens-fitted photographic film unit |