JPH075522A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH075522A
JPH075522A JP5171113A JP17111393A JPH075522A JP H075522 A JPH075522 A JP H075522A JP 5171113 A JP5171113 A JP 5171113A JP 17111393 A JP17111393 A JP 17111393A JP H075522 A JPH075522 A JP H075522A
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JP
Japan
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shutter
film
recording medium
light
camera
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Pending
Application number
JP5171113A
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English (en)
Inventor
Masanori Hasuda
雅徳 蓮田
Akira Katayama
彰 片山
Yukio Uemura
幸生 植村
Tetsuro Goto
哲朗 後藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタ羽根の走行状態検出手段を備えたカ
メラにおいて、赤外線フィルムを感光させてしまう事故
を防ぐ。 【構成】 記録媒体への露光時間を制限するシャッタ手
段と、シャッタ手段が記録媒体へ露光を行う時間を計測
するシャッタ計測手段と、記録媒体が赤外線感光媒体で
あるか否かを識別する識別手段と、識別手段が赤外線感
光媒体であることを識別すると、シャッタ計測手段の作
動を禁止する禁止手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッタの走行状態検
出装置を有するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラにおいては被写体から
の光束をレンズの絞りにて制限し、さらにフィルムの露
光時間を機械的なシャッタで制限している。一眼レフカ
メラに使用されているシャッタは基本的に先幕と後幕に
よる2枚の幕から成り、露光前にはいわゆる先幕がフィ
ルム画面を覆っている。
【0003】シャッタボタンの押圧操作によってまず先
幕が画面から退避してフィルム画面への露光が開始され
る。所定時間経過後に、後幕がフィルム画面を覆うよう
に作動する。各幕の走行は機械的に付勢されたバネ力に
て行われ、走行の開始は各幕の係止を解除することで行
われる。
【0004】過去においてはこれらの作動が純機械的に
制御されていたが、近年は電気的な制御が多く用いられ
るようになった。先幕および後幕の走行そのものは従来
同様にバネ力が用いられているが、走行の開始は幕を係
止する電磁石への通電によって制御されるようになっい
る。
【0005】一方近年は、1/8000秒などシャッタ
の高速化が重要な仕様になりつつあると共にストロボの
使用が多くなり、明るい環境での作画が可能なようにス
トロボ同調速度の高速化が必要となっている。
【0006】この目的のためには、前述のバネ力を高め
て各幕の走行速度(以下幕速と称する)を飛躍的に速く
せざるを得ず、かつ先幕および後幕の形成するスリット
幅も狭くなるように制御しなくてはならない。そのため
に1/8000秒を超える高速秒時の場合には、電磁石
の通電タイミングを正確に制御しても、電磁石に対する
係止機構の離脱速度や、バネも含めた機械走行系の有す
るばらつきなどのため、所望のシャッタ秒時が得られな
い可能性がある。さらにこの様な現象はフィルムを現像
して初めて発見されるので、シャッタにシャッタ羽根の
走行状態検出手段を設けてシャッタ秒時の検査ができる
ように構成し、撮影中でもシャッタ秒時の検査ができる
シャッタ計測装置を有するカメラが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
ャッタ羽根の走行状態検出手段は赤外線(波長920n
m付近)を使用しているため、そして検出手段がシャッ
タアパーチャに近い位置に配置されているため、その赤
外線が露光可能状態に装填されたフィルムを感光させて
しまうという問題があった。
【0008】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、シャッタ羽根の走行状態検出手段を備えたカメ
ラにおいて、赤外線フィルムを感光させてしまう事故を
防ぐことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、第1発明によるカメラは、記録媒体への露光時間を
制限するシャッタ手段と、シャッタ手段が記録媒体へ露
光を行う時間を計測するシャッタ計測手段と、記録媒体
が赤外線感光媒体であるか否かを識別する識別手段と、
識別手段が赤外線感光媒体であることを識別すると、シ
ャッタ計測手段の作動を禁止する禁止手段とを設けるよ
うに構成されている。
【0010】第2発明によるカメラは、記録媒体への露
光時間を制限するシャッタ手段と、光を発光する発光手
段、および発光を受光する受光手段を備え、シャッタ手
段が記録媒体へ露光を行う時間を計測するシャッタ計測
手段と、記録手段の種類を検出する種類検出手段と、種
類検出手段の検出結果に応じて、発光手段の発光光量お
よび/または受光手段の受光感度を制御する制御手段と
を設けるように構成されている。
【0011】第3発明によるカメラは、記録媒体への露
光時間を制限するシャッタ手段と、光を発光する発光手
段、および発光を受光する受光手段を備え、シャッタ手
段が記録媒体へ露光を行う時間を計測するシャッタ計測
手段と、記録媒体の種類を検出する種類検出手段と、種
類検出手段の検出結果に応じて、発光手段の発光波長域
を制御する波長域制御手段とを設けるように構成されて
いる。
【0012】
【作用】上記構成のカメラにおいては、識別手段が赤外
線感光媒体であることを識別するとシャッタ計測手段の
作動を禁止する禁止手段を設けることで、赤外線フィル
ムが使用されている場合にシャッタ羽根の走行状態検出
手段を作動させないようにしたので、赤外線フィルムを
感光させる事がない。
【0013】また、赤外線フィルムが装填されている場
合でも、発光波長や発光量を制御することでシャッタ羽
根の走行状態を検出することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1は、本発明によるカメラの第1実施例
を示すブロック結線図である。
【0016】図1において、裏蓋4は開放した状態であ
り、不図示のフィルムパトローネはパトローネ室5に装
填され、パトローネから引き出されたフィルムはアパー
チャ6の前面を通過して、スプール7に巻き付けられ
る。裏蓋4の内側に設けられた圧板9は不図示のフィル
ムをアパーチャ6に押し付けて平面性を保つ作用をす
る。
【0017】27は装填されたフィルムパトローネ側面
に付与されたコード信号を読み取るフィルム感度検出手
段である。29はフィルムがカメラ1に装填されている
か否かを検出するフィルム在否検出スイッチである。
【0018】アパーチャ6の内側に設けられたシャッタ
8は、図中に波線で示したアパーチャ6よりよりやや広
い範囲を覆っており、レンズ2を介した被写体光をフィ
ルム画面上に所定時間導く。
【0019】撮影者は、レンズ2を通過した被写体の状
況をファインダ3から視認し、レリーズボタン10を押
すことで露光の開始を指令する。露光モードや各種条件
は、表示手段12で確認できる。表示手段12内には後
述するLCD(液晶)34が内蔵されている。複数の設
定ボタン11は、カメラ1の作動モードや各種条件など
を任意に設定するための操作ボタンであり、表示手段1
2上の文字などを確認しながら操作を行う。
【0020】図2(a)および(b)は図1のA−A線
断面であり、フィルム在否検出部材29をより詳しく説
明した部分断面図である。
【0021】図2(a)に示したように、カメラ1にフ
ィルムが装填されていない場合は接片29aが開放され
る。図2(b)に示したように、カメラ1にフィルムが
装填されるとフィルムの巻取りの張力によりフィルム在
否検出部材29が押されて、接片29aおよび29bが
導通し、その状態の変化によりフィルムの存否を検出す
る。
【0022】図3は図1のB−B線断面で、フィルム感
度検出手段27をより詳しく説明した部分断面図であ
る。フィルムパトローネがパトローネ室5に装填され、
裏蓋4が閉じられた状態を示している。
【0023】カメラ1に固着された接点ブロック44に
接点ピン42が挿入され、さらに接点ブロック44には
プリント板45が接点ピン42の反対側に取り付けられ
ている。接点ピン42とプリント板45との間に配置さ
れた接点ばね43によって、接点ピン42がパトローネ
の側面に付与されたパトローネ信号部46に押し付けら
れている。またプリント板45の表面45aには不図示
の導通部(パターン)が形成されていて、このパターン
と接点ピン42は接点ばね43によって電気的に導通し
ている。
【0024】このように構成された接点が、図1に示し
たように複数個並んで配置されており、パトローネ信号
部46に形成されたコード信号を読み取るように構成さ
れている。コード信号が付与されていないパトローネ
(赤外線フィルム)を装填した場合には、接点ピン42
は所定のコード信号(例えば”0000”)を読み取る
ので、記録媒体が赤外線感光媒体であることを検出する
ことができる。なお、パトローネが装填されていない場
合にも、接点ピン42は所定のコード信号(例えば”0
000”)を読み取るので、このフィルム感度検出手段
27は、記録媒体が赤外線感光媒体である場合と、パト
ローネが装填されていない場合とを判別することはでき
ない。
【0025】図4は、本発明によるカメラの第1実施例
を示すブロック結線図である。
【0026】本回路は、電池25を電源とし、中枢の制
御はCPU32が実行する。CPU32への入力信号は
下記の通りである。
【0027】測光手段26は被写体を複数に分割した各
部分における明るさを測定するセンサ手段であり、複数
の測光値をCPU32に供給する。フィルム感度検出手
段27は、上述したようにしてフィルムパトローネ側面
に付与されたコード信号を読み取り、フィルム感度情報
をCPU32に供給する。スイッチ検出手段28は前述
のレリーズボタン10および設定ボタン11に連動した
スイッチを含む手動操作スイッチおよびフィルム在否検
出部材29であり、カメラのシーケンス状態を検出する
ためのタイミングスイッチなどを含む。スイッチ検出手
段28からは、カメラの状態情報がCPU32に供給さ
れる。
【0028】CPU32は、ドライバ手段33を経由し
て次の駆動制御を行う。
【0029】LCD34を駆動して、露光および作動モ
ード設定に関する情報や、警告表示などを表示させる。
シャッタ8、詳しくは先幕マグネットおよび後幕マグネ
ットの作動時間の間隔、即ち露光時間を制御する。レン
ズ2内の絞り35を駆動して通過光量を制御する。
【0030】また、CPU32はモータ36を駆動し
て、シャッタ駆動ばねの付勢動作と、フィルムの巻上げ
巻き戻し給送と、ミラーや絞りのチャージなどを駆動制
御する。
【0031】更に、CPU32は、シャッタ幕走行検出
手段37を制御する。詳しくは後述するが、発光ダイオ
ード38を点灯させ、フォトトランジスタ39から発生
する信号を受け取る。
【0032】図5は、前述したシャッタ8の斜視図であ
る。基板13とカバー板14は、ほぼ平行に所定間隔を
もって配置されており、それらの間に羽根室15が形成
されている。基板13には、カメラ1のアパーチャ6と
ほぼ等しい位置に、露光のための開口部13aがあけら
れており、また図示されていないがカバー板14にもほ
ぼ同位置に開口部があけられている。16はシャッタ羽
根のばねなどを含む駆動機構であり、電磁石などを含む
秒時制御のためのシャッタ機構部である。シャッタ機構
部16には、駆動機構をチャージするためのチャージ機
構などが含まれている。開口部13aを挟んでシャッタ
機構部16と反対側には、シャッタ幕走行検出手段37
が基板13上に取り付けられている。
【0033】図6は、図5のC−C線断面図である。羽
根室15には先羽根群17および後羽根群21が開口部
13a(図5)を覆う位置と開放する位置との間を移動
可能に配置されている。シャッタ幕走行検出手段37
は、発光ダイオード38およぴフォトトランジスタ39
を有し、シャッタ幕走行検出手段37の前面の基板13
に開けられた検出穴13bより先羽根群17及び後羽根
群21を検出する。即ち、発光ダイオード38からの光
は、先羽根群17あるいは後羽根群21がその位置に存
在すると、それらの先羽根群17または21で反射され
た後にフォトトランジスタ39に入射するが、それらの
羽根が存在しない場合には、フォトトランジスタ39へ
の入射光はなくなる。これにより、シャッタ幕走行検出
手段37は先羽根群17および後羽根群21の検出をし
ている。
【0034】露出を開始するために図6の状態の先羽根
群17が開口部13aを覆った位置から開放する位置へ
と駆動されて、そのスリット形成羽根17aのスリット
エッジ17bがシャッタ幕走行検出手段37の位置まで
来るとフォトトランジスタ39の出力が低レベルから高
レベルに反転し、そして露出を終了するために後羽根群
21が開口部13aを開放した位置から覆った位置へと
駆動されて、そのスリット形成羽根21aのスリットエ
ッジ21bがシャッタ幕走行検出手段37の位置まで来
るとフォトトランジスタ39の出力が高レベルから低レ
ベルに反転する。
【0035】なお、図5に示したように検出手段は開口
部13aの近傍に配置されているので、発光ダイオード
38からの光はその一部が装填されたフィルムにとどい
てしまう。
【0036】図7は、上述したシャッタ8の動作を示す
タイミングチャートであり、先幕制御用のマグネットお
よび後幕制御用のマグネットのオンオフタイミングと、
先幕および後幕の走行状態と、フォトトランジスタ39
の検出信号を示している。
【0037】レリーズボタン10(図1)を押すと、先
幕マグネットおよび後幕マグネットが通電されてオンと
なり、先幕および後幕の電気的な係止を開始する。レリ
ーズボタン10を押圧する以前は機械的に係止が行われ
ていたのを、ここで切り換えるのである。
【0038】その後の撮影においては、不図示の機構動
作によって、まずレンズ2の絞り制御が実行され、撮影
光路中の反射ミラー(図示せず)の上昇が実行される。
【0039】次に先幕マグネットがオフされる。これに
よって先羽根群17のスリット形成羽根17aのスリッ
トエッジ17bが走行曲線40で示したように走行す
る。ここでFで示した範囲はアパーチャ6の縦開口部を
示す。先幕マグネットをオフしてからtf時間経過後
に、先羽根群17のスリットエッジ17bがシャッタ幕
走行検出手段37の前面を通過した時に、フォトトラン
ジスタ39の出力が反転する。
【0040】先幕マグネットがオフされてから、あらか
じめ設定されていた露光時間であるT時間経過後に、後
幕マグネットがオフされる。これによって後羽根群21
のスリット形成羽根21aのスリットエッジ21bが走
行曲線41で示したように走行する。この時も後幕マグ
ネットをオフしてからtr時間経過後、後羽根群21の
スリットエッジ21bがシャッタ幕走行検出手段37の
前面を通過した時に、フォトトランジスタ39の出力が
反転する。
【0041】以上のようにして得られたフォトトランジ
スタ39の反転タイミングの立ち上がりから立ち下がり
までの時間tを計時すれば、真の露光時間がtであった
事を知る事ができる。
【0042】露光制御回路(図示せず)が露出時間Tを
正しく計時して先幕マグネットおよび後幕マグネットを
正しいタイミングで駆動しても、フォトトランジスタ3
9から得られた制御時間tが露出時間Tと異なった場合
には、機械系に誤動作があったと判断できるのである。
【0043】さらにこの時間tfおよびtrをそれぞれ
計時すると、先幕および後幕の走行時間(幕速)を把握
する事ができる。時間tfおよびtrが標準値より長い
場合には幕走行が遅く、逆に標準値より短い場合には幕
走行が速すぎると判断でき、露光むらの判断も可能であ
る。
【0044】表1は、フィルム感度検出手段27とフィ
ルム在否検出部材29の検出状態の組み合わせ表であ
る。フィルム感度検出手段27の”有”はコード信号が
付与されたパトローネが装填されてフィルム感度情報を
読み取ることができる状態、”無”はパトローネが装填
されていないかコード信号が付与されていないパトロー
ネ(赤外線フィルム)が装填されて、フィルム感度情報
が無い状態、即ち上述した所定のコード信号”000
0”の状態を表し、一方フィルム在否検出部材29の”
有”とはフィルム在否検出部材29が導通しフィルムが
パトローネより引き出され露光可能状態に装填されてい
る状態、”無”はフィルム在否検出部材29が非導通で
フィルムが装填されていない状態を示す。
【0045】可視光域(通常は波長400nm〜700
nm)に感度を持つ市販の一般撮影用フィルムは、その
パトローネの側面にコード信号が付与されている。赤外
域(通常は波長700nm以上)に感度を持った赤外線
フィルムは、そのパトローネの側面にコード信号は付与
されておらず、絶縁塗装面で覆われている。従って、フ
ィルム感度検出手段27は、上述した所定のコード信
号”0000”を検出することになる。このようにコー
ド信号を付与しない理由は、カメラ1の測光手段26の
感度範囲が可視光域に設定され、赤外域には感度が無く
測光不可能であるため、赤外線フィルムのパトローネに
コード信号を付与しても全く無意味なものになってしま
うためである。このことは本発明のカメラだけではなく
他の一般のカメラにもあてはまることである。また一般
撮影用のフィルムは発光ダイオード38の光(赤外光で
波長920nm付近の光)が当たってもその赤外光に感
度が無いため感光しないが、赤外線フィルムはその赤外
光に感度があるため感光してしまう。
【表1】
【0062】以下に表1について説明する。
【0063】Case1は、一般撮影用フィルムのパト
ローネが装填されかつフィルムも装填されている状態で
ある。したがって発光ダイオード38を発光させてもフ
ィルムは感光せずシャッタ幕走行検出手段37を作動さ
せることができる。
【0064】Case2は、一般撮影用フィルムのパト
ローネが装填されているがフィルムは装填されていない
状態で、シャッタ幕走行検出手段37を作動させること
ができる。
【0065】Case3は、フィルムが装填されている
状態であることよりパトローネが装填されていない状態
ではなく、赤外線フィルムのパトローネが装填されかつ
赤外線フィルムも装填されている状態である。したがっ
て発光ダイオード38を発光させるとその赤外光が装填
された赤外線フィルムを感光させてしまうので、シャッ
タ幕走行検出手段37を作動させることができない場合
である。
【0066】Case4は、パトローネが装填されてい
ないか赤外線フィルムのパトローネが装填されているが
赤外線フィルムは装填されていない状態である。したが
ってシャッタ幕走行検出手段37を作動させることがで
きる。
【0067】以上のように、Case3の場合のみシャ
ッタ幕走行検出手段37を作動させることができず、そ
の他の場合にはシャッタ幕走行検出手段37を作動させ
ることができる。
【0068】図8は、図4中のCPU32の処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。このルーチンは、給電
が行われている間繰り返し実行される。
【0069】ステップS1において、測光手段26から
の測光信号と、フィルム感度検出手段27からの感度情
報を取り込む。ステップS2において両者を演算し、適
正露光条件であるシャッタ秒時および絞り値を算出す
る。感度情報が無い場合には、撮影者が設定したシャッ
タ秒時および絞り値とする。ステップS3において、以
上で求めた露光条件などをLCD34に表示させる。
【0070】ステップS4において、レリーズボタン1
0が押されたか否かをスイッチ検出手段28を介して判
断する。押されていない場合には、ステップS1に復帰
して上記の処理を繰り返す。レリーズボタンが押されて
いた場合には、ステップS5において、図7で説明した
ようにまず先幕および後幕マグネットをオンにする。
【0071】ステップS6において、不図示の反射ミラ
ーを上昇させ、撮影光路から退避させる。ステップS7
において、絞り35を所定絞り開口となるように制御す
る。ステップS8において、フィルム在否検出部材29
の状態をスイッチ検出手段28を介して検出する。オン
の場合(すなわちフィルムが装填されている場合)には
ステップS9に進み、オフの場合(すなわちフィルムが
装填されていない場合)にはステップS10に進む。
【0072】ステップS8でフィルムが装填されていた
場合には、ステップS9においてフィルム感度検出手段
27から感度情報が取り込まれているか否かを判断す
る。取り込まれている場合にはステップS10に進み、
取り込まれていない場合にはステップS14に進む。
【0073】ステップS8でフィルムが装填されていな
い場合、あるいはステップS9で感度情報が取り込まれ
ていない場合は、ステップS10において、シャッタ幕
走行検出手段37を作動させてシャッタ秒時の検査を行
うことをLCD34に表示する。ステップS11におい
て、シャッタ8を開閉してフィルムへの露光を制御する
シャッタ制御ルーチンとシャッタ幕走行検出手段37に
よるシャッタ幕走行状態検出ルーチンを実行する。なお
シャッタ制御ルーチンとシャッタ幕走行状態検出ルーチ
ンの詳細については、図9および図10と共に後述す
る。
【0074】ステップS12において、シャッタ幕走行
検出手段37により検出された秒時データの評価を行
う。なお秒時データの評価ルーチンの詳細については、
図11と共に後述する。ステップS13において、露光
動作が完了したのでモータ36を正転させて、メカニズ
ムのチャージとフィルムの巻上げを行い、ステップS1
に復帰し上記動作を繰り返す。
【0075】ステップS9においてフィルム感度検出手
段27から感度情報が取り込まれていないと判断した場
合に、ステップS14において、ステップS9で感度情
報が取り込まれていないので、シャッタ幕走行検出手段
37を作動させないことをLCD34に表示する。
【0076】ステップS15において、シャッタ8を開
閉してフィルムへの露光を制御するシャッタ制御ルーチ
ンを実行する。なおシャッタ制御ルーチンの詳細につい
ては図12と共に後述する。ステップS15の終了後は
ステップS13に進み、モータ36を正転させて、メカ
ニズムのチャージとフィルムの巻上げを行い、ステップ
S1に復帰し上記動作を繰り返す。
【0077】図9および図10は、ステップS11にお
けるシャッタ制御ルーチンとシャッタ幕走行状態検出ル
ーチンの詳細を説明するフローチャートである。ステッ
プS21では、ステップS2(図8)で設定されたシャ
ッタ秒時Tを読み出す。ステップS22において、先幕
マグネットへの通電を終了し、先羽根群17の走行を開
始させる。この後はステップS23とステップS27か
らそれぞれ始まる処理を同時に実行する。説明を明確と
するために、本実施例ではシャッタ秒時Tが各羽根群の
走行時間より充分長い場合を例とした。
【0078】ステップS23において、シャッタ秒時T
の計時を開始する。ステップS24において、シャッタ
秒時Tの計時完了を待つ。ステップS25において、シ
ャッタ秒時Tが経過したので後幕マグネットへの通電を
終了し、後羽根群21の走行を開始させる。ステップS
26において、計測時間trの計時を開始する。
【0079】ステップS27において、ステップS23
と同時に計測時間tfの計時を開始する。ステップS2
8において、発光ダイオード38を点灯させる。ステッ
プS29において、先羽根群17のスリットエッジ17
bの通過によるフォトトランジスタ39の出力が反転す
るのを待つ。ステップS30において、計測時間tfの
計時を完了する。ステップS31において、計時時間t
の計時を開始する。
【0080】ステップS32(図10)において、後羽
根群21のスリットエッジ21bの通過によるフォトト
ランジスタ39の出力が反転するのを待つ。ステップS
33において、計時時間tの計時を完了する。ステップ
S34において、計測時間trの計時を完了する。ステ
ップS35において、測定が完了したので発光ダイオー
ド38を消灯し、図8のステップS12に復帰する。
【0081】図11は、秒時データの評価ルーチン(図
8のステップS12)の詳細を説明するフローチャート
である。
【0082】ステップS41において、計時時間tがシ
ャッタ秒時Tに対してあらかじめ定められている許容時
間幅以内であるかを判断する。許容時間幅を逸脱してい
た場合には、ステップS42において秒時警告を行う。
この警告は露光時間が所定値を満足していない旨の告知
である。
【0083】ステップS43において、先羽根群17の
走行時間tfが所定時間幅以内であるか否かを判断す
る。所定時間幅以内と判断したときはステップS43に
進み、所定時間幅を逸脱していると判断したときはステ
ップS45に進む。ステップS45では、先羽根群17
あるいは後羽根群21の走行時間tfあるいはtrのい
ずれかが許容幅を逸脱している旨の幕速警告を行う。
【0084】ステップS44では、後羽根群21の走行
時間trが所定時間幅以内であるか否かを判断する。所
定時間幅以内と判断したときはステップS13(図8)
に復帰し、所定時間幅を逸脱していると判断したときは
ステップS45において、先羽根群17あるいは後羽根
群21の走行時間tfあるいはtrのいずれかが許容幅
を逸脱している旨の幕速警告を行う。
【0085】図12は、シャッタ制御ルーチン(図8の
ステップS15)の詳細を説明するフローチャートであ
り、図9または図10で説明したシャッタ計測ルーチン
の計測機能を省略し、シャッタ秒時制御のみとしたもの
である。
【0086】ステップS51において、ステップS2
(図8)で設定されたシャッタ秒時Tを読み出す。ステ
ップS52において、先幕マグネットへの通電を終了
し、先羽根群17の走行を開始させる。ステップS53
において、シャッタ秒時Tの計時を開始する。ステップ
S54において、シャッタ秒時Tの計時完了を待つ。
【0087】シャッタ秒時Tが経過したときに、ステッ
プS55において、後幕マグネットへの通電を終了し、
後羽根群21の走行を開始させる。その後、図8のステ
ップS13に復帰する。
【0088】ここで表1と図8のカメラの処理ルーチン
との関係を説明する。
【0089】図8で、表1の条件判断を行っているのは
ステップS8およびステップS9である。図8のステッ
プS8でフィルムが装填されているか否かを判断してい
るが、装填されていない場合は表1でCase2または
Case4であるが、前述したようにどちらの場合でも
シャッタ幕走行検出手段37を作動させてシャッタ秒時
の検査を行うことができるのでステップS10に進む。
一方、フィルムが装填されている場合にはステップS9
に進んでCase1であるかCase3であるかの判断
を行う。
【0090】ステップS9で感度情報が取り込まれてい
ればCase1であり、この場合はシャッタ幕走行検出
手段37を作動させてシャッタ秒時の検査を行えるので
ステップS10に進む。一方、感度情報が取り込まれて
いなければCase3であり、この場合はステップS1
3に進んで検出手段は作動させずシャッタのみ作動させ
て露光制御を行う。
【0091】図13は、本発明の第2実施例であり、シ
ャッタ幕走行検出手段37の発光受光に関係する部分の
回路図を示ししている。この第2実施例は赤外線フィル
ムが装填されている場合には、シャッタ幕走行検出手段
37の発光ダイオード38の発光の光量を減少させ、か
つフォトトランジスタ39の受光感度を上げて赤外線フ
ィルムへの感光を防ぐと共に、計測を可能に構成したも
のである。なお、カメラ1の構成は第1実施例と同様で
ある。
【0092】図13において、R1〜R7は抵抗、Q1〜
Q3はトランジスタである。CPU32は抵抗R1〜R3
を通してそれぞれ対応するトランジスタQ1〜Q3のベー
スを灰レベルにすることによってトランジスタQ1〜Q3
はそれぞれオンする。即ち、トランジスタのコレクタと
エミッタ間が導通状態となる。またトランジスタQ1〜
Q3のベースをローレベルにすることによって、トラン
ジスタQ1〜Q3がオフ、即ちコレクタとエミッタ間が非
導通状態となるように構成されている。
【0093】表2は、第2実施例での通常フィルム(フ
ィルムが装填されていない場合も含む)と赤外線フィル
ムの場合のトランジスタQ1〜Q3のオンオフ関係を示し
ている。
【表2】
【0101】通常フィルムの場合は、Q1がオフ、Q2が
オンであるので発光ダイオード38を通る電流は抵抗R
4のみを通るが、赤外線フィルムの場合はQ1がオン、Q
2がオフであるので、発光ダイオード38を通る電流は
抵抗R4およびR5を通る。従って、赤外線フィルムの場
合には電流が減少し、発光ダイオード38の発光光量が
減少する。一方、通常フィルムの場合、Q3がオンであ
るのでD点は接地に対して抵抗R6のみであるが、赤外
線フィルムの場合はQ3がオフであるのでD点は接地に
対して抵抗R6+R7となる。従って、赤外線フィルムの
場合にはトランジスタ39の出力電流に対してD点の電
位が通常フィルムの場合より高くなり、受光感度が上が
るように構成されている。
【0102】図14は、第2実施例に対応したフローチ
ャートである。図8で示したフローチャートに対してス
テップS15の次にステップS56を追加したものであ
り、その他は同様の構成になっている。なお、ステップ
S56はステップS12と同様に図11に示した評価ル
ーチンを実行する。またステップS15のシャッタルー
チンは図9および図10に示したシャッタルーチンを実
行するが表2の赤外線フィルムの場合のオンオフ状態に
トランジスタQ1〜Q3を設定する。一方、ステップS1
1のシャッタルーチンの場合は表2の通常フィルムの場
合のオンオフ関係にトランジスタQ1〜Q3を設定する。
【0103】以上のように構成することにより、通常フ
ィルムおよび赤外線フィルムの場合共に同様の動作とな
るが、赤外線フィルムが装填されている場合には発光ダ
イオード38の発光光量が減少し、フォトトランジスタ
39の受光感度が上がるようになっている。
【0104】図15は、本発明の第3実施例を示す回路
図であり、シャッタ幕走行検出手段37の発光部に発光
波長の異なる2つの発光ダイオード38aおよび38b
を備えた構成になっている。この第3実施例は例えば発
光ダイオード38aは赤外域に発光波長があり発光ダイ
オード38bは可視光域に波長があり、赤外線フィルム
が装填されている場合には発光ダイオード38bを発光
させ、その他の場合には発光ダイオード38aを発光さ
せ、少なくとも装填されているフィルムの感光波長と発
光ダイオードの発光波長とを異ならせてフィルムへの感
光を防止するものである。なお、カメラ1の構成は第1
実施例と同様である。
【0105】図15において、R8〜R12は抵抗、Q4お
よびQ5はトランジスタである。CPU32は抵抗R8を
介してトランジスタQ4のベースを、また抵抗R9を通し
てトランジスタR5のベースをそれぞれハイレベルにす
ることによって、トランジスタQ4およびQ5はオン、即
ちトランジスタのコレクタ・エミッタ間が導通状態とな
り、またトランジスタQ4およびQ5のベースをローレベ
ルにすることによりトランジスタQ4およびQ5はオフ、
即ちコレクタ・エミッタ間が非導通状態となるように構
成されている。
【0106】表3は、第3実施例での通常フィルム(フ
ィルムが装填されていない場合も含む)と赤外線フィル
ムの場合のトランジスタQ4およびQ5のオンオフ関係を
示している。
【表3】
【0114】通常フィルムの場合はトランジスタQ4が
オン、トランジスタQ5がオフであるので、発光ダイオ
ード38aが点灯して発光ダイオード38bが消灯し、
赤外域の発光波長となる。一方、赤外線フィルムの場合
はトランジスタQ4がオフ、トランジスタQ5がオンであ
るので、発光ダイオード38aが消灯して発光ダイオー
ド38bが点灯し、可視光域の発光波長となる。
【0115】この第3実施例の動作は、図14のフロー
チャートを適用することができる。ただし、ステップS
11のシャッタルーチン実行の際には表3の通常フィル
ムのオンオフ関係にトランジスタQ4およびQ5を設定
し、ステップS15のシャッタールーチン実行の際には
表3の赤外フィルムのオンオフ関係にトランジスタQ4
およびQ5を設定する。
【0116】以上のように構成することにより、少なく
とも装填されたフィルムの感光域と発光ダイオードの発
光波長域を異ならせることができ、フィルムの感光を防
止できる。
【0117】なお、上記のような発光波長域を変化させ
る他の方法も適用できる。例えば、赤外域と可視光域に
それぞれ透過波長域を持ったバンドパスフィルターを用
いて装填されたフィルムに応じてそのフィルターを切り
替えるように構成することも可能である。
【0118】
【発明の効果】以上のように、本発明のカメラによれ
ば、識別手段が赤外線感光媒体であることを識別すると
シャッタ計測手段の作動を禁止する禁止手段を設けるこ
とで、赤外線フィルムが使用されている場合にシャッタ
羽根の走行状態検出手段を作動させないようにしたの
で、赤外線フィルムを感光させてしまう事故を防ぐこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの第1実施例を示す斜視図
である。
【図2】本発明によるカメラの第1実施例を示す部分断
面図である。
【図3】本発明によるカメラの第1実施例を示す部分断
面図である。
【図4】本発明によるカメラの第1実施例を示すブロッ
ク結線図である。
【図5】本発明によるカメラの第1実施例を示す斜視図
である。
【図6】本発明によるカメラの第1実施例を示す断面図
である。
【図7】本発明によるカメラの第1実施例を示すタイミ
ングチャートである。
【図8】本発明によるカメラの第1実施例を示すタイミ
ングチャートである。
【図9】本発明によるカメラの第1実施例を示すタイミ
ングチャートである。
【図10】本発明によるカメラの第1実施例を示すタイ
ミングチャートである。
【図11】本発明によるカメラの第1実施例を示すタイ
ミングチャートである。
【図12】本発明によるカメラの第1実施例を示すタイ
ミングチャートである。
【図13】本発明によるカメラの第2実施例を示す回路
図である。
【図14】本発明によるカメラの第2実施例を示すフロ
ーチャートである。
【図15】本発明によるカメラの第3実施例を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 カメラ 5 パトローネ室 8 シャッタ 16 シャッタ機構部 17 先羽根群 17a スリット形成羽根 17b スリットエッジ 21 後羽根群 21a スリット形成羽根 21b スリットエッジ 26 測光手段 27 フィルム感度検出手段 28 スイッチ検出手段 29 フィルム在否検出部材 37 シャッタ幕走行検出手段 38 発光ダイオード 39 フォトトランジスタ 46 パトローネ信号部
フロントページの続き (72)発明者 後藤 哲朗 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体への露光時間を制限するシャッタ
    手段と、 前記シャッタ手段が前記記録媒体へ露光を行う時間を計
    測するシャッタ計測手段と、 前記記録媒体が赤外線感光媒体であるか否かを識別する
    識別手段と、 前記識別手段が前記赤外線感光媒体であることを識別す
    ると、前記シャッタ計測手段の作動を禁止する禁止手段
    とを有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】前記識別手段は、前記記録媒体から感度情
    報を検出可能か否かを判別する手段であり、前記感度情
    報を検出不可能ならば、前記記録媒体を前記赤外線感光
    媒体であると識別することを特徴とする請求項1に記載
    のカメラ。
  3. 【請求項3】前記記録媒体が露光可能な位置にあるか否
    かを識別する位置識別手段と、 前記位置識別手段により前記露光可能な位置にあること
    が検出されると、前記禁止手段を作動せしめ、該露光可
    能な位置にないことが検出されると、該禁止手段を不作
    動にする制御手段とを更に有することを特徴とする請求
    項1に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】記録媒体への露光時間を制限するシャッタ
    手段と、 光を発光する発光手段、および該発光を受光する受光手
    段を備え、前記シャッタ手段が前記記録媒体へ露光を行
    う時間を計測するシャッタ計測手段と、 前記記録手段の種類を検出する種類検出手段と、 前記種類検出手段の検出結果に応じて、前記発光手段の
    発光光量および/または前記受光手段の受光感度を制御
    する制御手段とを有することを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】前記種類検出手段は、前記記録媒体が赤外
    線感光媒体であるか否かを識別する識別手段であり、 前記識別手段により、前記記録媒体は赤外線感光媒体で
    あることが識別されると、前記制御手段は、前記発光光
    量を減少せしめることを特徴とする請求項4に記載のカ
    メラ。
  6. 【請求項6】前記種類検出手段は、前記記録媒体が赤外
    線感光媒体であるか否かを識別する識別手段であり、 前記識別手段により、前記記録媒体は赤外線感光媒体で
    あることが識別されると、前記制御手段は、前記受光感
    度を上昇せしめることを特徴とする請求項4に記載のカ
    メラ。
  7. 【請求項7】記録媒体への露光時間を制限するシャッタ
    手段と、 光を発光する発光手段、および前記発光を受光する受光
    手段を備え、前記シャッタ手段が前記記録媒体へ露光を
    行う時間を計測するシャッタ計測手段と、 前記記録媒体の種類を検出する種類検出手段と、 前記種類検出手段の検出結果に応じて、前記発光手段の
    発光波長域を制御する波長域制御手段とを有することを
    特徴とするカメラ。
  8. 【請求項8】前記発光手段は、異なる波長域の光を発光
    する複数の発光部から成り、 前記波長制御手段は、前記種類検出手段の検出結果に応
    じて、前記複数の発光部の中から1つの発光部を選択し
    て発光せしめることを特徴とする請求項7に記載のカメ
    ラ。
  9. 【請求項9】異なる透過波長域を持つ複数のフィルター
    手段を更に有し、 前記波長域制御手段は、前記種類検出手段の検出結果に
    応じて、前記複数のフィルター手段の中から1つのフィ
    ルター手段を選択し、前記発光手段と受光手段の間に設
    置せしめることを特徴とする請求項7に記載のカメラ。
  10. 【請求項10】前記種類検出手段は、前記記録媒体の感
    光波長域を検出する手段であり、 前記波長制御手段は、前記発光波長域を、前記感光波長
    域と異ならしめるように制御することを特徴とする請求
    項7に記載のカメラ。
JP5171113A 1993-06-17 1993-06-17 カメラ Pending JPH075522A (ja)

Priority Applications (2)

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JP5171113A JPH075522A (ja) 1993-06-17 1993-06-17 カメラ
US08/258,727 US5557359A (en) 1993-06-17 1994-06-13 Camera including shutter control and method

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100354429B1 (ko) * 1999-12-08 2002-09-30 삼성테크윈 주식회사 적외선 필름 사용이 가능한 카메라 및 그 제어 방법
CN102656988A (zh) * 2011-07-12 2012-09-12 宁波大叶园林设备有限公司 函数波刀片自离合骑乘割草机

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